Archive2021年03月 1/2

Deep Purple - Live In Japan (2014 Super Deluxe Edition)

Deep Purple - Live In Japan (2014 Super Deluxe Edition) (1972) 70年代のロックをリアルタイムで聴いていたリスナーやファンは随分と物好きだったのだろうと思う節も多い。ビートルズから発展した方向性であれば3分ポップスの路線で、ロックではなくいわゆる洋楽シーンへ興味は移っていったと思われるが、そこをロックの方向性に進んだのはもちろんカッコ良かったからが前提にあるとは言えども、冷静に見渡すと随分と酷な聴き...

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Rainbow - Rising (Deluxe Edition)

Rainbow - Rising (Deluxe Edition) (1976) 熱狂的なリスナーやマニアは制作側からすると有り難い存在でもある反面、厄介なファンでもあると思う。常に制作側がマニアと同等の、もしくはマニアだから同じ目線で情報を得ていたりするなら有り難い存在になるだろうが、制作側もそれは仕事だから人が替わる事もあるし、全てを網羅しているとも限らないし、どちらかと言えばコンテンツの内容よりもコンテンツの品質に重点を置く方が主...

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Black Sabbath - Paranoid (2009 Deluxe Edition)

Black Sabbath - Paranoid (2009 Deluxe Edition) (1970) ブラック・サバスは今となってはヘヴィメタルの始祖的に取り上げられて祭り上げられるようにもなったが、当時からずっとかなりの異端児、異質なバンドとして捉えられていたのだろうと思う。もっともその頃の英国ロックシーンはもっと個性的で際立ったバンドも多数出て来たし、何もブラック・サバスだけがああいうイメージを持ち込んだバンドと言うワケでもなかったからそ...

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Judas Priest - Live Vengeance '82

Judas Priest - Live Vengeance '82 詳しくは調べていないが、家庭用ビデオデッキの普及は恐らく1980年代からだったと思う。俗に言うベータVHS競争が過熱していたのもその時期で、自分がビデオデッキに触れるようになったのもその頃だったが、一方では今思えばとんでもなく高価なビデオテープの入手の方に困っていた記憶もある。一本ン千円していたのは今では信じられないが、なけなしの小遣いをどこに使うかを本気で悩んでいたの...

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Michael Schenker Group - Live at Rockpalast 1981

Michael Schenker Group - Live at Rockpalast (1981) 80年代のMTVが出てくるか出てこないかくらいの時期まではロックバンドのライブ映像を見るのは生ライブか、たまにやってくれるテレビ放送を漏れなくチェックして見られるかどうかの話だが、その中でNHKのヤングミュージックショウは定番ながら、深夜枠でたまに放送されるライブもあり、概ねそれはロックパラストなるタイトルの模様が放送されていた記憶がある。果たしてそれは...

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U.F.O - Strangers In The Night (8CD Deluxe Edition)

U.F.O - Strangers In The Night (8CD Deluxe Edition) (1979) ハードロックとヘヴィメタルとは似て非なるもの、との解釈も今はどこまで通じるのか、自分的にはやはりどうしたってハードロック好きなのは認めるが、ヘヴィメタル好きかと問われるとそこは無いな、と思うこだわりと言うか違いが明確にある。あたらからずも遠からずの分岐点のひとつにはブルースが入ってるか否か、もあるが、ジャーマンハードなどはその部類だとブル...

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Thin Lizzy - Jailbreak (Deluxe Edition)

Thin Lizzy - Jailbreak (Deluxe Edition) (1976) ロックの名盤を改めて漁っているここ最近だが、名盤であればあるほど今となっては多種類のバージョンがリリースされており、何がなんだかどうなっているのか、マニアックに探求しようと思うとなかなかハードルが高くなりすぎている。オリジナルアルバムをまずは聴く、というスタンスならばどのバージョンを聴いても問題ないが、それでもオリジナルマスターから第一回リマスター、...

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John Wetton & Ken Hensley - More Than Conquerors

John Wetton & Ken Hensley - More Than Conquerors (2002) 特別に追いかけているバンドやミュージシャンでもないとなかなか情報が漁り切れないままに月日が過ぎ去ってしまう事も多く、後になってそんな出来事があったのかと驚いたり悔やんだりするケースもある。しかしどれだけ情報網を張っていても漏れるものは漏れるし、そもそもそこまでの情報網を張り続ける事も出来ないので、ちまちまと何かにつけて情報を漁っていくしかな...

