Archive2020年09月 1/1
Ten Years After - A Sting in the Tale
Ten Years After - A Sting in the Tale (2017) アマゾン見てるとどうにも見たことのないジャケットの作品がよく並ぶが、大抵はアンオフィシャルであろうライブ編集盤なので個人的な興味は存分にあるものの、真っ向から取り上げるにはまだ抵抗もあるのでなるべく出さないようにはしている。何年かしても入手できるようなら良いが、どうしてもその手の作品は一度プレスされる程度でしかないし、デジタルにしてもずっと残されている...
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John Mayall - Blues From Laurel Canyon
John Mayall - Blues From Laurel Canyon (1968) 時代を遡ると当然ながら古い音での録音ソースばかりになるから迫力に欠けたり聴き辛さも増すから苦手だ、聴くのが苦痛だと言われる事もある。ただ、それでもその音でロックやブルースってのは時代時代での若者がその音に飛び付いて必死にギターを弾いてシーンに出て来て若いファンを獲得しての繰り返しで今に至っているのだから、その源流を侮ってはいけない。音のショボさは現代...
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Graham Bond with Magick - We Put Our Magick On You
Graham Bond with Magick - We Put Our Magick On You (1971) 1970年頃って50年以上も昔の話になっているが、今でも普通にこの頃のレコード、と言うか音源は難なく聴けて手に入れるのも簡単に出来てしまうくらいなのは冷静に考えてみれば少々奇異にも感じる。とは言え、文化を見渡してみればそれはさほど奇特な事でもなく、書籍でも普通な感じだからその頃にバンドが多数あって楽器を演奏している人もいて、それが独自性を高める...
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Pete Brown & Piblokto! - Thousands on a Raft
Pete Brown & Piblokto! - Thousands on a Raft (1970) 当然ながら時が経過すればするほどに音楽は増えていくし進化していくから聴くべき枚数も増えていく。リアルタイムで増えていくものと、過去歴の深掘りの影響から増えていくのと両方あるから果てしなく広がりつつある気がするが、そんなに幅広げて聴いてもしょうがない。そりゃ聴けば好みの音に出会えるチャンスも増えるからそれを探しているとも言えるが、なかなかどれもこ...
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Chris Spedding - Only Lick I Know
Chris Spedding - Only Lick I Know (1972) 昔からそうだが、ギタリストのソロアルバムは名前を見ると気になるし聴きたくなるが、やはりバンドの中のギタリストだからこそ活かされたプレイが光るのであって、ソロアルバムになってプレイヤーではなくクリエイターとしてのその人のセンスが聴けるようになると、単なるリスナー的にはそれが好みかどうか、の話になる。入り口としては十分にネームバリューを果たすが、出来上がった作...
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Linda Hoyle - The Fetch
Linda Hoyle - The Fetch (2015) 70年代の英国ロックシーンを彩った雑多な世界観を持ったバンドのメンツやバンドそのものは当然の如くその場で消え去り、残されたバンドは数少ないし、関わったミュージシャンも大半は業界を離れていったようだが、それでも業界できちんと仕事を続けているメンツに多く、才能があったからこそだろうが、色々なバンドやアルバムのそこかしこでクレジットされていたり、あんなところにこんな人が的に...
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Nucleus - Live in Bremen
Nucleus - Live in Bremen (1971) 音楽を堪能するには時間との戦いを制覇する事から始めないといけないのが一般人の悩ましいところ。その他もちろんカネや環境作りもあるから、趣味とは言えどもなかなか突き詰めていくには労力を伴うのも厳しいところか。普通に音楽鑑賞が趣味です、といえるレベルならそうでもないが、気になって探求してしまう性癖があるとそうもいかない。もしくは才能があって一度聞いたら分かっちゃったり進...
