New York Dolls - Butterflyin'

New York Dolls - Butterflyin'
Butterflyin'

 ロックが出てきたばかりの時代、ましてや多様化し始めた時代はただ単にロックというカテゴリで括られていて、KISSもアリスもドールズも同じロックだったのだ。後世からすると随分と違うんじゃないか、とも思うのだがその頃はそういうもんだったらしい。もちろん他にも同じようなバンドは多数あって、それも皆同じくロックというカテゴライズの中でのお話で今みたいな情報がたくさんないからミュージックライフくらいから自分の妄想を膨らませて新しいバンドなんかに取り組むワケだが、その時はホントに白黒でも何でも写真一枚のカッコよさでレコードを買うかどうか、というシビアな選択を迫られる時代だったのだ。

 New York Dollsもこの時代に出てきたバンドだったし、後世からはどちらかと言えばパンクの走りやグラムロックを更に突き進めたR&Rバンドというような位置付けで、KISSやアリス・クーパーのような大道芸人ショウとは大きく異なるギミックなしのストレートなR&Rバンドに映っている。初めて音を聞けた時はホント、カッコ良い!って思ったもんなぁ…、そのままギターを手に持って弾いても弾けてしまうくらいにはシンプルでR&Rなノリしかなくて捻りもなにもないからストレートに楽しめた。その後ようやく動いているのを見たんだけどさ、これがまたぶっ飛んでて…、カッコ良かったんだよ。何かさ、これこそR&Rバンドってのが出てて、痺れたなぁ…。だからこの手のバンドって好きなんです。下手だろうがなんだろうが華があって毒気が効いてるのが好きだね。

 そのNew York Dollsはアルバム2枚しかリリースしていないから既に書いてあるんだけど、面白いよな、やっぱり人気あるのか発掘盤がチョコチョコとリリースされている。再結成のアルバムなんかもかなりカッコ良いんでお気に入りだけど、やっぱり70年代のには敵わないだろって思ってこないだリリースされた「Butterflyin'」ってライブ盤…、オフィシャルかどうか怪しいけど、1974年4月のロングアイランドでのライブを放送したラジオ音源をそのまま収録したライブアルバムらしい。さほど音も良くないし、聴いてみるとバンドも相変わらず無茶苦茶だけど、貴重なライブ音源だしね、こんなんだったのか、ってのを知る意味でも楽しめた。下手くそだな〜(笑)、でもやっぱりR&Rバンドだな〜、スゲェや。






Alice Cooper - Muscle of Love

Alice Cooper - Muscle of Love (1973)
Muscle of Love

 Alice Cooperって最初は人の名前だと思ってた。しかもアリスなんて言うんだから女の子なんだろうか?なんて気もしてたけど、どちらも違ってて普通にバンド名だったんだって事はしばらくしてから知ったのだった。結局今は人の名前になってしまっているんだが、元々はバンド名だったのだ。そしてそのバンドとしてのAlice Cooperの最後となったのがこの「Muscle of Love」、1973年リリースの7枚目のアルバムだ。次作からはソロ名義、個人名でのAlice Cooperになるのだが、オリジナルメンバーの解散からソロ名義となったとは言え、普通にはさほどの違いを認識することはない…、けど、後追いで聴いてるとやっぱりこの「Muscle of Love」までのアルバムの方が好みだし、聴いた回数も圧倒的に多いし、アリス・クーパーと言えばこのヘンまでとなる。真のマニアはここから後が楽しい、と言うのだろうけど…。

 「Muscle of Love」、アルバムジャケットからしてダンボール仕掛けの代物、アナログ時代にはあまり見かけることもなかったんで、やっぱりこの人の特殊アルバムってのはなかなかレアなモンだったんですよ。パンティー付きとかさ、まぁ、探してたのがまだ10代の頃だからたかが知れてるけどさ、それでもこのショックロックの元祖ってのは当時はビジュアルを見れるってこともなかったから写真だけでインパクトあったし、どんな事やってた人なんだろ?って興味津々だったもんね。その前にアルバムを幾つか聴いてて割とキャッチーで普通だったりするから聴きやすくてさ、ステージとか衣装とかのイメージとはかなりかけ離れてて、余計に不思議に思ったし興味を持ってた。KISSなんかは色々な情報も写真もあったからまだ分かったけど、アリス・クーパーはそんなに出て来なかったからねぇ。そしたらしばらくして売れたから露出が増えてきたけど、その頃はもう冷めてて(笑)。やっぱり70年代のがいいんだよ、ロックはさ、って思ってたし。

 音の中身はやっぱり70年代の栄光の時代のアリス・クーパーだね、「Muscle of Love」って名作に数えられることも無いアルバムなんだけど、実に粒揃いできちんとメジャークラスのアルバムだから素晴らしい出来映えで作られてる。これをあんまりなぁと思ってた自分が恥ずかしい。どうしてどうして素晴らしい作品じゃないか。過去の傑作郡にヒケを取ることなんてまるでなく、同じくドラマティックに喜劇的に悲劇的にアリス・クーパー・ショウが繰り広げられている。このドラマティックなアルバムの曲の流れってのはホント天才的だよ。飽きさせずにアルバムの曲達が次々と物語を紡いでいってホントにショウを見ているかのような感覚で聴いていけるし、当時はアナログだから長すぎないアルバムの長さも集中して聴けて良いし、見事だ…、今でも第一線で活躍しているのが当たり前だろう。単純なハードロックとかそういうんじゃないから一般的な知名度や露出とはちょっと違って、その世界がある程度ハマる人がずっと追いかけていくみたいなトコロかな。いやいや、ホント、アメリカならではの世界観でもあるかもしれないけど、それが故に楽しめる作品。






Joe Perry Project - I've Got the Rock N Rolls Again

Joe Perry Project - I've Got the Rock N Rolls Again (1981)
忘れじのロックン・ロール

 どっかのバンドのメンバーのソロアルバムってのはそのパートによって異なるのだろうけど、ユニークに感じることが多くある。一番はギタリスト=大抵はバンドの曲も作っている人、なんてソロアルバムだ。そもそもが本人が曲を作ってバンドでやってるんだから、やりたい事は基本的にバンドでやれてるハズなのだが、ある程度の才能が一緒にいるとそうでもなくなってくるらしい。そこで初心に還って自分のやりたい音をとことんやりたいんだ、っていう欲求になってくるのかもしれないが、そうすると確かにバンドの中から何かが抜け落ちたような音として出てくるのだから頼もしいのだ。やっぱりバンドのマジックとか音ってのがそこにあって、ソロじゃ出せないんだなぁ、それが、ってことになる。だからバンドに戻ってくるのかもしれんが。

 Joe Perry Projectの場合はソロアルバムってんじゃなくて、エアロスミスを脱退して組んだプロジェクトバンドだから上述のお話には当てはまらないんだけど、明らかにエアロスミスの毒気が抜けたシンプルなロックンロールに回帰していて、これだけじゃなかなかシーンには君臨できなかっただろうと思わせるようなバンドになっている。早く言えばそこらのロックンロールなバンドが出来るレベルに近いことしか出来ていないのだ。まぁ、言い過ぎだけど、それくらいにレベル感の差が大きくて楽しめてしまう。今回は1981年にリリースされたプロジェクトとしても2枚目の作品「I've Got the Rock N Rolls Again」ってので。ジャケットカッコ良いよなぁ、この人はホント絵になる人でルックスも男らしくてちょいと悪い感じもあって正にロックンローラー的でカッコ良い。どういう性格なのかは知らないけど悪い人じゃなさそうだし、結構気遣いな人なんだろうな、とか(笑)。いや、それはともかくギターが似合う人。

