Archive2023年08月 1/2
Adele - Live At The Royal Albert Hall (2011):

グラミー賞の価値は、アメリカや英国では相当高いステータスで、英米ではグラミー賞は音楽家にとって名誉ある勲章だ。往年のロックバンド達ですら受賞すれば再結成しているから、それだけの価値があるイベントで、その中で何部門獲得と出てくるから凄い。選択基準が分からないが、パフォーマンスの価値の場と捉えれば世界中に注目されるし、グラミー賞切り口の商売もできる。話題になったアデルを聴いて、最初はピンと来なかった...
- 0
- 0
Joss Stone - LP1 (2011):

R&Bやソウルは凄いけど幅を広げるジャンルではなかったから詳しくないけど、ただ聴いててハートに染み渡り心踊る歌声に出会った時は聴き続ける。最近エイミー・ワインハウスやジョス・ストーンのようなソウルフルなシンガーが英国から出てきてぶっ飛ぶ。ジャニスの再来と言われる逸材は何人かいたけどシーンに生き残れていない。生憎エイミー・ワインハウスは生き様までジャニスと似た破滅型で、天分の才能を出しながらロックな...
- 0
- 0
Amy Winehouse - Back To Black (2006):

新進アーティストの音に耳が向く機会は多くなくて、多分偶然でしかないから出会いは必然で、その時に自分の琴線に触れるかだ。随分前に「Isle Of Wight 2007」をテレビで見た時に今の音楽シーンも面白いと新しいバンドやアーティストを聴いて、唯一ハマり過ぎて簡単には書けなかったエイミー・ワインハウス。2003年デビューの英国人女性シンガー。 彼女をテレビで初めて見た時はビックリした。姿格好は40年代風で振り付けや飾り...
- 0
- 0
Janis Joplin - Farewell Song (1982):

言わずと知れたジャニス・ジョプリンの歌世界。サンフランシスコを中心に活動していたし、ドラッグ仲間もあるのかポール・バターフィールド・ブルース・バンドとの関係は知られている。もっとも一般的にはジャニスの知名度の方が圧倒的に上回っているので、そんな関係性は知られていないけど。でも、ジミへンとも交流あったり、同世代のミュージシャンはそれぞれ交流があったらしく、そんな空想も面白い。 1982年にリリースされ...
- 0
- 0
Big Brother & The Holding Company - Cheap Thrills (1968):

60年代花のサンフランシスコを代表する歌い手と言ったらやはりジャニス・ジョプリンに行き着く。フラワー・ムーヴメント、ヒッピー文化、セックス・ドラッグ&ロックンロールの旗手となったあまりにも有名なブルースの女王。その存在を知らしめたのは1968年発表のアルバム「Cheap Thrills」だが、ここではまだBig Brother & The Holding Company名義のリリースで、彼女の存在をクローズアップしたものではなかった。しかしアルバ...
- 0
- 0
The Doors - Live At The Hollywood Bowl 1968:

60年代を代表するバンドでありながら60年代を代表するフェスティバルであるモンタレー、ウッドストック共に出演しなかったザ・ドアーズ。質の高いライブを繰り広げていた事は最近の彼等のライブ盤のリリース状況を見れば一目瞭然で、ジミヘン並みに当時のライブをオフィシャルサイト経由で流通させている。21世紀の新たな販売戦略のひとつであるネット販売が主であるが、もちろんファンはこれに享受して何でも揃えているに違いな...
- 0
- 0
Iggy Pop - Lust For Life (1977):

ジム・モリソンになりたくてロックシンガーになった人は世の中にいるけど、同時代に生きていた人がそう思い、ジム・モリソンのような人生を生き、そして現在でも生ける神話として存在しているイギー・ポップ。日本ではあまり人気がなく、世界的にも特にヒット曲に恵まれてないのでメジャーな人でもない。ただ、そのパフォーマンスは知られた話だ。 イギー・ポップのソロデビュー二枚目のアルバムがこの「Lust for Life」だ。197...
- 0
- 0
The Stranglers - Black & White (1978):

