Archive2023年06月 1/1
Margo Price - Midwest Farmer's Daugh (2016)

イリノイ州のシンガー、Margo Priceのデビューアルバム「Midwest Farmer's Daugh」はもちろん197…ではなく2016年作品ながらも、それくらい古めかしく不思議なサウンド。単純にカントリーシンガーと言えない世界観で、もう33歳で子供も旦那もいるから深みがあり、声が特徴的で聴きやすい生々しいバンドサウンド。ジャック・ホワイトのレーベルからリリースされているから、この古い雰囲気と新しいセンスの融合劇にも納得。ドラム...
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Al Andaluz Project - Deus Et Diabolus (2007)

Al Andaluz ProjectはL’ham de FocのボーカルのMara Arandaが参加しているプロジェクト。L’ham de FocもMaraのソロ作も好きだから当然このAl Andaluz Projectも気に入る事は判ってて、2007年の作品「Deus Et Diabolus」を聴いた。そこには摩訶不思議な世界が広がってて、自分が表現できる単語では言い表せない音の世界で、正に万華鏡の中にポツンと一人紛れ込んでしまった異世界感。先のL’ham de FocのMara AradanaとドイツのEstam...
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Estampie - Spirit of the North (2013)

ドイツの古楽器民族バンドでキャリアも長く名高いEstampieの最新作「Spirit of the North」を聴いた。ここの所聞いている民族系のAl Andaluz Projectの片割れボーカルがEstampieの歌姫様で、それまでEstampieは知らなかったけど、ドイツの不思議さも手伝って聴いていた。最新アルバム「Spirit of the North」は2013年のリリースで、古楽器民族系だけど、かなりポップス系統のアレンジを導入して聴きやすく仕上げている。そもそも古...
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Flairck - Alive (1990)

オランダのフレアークは女性二人と男性三人による室内楽奏的音楽ながら、世界のマニアの関心度は非常に高く、その音楽も多様化した素晴らしく美しい。「Alive」は激しくも素晴らしいプログレッシヴロックを期待していたが、出てきた音はアコースティックとフィドルやフルートを奏でる素晴らしく美しい音楽で、決してロックではないが、ノリも凄くて最高に熱い演奏で燃えてくる。ベスト盤みたいなジャケットが気になるけど、1990年...
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L'Ham de Foc - Cor De Porc (2006)

スペインのトラッドバンドL'Ham de Focはどのアルバムを聴いても新鮮で刺激的な世界でその筋で最も有名なバンドだが、ロック畑からは英国トラッドよりも奥深くて未知の世界。女性ボーカルのArandaの歌声に感激して、音世界に引き込まれ、更にリラックスした世界と心地良く浮遊した世界に溺れる素晴らしいバンド。 2006年にリリースされた三枚目の作品「Cor De Porc」はリラックスできる音楽の力を実感する。ハーディガーディの使...
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Mara Aranda & Solatge - Deria (2009)
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Valravn - Koder på snor (2009):

