Strapps - Live At The Rainbow 1977

Strapps - Live At The Rainbow 1977
Live At The Rainbow 1977

 CDってかモノ全般が売れないんだろうな。CDなんてもう筆頭株なくらいには売れてないだろうし、雑誌だって激減だろうし、じゃ、何が売れてるんだろ?ってなると良くわからない。デジタルコンテンツが売れてるようにも思えないし、娯楽に使うカネ自体が減っているんだろうか。それとも自分の目線から見るとそう見えるだけなのかもしれない。ゲームとか分からないからさ。ん〜、何かね、どうやって生きてくのが良いかな〜ってのを考えると、かなりいろいろな選択肢はあるんだけど、ラクしたいから一番ラクできそうなのを考えるんですが、もちろんそんなの無くて、モノ売れないからモノ売りじゃないのになるけど、モノ売るのが一番ラクなんだもん(笑)。

 ミック・アンダーウッドが名も知れぬバンドメンバー募集の広告を見て参加したことで一気に本気でミュージシャンとしての道が開けたのがロス・スタッグってStrappsのメインフロントマン。そのStrappsの超全盛期の1977年のライブが2008年にリリースされていて、そうだったのか、と知らぬまま過ごしていたが折角なのでってことで聞く機会に恵まれた。「Live At The Rainbow 1977」ってタイトルでのリリース、映像もあるんだろうなぁ、ってことでYouTube見ると本人名義で一曲だけ上がってるから多分まるごと存在してるね。またどっかで出て来るのかもしれない。さてさて、このStrappsの1977年と言えばセカンドアルバムの「Secret Damage
」をリリースした頃のライブで、とすると、あのグラマラスで軟弱なのじゃなくて多分当然骨太なハードロックのライブなんだろう、ってことで期待するのは当然でしょ。

 冒頭からギンギンのハードロックでこんなに骨太で男らしいハードロックのライブが繰り広げられるのかってくらいにタフなライブが聴ける。元々楽曲のキャッチーさとか適度なポップさとハードロックの質感に疾走感はあったんだけど、ライブになってここまでドライブ掛かってくるってのは見事なライブバンドってことだ。どこか物足りなさ感はあるんだが、それでも熱気ムンムンのハードロックライブなんで、こういうのを当時にリリースしていたらバンドの評価も変わっただろうになぁ…と思う。ライブアルバムの名盤なんてのには入ってくるくらいの白熱ぶりだもん。




Gillan - Mr.Universe

Gillan - Mr.Universe (1979)
ミスター・ユニバース(紙ジャケット仕様)

 アルバムのジャケットってホント聴く人間の意欲を左右すると思う。色々なジャケットがあって、それぞれがアートとして見ているのも好き出し、やっぱりそれも含めての作品だと思ってるしね。だからアメリカのってあんまり面白味が無いんだよね。顔のアップとかばかりで中味聴く気しなくなる顔ばかりがデカデカと載っててもさ、聞かないでしょ。音楽は音楽だってのも確かだけど、やっぱり最初はミーハーに好みかそうじゃないか、で決まると思うんだよ。だからロックスターってのはやっぱりロックスター然としていてほしいと思うもん。古いけど。

 Gillanの1979年リリースのセカンド・アルバム「Mr.Universe」。パープル抜けてからイアン・ギラン・バンドやって自身の幅広い音楽性を楽しみつつ、世間にも認知されつつもやっぱりセールス面での不振もあったのだろうか、一旦解体して新たな心意気でギランというバンド名にしての作品になるのだが、これが二枚目となってて、ここでバーニー・トーメの登場です。ちなみにドラムにはあのミック・アンダーウッド参加という、何とも英国ロック陣営からすると素晴らしき人員の登場で、そうかぁ、そうなるのかぁって思ってしまうくらいには感慨深い。元々イアン・ギランと友人で、リッチーにイアン・ギランを紹介したのがミック・アンダーウッドってことなんだけどね。Quatermass出身です、はい。それだけで好きですからね。んで、ワクワクとして冒頭から聴いていると何ともシンセなオープニングで、一体どんなんになるんだ、コレ?大丈夫か?みたいな不安感がよぎるのだが、それはイアン・ギランと共に活動したのがコリン・タウンズって鍵盤奏者だからしょうがない、鍵盤がクローズアップされるのは当たり前か、ってことで、序章として流れてくるだけで、そこからは唐突にRainbowだぜ、これは、ってくらいのハードロックになる。パープルじゃなくてレインボウだよね、近いのは。時代的にそうなんだろうね。やっぱりリッチーのレインボウ聴いてるとああいうのが良いんだろうな、って思ったかどうかは知らないけど、相当に洗練されたハードロックをやっているので、昔のファンは知ってれば飛びついたんじゃないだろうか。

 ところがこのジャケットだ。自分なんかは後追い世代なので、このジャケット見ただけで後回し。当時はそんないろいろな情報もないからこれがそんなハードロックアルバムだなんて思ってもいなかったし、ダサいジャケットのダサい音だろう、ギランって怪獣みたいだし…とかそんな風に思ってた(笑)。ところが聴いてみれば随分と格好良いハードロックで疾走感溢れるスタイルじゃないですか。そこにパープルでお馴染みのあの歌声が被ってくるんだから悪いはずがない。ギターだって現代的(当時の)なサウンドで疾走感溢れるサウンドを奏でているんだから、見事にレインボウだよ。リッチーと一緒にやれば良いんじゃね?くらいの音作りで、そもそも論に戻る。ただ、何だろ、良質な楽曲というか本気で格好良い曲がイマイチ少ないか。


Atomic Rooster - Headline News

Atomic Rooster - Headline News (1982)
Headline News

 70年代に活躍していたバンドのアルバムをことごとく書いているので流石に当時のオリジナルアルバム系でまだ書いてないものもそれほど多くは残ってないのかもしれない。発掘モノはまだまだありそうだけど、情報整理が出来ていないのでよくわからん状況にもなってて、ここはもうバンド単位で整理するしかないな。それと、70年代を抜けてからの作品やもしかしたら70年代後期の作品なんてのも割と無頓着だから聴けてないかな…。更に90年代とか再結成とかライブとか…、最近ではバンド単位の何とかボックス的に全ての音源をまとめてボンッて売ってるくらいだから質が悪い。聞くだけ、で考えればラクだけどさ、そりゃもう50年も経過しようという音楽なんだからクラシック的に叩き売りしていくようなモンになるのもしょうがないんだろうけどさ。版権が切れたら何でも有り、的な側面も出てくるんだろうか。

 1982年にリリースされたAtomic Roosterの7枚目の作品「Headline News」。Atomic Roosterってこんなバンドだっけ?ってくらいには何者か分からなくなる音が詰め込まれています。それでもギターにはあのデイブ・ギルモアが結構貢献していて一発で彼のギターと分かるプレイをそこかしこで決めてくれていて、なるほど、こんなところで聴けるとは、的には楽しめます。一方ではギランにいたバーニー・トーメも参加していて、これがまたギャラギャラと鳴ってるのも面白く、そもそもAtomic Rooster自体がヴィンセント・クレインとポール・ハモンドしかいないワケで、バンドとしての体を為していない中で制作リリースしているんだから凄い。鍵盤的要素が強いわけでもなく、音楽的にこれぞアトミック・ルースターってんでもなく、果たして何がしたかったのか、を考えると契約消化なんだろうか?とも疑うけど、そこまでの契約をするレーベルもなかっただろうになぁ…とか穿ってしまう。

 純粋に背景なしてこのアルバムを聴くと、ニューロマンティック系、ニューウェイブ系な雰囲気が漂っていて、そこにギルモアのギターです。バーニー・トーメのギターです。「?」ですね。70年代の英国ロック系統の特にごった煮あたりから出てきたバンドでニューウェイブ系統に進んでいったバンドってのはほぼ皆無なので、このアプローチはかなり珍しい部類に入るでしょうな。案外悪くないとも言えるけど、もう既にこの頃にはその筆頭格バンドなんかも居たわけだから、それを思うとこのアルバムではやっぱり何処に向かいたかったんだろうか、ってのが分からん。良い音楽、ってんでもないし、難しいですな。そういうのがジャケットにも出ているのか、このワケの分からんアートワーク…。でも、Atomic Roosterの歴史にはきちんと加わる一枚で、異色作として楽しめるのは確かです。


Dave Greenslade - From the Discworld

Dave Greenslade - From the Discworld (1994)
From the Discworld

 オリンピックが盛り上がっている、というか盛り上がっていた、というくらいには終盤に入っているのだろうが、ご察しのようにとんとその手のものには興味がない自分がいて、世の中的な話題には付いていけないのも問題なんだが、興味が無いものは仕方がない。それでもアレコレと情報が入ってくるくらいだから相当盛り上がっていたのだろう。今やテレビなんて見ることもないし、専ら自分のMacの前にしかいないんだから無駄な情報は一切排除、欲しい情報だけで生きているという奇特な生物なんだよね。それだけ聞くと単なるオタと変わらないじゃないか、ってのも確かに頷ける(笑)。いや、ロックオタですからね、はい。

