Rainbow - Long Live Rock'n Roll
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70年代後期には80年代に繋がっていくバンドがいくつか出てきていたし、英国ではレインボウが圧倒的に評判となっていたワケで、この風潮は日本にも影響を及ぼしていたこともまた有名。その影響下からジャパメタブームが発足したと言っても過言ではない。もっともNWOBHMブームの走りも見えていたという時代ではあったので世界的にハードでシャープなロックが注目されたというところか。

リッチー、ディオ、コージーの三人によるレインボウのアルバム「バビロンの城門」。1978年リリースだから既に30年前の作品。多分思い入れの強い人が多いだろうし、擦り切れるほど聴いていた人も多いアルバムだと思う。自分的にはそうでもないけど、やっぱレインボウだからなぁ。
最近の作品を聴いている人からしたらエラク音の悪いアルバムって聞こえるんじゃないかな。もう少しレコーディングに気を遣ってもらいたいものだが…。しかし音の中味的にはさすがに70年代の音という感じで、重い。コージーのドラムがシンプルで重くなっていて、あぁコージーファンってこういうの好きだろうなぁ~と思うくらいにかっこよい。ドラムがここまで主張するのも珍しいよね。そこにディオの絞り上げるようなボーカルが乗っかるので正にHR/HMの元祖的な要素が詰まっているのだ。もちろんリッチーのプレイもあるが、基本ストラトの粒の粗い歪んだギターってことでちと軽めに聞こえるのはレスポール系のギタリストばかりを聴いていたせいかもしれない。
曲的にはねぇ…、どうなんだろ?圧倒的に「Gates of Babylon」「Kill the King」の人気が高くてそりゃそうなんだろうと思うが、もちろん「Long Live R&R」なんてのも人気ある。その合間合間に入れられた曲は割とポップ的な志向があって後にアメリカナイズされる兆候かもしれない。このアルバムにはヨーロッパ的に長い楽曲ってほとんどないしね。「Gates of Babylon」くらいかな、ヨーロッパな雰囲気出してるのは。ギターソロもそういう雰囲気しっかり出てるし、オーケストレーションも雰囲気あるから、やっぱり人気が高い曲なのは理解するでしょ。後は割と軽快…。しかしこのノリは凄いな。リッチーのリフは単純なものなんだけどグルーブがもの凄くて、多分それはコージーの力も大きいんだが、聴いてすぐにかっこいい~って思えるグルーブだから皆飛びつくのだ。あと、結構トリッキーなフレージングを編み出して弾いているのも面白い。ついでにベースもリッチーが弾いているのでバンドのグルーブ感が一体となっているのは当たり前なのかもしれない。「The Shed」ではここぞとばかりにリッチーのギターソロプレイから始められる曲で、ギターキッズのハートを擽るところだ。
このアルバムでロニー・ジェイムズ・ディオは脱退して次の「ダウン・トゥ・アース」ではグラハム・ボネットが参加するということとなるが、レベル感としてはこのアルバムまでが凄く英国的HRバンドとして面白い頃。以降はちょっと方向が変わっていったのでファンも割と離れていったしさ。


リッチー、ディオ、コージーの三人によるレインボウのアルバム「バビロンの城門」。1978年リリースだから既に30年前の作品。多分思い入れの強い人が多いだろうし、擦り切れるほど聴いていた人も多いアルバムだと思う。自分的にはそうでもないけど、やっぱレインボウだからなぁ。
最近の作品を聴いている人からしたらエラク音の悪いアルバムって聞こえるんじゃないかな。もう少しレコーディングに気を遣ってもらいたいものだが…。しかし音の中味的にはさすがに70年代の音という感じで、重い。コージーのドラムがシンプルで重くなっていて、あぁコージーファンってこういうの好きだろうなぁ~と思うくらいにかっこよい。ドラムがここまで主張するのも珍しいよね。そこにディオの絞り上げるようなボーカルが乗っかるので正にHR/HMの元祖的な要素が詰まっているのだ。もちろんリッチーのプレイもあるが、基本ストラトの粒の粗い歪んだギターってことでちと軽めに聞こえるのはレスポール系のギタリストばかりを聴いていたせいかもしれない。
曲的にはねぇ…、どうなんだろ?圧倒的に「Gates of Babylon」「Kill the King」の人気が高くてそりゃそうなんだろうと思うが、もちろん「Long Live R&R」なんてのも人気ある。その合間合間に入れられた曲は割とポップ的な志向があって後にアメリカナイズされる兆候かもしれない。このアルバムにはヨーロッパ的に長い楽曲ってほとんどないしね。「Gates of Babylon」くらいかな、ヨーロッパな雰囲気出してるのは。ギターソロもそういう雰囲気しっかり出てるし、オーケストレーションも雰囲気あるから、やっぱり人気が高い曲なのは理解するでしょ。後は割と軽快…。しかしこのノリは凄いな。リッチーのリフは単純なものなんだけどグルーブがもの凄くて、多分それはコージーの力も大きいんだが、聴いてすぐにかっこいい~って思えるグルーブだから皆飛びつくのだ。あと、結構トリッキーなフレージングを編み出して弾いているのも面白い。ついでにベースもリッチーが弾いているのでバンドのグルーブ感が一体となっているのは当たり前なのかもしれない。「The Shed」ではここぞとばかりにリッチーのギターソロプレイから始められる曲で、ギターキッズのハートを擽るところだ。
このアルバムでロニー・ジェイムズ・ディオは脱退して次の「ダウン・トゥ・アース」ではグラハム・ボネットが参加するということとなるが、レベル感としてはこのアルバムまでが凄く英国的HRバンドとして面白い頃。以降はちょっと方向が変わっていったのでファンも割と離れていったしさ。
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