Valravnの「Koder Pa Snor」のジャケットのセンスの素晴らしさが気になり、そこにデンマークのラジカルトラッドバンドと形容詞が付いてて気になった。ジャケットから察するに決して明るくなく毒があるような印象で、呪術系のイメージも湧いた。ようやく手に入れて「Koder Pa Snor」を聴くと、期待通りにエキセントリックな音で新たな世界に突入。民族楽器で熱気を奏でるパワフルな女性ボーカルによるヒステリックな世界構築。ここ...
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Orianthi - Live From Hollywood (2022)
オリアンティほどのテクニックとセンスを持ってるギタリストが今更ブルースに回帰されても、とは思うけど、聞いているとそりゃ心地良いのは当然だからひとつのやり方か。もっと独自のサウンドを探求してもらいたい気もするけど、確かにこのスタイルでプレイしてくれる人もいないから納得。ハリウッドのライブはまだロック色強い編集なのか選曲なのか、だけど近年のライブ映像は生々しいオーディエンスショットだからか、存分にブル...
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Maneskin - Live
そういえばそのスペインのイベントにはManeskinも登場してて、こちらもたっぷり75分のライブが楽しめる。彗星の如く登場して今やこんな大イベントでもトリ前くらいに位置するのだから凄い勢いだ。このまま今年の冬にはMSGでライブを行い、その前後で日本公演も入っているが、当然チケットも取れないまま。ライブ映像見ててもぶっ飛ぶんだからナマで見たらホント、凄い迫力とロック感を味わえるのは間違いないだろう。古き良き作品...
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Depeche Mode - Memento Mori (2023)
Depeche Mode新作、とな。先日スペインで行われたイベントの大トリを飾ったのがDepeche Modeらしく話題になっていたが、その映像も早速YouTubeで見られる。興味本位で今どうなってるのか、なんて見たらついついハマってしまった100分間。ホント、ヨーロッパでは絶大な人気を誇ってる。しかももう40年近くもだ。ただ、このライブ見てても思うけど、最初はかったるい。それがだんだん心地良くなってくるから不思議。それこそDepeche ...
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Vigil Of War - Reap What You Sow (2022)
DragonforceにVigil of Warのアリシアが参加!のニュースはちょいと前になるが、未だにそのビデオが一曲しかオフィシャルでリリースされていないのも残念。ライブ映像出してくれると楽しめるのにな。そのアリシアって何者?が最初の出会いだけど、元々はモデルさん。でも音楽センスも抜群だったのでベース弾いて歌ってる。それもカッコ良い。更にPVのアイディア出しもしてるのかな、美的センスの鋭い映像をいくつか出しててさすが...
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Joe Bonamassa - Tales of Time (2023)
どれだけアルバムをリリースするのか…、生涯リリース枚数は間違いなく一番になりそうなボナマッサ。今回もまた質の高いライブアルバムを届けてくれた。更に、どこに向かおうとするのか、エンターティメントブルースの無限さを見せてくれている。一音一音が魂の籠もったブルースだから、いちいち心に刺さる。聞く度に、凄いなぁ…と思うのだから何枚アルバムやライブがあっても良いのだろう。今回は映像付きで…と言ってもすべてYouTu...
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十字架5 Sound Collection
もうね、なんだか分からない世界です。パチンコの台のサウンドコレクションって…、パチンコやらないから何の事か分からないし、どうしてそこにサウンドコレクションが出てくるのか、それもこんなにまともな音で仕上がってくるのか…、全く分からない。そこに今お気に入りの有馬えみりのあのシャウトをメインにした曲が恒例PassCode人脈から入っているのだからお遊びで聞いてみたらこれがとんでもない。PassCodeと違って有馬えみりと...
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El Estepario Siberiano
El Estepario Siberianoなんじゃこりゃ!?こんなドラム叩ける人いるのか??世の中進化しすぎてるっ!バンドマンではなくドラマー、ミュージシャン、なスタイルも現代的。見ていて飽きないのでついつい2時間とか普通に見てるレベル。...
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Joe Perry - Sweetzerland Manifesto MkII (2023)
ジョー・ペリーの方はジョニー・デップとは気が合っているようで、割と色々と付き合いも増えているらしい。今回のアルバム「 Sweetzerland Manifesto MkII 」もジョニー・デップの自宅で作られている曲が多いみたいだが、自宅ってどんだけデカいんだろうか?多分スタジオですらあるんじゃないかと思うが、よく分からん。ジョー・ペリーだって相当の金持ちだからお大金持ち同士のお付き合いでそれはそれはラクなのだろう。と勝手な...
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Hollywood Vampires - Live in Rio
アリス・クーパーと言えば最近はジョニー・デップとのHollywood Vampiresの話題の方がよく耳にする。当然話題が大きいからだが、オリジナル曲ではなく往年のロックのカバー曲ばかりながらも全く価値が下がらないのはさすがのアリス・クーパーとジョー・ペリーの大御所だからだろう。今度リオのライブも出てくるから、そのゴージャスさも見どころだが、ジョニー・デップのプレイもベックとのセッションもあったから案外プロレベルで...
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Alice Cooper - Raise Your Fist & Yell (1987):

