Archive2022年04月 1/1

Angel - On Earth As It Is In Heaven (1977):

 バンドのメンバーがCD-Rを持ってきたが、毎回会う度に何かしら物々交換が行われ、突如何もリクエストしていないものを渡される時があり、セリフは大体こうだ「とにかく聴け!」。そこまで言い切られると聴いてからではないと何も言えない。天邪鬼なので大体そのまま受け入れて気に入ることないが、さすがにバンドのメンバーは好みをよく理解してるのでハマることも多く、そんな中の一枚にこのエンジェルの「舞踏への誘い」があっ...

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Cheap Trick - Heaven Tonight (1978):

 ハードロックの形態も色々あると思わせるバンドはいくつもあって、昔は男臭くてカッコ良くないとダメだったが、段々とコダワリが無くなってきて、そういうロックの表現方法もあると聴けるようになった。歳のせいかもしれないが、聴かないのも勿体ないチープ・トリックはメンバー4人のウチ、二人はルックスも良く、女の子の人気もバッチリの美青年で残りの二人は体型もルックスもコメディにしか見えないから徹している。 1978年...

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Peter Criss - Peter Criss (1978):

 当時のKISSファンのため息がよく分かる気がするアルバムで、KISSは他に類を見ないバンドはもちろん、全員が歌って曲が作れる器用なバンドで、実はビートルズ的なバンド。ポップでキャッチーで皆歌えて作れて国民的人気がある共通項は多い。この手のバンドが面白いのはビートルズも然りだが、4人の志向性が異なっていて、その融合体で成り立っていた事だが、それぞれのソロになると面白味をそこまで発揮できないのはビートルズだ...

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The Joe Perry Project - Let The Music Do The Talking (1980):

 あまり価値観を見出されないギタリストのソロアルバムだが、エアロスミスの花形ギタリストであるジョー・ペリーにも当て嵌まる。エアロスミスのアルバム「ナイト・イン・ザ・ラッツ」を最後にドラッグまみれとなったスティーヴン・タイラーに我慢できなくなったジョー・ペリーはエアロスミスを捨てたが、その後情熱的で熱いロックンロールアルバムをソロプロジェクトで作った「Let the Music Do the Talking」。アメリカのバンド...

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Aerosmith - Rocks (1976):

 「Rocks」。こんな大胆なアルバムタイトルを付けられるなんて相当の自信があるかバカじゃなきゃ無理だ。そんな言葉がアチコチから聞こえてきそうなタイトルだが、もちろん今では世紀の王道ロックバンドに担ぎ上げられているエアロスミスの4枚目のアルバムタイトル。 エアロスミスはいつの時代も、それほど王道アメリカンロックバンドの位置付けではない。さすがに今は王道アメリカンロックバンドになっているけど、少なくとも70...

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Kiss - Dressed To Kill (1975):

 キッスが売れる事を望み続けていた時代の産物「地獄への接吻」。デビューから1年強で三枚のアルバムをリリースしたキッスの三枚目は1975年リリース作品で、こういう時代にエンターティナー性の強いキッスが市民権を得て、更にアルバムリリース枚数も増えてくると一枚一枚のアルバムの重要性が薄れてくる。だから手軽な廉価版ベストCDを乱発するが、特にアメリカはそういう売り方が多く、またそれで需要も満たされてしまうからこ...

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Alice Cooper - Love It to Death (1971):

 バンドの持つイメージと実際の音楽が実はかなり異なるのはKissを代表として、アメリカにはそんなバンドも多い気がするのも、自分が勝手にそう思ってるだけで、バンドの問題ではないが、何かのきっかけで知った時にその印象が頭に刷り込まれている。Alice Cooperもその筆頭で、昔は今みたいに何でも映像ですぐに動く姿が見れないから写真や誰かの話からイメージするしかなく、音もほとんど手に入らなかったし、レコード屋行っても...

