Ebony Ark - When the City Is Quiet
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ジャケット、良いなぁ…。
papini嬢のブログで紹介されていて、そうかぁ~、そういう音なら女性歌モノだし聴いてみたいね、って思って入手♪ やっぱりイメージする音と実際に聴いてみるのとでは結構印象が異なるものだ。音楽ってのはやっぱりその人の感性によって異なる反応があって然るべきもので、それでも同じような感性の人ってのがあちこちにいることで話が盛り上がるんだけどね。
エボニー・アークっつうスペインのバンドの2008年3月リリースのセカンドアルバム「When the City Is Quiet」。3年ほど前にファーストアルバム「デコーダー」がリリースされて、そこそこの評価をされていたようだ。しかしみんなよくそんな情報入手してくるよなぁ。Burrn誌だけの功績でもないだろうから、きっと他にも色々な情報源があるに違いない。自分には全く近寄ってこない何かが…。
それでだ、このエボニー・アークの「When the City Is Quiet」を聴いてみるが…、ジャケットから想像されるようなダークでゴシックな雰囲気はほとんどなく、どっちかっつうとパワーのあるヘヴィメタにお転婆なお姉ちゃんがヒステリックに歌っているっつうか…、まぁ、ヒステリックなだけじゃないけど、美声というのではなくて、昔で言うとパーソンズのジル嬢みたいな感じかねぇ。透き通る声とかじゃなくてねちっこい声質で、その分メタル的ヘヴィなギターの音色には似合う声質…、浜田麻里もそうだけど、生理的に受け付けるかどうかってのがあるかもしれない。いや、このエボニー・アークのベアトリス嬢はもうちょっと多彩な声が出せるみたいで、上品な歌い方をする曲もあるけど、基本的にはねちっこい声。
そしてバックの音はいわゆる普通のヘヴィメタル、っつうか様式美バリバリのギターリフが中心となったサウンドでパワーは凄い。どこか昔の日本のヘヴィメタ的なエッセンスを持っているので、聴き慣れている感覚がある感じ。ピアノ曲やオーケストラ的なものも打ち出されていて、クラシカルな音も出せるバンドで、前作「デコーダー」も聴いたけど、飛躍的にバンドとして伸びている事は一目瞭然。深みが出てきているかな。
しかしまぁ長いアルバムだ…。80分フルに入ってるじゃないか…。この音で80分フルに攻め立てられたら結構キツイ。作り手も大変だったと思うけど、聴く側も結構大変だよ、これは。集中力に欠けるからね。しかしお転婆娘の歌声が忙しいなぁ…。
Endless Road
Ectasy
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