Archive2020年07月 1/2
Toad - Yearnin Learnin: Live 1978
Toad - Yearnin Learnin: Live 1978 この広いWebの世界で唯一日本語で妙なロック情報を垂れ流してアーカイブ化してくれているのはカケレコだ。自分のセンスと近いセンスによる特集記事やアルバムレビューも事細かに書かれていて、それこそ聴いたらそういうレビューを売るためという名目はあるものの、だからこそしっかりと書かれている安心感もあるから楽しめるし随分と参考にさせてもらっている。英米なら超ニッチなリリースアイ...
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Garybaldi - Nuda
Garybaldi - Nuda (1972) 何処かで何かでふと耳にしてロックの虜になる、気になった曲があったから探してみればカッコ良いからそこからハマる、そんな風にして音楽と出会うものだろうが、そういう初期の出会いを抜けるとそこから先は何かの関連や誰それの、の人脈あたりや似たようなバンドなら、と進んでいくものだろう。自分的には最近の出会いはどうしてもWebで調べてるウチに、とのパターンが多い。ふとそんな事して突き進んで...
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Mahogany Rush - IV
Mahogany Rush - IV (1976) 期せずしてジミヘンフリーク辺りに辿り着いてしまったので幾つか漁って聴いているが、皆さんそれぞれ方向性が異なる解釈やスタンスを出しながらのフリークぶりなのも分かり、後世になればそういう冷静な分類や聴き方も出来るのは面白い。ジミヘン直系の、と言われるのは大抵ハードでワイルドでファズかかってドライブしているスタイルを指す場合が多く、そういう影響度が大きい事が伺われるが、ロビン...
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Robin Trower - Twice Removed From Yesterday
Robin Trower - Twice Removed From Yesterday (1973) 70年代にロックシーンでギターを弾いている人でジミヘンの影響を受けなかった人はいないだろう。誰も彼もが必ず何処かの何かでジミヘンの影響は受けただろうし、それをそのまま真似る人すらもいたくらいだし、ナマで見てたらそりゃぶっ飛ぶだろうと羨ましさもあるし、不遇だったかもと思うフシすらある。クラプトンはジミのプレイを見てギター止めようかと思ったくらいと言う...
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Freedom - Freedom at Last
Freedom - Freedom at Last (1969) もしかしてWebでHPを見るような人種はある特定の世代に限られているのでは?との話があって、聞いてみればなるほど今の時代だとSNSやインスタやLINEで端的な情報のやり取りばかりが中心で、調べ物にWebのHPを使うようだが、その時には個人のいい加減な情報源よりもショップなりオフィシャルなりのきちんとした情報の塊を見に行くような事が主流か。だからブログも廃ってるし今更WebでHP作るのも...
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Mick Abrahams - Mick Abrahams
Mick Abrahams - Mick Abrahams (1971) ミック・エイブラハムズをブルース・ロックギタリストだと言ってしまうのも違うだろうし、かと言ってどんなギタリストだとなると形容するにはブルーステイスト云々は外せないから随分と個性的且つ他では見当たらないスタイルのギタリスト、もしかしたらギタリストと言うよりもコンポーザーと言うか音楽家と言うのかもしれない。Jethro Tull離脱後にBloodwyn Pigを組んでアルバム2枚リリース...
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Jethro Tull - This Was
Jethro Tull - This Was (1968) ごった煮の英国ロック70年代は自分的には大好物だが、悩ましいバンドや音楽性を持つバンドも当然多数ある。単純にそれが楽しめれば良いが、どうにも分からない、理解に苦しむバンドも多いし、メジャーなバンドで言えばイエスなどもその例になるし、何ともその辺りの感覚は自分でも整理しきれていない。ただ、聴かないでダメと言うのはほとんど無くて、聴いてみて、それも何度か挑戦してみても理解...
