Archive2024年01月 1/2

Novalis - Sommerabend (1976):

 シンフォニックなロマン大作を打ち出したドイツでは有名なNovailsの「過ぎ去りし夏の幻影」とムード満点の邦題が付けられた「Sommerabend」は音を聴いて確かに「過ぎ去りし夏の幻影」と呼ぶに相応しい涼しさの漂う音の美しさ。ロマン派がどういう意味を持つかによるが、1976年にドイツからリリースされたNovailsの「Sommerabend」は彼らの3枚目の作品ながら、硬質なドイツ的な音はどれだけ叙情的な音でも変わらずに曖昧さがなく...

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Klaus Nomi - Klaus Nomi (1981):

 「オペラ・ロック」の邦題が付けられてヒットした。印象深いジャケットとクラウス・ノミのキャラクターの濃さが圧倒的インパクトでデヴィッド・ボウイと共演映像のインパクトが強く、クラウス・ノミの生い立ち番組も見てたが、アルバム「オペラ・ロック」はアヴァンギャルドで斬新な展開と歌と、もともとオペラを専攻していたからオペラチックな歌は出来たけど、基本パフォーマーだから、上手いヘタを超えて圧倒的にクラウス・ノ...

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Faust - Faust IV (1973):

 クラウトロックのタイトルを冠した曲を一曲目に配したファウストの1973年リリースの4枚目のアルバムはタイトルも「Faust IV」で、ジャケットは五線譜の羅列。そもそもファウストはかなりユルくていい加減なバンドだと聞くけど、この「Faust IV」を聴くとミニマルミュージックの音の洪水に流されてしまい、一般的なクラウトロックと違って温かみのある音色で肌触りが良いと勘違いしてしまう音。 1973年リリースのタイトル通りフ...

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Anyone's Daughter - Piktors Verwandlungen (1981):

 ドイツの叙情派バンド、Anyone's Daughterのジャケットの綺麗な「Piktors Verwandlungen」をアナログで聴けたが、かなり想像とかけ離れた音で驚いた。叙情性の高い名盤と言われてたのでメロトロンが鳴り続けるイメージが、Camelで聴ける軽いタッチのマイルドな音色による単音世界が繰り広げられていた。しかも途中にセリフが入ってて、ヘルマン・ヘッセの詩をモチーフに音楽を奏でていただけなので、おかげで集中力が途切れて入...

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Epitaph - Epitaph (1971):

 ドイツのHRは面白くてアチコチ探すも、日本語だと見つからず、古くからのブログが引っ掛かるので、知識の深さに感謝しながら目を皿のようにじっくりと読ませてもらうが、先日はFrumpyで大喜びしたので、また別のバンドに期待を抱きながらチャレンジ。 1971年にリリースされたEpitaphのファーストアルバム「Epitaph」。このEpitaphも1983年頃まで活動して、その後のHRの軌跡に入るが、その最初のアルバムがこの「Epitaph」で、ロ...

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Eloy - Inside (1973):

 1970年初頭のドイツはこんなに面白かったのかと気づいたのは結構時間が経ってからで、ドイツから世界に出てくるバンドは何故か前衛的でストレートなロックがなかったから、不思議な国とも思ってたが、普通にロックもポップスもあっておかしくないが世界に出てこないだけだった。 長寿なバンドEloyの1973年セカンド・アルバム「Inside」はアルバム全4曲、しかもA面は18分弱の大作で占めている70年代な作り方が英国B級を彷彿とさ...

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Dschinn - Dschinn (1972):

 アレコレとドイツ産ハードロックバンドをネット上で世界中を探しまわり、それらしい音をバンド名とアルバム名と発売年度で当たりを付けてメモ。それを基にYouTubeで試聴するが、試聴レベルに終わる音も結構多い。昔はニッチなバンドの試聴は絶対出来なかったが、今は出来るから良い。知らないバンドのアルバムを買う時はギャンブルで外れる時も多いが、買ったからには聴くし、好きになれる所を探す。そんな試行錯誤をひたすら繰...

