Mountain - Climbing!

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 昔から音だけを聴いていて、最近の時代になってアレコレと発掘DVDがリリースされたからつい昔自分が大好きだったバンドのDVDを発見して、そこで手に取って正に何十年もの夢が叶う瞬間ってのを経験したことは皆レベル差はあるだろうけど、感じたことあるでしょ?たまたま先日飲んでいた仲間がとあるDVDを貸してくれて、その時に言ってた事が「動いているのを見たかったんだけど見たらがっかりした…、そんなバンド初めてかもしれん…。」と。まぁ、そりゃオリジナルメンバーでもなく時代も80年代半ばの頃の「Live in Paris 1985」なので難しいでしょう…と。どこかからかリリースされた発掘ものらしいけど、やっぱりオフィシャルリリースってのはアーティストも納得した形で、ファンの夢を崩さないように配慮してリリースしてもらいたいものだ。

勝利への登攀 ナンタケット・スレイライド

 それはそれとして、そのマウンテンのバンド名義で1970年にリリースされた最初のアルバムが「勝利への登攀」。今でも名盤の誉れ高いマウンテンの各アルバムだけど、中でもバンド名義での最初の作品として名を馳せている「勝利への登攀」。全曲傑作とは言わないが、かなり名曲ばかりを揃えた作品で、それはフェリックス・パパラルディがクリームのプロデュースをした経験からってのもあるだろう。また、その影響を受けてのバンド結成&アルバムリリース&超絶ギタリスト、レスリー・ウェストの発掘という副産物にしては非常に重要なキーマンをモノにしていた。

 アルバム的には最初の「Mississippi Queen」がガツン!と来るからどうしてもインパクトの強いハードロックバンド、それもブルースに根ざしたバンドっていう感じとなる。よくよく聴いているとそれは単にひとつの側面でしかなく、レスリー・ウェストの技量からすれば当然余裕なプレイ。その枠だけでは収まらないスケールの大きな作品に仕上がっている。壮大なバラード…っつうか日本人的には非常にウケやすい哀愁漂う作品も数多く、カントリー的な影響も感じられるフォークの牧歌的サウンドも奏でている。だから割とカラフルな作品だよ。

 そしてやっぱりギタリスト的にはレスリー・ウェストのギタープレイにはひたすら感心。音色もこれまたマイルドだし、プレイも非常にマイケル・シェンカー的に粒の揃った正確さがよろしい…ってマイケル・シェンカーはレスリー・ウェストを非常に崇めるべきギタリストとして名を挙げているので、似ている部分があるというのはシェンカー的に嬉しいことなんだろう。

 そんなマウンテンの最初の作品、これ以前は「レズリー・ウェスト/マウンテン」っていう名義だったし、この次の「ナンタケット・スレイライド」はロック史の名作として語られている事も多い。この時代のロックでアメリカのバンドがこういう音をやるってのは凄く珍しい事だったろうし、それを実現してたプロのバンドギタリストが居たと言うのもタイミングだろうけど素晴らしいことだ。



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フレ
Posted byフレ

Comments 4

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ドイツ特派員  
偶然!

さっきMountainを聴いていました。そう、レズリーウエストのギターって、やっぱりあのルックスだから評価が薄いのか....。私なんか、逆にあのルックスであの端正さが溜まりませんがね。

この多彩さはやはりパパラルディの音楽的懐の深さなんでしょうねえ。

2008/12/13 (Sat) 22:21 | EDIT | REPLY |   
まり  

マウンテンは大好きなバンドです!
「ナンタケット・スレイライド」もカッコいいけど「暗黒の旅路」も好みです!!
また無性に聴きたくなりました(^^♪

2008/12/13 (Sat) 23:30 | EDIT | REPLY |   
D.K  

本当に山みたいな人ですね。でも音は凄くかっこいい!

2008/12/14 (Sun) 18:11 | EDIT | REPLY |   
フレ  
さんくす♪

>ドイツ特派員さん
昔は映像なんて後で見るもんだったからよかったけど、アレ見てたらロックってそれでいいのか?ってなるもん(笑)。やっぱ不良の音楽っていうのがあるからかね。音だけ聴いてたらかっちょ良いよ~、ほんとに。そういう人いっぱいいるんだよね、実際には。

>まりさん
たまに無性に聴きたくなるバンド、というかギターなんですよ。特徴的なギターの音で英国寄りのサウンドだからかな。

>D.K.さん
うん、おっしゃるとおり。

2008/12/14 (Sun) 21:49 | EDIT | REPLY |   

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