Archive2020年11月 1/1
Bette Midler - The Rose (Original Soundtrack)
Bette Midler - The Rose (Original Soundtrack) (1979) 80年代頃まではロックの映画と言えば精々バンドのドキュメンタリー形式やライブモノ、またはイベントの記録映像がある程度で、ロック映画として制作されたものなどはホントに数える程度しかなかった。「Tommy」が1975年、「四重人格=さらば青春の光」が1979年、「The Wall」が1982年、その昔の「Easy Rider」が1969年と主だったところではその程度だろう。ほかはイベントモ...
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Ry Cooder - Boomer's Story
Ry Cooder - Boomer's Story (1972) ブルースに憧れて色々な情報を漁り、ジャケットを覚えてはレコード屋に探しに行って手に取って裏ジャケ見てクレジットを確認したりするが、とにかく色々と覚えておかないといけない事が多くて日夜勉強だった。普通に学業をこなして家に帰って適度に息抜いてからまた普通の勉強をして、その隙間に雑誌や本やパンフレットを眺めて今度はロックの勉強、こちらは勉強しているという概念すら持たな...
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The Pogues - If I Should Fall From Grace With God (Expanded & Remastered)
The Pogues - If I Should Fall From Grace With God (Expanded & Remastered) (1988) アイルランド民謡、即ちケルティック旋律による伝承音楽のスタイル。英国ロックを聴いていればその影響や類似した旋律が聴かれるだろうし、もっと言えばThin LizzyやGary Mooreのアルバムでは顕著に飛び出してくる衝撃的で攻撃的なフレージングがそれだ。ただ、それもケルティック旋律の一部でしかなく、バンドや音楽全般を言うならばDubliner...
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Orianthi - O
Orianthi - O (2020) YouTubeが一般的になってからは素人でも動画がアップロード出来るようになったから、とんでもない才能をその動画で発掘する事にもなり、話題となる場合も多いが、ミュージシャンの場合も同じようにメンバーを見つけるためにも使われるし、はたまた新たなる才能を発掘する際にも用いられている。そこへ正に時代の寵児とばかりに話題となるのが子供達によるとんでもないプレイの才能の見せ合い的な動画も登場し...
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AC/DC - Power Up
AC/DC - Power Up (2020) 70年代からシーンをリードしてきたバンドも今じゃいつ死んでもおかしくないくらいには歳を取っているし、ざっと見ても60代オーバーが普通の状況。60年代の人気バンド連中は皆70代から80才辺りだから、活動していなくて普通だし、生きてるだけでも御の字状態と思われるが、ここ数年は70年代のバンドの主が続々と訃報に見舞われている。エディのショックは大きいが、それ以外でも毎日のようにあの人が、と...
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The Struts - Strange Days
The Struts - Strange Days(2020) コロナ禍に於けるエンターティンメント及び音楽業界への影響は一般人の想像よりも大きなもので、表面上でライブが見れない、やりにくい、やれない、PVもMVもセッションすらもままならない、もともとが繊細な人が多いからか、コロナ禍の世界的影響の大きさでメンタル面でトーンダウンしまくる人も多く、何もする気にならない、ギターを弾く必要性がなくなった弾かなくなった、など事の大小はあれ...
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Armageddon - Armageddon
Armageddon - Armageddon (1975) ヤードバーズの主だったキース・レルフもジミー・ペイジの活躍が顕著になってきた後期のバンドではこれまでよりも更に目立つ事なく、バンド活動を行っていたように見えるが、それでも1968年の幻のライブアルバム「Yardbirds 68」を聴いていると、キース・レルフが無理しながらでもがなり立てて、また「幻惑されて」でもZeppelinのそれと同じようなアプローチを試みているし、「My Baby」をジャニ...
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Yardbirds - Roger The Engineer (50th ANNIVERSARY SPECIAL)
Yardbirds - Roger The Engineer (50th ANNIVERSARY SPECIAL) (1966) ロックに目覚めてしばらくすると当然のように3大ギタリストに出会う。ロックのギターがカッコ良くて目覚めた部分が大きいから、何かを聴くにもギターから耳に入ってくるようにもなっていたし、だから当然そっちを突き詰める、とまでは言わないが、バンドからギタリストへ興味は移っていき、ベック、ペイジ、クラプトン、そしてジミヘンを聴かなきゃダメだ的に...
