The Mod Scene - Compilation
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古き良きアメリカの黒人サウンドは英国の若者を大いに刺激していたことはもう今更語るまでもないことなんだけど、そのヘンを自力で情報集めてせっせと聴いていた連中ってのはよほどの好き者なワケだ。ま、キースにしてもミックにしてもそういった部類の人間だったんだけど、一方その辺りではロックというものよりもモッズと呼ばれる連中の方がオシャレでスマした英国人には合っていたってのもある。まぁ、そのヘンの事はちょろっとネット調べると出てくるんだけど、わかりやすいのはやっぱ映画「さらば青春の光」ですかね。モッズ連中の聴いていたサウンドってのがモータウンとかも含むオシャレでクールなリズムの音。そしてそういったサウンドを聴いていた連中が自分達で演奏するようになったものが60年代に売れたんだな。まぁ、来歴は深いトコだけど、ザ・フーとかスモール・フェイセスだけじゃなかった、ってこと。そんなのをまとめたものがコレ。

「The Mod Scene」日本盤と英国盤ではジャケが違ったり収録曲が違ったり順番が違ったりするんだけど、まぁ、細かいことにこだわらずにサクッと楽しめるモッズサウンド集。結構前になるけどリーバイスのCMにヒップスター・イメージっつうバンドの「Make Her Mine」が使われて、えらくクールでかっこよいCMとサウンドで皆が「誰の何という曲なんだ?」ってことで話題になっていて、その時に手軽に手に入ったのがこのCD。60年代にデッカからリリースされたシングル盤を集めたもの…っつうかイミディエイト集と言った方が良いのか。ヒップでクールなモッズサウンドシングルばかりなのでコンピレーションアルバム的にはとっても心地良く聴ける音で、割とヒマだと流していたりするCDのひとつでもある。まぁ、個々のバンドや曲で云ってもあんまりメジャーじゃないのでアレだけど、名前を知っているのを聴いているとへぇ~、と驚くものだ。CMの話題曲は良いとしても、聴いて自然にちょっと違う、と重うとthe Timeboxっつうバンドで、これってマイク・パトゥーとオリー・ハルソールがいたバンドだよなぁ~と。ちと毛色が変わっている。エーメン・コーナーあたりもちょっとサイケチックって感じかな。んで、クリス・ファーロウはやっぱり相当ヒップな歌声でモロにモータウンって感じで歌が突出してるかな。そしてグラハム・ボンドもこの時代は割と軽快にやっていたりするけど、やっぱ重い音してて後のバンドほどじゃないけど、どっかそんな片鱗を匂わせている。ま、スモール・フェイセスは言わずもがなだけど、面白いのはZoot Money's Big Roll Bandの「Walkin' The Dog」。1964年のシングルだからストーンズよりも早いんじゃない?軽快でかっちょよくやってるから今聴いても結構シビれるよ、これ。んで圧倒的に違和感があるというか個性的なのはトム・ジョーンズだろうな(笑)。なんだ、この声量と歌の巧さは。「Dr.Love」なんつうタイトルも凄いが、トム様らしい。そして最後には驚くことに、というかEyes of Blueが聴けるんだな。このバンド、どこに繋がるかっつうと…ジェントル・ジャイアントなんだよねぇ。いやぁ、面白い。普通にビートポップスやってるからさ。
コンピレーションアルバムってあんまり聴かないんだけどこれは面白い。この辺のってアルバム単位で集めて聴くもんじゃないし、やっぱシングル時代だからシングルで聴くのが良いんだろうね。


「The Mod Scene」日本盤と英国盤ではジャケが違ったり収録曲が違ったり順番が違ったりするんだけど、まぁ、細かいことにこだわらずにサクッと楽しめるモッズサウンド集。結構前になるけどリーバイスのCMにヒップスター・イメージっつうバンドの「Make Her Mine」が使われて、えらくクールでかっこよいCMとサウンドで皆が「誰の何という曲なんだ?」ってことで話題になっていて、その時に手軽に手に入ったのがこのCD。60年代にデッカからリリースされたシングル盤を集めたもの…っつうかイミディエイト集と言った方が良いのか。ヒップでクールなモッズサウンドシングルばかりなのでコンピレーションアルバム的にはとっても心地良く聴ける音で、割とヒマだと流していたりするCDのひとつでもある。まぁ、個々のバンドや曲で云ってもあんまりメジャーじゃないのでアレだけど、名前を知っているのを聴いているとへぇ~、と驚くものだ。CMの話題曲は良いとしても、聴いて自然にちょっと違う、と重うとthe Timeboxっつうバンドで、これってマイク・パトゥーとオリー・ハルソールがいたバンドだよなぁ~と。ちと毛色が変わっている。エーメン・コーナーあたりもちょっとサイケチックって感じかな。んで、クリス・ファーロウはやっぱり相当ヒップな歌声でモロにモータウンって感じで歌が突出してるかな。そしてグラハム・ボンドもこの時代は割と軽快にやっていたりするけど、やっぱ重い音してて後のバンドほどじゃないけど、どっかそんな片鱗を匂わせている。ま、スモール・フェイセスは言わずもがなだけど、面白いのはZoot Money's Big Roll Bandの「Walkin' The Dog」。1964年のシングルだからストーンズよりも早いんじゃない?軽快でかっちょよくやってるから今聴いても結構シビれるよ、これ。んで圧倒的に違和感があるというか個性的なのはトム・ジョーンズだろうな(笑)。なんだ、この声量と歌の巧さは。「Dr.Love」なんつうタイトルも凄いが、トム様らしい。そして最後には驚くことに、というかEyes of Blueが聴けるんだな。このバンド、どこに繋がるかっつうと…ジェントル・ジャイアントなんだよねぇ。いやぁ、面白い。普通にビートポップスやってるからさ。
コンピレーションアルバムってあんまり聴かないんだけどこれは面白い。この辺のってアルバム単位で集めて聴くもんじゃないし、やっぱシングル時代だからシングルで聴くのが良いんだろうね。
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