アメリカのミュージシャンは変わり身が早く、職業意識が強いとも言えるが、自身の音楽性が売れるならそれだけをやり続ける強さもあれば、下火になれば即座にシーンを見渡して自分の入り込む隙間を見つけてねじ込んでいく時もある。それが自分のこれまでの音楽性と相見えなくても親和性があれば突き進むし、キッスのヘヴィメタル化は正にそんな代表だが、アリス・クーパーも同じく低迷期からの脱出策にヘヴィメタルをテーマにした...
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Kane Roberts - New Normal (2019)
これもまたYouTubeでアリッサを漁ってるとケイン・ロバーツとのオンラインインタビュー的なのが出てきて、何やら出会いの話などもしてた。なるほど、そんな繋がりか、と思えば当然彼氏のMisfitsのドイル絡み…お二方とも筋肉オタクだから納得感ある。そこで話はケイン・ロバーツとのセッションになったので、そんなのあるのかと見れば2019年にリリースされていたアルバム「ザ・ニュー・ノーマル」からのシングルカット曲「Beginning...
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Nita Strauss - The Call Of The Void (2023)
Nita Strauss…アリス・クーパーのところでギター弾いてたワイルドなお姉さんの印象だったが、ふとYouTube見てるとAlissa White-Gluzのボーカルでド派手なセッションを繰り広げている「The Wolf You Feed」のビデオが目立ってた。有馬えみりがこれをカバーするのも分かる気がするが、女の色気と野獣性が同居しててなかなか魅惑的なビジュアル感が新鮮。何か出すのかと思えばアルバム「The Call Of The Void 」がリリースされるよう...
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ARIMA有馬えみり
ARIMA有馬えみり - 【Vocal Cover】Nita Strauss - The Wolf You Feed(feat.Alissa White-Gluz) 有馬えみり 最強!今度はNita Strauss - The Wolf You Feed(feat.Alissa White-Gluz) のカバーを歌ってるが、これもまたこの時代ならではのセッションから出てきた曲をノーマル声とデス声両方を組み合わせながらの部屋歌♪Passcodeがこないだまでライブツアーしてたのに結構時間あったんだろうか、このタイミングでこういうのが出てく...
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The Clash - Cut the Crap (1985):

もう40年近く聴いてるThe Clashとの付き合いだが、これまでも割と事ある毎に聴いてるので途切れがない。割と人生的にいつもどこかで聴いているバンドで、たかがアルバム5枚しかないが全部聴き尽くしてないかもしれないものの、ほぼまるで聴いてないアルバムが1985年にリリースされた世紀の問題作と悪名高い「Cut the Crap」です。 結論的にはジョー・ストラマー自身がこの時代を黙殺して、この世を去ったのでそれが答えでしかな...
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The Good, the Bad & the Queen - The Good, the Bad & the Queen (2006):

ちょっと前に元クラッシュのポール・シムノンが久々に音楽シーンに復活で話題になったが、そうやってこのバンドの印象を捉えたが一般的には元ブラー、ゴリラズのデーモン・アルバーンが久々に組んだプロジェクトで話題になり、他の面々も結構有名な面子が揃っているようでそれなりにサウンドも期待された。 大体がバンド名決まってない感じでそもそもアルバムタイトルしか記載されていないが、結局「The Good, the Bad & the Qu...
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Havana 3A.M. - Havana 3A.M (1991):

The Clashの要でもあったポール・シムノンはThe Clash解散後、画家活動していたと聞いたけど、実際よく分からないし、そんなに金持ちとは思えないので、何かしてたとは思うが、あのカッコ良いイメージを壊さないでくれれば良い。唐突にポール・シムノンがバンドを組んでアルバムをリリースすると聞いて驚いたが、当時パンクな仲間もいたのでその辺の情報は早かったものだ。 1991年にリリースされた待望のポール・シムノン中心の...
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Big Audio Dynamite - Megatop Phoenix (1989):