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Frank Zappa - Just Another Band From L.A. (1972):

 演劇でも英国やヨーロッパと米国では大きく異なり、歴史文化の違いがあるので明るく人を楽しませる点に特化した米国の演劇は大衆を相手にしたエンターティンメントとして洗練された。現在のアメリカンエンターティンメントの大作は誰が見ても面白いしスペクタルで極端な感動だが、喜劇ロックの世界はフランク・ザッパくらいしか米国人にはその精神を突き詰めた人はいない。 そのフランク・ザッパが最高に楽しんで、キャラクター...

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David Lee Roth - Eat 'Em And Smile (1986)

 アメリカンエンターティンメントの象徴、時代の寵児でもあったダイアモンド・デイヴことデヴィッド・リー・ロスと言えばヴァン・ヘイレンの看板ボーカリストだったがその仲の悪さも有名な話でヴァン・ヘイレンの「1984」が大ヒットしてワールドツアーを終えた後、既に稼ぐモノは稼いだか、バンドは看板ボーカリストをクビにして電撃合体劇と言われたアメリカンロックの星、サミー・ヘイガーを迎え入れた。一方、ソロアーティスト...

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Megadeth - Peace Sells But Who's Buying (1986):

 80年代半ば頃は多感期で友人とコレクションの交換に余念がなく、何人かの友人とテープを交換して音楽を聴きまくっていたが、好みが確立されつつある頃だから似たような趣味もあればまるで畑違いもあり、今の自分の原型もその辺にあったと思うくらい色々聴いてた。その内の一人がメタルからスラッシュにハマって、とにかく人が聞けない音源ばかりを持ってきて、その中のひとつにメガデスも入っていた。 1986年リリースのメガデス...

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Living Colour - Vivid (1988):

 黒いレッド・ツェッペリンの異名を取るLiving Colourがブラックロックの代表か、当時からその存在は異色で目立ったけどルックスであまり良い印象を持たなかった記憶がある。Living Color最初のアルバム1988年リリースの「Vivid」以降のアルバムは知らないが、最初からシングルヒットした「Cult of Personality」はツェッペリンらしい構成を持った曲で、黒人云々よりこういうツェッペリン的楽曲構成センスをきちんと出せるヴァー...

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Motley Crue - Theatre of Pain (1985):

 LAメタルブームに慌てて便乗したモトリー・クルーは、後からシーンを見るとそんな感じがするバンド。ファースト「華麗なる激情」やセカンド「シャウト・アット・ザ・デヴィル」は革ジャンにレザーパンツで鋲付きのSMチックなジューダス・プリ-ストを模倣するヘヴィメタルに身を投じたが、シーンが煌びやかでグラマラスな方向にあると、その瞬間からモトリー・クルーはお化粧グラムメタルファッションへ移行した。 そんな時代の...

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Stevie Salas - Stevie Salas Colorcode (1990):

 1980年代のジミヘン再来がレイ・ヴォーンとしたら1990年代のジミヘン再来は新たなる波風を運んできたスティーヴィー・サラスで、彼は80年代中期からPファンク群の使用するスタジオで寝泊まりしてて、ジョージ・クリントンが声掛けしてプロの道が開けた。その後ブーツィ・コリンズと出会ってPファンク連中の接触から多くを吸収したようで、以降はロッド・スチュワートのツアーに参加していた下積み時代も長い人。 ようやくソロデ...

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Metallica - ..And Justice for All (1988):

 重いメタルをじっくりと聞きたくなったので何にするか。常に名盤と言われつつもその音が好きじゃなくて手を出していなかったメタリカの「And Justice For All」はリアルタイム時から聞く機会はあって、何度か手を出していたけどこの音が好きになれず…、もっともスラッシュ・メタルも全く聴かなかったけど、「One」のPVが話題になった頃にテレビで見て、映画「ジョニーは戦場へ行った」のシーンを混ぜて作られたメタリカ最初のプ...

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Guns'n Roses - G N R Lies (1989):

 ココのトコロ幾つかのバンドを聴いている中で、何となく時代的にGuns'n Rosesの影がいくつかチラついたのでちょいと聴いてみますかと取り出した。リアルタイムもあって最初期のウワサ時代から何となく名前は耳にしていたし、デビューしてからも聴いたのは早かった。ただ、あそこまで爆発的なバンドになると思わなかったし、そこまでのバンドとも思わなかったのは自分のセンスの問題だろう。それと言うのもGuns'n Rosesの最初のイ...