 Dave Greensladeの1994年作「From the Discworld」。何でもテリー・プラチェットなる人の小説に感化されて、なのか原作をモチーフにしたサウンドトラック、というのかイメージ音楽ってのか、そういう作品らしい。そこはあまり突っ込まなくても良いかってことで単純にジャケットがグリーンスレイドらしいし、1994年の作品だしってことで当時リリースされてたのも知らなくてどこかで見かけた際に入手したものだけど,これがまた全然面白くなくてさ…、単に鍵盤が流れてて環境音楽的にしか聞こえず、この頃ソフト・マシーンのマイク・ラトリッジとかもそういう方向だったし、鍵盤奏者ってのはクリエイターであるが故にそういう傾向に進むのだろうか、なんて思いながら流してたものだ。そんな記憶がありつつも、今回もやっぱりジャケット良いんで聴いてみた。

 思ってたほど環境音楽でもなかったんだ…ってのに気づいたのとギターってクレム・クリムソン弾いてるんだね。俄然聞く気が出てきて一通り聴いてたんだけど、面白味はそれほど無かったのは変わらず。ただ、以前の印象よりは全然深みのある印象があって、なるほどよく出来てるってのは感じた。若気の至りでのロックさを求めていないからだろうね。高尚な音楽は苦手なのでこのくらいでもちょいと…ってのはあるが、大人になった分冷静に作品としての良さ味わいを実感したといったトコ。もうちょっとロック側に寄った作品だと自分好みに近づくかな。


Colosseum - Reunion Concert Cologne 1994

Colosseum - Reunion Concert Cologne 1994
Reunion Concert Cologne 1994

 70年代の幻が90年代や00年代や21世紀になって、生々しく復活するなんて想像もしなかった。ましてやライブを見れるとか動いている姿を見ることが出来るなんてのは考えもしなかった。それがいつしか家で手軽に見れるまでになってしまい、ミュージシャン側も活動が手軽になったのもあるのか、実に数多くのバンドが復活している。ありがたい反面、その姿を見るだけで幻滅してしまうという事もあり、幻は幻で終わらせてくってのも良かったかもなぁ…などとも思うが。

 Humble Pie人脈と言えば自分的に気にしているのがもう一人、Dave Clem Cempsonですね。んで、この人古くからの職人なんで色々あるんだけど表立っての活動がなかなか目立たなくて、Colosseumでの活動がHumble Pieに続いての目立つ活動歴だったんで、何かあるかなと思って覗いてみれば、あるんだねぇ、しっかり。1994年に「Daughter of Time」のメンバーの大半が揃った再結成ライブをやってて、その映像と音源を収めたのが「Reunion Concert Cologne 1994」としてリリースされてる。映像は勿論YouTubeでも見れるんだけど、こういう姿をあまり見たくない、と言うかさ、ロックからかけ離れていくじゃない?アルバムだけだとなんかもっとロックしてる感あるんだけど、実際はこういうものだ。しっかりとジャズ寄りなスタイルでのバンド演奏で、アルバム通りにテクニシャンの集団でのライブ。それでもやっぱりクレム・クリムソンは目立ってて良いなぁ…。ゴールドトップのレスポールの音色も図太く艷やかで実に良い音している。

 ジョン・ハイズマンのドラムセットってこんなにデカかったのか、とかディック・ヘクストール・スミスは相変わらずだけどこの時点でこんなおっさんだったんだなぁ…と。それにもまして迫力と貫禄と重さを実感したのはクリス・ファーロウでしたね。もっとすっきりとしたままで自分の中では印象があったんで、こんだけデカくなってるとは思わず、ん?ってな感じだったが、歌声が出てこればクリス・ファーロウそのままなんで安心した。それにしてもあのコロシアムの楽曲がこうしてライブで生生しく見れると、ホントに人間が演奏してたんだ、ってくらいに普通のバンドになってて面白い。あ、鍵盤はデイブ・グリーンスレイドなんだよね、いや〜、正に、幻の鍵盤奏者が動いてるわ。

 そんなミーハー的な見方ばかりしていて現実に引き戻されているんだが、やっぱりユニークなバンドです。フュージョンなんて言葉が出てくる随分前にこういう音楽をやってて、歌も然りと実力者が入ってるというアンサンブル、逆に今じゃ見られないバンドと音楽スタイルで、新鮮さもあるんじゃないか?とも思う。それにしても細かいところまでテクニカルで素晴らしい。


Peter Frampton - Frampton

Peter Frampton - Frampton (1975)
Frampton

 本能的にロック的なものとそうでないものってのを嗅ぎ分けるのか、聴いてないアルバムってのは有名なミュージシャンのでもかなり多い。ロック畑のミュージシャンのでも聴いてなかったりする。それはもちろん何かの評論だったりアルバム紹介だったりという要素から自分なりの解釈なので間違ってるのもあるだろうし、聴いてみなきゃ分からんだろ、ってのはホントだ。ただ、一般的に売れたものとかってのは正直ほとんどアテにしてなくて、そういうのは多分芸術的ではあるだろうけどロック的とはちょいと違うんだろう、みたいなのあるし。昔の話ね。だからと言って売れないのが良いってんでもないが、そもそも売るためのものなのでロック的であろうとなかろうと売れるに越したことはないし…、それで自身を貫き通す人ってのはやっぱり凄いと思う。

 Peter Framptonの1975年のソロアルバム「Frampton」。アルバムジャケットは本人なんだが、そのTシャツに描かれているのはマリオット?Humble Pieの離脱は和平的だったみたいなので、円満退社ってことでこういうところでの感謝の表れなのかな、別に喧嘩別れしてないぜ、ってのを皆にアピールしてたのかも。この頃なんて情報ないから、ソロアルバム出しただけで疑われる時代だし、そもそもバンド離脱ってのも知られてなかったかもしれないし、色々とメッセージも考える必要もあったのか。そんな邪推をしてしまいながらも聴いてみると、これがまた…。

 ある意味ではこの後の「FRAMPTON COMES ALIVE」で大化け大売れしたってのも分かる気がするが、正直言って「??」なアルバム。完全にアメリカ路線をまっしぐらに進むという明確なアルバムでもあるし、魂売ってのスタンスってのも分かる。いや、そこまで思ってはいなかっただろうし、アメリカ路線への布石でしかないのだが、それ自体がここまで爽やかで聴きやすいメロディ路線、そしてある意味誰でも出来るであろうポップス的路線。ただ、これでPeter Framptonは世界を制したのだから正しい道だったのだ。悩ましいのは当時を知る人達は思い出のアルバムであろうが、後追い路線だとどこが良いのかよく分からないアルバムばかりが残されているというトコロで、ロック史的にはさほど影響のないソロ活動、という位置づけになってしまっている気がする。しっかりと細かく作られているんだけどね、あまりにもポップすぎる。ただ、作品としては良いなぁ…ってのは思う。やっぱりメジャーの売れ線路線は良く出来てるよ。

 アナログ時代で言うトコロのA面はポップ路線ばかりで正直に辛い。何でまたこんなにメロメロにやってるんだ…ってくらいだが、B面に入るとギターが目立ってきてまだ昔の面影が聴けるんで救われるか、って感じ。そういうところもやっぱりアメリカ狙いの影響なんだろうな。




Steve Marriott's Packet Of Three - Live In London 1985

Steve Marriott's Packet Of Three - Live In London 1985
ライヴ・イン・ロンドン 1985 (生産限定紙ジャケット仕様)

 文明の利器はどんどん発展しているけどコンテンツの方が追いついていないんじゃないか?そりゃどんどんと高機能なガジェットが出てきても、その分コンテンツ作るのって高精度で高機能でクォリティの高いものが求められるワケだから作るのに時間がかかるようになるんだからどうしたってコンテンツの方が遅くなり少なくなるってもんだ。だからユーザー側も飽きてしまうだろうし、となるとハイスペックなガジェットなんて要らないってことになるし、適当なバランスで落ち着いて進化していくのかもしれない。ソフトウェアから進んでいくというのもあるんだろうけど、それにしても同じ現象に陥る。んで、結局古くからあるコンテンツを別に文明の利器の恩恵をさほど受けなくても楽しめるのだが、敢えてそれを楽しむという意味のないお話…。

 Steve Marriott'がHumple Pieの解散後に何かやんなきゃってことで組んだバンドがSteve Marriott's Packet Of Threeってバンド。ドラムは盟友ジェリー・シャーリー、ベースはセッションマンのジム・リヴァートンって人で、3人編成でシーンに出てきた。あいにくオリジナルアルバムを作るまでバンドが持たなかったのか、アルバムのリリースはないんだけど、ロンドンでのライブを収録したCD「Live In London 1985」なんてのが発掘音源としてリリースされてて、YouTubeで探してみたらテレビ放送だったようで、インタビュー付きでのライブ映像があったんで、これが元ネタかと。狭っ苦しいところで白熱のライブを繰り広げているんだが、これがまたさすがスティーブ・マリオット、上手いよなぁ。迫力満点だし歌声もあのまんまだし、んで、こんな狭いトコロでやってるもんだから迫力が凄い。やっぱり世界レベルを制したオトコのライブは凄いわ。改めてそんなことを実感したのだが、やってる曲はこれまでのキャリアの集大成的なものと自身の趣味要素が強いのかな、それでも十分に迫力を楽しめるんで良いのだが。ブルースやらせりゃホント天下一品のプレイと歌を聞かせてくれるのもここで堪能できるし、ホント、良い感じ。

