Archive2020年12月 1/2

Mountain - Twin Peaks

Mountain - Twin Peaks (1974) 70年代のロックをひたすらに探求していくと必然的に英国のロックばかりが中心になり、そのまま60年代後期も漁る事になるので、反面アメリカのロックの歴史を紐解いている時間が多く取れずに自分的にはかなり後回し的おざなりな状態だった。それでも70年代ハードロックレベルになればキッスを筆頭にエアロスミスやその辺りのハードロックにも目が向いていったが、そういう区分けを意識する前、普通に...

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Muddy Waters - Fathers and Sons (Expanded Edition)

Muddy Waters - Fathers and Sons (Expanded Edition) (1969) ギターの音色で名前が思い浮かぶ人、フレーズで思い浮かぶ人もそうそう多くはない。自分の知識や聴き方にもよるが、素人レベルでもこのギターはこの人だ、と分かるくらい個性溢れるギタリストとなるともっと少ないかもしれない。ドラムやベースに比べればまだ分かりやすいだろうとは思うが、それでも所詮はギターの音色なのでそこまで分かるのは難しい。それでも自分...

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Joe Bonamassa - Live at the Greek Theatre

Joe Bonamassa - Live at the Greek Theatre (2016) アメリカでも3大キングは「Three Kings」と知られているが、それぞれ適度に年齢差もあり、大御所はやはりB.B.Kingとなるが、もはやその年齢差をどうのと考える必要もない。ただ、Freddie Kingだけは少々早めに世を去っているからどうしてもあと一歩の知名度なり格付けが物足りなく感じるが、ギタリストとしての個性で言えばそれぞれ若い頃から独自の演奏スタイルを探求して作り...

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B.B.King - Singin' the Blues

B.B.King - Singin' the Blues (1957) B.B.Kingは割と事ある毎に来日公演をしていたような気がしているが、たまたま自分が気になっていた頃に何度か来日してくれたからだろうか。おかげで数回は見に行っており、一度なぞはホントに小さな会場だったから目の前で指の動きどころか生音まで聴こえるレベルで見ていた事もあり、その時にはチラシに本人サインもしてもらって有頂天になって帰路についた記憶も、もちろんお宝の品もきち...

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Albert King - The Big Blues

Albert King - The Big Blues (1963) 1989年のブルースカーニバルだったか、B.B.KingとAlbert Kingが一緒に来日してコンサートしたのを見た記憶があるが、Albert Kingは現地バンド調達だったのか常にアドリブプレイブルース、選曲だったのか一人でギター持ってコンサート会場に来て音を合わせてその場でプレイします的な演奏だったのに比べ、B.B.Kingは見事なまでの完全パッケージのホーン・セクションまで従えてのパフォーマンス...

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Freddie King - The Best Of : The Shelter Records Years

Freddie King - The Best Of : The Shelter Records Years (2000) 黒人ブルースメン達はその前の世代から受け継いだブルーススタイルをエレキギターに持ち替えて脈々と伝統を貫いて各地のクラブでプレイし続けていた。それでもその血筋からなのか、完全なソリッドギターを弾くプレイヤーは多くなく、大抵はセミアコ仕様のギターをメインに抱えてプレイしていたので、その音の鳴り方の違い、言い換えると彼らが聴いて見てきた戦前...

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Stevie Ray Vaughan - The Sky Is Crying (Limited Edition)

Stevie Ray Vaughan - The Sky Is Crying (Limited Edition) スティーヴィー・レイ・ヴォーンは当時からぶっ飛んだとんでもないギタリストだったし、ホント天才的なプレイとロックのパワーを併せ持った珍しいブルースメンだったので皆が皆飛び付いたと思う。その時代のギタリストとしてはかなり異質なポジションにいたし、ロック、ブルース、何でもありで更にボウイのバックも務められたくらいだ。今の時代になってみれば最早伝説...