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Kevin Ayers - That's What You Get Babe
Kevin Ayers - That's What You Get Babe (1980) 普通に聞いたら普通にポップスだろ、と思えるのが当たり前なカンタベリーシーンのポップ感覚だが、それでもやはり妙な質感が残るのは気のせいか、今の時代にもなるとそれも感じないままに古き良きポップスに聞こえるのかもしれない。ケヴィン・エアーズの作品を聴いていると、そうそうこの人のポップ感覚ってこういうのだった、と再認識してしま い、それを聴きながらふと普通にポ...
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Robert Wyatt - Old Rottenhat
Robert Wyatt - Old Rottenhat (1985) 不遇の目にあったミュージシャンもこれだけ長く色々見ているとそれなりの数が知られているが、多くは忘却の彼方に葬られ、また本人も活動しなくなるので当然そういう存在になっていくが、何人かは生還して活動再開したり、世界観が変わった状況を作品にしたりもしている。人間で表現する才能がある人なら当然だろうし、それに共感するリスナーも多いだろうし、それが仕事だから再起したとも...
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Soft Machine - Breda Reactor
Soft Machine - Breda Reactor プログレッシブ・ロックと言えばクリムゾンやEL&P、ジェネシスやイエス、フロイドの名が挙がり、ちょっと深掘りしてもムーディー・ブルースやプロコル・ハルムあたりが出てくる程度が一般的な範疇だろうと思っているが、もうちょっと入ってみてもソフト・マシーンやキャラバンのようなカンタベリー系は出てこないように思う。やはり何かのきっかけがないと進みにくい世界だろうし、それは何なのかと...
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The Wilde Flowers - Tales of Canterbury
The Wilde Flowers - Tales of Canterbury (1994) 久々にカンタベリーシーンの音に触れたが、やはり心地良い音のソフトさを味わえた。プログレバンドとして知られているからなかなか手が出せてなかったり、カンタベリーの意味不明な世界に触れるのをためらっているならその偏見は全て捨て去ってCaravanの中期の傑作あたりにどんどんと手を出すべきだろうし、マッチング・モウルやロバート・ワイアットのソロ作品でも良い。その辺...
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Caravan - The Album
Caravan - The Album (1980) 何かのきっかけでロックが好きになり、その周辺から色々と聴き漁る幅が広がっていくが、いつでも新鮮な刺激があるとそれに夢中になって進んでいく。当然気になるフレーズやかっこ良い曲、フレーズに痺れて何度も聴き込み、ふとまた新たな刺激を何かで聴いてしまうと今度はそれはコンセプトアルバムとしての出来映えだったり、妙な楽曲の組み立て方だったりと常に聴いた事のないような組み合わせや歌声...
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Gong - You
Gong - You (1974) スペイシー=宇宙的な雰囲気を感じる楽曲を奏でるバンドや曲は数多い。60年代からテーマとして取り上げられているし、その夢的な世界の象徴として宇宙はモチーフになるし、それでいて現実的でもあり各国がこぞって取り敢えずの月探索に精を出して開発力を競っていたが、いつしかそれは当たり前に出来るだろうとの技術力の向上から月そのものへの探索は下火になっていったし、そもそもそこまで探索すべきモノも...
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Massacre - Killing Time
Massacre - Killing Time (1981) そもそも才能あるミュージシャンなのに、それに加えて他の才能も開花させる事から次なる事業や商売を始めてそれなりに成功もする場合もあるから面白い。単なるリスナーとしてはその他の、と言う点はさほど興味も持たなくて良いだろうが、来歴を漁ったり調べたりすると当然その辺の事も出てくるから詳細を把握するまでには至らないものの、サイドビジネス活動やその人の取り組み、思想や思考がどこ...
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Art Bears - Winter Songs
Art Bears - Winter Songs (1979) 人々の記憶に残る青春の一ページのようなポップミュージックもあればその人の人生のBGM的に寄り添っているヒット曲もある。ロックの世界でも同じような背景や自分の年齢や環境、背景にリンクするサウンドが伴うから結局はポップミュージックと同じく人生の時間軸に付きまとうアルバムや音楽がある。それはリアルタイムの作品もあればアルバムリリース年とは関係なく、自分が聴いていた時期とのリ...