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Dirk Steffens - The Seventh Step (1976):

 詳しい人は詳しい。全然得体の知れないドイツのハードロックシーンをよく知ってる方もいるからありがたく、お陰で散財、人生の楽しみが増えています。昔と違ってひたすら散財でもなくサンプル的にYouTubeで聴けるし、レコード屋探し回らなくてもDLで買えるから全然ラクだが、ただ、バンド名とアルバム名を知らないとDLできないから、意外な出会いはYouTubeの方がある。 1976年にリリースされたBirth Controlにも在籍してた、Dir...

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Blackwater Park - Dirt Box (1971):

 1971年にリリースされた名盤の誉れ高いBlackwater Parkの「Dirt Box」も、灯台下暗しと早々にアマゾンのMP3ダウンロードで売ってたので驚いたし、YouTubeでも聴けるから、サンプル的に聴いて安心できるが、そう考えれば昔よりも自分の好みで選別してCDなどもゲット出来る時代もあったが、そうなると当然全部制覇したくなるので結構頑張ったものだ。 Blackwater Parkの「Dirt Box」は全体感で言えば、かなり洗練された音のハード...

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Asterix - Asterix (1970):

 AsterixはLucifer’s Friendのメンバーが組んでたバンドで、ほぼそのままLucifer’s Friendに名前を変えてデビューアルバムをリリースしているが、Asterixとしても1970年にアルバム「Asterix」がリリースされているが、もっとインパクトあるバンド名にしてキャラクター出して売れる下地を作っていかないとダメだったか。 「Asterix」は快活なハードロックが展開されている、つまり、スコーピオンズよりも前にジャーマンハードロッ...

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Armaggedon - Armaggedon (1970):

 1970年にリリースされた多分唯一無二のアルバム「Armaggedon」は、昔、キース・レルフのArmageddonを探している時にこのジャケットを見たことがあって、その時はドイツの同名バンドなら違うとスルーしてたが、そんなアルバムでもン十年すれば目的を持って聴くようになるとは音楽は面白い。 B級感漂うひたすら熱い音のぶつけあいが楽しいハードで粘っこいロックでかなり英国B級寄りなので、ドイツとの境目は分からないくらい。英...

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Baumstam - On Tour (1972):

 CD時代の後追い世代と同じ気分でジャーマンハードを漁ると時系列が追えないから今の時点で入手できるアルバムがどれだけ昔珍しかったかを知識レベルでしか理解しきれていない。今は手に入らない事はほとんどあり得ないし、現物入手が困難はあるが、DLも含めれば全てのモノが手に入ると思う。だから自主制作で何百枚しかプレスされなかった名盤のアナログ探しの経験が無いまま音を聴ける時代だから、レコードに対する思い入れが異...

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Amon Duul II - Made In Germany (1975):

 ドイツ産音楽でようやく普通のロックの範疇内でメジャーなバンド、アモン・デュール2です。一般的にはファーストアルバム「Phallus Dei」や「Yeti」、「Tanz Der Lemminge」が語られるが、最初に入手した「Made In Germany」から進めよう。 元々はアモン・デュールのコミューンが構成され、その中からバンドが出来上がった。脱退した連中が同じように「2」を付けてバンド活動を開始したためにこういうバンド名になったらしい。1...

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The Wind - Seasons (1971):

 1971年にメジャーレーベルからリリースされた、ドイツのThe Windのデヴューアルバム「Seasons」です。Hard Rockとあったから聴いたけど、サイケデリック色を残しながらオルガンハードとファズギターで空間を駆け巡っている。歌は更にドスの利いた到底ボーカリストらしからぬロックな声。アルバムで見れるメンバーの写真も、到底女の子にモテないルックスのムサい連中が写ってて、メジャーデビューほうが不思議なくらいのバンドと...

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Reaction - Reaction (1972)

 ドイツのThe Reactionの1972年作品唯一の作品が「Reaction」。この時代は英国だろうがドイツだろうがイタリアだろうが皆が同じような事を考えてロックをやってて、決して英国だけが突出していたと言い切れないと、各国のロックを聴いてて思う。もっともZeppelinやSabbathみたいなバンドがいたから他も出てきた構図はあるので、母体は英国だが、それでも各国独自で解釈したロックはユニークだし、似たような部類も出て来る。更に...

