Archive2023年12月 1/2

Iron Maiden - Senjutsu (2021)

 Iron Maidenがまさか2021年になってまでアルバムをリリースしているとは80年代には思ってもいなかったし、おそらく本人達も想像できていなかったと思うが、実際コロナ禍になり、バンドの活動は抑えられたものの創作意欲が劣る事もなく実に充実したようで「Senjutsu」なる2枚組の長尺アルバムをリリースしてきたから恐れ入る。クチの悪いリスナーからは駄作と言われつつも何度も聴いていると、あのメイデンとは違う、プログレッシ...

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Charlotte Wessels - Tales From Six Feet Under Vol. I + II (2022)

 元Delainのボーカリスト、シャーロット・ヴェッセルスはそのおかげで嬢メタル界のクイーンとして一躍名を馳せると共に同系統の女流ボーカリスト達との交流も増えたようで、数多くのジョイントが実現しており、全くの新参者として若いうちにシーンに入り込んできたものが、Delainの活動歴から大御所たちと肩を並べる存在にもなっていた。Delain時代でも数多くのゲストが参加してその人脈に驚いたものだが、その多くは当然鍵盤奏者...

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Xandria -The Wonders Still Awaiting (2023)

 ドイツのゴシックメタルバンドとして出てきたXandriaも常にボーカルを変えつつ、音楽性の本質はさほど変えないまま深化させてシーンにとどまること20数年になるが、相変わらずスケールの大きなシンフォニックさ加減と壮大なクワイアを武器とした、どこを取ってもドイツらしさなど皆無な完全なるヨーロッパ製のゴシックシンフォニックを聞かせてくれる。ゴシックな部分はもうほぼ見当たらないので壮大なるシンフォニックメタルと...

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Liv Kristine - River of Diamonds (2023)

 元祖ゴシック・メタルの女帝、リブ・クリスティーンの久々のソロアルバム「River of Diamonds」も出ていたようなのでちょいとチェックしてみると、どうやらTheatre of Tragedy時代の盟友と共に作り上げて話題をさらっていたようだ。それはそれはと期待して聴いてみると、見事にあの時代のあのゴシックメタル、というかゴシックで暗鬱的な雰囲気が醸し出されているのでここ一連のリブ嬢のソロアルバムとは趣が異なり、最初期の基...

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Tarja - Dark Christmas (2023)

 さすがにソロアーティストとしてのキャリアを積み重ねてきただけあって、既に元Nightwishという肩書も不要となりつつあるが、そうなると逆にNightwishで歌ってみてもくれないだろうかとも思ってしまうがフロール・ヤンセンがいる以上、その意味もないだろうから単なる妄想に留めておこう、そしてその方が今のNightwishに似合っているのも事実なので今更ターヤのオペラティックな歌唱にこだわることもないか。そんなターヤが2023...

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Floor Jansen - Paragon (2023)

After ForeverからReVampを経てNightwishのボーカルに君臨した事でその驚異的な歌唱力を世界に披露し続けている歌姫フロール・ヤンセンのコロナ渦における活動は地元に戻りつつ、歌もの企画番組に出演してオペラ歌手ヘンク・ポートとのデュエットによる「オペラ座の怪人」が爆発的に売れてお茶の間のアイドルにすらなったようだ。その辺の様子はこんな遠くの日本の一介のロックファンの元には容易に届かないので事実がどうなのかは...

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Delain - Dark Waters (2023)

実質的にWithin Temptationの兄弟バンドともなるDelainの方もコロナ明けのこのタイミングで新作アルバム「Dark Waters」をリリースしてきたが、ちょいと前にまたしてもボーカリストを変更しての新作なので、今度はどんな雰囲気に仕上がってくるのかもひとつの興味でもあった。元々がプロジェクトバンドとしてスタートしているのでその意味ではボーカリストの変更も当然ありき、というスタンスとも思えるが、ユニークなのは常に素晴...