パンクからニューウェイブへの流れはジョン・ライドン一人が作ったものでもなく、代表的なロンドン・パンクのバンド達は皆そういう方向へと進んだのは時代の流れ。P.I.Lは明らかに、The Damnedはニューウェイブの世界へと進み、The Jamは持ち前のモッズスタンスに立ち返り、ザ・クラッシュはレゲエやダブへの接近を図り、The Stranglersは鍵盤入りのバンドだから違和感がなく無機質へ。結果一瞬だけのパンクブームからニューウェ...
- 0
- 0
The Damned - Machine Gun Etiquette (1979):

パンクバンドは短命だ。セックス・ピストルズだけの話ではなく、ザ・ダムドにも云えた話。パンクバンド最初のシングルをリリースしたザ・ダムドだが永遠のパンク名盤と挙げられるファーストアルバム「Damned Damned Damned」をリリースした後、全く売れなかったセカンドアルバム「Music for Pleasure」をリリースするも即座に失速して一旦解散。またメンバーが再度合流して1979年早々に再結成を果たしている。そこでインディーズ...
- 0
- 0
Tank - Power of Hunter (1982):

HR/HMが世界進出のキーだったのか、テクニックや個性を含め複数のバンドが同じシーンを賑わせていた80年代初頭には英国メタルシーンも地下で活性化していた。ただ単にカッコいいだけじゃなく、自分に引っ掛かるバンドが時々いるし、ミュージシャンの意向もあるが、自分に響くかどうかは聴くタイミング次第。 Tankのセカンド「Power of Hunter」は1982年にリリースされたNWOBHM界の宝でIron Maidenはメジャーだが、地下から完全...
- 0
- 0
Sam Gopal - Escalator (1968):

1968年、レミーがフロントに表立って出てきた最初のバンド、Sam Gopalの作品「Escalator」。若かりし頃のレミーの歌とベースはレミーじゃなくてデューク。レミーは歌とギターでクレジットされてて、ギターはもう一人いるのでレミーがリードギター弾いてるか分からない。デュークのベースラインと音は明らかにHawkwind〜motorheadの頃のレミーに影響を与えている音で、同じリッケンバッカーだろう。そういうルーツを見つけるのは...
- 0
- 0
Motörhead - Bomber (1979):

ロックは音楽だけど生き様的なところもあって、どれだけロックっぽい音をやっても生き様がロック的でないと認めにくいが、逆にそんなに音楽的好みじゃなくてもロック的な生き様をしてるのが判ってると圧倒的にロック。motorheadのレミーは圧倒的ロックな人で、存在だけでロックアイコンだったので、その死を聞いた時に自分でもびっくりするくらいにショックで空虚感を味わった。あのカラダでライブやってて相当調子悪そうだし、...
- 0
- 0
Hawkwind - Warrior on the Edge of Time (1975):

シアトリカルでスペーシーでサイケデリックなバンドは英国には割と多く存在していてメジャーシーンでも言われてみればあるだろう。ニッチな英国特集で走っていてその辺の作品は面白い。スピリッツ溢れていて、皆が皆考えてプレイして。60年代末からのバンドは生き残りに必死だからそういうアレンジが出てくるし、新興バンドは自分達の信念で出てきてて主張が見える。もっとも周りなど一切お構いなしのホークウィンド。 1975年リ...
- 0
- 0
Chapman Whitney - Streetwalkers (1974):

古き良き英国ロックの世界に戻ってみて、白人ながらもソウルフルな歌声を持つ人物も何人も存在するけど、一番不運だった気がするのがファミリーで知られたロジャー・チャップマン。不運と言うのも言い方が悪いけど、凄い歌声持ってるがパートナーに恵まれなかった、もう一つ弾けても良かった感が強い。FamilyはJohn Wettonが在籍したおかげで、知られている側面が大きく、結局John Wetton在籍時はイマイチの評判にも拘わらず。勢...
- 0
- 0
Family - Entertainment (1969):

