James Brown - Say It Live and Loud: Live in Dallas 08.26.68
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ブルースとファンクの融合なんていう面白い試みを聴いてみると、それはそれで楽しめるんだけどどこか消化不良で、やっぱりモノホンのファンクっつうのを聴きたくなるものだ。しかし、そんなのいっぱい知らないしプリンスに飛ぶっつうのもちとなぁ~と思うのでやっぱ定番のジェームズ・ブラウンってトコですか。この人、凄く色々な人に影響も与えているしサンプリングもされているので、耳にしたことある人は多いはずなんだけど、いざJBのアルバムを聴いたことあるかと言う段になると途端に手を挙げれる人が減る。多分リリースされたアルバムが多すぎるからなんだろうと思う。自分もそうだけどどれ聴きゃいんだよ、と。ザッパなんかとも共通するし、ブルースメンなんかとも共通するんだけどね、ベスト盤で良いかと言われるとちょっともったいないんだよね。

んなことで1969年リリースの強烈なアジテーションを打ち出した問題作、佳作、名作、と呼ばれる「Say It Live and Loud: Live in Dallas 08.26.68」。「Sex Machine」前夜の最高ライブとも言える代物でして、タイトルがインパクトあるので白人からは嫌われたとか黒人支持を圧倒的にしたとか、時代背景を考えるとキング牧師暗殺事件の後、そしてケネディ暗殺の後とアメリカが揺れている時期の1968年8月のライブを収録したものなのだ。だから時代背景を知って聴かないとこのアルバムの本当のインパクトってのはわかんないだろうし、歌詞もしっかりと聴いて取るべきものだと思う。残念ながら自分的にもそこまではきっちりと聴けていないので、ひとつの歴史的作品として聴いているだけなのだが…。それでもその鬼気迫るライブ感は凄い印象的だし、名作と呼ばれる所以だと。
「Say It Live and Loud: Live in Dallas 08.26.68- 声を大にして云え、俺は黒人で誇りを持っているんだ」と。逆説的な人種差別ですらあるこのタイトル曲は決してハードなファンクソングではないけど、後のJBをイメージするシンプルなファンキーソング。こういうのってホントにリズムだけで進めていくっつうから楽器の音色とか云々じゃなくてグルーブだけで持って行かれる感じ。熱い。アルバム中いくつかはお得意のR&Bバラードがあって、それはもうJBの得意技なので感動しまくりの歌なんだけど、やっぱり強烈なのは「Licking Stick」とかに出ているようなうねるようなベースラインに乗ったチャカチャカしたギター、そしてJBのリズムの歌。これだよこれ。うん、黒い音にハマる人を理解できる思い切りファンクなナンバー。R&Bとファンクの中間なのかな、これ以降のライブとかでは圧倒的にファンクだからね。ま、P-Funkの面子がまだ参加していないアルバムでありながらこのグルーブっつうことはやっぱJBの音楽性だったワケだ。メイシオ・パーカーのサックスはここでも強烈に響いてます。
暑苦しい夏に暑苦しい音、でも思いきり熱くなれるアルバムでもある音。ロックだけじゃなくてこういう音でも心意気は一緒なんだよね。この時期ってさ、スライにしてもマーヴィン・ゲイにしてもJBにしても、もしかしたらジミヘンにしても黒人が凄く奮起していた頃で、やっぱり根本的なパワーの根元にブラックというのはあったと思うもん。自分的にもあまり触れない部分だけど、ロックの軽い部分では決して相容れられないソウルの深みってあるだろうな、と。んなことを時代を考えながら聴くとふと思った。


んなことで1969年リリースの強烈なアジテーションを打ち出した問題作、佳作、名作、と呼ばれる「Say It Live and Loud: Live in Dallas 08.26.68」。「Sex Machine」前夜の最高ライブとも言える代物でして、タイトルがインパクトあるので白人からは嫌われたとか黒人支持を圧倒的にしたとか、時代背景を考えるとキング牧師暗殺事件の後、そしてケネディ暗殺の後とアメリカが揺れている時期の1968年8月のライブを収録したものなのだ。だから時代背景を知って聴かないとこのアルバムの本当のインパクトってのはわかんないだろうし、歌詞もしっかりと聴いて取るべきものだと思う。残念ながら自分的にもそこまではきっちりと聴けていないので、ひとつの歴史的作品として聴いているだけなのだが…。それでもその鬼気迫るライブ感は凄い印象的だし、名作と呼ばれる所以だと。
「Say It Live and Loud: Live in Dallas 08.26.68- 声を大にして云え、俺は黒人で誇りを持っているんだ」と。逆説的な人種差別ですらあるこのタイトル曲は決してハードなファンクソングではないけど、後のJBをイメージするシンプルなファンキーソング。こういうのってホントにリズムだけで進めていくっつうから楽器の音色とか云々じゃなくてグルーブだけで持って行かれる感じ。熱い。アルバム中いくつかはお得意のR&Bバラードがあって、それはもうJBの得意技なので感動しまくりの歌なんだけど、やっぱり強烈なのは「Licking Stick」とかに出ているようなうねるようなベースラインに乗ったチャカチャカしたギター、そしてJBのリズムの歌。これだよこれ。うん、黒い音にハマる人を理解できる思い切りファンクなナンバー。R&Bとファンクの中間なのかな、これ以降のライブとかでは圧倒的にファンクだからね。ま、P-Funkの面子がまだ参加していないアルバムでありながらこのグルーブっつうことはやっぱJBの音楽性だったワケだ。メイシオ・パーカーのサックスはここでも強烈に響いてます。
暑苦しい夏に暑苦しい音、でも思いきり熱くなれるアルバムでもある音。ロックだけじゃなくてこういう音でも心意気は一緒なんだよね。この時期ってさ、スライにしてもマーヴィン・ゲイにしてもJBにしても、もしかしたらジミヘンにしても黒人が凄く奮起していた頃で、やっぱり根本的なパワーの根元にブラックというのはあったと思うもん。自分的にもあまり触れない部分だけど、ロックの軽い部分では決して相容れられないソウルの深みってあるだろうな、と。んなことを時代を考えながら聴くとふと思った。
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