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Faster Pussycat - Faster Pussycat (1987):

 ワイルドな80年代後期のロックも懐かしいと思い起こしてるが、バッドボーイロックバンドがいくつも出てきては消えていった。Quireboysはまだ英国メロディの湿った部分も持っていたけど、当時は似たようなイメージでしかなく、ちょっと前のガンズとほぼ同時期に出てきて、売れたような売れなかったようなバンドがFaster Pussycat。 1987年に出てきたファーストアルバム「Faster Pussycat」はモロに時代を象徴するサウンドと楽曲...

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Cinderella - Night Songs (1986):

 Poisonを出してしまったからには出さずにいられないCinderellaだが、一体何が嬉しくてこんなバンド名付けたか理解に苦しむレベルで、デビュー当時のバンドのルックスからシンデレラが適当だったか、シンデレラストーリーの願いか、この後のバンドが大きくブルースに傾倒していく事を考えると全然似合わない可哀想なバンド名。 1986年、シーンはLAケバケバハードロックばかりの時代に「ナイト・ソングス」の同名タイトル曲「ナイ...

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Poison - Open Up and Say...Ahh! (1988):

 80年代の煌びやかなファッションとルックスで音はハードロック的ポップメロディーバンドが山のように乱出して一瞬で消え去ったが、アイドルバンドと同じ捉えられ方売り方をされて、下手なバンドもあったし、普通にレコード、バンドの聴き方をした時にこのポイズンは成功したバンドで派手だった。 1988年リリースのセカンドアルバム「Open Up and Say...Ahh!」は趣味が悪いジャケットでインパクト合ったが、どこかの国では上下が...

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Girl - Sheer Greed (1980):

 バンドに於けるメンバーチェンジの遍歴は上手くいく場合と全く機能しない場合があって、様々な要因によってその価値は変わるが、デフ・レパードに加入したフィル・コリンは間違いなく双方にとって大成功の図式だった。それはアチコチであってアイアン・メイデンに加入して顔役になったブルース・ディッキンソンもそうだし、シン・リジィ最後の加入ギタリストでしかなかったジョン・サイクスが今でもシン・リジィの名を使ってプレ...

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Tygers Of Pan Tang - Spellbound (1981):

 ギターヒーローが次々と出てきた時代、ギタリストがとにかく目立ってカッコ良くて花形だった時代は煌びやかで華があった。NWOBHMのシーンはクラブやライブハウスのアングラな所で繰り広げられ、ほとんど陽の当たらない世界ではあったけどそこから出てきたヒーローは眩しいほどに輝いていて、その中の一人がジョン・サイクスだった。シン・リジィの「Thunder and Lightning」に参加した最後のギタリストの側面が強いけどNWOBHMか...

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Cozy Powell - Tilt (1981):

 やってる音楽のジャンル的に交わる事は多くなかったけど仲の良いミュージシャンシップにジェフ・ベックとコージー・パウエルの似たような顔した二人の繋がりがあり、コージー・パウエルは渡り鳥と呼ばれるだけあってホントにあちこちのセッションに参加してるが、それだけテクニックと人脈とセンスがあったのは証明済みで、ドラマーでソロアルバム何枚も出して売れる人もあまりいない。 ジェフ・ベックもコージー・パウエルのソ...

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Whitesnake - Slide It In (1984):

 「スーパーロック’84」は主要都市の野球場で開催されたけど、トリはMSGとホワイトスネイクで交互に入れ替えていて、確かにどっちもヘッドライナーの貫禄を持ち合わせたバンドだったが、子供心にMSGがトリと思ってたけど今考えればホワイトスネイクがトリだったか。ネット時代の今、このスーパーロック'84も一大イベント&青春の思い出な人が多く、ビデオが出ていたのも愛着沸く貴重なイベントだった。 自分が当時住んでいた開催...