 音はね、もうシンプルにロックンロールでしかなくって、PV見て分かるけど、もうバンドとしては何もルックス的にもバンド的にも音的にも特筆すべきこともなく、あぁ、ジョー・ペリーのギターだなってくらいで歌にしても何にしてもB級感満載で(笑)、曲もこんなにヒネらないのかってくらい。ファーストの「Let the Music Do the Talking」の時の方がもっと気合入ってた気がするけど、それは曲のバランスにかなり波があったからそう思うのかも。このセカンド「I've Got the Rock N Rolls Again」では粒ぞろいにR&Rでひたすら突き抜けてるという感じか。これで80年代を進まなくて大正解だよね。もう一枚のアルバム「Once a Rocker Always a Rocker」をリリースした後即座にエアロスミスに戻って大成するワケだし、この暗黒の時代ってのはエアロスミスの歴史的にも無かったことになってるくらいだし、ほんの少しのちょっと長めの休暇だったんだよくらいなモンだ。その合間にリリースされたソロアルバム、と思えばこの作品のシンプルさも納得できるし、このB級感もありなのだろう。






Peter Criss - Peter Criss

Peter Criss - Peter Criss (1978)
Peter Criss

 あ〜、これはもう当時のKISSファンのため息がよくわかる気がするなぁ〜、ってくらいのアルバムです(笑)。KISSって他に類を見ないバンドなのはもちろんなんだけど、全員が歌って曲が作れるという器用なバンドっていう側面もあるんで、実はビートルズ的なバンドなんだよな。ポップでキャッチーで皆歌えて作れて国民的人気があって、などなど共通項は多い。このテのバンドの面白いのはビートルズも然りだが、4人の志向性がもちろん異なっていて、その融合体で成り立っていたバンドってことだ。それぞれのソロになると面白みをそこまで発揮できないってのはビートルズに限ったことではない。

 1978年にKISSのメンバー全員がソロアルバムをリリースするというユニークな試みで驚かせた、それはもう今に至るまでそんなことをしたバンドはKISSだけだし、実に頼もしいことだった。レコード会社からしてもKISSの4倍売れるのが判っているんだから諸手を上げて賛成だったことだろう。一般的に良く言われるのがそのソロアルバムの中で一番売れたのはエースだった、って事なんだが、KISSファンだったら皆4枚とも買っただろうし、エースのソロだけを買うって人はさほどいなかったと思うのだがどうだろ?一般のファンがラジオでエースのソロアルバムの何かを聴いてエースのソロアルバムを買い求めたなんてことあるのだろうか?そこで止まるってことあるのかな?まぁ、あるかもしれないけど、エースのが一番売れたってのは良く分からん。出来として一番よいアルバムだってんなら分かるけどさ。

 そしてピーター・クリスの「Peter Criss」。アルバムジャケットを見ながらワクワクして聴くと冒頭から「??」となるアルバムで、そりゃもちろんピーター・クリスの趣味嗜好で作られたアルバムなんだからKISSのハズがない。KISSの中でも歌に特化した曲を持っているピーター・クリスならではの作風とも言えるかもしれない、歌モノ中心の作品で、あの味わいのある歌声がしっとりとハマる曲もあり、また当時流行ってたディスコチューンなんかに触発されたものもあるし、無いのはハードロック的なのとかロック的なのという作品。当時は一番ダメ出しされただろうことは想像に難くない。皆今の耳でこの4枚を聞き直してみると実はもっとも音楽的に多彩なのはピーター・クリスの作品だったってことは容易に分かるだろう。それが好みかどうかは別だが。

 簡単に書けばさ、やりたいのはこういうんだろうね、でも自分の好みじゃないな、って話だけど、悪くない作品だよ、と。どっかのバンドのボーカルにでもなってても割とイケる歌声だしさ、良い曲に恵まれれば本領発揮するのも証明済みだしね。そこまでの楽曲がここには揃っていないというだけかな。もっとも人気のないトコロから入ったKISSのメンバーのソロアルバムでした。






Kiss - Kissology 1 1974-1977

Kiss - Kissology 1 1974-1977
Kissology 1 1974-1977 [DVD] [Import]

 キッスの「ヤング・ミュージック・ショウ」を見てどんだけの人がロックの虜になったことか…、自分の周辺だけでもやっぱりこのライブ映像のインパクトを語る人間が多数いるのだから、全国規模になったらやっぱり凄かったんだろうなと。1977年4月の武道館公演をNHKが放送、しかもあのキッスのあのメイクバリバリのあのステージングそのままをNHKで放送しちゃったんだもんね、そりゃ絶大なインパクトだったろうよ。今でも語り継がれる程のライブ番組でね、昔はアングラもののビデオで見るくらいしか出来なくてさ、もちろんその頃ってまだビデオデッキだって家庭に普及してなかったから録画出来てるヤツなんていないしさ、テレビで再放送ってもそうそうないし、やたらと語られていたライブだったワケよ。今じゃYouTubeで簡単に見られるんだけど、これがオフィシャルでリリースされていたってのは最近知った(笑)。

 2006年にリリースされていた「Kissology 1 1974-1977」ってDVDセットにテレビ未放送曲も含めてしっかりと出てた。そうか、あれが高画質映像でオフィシャルで見れるとはなぁ…と感慨深い部分もあるのだが、それよも見ていて圧巻だったのは、やっぱりロックなんだよ、とっても。激しくて白熱しててロックスターで正に宇宙からやってきたロックスターに相応しいルックスだし、何よりも躍動感が凄い。こちらはヤバさとは無縁のとことんまでエンターティンメントに徹したステージングの素晴らしさがこれでもかとばかりにギミックも含めて楽しめるけど、とにかく出てくる音の濃さがハンパない。こんなんだっけ?もっとショウマンシップ的な音かと思ってたけど、とにかく迫力のある仕上がりでキッスってバンドの面白さを見事に伝えきっている。当時もそのままだったんだろうから、ようやく映像レベルでもその見せ方が出来たってことかもね。

 キッスに限らずだけどロックはライブが楽しい。ナマの熱いプレイを聴けて楽しめて音楽的にはもちろんアレンジが違うとかライブ用に仕掛けがあるとか、そういうのもあるけど、素直に曲をプレイするだけってのとはちょっと違ってやっぱりライブなんだよね、だからライブがダメなバンドは違う路線ってのもあるが、本質的にロックから離れていく。でも、思い切りライブやってるとロックがより一層ロックになってくし、そこから熱いものがバンドとして生まれてくる、そういうのが好きだからね、スタジオ盤だけで知ったかぶってもライブでどんだけ熱くなれるか、が重要。このキッスのライブも正にロックのライブ。









Aerosmith - LIVE TEXXAS JAM’78

Aerosmith - LIVE TEXXAS JAM’78
LIVE TEXXAS JAM’78 [VHS]

 70年代にヤードバーズ大好きでバンドやってるって公言していたのがエアロスミスで、その頃のロック好き連中からしたらエアロスミスって言われたらそりゃそうか、ってくらいのバンドだった…と思いたいけど、まぁ、そういうバンドがヤードバーズの名を挙げててね、一方Zeppelinは現役だったワケでしょ、エアロスミスがあろうがなかろうがヤードバーズへの注目度はあっただろうし、だからどうってもんでもないけど、そんな事でふとエアロスミスを聴くかね、って思って。初期のは好きだからもうここのブログでは大抵出てきてしまってて、じゃ、何か…って思ったらあった♪