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Slapp Happy/Henry Cow - Desperate Straights
Slapp Happy/Henry Cow - Desperate Straights (1974) 時間に追われながら生きていたほんの少し前までの世界、そして今は割と大らかでゆったりとした気分で生きている気がする暗黒の時代。良いも悪いも色々あるが、自分の時間をたっぷりと取れる、それが継続する事で精神的なゆとりを得られて色々なことをじっくりと考えて出来る。音楽を聴くにも忙しい中で聴くのでもなく、割とじっくりと向き合って聴ける、そんな当たり前の姿...
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Lady June - Lady June's Linguistic Leprosy
Lady June - Lady June's Linguistic Leprosy (1974) ケヴィン・エアーズは物を隠さずに普通に話をする人らしく、割と明け透けなインタビュー記事がたまに出てくるが、日本語でそれらを目にする機会は多くないし、そもそもそんな人にインタビューする、それを記事にする人も多くないから絶対数は少ないだろう。それでも蛇の道は蛇とばかりに知る人ぞ知る彼の性格が極東の一人のリスナーの元まで耳に入るのだから面白い。当然その...
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Nico - in Tokyo
Nico - in Tokyo 前衛的なアーティストの作品は普通に聴いているとかなり辛いし、どこが良いのだ、と疑問を感じる事も多いので若い頃はアルバムにハマり込むのに苦労した。好きじゃなきゃ、気に入っているのじゃなければわざわざ聴く必要もないのが音楽だが、やはり良いと評されている作品を自分が良い、と感じられないのはどこか異なる、もしくは自分がセンスないかも、と感上げてもいたから理解できるまで聴こうとしていた。結...
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Soundwalk Collective / Patti Smith - Killer Road
Soundwalk Collective / Patti Smith - Killer Road (2016) ここの所時間的ゆとりや精神的ゆとりが出てきたからか、元々興味のあったほんの少しの芸術的空間の構築に着手してみようかと幾つかアイディアを練っている。そう書いても何の事やらとの話だが、例えば部屋の模様と言うか、壁面アートや家具も含むトータル的な空間演出的な部分をじっくりと出来るだけ上手く創り上げてみたいと思ってて、アマゾンなり何なりで色々とそう...
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Kate Bush - The Other Sides
Kate Bush - The Other Sides (2019) 歴史の古いアーティストやバンドとなるとそのまま埋もれさせておくには勿体無い、重箱の隅を突いて多々音源を発掘すればそれは商売になる、それも古いカタログと抱き合わせてファンがある程度満足するような作りで出せば良い金額で売れるのは既に分かっているからレコード会社もそういう機会をいつも狙っているのかもしれない。ただ、言われるようにそこまで商魂溢れるリリースばかりでもない...
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Amarantha - Do Or Die Feat. Angela Gossow
Amarantha - Do Or Die Feat. Angela Gossow (2020) YouTubeのリコメンド見てるだけでも様々な情報が入るので映像見ないで大抵は右側の他の映像を眺め回しているが、そうすると関連動画ばかりが並ぶのでなるほど、などと頷く場合が多いが意外性のあるセッションなどは自分ではなかなか知り得る事もないから貴重な情報源になっている。それを見ていると色々な人が様々セッション、ライブの飛び入りからシングルリリースやアルバム...
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Halestorm - Reimagined
Halestorm - Reimagined (2020) エイミー・リーの知名度は恐らく今ではレジェンドの域にあるだろうとは容易に想像が付くが、その大御所をゲストに迎えて一緒に歌おうとする連中がいるのも随分と驚く話。しかし今の時代は受け側もそういうのをどんどんやっていかないとシーンに取り残されていくし、それなりに才能が認められれば積極的に取り組む人も多い。エイミー・リーがその辺をどう考えているかは知らないが、多分自分の好き...