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Murphy Blend - First Loss (1971):

 やっぱ70年代は面白い。混沌とした音の世界がロックと何かを分け隔てる事無く全てがごちゃっと一緒にされてサウンドで出てくる。良く言えば楽器を使った音楽だからその可能性を色々と試す意気込み。だからプログレもハードロックもクラシックもジャズもポップスも身近にある音楽を同じハコにぶち込んでブレンドして自分たちで出来る音で出してくる感じ。そこで出てくる形態は自分の好みを通るのでそれぞれが個性的になる。どうし...

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Message - From Books & Dreams (1973):

 自主制作1,000枚だけリリースの70年代の幻の作品、ようやく再発のキャッチは貴重なアイテムとは理解しやすい。本当に音楽がDLやネットだけで存在するようになったら貴重度希少価値はあり得なくて均一に並んでいる音楽のひとつになる。そうなると均等に聞く人が出て来るから後々の作品の評価が変わるだろう。何十年単位の話になるけど、今はまだアナログ時代の歴史が持ち込まれてるからそういう視点にはなってないが。自分が生き...

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Lucifer's Friend - Where the Groupies Killed (1972):

 ジャーマンハードの中の知名度は最たるバンドと思っているLucifer's Friend。ボーカルの英国人ジョン・ロートンが、若い頃にドイツに行ってドイツ人と組んだバンドがLucifer's Friendらしい。たった一人の英国人のボーカルを加えるだけであのダサいジャーマンハードロックがこうまで洗練されて抜けた感を持つから面白い。 1972年リリースのLucifer's Friendのセカンド・アルバム「Where the Groupies Killed」。お得意の悪魔と...

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Kin Ping Meh - No.2 (1972):

 近年の中国を見ると4000年の歴史を持つ国がそれか、と思うが、そこは歴史が物語っているからしょうがない。しかし中国と言えば三国志や水滸伝などが有名で、そのレベルのひとつに金瓶梅なるエロ本があるらしい。全く疎い自分は漠然としか解釈していないし、それすらも人の譲り受け、受け売りなだけで大した事は言えない。ネット時代の今こそ知識を貪欲に吸収すべきだが、なかなか手が出ない。 1971年にドイツからデビューしたKi...

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Birth Control - Birth Control Live (1974)

 深みのあるロックを聴くには良い季節で、益々とジャーマンハードロックに突き進んでいく日々。秋に入ると自分が好きな季節だから、ハマりやすくなる傾向が強い。そこで昔英国B級をひたすら聴き漁って買いまくっていた至福の日々を思い出すくらいにジャーマンハードロックを聴き漁っている。まだ通り一遍だから浅いけど、何かと聴くし、血肉になると期待。英国ロックの時も分からずに聴いてハマって、いつしか整理、消化出来てた...

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Accept - Metal Heart (1985):

 元来ロックのアルバムは前評判を聞いて手に入れるものではなく、どこかで何かの衝撃を受けてそのまま手に取ってひたすら聴く事が初期衝動。それは今の時代では難しい経験と思うが、音が簡単に入手できる時代になると衝撃を受けてもそのままネットで調べて音をDLしたり、人の評判を見てる。新作なら皆スタートが一緒だけど旧作は先人達があれこれ書いている。そんな前情報なしで初期衝動そのままに聴いてもらいたいアルバム。 ア...

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Lindemann - Skills in Pills (2015):

 突如リリースされたRammsteinのボーカル、ティル・リンデマンによる新ユニット、Lindemannの報は割と早めに入手したのでリリースまでちょっと楽しみな部分があった。変態の極地を目指しているバンドがRammsteinだけど全員凄くシニカルな印象あるし、そもそもどういう音が好きな人達かも良く分からない。外的交流はまるで見当たらないバンドだからこういう形でティル・リンデマンが他のミュージシャンのユニットで出て来るとそれ...

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Emigrate - Emigrate (2007):

 ラムシュタインはご存じのように6人組のバンドでどこからどう見ても音楽的センスのある人物が在籍しているようには見えないし、それでもあれだけのサウンドが進化して出てくるから不思議だと思ってた。ここに来てリードギタリストのリヒャルトがサイドプロジェクトバンド「Emigrate」を組み、ソロアルバム「Emigrate」をリリースした。 ジャケットからラムシュタイン的要素が強いと感激しながら聴くと、見事にラムシュタインサ...