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Jimmy Page - Outrider
Jimmy Page - Outrider (1988) 1988年6月、エアロスミス来日公演のライブに行く前にレコード屋に寄って期待満々でリリースされたばかりのジミー・ペイジのソロアルバム「Outrider」とアンディ・マッコイの「Too Much Ain't Enough」を買った記憶がある。レコード屋でその2枚を買った時点で早く家に帰ってレコード聴きたくてしょうがなかったが、一方では初めて見られるエアロスミスのライブも気になって気になってと何とも贅沢な...
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King Crimson - Earthbound (40th Anniversary Edition)
King Crimson - Earthbound (40th Anniversary Edition) (1972) ロックバンドはライブが命、ライブを生で見て聴ければそのバンドの良し悪しと本物か偽物か、上手いか下手か、バンドがどういうエネルギーとパワーを持っているかいないか、のすべてが分かってしまう、いや、それが分からなきゃしょうがない。だからロックバンドはライブがつまらなければアルバムがどれだけ凄くてもロックではない単に音楽集団と化する。音楽集団で...
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Mott The Hoople - Greatest Hits (Reissue Edition)
Mott The Hoople - Greatest Hits (Reissue Edition) (1976) 70年代の英国のロック小僧たちは皆が皆モット・ザ・フープルに夢中だった。パンクスでもグラマラスでも単なるロック小僧でも、だ。と何かで読んでからMott The Hoople、と単語の間に「the」が入る珍しいパターンのバンド名を覚えてレコード屋漁りに行く度に探していたが、80年代に入っていたからかなかなか普通のレコード屋では見かける事もなく、当然ながらロック小僧...
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Bad Company - Bad Company (Deluxe Edition)
Bad Company - Bad Company (Deluxe Edition) (1974) ここ十数年の間で70年代のロックコンテンツは新たなリリースが迫られた関係もあって、驚異的な再発が進んでいった。古くから言われる著作権50年問題が60年代のアーティストやバンドで騒がれた事もあり、結果的にすべてを再発しまくれば著作権は維持できそうだとの判断か、やたらと同じアルバムがリリースされまくる状況となった。80〜90年代にCDフォーマットが定着し、一旦は...
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Yes - Close To The Edge (Deluxe Edition)
Yes - Close To The Edge (Deluxe Edition) (1972) 70年代のプログレッシブバンドの名は今でも響き渡り、新世代への影響も当然大きくて元祖的に扱われているからこそ名盤群が名盤として君臨したままだ。一括りにプログレバンドと言いつつもクリムゾンとフロイド、イエスやEL&P、ジェネシスではやっている音楽性や方向性も異なるのでその実プログレ好きだと言っても好みが出るだろう。少なくとも自分はそれら5つのバンド全てが大好...
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Detective - Detective
Detective - Detective (1977) Detectiveとの出会いはヴォーカリスト、マイケル・デ・バレスがSilverheadを解散した後にアメリカに渡って新たに組んだバンドと知ってから、また、Led ZeppelinのSwan Songレーベルからバドカンに続いてマギー・ベルもリリースされ、その後にジミー・ペイジに発掘されて契約にこぎつけたバンド、との逸話からだ。とは言え、中古レコード屋を散々覗いてもそうそう簡単には見つからない程度には珍盤扱...
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Maggie Bell - Queen of the Night
Maggie Bell - Queen of the Night (1974) ソウルフルに歌う女性を例えて言う時は大抵ジャニスのような、と形容されるが、多くはジャニスのような歌声でもなく、普通に歌唱力が高くてソウルフルに歌うスタイルと言うばかりのシンガーだ。売るための形容詞は分かりやすく誰もがイメージしやすい文句が必要になるのでそう言われるし、聴く側もそのつもりで聴くからそのギャップがもどかしくなる時もある。確かにそう聴き始めた方が...
