The Who - Live In Japan 2008

今世の中で何が起きてるかっつうとだ、やっぱりザ・フーの来日公演なワケでして、もちろん自分も何回か足繁くライブに通うんですが、昨日の横浜公演にも行って参りました。もうね、これは凄い、の一言だね。あの歳であのライブ、ピートもロジャーも元気だし、何と言ってもあんなに熱くて激しいライブが見れるってのは嬉しい。そして感動の嵐。どの曲を切り取っても超ロック的だし、ああいうライブを見たかったんだ、と思うシーンの連発でさ。やっぱロックバンドはライブだし、アドリブプレイやバンドアンサンブルってのが一番重要なんだよね。スタジオの曲をそのままライブでやるからって行ってもやっぱ面白くないモン。というかThe Whoがそうやっても面白くないしさ。「トミー」だってライブアレンジになっちゃえば全然迫力が変わるし、今回の来日公演でもアンコール後は「トミー」のナンバーからだったんだけど、その中のね「Sparks」っていう曲があって、それがまたライブだと栄える曲なんだよ。それをさ、更に拡張してもの凄いテンションの高いライブバージョンにしてしまっていて、正に70年代を生きたバンドにしかできないライブプレイを聴かせてくれたんだよね。凄い。


もちろん演奏された曲も大体が聴き慣れたものばかりなので食い入るように見ていたんだけど、やっぱ上手いわぁ。ドラムにザック・スターキーを迎えているんだけど、これがまたキース・ムーンを彷彿させるドラミングで、しかもキースらしくできるところはもちろんできるし、通常のドラマーとしてもできることは当たり前にできるっていうのもちゃんと見せてくれるんだよ。だからもの凄いなぁ~と。それでもフロント二人のパワーにはまだまだっていう部分はあるけど、多分ファンは皆ザックの姿を応援していると思う。オアシスでのザックは面白くないけどザ・フーでのザックはまだまだ見所満載だと思う。しかしまぁ、中盤から後半にかけてのパフォーマンスの高さに脱帽です。「Who Are You?」のノリの良さ、「Anyway Anyhow Anywhere」の見事なまでのザックのプレイによるバンドアンサンブルの高さ、何といっても超感動の「Love Reign O'er Me」。これはもう涙チョチョ切れます。なんて素晴らしいロジャーの歌唱力というかロジャーの愛と想いを感じるよね、これ。こういうのがプロなんだよ。ホントに感動的なシーンでした。
2008年11月14日 横浜アリーナ
1. I Can't Explain
2. The Seeker
3. Anyway Anyhow Anywhere
4. Fragments
5. Who Are You
6. Behind Blue Eyes
7. Relay
8. Sister Disco
9. Baba O'reily
10. Eminence Front
11. 5:15
12. Love Reign Over Me
13. My Generation - Cry If You Want
14. Won't Get Fooled Again
---encore---
15. Pinball Wizard
16. Amazing Journey
17. Sparks
18. See Me Feel Me
19.Tea & Theatre
こんな感じでしたね。グッズ売り場は超満員で全然見えないので買う気もなくなったし、新横浜駅なので飲み屋も少なくって大変だったけど飲み屋では余所の集団も当然The Whoファンだったこともあってその場で普通に会話して盛り上がっていた。こういうのもロック的には面白いなぁ…。しかし年齢層の高いライブだった(笑)。
- 関連記事
-
- The Who - Kilburn 1977
- The Who - Live In Japan 2008
- The Concert for New York City - Compilation