 1978年のテキサスでのライブが昔ビデオで「LIVE TEXXAS JAM’78」ってタイトルで出ててさ、それもかなり後から出てきたビデオなんだけど、それっきり再発されてないのな。DVDにもなってないのか?今じゃオフィシャル?のVevoで全編見られるからメディアとしてリリースする必要がないという判断なのかもしれないけど、自分的にはこのライブってかなりエアロスミスがヤバい感じで好きなんだよね。演奏が良いとかどうのってんじゃなくて、70年代のヤバいロック、エアロスミスの持ってた毒気ってのが思い切り出ているって意味でさ、どっから斬ってもロックなんだよ。バンドの中の悪さとかそれでもステージに出てのカッコつけなきゃ感とか、音に身を委ねる姿とか悪徳な毒気が見事に出てきているのがいい。もちろんバンドとしてのライブも決して素晴らしい!ってんじゃないけどドロドロでヘヴィで良いんだよ。何が一番って、カッコ良い、ってことだ。見た目でカッコ良いってのはやっぱりロックに於いて絶対必要な条件。

 しかしジョー・ペリーがさ、色々なギター弾いてるワケ。ここで初めて透明なギター見たのかな、なんかカッコ良かったわ…、音は好きじゃなかったけど見た目がカッコ良くてさ、と思ったらテレキャスのヘンなの使ってたり全く出てきたばかりのBCリッチだったり、とにかくどれもこれもカッコ良く弾きこなしてて、これぞロックギタープレイヤーって代名詞だったもん。スティーブン・タイラーもかなりヤバいよね…、そんなのがスゲェカッコ良くて大して曲数入ってたワケじゃないし、ベストヒットでもないけど、大舞台だったこともあって気合は凄く入ってるもっともヤバイ頃のエアロのライブでかなり痺れた。今のヘルシーさなんて全く考えてない退廃的なロックがここにある。








Yardbirds - Yardbirds Story

Yardbirds - Yardbirds Story
Yardbirds Story

 ちょいと前に結構年上の人と話してて、昔は色々とロック聴いてたりギター弾いたりしてたぞ、なんて事言ってて、話してるともうど真ん中60年代から70年代のバンドばっかりがリアルタイムな世代な方でね、それでも全然若いんで楽しく話してるんだけど、いや、自分なんか未だそういうの聴いてます、なんて笑ってたら、次に会ったらそういえばこないだそんな話ばっかりしてたからつい聴いちゃったよ、色々とさ、って言うんで、何を?と聴いてみたらYardbird丸ごと、だって(笑)。

 Yardbirdsって自分も好きだから10代の頃にはもう大抵のアルバム揃えて結構聴いてたしね、CD時代になっていくつか発掘音源なんかも出てきたけど、追加で追うだけだからさほど手間でもなくなるほど、なんて楽しんでて1990年初頭頃に4CDボックスが出て、これでもういいだろ、って思って入手したんだよね。だからあんまり追いかけてなかったんだけど上述のように久々の話があったんでAmazonで見てみると何とこの値段で「Yardbirds Story」って4CDが買えるのかと驚いた次第。ほとんど先の4CDボックスと同じ内容で、ジョルジオ・ゴメルスキー時代にが概ね網羅されているじゃないかと、今の時代の手軽さを改めて実感…ってかさ、安いよなぁ、ホント。自分なんかあの4CDボックスって8千円位で買ったんじゃなかったっけ?いや〜、良い時代だ(笑)。

 流れ的にはモッズバンドの位置付けでもあるからここで登場、なワケだけど思えばここから周辺のモッズバンドには走らずにZeppelin系統へ一直線ってのは面白いものだ。モッズってのがよく判ってなかったしね、それもそうだな。Yardbirdsはね、色々話題はあるけど、単純にここのところの60年代のバンドと比較したって、圧倒的に音楽レベルが高いし演奏だって上手いし、曲にしてもポップ的な部分とロック的な部分が入ってて、更に実験精神も旺盛という確かにこの時代の中では一目置かれる存在だったのだろう、ってことが分かる。そんなバンドだったからこそ野心的なクラプトンやベック、ペイジが参加したワケで、他のメンバーも決して他の連中に劣っていたワケじゃなくってあまりにも強烈なスタープレイヤーをバンドに呼び込んでしまったというだけだ。昔はそんな風に考えなかったけど、今はそういう風に思うね。

 単純にYardbirdsって好きなんだよ。カッコ良いんだもん、リフにしてもメロディにしてもビートにしても。他のバンドよりも確実に尖ってる。それはもうThe KinksにしてもThe Whoにしてもストーンズにしてもそうだけど、そのレベルにあるもん。おかげで自分もYardbirds丸ごと全部聴いて楽しんでしまったという…、そういう刺激は楽しいもんだ。






Them - Them Again

Them - Them Again (1966)
Them Again

 何か聴いてブログに書く時ってそれなりにネットでも調べたりしてウソ書かないようにはしてるんだけど、最近はもう全然そのアルバムとかミュージシャンの事が書かれたサイトが出て来ない。どっかのショップのウリ文句なんかがあるくらいで何も本質的なのがわからないし、多分どっかで誰かがいつか書いてるのだろうけど、今の検索エンジンだとそういう古いのとかは出さないようになっちゃってるのもあるみたいで、出て来ない。だから客観的な、第三者的な意見なんかが全然見えないようになってて、つまらない世界になってしまっている。どっかのレビュー記事くらいが意見を見れるトコロだけど、それでも無いのもあるしさ、こんだけSNSとかTwitterとかFacebookとかあるんだからそういうまとめ方とかカテゴライズとかキーワードで出すとかなんかないのかね。もっとも140文字とかで何か書けてるとは思えないからダメなSNSもあるが…。

 いやいや、Themの1966年のセカンド・アルバム「Them Again」を聴いてて、書こうかなと思って調べてみるともう全然何も出て来なくて(笑)、いや、かろうじてVan Morrisonが歌ってるアルバムってのはわかったんだけど、メンバーはもうわかんないし、そもそもアルバムという形態でリリースされた方が奇跡、みたいな感じでさ、まぁ、それはそれでしょうがないだろうってことで聴いてるとね、ファーストよりも更に渋くニッチになってて、どんなんだ、こいつら…と苦笑いしてしまった始末。悪い意味じゃなくてね、凄い芯の通った音を出してるし、何よりもこのしつこいVan Morrisonの歌だ、ホントにしつこい。軽快なビートにこのしつこい歌が絡みついてなんとも言えないこの時代にしては特徴的な音を出してたバンドだ。クールってぇのとはちょいと違うけど、個性的だよね。

 やっぱりVan Morrisonって人の個性がThemというバンドでもあったからこの後ずっとバンドが続いていたっても全然食指が動いたこともないし触ったこともないから、いずれはそういうのも手を出さないといけなのだろうな。そんだけVan Morrisonのインパクトが強かったってことだけど、別に自分的には好きな人でもないのでそんなに気にしてなかったけどな、そう思ってるんだから何かしらの印象があったんだろう。やっぱ「Gloria」なのかな。








Creation - Our Music Is Red With Purple Flashes

Creation - Our Music Is Red With Purple Flashes
Our Music Is Red With Purple F

 60年代のモッズビート系バンドの幾つかは後世に相当な影響を及ぼしていて、それが間接的ではなく直接的にモロに影響を与えているというのが少なくない。ポール・ウェラーなんかがいつも引き合いに出される事が多く、60年代のモッズシーンに影響を受けて云々…、その後はそんなワンクッションを経由している人といない人がいるけど、オアシスなんかもそういう影響下にある…、ラジオで普通に流れてたんだろうな。多分今でも普通に影響を与え続けているんだろうと思うが、それだけオリジナリティが高かったってことだ。