 しかしこのセッションベーシストのジム・リヴァートンさん、歌も歌うし結構器用な方でマリオットとの相性も良さそうだな。そんな事を思いながらも映像を見ながらライブを堪能してしまった。CDはオフィシャルかどうかも怪しいけどアマゾンで帰るからいいか、ってことで一応載せてます。iTunesにもあるから多分オフィシャルなんだろう。まぁ、大半はライブ映像見て楽しむのだろうな。そりゃもうCDってなかなか売れないわ…。


Small Faces - The Autumn Stone

Small Faces - The Autumn Stone (1968)
Autumn Stone

 アナログ時代のベスト盤って何かと目玉が入っていたり、一筋縄でいかない未発表ライブや未発表曲、ミックス違いやバージョン違いなんてのも入っていたりして侮れないコンテンツになっている事も多く、それはそれで楽しみがあった。知らなきゃ買えないし、曲目だけ見てても普通に持ってる曲ばかりだからベスト盤要らないな〜って思ったりしてると、実はさ、みたいなお話がよくある。今の時代なら情報過多だから調べたり、何かのボーナストラックで入ってたりするから分かるんだろうけど、アナログの時代だからね、細かい情報はないんだよ。だから常にギャンブル(笑)。

 Small Facesが第一次解散した時にリリースされたベスト盤が「The Autumn Stone」。曲目だけ眺めていると初期からず〜っと網羅してて、ちょいと見たこと無いのも入ってるな…って感じなので、当時のリスナーは多分手にしてたんじゃないだろうか。聴いてみて大当たり、ってアルバムなんだよね、これ。ライブバージョンは入ってるし、未発表曲は入ってるし、ジャケットもちゃんとデザインされてて適当なベスト盤じゃないし、半分オリジナルアルバム的な位置づけで存在していると言っても良いんだろうね。ベスト盤ってよりも編集盤って位置づけになるのか。インストものも入ってたりするんだけど、これってスティーブ・マリオットが抜けちゃったが故にインストになってるだけで、元々はマリオットが歌を入れるはずの曲だよな?「Wild Eyed Girls On The Wall」ってタイトルまで決まってるってことは歌詞は準備されているんだろうか。

 それにしてもマリオットの時代のライブはやっぱり強烈で、聴き応えある。この時代のバンドでこんだけ暑苦しくやってたのってそうそう多くないし、中でもかなりハードなバンドのライブだったんじゃないかな。そんな片鱗がきちんと聴けるんで、かなりいろいろな意味で楽しめる編集盤だ。未発表曲だって、かなり良い感じだしさ、勿体無いなぁって思うくらいの出来栄えでね、うん、やっぱり半分オリジナルアルバム的に聴いてしまう傑作編集盤。


The Pretty Things - Emotions

The Pretty Things - Emotions (1967)
Emotions

 レーベル毎の色合いの違いっていのは最近でもあるのだろうか?70年代には大手レコード会社もレーベルを幾つか持ち、特色を使い分けてのアルバムリリースをしていて、場合によってはバンドにそのレーベルを貸与するなんてこともあり、またバンドも独自のレーベルを持ってのリリースってのもあったりと実に多様な展開をしていた。いつしかその手の話は消え去っていき、もっと統合されていったのだろうとは思っているが、自主制作盤なんてのはまだその色があるのだろうとは思う。でも、自主制作レーベルなんて今の時代あるのか?もっと個人的に出来てしまうからなぁ…。

 The Pretty Thingsの1967年リリースの3枚目のアルバム「Emotions」。Pretty Thingsと言えば初期はガレージサウンド、そこからサイケへと進み、どんどんポップ化していったバンドというイメージがあり、裏ではストーンズ関連や当然ながら60年代のジャンキーなバンドメイト達との関係なんてのもあるけど、全然売れてなくていつの時代もどこの国でもイマイチな人気加減という感じ。アルバムを聴いているとそんな事もなくってどのアルバムも個性的でユニークなんだけど、確かにバンドとしてはメンバーも変わっていってるし、バンドの出す音もどんどんと変化していくのもあってなかなか掴みどころの無いバンドという姿もある。だから故にシーンには出にくかったのはあるだろう。その中でもこの「Emotions」というアルバムは随分な扱いで世に出されたという代物で、逸話がたくさんあるアルバムだ。

 そもそもPretty Things側はこのアルバムの基本的な姿の裸のアコースティックな状態でリリースしたかったようだが、レーベル側が勝手にストリングスなりブラスなりをアフレコしてしまったんで、何とも中途半端な出来栄えになってしまったらしい。が、リスナーとして聴いているとこのバランスは絶妙だよな、と思うのでバンド側の意向には反してレーベルの判断したアレンジの方が好ましい。元々の楽曲の出来が良いのだからアレンジが多少弄られても本質的には変わらないんで、もうちょっと自信持ってくれても良いとは思うのだが、どうだろうね。いわゆる60年代の歌心溢れるサウンド、サイケやガレージっぽい部分はほぼ消え去ってて裸のバンドの姿が映し出されている作品。やっぱりロックだよ。


Barclay James Harvest - Gone To Earth

Barclay James Harvest - Gone To Earth (1977)
GONE TO EARTH (3DISC DELUXE REMASTERED & EXPANDED EDITION)

 70年代のプログレ以降でさほど多くの叙情性を持ったバンドってのを聴くことがなかった。バンドそのものが無かったのか、プログレという世界からは離れてメタルも入ってきての叙情性バンドというように形態が変わっていったのもあるだろうか。美しく牧歌的で叙情性を持つバンドなんてのはほぼ皆無で、結局いつも70年代に戻ってくることになる。それでもまだまだたくさん聴けてないバンドやアルバム、聴いててももうちょっと聴き込む事での深みを味わうというのもあるし、尽きない趣味だ。

 Barclay James Harvestの1977年9作目のアルバム「Gone To Earth」。さすがにベテランになってきての成熟した作品が続いているこの頃、文句なしに威風堂々としたBarclay James Harvestらしいアルバムに仕上がっている。初期の叙情性からは洗練されてアコギやオーケストラ、コーラスワークを駆使した美しさ、それに加えてのポップ性がこのバンドのユニークな個性。正に大英帝国ならではの音楽でしかなく、しつこくない叙情性もいつも通り安心して聴いていられる。それでいて結構ギターも弾いてるしベースも特徴的なスタイルで弾いているので派手さはないけどロックらしい部分も聞かせてくれる。穏やかなビートに包まれて華麗なるサウンドが荘厳さを醸し出し、バンドの貫禄も同時に昇華された実に威厳のあるサウンドが素晴らしい。一方ではパンクが発足している時代にこれほどの美しさを堂々と奏でていた事も自信の現れだろうが、このアルバムから以降は時代の波に飲まれていったのもやむを得なかったのか。

 聴いてて思ったのだが、Barclay James Harvestってプログレバンドなのか?って。別にそういうカテゴライズにこだわることもないんで、違うと言えば違うんだろうなぁと。他に入れ場所が無かったからそうなってるけど、割とビートルズなんかと同じく何でもありでポップな部類に入るんだろう。プログレらしい変拍子や攻撃性があるワケじゃないし、牧歌的で聴きやすいメロディが中心で味付けとしてのオーケストラや叙情性だったりするし、その意味では英国ロックそのもの、とも言えるのか。もうちょっと売れていればその個性が存分に発揮出来ていたのかも。この時期の作品の完成度の高さは案外知られてなかったりするんじゃないかな。


Camel - Dust & Dreams

Camel - Dust & Dreams (1991)
Dust & Dreams

 もういい加減聞き飽きてるだろう、ってロックを聴いていながらにして今でも思うのがカッコイイな、これ、っていう作品や演奏。どんだけこの痺れ具合に踊らされてロックにこだわったことか。別に強制されてるんじゃないから自分の好みで勝手にそこに居着いているんだけど、事あるごとにカッコイイな〜、これ、って思う瞬間があったり、ライブ映像見てても涙出そうになって見てるとか聴いてるとかあって、ライブってのは確実にその場その場でエモーションが伝わってくるものだと実感する。生じゃなくてもそうなんだから生だったらホント、痺れるだろうなぁって思うもん。そういうのに巡り会える瞬間ってのはそんなに多くないだろうけど、それでもカッコイイっていう瞬間はよく出会えている。

 70年代からずっと生き続けている叙情派バンドとして確固たる地位を築き上げてるCamelの1991年作品「Dust & Dreams」。90年代の久々の作品のくせに70年代からの本物のバンドの作品はポンプ勢のそれとは確実に異なる重みと本気度が着実にアルバムに脈打っているという作品で、軽い気持ちで聴いてみたんだけどやっぱり全然違うね。叙情的な作風もポンプ勢は得意だったから結構気持ちよく聴いてたんだけどさ、やっぱりこういう本物の聴いちゃうと比べ物にならない。それは練られたアイディアや音作りや生み出す苦労などがそうさせるのか、いつの時代もそういう事は色々な事柄に対して起きている事だし、今に始まったことじゃない。それでもこの重厚感はさすがにCamelの作品だと唸らされる。

