Renaissance - Ashes Are Burning
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どうにもやっぱり女性ボーカルものってのは英国好きには堪らないものがあるのかねぇ。もちろん男臭いハードロックやブルースなんてのも好きなんだけど、気軽にリラックスして聴くっつうか楽しむものには女性歌モノってのは割と良く出てくる。何となくBGM感覚に近いんだろうけど、それにしても我ながら女モン好きなんだなぁと思うことがある。しかし、色々聴き漁るもののやっぱりどんどん原点に戻っていくというのも人間の本能の成せるワザか。暑いからと言ってまたもやゴシックメタルやクロダー・シモンズ関係を漁っていたけど、とどのつまり、ってとこでAll About Eveに戻り、そしてその原点とも言えるアニー・ハスラムに戻ってくるのだな。そしてやっぱりアニー・ハスラムの歌声が最も心地良い事に改めて気が付くという輪廻転生…。

ロゴ大+微笑ジャケ ・ ロゴ小+微笑ジャケ ・ 可愛くないジャケ
1973年リリースの新生ルネッサンスによるセカンドアルバム「Ashes Are Burning」邦題「燃ゆる灰」。非常~に有名な曲が三曲入っているのでどうしてもその三曲に耳が行ってしまいがちで、他の小曲…っつうか他の曲にはあまり触れられることがないんだけど…、と思って聴き直していたものの、やっぱりその三曲の偉大さは想像以上のもので、どうしてもアルバムを語る上では筆頭に挙がってしまうのだった。アルバム冒頭から10分の大作、イントロからして美しいピアノ曲で、アニー・ハスラムのクリスタルボイスが登場するまでが非常に待ち遠しいものだ。そして登場した瞬間からその声に惚れ惚れしてしまうという…、やはりここに原点があるのだなぁ~と。そして最後の大作「Ashes Are Burning」はもう、アニー・ハスラムをして一番好きな曲というもので、そりゃ素晴らしい出来映え。ピアノとリズムセクションにアニー・ハスラムの歌声が絶妙に絡み合って常にクライマックス状態を醸し出しながら、哀愁のギターフレーズを弾かせたらこの頃のトップであったこと間違い無しのウィッシュボーン・アッシュのギターの名手、アンディ・パウエルがゲスト参加して華を添えている。そしてそのギターがあるがために正にルネッサンス+ウィッシュボーン・アッシュとも云える音楽美の世界が構築された瞬間で、名曲をより一層深みのあるものに仕上げている。う~ん、素晴らしい。些か残念だなぁ~と思うのはそこまで盛り上げておいてフェイドアウトかぁ~ってとこ。ライブだと最後にアニー・ハスラムが超ハイトーンクリスタルボイスで「Ashes are burning the way~」と叫ぶから良いんだけど、スタジオ盤はちと寂しいな。
最初と最後に挟まれた楽曲群についてはある意味この壮大な組曲の中のひとつとして捉えていくのも聴き方としてはありだろう。意外なことに「On The Frontier」なんてのはアニー・ハスラムの歌声だけでなく男性陣のコーラス部隊から始められる代物で、ちょっとしたアクセントになっているし、「The Harbour」はモロにクラシックピアノでまとめられているもの…、何かをモチーフにしたもので、どうやら盤によってはこの曲がエディットされているものもあるらしい。どこ盤のいつの再発とかまでは調べてないんだけどね。そういう意味ではヒプノシスの手によるアルバムジャケットも遠くを見ているアニー・ハスラムと微笑しているアニー・ハスラムの二種類が存在していて、最初はアメリカ盤と英国盤だと思っていたんだけどそう単純でもないみたいで、どのプレスで、とかがよくわからない。確か「Renaissance」のロゴの大きさが異なるのもあって実に複雑怪奇なアルバムジャケットになっているんだよね。意外と纏め上げたサイトとかが見つからなかったので、まだ勉強中。こういうのにハマると面白くていかん(笑)。



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1973年リリースの新生ルネッサンスによるセカンドアルバム「Ashes Are Burning」邦題「燃ゆる灰」。非常~に有名な曲が三曲入っているのでどうしてもその三曲に耳が行ってしまいがちで、他の小曲…っつうか他の曲にはあまり触れられることがないんだけど…、と思って聴き直していたものの、やっぱりその三曲の偉大さは想像以上のもので、どうしてもアルバムを語る上では筆頭に挙がってしまうのだった。アルバム冒頭から10分の大作、イントロからして美しいピアノ曲で、アニー・ハスラムのクリスタルボイスが登場するまでが非常に待ち遠しいものだ。そして登場した瞬間からその声に惚れ惚れしてしまうという…、やはりここに原点があるのだなぁ~と。そして最後の大作「Ashes Are Burning」はもう、アニー・ハスラムをして一番好きな曲というもので、そりゃ素晴らしい出来映え。ピアノとリズムセクションにアニー・ハスラムの歌声が絶妙に絡み合って常にクライマックス状態を醸し出しながら、哀愁のギターフレーズを弾かせたらこの頃のトップであったこと間違い無しのウィッシュボーン・アッシュのギターの名手、アンディ・パウエルがゲスト参加して華を添えている。そしてそのギターがあるがために正にルネッサンス+ウィッシュボーン・アッシュとも云える音楽美の世界が構築された瞬間で、名曲をより一層深みのあるものに仕上げている。う~ん、素晴らしい。些か残念だなぁ~と思うのはそこまで盛り上げておいてフェイドアウトかぁ~ってとこ。ライブだと最後にアニー・ハスラムが超ハイトーンクリスタルボイスで「Ashes are burning the way~」と叫ぶから良いんだけど、スタジオ盤はちと寂しいな。
最初と最後に挟まれた楽曲群についてはある意味この壮大な組曲の中のひとつとして捉えていくのも聴き方としてはありだろう。意外なことに「On The Frontier」なんてのはアニー・ハスラムの歌声だけでなく男性陣のコーラス部隊から始められる代物で、ちょっとしたアクセントになっているし、「The Harbour」はモロにクラシックピアノでまとめられているもの…、何かをモチーフにしたもので、どうやら盤によってはこの曲がエディットされているものもあるらしい。どこ盤のいつの再発とかまでは調べてないんだけどね。そういう意味ではヒプノシスの手によるアルバムジャケットも遠くを見ているアニー・ハスラムと微笑しているアニー・ハスラムの二種類が存在していて、最初はアメリカ盤と英国盤だと思っていたんだけどそう単純でもないみたいで、どのプレスで、とかがよくわからない。確か「Renaissance」のロゴの大きさが異なるのもあって実に複雑怪奇なアルバムジャケットになっているんだよね。意外と纏め上げたサイトとかが見つからなかったので、まだ勉強中。こういうのにハマると面白くていかん(笑)。
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