Glastonbury Fayre Festival 1971 -

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 今や英国のフェスティバルとしては最大級とも呼ばれているグラストンベリー・フェスティバルらしいけど、結構古くから開催していて、それからず~っと続けられていたフェスティバルなのか断続的にやっていたフェスティバルなのかわからん。でもここ最近ボウイが出たりフーやイギー・ポップが出たりとか色々と話題になっているので最近は活発らしい。多分しばらくやってなかったんだと思うけどさ。それで、もちろん最近の模様でも良いんだけど1971年のフェスティバル開催時にリリースされた英国ロック史では非常に有名なアルバムがあるのでここいらで紹介。

Glastonbury Fayre Festival (3pc) (W/CD) Glastonbury Fayre Festival

 1972年リリースの「Glastonbury Fayre Festival」というアルバム2枚組6面開きの傑作。しかもビニール袋に詰められた特殊仕様のジャケットでかなりレア度が高い。数年前にアナログでも再発されたとか聞いたけど、昔オリジナル盤は見ることも少なかったが見ても3万円以上はしてたなぁ。一体どんな音が詰め込まれているのだろうと実に不思議だったんだよ。やっぱりそういうタイトルなんだからライブが収録されているとず~っと思い込んでいたんだが、実はほとんどが別の場所別のセッションで録音されたもので、そんなのが寄せ集められていただけという。しかも出演していないアーティストやバンドの音も入っているという訳の分からないアルバムの構成。ピート・タウンジェンドの「Classfield」ってあるからピートもソロで出たのかと思ったら全くそんなことないし、Mighty Babyだってマーク・ボランだって出演してないじゃないか(笑)。

 多分フェスティバルの主旨が当時の英国のアンダーグラウンドなアーティストを集めまくったイベントということもあって、そういったバンドの音を集めたのかなと思う。まぁ、最初のグレイトフル・デッドだって出演していないワケだし、これが象徴でもあるんだろうからさ。当初は出演予定だったピンク・フロイドやストロブス、サード・イヤー・バンドなんてのも出演キャンセルらしい。う~ん、不思議なものだ。ちなみにこのフェスティバルは5日間に渡って行われた模様。それでも出演バンドはかなり面白くて、マルスピラミとかスキン・アレイ、クインテッセンスなんつうマニアどころからアンクル・ドッグ、ブリンズレー・シュワルツやHelp Yourself、リンダ・ルイスなんてところもいるしアーサー・ブラウンやピンク・フェアリーズというアングラの猛者ももちろん出演、更にゴングやホークウィンド、ヘンリーカウやエドガー・ブロートン・バンド、そしてボウイが出演しているという不思議なフェスティバルだったのだ…。

 さてさて、このアルバムもなかなか手に入らずといったところだったけど今では普通にCDが出に入ります。嬉しいことに。それでも聞いてみると時代を感じる楽曲センスの塊で、やっぱホークウィンドのスペイシー感覚が一番面白いかもしれないなぁ。



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フレ
Posted byフレ

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