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Uriah Heep - Sweet Freedom (2004 Expanded Edition)

Uriah Heep - Sweet Freedom (2004 Expanded Edition) (1973) ネットの世界全体を見渡す事は不可能だが、それでも何となく世界中でウチのブログだけがここまで70年代頃のロックをひたすらにプッシュして更新して聴いている唯一の場所な気がしてきた。ここまで現代から切り離れた音楽の偏った聴き方をしてそれをウェブにアップして感想文を露骨に出しているのはそうそうなかろう。そもそもブログやHP的な場所を使ってそういう試み...

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Barclay James Harvest - Once Again (40th Anniversary Edition)

Barclay James Harvest - Once Again (40th Anniversary Edition) (1971) プログレッシブ・ロックを意識して聴き始めた時は当然ながらよく知られたバンド群、クリムゾンやフロイドを筆頭としたバンドから始まるので、その類の作風が多いのだろうと思っていたし、多少複雑で鍵盤が主役でもあろうし、との解釈を勝手にしていたのもある。ところがルネッサンス辺りに手を出し始めると、随分と趣の異なるクラシックとの融合が聴かれる...

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Wishbone Ash - Argus (Deluxe Edition)

Wishbone Ash - Argus (Deluxe Edition) (1972) 本ブログを書き始めてからかなりの時間が経過するが、その中で最もアクセス件数が多い記事のひとつがこのウィシュボーン・アッシュの「Argus」だ。理由は分からないが、検索すると大抵上位に位置してくるのが続いているせいもあるだろうし、そのおかげでまたアクセス件数が増えるのでどうも突出しているようだが、かと言って中身の記事自体にそこまでスペシャルな事が書かれている...

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Amazing Blondel - Blondel

Amazing Blondel - Blondel (1973) 自分のアイランド・レコードのイメージはまずはボブ・マーリーのレゲエが挙げられる。70年代のロックを追求するようになってからはフリーやフェアポート・コンヴェンション、キング・クリムゾンのピンクラベル、などなどと多数出てくるようになるが、当然ながらそれらも氷山の一角で実に様々なジャンルのアーティストをリリースしている。それでも初期の頃はクリス・ブラックウェルがスペンサー...

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Paul Kossoff - Leaves In The Wind

Paul Kossoff - Leaves In The Wind (1982) ロックの世界では若くして命を落とす人が割と目立つ。現代は昔ほどではないが、それでもまだ若いのに、と嘆かれる場合も多いが、近年はさすがにドラッグでの死は減っているようにも思うが実際にはそういう書かれ方をしないだけかもしれない。プリンスやマイケル・ジャクソンにしても結局はドラッグだったとの話だろうし、エイミー・ワインハウスはモロにそうだろうし、年老いたミュージ...

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Ron Wood - I've Got My Own Album to Do (Remastered)

Ron Wood - I've Got My Own Album to Do (Remastered) (1974) 数々のロックバンドを聴いて、メンバーの人となりやプレイぶりが分かってくるとそのうちに誰それと誰それが一緒に演奏してたら凄いだろう、きっとウマが合った作品やプレイが聴けるだろう、誰それのバックで誰それが歌ったらカッコ良いだろうな、などと妄想の世界も広がるし、期待感も高まる。なので当時はなかなか出てこなかった情報で、誰それがどこかのバンドのオ...

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The Rolling Stones - It's Only Rock'n Roll (Remastered)

The Rolling Stones - It's Only Rock'n Roll (Remastered) (1974) キャリアの長いバンドなら大抵メンバーがどこかで替わっていき、その時々で音楽的な方向性も変化したりするが、ストーンズの場合はその意味ではほぼ音楽的な進化は見当たらず、時代に合わせてアレンジを持ち込む事はあれど、それ自体は単発のお遊び要素が強いからストーンズと言うバンドの持つR&Rは常に変わらず、悪く言えばいつも同じ、良く言えばそれこそスト...