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Within Temptation - Bleed Out (2023)

若手バンドと思い込んでいたWithin Temptationも気づいてみれば既にキャリア25年のオランダの大御所バンドにもなっていて、時の流れの速さをも実感するが、それでいて今作「Bleed Out」はオリジナルアルバムとしてはまだ8枚目と言うからなかなか良いペースでアルバム制作とツアーをこなしているように思う。無駄に才能を浪費する事もなく充実した創作力を発揮して、且つシーンや時勢にあったサウンドとちょっとだけ早めの時代への...

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Nena - Licht (2020)

Nena(ネーナ)の2020年にリリースされたアルバム『Licht』は、彼女の長いキャリアにおける集大成的な作品であり、同時に新たな音楽的挑戦と成熟を感じさせるアルバムです。このアルバムは、彼女が音楽の世界においてどれだけ変化し、進化してきたかを象徴しています。まず、『Licht』はNenaの豊かなキャリアの集大成と見なすことができます。1980年代初頭に「99 Luftballons」で国際的な成功を収めた後、Nenaはその独自の音楽スタ...

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Sheena Easton - Sugar Walls (1984):

 Sheena Eastonは英国のシンガーだが、プリンスが何曲も提供して、それなりの期間ミュージシャンシップ的な付き合いが見られる。アルバム「Sugar Walls」からその蜜月は始まっているが、プリンス側のアルバムやライブにも参加しているので、性格的にもウマが合ったのか、深い仲だったかは知らない。しかしシーナ・イーストンが英国出身とはあまり意識しなかったので今更ながら少々驚いた。キラキラしたエイティーズの中にいれば子...

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Olivia Newton John - Physical (1981):

 オリビア・ニュートン・ジョンはオーストラリア出身の世界的ヒットを放った歌手兼女優で、映画「グリース」と「Two Of A Kind」でジョン・トラボルタと共演している美貌の持ち主。映画「グリース」はジョン・トラボルタの熱烈なラブコールによって共演が実現したが、その辺にもしかしてビージーズの口利きがあったら面白い。 オリビア・ニュートン・ジョンの「フィジカル」。この頃のオリビア・ニュートン・ジョンはイメチェン...

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Jane - It's A Fine Day (1983)

 いつまでも印象に残っている曲。好きなバンドやアーティストなら追いかけるが、どこかでちらりと聴いた程度の曲、それ以来特に追いかける事も忘れてしまった曲も幾つもある。例えばCMで一瞬流れていた曲や映画の一シーンで誰かが歌っていたメロディが断片的に記憶に残っていて何かの拍子に甦らされる。 Janeの「It's A Fine Day」は昔クリネックスティッシュのCMのバックに使われてた。赤鬼と女優さんが戯れてて妙な噂もあった...

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Annie Lennox - Medusa (1995):

 ユーリズミックスの歌姫アニー・レノックスの1995年ソロ作品「Medusa」。彼女の最初のソロアルバムは「Diva」は彼女が母親になってその気持ちを元にリリースした作品でスピリチュアルなゴスペル風の彼女のスタンスが打ち出されたけど、今回はセカンドアルバム「Medusa」。このアルバムは全曲カバー曲で知っている曲がいくつもあり、彼女の見解とアレンジで歌い上げられている。しかも原曲の素晴らしさを彼女が歌う事で更に飛翔さ...

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The Corrs - In Blue (2000):

 ポップと民族系の融合は昔からある手法で、ポップもロックも何かの融合だから何があってもおかしくない。それを聴きやすい形、且つ独創的な聴かせ方をさせる事がミュージシャンの力量。本質的に才能がある人達は普通にオリジナルな音世界を自分の心のままに追求していけば良いけど、努力型のミュージシャンやプロデューサーは融合型の目利きが必要。 ポップとケルトの融合は随分前からあるが、もっとも顕著で且つ憎めない、そし...

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The Cranberries - To The Faithful Departed (1996):

 1996年にリリースされたクランベリーズの3枚目のアルバム「トゥ・ザ・フェイスフル・ディパーテッド~追憶と旅立ち」。ここまでは可愛らしいアイルランドのポップバンドだったけど、シングル「Dreams」のヒットやアルバムの売れ具合も良く、自分たちの本質を出した作品。その分アイルランドの主張が強くなったらしい。歌詞はさほど気にしないで聴いているので、素直に音だけで変わったと感じるくらいしかないが印象に残ってるア...

