Magic Slim - Grand Slam
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ブルースメンにあだ名が多いことは名前を見ているだけでもわかることだが、そのあだ名がこれまたいい加減な理由で付けられていることが多くて混乱を招くこともいくつか…。まぁ、有名なのはサニー・ボーイ・ウィリアムスンの一世と二世とか、マディ・ウォーターズだってやんちゃな泥水遊びからだし、ゲイトマウス・ブラウンだって大口野郎って意味だし、みんな適当なあだ名なんだよね。誰でもあだ名なんてのはそういうモンなんだろうけど。それで随分昔にブルースメンでマジック・サムって名前を聞いていて、探していた時期があった。んで、いつしか見つけた~と思って入手したらそれが実はマジック・スリムだったということで、「あれ?」って思いながらも結構良いブルースメン見つけちゃった~、みたいな(笑)。

1982年発表の「Grand Slam」が一番の名盤と呼ばれていて、確かにこのアルバムから自分も入っているからお薦めできるタイトルかな。割と質素でオーソドックスなパターンのブルース、いわゆる王道ブルースばかりが収められた作品で、ギターにしてもそういうブルース的な音でしっかり入ってくるし展開もそのまま、歌もかったるい感じのブルースそのままで、裏切られるところが全くない教科書みたいな作品。それで個性がないかと言うとそうではなくてしっかりとマジック・スリムっつうスタンスが出ている。ロックファンにもお馴染みの「Walking The Dog」なんてそのままアレンジなしで演奏されているから普通っちゃぁ普通なんだけどやっぱ黒人がやるとかっこいいんだなぁと素直に思ってしまう。ギターにしても線が細くて…そりゃまぁジャズマスターなんつう特異なギター使ってるからだろうけど、グイグイと太い音じゃなくてナヨナヨした感じの音色に太い指で弾いているっつう音でさ、割と面白い。次の「Slammin'」なんて曲もほとんどファンク調のリズムにロングトーンのギターソロが被ってくるっつう面白い試みで、ユニークな人ではあるなぁ。ただ、圧倒的に好きか、って言われるとちょっと困る部分はあるかな(笑)。
この人も出だしが遅くて80年代以降にメジャーになってきた人なんだけどもちろんそれなりの年齢。大柄な黒人でかっちょよく弾く人。この「Grand Slam」っつうアルバムはもともと違うジャケットでリリースされていたみたいだけどいつしかこのベーブルースジャケットになってしまったらしい。まぁ、いいけど、あまり意味ないよなぁと。ブルースのジャケットってさ、やっぱ本人がデカデカと出ているのが良いじゃん。


1982年発表の「Grand Slam」が一番の名盤と呼ばれていて、確かにこのアルバムから自分も入っているからお薦めできるタイトルかな。割と質素でオーソドックスなパターンのブルース、いわゆる王道ブルースばかりが収められた作品で、ギターにしてもそういうブルース的な音でしっかり入ってくるし展開もそのまま、歌もかったるい感じのブルースそのままで、裏切られるところが全くない教科書みたいな作品。それで個性がないかと言うとそうではなくてしっかりとマジック・スリムっつうスタンスが出ている。ロックファンにもお馴染みの「Walking The Dog」なんてそのままアレンジなしで演奏されているから普通っちゃぁ普通なんだけどやっぱ黒人がやるとかっこいいんだなぁと素直に思ってしまう。ギターにしても線が細くて…そりゃまぁジャズマスターなんつう特異なギター使ってるからだろうけど、グイグイと太い音じゃなくてナヨナヨした感じの音色に太い指で弾いているっつう音でさ、割と面白い。次の「Slammin'」なんて曲もほとんどファンク調のリズムにロングトーンのギターソロが被ってくるっつう面白い試みで、ユニークな人ではあるなぁ。ただ、圧倒的に好きか、って言われるとちょっと困る部分はあるかな(笑)。
この人も出だしが遅くて80年代以降にメジャーになってきた人なんだけどもちろんそれなりの年齢。大柄な黒人でかっちょよく弾く人。この「Grand Slam」っつうアルバムはもともと違うジャケットでリリースされていたみたいだけどいつしかこのベーブルースジャケットになってしまったらしい。まぁ、いいけど、あまり意味ないよなぁと。ブルースのジャケットってさ、やっぱ本人がデカデカと出ているのが良いじゃん。
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