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Nicky Hopkins, Ry Cooder, Mick, Bill & Charlie - Jamming With Edward!

Nicky Hopkins, Ry Cooder, Mick, Bill & Charlie - Jamming With Edward! (1972) 60年代はまだミュージシャンの数自体も多くなく、ましてやスタジオでレコーディングを務めるようなミュージシャンは皆が皆知り合いだったというレベルでの仲間のシーンがあったように思える。その面々にはまだその頃は無名だったジミー・ペイジやジョン・ポール・ジョーンズやニッキー・ホプキンスやアルバート・リーなどがおり、スタジオで顔を合...

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John Mayall & The Bluesbrekers - Bare Wires (2007 Remastered Edition)

John Mayall & The Bluesbrekers - Bare Wires (2007 Remastered Edition) (1968) アルバムを入手する際、または買おうと思う時の動機は大きく2種類あり、ひとつはそのアーティストなりバンドが好きだから問答無用に入手する。もうひとつは例えばその興味ある人が参加しているから聴いてみたい、と言うもので、前者はミーハー的な話ながら後者は少々野心的な試みかもしれない。ロックの来歴を漁っていくとどうしてもこういうチャ...

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John Mayall With Eric Clapton – Blues Breakers (Deluxe Edition)

John Mayall With Eric Clapton – Blues Breakers (Deluxe Edition) (1966) 今からでも遅くない、このアルバムのクラプトンのプレイをきちんとコピーして弾いてみれば良いじゃないか、と思う。そうするとドロドロのブルースギターはどうやって弾けば良いかがしっかりと理解出来るだろうし、コードとソロプレイの音の関係性も理解出来るだろう。更にトリッキーなフレーズの使い方やインパクトのあるプレイの仕方も学べるに違いない...

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The Secret Policeman's Other Ball - The Secret Policeman's Other Ball (The Music)

The Secret Policeman's Other Ball - The Secret Policeman's Other Ball (The Music) (1981) 古くから様々なチャリティイベントやアムネスティコンサートが開催され、もちろんどれもきちんとした目的があってアーティスト側も協賛して参加する、他の狙いがあるにしても表面上はそういう形で出演する方が多いだろう。その結果、単なるリスナー的には普段目にする事のないミュージシャン同士の組み合わせで演奏が聴けるかもしれな...

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Jeff Beck - Truth (2005 Remastered)

Jeff Beck - Truth (2005 Remastered) (1968) ジェフ・ベックとロン・ウッド、ロッド・スチュワートとコージー・パウエルは自分の意見でしかないかもしれないが、皆、顔の骨格が似ていると思う。何かのアルバムの裏ジャケでコージー・パウエルは別だが、この三人が並んでいる写真を見ててもつくづくそう思うし、また面白い組み合わせだと思っていた。だから何と言うものでもないが、意志の強さがそういう表情と顔の骨格を作るのか...

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Faces - A Nod Is As Good As a Wink... to a Blind Horse (Remastered)

Faces - A Nod Is As Good As a Wink... to a Blind Horse (Remastered) (1972) 随分と色々なR&Rを聴いてきたつもりだが、どうやってギターを弾いているのか全然分からないバンドもあって、自分の知ってる概念の中には存在していないプレイぶりだからなのか、使ってるコードがいわゆるR&Rのそれとは異なるからなのか、コードを取って見てもそのようなプレイにはならないし、一体どういう風に弾いているのだろうか。そこまで探求す...

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Free - Highway +6

Free - Highway +6 (1970) 昔のロックバンドの寿命は何となく数年から長くても10年持てば御の字程度のものだった。少なくともロック全盛期の60年代後半から70年代はそれくらいの寿命の短さながら、大きな花火のようにドカンとぶち上げて一気に沈んでいくパターンも多く、また、無茶苦茶濃いアルバムやライブ活動を残しながらも実は数年程度しか仕事していなかった有名バンドも数多くある。クリームはあれだけロック史にインパクト...