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Anvil - Metal On Metal (1982):

 「This Is Thirteen~夢を諦め切れない男たち~」の映画化の話題で持ちきりとなったアンヴィルだが、もともと知名度がなければ映画化されなかったし、映画化してもアメリカなりカナダなりで人気が出なければ日本に入ってこなかったから、それでも字幕付きのロードショー公開、DVD発売だけでなく劇場公開レベルに辿り着いたのは相当感動する映画と思う。 1982年にリリースされたアンヴィルのセカンドアルバム「Metal on Metal」に...

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Quiet Riot - Condition Critical (1984):

 AC/DCに似たような声質とごり押しでヘヴィメタルしていたバンド、そしてヘヴィメタルバンドで初めて全米チャートに食い込んだ名高いクワイエット・ライオット。最初期はランディ・ローズが在籍していてアルバムも二枚出しているが、1984年リリースのQuiet Riot全盛期の作品「Condition Critical」は前作「メタル・ヘルス」と同様にスレイドのヒット曲「Mama Weer All Crazee Now」をヒットチャートに送り込み、アルバムをリリー...

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W.A.S.P - W.A.S.P (1984):

 80年代にケバさを誇るバンドで双璧を張るトゥイステッド・シスターとワスプは方向性が違うから話題にもならないけどボーカルのブラッキー・ローレスの来歴も不思議で、ニューヨーク・ドールズの末期にギタリストで参加して、ワスプは77年頃に結成したらしい。1984年リリースのファーストアルバム「魔人伝」でとにかく驚いたのは股間に付けた丸ノコ姿とBCリッチのワーロックの如何にもなギターの形と毒々しい衣装とルックスとヤバ...

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Twisted Sister - Stay Hungry (1984):

 80年代のMTV全盛期になるとルックスでインパクトを放つヘヴィメタバンドもお茶の間に顔を出し、本人達が意識するしないに関わらずひたすら垂れ流しでビデオが流れていたが、そうなると音楽より見た目のインパクトが重要になり、自分も乗せられた気がする。 1984年リリースのケバケババンド、トゥイステッド・シスターの三枚目のアルバム「Stay Hungry」は世界中でバカ売れしたシングルがいくつか入っている代表作で、ジャケット...

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Journey - Frontiers (1983):

 テクニシャンが揃ったバンド、ジャーニー。この辺だとTotoも名前が思い付くけど全く聴いてないから肉体派のジャーニーとなるが、聴き始める時期によって印象に残る曲が違い、自分的には「フロンティアーズ」の「セパレイト・ウェイズ」がダントツな印象で、人によってはその前の「エスケイプ」が印象深いようで、1,2年の差だけど違うものだ。 「セパレイト・ウェイズ」の鍵盤のイントロが綺麗でその後に続くドスドスとした感じ...

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Bon Jovi - Bon Jovi (1984):

 80年代のもうひとつのブームにLAメタルシーンの一般ポップスシーンへの浸透が挙げられ、ヒットチャートにHR/HMを送り込んだバンドはいくつもあったが、中でも最も成功した例がボン・ジョヴィだろう。アルバム単位ではデフ・レパードもかなりのセールスを博したが、総合的な売上げはボン・ジョヴィに敵わなかった。しかし彼等が最も面白かった時代はメガセールスアルバム「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ」をリリースする前まで...

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Night Ranger - Midnight Madness (1983):

 1982年頃からしばらくはイギリスとアメリカで全く異なるロックが出て来て、ポップス界は80sMTV時代に突入したので第二次ブリティッシュインヴェイジョンとも呼ばれるが、ロック界は見事に分断され、イギリスはニューウェイヴの波からその筆頭となったザ・スミスに代表される「チャカチャカ系」のロックが多数出てきて、ポリスはポップスチャートも賑わせていた。 アメリカで1983年にUSフェスティバルが開催されて、二日目のヘビ...

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H.S.A.S. - Through the Fire (1984):

 ヴァン・ヘイレン二代目のボーカリストに迎えられたサミー・ヘイガーは今や有名だが、もともとはモントローズのボーカリストで1973年頃からシーンに登場してきた強者。75年にモントローズを脱退してソロ活動に移るが、そこから名を売り始めて、80年代に入ってからはサントラで名前を見かける事も多くなり、どれもスカッとしたアメリカンハードロックサウンドで何のクセもないハイトーンボイスで気持ち良い歌と音を聴かせてくれる...

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