ファミリーはジョン・ウェットンが参加したバンドとして知られているけど、実際にそれはかなり終盤の話で、そもそもごった煮英国ロックの時代の始まりでもある1960年代終盤に出てきたバンドだ。だから別にハードロックでもブルースロックでもなく、何かのジャンルに属せる音でもない。その辺がなかなか聴きにくいバンドのひとつになっている面も否めないが、ボーカルのロジャー・チャップマンの名はかなり知られているのではない...
- 0
- 0
Pink Fairies - Never Never Land (1971):

ノッティングヒルゲイトから出てきたロックミュージシャンは割と多いし、今でもノッティングヒルゲイトでたむろするロッカーは非常に多いと聞く。それは70年代にも同じことが言えるらしく、先のホークウィンドもノッティングヒルゲイト出身のバンドだし、同じくサイケ、パンク、ドラッグの要素を持ち込んでいた英国ロック界の奇人の中では必ず名が挙がるトゥインクが中心となったピンク・フェアリーズもノッティングヒルゲイト出...
- 2
- 0
Hard Stuff - Bolex Dementia (1973):

Hard Stuffのセカンドアルバム「ボレックス・ディメンティア」、1973年リリース。ファーストアルバム「Bulletproof」は割と話題性もあったようで、何かと取り上げられたが、セカンドは何となくピンと来ませんでした。ジャケットだけの話。来歴はアチコチで書かれているので適当に書いておくとQuatermassとAtomic Roosterのメンバーが合体して出来たバンドで、それ自体がもうアングラな世界の話で、出てくる音もその名の通り実...
- 0
- 0
Atomic Rooster - In Hearing Of Atomic Rooster (1971):

英国ロックの奥深さは、超大物バンドからどマイナーなバンドまでが大きな意味ではひとつのファミリーツリーで繋がるのがあって、それは凄い流れが作れる。派生も含めたらそれこそ英国のバンドは皆兄弟と言うくらいに広がる。例えばZeppelinからYardbirdsは当たり前で、Band of Joyも出てくるしロード・サッチやRoy Harperにも広がるし、Stonesにも繋がる。この辺は直接関連系。Roy Harperを例に取ればPink Floydにも行って、ギル...
- 0
- 0
Toe Fat - Two (1970):

ロックバンドに於けるキーボード楽器の位置付けはホントにそれぞれだなと思う。パープルやヒープみたいにそれがなければバンドとして機能しない時もあれば、ひょこっと抜けても何ら問題ないバンドもある。それはギターではあまりないが、鍵盤だとそういうのはよくある。ドラムやベースはないと始まらないと思うが、それでもロックの世界ではないバンドもある。そう考えれば鍵盤だけ云々でもない。でもひとつのバンドで、元々鍵盤...
- 0
- 0
T2 - T2 (Fantasy) (1971)

ちょいとB級路線に寄り道じゃないけど、その辺も相変わらず好きに収拾も捗っているので、いくつか流れに乗って出しておこう。70年代英国ロックの流れとしては先日のDeep Purpleを軽くぶっ飛ばすレベルのバンドはいくつもある。そこまで売る意思が強くなかったので一発屋で終わっているバンドが多いが、実力のあったバンドなのにと悔やむべきか、その一発だからこそ良かったのかと考える部分はあるが、概ね一発だから良かったと思...
- 0
- 0
Suck - Time to Suck (1971):

刺激的なロックが良い。どれだけ色々聴いても衝撃的刺激的なサウンドに出会った時の興奮度は変わらないし、そいつを欲しているから聴く事も実感する。そこから何度も聴くとハマり、更に深みのある刺激を求める事になるのは普通だがロックは衝撃度が強い。今でも求めてるし、最近の音楽でも良いけど少ないので、70年代のアホみたいに人生賭けてる人が良い。 1971年に録音されたけどお蔵入りのまま年月が経ち、2009年になってアメ...
- 0
- 0
Strife - Rush (1975)