 ご存知アメリカの作家スタインベックの「怒りの葡萄」をモチーフに曲のタイトルも付けられているアルバムで、多少なりとも読んだことある人にはなんとなくのイメージが湧くんじゃないだろうか。自分的にはそれもあるけど、アンディ・ラティマーのさすがのギターに痺れてしまうんだが、この人の場合はクリエイターでもあるし、ギタリスト視点だけでは語れないんですけどね、でも、やっぱり見事な叙情性。モチーフがモチーフだから暗くなるのは当然だけど、こんだけ叙情的に作品を作っていける人も多くはないだろう。90年代と言えども何らスタンスが変わっていないバンドの傑作。




Pallas - The Wedge

Pallas - The Wedge (1986)
The Wedge

 ポンプってのは割とブラックな意味合いを持つ単語でもあったようで、華麗なるの裏腹に虚構に纏われたと言うようなニュアンスもあって、まぁ英国人的にはユニークな単語でもあったようだ。なのでその頃のバンド本人達から自分たちはポンプロックの代表格だなんて発言は聴けるハズもなく、これまたメディア中心に付けられたジャンル名とも言えるのだろう。ネオ・プログレッシブロックとも言われているが、そこまでプログレッシブなスタイルでの演奏者という感じでもないし、どう捉えたものかな…ってのは後の時代の連中が悩む所業。

 1986年にリリースされたPallasのセカンド・アルバム「The Wedge」にしてメジャー契約打ち切り作ともなった一枚。何と言っても前作「ザ・センティネル」で大いに期待されるハードなスタイルを演奏していて単純にポンプでもなけりゃプログレってだけでもなく、新たなる時代の幕開けか、とも期待された中でボーカルは脱退、今作では新たにボーカルを迎えての作品となったが、バンドそのもののスタンスに大きな変化は生じていないことで、そこは安心感があったのだが、スピード感のあるハードロックスタイル、ハードロックっつうのかな、何とも独自のスタイルでの疾走感溢れるハードなスタイルのサウンドに仕上がったアルバムで、ソリッド感は割と好まれる部分多い気がする。テクニカルなアレンジや楽曲もその筋には好まれるのだろうけど、その分そればかりが売りになってしまっていて、この頃の売れ線路線にあったバンド郡のようなポップさにも仕上がっていて、ロック好きなリスナーがちょいと敬遠してったんじゃないかな。

 プログレってのはもう背負うべきものでもなくなっていて、自在に音を詰め込んでるというような感じもする。その意味では実験的ではあるんで面白いんだけど、どうにもチープ感やその場の場当たり的な印象も否めないという難しさ。伊達にポンプロックと言われてはいないのはこの辺が所以か。下手したらAORだもんな…。結果的にはずっとバンドは存続していて今でも活躍中なんだけど、大いにこの路線がいろいろな意味で間違っていたのだろう。多分本人たちの意向ではなかったのだろうが、それにしてもこの音はかなり残念感もある。


Pendragon - The World

Pendragon - The World (1993)
World

 案外自分がポンプロック平気なことに気づいてしまったんで、次から次へと聴いてみている。バンド名は今までも何度も通ってるんでそれなりに知ってたし、代表的なアルバムもそれなりに知ってるし、ならば、と思ってね。この辺ってアルバムジャケットがやっぱりしっかりとセンス良く秀逸なアートで作られてるから覚えやすくて良い。やっぱりねジャケットって重要な要素だから適当なのはダメです。きちんと主張するようなアートワークじゃないと聴く気が沸かないもん。バンドが作品んに気合い入れてるかってのもジャケットで測れるのはあるかもね。70年代は逆に音の弱さをジャケットでカバーしようとしていたのも多かったみたいだけど、その分迷盤が数多く溢れ出てきたというのも今じゃ楽しめるお話。

 Pendragonの1993年リリース三枚目の作品「World」。これもアルバムジャケットが知られている作品のひとつで、ファンからは名盤扱いされている作品だ。冒頭からかなり完成度の高い音が飛び出してきて、単なるジェネシスフォロワー的な要素は随分と排除されてて、ってかどこにもそんな面影ないだろってくらいにはいっぱしのバンドになってて、どっちかっつうと時代の波もあったんだろうけど、U2的な陰鬱さを持ち込んだ感覚もあるからプログレとU2の出会いというのかな、このあとColdplayやらMuseやらが出てくる手前のニュアンスが強いか。この適度な鬱さはピンク・フロイド信者にも響くだろうし、ネオプログレ好き連中にももちろん響く…って、こっちが先なんだが。そういう世界を先んじて作り上げていて、音楽的にもかなりハイレベルなトコロを行ってる感じです。なんだ、こんなにしっかりと楽しめる音だったんじゃないかと今更ながらに知るのもどうかとは思うが、出会わなかったのに比べれば随分と楽しめるのは幸せだ。

 ポンプロックと呼ばれる中では一番重厚な音が聴けるバンドとも言えるだろう。アコースティックも綺麗にひびいいているし、一方でのロック加減もしっかりしている。ここ重要でね、単なる音楽演奏だと面白くないんです。とんがったトコロが見え隠れしてくれないと面白くなんだよ。そのヘンが結構出ているから頼もしい。やっぱりこのあたりは人気があったってのも納得するレベルの作品が多いなぁ。ファンタジック感よりも叙情感なのかな、こっちのが好きだ。




IQ - Tales From the Lush Attic

IQ - Tales From the Lush Attic (1983)
Tales From the Lush Attic

 80年代初頭にシーンに登場したポンプロックの流れ、同時期にはNWOBHMもあったしLAメタルのシーンもあったから何かと音楽がバブリーにあふれていた時代だったのかもしれない。今そういう複数のムーブメントが同時に走るようなことってあんまり無い気がするし、そもそも何がムーブメントなんだ?ってのもあるくらいだからさ。当時まるで興味を持たなかったのはやっぱり模倣の源がジェネシスとかイエスだったからだろうな。元々苦手な系統のバンドの模倣なんてキャッチコピーからして手を出さないワケです。だから聞きかじり程度、それも偏見を持ったままで聞いてるからまともに聴けるハズもない。ただ、あとからロックシーンを追いかけてみれば割と重要な働きをしていたのは判ったし、その後もシーンで名前が出て来ることも多いんだからそりゃそうか、と意識はするようにはなる。

 1983年リリースのIQの「Tales From the Lush Attic」。これも昔よく見かけたジャケットで気にはなりつつも、ジェネシスの〜みたいなキャッチコピーがダメで、そういう音なのかぁ…、じゃ、いいや、って。改めて今回またじっくりと聞いてみました。そんなにジェネシスって感じでもない気がするが、それは自分だけか?いや、世界観や作り方はそうだけど、やっぱり80年代の新鮮さが入ってたりキャッチーさもあるが、ロック的エッセンスもあるからかな。聴きやすいのもあって、やっぱり案外自分的にはポンプロックの方が平気なんだってことが判った。これは収穫です。もしかしたらそこからジェネシスへ回帰できるかもしれないし…って最初から頑張れって?ねぇ。

 かなりテンション高いアルバムで、ホントにこういうの好きなんだなぁと言うかよく出来てる。なりきり感も見事だし、音の重厚さやギターの音色もそうだよなぁって感じで此処ぞって時にちゃんと鳴ってくるんだからよく聴いてる。ファンタジックな世界感はマリリオンほどでもないけど、その分地上にとどまる妖精感は強いか、土着的な印象すら受ける重みを持った感じ。曲調的にはプログレって感じのはほとんどないのに雰囲気だけはプログレっていうか…、音がそうなんだろう。一般的に名盤と言われているからこそ楽しめたのかバンドの方向性として楽しめたのかはまだ分からないが、ひとつのポリシーを貫いているバンド感は通じているのでまた味わおう…。


Marillion - Script Fot a Jester's Tear

Marillion - Script Fot a Jester's Tear (1983)
Script Fot a Jester's Tear (Bonus CD)

 70年代のバンドが80年代には既に模倣されていると言うのは当然と言えば当然ではあるが、商業的にはまだオリジネイターが残っているのにコピーバンドがいてもしょうがないだろ、ってな話になったんじゃないだろうか。それでも少しでも売れれば良いというのはあるのだろうが…。本人たちからすれば身近で好きなバンドの模倣なのだからどちらかと言えばその間多分5年程度でシーンに出てくるのも当然、逆に20年も経過してからってのは少ない方だろう。その場合の模倣からオリジナリティの確立ってのがなかなか難しく、最初はもてはやされるけど、そこからどうバンドを進めていくかというのはなかなか悩ましいトコロだろう。上手く駒を進めていったバンドも多いが、行き詰まってしまったバンドもまた多い。

 Marillionの1983年リリースのファーストアルバム「Script Fot a Jester's Tear」。昔ちょこっと耳にした程度で今回ほとんど初めてまともに聴いたに等しいんだが、驚くほどの完成度の高さと実に英国的でファンタジック、且つドラマティックな世界に感動した。ジェネシスフォロワーとの異名が高くてまるで聴く気にならなかったんだけど、こうして耳にしてみれば自分的には圧倒的にジェネシスよりも聞きやすくて生理的にも受け付けられる範疇のバンドという感じがする。何がそんなに違うのかは分からない。確かにジェネシスと同じ世界感を作り上げているし、曲にしても歌にしても楽器の使い方にしてもジェネシスそのままなんだから好みが分かれることもないのだろうとは思うけど、現代的だから?80年代の音だから?Marillionの方が全然良いわ。そういう意見も珍しいとは思うが、聞いててそう思うんだからしょうがない。ジェネシスに媚び売ってもしょうがないしさ。

