Archive2018年03月 1/2
Samson - Head On
Samson - Head On (1980) 同じ年代のアルバムでも当然だがサウンドプロダクションにカネを掛けれる環境であれば、今の時代にも通じる良質なサウンドで録音されていたのだろうが、やはり予算が無いとか時間がないとかきちんとしたサウンドプロダクション環境下で作れない状況だとチープな音色でアルバムが出来上がってしまう。スタジオ一発録音ならまだなんとかなる部分もあったのかもしれないが、重ね録りするようなスタジオ・ア...
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Thunder - Laughing on Judgement Day
Thunder - Laughing on Judgement Day (1992) 世の中で売れたからと言ってそれが素晴らしいアルバムだと自分が思う必要はない。ただ、一般的にはそういうのが好まれるとか力量的に優れている、楽曲として好まれる曲が多いようだ、とあくまでも一般論的なところで語るには売れたアルバムってのはそりゃ良いトコロが多いのは確かだ。だからと言ってそれを好まなきゃいけないなんてのはないし、自分の好みじゃなきゃ聴かなきゃ良いだ...
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FM - Indiscreet
FM - Indiscreet (1986) ヤバいな…、80年代の英国ロック、ハードロックの世界にこんなニッチな世界があったとは知らなくはなかったけど、そこまでは知らなかった。幾つかのバンドがあるのは知ってたけど、80年代なんてどっちかっつうとポップスの方が英国は強かったどころか世界を制していたからね。その水面下でこんなメロハー路線のキャッチーなハードロックバンド勢が頑張ってたなんて、ちょいと不思議な部分もある。それも含...
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Terraplane - Black and White
Terraplane - Black and White (1986) いつの時代でもそうなんだが、とあるバンドがシーンに出てくると同じくして似たような部類のバンドがどんどんと出てくる。この現象はそもそもそういうバンドが水面下にいたから取り沙汰されるのか、これ幸いとばかりに同じような方向性の曲やバンドイメージを持たせてシーンに二番煎じを狙いに行くために出てくるのか、いずれだとは思うんだがよく分からん。NWOBHMの連中がキャッチーなメロ...
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Tobruk - Wild on the Run
Tobruk - Wild on the Run (1985) ここのところ80年代初頭のメロハー的バンドに偏っているんだけど、アレコレ調べてるとこのヘンってNWOBHMのポップサイドという側面とも言われているようで、なるほどそういう言い方もあるのかと妙に納得してしまった次第。NWOBHMってのはアングラ臭漂うゴリゴリのエッジの立った歪んだギターでのメタルというイメージで、どっちかっつうと悪魔的なモノを想像するんだけど、その半面そこから出て...
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Shy - Brave The Storm
Shy - Brave The Storm (1985) Huluに入ってから割とアチコチで海外ドラマや映画を見たりしている。普通のケーブルテレビとかと違ってオンデマンド配信だから好きな時に好きなの見れてトイレ行きたくなったらそこで止めてまた続きを見るってのも出来るのがいわゆる番組時刻通りに流されていくテレビ方式との違いだ。それに加えてちょいと戻って見直したりテーマ曲を飛ばしておくとかも容易なのでその意味で時間短縮なんかも出来て...
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Snowblind - Snowblind
Snowblind - Snowblind (1985) これだけ皆が皆iPhoneなりのスマホをどこでも見ている時代になって、情報過多になっているけれどその反面モノが全然売れない。どっちかっつうと情報が多くなるってことは好みが分割されていくからニッチなものが売れていく傾向にあるはずだけど、それ以前に買うという行為まで及ばないということが増えているのか、単純に売れないだけなのか…。音楽や映像なんてのはもうYouTubeでいいやって人も多い...
