Party At The Palace - Compilation


2002年6月3日、英国のバッキンガム宮殿ではエリザベス女王即位50周年記念コンサート「Party at the Palace」が開催され、前年のコンサート・フォー・ニューヨークと被る面々も出演したイベントとなった…、それは単にポール・マッカートニーが加わっているからという理由なのかもしれないが、やっぱりイベント事には必ず出てこさせられる人なんだろうな。毎回最後の大円団は見なくてもいいや、って思うのは最後がビートルズソングだからだろう。いや、キライじゃないけど、そして他に何かって云われても難しいのも事実なのでしょうがないんだけど、面白味がないからさ。
テレビで放送した時にビデオ録画していて、それを見てたので面白かったけどDVDでリリースされる時にはあちこちとカットされていて結局見たかったものが消えているという残念なモノになってしまっていたんだよ、これ。いや、コアーズやレイ・デイヴィスが見たかったんだけど、DVDには入ってないんだもん。他にも色々あるんだろうけど、そういうのって興醒め。結局ビデオを見ざるを得ないのだ。そういうのって結局廃盤になっちゃうんだよな、売れないから。そしていつしか幻のアイテムに…なんてことになる。CDも出てるけどね。
グチはさておき、クイーン…ブライアン・メイがプロデュースしたのかな、このショウは。冒頭からよく働いていて、クイーンの名を上手く使っている。ある意味凄く英国らしい人だし風格もあるので良いんじゃない?冒頭の「God Save The Queen」は彼等のエンディングテーマだったわけで、バッキンガム宮殿の頂上で風を受けてギターを弾いている姿は様になっていたもん。それと非常~なインパクトだったのがオジーとトニー・アイオミによる「Paranoid」。これを女王に捧げるってどうよ(笑)。
しかし年寄りばっかりが目立つコンサートだなぁ(笑)。ロッドもいいおじさんだし、もちろん他の面々も昔は反逆的ロッカーだったのが今やバッキンガム宮殿に入ってしまうという…そのうちピストルズも入っていったらもの凄く皮肉なことになるな。ここではツェッペリンやストーンズは絡まなくて…、なんだかんだと結局はブライアン・メイの人脈による出演が多かったみたい。
そしてフレディのいないクイーンの「We Will Rock You」はこの後に行われたミュージカルの宣伝にもなったようにミュージカル仕様で披露されている。やっぱ売るものは売らないといけないようだ。それと一際浮いていたのが個人的にはブライアン・ウィルソン。ヌボーっと突っ立ってるおじさん、大丈夫かい?ってなもんでさ(笑)。いやいや、最初誰だこれ?って思ったくらいだもん。それでもやっぱり庭園で品のあるイベントは季節も良くさすがに英国と思える雰囲気で好きだな。
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