今年は英国B級類を改めて聴き直して漁り続けて久々に英国漬けの日々を過ごした。それが多分半年くらい続いたのでブログ記事もほとんどそんなので占められていた。ここはホントは別に英国だけではなく自分で聴いた音をあれこれ書き連ねる所で英国だけではないです。今の英国路線も早めに片付くかと少々不安だが、考えずに進めよう。 1975年にリリースされたストライフのファーストアルバム「Rush」です。ファーストアルバムと言...
- 0
- 0
Pussy - Invasion (1972):
- 0
- 0
Pinnacle - Cyborg Assassin (1974):

随分と音楽の聴き方が変わったとつくづく実感するが、それも時代の進化か。音楽業界の音楽の売り方もどうなるのか。ハイレゾ系は一部ニッチな世界でしかないし、一般的にはDL売りが当たり前に定着しているが、自分周辺にはそうは思えなくて何か違う。FLACだったらいいのかもあるけどちょっとピンと来ない。実際DLで入手するしCDメディアで入手することもあるが、iTunesライブラリに入ってしまうとどれも一元化されてしまうから入...
- 0
- 0
Orang-Utan - Orang-Utan (1971):

正体不明なハードロックバンド、1971年にアメリカでリリースされたOrang-Utanの「Orang-Utan」。正体不明でも音を一発聴けばどうしたって英国のバンド、もしくは英国人の多いバンドと推測が付くレベルの音だ。1971年ならモロにこういう音。アメリカとは全然異なる空気感はやはり英国の音だと自分的には思える。時代的にブルース・ロック中心、ブルースギターからハードロックへの発展がある、見事なまでにブルースハードロック一...
- 0
- 0
Necromandus - Orexis of Death (1972):

ロックはブルースの子供だ。その後にはブルース色のまったくない音も多数出て来ているし、ブルース系だけがロックでない事も知るが、それなりにルーツはあるだろう。ただ、やはり突然変異のオリジナリティ豊かな音が多くルーツを簡単には表せない、強いて言えばビートルズかも、位のバンドは多数ある。さらにメタル系になるとサバスやヒープはあれど、今じゃそこまでのルーツでもなく、メタリカに源流があるくらい。そんなシーン...
- 0
- 0
Nazareth - Razamanaz (1973):
- 0
- 0
May Blitz - The 2nd of May (1971):

70年代英国アングラハードロック伝説、もうちょっと続きます。Three Man Armyあたりからどうにも人脈関係が広がって収集付かなくなって色々と聴いてしまった。考えてみればクラッシュもボウイもムーディ・ブルースもベックも何も全部繋がってしまう人脈図になる英国ロックの歴史。個人名で全部は覚え切れないので資料漁りが必要になるが、今じゃネットで簡単に調べられるし便利。そんなことを常日頃から行いながら、そういう繋が...
- 0
- 0
Leaf Hound - Growers of Mushroom (1971):

1970年にドイツでシングルをリリースしたのが彼等のデビューで、アルバムは翌71年にこれもドイツでリリースされている。ドイツ初回盤は後に発売された英国盤よりも二曲少ない収録だったようだ。更に英国盤のタイトル「Growers of Mushroom」は英国リリースのみのタイトルで曲順も異なっている。こういう場合はどちらをオリジナル盤とするべきかは分からないが、そんな昔の話してもしょうがないので現行入手できるブツで、英国盤...
- 0
- 0
Hackensack - Up The Hardway (1974)

ブルースロックに取り憑かれた若者が1970年代の英国には多数存在していたが、時代の経過と共に薄れていき、更に発展したサウンドがロック界を彩る。この頃にバンドを始めて、そのままメジャーともマイナーともつかない形で活動していたが1974年になってメジャーデビューとなったHackensack。主要メンバーのニッキー・ムーアはこの後サムソンにも関わるので、割と主要な英国ハードロックシーン形成時のメンツかもしれない。 ジャ...
- 0
- 0