Archive2020年06月 1/1
Robert Palmer - Riptide
Robert Palmer - Riptide (1985) 今の時代でもキザなおじさん的なミュージシャンはいるのだろうか。80年代まではそんなのを売りにしていたおじさんも常にシーンに居たような印象もあるが、実はそこまでおじさんでもなかったのかもしれない。せいぜい40代だろうし、時代の感覚は難しいものだ。そうすると今の時代はそういうおじさん的な部分を売りにする人もいないような気がする。そもそも小洒落たスタイルやファッションで歌って...
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Bryan Ferry - Taxi
Bryan Ferry - Taxi (1993) 音楽はそもそもが芸術だ、と認識されるのはクラシックを代表とする高尚な音楽には当てはまるがポップスやロックの世界になるとそこまでの作品を感じる事も多くはないかも。ただ、他人とちょっと違う事が常に求められるので恐ろしく融合性が高く、何でもごちゃ混ぜにしてアーティストの音としてリリースされる音楽での遊びはある種の芸術性の高さでもあろうか。色々な角度による芸術性があるものだ。そ...
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David Bowie - Black Tie White Noise
David Bowie - Black Tie White Noise (1993) 海外モノの映画やテレビドラマを見ていると時にふと物凄く美しいシーンや映像美に出会い、ストーリーや流れよりもその芸術性に目を惹かれる時も多い。当然ながらちょっとそういうシーンが気になるとやたらとそんなシーンばかりが気になってしまって、映像美の作り方のセンスのようなものも音楽と同じで練り上げながら創るのだろうと。更にストーリーにその映像美が反映されるから印象...
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Nena - Nichts versäumt Live
Nena - Nichts versäumt Live (2018) 追いかけておくべきバンドやアーティストが多いから個別には追いかけていられない。とすると音楽ニュース系をきちんとチェックしておく方が賢明なのは言うまでもないが、今度は邪魔な情報も多いからスパムと同じようになってしまい、そこに欲しい情報があっても見過ごしてしまう場合も少なくない。結局チマチマとチェックするしかないし、キーワード登録しておいてニュースを落としてくるしか...
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Sandy & The Wild Wombats - Devoted to Rock'n' Roll
Sandy & The Wild Wombats - Devoted to Rock'n' Roll (2017) 世界は広い2。それらしいアルバムジャケットだったので聴いてみれば案の定ロカビリー風味なサウンドが飛び出して来つつも随分と個性的なオーラを放っていたので調べてみながらの試聴。Sandy & The Wild Wombatsなどと名付けているくらいだから当然そのヘンのに影響を受けてのネーミングだろうと思いつつ、随分硬い音だなと感触を味わっていれば何とドイツのロカビリ...
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The Hillbilly Moon Explosion - Buy Beg Or Steal
The Hillbilly Moon Explosion - Buy Beg Or Steal (2010) 世界は広い。今度はスイスのチューリッヒ出身のロカビリーバンドだ。ロカビリーバンドと言ってもスイスだからああいうアメリカンな雰囲気とは大きく異なるのは当然ながら、ここまで洗練されたサウンドに仕上がるものかと音楽の不思議さを味わう事になった。The Hillbilly Moon Explosionなるバンドの2011年リリース作品「Buy Beg Or Steal」はバンドのメジャー6枚目くら...
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Imelda May - More Mayhem
Imelda May - More Mayhem (2010) 本場アメリカのロカビリーを継ぐ遺伝子は当然ながら世界中に散乱しているし、あちこちのアマチュアレベルでも普通にその光景も見られるだろう。ただしそれをどこまで本気でやるかとなると音楽キャリアが長くなればなるほど離れていく事になりそうな気がする。当然オリジナリティの探求もあるし、他のスタイルに進むことも多いから何もロカビリーの世界に留まる必要もないし、留まっても大変だし...