 1966年から60年代にシングルのみで活躍して未だ影響を及ぼしているバンドとして知られている?Creation。日本のあのクリエイションじゃなくて英国の方ね、1960年代のバンドで、とにかく聴いてみるととってもエグくてインパクト絶大と言うことに気づくだろう。前説だけ入れておくと、ギターのエディ・フィリップスのギターが強烈にインパクトを放っていて、あのバイオリン奏法そのものはJimmy Page以前に確立していたと言うか、バイオリンの弓を使ってギターの音を出すと面白いと言う着眼が早かったということだ。使い方は大きく違うんでどっちがどうってんでもないけど、発想は同じだね。それで出てくる音をいかに効果的に使うかってのも手法は異なれども同じようにインパクトを与えるということには成功している。それが今でも聴くと耳慣れないのでインパクトあって孤高の存在になっているのだ。

 あ、そんなシングル達を纏め上げたコンピレーション盤は「Our Music Is Red With Purple Flashes」としてリリースされて、なかなかお得な一枚に仕上がっててCreationのインパクトはこいつでわかる。明らかにモッズ系な音ではあるけどハードロック的なサウンドでもありサイケでもある…、正に時代の音の最先端をやってたとも言えるけど、そういう勢いの必要な時代だったんだよ。






Artwoods - Steady Gettin' It Steady Gettin' It

Artwoods - Steady Gettin' It
Steady Gettin' It

 クールなモッズバンドってあるんだけどね、聴いてみると分かるんだけどその原点はどのヘンなんだ?ってなってモータウンあたりの源流になるんだけど、そこまで行くとやっぱりちょいと違ってて、60年代のモッズバンドってのはそんなのと英国のビートバンドなんかが混ざり合って出来たスタイルなんだろうなと。それが妙にクールでカッコ良い。多分その頃って、音だけが英国に入っていってから、若者達もそれが黒人の歌とかってのを意識しなかったんじゃないかな。ブルースなんかもそうだけど、とにかく強烈なレコードってだけで、それに影響されてただけというか、純粋にその音楽に絶大なインパクトを受けたことで自分たちに出来ることから始めたらああなったと言うところだろう。

 ストーンズのロン・ウッドの兄ちゃんが歌ってるバンドってことで有名になってしまっているArtwoodsというバンド、アルバムは「Art Gallery」ってのが出てるだけなんだけど、その前も後もシングルでのみ活躍していた如何にもモッズバンドってな感じでね、そんなのをひたすらにまとめた「Steady Gettin' It」なんてのが出てます。先のアルバム「Art Gallery」も含めてBBC音源やデンマークのライブアルバムなんかも一緒にしてとにかく全部聞けるぜ、みたいな編集盤4CDなんだが、今じゃこの辺も超お買い得になってるし便利な代物になってきてる。そんなことでちょいとモッズ絡みで聴いてみたこの編集盤。そもそもがアルバム1枚でのみ終わっているということからわかるように、大したバンドじゃなさそうだ。音を聴いててもとってもカッコ良いとかこれは凄い、っていうようなトコロはほとんどなく、バンドの熱気や勢いってのは感じるけど音的な良さはどうにも…。

 それでも今の時代に至るまでモッズバンドとしては…と語られて名前が上がってくるのだからそれなりにクールな時代を反映したビートを出していた事は事実だろう。クール…と言うには少々ホットな面が大きく出てしまっているのだが、それでも普通よりはクールか。ルックスとかスタイルは明らかにモッズだからそういう意味では確実にモッズバンドなんだけどね、ジョン・ロードが参加してたんだからそうはならないだろ、って意見もあるか(笑)。それでも色々ない意味で話題にはなるバンドなので知っておくのも一興か。




Manfred Mann - The Five Faces of Manfred Mann

Manfred Mann - The Five Faces of Manfred Mann (1964)
ザ・ファイヴ・フェイシズ・オブ・マンフレッド・マン(UK Version/MONO)(紙ジャケット仕様)

 The Kinks以上に取っ付きにくくて入りにくいのがManfred Mannなんじゃないだろうか。同じように60年初頭からビートバンド的にシーンに登場して、英国では著名なポール・ジョーンズがボーカルを担ってのバンド形態から音楽性もバンドなもどんどんと変化させての遍歴、それぞれバンド名で音楽性をある程度変えていっている宣言が出来ているのはあるけど、一体何なんだ?的なのはあってさ。しかもポール・ジョーンズって最初期しかいなかったワケで、じゃ、どうなってるんだこのバンドは?ってなるときちんと調べて行かないとよくわからにという…そこまでハマるかなぁ…ってのが最初のハードルか。

 1964年にリリースされたManfred Mannのファーストアルバム「The Five Faces of Manfred Mann」は冒頭の「Smokestack Lightning」という曲からしてロックファンにはお馴染みのあの曲だけど、聴いてみて驚くだろう、独特のアレンジとアプローチで超クールなモッドサウンドに化けているという素晴らしさ。これ聴いちゃうと、Manfred Mannってスゲェ面白そうだな、って思うんじゃないだろうか。もっともModsってのが好きだったら、という意味だけど、ホントにね、クールなんだよ。カバー曲多数入ってるのは時代の流れだけど、どれもこれもが独特のクールなサウンドに変身。ジャケットおクールなスタイルもModsらしいでしょ?それも後になってみるとわかるのは、音楽性の一部だったりシーンに出るための手段だったりしたことから才能は溢れてるってことなんだよ。

 なかなかこの辺のってきちんと聴くには今じゃ音がショボすぎて真面目に聴けないって人も多いだろうし、自分でもこういうの聴いてると古臭い音だなぁって聴きにくく思うからしょうがないんだけど、それでもやっぱり本質的に面白い事やってるなってのは伝わってくるからちょっとハードル超えてアプローチしてみるとその深さがわかるんじゃないかな。ひとつづつきちんとじっくりと聴き詰めてってアルバムを楽しむってのはやっぱり重要です。流して聴いてるだけどか失礼だもんな、と他人事じゃないんで大見得切って言えることでもないけど、こういうの聴いてるともっとこのバンド知りたいって思うもん。ややこしいしさ。それにしてもどの曲も何でこんなにクールなんだろ、ってくらいにクール。








The Kinks - Kink Kontroversy

The Kinks - Kink Kontroversy (1965)
Kink Kontroversy

 60年代に出てきたビートバンドも数多くあったし、ここのトコロその周辺のイミディエイトレーベルをまとめて聴いてたけど、改めてこういうブームだったんだろうななんて思ってしまったが、それが故にThe Kinksの「You Really Got Me」のファズってのは1964年って年からしたらとんでもなく早熟なファズサウンドだったんだろうと。そこにはジミー・ペイジがセッションで参加していたってのも知られた事実だけど、あのファズギターの音は間違いなくデイヴ・デイヴィスの発見で出てきたもののようだ。とするとこの音ってのはあまりにも早熟なヘヴィロックサウンドの開拓者ってことになっていくし、同時代のバンドとは明らかに一線を画すサウンドを出していたってワケで、なるほどやっぱり違うなぁ…と。

 そんなThe Kinksの1965年暮れにリリースされた3枚目のアルバム「Kink Kontroversy」。既にこの時期のアルバムにしてはほぼオリジナル曲ばかりでその意味でも同時期のバンドとは一歩進んでいたのだな。そしてホントにメロディも音もアレンジもアイディアもひっくるめて革新的で創造的な天才レイ・デイヴィスがいたからか、かなりの高水準で仕上がっているアルバムなんだけど、the Kinksの歴史の中ではそれほど重要視されていないアルバムでもあるか。このギターの音とかやっぱり凄いんだけどな。曲にしても既に独自路線はかなり出来てるし、一方ではハードロックの布石にもなる「Till The End of the Day」なんてのもあるしさ、なんせVan Halenがカバーしてた「Where Have All The Good Time Gone」ってのもあるしさ、まぁ、今の基準で普通に聴いてたってさほど印象に残るアルバムじゃないのは確かではあるか。