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The Brian Setzer Orchestra - Dig That Crazy Christmas

The Brian Setzer Orchestra - Dig That Crazy Christmas (2005) 最近は街をあまり歩いていないのでどこまで世の中がクリスマス気分に彩られていて、クリスマスイブが盛り上げられているのか目にする機会も少ないが、普通にそういう街並みであってほしいと思う。どこかマンネリであまり明るい世の中風潮ではないので、クリスマス時期くらいはそんな雰囲気を味わって気分を変えるのも良かろうと。ポップスの世界だとクリスマスソン...

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The Clash - From Here To Eternity (Remastered Expanded Edition)

The Clash - From Here To Eternity (Remastered Expanded Edition) ロンドンパンクは1976年に産声を上げ、知られている所では当然の如くSex Pistolsがその騎手となりシーンを一瞬に作り上げた。当時の英国の政策や歴史的背景もパンクが生まれる要因となっているし、若者の鬱憤がR&Rから更に過激に発展した形でその熱気を吐き出した形となる。面白いのはSex Pistolsが旗手となったものの、いざレコードを作り売るとなった段階では...

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Joe Strummer - Joe Strummer 001

Joe Strummer - Joe Strummer 001 (2018) 2002年12月22日Joe Strummer永眠。早いものでもうじきそれから20年の月日が経過する。例えば1970年前後にこの世を去ったロックスター達で言えば1990年頃になってその頃を振り返るようなものだが、今の世代からしたらジョー・ストラマーもそういう感覚かもしれない。自分的には全くそのスター感が異なるが、それは多分ナマで見ているから、リアルタイムで知っているジョー・ストラマーのソ...

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Yngwie J Malmsteen - Rising Force

Yngwie J Malmsteen - Rising Force (1984) ギターそのものは古くからあった楽器と思うがエレキギターとなってからはまだ100年も経過していないし、そこまでにはまだまだ時間がかかる。それくらいに新しい楽器の世界だが、一度発展した文明は転がり落ちるかのように日進月歩で機材は発展し、周辺機器も同様に発展し、当然の如くプレイヤーのテクニックは加速度的に発展して革命者が続々と出てくる。また様々な使い手が想像もしな...

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Alice Cooper - Pretties for You

Alice Cooper - Pretties for You (1969) 才能のある人は早い時期にその才能を見出されるもので、その才能に全てを委ねたくなる人も周囲に群がり、何でも出来る状況が早いウチに巡ってくる天才もいる。そう多くはないだろうが、音楽面での天才的才能とビジネス面は大抵マッチする事なく、そこを履き違えて大失敗するケースも多そうだが、ザッパの天才性はその辺が凄い。60年代からシーンに登場しつつもザッパ自らはバンドの一員的...

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Frank Zappa - The Hot Rats Sessions

Frank Zappa - The Hot Rats Sessions 1990年代のCD全盛期時代頃から70年代のバンドのレア音源や未発表曲、スタジオセッション、サウンドボードソースによるライブ音源や各国のラジオソース、当然ながらのBBCセッションなど実は色々とある所にはあると言うような音源がアングラ界隈で流通してきて、国内でもブートレッグ音源としてマニアックな世界では売られており、その音源を巡って多々論争が勃発もしていた。多くはそれらが事...

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The Jimi Hendrix Experience - Are You Experienced (Remastered)

The Jimi Hendrix Experience - Are You Experienced (Remastered) (1967) 英国でのリリース、アメリカ編集のリリース、モノラルバージョンにステレオ盤、加えてシングルリリースと編集盤収録曲やバージョン違いなど、レコード時代から、いやレコード時代だったからこそ元々がアナログテープしか存在せず、そのアナログテープを複製して各国に送りつけたものがその国のマスターテープとなるから当然音質の差がその時点で出てくる...

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The Velvet Underground & Nico - The Velvet Underground & Nico (Mono)

The Velvet Underground & Nico - The Velvet Underground & Nico (Mono) ふと思う。これだけひとつのアルバムで様々なバージョンがオフィシャルでリリースされてしまうと、その時をリアルタイムできちんと追いかけていれば何となくアタマの中でも整理されていて、何々があったな、リリースされたな、と探すきっかけにもなるが、自分がマークしていないバンドやアーティストでそういうリリースがあっても後から追い掛ける時は相当...