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Stray Cats - Rant N' Rave
Stray Cats - Rant N' Rave (1983) ロカビリーのギターを弾くのはかなりギターテクニックが必要だと思ってる。フレージング自体はそこまで複雑でもないだろうし、指使いもヘンじゃないとは思うが、あのカントリー的なプレイの連続さ加減がなかなか慣れてこないし、それも正確なピッキングありきだから余計に難しく思える。更にギターの音色も嘘のつけないクリーンなトーンでのプレイでリバーブやギターの残り香を大切にする部分も...
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Jeff Beck and the Big Town Playboys- Crazy Legs
Jeff Beck and the Big Town Playboys- Crazy Legs (1993) 楽器を楽しそうに弾く。基本中の基本な気がするが、Van Halen見てるとホント、どんだけ楽しいんだろうと思うくらいに楽しそうにギターを弾いているし、バンドを楽しんでいるように見える。ビジネス面やら健康面など色々あるのは当然だが、それでもギターを弾いている姿を見る度にホントに楽しそうにしているので見ている側も楽しくなる。当たり前だけどやってる側が面白...
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Van Halen - Balance
Van Halen - Balance (1995) ドラムの音で個人を特定できるのはほとんどないが、アレックス・ヴァン・ヘイレンの深胴の音はかなり特徴的じゃないかと思う。ギターのインパクトが強いから結局Van Halenとは分かるだろうが、その前にドラムが入るので、この音はアレックスかと分かる方が先だ。どうにもハードでキャッチーなのを聴きたいと思いつつも基本ギターが鳴ってないと面白味に欠けるので、普通にハードロックを聴くが最初か...
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Quantum Jump - Quantum Jump
Quantum Jump - Quantum Jump (1976) 色々なアルバムやバンドを聴きすぎると何聴いてるのか分からなくなる、何のために聴いているのか混乱してくる事もあるので自分なりに線を引いて聴いている事もある。好きだから聴く、気になったので聴いてみるがその結果気に入ったかどうか、勉強のために聴いてみる、など。そういうの考えずに耳に入ってきて気になったのは探して聴くが、その結果どう思うか、によって今後の聴き方も決まる。...
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Frank Zappa - The Grand Wazoo
Frank Zappa - The Grand Wazoo (1972) Zappaも随分とハマって聴いていた事があって、オリジナルアルバムリリース順にあれは、それはと記憶して聴き漁っていき、挙げ句が強烈なライブセットを突き付けられてCD時代にリマスタリングされ、全く別物に仕上がった作品も結局はひとつの作品だからとの理由で楽しませられ、苦労して映像を手に入れて見れば今度はその凄さにぶったまげて、と色々と楽しませてもらった。本人没後はそこま...
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10cc - 10cc
10cc - 10cc (1973) 今となってはロックとポップの差はさほど大きくない、どころか同義じゃないかとすら思える事も多いが、昔は自分的に物凄く明確にその境目を持っていた。単純に書けばロックはカッコ良くないとダメだ、と。キャッチーでもコミカルでもなく単にカッコ良い、そのカッコ良さの基準が人それぞれ異なるのはあり得ない、ロックのカッコ良さはひとつだけ、くらいにスジが通ったカッコ良さと思ってたかも。そこまでは極...
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BIg Star - No.1 Record
BIg Star - No.1 Record (1972) 70年代のロックが好きだが、アメリカの70年代のロックはそこまで探求した事がないのであまりよく知らない。よく知らないと言ってもそりゃアレコレ辿っていればB級ハードロックあたりまでは名前が出てくるので妙なのを知っていたりもするが、メジャーも含めてあまり網羅は出来ていない。歳を重ねると何となくアメリカの乾いたサウンド、あまり考えずにその場だけサラリと流れていくロックも悪くない...
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Cheap Trick - One On One
Cheap Trick - One On One (1983) 70年代を生き急いだバンドの全盛期は短命なものだ。長くても10年だから短ければホントとことん短い。あれだけのパワーを放ったバンド、と思われていてもその歴史は5年もあれば大したもので、バンド自体はそこまで短命ではなかったが、売れなくなって来るとどうしても士気が下がりバンドメンバーが離脱したりレコード会社から離れたりして思うように物事が進まなくなるケースが多くなる。チープ・...