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Evanescence - Use My Voice
Evanescence - Use My Voice (2020) これだけ歌える歌姫達がヘヴィメタルを選択して歌うのは自身のパワフルさや美しさを誇張できるからだろうか、オトコだけの世界に入り込む事で引き立つ商業性もあるだろうが、それでも好まなければやはり居心地も良くないだろうから好きなのだろう。ただ、面白いのはヘヴィメタルって最初は抵抗感ある人も多いと思うが、入ってしまって慣れてしまうとさほど特殊な音にも聴こえず、それこそ何で...
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Within Temptation - Entertain You
Within Temptation - Entertain You (2020) 二十年ほど前からシーンに登場してきたゴシックメタル、そして嬢メタルの流れは時代で見れば一瞬にしてシーンが移り変わり、残ったバンドもさほど多くはないままに時が経過していき、当然の如くバンドは時代に踏襲され解体され、残るべきバンドだけが乗っている。それでも変貌せざるを得ない音楽シーンの中にいて、ゴシックバンド的エッセンスをきちんと持ちつつも進化して時代に即した...
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MaYaN - Dhyana
MaYaN - Dhyana (2018) ヘヴィメタルと一言で言ってもその幅も奥行きも深すぎるからそれぞれの好みが合うなんてのもなかなか難しい世界。自分的に言えばそこまでヘヴィメタルにハマり込むワケでもなく、ただどこかパワフルだったり美しかったり世界観がしっかりしていたり、心地良かったりスッキリしたりするなどの理由があると好ましく思うらしく、不定期ながらもそういう音世界にハマるタイミングが来る。それはメタルに限らず...
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Kamelot - Epica
Kamelot - Epica (2003) Epicaなるバンド名はKamelotのアルバムから拝借されたものだと知り、Kamerotはチョコチョコと名前が通り抜ける事もあってバンド名は当然知っていたが、真面目にアルバムを聴いてはいなかったのでこれを機にきちんと耳にしておこうと折角なので「Epica」というアルバムを聴いてみたが、これがまた素晴らしくも叙情的でメロディアスでスピーディなヘヴィメタルで、これもまたベクトルの異なるメタルの世界観...
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Epica - The Phantom Agony
Epica - The Phantom Agony (2003) ヘヴィメタルの奥の深さはここまであるのかと思うほどに底の見えない世界で、当初のロックとは一線を画した明らかにクラシックに源流を持つスタイルの様式美で、そこから普通に発展しただけならともかく、ロックと同じく幾つもの音楽世界と融合を果たしながらも世界を深めていった。メタルの場合は幅を広げると言うよりもどんどんと深く掘っていくと言う方が近い気がしてて、それは恐らくヘヴィ...
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Bring Me The Horizon - Suicide Season
Bring Me The Horizon - Suicide Season (2008) ロックの世界で、と言うよりも商品を売る目線からするとアルバムジャケットはとても重要なビジュアル的インパクトを放つファクターで、ここを疎かにしては売れるモノも売れないだろうレベルで重要と思う。ところがアメリカではジャケットが大抵どれもこれもダサくて商品の顔を活かした売り方を心得ていないようにも思えるが、その分中身の品質は音楽を聴くと言う視点に立ってみれば...
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Deep Purple - Whoosh!
Deep Purple - Whoosh! (2020) どう捉えたものか、と妙な事で困ったバンドの新作がリリースされていた。Deep Purpleの2020年作「Whoosh!」だ。どう捉えて良いのか分からないのは、当然ながら70年代のあのパープルではないし、それでは21世紀になって復帰したスティーブ・モーズのパープルとして、となるが、そこに音楽性に明確な方向性はあるのか、バンドとしてのスタンスや目指している姿やビジョンはなかなかはっきりと自分には...
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Alcatrazz - Born Innocent
Alcatrazz - Born Innocent (2020) 結局古き良きバンド名やアルバムをまた楽しむみたいな風潮にあるのか自分がそうなのか、それでもそんな作品が続々とリリースされているのだから世間的にそうなのだろう。新しいムーブメントを考えればオールドタイムなのは消えていけば良いのにそれが商売になっている、そういうリスナーが一番カネを払うからもあるだろう。一方新しいバンドやアルバムの素晴らしい作品もあるだろうが、どうし...
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