 わかりにくいバンドであるのは確かだ。だから故、the Kinksを制覇するといっぱしの英国ロック通な気がしてくるというバンド。同じような括りでのThe Whoはもっとハードロック的にわかりやすい部分があるからまだ入りやすいんだけどThe Kinksはそこがちょっと違ってて、取っつきにくいんだろうね。特にこんなアルバムからじゃ絶対に入れないし(笑)。ベスト盤じゃちょっと本質の良さは伝わらないし、じゃ何?ってのがさ、伝えにくい。でも、基本的に美しいメロディラインの曲ばかりだし、リフにしても印象的なものが多いし、それでいて独特のラインが今でも変わらないし、聴いてると幸せになれるバンドです。誰も知らないだろうけど「The World Keeps Going Round」なんて美しい曲があったりするしねぇ。




Jimmy Page - Studio Works 1964-1968

Jimmy Page - Studio Works 1964-1968
スタジオ・ワークス 1964-1968

 60年代にスーパースターになっていた若者達はそこから没落していくしかなく、仕事としてミュージシャンをやっていた若者たちはそのまま埋もれていくプレイヤーと、70年代に向けて羽ばたいていく連中とがいた。ニッキー・ホプキンスなんてのは微妙な路線でセッションマンでもありつつも随分と名のしれたプレイヤーになっていったものだ。そして常々こういった話で出てくるのがJimmy Pageなワケでね、60年代はまだ彼も10代だったにもかかわらずアチコチのセッションに顔を出してレコーディングに参加していたのは周知の事実。その断片を纏め上げたCDが昔は「Studio Works 1964~1968」なんてタイトルで出ていたけど、今はどうなんだろ?知らないけどなんかあるだろ。

 もちろんイミディエイト絡みのセッションも数多くあり、そこにいたからストーンズの連中やロッドや他の連中なんかも知ってるという環境だったワケで、同じような仕事をしていたジョン・ポール・ジョーンズもそんな知り合いだったってのはこれもまた知られた事実。ビッグ・ジムとリトル・ジムとしてスタジオ界隈では確かなセッションギタリストとして知られていたらしい。まぁ、そのヘンのいきさつはZeppelin本のJimmy Page部分にはたいてい書かれているので容易に調べがつくところだが、数多くの仕事していたことで果たしてどのレコーディングで自分が参加しているのかまで覚えてないということで、そりゃそうだろってくらいだ。このCDでも意外なトコロでの参加も目立つし、まるで知らないのもある。またロックとは無縁で、ともすればギターなんてほとんど要らないんじゃね?ってのもあったりするしさ(笑)。

 自分的にはNicoのソロ曲での参加が面白いな、って思ったな。面白いって言うか、NicoとしてもVelvet Undergroundとの出会い前で、女優時代からのソロシングル曲だからまだ全然普通な曲でね、そこでJimmy Pageが手伝ってるってのはなかなか良いよ。歌声は既にあのままだけどね。後はクラプトンとのジャムが割と収録されているのも面白いか。昔から有名だけど、二人でジャムったものが勝手にリリースされてることでお二人ともあまりよろしくは思っていない音源のようで…、それでもファンは興味深く聴ける楽曲群ですな。

 などなどと今聴くともっと聴きたいな…なんて思うものだけど、こんだけのスタジオセッションに参加していた下積み時代があってのYardbirdsからLed Zeppelinって思うと、なるほどねと頷ける部分も多い。様々な実験をしながらスタジオワークを覚えていったことだろうし、瞬時のレコーディングを要望されるワケだからそういう感とかセンスってのも磨かれただろうし、今じゃあり得ない事だろうけど、だからこそのJimmy Pageって事で、興味深い編集盤。








Twice As Much - Own Up

Twice As Much - Own Up (1966)
オウン・アップ+ザッツ・オール+2

 面白いコンセプトで出てきてたものだ、と思ってしまったのが相変わらずのイミディエイトレーベルでのTwice as Muchなるデュオのお話。名前くらいしか知らなかったから改めて聴いてみたんだけど、これがまたほほぉ〜と唸らされるような音でさ、全然ロック的に感激感動したってんじゃなくて、こういうやり方で出てきたのか…って感心したってトコロかな。

 1966年にアルバム的には「Own Up」ってのが出てるけど、もちろんシングルヒットを放っていたフォークデュオなので寄せ集め感もあるのかもしれない。カバー曲が大半を占めているのも時代ならではの事だが、こういうアプローチでのカバーってのはなかなか新鮮に聞こえたものだ。60年代のSwingin’ Londonってな雰囲気もあるのか、思い切りスウィングしたクールなアレンジに仕上げたコーラスワークと楽曲郡がこのTwice As Muchというデュオの特性を目一杯に吐き出している。ビートルズの「Help!」もカバーしてるんだけど、全然もうクールで、この澄ました感がなかなか気に入りましたね。

 とは言え、そりゃ単なるポップコーラスグループにも近い音が中心なので何度も聴くようなハマり方をすることもなく、そういうアルバムなんだなと納得。ところがどこか初期のストーンズがやっててもおかしくないようなアレンジでもあるしその辺がオールダムのレーベルなんだなと思わせるところか。この手の音をどう表現して良いのかわかんないんで、単なるコーラスポップ・グループとも言えるし、バックにはJimmy Pageやニッキー・ホプキンスが参加しているのも普通なのでロック的なる、とも言えるのか。バックミュージシャン時代の話だからそこは仕事なのでロック的解釈は特にいらないのだろうと認識してるけどね。








Duncan Browne - Give Me Take You

Duncan Browne - Give Me Take You (1968)
Give Me Take You

 レーベルの倒産劇によってどれだけアルバムが名盤であっても世に出なければしょうがない。そんなドンピシャでアルバム出すなよ、って事だけどホントにそういう時に重なってしまう不遇な人ってのはどこにもいるワケで、そのおかげで出世できなかった、または出世が遅れた、時勢に乗り遅れたってのもあるかな。今となっては色々と評価されるようにはなってきてるからクラシックみたいなもんだけどさ、それでもその時食えるかどうかってのは音楽活動に支障が出る話なので影響は大きいよね。

 Duncan Browneのファーストアルバム「Give Me Take You」は1968年にリリースされているけど、その直後にレーベルがおかしくなってほとんどプロモーションされることもなく、またプレス枚数も少なくされてしまっての倒産となったことで、アルバムそのものが貴重なレアアイテムになってしまったという…。CD時代になってからは発掘されてのリリースもあったが、本人はその頃、1993年に逝去してしまっているので結局不運な不遇な人生だったという事なんだろうな。もっともこの後にAOR路線やMetroなんかでもそれなりに売れてたりしたのでさほど不遇ってんでもなかったかもしれない。

 さて、この「Give Me Take You」というアルバム、英国フォークの名作です、と言い切れるほどの掴みはある作品で、この手の作品でのニッキー・ホプキンスの隠し味的参加はなかなか味わい深い。そしてDuncan Browneの優しい歌声にリュート的、ハープシコードもあり、もちろん生ギターでの幅広い楽曲とどこから斬ってもジョン・レンボーン的に楽しめるのだが、この路線に進まなかったのはやはり不遇な人生からの脱却、カネ稼がないとなぁってヤツだろうか。そういうのに無縁で、ホントに自分の才能を音にぶつけたってのがこの「」なんだろう、それだけ純粋な思いが詰め込まれているからピュアに聴く側も楽しめてしまう、心洗われる作品に仕上がっているのだろう。ここまで純粋な音が聴けるのもそうそう多くはない。