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Janis Joplin - I Got Dem Ol' Kozmic Blues Again Mama!
Janis Joplin - I Got Dem Ol' Kozmic Blues Again Mama! (1969) 何十年の前のレコード時代に出会って聴いていた古き良きロックの世界もその後CD時代となり、デジタルDL時代と進化していったが、メディアの変貌だけでなく、当然ながらそれだけの時間が経過していく中で、新たに発見された情報や細かいクレジットや背景や逸話、更に音源が残されている場合はその貴重なセッションやデモ音源までもがオフィシャルで堂々と陽の目を浴...
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Curved Air - Live
Curved Air - Live (1975) 音だけを純粋に聴いている時は流れてくる音楽、ロックがどれだけ楽しめるか、自分の好みがどこにあるか、何がカッコ良いのかと音楽そのもので味わえる。今の時代のように何でもググれば細かい情報が出てくる時代になると、どうしてもそれを探して調べてしまって見なければ楽しめたのに、と思う説明や背景があったりして興醒めしてしまう、もしくは新たな発見に心躍らせる、または更に深みにハマるなど色...
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Fairport Convention - Live In Finland 1971
Fairport Convention - Live In Finland 1971 英国ロックに取り憑かれてひたすらに聴き貪っているとそのウチに英国人に共通するセンスや気質、国民性として持っているであろう旋律やフレーズに少しづつ気づいてくる。それが何なのかはLed Zeppelinでは簡単に出てきたので早いウチから興味を持ったのはありがたかったが、伝承音楽、トラッドフォークの世界だ。アイルランドのケルトとは異なる英国の伝承音楽はそれまでほとんど音源...
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The Kinks - Misfits +4
The Kinks - Misfits +4 (1978) The Kinksに入り込むには多少の時間が掛かる場合が多い。一方では往年のロックバンドも含めてThe Kinksのカバー曲をやっているバンドは数多いので、入り込むどころか楽曲単位かもしれないがロック少年達に一撃を与えるインパクトを持った曲も多かった証拠。特に60年代のキンクスは衝撃的なインパクトを放っていたから近場のロックミュージシャンにも影響を与えまくっている。一番近い所ではThe Who...
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Manfred Mann - Mann Made
Manfred Mann - Mann Made (1965) 60年代の英国のポップシーンはかなり熱い様相を見せていた。ストーンズやビートルズだけでなく、新しい息吹を感じさせるグループやバンドがひしめき合ってシーンに登場し、それぞれが微妙に異なる音楽性を持って似たような曲を演奏し歌い、テレビに出てきた。ルックスによるインパクトで訴えるバンドもあればクールなファッションとスタイルでリスナーを惹きつける策もあり、また派手に楽器を壊...
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Small Faces - The Decca Years
Small Faces - The Decca Years (2015) 「ブルーアイドソウル」と書くと日本語カタカナの印象から「青臭いアイドルの歌」みたいに見えるので、そのカタカナ書きは好きじゃない。英語書きだろ「Blue-Eyed Soul」となるので、「青い瞳のソウルシンガー」と読めるだろう。その小洒落た言い方も面白いと思うが、要するに「青い瞳を持つ白人のくせに出てくる歌声が黒人のソウルシンガーのようだ」との意味。60年代以前にもそれくらい歌...
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James Brown - Love Power Peace (Live in Paris 1971 Complete Edition)
James Brown - Love Power Peace (Live in Paris 1971 Complete Edition) 自分の中では黒人系に手を出したのはつい最近と思っているが、過去のブログを紐解いてみると15年前には既にファンクには着手していてあれこれと気に入っている状況だったのかと時間軸にしてみると最低そこから15年は断続的に聴いていた事になる。そこからのブログを見ても年に数回は黒人系にチャレンジしてもいるので、それなりな回数や機会に色々と聴いて...
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Sly & The Familystone - There's A Riot Goin' On (Bonus Track Edition)
Sly & The Familystone - There's A Riot Goin' On (Bonus Track Edition) (1971) 15年前の同じ日にこのブログに登場しているアルバムを今の目線で、今の耳で聴いてみてどうなのかとのチャレンジをしているのは、単純に最初期のレビューは特に目的も定めず何となくその日聴いたアルバムを記しておけばとの考えだったので文章は短いし、何となくの感想文でしかない。そこから15年経過した今だと、更に音楽を聴いているし同じアルバ...