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Gene Simmons - Gene Simmons
Gene Simmons - Gene Simmons (1978) 昔はアルバム一枚聴くのも腰を据えて楽しみにじっくりと一曲づつクレジット眺めながら、アルバムジャケット見ながら中ジャケの写真もじっくりと舐めるように見尽くしながら聴いていた。そのウチにギターを手に取ってコードを探しながら音を取れるなら取りながら楽しんでいたが、いつからかBGM的に流れるようにもなり、CD時代になればもうアルバム冒頭から何曲くらいまでが真面目に聴ける範疇...
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Poisonblack - Escapexstacy
Poisonblack - Escapexstacy (2003) スジモノの人はこの展開も想像出来ただろう、ベタベタなラインナップで本日もゴシックでメロディアスでメランコリックなメタルサウンド調ながらも色気のある鬱なバンド、Poisonblackです。と言っても自分も詳しいワケでもなく、流れ的に漁ってみれば出てきたので聴きながらのアレコレ調べている状況。歌声がアレ?ってな感触はあったが、そりゃ当然でCharonのボーカリストがSentencedのボーカ...
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Charon - Tearstained
Charon - Tearstained (2009) 自分のブログの過去記事を読み返していると今とは好みが異なっている、もしくは今では聴けるようになっている、そういう世界もある、と理解して聴いているバンドやアルバム、音世界も数多くある事を認識し直す。逆に今じゃあまり聴かなくなっているアルバムやバンドを切々と書いている記事もあって、長々と記録が残っていると色々と分かる事も多くなると思いながら多々アルバムを聴いている。 フィ...
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H.I.M - Razorblade Romance
H.I.M - Razorblade Romance 82000) フィンランド特有のメランコリックメロディラインは確実に存在する。これを真似しようと思ってもなかなかうまい具合に出来ないと思える。音楽の文化的な旋律や音階は当然分析分解されてあちこちにそれが流用されているが、お国柄の出る旋律の組み合わせはどこまで解明されているのだろう?解明は出来ているがそれを上手い具合に活用出来るのだろうか。恐らく出来ているのだろうが、あまり聞く...
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Sentenced - Amok
Sentenced - Amok (1995) 歴史は後になって振り返ってから初めて歴史になったと確信できる。ロックのアルバムも同じような事が言えて、当然商売だからどんなアルバムもリリースされる時には宣伝文句的に過去最高作、的な物言いで売り出されるが、何枚もアルバムがリリースされているとファンの間で当然ながらの名盤順位が付けられていく。人により好みが異なるので、その順位が正しいワケではないが、人気やアルバムの作り込み度...
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Paradise Lost - Obsidian
Paradise Lost - Obsidian (2020) 自分がこのブログを書き始めるようになってからも新しい音楽が生まれ、それに触れながら自分的に好む世界観を発見したり、深淵の縁を覗くこともあったりと随分と音楽の進化を見せてもらっている。そこで発見したサウンドは自分の音楽リスナー歴的にはつい最近の部類に入るので馴染み深く聴いたとの感触は無いが、それでも10年以上経っているので、十分に馴染み深く聴いたサウンドに相応しい時間...
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Vandenberg - 2020
Vandenberg - 2020 ハードロックからブルースに回帰するギタリストは数多くいるが、メタルの世界からブルースに進むギタリストはほぼ皆無だろう。ブルースってテクニック的にはまるで難しくもないからテクニック探求の側面を伴うメタルギタリスト的にはそこまで探求するプレイじゃないのは確か。だからそのテイストを持ったプレイは当然出来ちゃうが、そこにこだわる必要性が無いだけと思われる。昔はメタルギタリストはブルース...
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Tom Keifer - Rise
Tom Keifer - Rise (2019) ハードロックあたりまでの世界でシーンに登場してきたミュージシャンの多くがブルースやカントリーに戻って来るかのようなサウンドを引っ提げてシーンに返り咲くケースが多いように思う。アメリカ人のみならず、な所が面白いが、アメリカ人のその傾向は当然強い。それもギタリスト連中は概ねその辺りに戻ってくる感じだ。音楽的にもギター的にも基本の中の基本だから結局装飾された音を排除して素に戻る...