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Lionheart - Hot Tonight
Lionheart - Hot Tonight (1984) しかし80年代のハードロックバンドと呼ばれたバンドって皆こんなんだっけ?ってくらいにミーハーな音でハードロックやってたんだな。そりゃまLAメタルでも今聴けばしっかりキャッチーなキラキラな音だし、時代の成せる技だったんだろう。それをハードロックだぜ、って聴いてた方もアレだけど、水面下ではもっとしっかりしたメタリカみたいなのが出てきてて、受け狙いじゃなくって本気でメタルやる...
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Stratus - Throwing Shapes
Stratus - Throwing Shapes (1984) キャリアを漁って色々なバンドに辿り着く、ルーツを漁ってその人やバンドの来歴を知って背景から何でこういう音が出てくるようになったのかを探る、なんて考え方もあるけど、大抵はキーパーソンがいて、そこにメロディメイカーがいることで身近なメンバーを集めて出来上がる。それで新たなスーパーバンドって言ってみたり話題性を集めてみたりするのもひとつの商売。新人バンドが無名から成り上...
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Uriah Heep - Celebration
Uriah Heep - Celebration (2009) ロックバンドがこんなに長く続くなんて組んだ時点で誰も思わなかっただろうし、実際そんなに長く続いているバンドなんてそうそう無いんだから気にしなくても良かったんだが、さすがにもうキャリア50年ってバンドが幾つかある時代になると、それはもう骨董品扱いだ。メンバーの入れ替わりがなく50年なんてのは多分無いんだろうから当然メンバーは替わっていくのだろうが、それでもたった一人だけ...
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Grand Prix - There for None to See
Grand Prix - There for None to See (1982) 著名なミュージシャンとプレイする人ってのはどっかからそれなりにキャリアを積んでそこにいるという姿が多くあるので、マイケル・シェンカーとのコラボで一躍有名になったロビン・マッコリーって…、って気になった。ちょこっと漁ってみたら、アイルランド人だったんですね、この人。んで、英国のGrand Prixってバンドの二代目のボーカリストとしてシーンに出てきたのが最初らしいって...
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Michael Schenker Fest - Resurrection
Michael Schenker Fest - Resurrection (2018) ワクワクするアルバムってのは自分がものすごく好きなバンドだったりアーティストだったりする場合と、やっぱり何かと話題が豊富であればワクワクするもんだ。好きで待ち遠しいってのは簡単に言えばアイドル待ちみたいなモンだけど、話題豊富ってのは誰かが参加しているとかセッションみたいになってるとか、あまり想像しなかった組み合わせが実現しているというような事が多いんじ...
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Judas Priest - Firepower
Judas Priest - Firepower (2018) キャリアの長いバンドになるとリスナーには様々な事を求められる。初期が良かったとか変わりすぎだ、とかバンドらしさが無くなってるとか軟弱になったとか難しくなったとか、結局その手の評判を総合すると変わることに対しての文句が多く、もっと言えば自分が好きなアルバムと同じじゃなきゃイヤなんだろうか、ってくらいのものだ。ところが当然そういうワケにもいかず、じゃ、どういう作品なら...
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My Dying Bride - Turn Loose the Swans
My Dying Bride - Turn Loose the Swans (1992) ロックと芸術。もちろん音楽とロックという相性もあるのだが、芸術とくっつくとそれはものすごく多様性を持つ。だから色々なロックが溢れているのだが、多分自分が好むのはこの芸術とくっついている方。根底には美学ってのはあるもんなぁ…。ZeppelinだってStonesだってそういうのは絶対あるし、もちろん音楽もあるけどそこに芸術がくっつくんだよ。それがないとポップス…って固定的...
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Paradise Lost - Gothic
Paradise Lost - Gothic (1991) ロックの歴史の中で金字塔と言われるアルバムってそれほど多くはない。別に誰が決めたワケでもなく、多くの人が何かを語る時のそのアルバムから歴史が変わった事であるかのように思われる事が多いだけだ、多分。そういう逸話ってのはホント、どこから発祥していくもんなんだろ?大抵は初めて何々を取り入れた、とかこんな音は初めて出てきた、とか後になってサバスみたいに暗黒の帝王の元祖ってな...