Amen Corner - If Paradise Was Half As Nice

Amen Corner - If Paradise Was Half As Nice
If Paradise Was Hal

 それにしてもイミディエイトレーベルの駒の充実さは見事なものだとつくづく思う。まぁ、自分がこの辺りに興味あったからだけど、今見ても後の英国ロックを支えていったメンツがそこかしこに出てくるしね、それでも当時レーベルが倒産になったことでバンド側もあおりを食らって解散してしまうなんてのもあったり活動を止めてしまうって人もいたりして、そりゃそうかって話だけどこういうのは難しいよね。

 Amen Cornerってバンドもイミディエイトとの絡みが大きかったが故にその煽りを食らってバンドごと解散してしまった不運なバンドだった。元々Deramから移籍してきて彼らの2枚めと3枚目のアルバムをイミディエイトからリリースしていたのだが、そこでオシマイってなっちゃった。例えばこんなベスト盤「If Paradise Was Half As Nice」聴いてみるとわかるだろうけど、これがなかなか良質なポップグループでねぇ…、歌モノ中心だから好みじゃないけど、良く出来てる曲ばかりでそりゃヒットするだろと。ルックスもそこそこだったことでアイドル的な人気が凄かったようだ。これ、結構美味しくて、イミディエイト時代の音源が全部入ってるからね、お得だったんです。

 そこまでならともかく、このバンドってAndy Fairweather-Lowのバンドなんだよ。それって誰?って…Fairweatherってバンドのだよ、って、それって誰って…、うん、クラプトンやロジャー・ウォーターズのバックでギター弾いてる人だよ、って話。先のP.P.Arnold然りAndy Fairweather-Low然りと実力がしっかりとあってのミュージシャンだったから今でもしっかりとシーンで活躍しているということですな。それにしてもこの人、歌声が高くて抜けるから重宝しただろうなぁ。











P.P.Arnold - The First Lady Of Immediate

P.P.Arnold - The First Lady Of Immediate (1968)
ファースト・レディ・オブ・イミディエイト+3(K2HD/紙ジャケット仕様)

 The NiceともSmall Facesともストーンズともロッドとも皆が皆絶賛して可愛がっていたという元々Ike & Tina Turnerのバックコーラスをしていた経歴からかの有名なアンドリュー・オールダムにも見出されてあれよあれよとソロシンガーへと格上げされてイミディエイトという新進レーベルから出されてアルバム制作にまで至ったというラッキーガール、今じゃロジャー・ウォーターズのバックコーラスもしているという現役な方。アルバムをまともに聴いたことなかったんでちょうど良い機会だなってことで登場です。

 P.P. Arnoldの最初のアルバムは1968年にリリースされた「 The First Lady Of Immediate」。もっともシングルで幾つかヒットを出していたのでアルバムリリースが1968年ってだけですがね、まぁ、昔の日本のアイドルと同じくシングルで売ってからのアルバムデビューなんだよ。んで、P.P. Arnoldもまたアイドルだったワケで、それにしてもこのアルバムもThe NiceとSmall Facesがバックを努めていて、更には楽曲提供もされているということで、60年代ロック好きからしたらお宝な作品とも言えるアルバムになっちゃってて、そこへP.P. Arnoldの素晴らしい歌声が聴けるというのもありがたい。まぁ、音楽的に好みかどうかってのはあるけどさ、冷静に聴いてみると何だろうなぁ…歌はもちろんR&Bとゴスペル的なソウルフルな若い女性が歌っているというだけなんだけどバックはロックバンドがやってるっての知ってるもんだから、やけにロックっぽいサウンドに聴こえてきて、普通にR&Bのアイドルじゃない。そこが多分売りだったんだろうな。ロックバンドがバックに付いたゴスペルシンガーアイドル…。なんか良くわからんけど面白いぞ、的なね。

 P.P.Arnoldが本気でソウルフルに歌ったらそりゃ普通に凄いだけだろう、と。そこをバックがロックバンドなもんだから普通にソウルフルにならないと言うか、それでもソウルフルなのが好きな連中がバックをやってたりして成り切りたいと言うか、そのヘンのチグハグ感が面白い。かなり斬新で新しいことに取り組んだ結果の一つであろうと今なら思える。皆のアイドルだったんだな…。






Chris Farlowe - Out of Time

Chris Farlowe - Out of Time
Out of Time

 イミディエイトレーベル最大のスターはクリス・ファーロウだ、と言われるトコロもあって、もちろんあのColloseumに参加していたのが一番知られている、あのクリス・ファーロウだ。諸説に依るとロッドやポール・ロジャース、マリオットやウィンウッドなんかの比にならないくらいの歌声で圧倒していたとの見方もある。う〜ん、自分的にはもちろん生で接したらその凄さに圧倒されるのだろうけど、そこまでは思わなかったなぁ…、やっぱり録音が古いのを聴いてたからよくわからなかったのだろうか。そういう意味では割と不運な、とまでは言わないけどもっとロック回で前面に出て来れた人なんだろうけど、そういう機会が少なかった人なのかも。

 ってことでねイミディエイト時代のベスト盤ってのがたくさん出てるんで、聴いてたワケです。何でも良いんだけど「Out of Time」とか。結局60年代のシングル時代にヒットを放っていたからシングルがたくさんあってアルバムにはなってませんっていう時代なのでね、ベスト盤で良いワケです。オリジナルアルバムというのはこの頃はそれほど需要がなかったと言うか、まだまだな時代だったワケで。それにしてもミック・ジャガーとは良い関係だったんだろうな、カバー曲が幾つもあって、それもまた確かにクリス・ファーロウが歌うと渋さと深みが増すという少々くぐもった声質が特徴的か。なかなか抜けてこないから自分的にはあまり響かないんだよなぁ。上手いとか凄いの次元はもちろんあるんで単に好みのお話になっちゃうんだけど。

 それにしてもただでさえ良い曲がこの人が歌うとものすごく良い曲に仕上がってしまうんだけど…、ミック・ジャガーも良く許したものだ(笑)。こうして立て続けに聴いてるとやっぱり凄いシンガーだなってのがありありと…。でも、やっぱりロックシンガー的な弾け感はないから歌の上手い人、なんだな。それにしてもこの時代の繋がりで幾つもセッションが出来上がるんだからレーベルメイトって面白いわ。クリス・ファーロウで言えばここからコロシアムに繋がるし、ジミー・ペイジともこの辺のセッション繋がりだろうし、そう考えるときちんと良さを分からない自分の耳がダメなのだろうから、もっと聴いてみよう。










Humble Pie - As Safe As Yesterday

Humble Pie - As Safe As Yesterday (1969)
Natural Born Bugie

 キース・エマーソンで思い出したのとそもそもブルースロック傾倒ってのもあって、そういえばイミディエイトってレーベルって昔から何かと名前を聞くし有名なレーベルだけど、どうなんだろ?なんて思ってはじめてまともに調べてみたら5年くらいしか存在しなかったんだな。シングル中心でアルバムの枚数なんて30枚位なもんだ。そんなに少なかったのにこんだけ知られているってのも凄いな、なんてリスト見てると面白くてさ、そうかぁ、なるほど〜、とかニヤニヤしちゃうワケ。60年代のロックの燻った炎がいっぱい詰め込まれてるんだもん。

 その中でもレーベル終焉まで在籍していた…言い方変えると倒産で被害を多大な被ったバンドのひとつにHumble Pieがある。1969年にイミディエイトからリリースされたアルバム「As Safe As Yesterday」も、正にイミディエイトらしい音作りと質感だけど、さすがに時代が69年だから音はそれなりに向上しているし、バンドの迫力もしっかりと伝わってくる熱き好盤。後に大化けしたピーター・フランプトンもまだここではR&Bフィーリングあふれる歌とギターでマリオットと双璧を成す存在、冒頭からカバー曲だけどこの雰囲気は見事。これぞHumble Pieと言わんばかりのバンドの方向性をきっちりとリスナーに印象付けている曲で、以降出てくるどの曲よりもムードに溢れた作品。