 いやはや、ちょいと自分でもね、こりゃ聴けるし聴きやすいしこの世界観なら押し付けられ感もないし、作品的にもたっぷりと練られてるし充実しているし単独で世界が出来上がってるし、面白いなと感じた。ハードロック的なエッセンスがちょいとあるからかな。フィッシュ脱退後のマリリオンって聞いてないからわからないけど、フィッシュ時代からまた聞いていこうかな…って思うくらいには楽しめた。多分今だから聴けるんだと思う。




It Bites - Eat Me In St. Louis

It Bites - Eat Me In St. Louis (1989)
イート・ミー・イン・セントルイス+5(紙ジャケット仕様)

 ロックにしても何にしても今や誰でもちょこっと時間を書けて調べていけば昔ではまるで手に入らなかったであろう情報まで含めて簡単に手に入る。それを整理していけば相当の博学になることだろう。ただし誰でもそれが出来てしまうということもあって、博学=尊敬にはならないトコロは昔と違う点だろう。そこまでするか?って話はあるけど、理論的にはそうなってしまうので、そこでカネ稼ぎって図式にはならない。同じような感じで仕事そのものが廃れていってしまうというものも多くなってるし、実際消えていっている。そんな時代に出来ること、それを逆手に取って、例えば情報過多なので整理された情報を好みに合わせて配信します、とかそういう隙間的なのが受けるのかもしれない。面倒だが(笑)。面倒じゃなきゃ仕事にならないんだからそういうもんだ。

 It Bitesの1989年作三枚目のアルバム「Eat Me In St. Louis」。これが一番ブレイクした作品なんじゃないか?割とシーンで見かけた作品で、ジャケットアートがロジャー・ディーンだったのもあって当時はそんなこと知らない自分でもこのジャケットは目立ってたと思うもん。今にして思うとこのジャケット、ロジャー・ディーンなのに実写真と組み合わせて作られてるってのが珍しい。勝手な推察で言えば多分ロジャー・ディーンはいつもの如く完全にアートとして作ったんだろうけど、レコード会社の意向=アイドル的なバンドとして売りたい、とのことからメンバーをジャケットに入れ込んだんじゃないだろうかと。実際がどうだったとかまるで知りません、はい。それと言うのも、当時も確か聴いたんだけど全然響かなかったんだよね。今でも好みな音ではないし、作風的にも音的にも苦手に近い部類。歌声もギターも曲調も。それでもこの頃からこういうのが好きで今でも好きで、ファンも増えてるんだから自分の感性とは異なる世界があるのだろう。

 どこがプログレバンドとして聴かれるのか、もよく分からないし、そりゃAsiaとかこの頃のYesやジェネシスってこういう音だったからプログレって言われるのか?ってのもある。こんだけ歌が入っててプログレも何もないだろう。演奏やアレンジで言うなら歌謡曲だって十分にプログレだし、似たようなモンじゃないか?とは思う。よくよく聴いてるとベースやらギターやらアレンジやら鍵盤やら凄くポップスとは異なる世界にあるのは分かるし、基本がそっち系ってのも十分分かる音。逆に言えばそれでもこんだけポップな歌が載せられているってことの方が凄いのかも。





Jimmy Page & Robert Plant - Gallows Pole

Jimmy Page & Robert Plant - Gallows Pole (1994)
Gallows Pole

 思えば20年以上も前になるのだが、この時期にロバート・プラントとジミー・ペイジが来日公演で来てたなぁ…と。もうそんなに前なのか、と改めて驚くのもあるが、自分自身もその東京公演は全部行ってるんだから大したモンだと呆れる。そんだけ期待感もあったり面白くもあったし、やっぱり伝説を前に出来るってのもあった。今思えばそれほどジジイでもなかったし。今でも来日公演するようなのだともうさすがにって思うけど、まだまだ熱くプレイしてやってる頃だったしさ、精力的にツアーしてたもんな。そんな事をふと思い出して、Page & Plantか…と久々に引っ張り出して聴いてたんだが、もちろんとうの昔にアルバムは登場しちゃってるので、無理やりシングルを出してみました(笑)。

 「Gallows Pole」は1994年リリースにはなるんだろうけど、確か6面開きのジャケットでCDが二枚入るようになっていつつも最初は1枚しか入ってなくて、別のシングルを買ってここに入れろ、みたいなので結構豪勢な作りになっていたCDだった。アルバムに入ってるんだからどんだけ価値があるんだ?ってのもあったが、今思えばそうやって稼ぐ手法だったんだろう。それで素晴らしき音楽を届けてくれるんだから良いじゃないか。んで、この時に買ってきてシゲシゲと見ていて、フムフムとか色々あるけど、確か「Photo by Scarlet Page」って書かれててね、もちろんジミー・ペイジの娘さんなんだけど、へぇ〜、って思った記憶があった。ちょこっと調べてみればジミー・ペイジの友人でもあり著名なカメラマンでもあるロス・ハルフィンが娘さんの師事でもあるようで、そりゃそうか、とも思う当たり前の話だけど、そんなサブストーリーがあったんです。マラケッシュまで一緒に行ったんだろうけど、仲の良い親子なんだなぁ、と見るべきか他の理由もあったのか、とかね。結構この辺あってさ、ペープラバンドのベースさんはプラントの娘の旦那だから、とか。ま、いいや。ホントにつくづく役に立たない知識ばかりが出て来るばかりだ…。

 もちろんながらZeppelinの曲の焼き直しは見事だなぁってのと、本来注目すべきはマラケッシュでの民族色の強い楽曲郡なんだろう。ただ、プラントのソロキャリアの集大成にジミー・ペイジを巻き込んだというような印象も否めないところで、当時はやたらと狂喜乱舞だったが、冷静に歴史を見直してみればそっちの方も強かったのかなと。ただ、それにしてはプラントが圧倒的にここでハジけ切っててソロキャリアの集大成以上に本領発揮してしまっているトコロがジミー・ペイジとの相性の良さだろうか。今更だけど凄い組み合わせだ。そんなことを実感して久々に聴いて見て味わった感触。やっぱり世界最高峰のメンツです。



Robert Plant - Fate of Nations

Robert Plant - Fate of Nations (1993)
Fate of Nations

 iPhoneやらiMacやらPC中心の時代になってからカレンダーというのが見にくくなった。…と言うのも休日に赤印が付いているっていう当たり前だったヴィジュアルがほとんど見当たらなくなったからだろうと。デジタル時代で何故にそれが出来ないのか、そもそもがアメリカ文化からの流用だからだろうか、休日が赤くないのだ。なので3連休だからってのもビジュアル的に分からなくて今回もすっかりと失念していた次第。なんだ、3連休だったのか、っていうのは始まった時に知ったくらいで、何とかならんのかね、毎日iPhoneやiMacでのカレンダーって見るんだけど、視覚的に見えてないと意識しないものでね。そんなワケで何するか?って考えるものの日々の疲れを癒やすのが最優先かつ聴きまくるか、ってのも気負ってる。問題は何を聴くか、だ。

 1993年リリースの御大Robert Plantソロアルバム6枚目「Fate of Nations」。あんまりプラントのソロ活動ってのは追いかけてなかったからこの頃どういう思想だったのかとかよく知らないんだが、一通りソロ活動に邁進して集大成と言うか、ある程度やり切れたってのがあったアルバムだったようだし、だからこそこのあとのPage & Plantへも進めたのだろうから、かなり満足の行く出来栄えだったと思う。それで聴いているんだけど、そもそもがこのアルバムの「Come Into My Life」にリチャード・トンプソンが参加しているってのがあったからチョイスしててですね、それがまたバックコーラスにはモイア・ブレナンっつうClannadの女性ボーカルがいるワケで、なかなかアイリッシュ風味のある曲なんです。それがまたリチャード・トンプソンが冒頭から一発で分るギターを聴かせてくれてて、モイア・ブレナンの方はちょいと影に隠れた、というか風のようなコーラスで目立たないのが少々残念。しかしリチャード・トンプソンの個性はホント素晴らしい。このアルバムのギタリストって著名な方々も入ってて結構充実しているんだけど、当然ながらそれらをも超えた存在感がさすが。

 アルバム全体としてもかなり充実した作風になっているのは確か。でも、どういう方向性がロバート・プラントの音楽性なんだろ?ってのはイマイチよく分からない。もしこのままだとしたら随分と自分の好み方向性とは異なってるなぁと思う。何がダメって、このギターの音色の大部分が苦手。ほとんどの曲でのギターの音色がどこか白々しい音でギターらしいサウンドしてないんだもん。ポップスではよく聴かれる音作りなので、それもあるかもしれないが、苦手だな。だから作品的にはマズマズだという印象はあるものの自分的にはダメなアルバム。でも、結構シングルカットされたのとか良質な曲ってのも入ってて売れたんじゃないかな。