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After Forever - Decipher
After Forever - Decipher (2001) メタルの世界ってものすごく裾野が広がっていて、自分では知ってるアルバムが極少数しかなく、それも何度も何度も聴けるのは大して多くない…どころかバンドも限られている。チャレンジは毎回していて、軽く聴くというレベルなら割と数多い。アルバム一枚を全部聴くとなるとなかなかパワーが必要で、飽きないで聴ける事がそれほど多くない。どうしても途中で飽きちゃうんだよ。じっくりそれだけを...
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The Agonist - Prisoners
The Agonist - Prisoners (2012) 昔はこんなの全然聴けなかったし、聴きたいとも思わなかったなぁ…ってのを聞いている自分がいて、それはもう色々なバンドに対しても同じ。自分のブログながら過去記事見ても全然今と違う感覚の事が書かれていたりもするし、その時その時の記録を克明に取っておくのもこのブログの目的でもあるからそれはそれで良いんだが、いや、そういうモンかとシミジミと思う。古いロックでも同じような事はよ...
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Patto - Roll 'em, Smoke 'em, Put Anoth
Patto - Roll 'em, Smoke 'em, Put Anoth (1972) 誰に聞いても最近CDなんて買ってないな…って言ってて、それじゃ一体どうやって音楽産業は生きているんだ?なんて話になる。DLだってそんなに売れてるのかどうかは知らないけど、どうなんだろね。それなりのビジネスモデルがあってそこで採算あってるなら良いけど、到底そうも思えない…、不思議だ。それでも音楽やろうとする人はたくさんいるだろうし、才能ある人もたくさんいるだ...
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Kevin Ayers - Whatevershebring
Kevin Ayers - Whatevershebring (1972) 何度も何度もグルグルと同じようなバンドやアーティストを聴いては離れて戻ってきての繰り返し、そんなことばかりしてるから通算何回聴いているんだろ?って思うと割と聴いているから何気に記憶に残ってるとかあって、どこかのタイミングでちょこっとづつハマっていくというのもある。音楽ってその時の気分だったり環境だったり、そういうのが合致すると余計にハマりやすくなるしね、言葉...
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Nico - Live Heroes
Nico - Live Heroes 年を取ってくると新しい事、刺激的な事ってのが少なくなる。これはもう経験からしてしょうがないんだが、例えば食べたことのない食べ物に出会う、とかさ。聴いたことのない音楽や見たことのないストーリーの映画に出会うとかでも良いんだけど、そういうのが減ってくるんだよ。んでも、同じ時間分で新しいものがたくさん生産されているんだから何かあるはずで、それを探すというのもしなくなる。確率が少なくな...
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Marianne Faithfull - Give My Love to London
Marianne Faithfull - Give My Love to London (2014) 情報を発信する人、受信する人、それぞれ皆が皆どちらにも成り得る時代、やってみればいずれも分かるものだが、相変わらず一方通行的な人も多いようだ。発信側はもちろん一方通行になりがちではあるけど、受信側も自身の意思だけを勝手に表明=反論だけで持論があるワケではない、ってな事もあってだからこそ人間は切磋琢磨して補い生きているんだ、とも言えるし面倒くさいと...
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Metallica - Reload
Metallica - Reload (1997) 考える、発想するということは誰でも出来るものだし、そうしないと生きていけないだろ、ってのもあるけど実際生きていく中でレベル差はあれど、そこまで考えてない、発想していないって人も多い。特に今時はiPhoneやGoogleのおかげで考える前にググレ、みたいになってるし、発想する前にググレ、でもある。故に考えるよりも調べるになる。考えるってのは調べるではなくて、考える、なんだから考えろ、...
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The Rolling Stones - Emotional Rescue
The Rolling Stones - Emotional Rescue (1980) 長々とロックを聴いていると時代の変化に即反応していくことで自信の音楽性との融合を試みていくのも重要なやり方だって事もあるし、10年一日スタイルだからこそファンが離れないというのもあったりする。自ら新しい独創性を出していくという開拓者たちもいるけど、そこはかなりのチャレンジ精神が必要になる。そんな大きな方向性を睨みながらどういうアルバム作りをしていくか、み...