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The Doors - Live at the Isle of Wight 1970

The Doors - Live at the Isle of Wight 1970 ドアーズが記したロックの軌跡はかなり特殊な要素が多く、今に至るまで似たようなフォーマットのバンドは存在しないし今後も恐らく出てこないだろう。そもそもがベースレスで鍵盤奏者が代替しているバンド形態で、ボーカリストのカリスマ性が圧倒的でバンドの象徴にもなってしまっている点。そして歌詞についても魅惑的で難解な詩を紡ぎ出す造詣の深さを持つそれなりにインテリジェン...

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Soft Machine - Jet Propelled Photographs

Soft Machine - Jet Propelled Photographs (1967) 1960年代中頃のスウィンギング・ロンドンのど真ん中を占めていたUFOクラブでは日夜アーティスティックなショウが開催されており、時代の最先端をそこから発信していたとまで言われるが、そこでのヒーローはピンク・フロイドでもあり、もうひとつにはソフト・マシーンが挙げられたようだ。ただ、そう言われてもソフト・マシーンにあそこまで派手で綺羅びやかなライトショウやサイ...

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Pink Floyd - Piper at the Gates of Dawn (40th Anniversary Edition)

Pink Floyd - Piper at the Gates of Dawn (40th Anniversary Edition) (1967) Pink Floydの話をするとそれぞれ実は好きなアルバムや時代、作品や楽曲が異なるし取り組む姿勢も異なる。それは単純にピンク・フロイドが恐ろしく幅の広い、深みを持ったバンドと言うに他ならない事だろうが、自分もその深さ広さを意識しないままにロックバンドとして聴いていたからどうしても後期=いわゆる「狂気」以降の作品がもっとも馴染み深くて...

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Monalisa Twins - Play Beatles & More

Monalisa Twins - Play Beatles & More (2014) ネットが世の中を確実に変化させたが、中でもYouTubeは様々な世界観を変化させた。出てきた時は素人が動画を上げて楽しむレベルのサービスだからそのうちに荒れまくって終わるんじゃないかと思っていたが、知名度が上がってみれば早々にGoogleが吸収してしまい、そういう方向から救った、言い方を変えればビジネスライクに特化したサービス提供と品質アップに進んだ事で一気に垢抜け...

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The Kinks - Live The Road

The Kinks - Live The Road (1988) 先日そういえばキンクスのレイ・デイヴィスは今どうしているのだろうか、と気になった。ちょいと前まで新作アルバムをリリースしていて相変わらず天才的な才能を聴かせてくれていたので、さほどどうのと心配もしてなくてまた新作出してくるだろうくらいに思っていたが、よく考えてみれば60年代のビートルズやストーンズと同じ頃にはシーンに登場してヒットを放っていたバンドの主だから相当の年...

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The Who - Join Together: Live

The Who - Join Together: Live 70年代のロックバンドを生々しくリアルタイムで実感して見て聴いたのは多分80年代後半になってからだ。そもそも80年代になってから70年代のバンドはほぼ撃沈していて残っていたバンドがほとんど無かったから、どうしても歴史の産物的にしか見れなかったし聴けなかったからだ。ところがストーンズが復帰してきてから色々とシーンが活性化したのか、たまたまそういう風に見ていただけかもしれないが...

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The Rolling Stones - Steel Wheels Live 1989

The Rolling Stones - Steel Wheels Live 1989 音を聴いて即座に本能的にカッコ良い、と思う曲やバンドもそこまで数多くはない。曲を好きで知ってるから、と言うパターンもあればバンドを知ってるからもあるだろうし、一番刺激的なのは曲も知らないけど聴いたら凄くカッコ良いと感じたものだ。今じゃ即座にshazamあたりで調べれば曲名もバンド名も、ともすればその場でDLも買うことも出来てしまうのでしばらく悩んだり探したりす...

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George Harrison with Eric Clapton and His Band - Live in Japan

George Harrison with Eric Clapton and His Band - Live in Japan (1992) ロック好きだな、と自認してからはひたすらにロックばかり、それからその派生やルーツ、影響を受けた音楽や影響を与えた音楽などと幅を広げていったが、さすがにン十年も聴いていると満腹感がハンパなく、だからこそ新しい刺激を求めたりもするが、結局そこまで目新しいサウンドが弾き出される事も多くはないから元々のルーツに戻る場合が多い。ふと思っ...