Richard Thompson - Sweet Warrior

Richard Thompson - Sweet Warrior (2007)
Sweet Warrior

 Apple IDって怖いわ〜、Appleサポセンにトラブル対策やるとApple IDで繋いで画面上を向こうで見られながらトラブル対処してくれるんだよ。そりゃさ、出来るのわかってるけど目の前でそれ見ると、何でも出来ちゃうんだな…とつくづく思った。FaceTimeの仕組みで繋がったIDの画面見るんだろうね。触るまでは出来ないんだろうけど、ちょこっといじればそれも出来ちゃうだろうから、なるほどよく出来た仕組みだ、と。ってことはもうかなりの人間を掌握しちゃってていつでも個人情報を見れる立ち位置になってるってことだ。同じことは多分Googleも出来ちゃうワケで、だから故のこの2大企業が世界を牛耳っていけるのだろう。いやはやそれもまたユーザー側が好んで提供している情報で、何ともロックらしからぬ…とは先日と同じお話(笑)。

 Richard Thompsonの2007年作「Sweet Warrior」。この人さ、21世紀になってからの活動も結構精力的で、しかも随分とロックやポップス界へ接近してきてて、それは時間の経過と共に名が知られていったことでポピュラーな世界に入っていったんだろうな、って感じだ。嫌らしさはないし、自然にその世界にいて、しかもしっかりと自分を持ったままその世界にいるのは見事。フォークの世界の中でのエレクトリックギタリストってところから独特のバグパイプギターと呼ばれるスタイルを作り出し、そのままロックの世界に接近してって、今じゃもうその筋の人だ。80年代からソロアルバムが盛んになっていって、吹っ切れてったのかな。そんな経緯からか此処のトコロのアルバムも実に聴き応えのある作品ばかりでどこから斬っても楽しめるのは嬉しい。しかも毎回刺激的なギターが必ず聴けて曲も勢いを増しているってなもんだ。

 この「Sweet Warrior」はタイトルからして攻めてる。実際は自分の生活って何事とも戦わないといけないし、って意味でのWarらしいんで深みはないんだけど、その分勢いある曲も多数入ってて、暗めなのが少なくて良い。フォーク出身らしい味わいとロック寄りへのギタープレイ、そして弾けた歌や哀愁の歌声、見事にひとりのアーティストとしてアルバムが出来上がっていて、ホントはギター弾いていたいんだろうけど、その中でも自身の作品ってのも出来ちゃう才能があるからこうなるのだろうか、サクッと作ってもこんだけの味わいある作品が出来ちゃうんだから凄いわ…、サクッてほど簡単じゃないだろうが。音が繊細で美しくて響くトーンなんだよねぇ…、あ、ギターの音ね。どの曲でも同じトーンは無くって、それぞれ違いながらもリチャード・トンプソン節…、ホント深いギタリストです。




Fairport Convention - What We Did on Our Holidays

Fairport Convention - What We Did on Our Holidays (1969)
What We Did on Our Holidays

 iPhoneの設定やらを見ていて思う。皆こんな設定が上手く使いこなせているのか?って。多分初期出荷時の設定そのままで概ね使われているのだろうなとは思うけど、それが故にネットワーク上へ様々な情報が流出してたりメールやら写真やらSNSはそもそもだけど全部見えてしまっていたりするんだろうな、とか。その辺はともかく当然ながら自分たちが見ているURL情報もダダ漏れなのでどんな傾向なのかとかはもちろん丸わかりだが、95%くらいの人は気にしていないだろう。知ってる人は楽しんでるか、しょうがないよな、だろう。常々恐ろしい世界だと思う。やれば個人まで全て判明してしまう情報なんだから余計に、だね。好んで監視社会に飛び込んで行ってるんだから始末に負えない。まるでロックとは正反対の方向性ですな。

 Fairport Conventionの1969年2作目のアルバム「What We Did on Our Holidays」。ご存知前作でのジュディ・ダイブルがバンドを去り、The Strawbsでの実績もあったサンディ・デニーがバンドに参加した最初のアルバムで、アルバム的にはそこまで出てきてはいないけど、相当衝撃的な才能の持ち主ってのはバンドと一緒になった頃から既にメンバーには判ったらしい。この頃のフェアポート・コンヴェンションってアシュリー・ハッチングスにリチャード・トンプソン、イアン・マシューズなんて才能達がいたんだから、そこで存在感を見せつけてしまった天才的才能ってのは相当なモンだったんだろうなぁ。今でも世間的にそう評価されてるんだから当然なんだけど、歌声だけ聞いててもそこまでサンディ・デニーの凄さってのはなかなか分からない。ただ、魅力的な声と歌い方だな、ってのがあるくらい。それが多分凄い事なんだろうけど。曲作りの才能もあるってのも言われるよね。でもさ、こんだけのメンツの中だからそりゃもうそのレベルが当たり前で…ってな話。そんな才能の持ち主たちが若気の至りながらも必死に作ったアルバムがこのセカンド。

 端的にはアメリカのフォークシーンに呼応した作品だし、英国らしさってのが出てるのはサンディ・デニーが凄いけど、いや、もちろん他のメンツもとっても英国らしいんでバンドの音で聴けばやっぱり英国フォークの世界です。ディランやらの曲がってカバーあるけど、全然実感しないしさ。ただ、重厚さってのはまだまだ出てきてないのかも。アシュリー・ハッチングスお得意の世界観なんだけどね、そこまででもない。そうだなぁ、単に静かなフォークアルバムで聴けば聴くほどに味わいは出てくるけど、そこまで聴けるか、ってのがあるくらいには静かでフォーキッシュ。自分もそこまで何度も続けては聴かないし。それでも色々な意味では重要な作品だし、何てったって二十歳前頃のリチャード・トンプソンの才能を味わえるってなモンだ。


Marc Ellington - Rains / Reigns of Changes

Marc Ellington - Rains / Reigns of Changes (1971)
Rains / Reigns of Changes

 自宅でのPC比率はどんどんと下がっているようだ。自分的にはそれはほぼあり得ないんだが、一般的にはそりゃそうかも、というのは頷ける。創作的なことを何かするならPCになるのだろうが、閲覧だけだったらiPadみたいな方がラクなのは確かだ。それがそのまま比率に反映しているってだけで、世間的には創作する方が圧倒的に少ないワケだからそうなるのは必然。やっぱりiPad向けなコンテンツを検討していかないとダメなんだろうな、などとも思うが、そもそもニッチな世界にしか意味のないウチのブログってのはこの一般概念に当てはまるのだろうか?という疑問も出てきたりして…。

 1971年にリリースされたMarc Ellingtonの2枚目のアルバム「Rains / Reigns of Changes」はこれもまたフェアポート・コンヴェンション勢が多数ゲスト参加していて上質のフォークロックが展開されていて実に聞きやすい。古くからの逸話で、実はこの時期に渡英してきていたアメリカ人だが、英国ミュージシャンとして認められている、なんてもっともらしい話が広がっていたが、近年のCDリマスター発売時に本人インタビューが実現していて、自分は英国生まれの生粋の英国人だよ、とさらりと言われていて、これまでのウワサなんてまるで意味のないものだったというのが判明したようだ。そりゃそうだろうなぁ、こんなのアメリカ人で出来るとは思えないもん。ジャケットだけ見てれば確かにアメリカ人的ではあるし、色々いるから全てそうだとも言えないけど音は出て来るだろ。

 んでこれまたリチャード・トンプソンとデイブ・マタックス、デイヴ・ペグの演奏が素晴らしくてねぇ…、いや、マーク・エリントン本人のもシックで良いんで、決してアルバム全編を食ってしまってるワケじゃないが、ロック好き視点から聴くと、このフェアポート組の戦士の高さは響きますね。挙句イアン・マシューズやサンディ・デニーもコーラスで参加しているんで、全くフェアポート色出てくるし、時代は名盤オンパレードの頃だからもうね、やっぱり素晴らしいんですよ。それが全員ノリノリで参加してるんだから主役もやる気になろうってもんで、傑作に仕上がってます。



Pete Townshend - Who Came First

Pete Townshend - Who Came First (1972)
WHO CAME FIRST

 外の世界ではスマホが活躍しているけど、実際モノを買うというシーンが発生するのは外なのだろうか?やっぱり家の中でのスマホ使用時なんじゃないだろうか?電車の中ってのは多いかもしれないな。でも、それくらいだろうなと想像してるが、いつも買うってなモノだったらちょっと待ち合わせ時間中に買っちゃう、はあるだろう。ウチのサイトのような感じだとそういうのは少ないだろうと。もっとも普通にアマゾンリンクへの一ステップにしてくれる方がありがたいのだが、アプリ全盛の今、それはなかなか難しいんだろうなぁ。いずれにしてもその辺ってスマホ対応画面の作り込みをどうするかになるんだけど、これがまたなかんか…ってな事でアレコレ思案中。

 久々にピート・タウンジェンドのザクザクで快活なギターを聞いたら実に気持ち良かったので、The Whoとはちょいと違うトコロのピート・タウンジェンドを聴いてみるかってことで、1972年リリースながらも70年前後のデモ作品の寄せ集めとも言える実質的ファーストソロアルバムとなった「Who Came First」を。基本デモテープ=ピート・タウンジェンドが全てを演奏しているというものがベースになってて、この人の場合The Whoの作品も全て自宅で全部自分で演奏して多重録音してメンバーにそれをやらせるというスタイルなので、大多数の完璧なデモテープがあるわけですね、そんなアルバムも出てることで知られているけど、その最初のリリースがこのアルバムかも。一曲ロニー・レインが参加しているんで、普通にこの頃には友人だったのだろう。それ以外は基本ピート・タウンジェンド一人モノ。それでこの出来栄えですが、って疑うくらいに見事。ドラムも自分で叩いてベースも、ピアノも自分で演奏しての独演だからね、機械使ってのデモじゃないからね、まだ。だからアレンジも完全にほぼそのままだし、歌までそのまま。画期的なアルバムリリースだったとも言えるが、興味は更にThe Whoで未使用となった楽曲の多数収録、とその後にThe Whoでリリースしたことでその差を楽しめるというあたり。