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Steeleye Span - Now We Are Six
Steeleye Span - Now We Are Six (1974) Fairport Conventionはメンバーの流動が激しかったが、そのおかげで多数のバンドが排出されたとも言える。そのひとつがアシュレー・ハッチングスが奮起したSteeleye Spanだが、基本はドラムレスのエレクトリックトラッドの実現からスタートしたものの初期3枚でその野望が達成されてしまったので、彼自身は離脱して放浪の旅に出るが、バンドの方はそのまま名を残して活動しており、今でも現...
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Fairport Convention - Rosie
Fairport Convention - Rosie (1973) 60年代から70年代は短命ながらも歴史に名を残すバンドが数多く生まれては消えていくを繰り返していた。Fairport Conventionは逆にバンド名はずっと残りつつもメンバーの入れ替わりがバンド設立当初から激しく、今でも続いている英国の長寿フォークバンドだ。面白いものでバンドが続くと普通はオリジナルメンバーがひとりだけ残っている場合が多いが、フェアポートの場合は一旦オリジナルメン...
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Giles, Giles and Fripp - The Brondesbury Tapes
Giles, Giles and Fripp - The Brondesbury Tapes (1968) Judy Dybleの名を有名にしているのはKing Crimsonの「風に語りて」のオリジナルボーカリストという称号だが、そもそもGiles, Giles and Frippがクリムゾンの母体となったグループである事も知られている。バンド名には出てこないが、イアン・マクドナルドと良い仲だったこの頃では元Fairport Conventionの肩書の方が大きかったであろうジュディ・ダイブルが彼氏のバンドに...
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Judy Dyble - Enchanted Garden
Judy Dyble - Enchanted Garden (2004) 先日ジュディ・ダイブルが亡くなったとの報を聞き、少々感傷的になってしまった。普段はミュージシャンや有名な方が亡くなってもさほど何かを感じる事もないが、ジュディ・ダイブルさんの場合は直接ツィッターでやり取りした事もあったので、どことなく近所のお婆ちゃんが亡くなった的な感覚にはなった。ジュディ・ダイブルさんはマメにウェブやブログ、ツィッターも自身の作品や名前が出て...
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Roger Chapman and the Shortlist - He Was, She Was,You Was, We Was
Roger Chapman and the Shortlist - He Was, She Was,You Was, We Was (1982) バッド・カンパニーのポール・ロジャースと双璧を成すボーカリストのひとりでもあろう、ファミリーのロジャー・チャップマンとは言いすぎだろうか。声質も歌い方も似た部分はないが、太い歌声でソウルフルなスタイルな部分は共通している気もする。ただ、ロジャー・チャップマンの場合はヤギの鳴き声的とも言われる常にビブラートが掛かっているかのよ...
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Bad Company - Original Bad Company Anthology
Bad Company - Original Bad Company Anthology (1998) リスナーはラジオで流れる曲やバンドをどこの国の出身なのか、などとその時点で気にする人もほとんど居ないだろうし、ましてやアメリカで英語で流れてくる分にはまるで気にしないと思う。だからカナダや英国のバンドでもアメリカで普通に売れただろうし、逆もまた然り。少々騒がれる存在になって初めてどこのバンドだった、と知ってしまうから好みが出るのかもしれないが、...
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Humble Pie - Natural Born Bugie
Humble Pie - Natural Born Bugie (1991) 英国のバンドがアメリカで売れる、成功するのはロック黎明期ではあった話だが徐々にアメリカも自らでロックを生み出し始め、英国のビッグバンドとはちょいと趣の異なるスタイルでのロックが出てきつつあった。もっともポップス目線で言えばロックなどに頼らずともアメリカではカントリーにブルーグラス、ブルースにR&B、加えてのポップスやソウルなどと様々な人種による音楽が満ち溢れて...
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Foghat - Night Shift
Foghat - Night Shift (1976) 世界中のバンドがアメリカマーケットでの成功を願って進出を果たしていったが英国でデビューしたバンドは大抵アメリカでの配給先とも提携して契約を結んでアルバムをリリースしていたように感じる。逆はそこまで聞かないが、そりゃ英国でデビューしたらそういう風に進んでいくのが世界戦略の足がかりだろう。ビートルズもストーンズもそれで成功したしキンクスやフーでも同じだ。70年代のバンドもそ...
