Herbie Hancock - Future Shock

Herbie Hancock - Future Shock (1983)
フューチャー・ショック

 80年代初頭頃が一番フュージョンってのが流行していた時期だったんだなってのを後になって改めて認識した。当時はどこもかしこもそんなのばかりで、上手いけど面白味ないな〜ってくらいに思ってたんだが、ジャズ系にも流行ってのがあるってのはある意味面白い。そんなテクニシャン達が色々いて、売れなきゃしょうがないってのもあったんだろうけど新しい方向性へのチャレンジの一つでもあったし、そこにはベックみたいにロック側から入る人もいたわけだから音楽家からしてみたら正にクロスオーヴァーな世界の一つだったのだろう。今じゃその世界もあまり見当たらないからやはりひとつの革命的なシーンだったんだろう。

 1983年に斬新なサウンドでジャズの世界からポップシーンへ殴り込んできたのがHerbie Hancockの「Future Shock」。当時はハービー・ハンコックなんて知らなかったからポップシーンに突然出てきた一発屋くらいにしか思ってなくて、それも好きな部類の音じゃなかったから大して興味も持たなかったけど、あとになればなるほどハービー・ハンコックの偉大さってのを知っていって、この時のサウンドの意味合いってのを噛み締めたってトコロか。噛み締めたって程でもないけど、やっぱり凄いことしてたんだ、ってのを認識したってのかな。レコード盤をスクラッチしたノイズもあの「Rockit」が広めたってのもそうだろうし、そもそもこういうダンサンブルなサウンドも斬新だったんだろう、しかもキャリア20年以上のベテランがこんなのでシーンに切り込んできたってのも凄い。プロ中のプロがまるで異なる世界で登場してきたんだもん。そりゃ昔のリスナーからしたら裏切りにも映るだろう。

 一方ここからハービー・ハンコックの名前を知って遡った人もいるのかな。そうすると普通にジャズに行き着くんだが、まぁ、あまりいないだろう。それでもそんな流れを知るとハービー・ハンコックのやってきた軌跡の素晴らしさを実感するんだろうとは思う。んで、この「Future Shock」というアルバム、往年のリスナーからは毛嫌いされているが、新たな客層を捉えたアルバムで、斬新そのもの。自分的には当時からして何だこれ?だったから、今聴いてもやっぱり何だこれ?なんだが、ものすごく尖ったことしてるってのは分かる。この後さまざまな音楽が出てくるけど、ここで実験されてるサウンドからの流用なんてのも多いんじゃないだろうか。電子音楽系が好きな人には大いなる教科書アルバムなんだろうと思う。残念ながら自分好みではないが、その凄さは分かる、気がする。




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