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Dolores O'Riordan - Are You Listening (2007):

 個性的な歌姫も多数いる中で今の時代に歌声だけで個性を出しているクランベリーズのドロレス嬢。結婚出産の成長過程を経て、2007年にクランベリーズ沈黙後初の活動成果をリリース。 フルアルバムでどんなキュートな作品かと思いきや、クランベリーズと変わらない作風が並ぶソロアルバム。個性的に歌を聴かせる曲もあればロック風アレンジ曲、そして生ギターバックに歌い上げるバラードとバリエーションはかなり広がっているが、...

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U2 - October (1981)

 アイルランドは行った事がないから雰囲気も分からないでイメージだけ持っている。そこに辿り着く前に英国の田舎に行きたいので先は長い。それでも音から想像するイメージは面白い。Thin Lizzlyやアイリッシュトラッドやロックバンドなどで寒々しくて硬派な印象だけど、決定的にしているU2の存在。特に初期のU2サウンドは突出している。 1981年にリリースされた二枚目の作品「October」も今はデラックス・エディションがリリース...

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The Clash - Combat Rock (1982)

 U2の世界観はロンドンパンクに相当影響を受けたと初期のインタビューで言っている。音楽スタイルは独特だけど、メッセージ性の強さはポップスの領域ではないし、アメリカに代表される歌詞の風潮とは大きく異なり、一番近いのはパンクのスタイル。先日ふと車からThe Clashの「Straight To Hell」が流れて来て、もしかしてU2の「With or Without You」のイントロに影響与えてるのかと一瞬考えてしまったので、The Clashの「Straigh...

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Joe Strummer & The Mescaleros - Live at Acton (2012):

 今時の時代にロックにこだわる若者はいるのか、そこまでロックは魅力的か。歴史を紐解いて辿り着けば魅力的であってほしいと思うけど、多感期に得られる情報量の中にロックが入るのか。親の影響なら古いロック中心で周囲を見渡していく流れか。ニッチな流れになると分かりつつも楽しんでほしい。 レゲエやダブをパンクに持ち込んで一時代を風靡したThe Clash、そのキーパーソンのジョー・ストラマーはソロ活動をしつつもシーン...

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Big Audio Dynamite - No.10 Upping St (1986):

 自分が気になったギタリストやバンドのフェイバリットアーテイストを漁ると過去との遭遇を果たす。または影響下にからオリジネイターを聴いて同じ境地に辿り着く。ルーツ遡り型で数多くのアーティストと遭遇したが、一方でアーティスト本人が興味を示す音楽やスタイルに着いて行くかとなると大抵離れていく。ファンは一つの場所に留まる傾向が強いから、たまたまその時を共有できたバンドが好きで、同じようにリスナーは進化しな...

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Joe Strummer - Earthquake Weather (1989):

 著しい音楽性の変化に着いていけるファン、着いていけないファン、ファンを失わずに進化させていくミュージシャンもいるから、その上手さも技量の一つになる。デヴィッド・ボウイは変化そのものがキャラクターの売りだし、30年変わらないパンク系のスタイルもある。ただ、音楽をやっている以上はある程度の幅で進化したがる。だからソロアルバムや新しい息吹をバンドに持ち込む。 Joe StrummerがThe Clashの消滅から数年後、初...

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The Pogues - Hell's Ditch (1990)

 元来面倒見の良いジョー・ストラマーがアイルランドのトラッドパンクバンド、ポーグスの手伝いを始めたのもそれまでジョー・ストラマーがポーグスをどれだけ知ってたかは疑問だけど分かる気がする。そんなジョー・ストラマーが珍しくもプロデュース業に挑戦したポーグスの5枚目のアルバム「Hell's Ditch」。 1990年リリースの脂の乗った時期の作品「Hell's Ditch」で、ウワサのシェーンはアルコール中毒になって看板が看板にな...

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The Pogues - If I Should Fall From Grace With God:

The Pogues - If I Should Fall From Grace With God (Expanded & Remastered) (1988)シェインの葬儀での演奏↓ アイルランド民謡、即ちケルティック旋律による伝承音楽のスタイル。英国ロックを聴いていればその影響や類似した旋律が聴かれるだろうし、もっと言えばThin LizzyやGary Mooreのアルバムでは顕著に飛び出してくる衝撃的で攻撃的なフレージングがそれだ。ただ、それもケルティック旋律の一部でしかなく、バンドや音楽...