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UB40 - Live
UB40 - Live 今の時代にどういうサウンドが流行っているのかってのは実はなかなか分かりにくい。特徴的なのがひとつふたつなら分かるのかもしれないけど、水面下では色々なことが同時進行で起きていて、後にそれがシーンの始まりだった、なんてこともあるから今って時代の水面下なんてのを知らないと分からない。それはもちろん昔も同じで、その時はシーンを作ってるなんて思ってなくて色々なことを組み合わせてやってただけだ、...
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The Pretenders - Loose Screw
The Pretenders - Loose Screw (2004) 最近の音楽市場に於けるCDの売り方や音楽の売り方ってのはもうオールドリスナーに対してひたすらに希少価値を武器に同じようなものを売りつける手法がメインになっていて、それはもちろんリスナー側にとっても悪いことのない、どんどんやってくれ、カネはどんどんつぎ込むぞ、みたいな意思も確立されてきているので大いに歓迎なのだが、ど真ん中のバンド以外でもそういうのが出てくるモンだ...
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Nena - LIVE AT SO36
Nena - LIVE AT SO36 80年代なんてもう35年くらい前のお話…、今時の人達は80年代の音楽なんて知ってるんだろうか?親が聴いてたから知ってるなんてのもあるんだろうな。そういう意味ではきちんとそれなりのものは引き継がれているとも言えるか。綺羅びやかな時代で全てがときめいていたし、何もかもが目新しかった良き時代。もちろんそうじゃなかった人もいるんだろうけど、概ねそういうイメージだったんじゃないだろうか。自分的...
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Herbie Hancock - Future Shock
Herbie Hancock - Future Shock (1983) 80年代初頭頃が一番フュージョンってのが流行していた時期だったんだなってのを後になって改めて認識した。当時はどこもかしこもそんなのばかりで、上手いけど面白味ないな〜ってくらいに思ってたんだが、ジャズ系にも流行ってのがあるってのはある意味面白い。そんなテクニシャン達が色々いて、売れなきゃしょうがないってのもあったんだろうけど新しい方向性へのチャレンジの一つでもあっ...
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Jaco Pastorius - The Birthday Concert
Jaco Pastorius - The Birthday Concert PC出力によるデジタルアンプとかそのヘンの話をちょこちょこと訊かれることがある。もちろん元々がオーディオ好きではあるんで多少は調べたり試したりもしていたんで何となくは分かるんだけど、そういう聴き方をするライフスタイルでもないんで、あんまり真面目に追求しなくてもいいか、って程度で止まってる。それでも結局は何でもそうだけど最初に出てきた時に黎明期とそこから進化はす...
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John Mclaughlin & 4th Dimension - Live at Ronnie Scott's
John Mclaughlin & 4th Dimension - Live at Ronnie Scott's (2017) 往年のギタリストさん達も皆さん良いお年になっている。もちろん他のミュージシャン達も結構な年になってきていて、早々に引退しちゃう人もいれば75歳になってもまだまだ現役でギター弾いてる人もいれば、単なるタレント活動みたいになってる人もいたり、そりゃそれぞれとある。リスナーとしてもね、難しいんだよな。あんな爺さんになってまでステージでボロボ...
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King Crimson - Sailor's Tale (1970-72)
King Crimson - Sailor's Tale (1970-72) King Crimson信者は一体どこまでロバート・フリップ卿のリリースラッシュに着いていってるんだろうか?自分もクリムゾンは結構好きでライブ音源なんかも相当集めて聴いてたりしていたし、企画ボックスのライブシリーズなんてのも追いかけたりしてて、楽しんでたモノだが、オフィシャルアルバムのリマスターの何回ものリリースやら怒涛のライブリリースやら挙句今では全てのソースの箱セッ...
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