 そのおかげでアルバム丸ごと聴いてみようっていう気になるし、実際聴いてると熱き魂が本気で詰め込まれているのでグイグイと引き込まれる。やっぱりマリオットの歌声が強烈だな。ほとんどの曲を二人で歌っているのでわかりにくいトコロもあるけど、そこは本能的に(笑)。そしてギターはどっちがどっちとまで言い切れないので、まだまだ聴き込まないといけないな。そしてグレッグ・リドリーのベースもこれまた音が特徴的なの刻み方やフレーズもかなり美味しく研究したラインでね、Humble Pieってバンドに自信を持って出して来たってのがよくわかるファーストアルバム。カントリータッチの曲が入ってるのも彼らのこの頃の趣味だったんだろうね。熱気と気合が詰め込まれた傑作。




Keith Emerson Band feat Marc Bonilla - Keith Emerson Band feat Marc Bonilla

Keith Emerson Band feat Marc Bonilla - Keith Emerson Band feat Marc Bonilla (2008)
キース・エマーソン・バンド・フィーチャリング・マーク・ボニーラ(初回限定盤)(DVD付)

 寝ぼけ眼でTwitter見てると最初から目に飛び込んできたKeith Emersonの訃報、ん?って見てるとどうも自殺らしいとのお話で、幾つだっけ?って見れば71歳…、何か色々あったんだろうなぁ…なんて妄想しながらアレコレと情報収集。自分的には特に入れ込んでたことがある人ではないので、思い入れという面ではさほどないけれど、とは言えロック界では神とさえ崇められる人だからね、やっぱりそうか…と。自殺ってのがちょっと残念感を出してしまうのだけど、それでもひとつの時代が終わってきつつあることは間違いないよな、などと…。

 Keith Emersonと言えばEL&Pでしかないのだが、その反動からか80年代以降からの活動はどうもしっくり来ないものが多かったようで、本人も結局EL&Pに始終してしまった部分もあったのだろうかとは言え、多分自分が最初にKeith Emersonという名を意識したのは「幻魔大戦」のサントラかも。ロックにハマるとか以前の子供の頃のお話だけどさ。そもそも鍵盤奏者でクラシック上がりの人なんだから音楽的な面では世界レベルであることも当たり前で、何でも出来ただろうに、ロック意識が強かったためかなかなか目立たなかった…と見えるのは自分があまり興味なかったからなのかな。

 2008年にリリースされたMarc Bonillaとのアルバム「Keith Emerson Band feat Marc Bonilla」はKeith Emerson名義ではあるけど、実質はMarc Bonilla主導の中からKeith Emersonの過去の栄光をもう一度的な意味合いのアルバムになったようだ。この辺の人間関係はよくわかんないけど、出てきた音を聴いていると正に全盛期のEL&Pに加えて新たなるMarc Bonillaというギタリスト兼ボーカリストの血が入ったアルバムに仕上がっててどちらもしっかりと目立つ作品になってる。EL&Pよりも全然聴きやすいのは自分の好みがこっちにあるってことだろうか(笑)。ソロ名義などあまり手を出さないというオールドファンでも多分冒頭からピアノやムーグ、パイプオルガンでのエマーソンぶりにはちょっと期待できるかも、って思えるくらいには惹き付けられる。

 曲や歌がどうの、ってのは慣れてくると当然ながらEL&Pの発展形だってことに気づくし、相変わらず実験精神旺盛なエマーソンのプレイは若手であろうとも惹き付けられる魔力がある。これ以降同等のパートナーシップを組んでの良き相棒として君臨しているし、4月の来日公演も当然一緒にやってくるハズだったのが…。

R.I.P Keith Emerson






C.K. Strong - C.K. Strong

C.K. Strong - C.K. Strong (1969)
C.K. Strong

 ロック好きなヤツのブルース好きってのはかなり偏見があって、普通の黒人ブルースが好きってんでもなくて、やはりハードにドライブした中でのエレクトリック・ブルースが好きな場合が多い。自分なんかもそんな一人で、ホントのブルースと言われている部分はそりゃ聞くけど熱中する聴き方ってんでもない。やっぱりホワイトブルース的なハードなのが一番好きだ。そこで曲も良くてギターも熱くて歌も燃えるぜってのはそんなに多くはなくってね、常にそういうのを探しているという部分もある。まぁ、たくさんあるんだろうけどどこか自分に合うのが欲しいなぁとかそんな感じ。

 後のMama Lionで活躍するリン・カーリー嬢の歌声をもうちょっと聞いていたくて、またヘヴィブルースギターもかなり面白いなぁってのもあってその前身バンドともなったC.K.STRONGってバンドの唯一作「C.K. Strong」を聴いてみたのだ。1969年作のこのアルバムはサイケデリック時代の末に出てきている事もあってかサイケの色は多少あるものの、もっとヘヴィブルースロックに系統していて、リン嬢の歌もまだ10代だったってこともあって後に聞かれるヘヴィネスな歌までには至らず、シャウトと迫力で熱唱している若さそのままの魂がぶつかってくるようなエネルギーの塊だ。聞いていてひたすらに気持ちが良い、悩むこと無く真っ直ぐに突き抜けてくる歌が正にロック的。それを支えるバックの音は荒々しさはあるものの基本ヘヴィロック、ヘヴィブルースロックなギターサウンドが中心になっててなかなか賑やかな音作りに仕上がってて聴き応え満点。こういうバンドってあったんだなぁと、嬉しくなっちゃったもん。

 もうさ、本質的なモノで、こういう音に馴染んじゃってるんだよね、自分が。魂入ったクサいギターって好きだしさ(笑)。なんでこの時代ってこういうのだったんだろ?ってくらいにこの時代に集まってるもん、この手のギタースタイル。誰も彼もが同じと言えば同じだから飽きるのはあるんだけど、そういうバンドがいくつもあるってのは後から聴いていると発見があって楽しい。いや~、リン嬢の歌声良いわぁ~、これで10代ですってさ、そんなの歌ってる10代が今いたら驚きだしこの頃も驚きだったんじゃないか?10代の女の子がブルース歌ってるんだぜ?そういう人もいるだろうけど、いや~、良いです、これ。ギターもネチネチしてて思い切り時代の象徴だし、フリー好きならイケるでしょ。








Mama Lion - Preserve Wildlife

Mama Lion - Preserve Wildlife (1972)
Preserve Wildlife / Give It Everything I've Got (2 in 1)

 女性歌モノ好きなのは昔で言えばアイドルから始まるのだろうけど、ロックの世界へ行ってもやっぱり好きなのは好きだな。ニューミュージックと呼ばれる世界のはまるで聞いたこと無いけど、ロックの世界での女性歌モノはね、今でも好んで聴く。ジャニスみたいなのを求めてたってのが最初かもしれなくて、そういうのもいくつか発見して聞いてたりさ、そのウチ女性が男の世界にチャレンジしているようなのじゃなくて、女性が女性らしさを発揮した歌モノみたいなのも好きになってって、結局そういうの何でも好きなんじゃないか、ってくらいにはなった(笑)。