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Rammstein - Sehnsucht (1997):

 悪魔的やゴシック的なイメージは結構ロックと結びつく時も多く、古くはブラック・サバスからブラック・ウィドウが悪魔主義で世間から敬遠される筆頭格になり、以降ユーライア・ヒープやパープルもその片棒を担いだり、ジミー・ペイジの神秘主義も黒魔術的な面で囁かれた。英国ロックでは多くて、マンディ・モートン率いるスプリガンスもあるし、ロニー・ジェイムズ・ディオの率いるディオもその系統だった。ゴシックはもうちょっ...

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Fairyland - Of Wars In Osyrhia (2003):

 シンフォニックで美しいメロディとメタルカラー、しかも女性ボーカルで、壮大でコーラス隊もオーケストラも加えてメリハリの利いたサウンドはラプソディがその筆頭ではあるが、当然ながらフォロワーも出てくる。しかし、そのフォロワーも相当テクニシャンじゃないと出来ないと思うが、しっかりと出てきてて、とんでもない世界を構築している。 ラプソディがイタリア産に対し、このフェアリーランドはフランス産だが、フランスで...

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Rhapsody - Symphony of Enchanted Lands (1998)

 イタリアの叙情性と暑苦しいまでの熱さを出してくれたバンドは70年代で一段落着いたようで、その後しばらくイタリアのロックは全然聞く事もなく、かなりアングラに埋もれていたが90年代になってヘビメタが市民権を得ると細分化されて様々なテーマが持ち込まれ色々な音楽体と融合を果たして独自の進化を遂げた。その中にイタリアンロックの方向性もあったが、全然異なった世界を創り出すバンドが出てきた。それがRhapsody (of Fir...

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Dragonforce - Reaching Into Infinity (2017):

 新しい系のアルバムってのは音が良くて今の器材に合ってるからそういう意味では実に聴きやすい。それはジャンル関係なく、どれもこれも当たり前ながら最新のアルバムは最先端の器材で録音されているからね。もっとも音の良し悪しだけで言えばアナログ時代のが一番ってのもあるけど、やっぱり音そのものの古さは否めないし、既に自分はほぼMacかiPhoneでしか音楽を聴いてないから余計にそう思うが、たまにアナログ聴くとやっぱ良...

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Marc Bolan & T.Rex - Futuristic Dragon (1976):

 70年代も中期になるとロックの多様化が加速的に進化していき、実に多彩な音を出すバンドが続々と出てきた。これまでにキャリアを築き上げたバンドは今後の方向性に悩み、出て来るバンドは様々な実験を繰り広げてくる。そして水面下ではパンク勃発の時期と実に面白い時代。日本だって高度経済成長期真っ盛りの70年代で発展しまくってた頃だもん。歴史をこうして見てみるのも面白く感じる。 Marc Bolan & T.RexなのかT.Rexだけな...

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Thin Lizzy - Chinatown (1980):

 ジョン・サイクスのゲイリー・ムーア好きは音を聴いていてもアリアリと分かるだろうし、その後のシン・リジィ加入からホワイトスネイクに至るシンデレラストーリーも知られた所。もちろん実力ありきの話だけど、恵まれた遍歴。そして今ではシン・リジィの看板として活動しているってのを見ているとなんだかんだとジョン・サイクスにとっては一番思い入れの強いバンドだったんだろうなぁ、と。 そんなシン・リジィがNWOBHM時代の...

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Asia - Asia (1982)

 カネに釣られてポップ化しただろう、お前らっ!って言われたバンドも時が流れ、結局音楽そのものを評価されることとなり、当時の裏切り者呼ばわりの辛い思いってのも報われたのかもしれない。そういうバンドの代表でもあったエイジアやイエスやジェネシスってのは実力があったからこそ売れたかったんだろう。それでもロック的魂があったEL&Pなんてのは上手く転身しきれなかったしね。まぁ、そういうことで、まずは当時叩かれまく...

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