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Sharks - First Water (Remastered)

Sharks - First Water (Remastered) (1973) ロックのアルバムを聴いて最初に感動するのは普通は冒頭の曲のリフだったりボーカルだったり音の重さだったりする。曲の良さや面白さももちろん出てくるが、その前に多分音を聴いた時のインパクトが先にある方が衝撃は強いと思う。だから一発目の曲はバンドの代表となる曲が並べられる事が当然だろうし、アルバム単位でもそのアルバムを代表する、もしくはバンドがやりたい姿を聴かせる...

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Family - Music in a Dolls House (Remastered)

Family - Music in a Dolls House (Remastered) (1968) 60年代末期から70年初頭にかけての英国ロックは絶大な支持を得たビートルズを筆頭に他にもメジャー級でユニークな存在感を放つバンドが多々あり、それぞれ吸引性の高い個性をアピールしてリスナーを惹き付けていたが、一方では皆が皆そうなれると信じてありとあらゆるサウンドから自分たち流に融合させてシーンにリリースして何でもあり的ないわゆるごった煮的なサウンドを...

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The Spencer Davis Group - Their First LP

The Spencer Davis Group - Their First LP (1965) この50年くらいの残された音楽の録音技術の進歩たるや恐るべし勢いだとつくづく思う。今でも50年代や60年代の音源を聴く事も多いし、ロックの偉人達もこの頃に最初の録音を行っているからファーストアルバムやデビュー作品は大抵この頃に録音されたソースになる。それを今聴くと、とことんまで録音技術が古くて聴きにくい面があるのは当然、それでいながら一方ではアーティスト...

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Humble Pie - Performance Rockin' the Fillmore

Humble Pie - Performance Rockin' the Fillmore (1971) ロックやソウル、ポップスも然りだがその辺りの音楽を聴いているとやたらと上手い歌を歌う人や演奏が凄く上手い人が当然のごとくたくさんいるのも分かるし、プロである以上それが普通だから当然と言えば当然ながら、その中でも更に凄さを持つ圧倒的な才能を発揮している人達も多い。一方で名盤や良い曲と称される作品は決して上手いだけではなく、音楽的なものや歌唱、メロ...

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Small Faces - Ogdens’ Nut Gone Flake (Re-mastered 2CD digibook edition)

Small Faces - Ogdens’ Nut Gone Flake (Re-mastered 2CD digibook edition) (1968) ロックのアルバムにもいつの時代でも名盤と言われる作品は不変の如く存在しているが、果たしてそれは本当に名盤だろうか、と疑問を持つ事もしばしば。自分がその名盤を聴いて良いと思わなかったり、どうにも理解し難いアルバムだったりする事はあるし、だからと言って聴かない、とも言い切れないので何度か挑戦して次第に理解してくるアルバムも...

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The Kinks - The Kinks Are The Village Green Preservation Society (12 songs version)

The Kinks - The Kinks Are The Village Green Preservation Society (12 songs version) (1968) ポップスからロックが生まれ、その昔からポップソングの歌詞は恋愛ものが中心で多少幅広い世界に進んだ程度だったがロックが出てきた時から反抗心や社会への不満などが取り上げられ、やや過激な歌詞で歌われる面もあり、ロカビリーが人気を博した。その後のロックではビートルズを例に取ればそれでもラブソング中心ながら自分たちの...

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The Who - Quadrophenia (Original Motion Picture Soundtrack)

The Who - Quadrophenia (Original Motion Picture Soundtrack) (1979) 「さらば青春の光」。何ともカッコ良いタイトルを作り上げたものだ。The Whoの「Quadrophenia」は「四重人格」だったから、映画のタイトルとなった「さらば青春の光」はその時の邦題として付けられたものだろうが、ナイスなセンスだと思う。じっくりと見れば何を指しているのかよく分からないが、パッと見た日本語の語感としてカッコ良いと思えるのだから面...

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The Jam - Dig the New Breed

The Jam - Dig the New Breed (1982) ロックの歴史を時系列できちんと聴いていければ混乱も、妙な影響も防げたりするだろうが、今更無理だし、自分がリアルタイムで知って好きになる頃には既にロック史は進んでいるので、ほぼ大半の人が後追い世代になるのも普通だろう。リアルタイムで時系列で聴いてたと言う人は今70歳を軽く超えている計算になるし、それでも情報量が異なるので実際時系列で聴けていたバンドはそこまで多くなか...

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