Rammstein - Herzeleid
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インダストリアルメタルなどというジャンルもあるのか、と何となく日本語的に産業的とか工業的なという意味で、まぁ、無機質なというところなんだろう。言われてみればなるほどって感じはあるけど、もうねぇ、最近の細かいジャンル的な単語はよくわからん。今回紹介するラムシュタインというバンド、ちょっと前に久々にファーストアルバムもいいかもなぁと。このバンドは凄く進化していて、今や超重鎮扱いのバンドでもあるし、音的にはやはりヨーロッパのバンド、ドイツのバンドなので荘厳さを増しているのが最近の傾向。そんなラムシュタインの最初のアルバムを見直してみよう~♪

1995年リリース「Herzeleid」、未だ日本盤がリリースされたことのない傑作。もう13年も前のことなのか、と驚くものだが、自分がラムシュタインを知ったのは多分1998年頃なのでちょっと遅かったね。何と言っても映像を見て楽しむバンドでもあるので最初はDVD「Lichtspielhaus」を見て楽しんだ。何度も何度も見て新しい音世界を満喫しながら刺激を受けましたねぇ。「Herzeleid」はセカンドアルバム「Sehnsucht」のツアー時の様子を収めたモノなので、まだこのファーストアルバム「Herzeleid」とセカンドアルバム「Sehnsucht」からの曲しかなくって初期の新鮮さが…、いや、それでもスタジアムでやってるから初々しいワケじゃなくって既に貫禄たっぷりではあるが、相当楽しめる。それでハマった。
「Herzeleid」は屈強な男達のバックに花のアップという気色の悪い、いかにもホモっぽいジャケットで、アメリカでは確か違うジャケットになってリリースされているはず。こういうブラックなジョークを本気でやれるところが面白いし、基本的にラムシュタインはコミックバンドだし、エンターティナーなのだが、最初期からなかなかメディアにそれをアピールするのも難しかろう。それをジャケットで表現したのかもしれんな。ヘンな奴ら。
しかし、中味は凄いよ~。最初からついついアタマ振ってしまう超金属的なメタルサウンドで、ボーカルは重低音ボイス、そしてどこか無機質なデジタルビート…、とにかく燃える。前半の楽曲群の激しさとノリ具合はとんでもないスケールで、とても新人バンドのファーストアルバムとは思えない出来映え。中でも「Asche Zu Asche」はキラーチューン。ライブでも実際にマイクに火を点けながら歌うという演出なのだが、とにかく燃えるリフとキャッチーなフレーズによる歌メロ、鍵盤が白音符を鳴らし続けることで荘厳な雰囲気を出しつつ、単調なギターの激しいリフが繰り広げられていくので宗教的に盛り上がってくる…、炎を使ったステージングも入るので、正にゾロアスター教のように火を崇めながら陶酔できる環境が構築されるのだな。いや見事。続けて演奏される「Seemann」ではベースのリフレインが印象的なバラードのような曲で、ライブではここで観客席にゴムボートを出してメンバーが乗っていくという演出も見られた曲だ。アレンジは超ヘヴィだが、楽曲センス、メロディラインのセンスは素晴らしく、ポップスターが可愛くアレンジして歌っても十分に通じるクオリティじゃないかと。ラムシュタインってこういうバラード系はものすごく実は上手くて、美しい曲が出てくる。これはやはりヨーロッパ人の成せる業かもしれん。
「Du Richst So Gut」なんてのももうキャッチーでとにかく燃える(笑)。なんだろうな、単純さを思い切り単純にプレイしているってのとアレンジ的にはそこに鍵盤を入れて、デジタル的な要素も織り込んでいるから新しさもあるし、バンドコンセプトがきっちりしているから魅力的なバンドになっている感じ。ま、そこにコメディも入るから余計に楽しめるってトコだ。まずは映像を見てインパクトを楽しんでもらって、音で二度美味しいってワケっす。
