The Honeydrippers - Volume One
さてさて、適当な展開で進めていたんだけど、今日はこんな感じでいかが?


ハニー・ドリッパーズのミニアルバム「ヴォリューム・ワン」。1984年リリースの第一弾…と云いつつ25年経過しても「Volume.2」はリリースされていないので今のところ唯一のセッションアルバムになる。いやぁ~、しかし歌声聴いたら誰なのか一発でわかってしまうのも面白いっつうかその個性が際立っているっつうか…。はい、ロバート・プラントね。ロカビリー好きな彼がツェッペリンから離れてノスタルジックにロックを楽しみたいっつう意向で集められた面子にはジミー・ペイジやジェフ・ベックも加えられ、プラントの趣味丸出し全開。それでも凄いのはアメリカのチャートで5位内にランクインしたと云われている「Sea Of Love」のヒット。さわやかなプラントが海辺でバラードを歌っているというプロモビデオもこれまた普通に見たって別にファンにはならんだろって感じだけど、売れた。まぁ、ソロよりも話題性はあるし、わかりやすいバラードだし、おかしくはない。
アルバム全体も5曲ながらノスタルジックでリラックスしタームードで聴けるから悪くないしね。ジミー・ペイジのギターもジェフ・ベックのギターもそんなに目立ったもんじゃないので、素直に歌を楽しめるアルバムになってるね。こんな悠長なアルバム出せたのも例のアトランティックレコードの創始者アーメット・アーティガン氏のプッシュがあったからだと云う。ふと思ったけどこの頃ってブライアン・セッツァーのストレイ・キャッツも売れていた時期だし、そんな融合も面白かったのかもなぁ、と。彼等の成功のおかげでネオロカビリーブームがあって、それでハニ・ドリッパーズもウケたってのも無関係じゃないような。
自分的には最近かなぁ、これをちょこちょこ流すようになったの。前はなんかかったるくてそんなに聴かなくてさ。もっとハードなの好みだったし、こういうムードのだったらそれこそオリジナルのもの探してたしね。しかし今は楽しめるな、これ。結局ロバート・プラントもこういうのがず~っと好きなんだろう。
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