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Uriah Heep - Demons and Wizards (2017 Deluxe Edition)
Uriah Heep - Demons and Wizards (2017 Deluxe Edition) (1972) Ken Hensley逝去、とある日Twitterで流れてきて75歳だったと。もうロックの偉人達は皆それくらいの年齢になっているのでいつそうなってもおかしくないからそこまで驚く訃報でもなかったが、数多くいるミュージシャンの中で、次は誰だ、的になっているのはどうにも、なムード。先日のEddie Van Halenに次いで古きロックファンには知られた人の訃報だったと思う。自...
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Bring Me The Horizon - Post Human: Survival Horror
Bring Me The Horizon - Post Human: Survival Horror (2020) かなり刺激的な作品に出会ってしまったので懐かしの2005年シリーズをぶった切って突如として現代のバンド、アルバムをぶち込んでみよう。英国のオルタナバンド、デスメタルバンド、先鋭エレクトリックバンド、どうにも不思議な音楽性を持つ人気バンド、と形容するのが正しいのか、今の時代にカテゴリをひとつに定める必要もなかろうと言う感じの作品が次々とリリース...
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Oasis - (What's The Story) Morning Glory? (Remastered)
Oasis - (What's The Story) Morning Glory? (Remastered) (1995) ブリットポップ大流行の90年代、アメリカではロックは退廃的な方向に進み、死んでいた時代とも言われるが一方の英国はロックとポップの融合が進んで、早い話がビートルズの現代版的なバンドが続々とシーンに登場して競い合っていた気がする。自分的にはその頃はブリットポップに入れ込むハズもなく、どころかほぼ聴かないでいたくらいだが流石に周囲に好きな連中...
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The Corrs - Live at Lansdowne Road
The Corrs - Live at Lansdowne Road (2000) バンドがちょっと成功し始めて、努力に努力を重ねて徐々に世界に名が知れ渡りアルバムも楽曲も売れていき、いつしか成功したバンドと言われるようになる。そこで大掛かりなツアーが組まれて、地元での凱旋公演があった場合はこれほど人気があったのかと驚くばかりの動員を果たす時があり、そんな場合は大抵ライブ映像が収録されて後にリリースされる事も多い。その手の映像が多いのは...
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David Bowie - Low (Remastered)
David Bowie - Low (Remastered) (1977) 1977年にリリースされたDavid Bowieの傑作と誉れ高い「Low」。ベルリン三部作の最初のアルバムとして、またヨーロッパに回帰したボウイの鋭利なセンスが解き放たれた作品としても知られているし、イーノが作り上げた作品としても知られている。ボウイを聴き始めてしばらくするとこの辺りの作品にぶつかるが、デヴィッド・ボウイって歌手なのにインスト作品があるのはどういう事だ、何も演奏...
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Kate Bush - Aerial (2018 Remaster)
Kate Bush - Aerial (2005) 2005年などほんの少し前なだけでついこないだとしか思っていなかったが、それでも15年前、そして自分も15年間このブログを書き続けているようで、その時何を聴いていたのかは明快に記録を漁るだけで分かるのは意味はないが面白い。本日のお題を見ればケイト・ブッシュの「Aerial」を聴いていたらしく、確かケイト・ブッシュが12年ぶりの新作をリリースすると話題になってて、随分昔からケイト・ブッシ...
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カルメン・マキ&OZ - Live
カルメン・マキ&OZ - Live まだ十代の頃に何で知ったのか聴いたのかその頃には既に知ってて聴いてた。最初に買ったのは確かファーストアルバム「カルメン・マキ&OZ」を中古で入手したが、高校生頃だったと思う。その頃の少ない小遣いから買われる厳選されたレコードのウチの一枚だったのだから凄く気になってたのだろうし、その対価は無茶苦茶還ってきているのも当然だが、その頃から聴いてた。その後のアルバムはなかなか見つけ...
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