 ステージ上ではあんだけワイルド感ありながらもここで聴けるように繊細で丁寧な音作り、天才が故に一人で篭っての緻密な一音一音を作り上げて積み重ねていく作業が垣間見れるというあたりはマイク・オールドフィールドとの共通するオタク感。凄いなぁと思うのは出来上がる音が全部見えていてそれを着実に積み上げていくという作業が出来ること。曲って誰でも浮かぶと思うけど、それをそのまま再現できるか、ってのが難しくて頭の中にフラッシュした音がそのまま出てきたらどんだけ素人でも凄いことになるんだが、そうはならないのが現実、そこを積み重ねられるのが努力部分で、それを超えて初めて天才なんだもん。その意味でピート・タウンジェンドはやっぱり天才的だった。作品の善し悪しとは別にアーティストとしての試みみたいなトコロを測る最初のアルバムだったんじゃないだろうか。




Mike Heron - Smiling Men With Bad Reputations

Mike Heron - Smiling Men With Bad Reputations (1971)
Smiling Men With Bad Reputations

 電車に乗ってると周囲のスマホ中毒患者達の画面がやたら目に入る。以前は見てるのも悪いしなぁ…ってのもあったけどもうここまで広がってるとマーケティングリサーチしちゃうくらいで、ふ〜ん、なんて数秒くらいは見てることも多い。別に面白くはないから見てると言うか目に入るくらいなのだが、大抵はゲームでSNSもあるか。女性では通販多いなぁって思ったけどオトコでも結構その手の見てるの多いんだな。ほとんど皆さんイヤフォンしてるから何か聴いてるんだろう。あとはさ、YouTubeで何か見ながら聴きながらってのもそこそこいるけど、アレ、恥ずかしくないんかな。アニメらヘンとかお子様アイドルとかニヤニヤしながら見てるってさ。日本はそういう世界になっているんだろうけど、それでもやっぱり気持ち悪いわ。

 1971年リリースのIncredible String Bandのリーダー?Mike Heronの衝撃的なソロファーストアルバム「Smiling Men With Bad Reputations」。何が衝撃的かって、参加ミュージシャンの交流の広さの幅がロック的に衝撃で、それでいて全然ロック側には聴かれていない作品と言うか、無名な感じがある。英国でのミュージシャン仲間での評判と人気は合致しないのでこういうアルバムがいくつも隠れていたりするのだが、よくあるメジャーなプレイヤーの、例えばジミー・ペイジやピート・タウンジェンドなんかのゲスト参加アルバムなんてリストにもあまり出てくることのない作品だったりする。他にはキース・ムーンやロニー・レイン、エルトン・ジョン、リチャード・トンプソンやデイブ・マタックス、デイブ・ペグ、サイモン・ニコルなどのフェアポート勢はともかくながらDr.Stragely Strangeやジョン・ケイルあたりも参加してるという超豪華ゲスト陣。それを統率したのがジョー・ボイドで、さすがの交流枠。実に幅広く、如何に影響力を持った人かが分かるけど、そんなに知られてないでしょ?そういうモンなんだろうね。

 んで、このアルバム、基本フォークです。ゲスト陣営が参加ってもフェアポート勢は基本そっちに軸足あるしね、だからフォーク的作品。ややアシッド的だったり実験的だったり脳天気にしてみたりしてカラフル感があるけど、結構スタンダードにフォーク。The Who連中の絡んでる曲はさすがにロックそのもので、ってかThe Whoそのものだからなぁ、その辺はピートとキース、ロニー・レインの素晴らしきドライブ感が楽しめる。やっぱり目玉な一曲です。他の曲とのギャップがありすぎてロック好きなヤツがこのアルバム聴いてたらこの一曲だけで満足するんじゃないかってくらい。正にThe Who。

 んで、1991年のCDリリース時に発掘されてきたボートラの中ではジミー・ペイジとデイブ・マタックス、デイブ・ペグ組とのセッションが入ってて、これがまた圧倒的にフェアポート・コンヴェンションにジミー・ペイジが参加してたらって感じになってて実に魅惑的な仕上がりになっているのが興味深い。これ、テレキャスでの参加だろうなぁ…とか思ってしまうんだが、もっとヘンなギターの可能性もあるか。しかしこの手の曲調でこういうペイジ節弾かれるってなかなかチグハグ感あって面白い。そしてマタックスのドラムが見事にかっちりとハマっててどことなくボンゾスタイルなマタックスが実に美味しい。

 マイク・ヘロンのアルバムを聴いていたハズなんだが、結局ロック好きな二曲に集約して何度も聴いてしまったという始末…、そのフロントのマイク・ヘロンも力量見せてくれてるけど、やっぱり凄い連中は凄かった。素晴らしいアルバムをありがとうっ!



Michael Chapman - Fully Qualified Survivor

Michael Chapman - Fully Qualified Survivor (1970)
Fully Qualified Survivor

 自分の音楽の好みなんて説明しきれない。好きなバンドを並べる事はできるし嫌いなバンドを並べることも出来るけど、その差は何だって言われても実に難しい。そりゃ好き嫌いってのは何だってそういうもんだろう。説明するものでもないし、ある日突然嫌いなものが好きになることもあるだろうし、逆もあるワケだし、だから今ダメでもそのうち平気になるなんてことも普通にあるワケで、聴くタイミングだけの問題だろうと。そこまでして聴く必要があるかと言うと、ほとんどそんなことはない。ただ、ロックの名盤って皆が言うようなものは多分どこかに万人に受ける要素があって、それは良いと思われる事が多いんで自分の感性を測るには良いかもしれない。ただ、自分で好きなものをひたすら聴いて突き詰めていけばそれで楽しめると思うしね。もっともリアルな生活の中で誰かとそういう会話をする、という面においては極端に機会がなくなるとは思うけど、そんなんどうでも好きなことに邁進する、で良いんじゃねぇの、と勝手に締めくくる(笑)。

 Michael Chapmanってシンガー、知らないよなぁ…、いや自分も知らなかったし、何だろ、誰だろ、って見てたんだけどどこにも出てこないしさ、そのくせやたらとレコードでもCDでもレア盤で高値が付けられてて、そもそもそういう価値があるのか?ってのも思うけどさ、英国出身のシンガーで1970年リリースの2枚目のアルバム「Fully Qualified Survivor」なんてのがあったから聴いてみた。あったから、ってのは自分チじゃなくてYouTubeにね。それがですな、実に良いんです。いや、良いって、こんなの良いんかい?って言われるとは思うのだが、ミック・ロンソンのギターが良いんです。自分的に彼のギターはなかなか身近に感じるセンスで、結構好きなんだけど、それがこのアルバムでもアチコチで聴けて、さすがミック・ロンソン!って感じのプレイでしてね、良いんです。まるで曲に合わないくせに堂々と弾いてくれるとか、かと思えば随分繊細に弾いていたりとか、マイケル・チャップマンとの関係はわからないんだけど、ボウイとの仕事の直前くらいなんじゃないかな、だからまだ無名の頃のミック・ロンソンなワケ。最初にそこに耳が向いちゃうのは自分のキャリアのせいだろう。

 んで、作品としてのこのアルバムはと言えば、かなりアーシーなムードで始まり、いわゆるフォークだけどアシッド臭の漂う作品で、結構クラクラするのもあって気持ち良い。ホント気持ち良いってか、ひとつの世界を打ち出してるよね。B級感たっぷりなのにメジャー級と張り合えるセンスの良さ、ってのかな。ロイ・ハーパーやティラノザウルス・レックス的な感覚が大きくて、楽しめる。うん、自分的にはこういうのが良いわ。普通に聴けるポップ的なものよりもこういう尖ったのが好きだもん。もっと前に発掘されていてほしかったアルバム。最初期のハーベストはこういうユニークなのをいっぱい発掘していたんだろうなぁ…。


Brinsley Schwarz - Silver Pistol

Brinsley Schwarz - Silver Pistol (1972)
シルヴァー・ピストル

 英国のパブって数回程度しか行ったことないけど、70年代の人達はこういうトコロでギグしてたんだなぁ、と思わせるような場所ではなかったなぁ。もっと手狭でワイワイとビール飲んで見知らぬ人とも気楽に話すみたいな場所で、ちょっとした社交会場的な感じだった。ジュークボックスがあって、それこそ70年代のばっかり流してたから面白かった。大抵知ってる自分も偉いなって思ったが(笑)。それでパブロックってのとは全然リンクしなくて、そんなにバンドが入ってやれるくらいの場所あんのか?そんなに広いとこって結構田舎町なんじゃないだろうか?とか色々思ったが…。