ゴチャゴチャな音で楽しめるモノもあるけど、パンクな流れで来て思い出したのはクラッシュをクビになった後ミック・ジョーンズがドン・レッツとワールドワイドな音を組み入れたダンサンブルなバンド、B.A.D。後期クラッシュの妙なダンサンブルな音を拡大解釈したバンドだけど着いていけなかった。 クラッシュ解散後に出したB.A.Dのファーストアルバム「This Is Big Audio Dynamite」こそがその音楽性を詰め込まれたものだけど、...
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Joe Strummer & The Mescaleros - Streetcore (2003):

ダブ・レゲエを白人のサウンドに持ち込んだのは紛れもなくザ・クラッシュだが、そのスピリッツはパンクが提唱しているモノと同じだったことと、ベースを始めたばかりのポール・シムノンがレゲエ・ダブ好きだったのもあって、メンバー全員が感化されたのも面白い。ジョー・ストラマーもポールの影響で聴くようになったらしいので、これだけ広げた功労者は実はポール・シムノンだが、ジョー・ストラマーになってる。 2003年リリー...
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Prince - The Recording of Purple Rain Live (1983)
アルバム「Purple Rain」に収録の「Purple Rain」がまさかライブ一発録りの音源だとは初めて知った。1983年に地元のミネアポリスで初めて「Purple Rain」を演奏した際のライブ映像が発掘され、その一部始終が広く知れ渡ったが、この時は13分以上の長さで演奏されているし、途中いくつかのヴァースや歌詞が存在していたが、それらもキレイにカットされている事もよく分かる。圧巻なのはギターソロプレイで、なんと後半のあの印象的...
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Nujabes - Metaphorical Music (2003)
「すごく良い雰囲気なんですよ、これ」と言われてそのまま聴いてみたら凄く良かったので割と最近よく聴いてるNujabes作品。2003年リリースだから、どこかジョー・ストラマーのメスカレロス時代のアルバムと通じるものがあって、あぁ、こういう音の走りと言うか、混ぜこぜ感が似てるので不思議な交錯感に浸ってもいられるアルバム。このアルバムに限らず、どれもムードは変わらないので真剣に聴くと言うよりも流しながら雰囲気を楽...
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Stanley Clarke - Journey to Love (1975):
スタンリー・クラークはバキバキのベースを弾く事で知られてただけど実際はよく判ってない…、とりあえずソロ作三枚目の「Journey to Love」が1975年にリリースされてて、ゲストギタリストはジェフ・ベックやジョン・マクラフリンでロックファンにも知られているアルバムで、ジェフ・ベックの技巧的な部分を発散できる世界がエレキジャズの走りだったフュージョンの世界で、ジャンルの区別なく取り組んでいたとは想像に難くない。...
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Tony Williams Lifetime - Turn It Over/lifetime (1970):
革新的な試みを常に実験するために色々なメンバーとセッションを繰り返し、純粋にエネルギッシュでパワフルなサウンドを追い求めていた時代がロック黎明期で、当時はロックのみならずジャズの世界でも同じような試みを常に繰り返している連中がいて、新たな世界に飛び出したがっていた連中が一緒にやろうって思う事は自然だった。ロックもジャズもなくただ天性のプレイヤーだから一緒にやったら何か起きるとの確信の元に集まって...
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Mahavishnu Orchestra - The Birds of Fire (1973):
ジャズ畑からロックへアプローチをかけて、そのまま英国的プログレッシヴロックの一環に組み込まれた珍しくもボーダーレスな時代を象徴する傑作を生み出したマハビシュヌ・オーケストラは、ジョン・マクラフリンが在籍してテクニックを存分に見せつけた重要なアルバム「火の鳥」は、コレだけでも鳥肌モンだし、タイトル曲「火の鳥」のアグレッシブなプレイは素晴らしく、ギターも当然ながらハードなプレイのバイオリンとヤン・ハ...
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