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The Kinks - Word of Mouth
The Kinks - Word of Mouth (1984) 時代を斬った音楽の聴き方を味わうには当時のヒットチャートを追いかける手もあるが、ロック系はその辺には入らずに時代を創っているのでまとめてどうのと言うような聴き方がない。今ならもしかしたらiTunesやSpotifyでそういうプレイリストを作ってあるのかもしれないから探すのもアリか。そういう聴き方した事ないから探し方もよく分からんが、もしあればヒットチャートとは異なるロック的な...
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MC5 - High Time
MC5 - High Time (1971) ロックの熱気は50sが一番だろうが、その後は70年前後が最も熱かっただろうと後世から見て思っている。50sはプレスリーがロックンロールを世間に示した事でブームが最高潮になり、それを支えていたジャズ上がりのテクニカルなミュージシャン達がその奏法を各方面に進化させてのロックンロールだったから安定していた。その後勢いと若者の代弁的な側面だけがクローズアップされた頃に60年代のマージービート...
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Vinyl - Music From The HBO Series
Original Soundtrack - Vinyl - Music From The HBO Series (2016) アマゾンプライムで適当に映画見たりドラマ見たりするのも普通になってきた世の中と思ってるし、自分もそうなっているが、コンテンツの充実さや見たいものがそこまで各局に揃っているかは良く分からない。知らない情報の方が多いから、またそれを率先して情報集めするほどのものでもないからあるものから選ぶだけで十分と適当に考えている。その中でこの「Vinyl...
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The Rolling Stones - Criss Cross
The Rolling Stones - Criss Cross (2020) ストーンズがまた新しい曲をリリースしたぞ、との報を知ってそのまま聴いてみれば実にカッコ良いストーンズらしいロックで、朝から目が覚めた。こんなカッコ良いのがササッと作れるってのはやはりストーンズ、などと悦に入っていたが、ちょっとコメント見ると近々発売される「Goat Head Soup (DX)」の未発表テイクからの先行リリースらしい。なるほどそれならこのカッコ良さも納得とばか...
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Pandora's Box - Original Sin
Pandora's Box - Original Sin (1989) 妙なトコロに引っ掛かってて、映画「Street of Fire」の「Tonight Is What It Means To Be Young」が大好きだったので久々に聴いてやはり素晴らしい、と感激しているあたりのジム・スタインマン絡み。そのボーカルはHolly Sherwoodさんらしいが、他にまともな作品が出てこないのでどうしようもないが、そんな中、2008年に「Street of Fire」が大好きな人が映画「Road To Hell」を作ってて、...
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Bonnie Tyler - Secret Dreams & Forbidden Fire
Bonnie Tyler - Secret Dreams & Forbidden Fire (1986) ヒットを放つとその印象ばかりが強くなり、本来の音楽性や個性、アルバム全体の評価が正当に行われなくなりリスナー側の目を曇らせてしまう時がある。一発屋と思われているバンドやアーティストの大半がそういう悲劇に見舞われている気がするが、それも国々によって捉えられ方が異なる。日本では一発屋だが、祖国ではスーパースターの座を獲得している人の方が多いかもしれ...
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Roger Daltrey - Parting Should Be Painless
Roger Daltrey - Parting Should Be Painless (1984) ミュージシャンにも色々な方々がいて、音楽センスに長けた人は曲やアレンジで才能を発揮するし、歌の上手い人や楽器の上手い人はプレイヤーとして大成する事もある。後者の場合に不思議なのはそこまで音楽の才能あるのに曲は作れなかったりする人も多い点で、才能の使い方が異なるから、または納得できるレベルの曲が出来上がらないから、そこまで作る術を学べていないからと...