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John & Yoko / Plastic Ono Band - Sometime in New York City

John & Yoko / Plastic Ono Band - Sometime in New York City (1972) 少々前からアマゾンのあちこちでジョン・レノンの新しいベスト盤と思われる横顔ジャケットの「ギミ・サム・トゥルース」を見かけるようになり、ふと思えばジョン・レノン没後40年の節目だからかと思い当たる。自分的には子供の頃だったのではっきりと認識しておらず、ぼんやりと記憶に残るニュースでしかないし、まだジョン・レノンなる人物を知らなかったか...

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Iron Maiden - Night Of The Dead, Legacy Of The Beast: Live In Mexico City

Iron Maiden - Night Of The Dead, Legacy Of The Beast: Live In Mexico City (2020) 2020年はコロナ禍によって予定されてたツアーがキャンセルとなったバンドも数多いだろうし、大物であればあるほどその規模感ではライブが出来ない状況が強いだろうからファン的にもバンド側ももどかしさが募る一年となっただろう。その分スタジオや自宅に籠もって新曲を作り上げたり、これまでのソースを再編集したり、はたまた予定してなかっ...

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Aerosmith - Toys in the Attic

Aerosmith - Toys in the Attic (1974) 70年代を駆け抜けたロックバンドのスピードとそれ以降の同じ時間軸でのスピードは明らかに異なるように感じる。普通に考えればテクノロジーも情報量も増えた近年の方がスピードが増しているハズだし、実際その中で我々も生きているように思えるが、ロックの世界については70年代の疾走感が圧倒的に中身が濃い。ロックが一気に多用な可能性を見せ、皆がそれを試そうとアレコレ試行錯誤し、そ...

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Queen - Queen II (Deluxe Edition)

Queen - Queen II (Deluxe Edition) (1974) Amazon Primeで映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見ていたが、確かによく出来ているし、クイーンを知るのには良い映画かもしれないと思った。バンド結成の逸話からバンドの始め頃、デビューまでの軌跡とノーマルだったフレディの姿からゲイに目覚める瞬間など、見どころはそっちかと思うが、大きな側面なのは事実だし、一方のバンドの成長とフレディのこだわり具合と自信の持ち方、プラ...

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Ace Frehley - The Origins Vol.2

Ace Frehley - The Origins Vol.2 (2020) カバーアルバムにリスナーが求めるもの、割と難しい定義なのでどうしても評価は賛否両論に分かれてしまう。自分もこのブログに書いているものいないもの、どこかで聴いてて思う事を通じてみてもなかなか何を期待していたのか自分でも分からなくなる事が多い。オリジナルの曲に忠実なら納得するのか、それとも斬新なアレンジが施されてる方がアーティスティックでセンスを感じるから良いの...

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KISS - Alive! (Remastered)

KISS - Alive! (Remastered) (1975) キッス・フェアウェルツアーと称されてから既に20年以上が経過し、今でもそのままフェアウェルツアーをやっているような気がするが、これほどの稼ぎ頭、言い換えると経済効果の高い商品を廃盤にする必要性はなく、メンバーが年齢と共に動きが鈍るだの声が出てないなどと言った表面上の事は全て目を瞑り、売れる商品をひたすらとことんまで売り続ける思惑、それはレーベルもメンバーも会社も同...

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Van Halen - 1984 (2015 Remaster)

Van Halen - 1984 (2015 Remaster) (1983) 先日のエディの訃報から時が経つのは早いものだが、実生活にはもちろん影響のがあるはずもなく、ただ、やたらとアチコチでロック話する時にエディの話が入ってくる機会が増えた。しかもロックマニアでなく一般の同世代連中と話してて出てくるのだから、それだけお茶の間にも浸透した人物だったとつくづく実感する。自分的にもそこまでひたすらエディのギターを追いかけてた事はなく、当...

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