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The Doors - Absolutely Live (1970)

 1970年、ジム・モリソン存命中にリリースされた意思を持ったライブアルバム「Absolutely Live」。今では「In Concert」としていくつものライブが纏められたナイスな2CD盤で、普通は「In Concert」がお得だけどアナログ世代は「Absolutely Live」だ。ジャケットもCDと違うからその辺は想い入れ変わるが、ドアーズを知ってすぐこのアルバムを聴いたから凄い衝撃、と言いたいけど、実際は凄く退屈だった。数少ない知ってる曲、即ち...

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Emerson, Lake & Palmer - Live at the Isle of Wight Festival 1970

 1970年、ワイト島フェスティバルに集まった数万人の音楽愛好者が、Emerson, Lake & Palmer(以下EL&P)によるライブに圧倒された瞬間があった。バンドはその頂点に達し、プログレッシブ・ロックの最前線に君臨していた。EL&Pは、この時期において革新的で実験的なアプローチで知られ、ワイト島のステージでもその真髄を見せつけた。キース・エマーソンのキーボード、グレッグ・レイクのヴォーカルとベース、そしてカール・パーマ...

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Jethro Tull - Nothing Is Easy: Live At The Isle Of Wight 1970

 一般的にプログレバンドと捉えられているバンドでもライブを見ると普通のバンドと思い直す。単にプログレバンドは仰々しい楽器をいっぱい並べて音を出してる構図もあるから、普通のバンド編成であんな仰々しい音が出ないとの思い込みもある。だからライブ映像見ると、案外普通でスカされる。間違った思い込みしてる自分がおかしいが。 Jethro Tullもワイト島フェスティバルで素晴らしいパフォーマンスを見せたバンドの一つ。イ...

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Moody Blues - Live at the Isle of Wight 1970

 結局戻ってくるのは70年代のロックあたりの古いロックに行き着いてしまう、先日そんな会話をしていたが、凄くコアな意味でロックは、ある一時期のものだったし、同じ人でも同じくある一時期だけひたすらロックな時期があって、結局ロックは幻想の産物かもしれない。それでもその幻想に取り憑かれて、夢を見たい聴きたいが故に漁る。そして発見してはハマる。今でもロックな音もあるし、確実にロックと思える時がある。人によりけ...

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Taste - Live At Isle of Wight (1970)

 ワイト島フェスティバルの評判は音楽以外のトコロで芳しくないイメージがつきまとっているが、ここで登場したアーティストは以降のロック史に残るバンドも多く侮れない。そんな中のひとつにこのフェスティバルへの出演をきっかけにステップアップしたアイルランドの英雄ギタリスト、ロリー・ギャラガーがいる。この時はまだクリームと時を同じくして同じようなことをアイルランドでやっていたテイストで、真似でもなく、感性が同...

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Jimi Hendrix - Blue Wild Angel (Isle of Wight) 1970 (2002)

 1970年9月18日ロンドンのホテルでガールフレンドによりジミ・ヘンドリックスの遺体が発見された。享年27歳の若さで逝去。多くのロックミュージシャンが影響を受け、また哀しみの弔電を打ったと言う。ロック界の寵児、天才ギタリストと呼ばれるジミヘンだが、今なお彼を超えるギタリストは存在しない。数百年に一度の素材以上の人物だったかもしれないと思うくらいにロックを知れば知るほどジミヘンの凄さを知る。聴けば聴くほど...

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Free - Isle of Wight 1970

 Twitterで知っただけなのだが、まさか今こういう作品が別途CDでリリースされるのは果たしてどういう意味合いなのだろうか、と不思議に思うくらいのリリースとなったフリーのワイト島ライブの当然ながら音だけのアルバム。DVDでリリースされてて、そこも確か音だけ完全版的なのあった気がしてたけど、それも古い話だから今どきの機材で綺麗にしてきちんと残しておこうという意図であればありがたい代物になる作品。その昔はブート...

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