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RSO - Radio Free America
RSO - Radio Free America (2018) 女流ギタリストは物珍しさもあって好んで聴いているのは本ブログ読者ならご存知だろうが、その筆頭格は自分的にはオリアンティだった。いつしか作品のスピードやシーンの話題から離れていって、何やら難しいのかと思っていたらどういう訳かBon Joviを離脱したリッチー・サンボラと共に活動しているらしい、どうにも公私共に、との事で、その年齢差をついつい計算してしまって、それアリ?と不思...
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Ace Frehley - Ace Frehley
Ace Frehley - Ace Frehley (1978) バンドを脱退してのギタリストのソロアルバムとバンドに在籍しながらのソロアルバムとは当然ながら大きく意味合いも異なるし、なぜか出来映えにも大きく差が生じるのだろうか。それともまるでそれは関係なく、単純に才能やシーンへの感性やセンスだったりするだけかもしれない。狙いがあって創る作品と生きるために創る作品ではスタンスが異なるのも当然だが、得てしてバンド在籍中のソロアルバ...
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The Joe Perry Project - Once A Rocker, Always A Rocker
The Joe Perry Project - Once A Rocker, Always A Rocker (1983) エアロスミスの中で一人R&Rにこだわり続けた男、ジョー・ペリー。そんな人がいなきゃロックだぜ、とこだわるバンドは出来上がらないし、出来たとしてもファンがついて来なくなるから、その意味でもジョー・ペリーはホントにこだわったのだろうと思う。そりゃビジネス的な妥協もあっただろうし、意見が通らない事もあっただろうが、それでも基本はブルースとR&R...
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Aerosmith - Get A Grip
Aerosmith - Get A Grip (1993) ロックバンドがメジャーシーンに登場する際、彼等が新しく音楽界の一端を担う役割だとの認識がどこまであるだろうか。ましてやそれがヒットメイカーを要求されるツラい立場に追いやられたとしたら、と考えてしまうバンドのひとつにエアロスミスが挙げられる。あの復活と活躍ぶり、セレブぶりを見ているとそんな杞憂は不要とも思えるが、実際時代を追う毎の彼等へのプレッシャーと彼等の立ち回りの...
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AC/DC - If You Want Blood You've Got It
AC/DC - If You Want Blood You've Got It (1978) ヒタヒタと暑い夏のジメジメ感が近づきつつあるこの時期、どんな音楽を聴いても楽しめる季節とも言えるが、実際季節や時期によって聴くアルバムやジャンルが変わる事はさほど多くない。ただ、雰囲気的にそうだろうと言う感覚で手に取る事はある程度。ここの所静かめなのばかり聴いていたから、ちょいと弾けてみたくて派手な音を探してみる。あれやこれやとネット経由で聴き漁って...
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Roger Waters - Mother
Roger Waters - Mother (2020) コロナ禍で世界が大人しくしている最中、ロジャー・ウォーターズもそのやるせない状況から幾つか楽しめる話題を提供してくれて、一番の期待は「Us+Them」のツアーフィルムのリリースだ。その前に宣伝の意味もあるだろうが、ピンク・フロイド時代からの名曲「Mother」をリモートセッションする姿をYouTubeでも見せてくれた。その年老いた姿は古くからのファンにも時代を感じさせる生々しい姿だが、誰...
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The Rolling Stones - Living In A Ghost Town
The Rolling Stones - Living In A Ghost Town (2020) コロナ禍の外出自粛期間中にリリースされたストーンズの新曲「Living In A Ghost Town」。この手の情報がその筋の連中の間で広まるのは実に速いから自分の所もさっさと回ってきてさっさと聴いた。最初に聴いた印象は、普通にストーンズ。良いも悪いも何もなく、単純にストーンズしか出せないストーンズのグルーブとストーンズの音。その後に歌詞がどうのなど情報が流れて来た...
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