Avenged Sevenfold - Live In The LBC & Diamonds In The Rough
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どの時代でもバッドボーイロックと呼ばれるバンドってのは必ず存在していて、それがまたきちんと売れていたり支持されていたりするから面白い。ニューヨーク・ドールズあたりから始まるのかな。70年代には多かったけど80年代になって、そのものがシーンになってしまったLAメタル群、モトリー・クルーが代表か。で、ガンズやファスタープッシーキャットに流れて90年代はちと沈静化?ま、以降はあまり詳しくないが、今の時代では割と刺青バンドも多いからどれって特定できないけど、このAvenged Sevenfoldってのはそういうバンドの筆頭にも挙がるんじゃないだろうか?
最近ライブDVDと未発表曲集のCDをセットにした「ライヴ・アンド・レア」をリリースしてまたまた話題を振りまいているようで、早速見て聴いてみる。ライブならではの迫力を期待して…、っつうか巧いんだよ彼等。意外な程にしっかりしている…、これが生ライブの音を収録しているものだとすれば、だが。何だろね、音楽性とか音そのものと云うよりもバンドのパワーや若さや勢いとか、そういうのが圧倒的に優れていて、見事にライブ盤にパッケージされている。やっぱライブで迫力ないとダメだし、それこそロックだもん。んで彼等の場合はカリフォルニア出身のバンドだからやっぱね、音が脳天気なんだよ。とにかくスコーンって抜けているサウンドだから悩む事ないし、そういう気分になりたい時には心地良い。ギターも思い切り歪んでいるしソロプレイも結構入ってきているので往年のハードロックファンには聴きやすい音でもある。ただ、ボーカルのセンスは凄く不思議なバランスを保っていて、ロック的だけどラップ的なリズムも持っていてその世代の影響だろうが新しい側面。いや~、ドラムのロールが心地良いです。
それと未発表曲集のCDの方ではどうして未発表?って思うような楽曲がひたすら垂れ流されてきます。うん、レベル高い。コーラスワークやギターのリフやメロディそのものも全く悪くないので、ここでのリリースは正解。彼等的にはこれを新しいアルバムとしてリリースする程ではないと判断してのボーナストラック扱いで出したんだろうけど、それも良いリリース方法だよね。どうせライブの映像出すなら特典で未発表曲も付けてしまえってのは今後色々なバンドが真似してほしい。そういうマテリアルあるなら。
うん、ちょっと前に知ったバンドだけど、気分によっては凄くハマるので割と捨てられないバンド。かと言って常日頃から聴いているバンドではない…、その辺がアメリカのバンドなのかもしれないが、底抜けに楽しむっていうのは良いじゃないか。
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