 その代表格とも言われているBrinsley Schwarzの1972年リリースの3枚目のアルバム「Silver Pistol」。一番有名な作品なんじゃないだろうか、ってのはアチコチで昔からジャケットを見かけるからだけど、格好良い、と言うか雰囲気あるジャケットだから気にはなるし、どこか牧歌的なムードも良い。んで聴き始めると、いわゆる普通のロック?が流れてくる。自分的にはロックとも思えないんで、ビートルズ的な音楽と言うべきかもしれない。ポップスとロックの間って感じだけど、ギターはきちんと楽曲に構成されてるからロック的、なんだろう。自分的に響かないのはこういうトコロなんだろうなぁと自覚はしつつも一通り聴くんだが、そりゃこの手の好きな人は好きだろうし、名盤の域にあるのは多分そうだろうなと。決して明るくもなく湿ってるというよりも寂しいに近い感じですらある曲が多いのだが、これはニック・ロウの影響か?そういえばここでようやくイアン・ゴムが参加したアルバムらしいのだが、確かにこれまでのカントリータッチの作風からいわゆるこのあとに出てくるニューウェイブ的なギターのカチャカチャ音もあったりしてちょっと新しいサウンドが取り込まれている感はある。

 しかし自分的にはホントにこの手の音に何度も挑戦してるんだけど、今でも苦手なんだなぁと痛感。レイドバック〜パブロック、ってかパブサウンドってのがねぇ…。じゃ、聴かなきゃ良いしわざわざ書くなよ、って言葉も聞こえてくるのだが、とは言え、英国のロックと言われる中でこのブログにあまり上がってこないのを聴こうとするとそういう苦手なのしか残ってきていないというのも事実で(笑)、他にもネタはあるから良いんだが、この辺…、ダメなんだなぁ…。アルバムが悪いんじゃないです。自分のセンスの感性の違いなだけです。だからハマる人はホント、ハマれるだろうし、やっぱりポッポシーンに名を残している人が多いバンドなんだから悪くはないはず。うん。




Al Stewart - Orange

Al Stewart - Orange (1972)
オレンジ

 ロックでも勿論バンドサウンドが好きなので、ソロプレイヤーの作品だとバンドのケミストリー的なのは大して期待していないから聴く時の心持ちもちょいと異なるってのはあるかも。実際どうなのかな、とも思うんだけど昔はそういうイメージもあって、もちろん普通にバンドの音がかっこよかったからソロ名義のプレイヤーやシンガーの方が自分の中では全然弱かった。ロッドとかボウイとかってのはやっぱりツェッペリンやストーンズってのにはロックさでは勝てないだろ、ってのあったし、それはでも今でもそうかな。バンドの化学反応が好きなんだろうね。でも、音楽を聴くという意味ではそうではなくてソロシンガーのワンマンぶりの歌やアレンジってのも良いものは良いし、ってことであまり得意でない方を…。

 Al Stewartの1972年4枚目の作品「Orange」。昔からどこでもジャケット見るし名盤ってのもアチコチで言われているし、それでもどうなのかなぁってず〜っと手を出さなかった人の一人。理由は上記のような話だけどそれに加えてジャケットの本人像が好きじゃなかったという至って普通の理由だったりもする(笑)。案外見てくれが気に入らないと聴かないってのあるからアルバムジャケットは重要だ。これが裏ジャケだとまったく気にならないのだが、表ジャケットでど真ん中で好きくない顔が見えるってのはやっぱ許せん。そんな子供みたいな理由もあるのだが、それで聴くのが遅くなったアルバムだが、しょうがないな、とは言わんけど、聞く機会があって、聴いてたんだけどね、さすがに英国人、こんだけ軽やかにやってても湿ってる。

 ゲスト陣営としてブリンズレー・シュワルツとリック・ウェイクマンの参加が話題な「The News from Spain」ってのもあるのだが、なるほどなぁ…とは思うもののやっぱりちょいと甘すぎる。いや、甘いってのは詰めが甘いの甘いじゃなくて、甘ったるい歌が多いって意味で、この辺のバランスって難しいんだけど、良い曲だな、とは思うものの好みではない、って話です。終盤のリック・ウェイクマンのピアノプレイはかなり迫力あって素晴らしいですが。とは言え、アルバム最初から聴けるカントリータッチ豊富な英国風カントリー作品としてはかなり軽快で聞きやすくてよろしいアルバム。キンクスの「Muswell Hillbillies」に通じる作風で、そのヘン好きなら多分大丈夫でしょう。意外や意外に聴いてみればなるほどな作品、そりゃ名盤と言われるだろうよ。


Southern Comfort - Southern Comfort

Southern Comfort - Southern Comfort (1971)
サザン・コンフォート(紙ジャケット仕様)

 近年では家の中でスピーカーでガンガンとロックを流して、みたいな事がほとんど無くなってきているようで、そりゃ日本の住宅事情からしたらそんなゆとりにある空間を持てる人なんてのは限られているワケで、しかも大半がPCで音楽を聴く人が増えているのだからそれほどガンガンと聴く必要性もないのだろう。そりゃMP3レベルの音で音量上げてもしょうがないだろうし、そう考えればアンプやスピーカーの出番は減っていくってなもんだ。あんだけの隆盛を誇ったオーディオ技術が現代社会では使われることもなく衰退していってしまうのだろうか。勿体無い…。

 元来Matthews Southern Comfortというバンドが母体になるのだが、肝心のMathhews=イアン・マシューズが抜けてしまったから残ったメンバーがSouthern Comfortってバンド名でバンドを続けよう、ってことで続けることになったお話。そのサザン・コンフォートの1971年リリースの二作目のアルバム「Southern Comfort」だ。何ともアルバムジャケットが印象的な作品で、見事にこのアルバムを象徴しているのだが、確かに午後のお茶でもしながらのんびりと聴きましょうってな感じだ。軽くてレイドバック的な音、言い換えればカントリーやウエスト・コースト的な音で実に軽快な作品。ど真ん中のイアン・マシューズがいなくなってもこんだけ出来るよってのはあるけど、やっぱり抜けた穴は大きくて表面上のサウンドでしかないのかもなぁ…と。

 英国ロックにはこういうのたくさんあるから別にありなんで、普通に聴いていたんだけど、何でもありで牧歌的、その意味では大いに有りなバンドだけど突出感がなくて憧れのアメリカ感のみが強調されてしまうのでどうにも、と言ったトコロはあるが、聴いていて心地良いというアルバムなのは作りが見事だからだろう。好みじゃないけど、英国人がこういうのやるとユニークな仕上がりになるのはキンクスなんかでもお馴染みなものなのでその意味では味わえる作品。

Ian Matthews - If You Saw Thro' My Eyes

Ian Matthews - If You Saw Thro' My Eyes (1971)
If You Saw Thro' My Eyes

 70年代初頭の英国ロックではクラプトンに象徴されるようにちょいとレイドバックしたサウンドってのがブームとなった時期があって、そこからサザンカントリー風味の入ったものなんかも出てきてカラフルさが消えて多様化していったとも言えるのだが、自分的にはあまり好きな部類じゃないんだよな。レイドバックしてゆったりっていう程ゆっくりしたのを聴きたいっていう欲求が無かったのが大きな要因ではあるが、幸いにしてさほどその辺を通らずとも他に聴くものがたくさんあったから後回しってのもあったか。コリン・ブランストーンを聴いていて、あぁこういうのも良いのかもな、とふとレイドバックした音楽ってのを思い出して、それなら…ってことであったあった、と。

 Ian Matthewsの1971年のソロ作「If You Saw Thro' My Eyes」。ってもほとんどFairport Conventionのリーダ違いバンドみたいなモンで、サンディ・デニーやリチャード・トンプソンはもちろん参加しているし、キース・ティペットまでゲスト参加しているというアルバムで、ホント、単純にイアン・マシューズがリーダーを取って作ったアルバムというだけのお話なのだが、それがまたVertigoレーベルからの作品だったもんだから後世になってからの人気が高くなってしまったのだな。かく言う自分もそんなトコロから知った一枚なので、まだまだイアン・マシューズがどんな人で云々の前に持ってたアルバム(笑)。昔はつまんねぇな、折角ヴァーティゴなのに、って思ってたけどさ。だから全然判ってなかった自分ってワケ。フォーク系統とかも色々と聴くようになってから再度チャレンジしてってなるほど…みたいに思っていったアルバムかな。そういう意味でヴァーティゴのブランド力は凄い。どこか面白いハズだ、って思わせる魅力があるもん。

 そんなトコロでなくても普通に作品を聴いてみれば分かるんだけど、やっぱり哀愁漂う英国の雰囲気そのままを打ち出したアルバムで、一曲一曲が丁寧に作られてて聴き応えある。ん?と思えばリチャード・トンプソンの特徴的なギターが鳴ってたり、ソロもやっぱりそうだよな、的なものが入っててニヤリ、コーラスでも女性の声?っていう感じでサンディ・デニーが入ってるし、何か昔の彼女にこんなところで出会って元気だよ、みたいに言われてるみたいで嬉しかったね。ロックばりばりな頃には全然理解できなかったけど色々聴いてくとホント素晴らしいアルバム。それでもヴァーティゴらしさ、ってのは全然感じられないけどね。それよりももっとメジャー級のしっかりしたアルバムだもん。いや〜、リチャード・トンプソン、超格好良い。

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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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