こないだDVD「Volkerball」をリリースして今は一段落している様子なんで、また活動再開を楽しみにしているんだけど、いつの時代でも驚かせてくれるパフォーマンスが準備されているのでじっくりと機が熟した頃にまた見たい。また来日してくれんかなぁ~。まずはYouTubeでその雰囲気をお楽しみ下さい♪


1995年リリース「Herzeleid」、未だ日本盤がリリースされたことのない傑作。もう13年も前のことなのか、と驚くものだが、自分がラムシュタインを知ったのは多分1998年頃なのでちょっと遅かったね。何と言っても映像を見て楽しむバンドでもあるので最初はDVD「Lichtspielhaus」を見て楽しんだ。何度も何度も見て新しい音世界を満喫しながら刺激を受けましたねぇ。「Herzeleid」はセカンドアルバム「Sehnsucht」のツアー時の様子を収めたモノなので、まだこのファーストアルバム「Herzeleid」とセカンドアルバム「Sehnsucht」からの曲しかなくって初期の新鮮さが…、いや、それでもスタジアムでやってるから初々しいワケじゃなくって既に貫禄たっぷりではあるが、相当楽しめる。それでハマった。
「Herzeleid」は屈強な男達のバックに花のアップという気色の悪い、いかにもホモっぽいジャケットで、アメリカでは確か違うジャケットになってリリースされているはず。こういうブラックなジョークを本気でやれるところが面白いし、基本的にラムシュタインはコミックバンドだし、エンターティナーなのだが、最初期からなかなかメディアにそれをアピールするのも難しかろう。それをジャケットで表現したのかもしれんな。ヘンな奴ら。
しかし、中味は凄いよ~。最初からついついアタマ振ってしまう超金属的なメタルサウンドで、ボーカルは重低音ボイス、そしてどこか無機質なデジタルビート…、とにかく燃える。前半の楽曲群の激しさとノリ具合はとんでもないスケールで、とても新人バンドのファーストアルバムとは思えない出来映え。中でも「Asche Zu Asche」はキラーチューン。ライブでも実際にマイクに火を点けながら歌うという演出なのだが、とにかく燃えるリフとキャッチーなフレーズによる歌メロ、鍵盤が白音符を鳴らし続けることで荘厳な雰囲気を出しつつ、単調なギターの激しいリフが繰り広げられていくので宗教的に盛り上がってくる…、炎を使ったステージングも入るので、正にゾロアスター教のように火を崇めながら陶酔できる環境が構築されるのだな。いや見事。続けて演奏される「Seemann」ではベースのリフレインが印象的なバラードのような曲で、ライブではここで観客席にゴムボートを出してメンバーが乗っていくという演出も見られた曲だ。アレンジは超ヘヴィだが、楽曲センス、メロディラインのセンスは素晴らしく、ポップスターが可愛くアレンジして歌っても十分に通じるクオリティじゃないかと。ラムシュタインってこういうバラード系はものすごく実は上手くて、美しい曲が出てくる。これはやはりヨーロッパ人の成せる業かもしれん。
「Du Richst So Gut」なんてのももうキャッチーでとにかく燃える(笑)。なんだろうな、単純さを思い切り単純にプレイしているってのとアレンジ的にはそこに鍵盤を入れて、デジタル的な要素も織り込んでいるから新しさもあるし、バンドコンセプトがきっちりしているから魅力的なバンドになっている感じ。ま、そこにコメディも入るから余計に楽しめるってトコだ。まずは映像を見てインパクトを楽しんでもらって、音で二度美味しいってワケっす。
こないだDVD「Volkerball」をリリースして今は一段落している様子なんで、また活動再開を楽しみにしているんだけど、いつの時代でも驚かせてくれるパフォーマンスが準備されているのでじっくりと機が熟した頃にまた見たい。また来日してくれんかなぁ~。まずはYouTubeでその雰囲気をお楽しみ下さい♪
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