Thompson - Family
Thompson - Family (2015)

音楽夫婦の間に出来た子供達がそのまま才能を受け継いでいるならば一家揃って演奏するなんてのも出来ちゃうんだろうけど、なかなかそうはいかないのが才能というものだろう。しかも両親はその才能を世間で認められて仕事にしているワケだから、一級品だし、いくら子どもたちと言えども一緒のステージに立って同等の存在感を出せるくらいにはならないと本当の共演にはならないだろうし。もちろん親からしたら一緒にステージできるだけで満足なのかもしれんが。
そんな物語をそのまま実践してしまったThompsonのアルバム「Family」。もちろんリチャード・トンプソンとリンダ・トンプソンの家族のお話で、息子のテディと娘のカミラとその相方など含めての共演で正に一家でのアルバム。面白いのは離婚した両親がここで共演しているってところか…当たり前ではあるけど。音楽的イニシアティブは息子に委ねているとは言え、圧倒的にリチャード・トンプソンの存在感が支配していると言って良いだろう。もちろん子どもたちも頑張ってるし、それぞれの歌や曲でしっかり音を作ってるけど、やっぱり父ちゃんのプレイの存在感は凄いわ。プロ中のプロの中でもあんだけ目立つんだから、普通の所でやったら浮きまくるのは目に見えてる分かるように、素晴らしく目立ってる。
アルバムはどうしたってFairport ConventionやRichard & Linda Tompsonのアルバムのようになるワケで、ここでも基本路線はそんな感じ、それぞれをフォーカスした曲を収めてあるけど全体感はエレクトリックフォーク、トラッドの世界。周りから見たらこういう作品って羨ましいだろうなぁ、と思うくらいに愛の溢れているアルバム。

音楽夫婦の間に出来た子供達がそのまま才能を受け継いでいるならば一家揃って演奏するなんてのも出来ちゃうんだろうけど、なかなかそうはいかないのが才能というものだろう。しかも両親はその才能を世間で認められて仕事にしているワケだから、一級品だし、いくら子どもたちと言えども一緒のステージに立って同等の存在感を出せるくらいにはならないと本当の共演にはならないだろうし。もちろん親からしたら一緒にステージできるだけで満足なのかもしれんが。
そんな物語をそのまま実践してしまったThompsonのアルバム「Family」。もちろんリチャード・トンプソンとリンダ・トンプソンの家族のお話で、息子のテディと娘のカミラとその相方など含めての共演で正に一家でのアルバム。面白いのは離婚した両親がここで共演しているってところか…当たり前ではあるけど。音楽的イニシアティブは息子に委ねているとは言え、圧倒的にリチャード・トンプソンの存在感が支配していると言って良いだろう。もちろん子どもたちも頑張ってるし、それぞれの歌や曲でしっかり音を作ってるけど、やっぱり父ちゃんのプレイの存在感は凄いわ。プロ中のプロの中でもあんだけ目立つんだから、普通の所でやったら浮きまくるのは目に見えてる分かるように、素晴らしく目立ってる。
アルバムはどうしたってFairport ConventionやRichard & Linda Tompsonのアルバムのようになるワケで、ここでも基本路線はそんな感じ、それぞれをフォーカスした曲を収めてあるけど全体感はエレクトリックフォーク、トラッドの世界。周りから見たらこういう作品って羨ましいだろうなぁ、と思うくらいに愛の溢れているアルバム。