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Meatloaf - Bad Attitude
Meatloaf - Bad Attitude (1984) 80年代ってこんな音だったなと思うばかりのチープなサウンドに懐かしさと古さを覚えるが、どの時代でもそれぞれの時代の音が詰め込まれているのもアルバムの良さで、今聴いても新しい音などは存在しない。古さが良い音、として聴けるかだ。ほんの10年前のアルバムの音だって今聴けばやはり古さを感じるし、アレンジにしてもミックスにしてもそう思う時があるから全て含めて常に進化している世界だ...
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Foreigner - 4
Foreigner - 4 (1981) キング・クリムゾンのイアン・マクドナルドが関わっていたバンドにフォリナーがある。一方80年代とは言わないが、その前後でアメリカの産業ロックバンド的に語られるフォリナーがある。当時は英米人混合バンドとして知られていて、レーベルがアトランティックだから実力派のバンドとして語られていたようだが、産業ロックとまでは言われなかったかな、自分的にはそのヘンの差があまりないように聴こえていた...
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Suvivor - Eye of the Tiger
Suvivor - Eye of the Tiger (1982) 産業ロック路線は80年代に一世を風靡した面ある。ジャーニーやサバイバーからボン・ジョヴィ、エアロスミスまでも巻き込んでのハードロックでありながらもメロディアスでパワフル、さらにキャッチーで快活、皆で大合唱出来るようなコーラスやサビを配して音数も少なく疾走感溢れる作品が多くなる。別に悪いモンじゃないし、売れなきゃ意味ない世界だから支持された。そりゃ売るために作られて...
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Journey - Departure
Journey - Departure (1980) 70年代から80年代に移り変わる手前にロックの世界ではエドワード・ヴァン・ヘイレンがとんでもないギターを引っ提げてシーンに登場し、そこからシーンは様変わりして一気にテクニカルなギターサウンドが加速した。ロックそのものも常に変化していったが、良くも悪くも商業路線ロック、産業ロックと呼ばれる世界が加速し始めたのもその辺りだが、改めてそのヘンを80年代のサウンドとリンクさせて考慮し...
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Billy Joel - An Innocent Man
Billy Joel - An Innocent Man (1983) 80sはやはりひとつのシーンだったように思う。90sとも00sとも違う、また70sほどの革命期でもないし、音楽的に価値があったかどうかなどは分からないが、面白い時期に多感期を過ごしたと思う。いつの時代でもポップとロック、変わり者の民族的な音やアコースティックや黒人系白人系など様々な音楽がヒットチャートやシーンに登場して、その辺りから自分の好みは見つかるし、友人たちとの感覚...
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Bruce Springsteen - The River
Bruce Springsteen - The River (1980) 独立記念日はアメリカを象徴する祝日として世界中に知られているが、ふと思えば何から独立したのかと気になる。当然英国の領地からの独立宣言を行った日が回答だがそれすらももしかしたら歴史の彼方に追いやられた事実で、単に騒がれる日になっているのかもしれない。それもまだ二百数十年しか経ってないのだからアメリカが若い国だと言われるのも分かるだろう。一方ヨーロッパや日本は比に...
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Missing Persons - Color In Your Life
Missing Persons - Color In Your Life (1986) プロ中のプロミュージシャンから愛されるミュージシャンは数多くいるが、どういう人達だとそういう存在になるのか。当然テクニカルな面も尊敬の念に値するだろうが、独特の尖ったセンスや音に対する感性やアイディア、捉え方の違いなど多分普通に凄いな、と思われる部分が多い人がそういう立ち位置になるのだろう。だから売れてる人たちが偉そうにする世界ではなくて職人芸的に芯の...
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Duran Duran - Notorious
Duran Duran - Notorious (1986) ある程度成功したバンドから脱退してソロ活動に向かった人でバンドと同じくらいに成功を果たした人は傍目から見るとそれほど数多くない気がする。ただ、よく言われるのは仕事してバンド活動してカネと名声を手に入れたから独立して好きな事をやるのだ、と離脱していくパターン。事実そうだろうと思うし、そういう気概がなきゃミュージシャンなんて自分を信じて渡り鳥的な職業は出来ないだろうから...
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