 リン・カーリー嬢ってのを知ったのはそんなに古い話じゃない。いきさつ的にはよく分からないんだけどNeil Merryweather絡みでの登場で、とんでもなくエロい…いや、シャウトする女性ボーカルモノにヘヴィなハードロックが絡むみたいなことでね、アルバム「Preserve Wildlife」なんてのを聞いてみるのですが…、これがもう最初一発目から耳を引くと言うか引き込まれるというか、ガツンと来るんですよ、リン嬢の歌でさ。ちょいと無理はある感じはするけどヘヴィネスな歌い方でのパンチが強力で、まだこういうのあったんだ、ってことに気づいて嬉しかった。アルバム通しての音楽的な話になると曲のバリエーションの少なさでやや単調になりがちで聞いてても飽きが来るところはあるのがネックだけどね、歌声とヘヴィギターのインパクトでロック魂を楽しめる。もうちょっとまともな曲でシンプルにやってたら面白かったのにな、なんて余計なことを思ってしまったが…。

 とは言えども、アルバムのジャケットからして目を引くし、聞いてみたくなるモンだ。んで、初っ端からこれだし、聞いてればギターも大活躍だし、活動シーンを上手く作っていればもっとメジャー路線になってたんだろうに…と思わずにいられない。リン嬢の歌声はちょいと下品さも交えててロック好きならキライではなかろうよ。ホント、あとちょいと捻りがあって一皮剥けてればなぁ…、それでも十二分に楽しめるアルバムなので、出会ったことに感謝しようじゃないか。古きブルースロック好きなリスナーならばこのお転婆な歌声も許せるだろう、ナイスなアルバム。




J.Geils Band - Full House Live

J.Geils Band - Full House Live (1972)
Full House Live

 やっぱりライブアルバムとかライブ映像ってのが好きだな。スタジオ盤のきちんとした音はもちろん作品として完全なものに仕上げているからそれはそれで好きなんだけど、ライブってのはグルーブあるからさ、同じ曲でも全然違うし、勢いも違うからスリリングで迫力もあるもんね。もっともスタジオ盤聴いてるからライブが楽しめるのはあるから、どっちもどっちだろうけど、コンスタントにライブが出てくるバンドは良いね。昔からその熱気をレコードに閉じ込めたくてって言うバンドもたくさんあるけどなかなか難しいみたい。それでもいくつも名ライブアルバムってのはあるし、最近の発掘モノだって大したものだ。

 J.Geils Bandの1,972年のライブから概ねカバー曲ばかりを収録したサイズもコンパクトな「Full House Live」。そもそも自分なんかはJ.Geils Bandと知らないからカバー7日オリジナルなのかはさほど意味が無い…ってカバーの方もそんなに有名なモノでもないのか、記憶にはないものばかりなので結局すべて新しい曲として聞いているんだけど、凄い勢いだね、これ。こういう勢いってのはアメリカのバンドは凄いよなぁ…、一本気でまっすぐ進むみたいなドライブしまくってるスタイル、生で見てたらガツンガツン来るだろうよ。そういえば歌はピーター・ウルフなんだよな…、こういうスタイルを好きな人も多いんだろう、単純にカッコ良い。

 アメリカンロック、正に。ブルースがもうちょっと入ってるかと思ってたけどそうでもなくって思い切りアメリカンロックだったんで、まぁ、想像通りと言えば想像通りか。ライブだから熱気が凄いしその勢いはマジマジと実感できる。音楽的な好みかどうかってのはちょいと違うけど好盤だろうね。どうして自分がこんだけのアルバムとバンドに惹かれないのか、ってのは何となく不思議でもあるけど好みの境目ってのは曖昧で説明しきれないものなのだ(笑)。




Elvin Bishop Group - Elvin Bishop Group

Elvin Bishop Group - Elvin Bishop Group (1968)
Elvin Bishop Group

 ギターの話が結構多いなぁ…、話してるとついつい夢中になっちゃってあれやこれやと会話してる。まだまだ発見もいっぱいあるし自分のこだわりも結構アチコチにあることも判ってくるし、新しい楽しみも出てくる。ムスタングって弾いたことないけどどうなんだろ?どうにもまともな音がしないという印象はあるけどチャーさんとか使ってるんで面白い音は出てくるんだろうなぁ、とか。ああいうギターって音作るの大変そうなイメージもあるから面倒な自分はマーシャルブッ込みでガツンとなるギターばかり使ってたワケだ。

 バターフィールド・ブルース・バンドのギタリストではマイク・ブルームフィールドが圧倒的スーパスターの地位を確率していたけど、一方のエルヴィン・ビショップももちろん相当のギタリストでブイブイとギターを聴かせてくれていた。そんなビショップも1968年にはバターフィールド・ブルース・バンドを辞めてソロ活動へと転じたという訳でエルヴィン・ビショップのファーストソロアルバム「Elvin Bishop Group」です。作風的にはバターフィールド・ブルース・バンドのムードと大して変わらないとも思うのだが、ここでソロになりたかったのは何だろうな、表舞台に立ちたかったんだろうか?ブルースともジャズとも言えない中間地点でのサウンドベースなものもあり、軽快な大人のブルース曲もあったりするけど、ギターがそこまでブルースに拘って弾いているという印象でもないか。やっぱり天才マイク・ブルームフィールドなんてのと一緒にやってると違う路線歩みたくなるものかもしれない。

 歌も自分で歌ってて、それはもちろんいわゆるブルーススタイル的で上手いも下手もあまりなくて歌っているようなものだからやっぱりギターメインなソロアルバムになるだろうか。それでもピアノやハープなどもメロディ楽器としては目立ってるし、あまりギタリスト目立ちなアルバムじゃないなぁ、不思議だ。ひとつ言えるのはどこまでもムーディな雰囲気が漂っているモワモワ感はある、ってことか(笑)。それでも出てくるギターフレーズはさすがにインパクトあるフレージングで、ブルースよりも幅広いアプローチなので面白味はあるね。






Paul Butterfield Blues Band - In My Own Dream

Paul Butterfield Blues Band - In My Own Dream (1968)
In My Own Dream

 しかしCDって売れなくなったよな。自分を見てても買う量が全然違うんだからそりゃ世の中的に減るだろうよ、とは思うのだがそれ以上に減ってる。でも、音楽自体はそんなに衰退してないんだから皆どうやって聴いてるんだろ?YouTubeの功罪はあるだろうけど、そんだけじゃないよなぁ。DLで買ってる方が多いってんでもないし、よくわからない。自分基準だとまるで分からないから他の人に訊くけどそれでも分からない。聴く人が減ってるのかもね。んでも結構マニアとかもいるみたいだし、どうなってんだか…。

 黒人系にはとんと疎いことが改めて判ったことで、ちょっと戻ってきたい、ってのもあって久々によく分からないままのアルバムだったPaul Butterfield Blues Bandの1967年リリースの4枚目の作品「In My Own Dream」。そもそもバターフィールドが3曲しか歌ってないというアルバムで、ホーン・セクションを大々的に入れたという野心的なアルバムだったようだ。じゃ、他の曲はってぇと作ったメンバーがそのまま歌ってるということで、バンド色を強くしているとも言える作品に仕上げたかったみたいだ。なるほど、そういうのもあるかと言えるけど、バンドとしてのパワーは弱まるし圧倒的なバンドのスタイルってのが分散されるからよく分からないセッションアルバムみたいになっちゃってるね。悪くないけどさ、でも、これまで強烈なギターとハープのブルースバンドってイメージからしたら全然何だか分からない。

 アルバムの冒頭からサイケデリックなムードでのホーン・セクションでカマしてくれると思ったけど、如何せん面白味に欠ける。歌を誰が歌うとかの次元じゃなくてそもそもどうしたいのか、ってのがまるで分からないくらいにグワングワンしててさ、純粋なブルースからは逸脱したがってるからこそのチャレンジでホーン・セクションだろうけど、そこまで活用出来ているようには聴こえないし、曲そのものはどれもシンプルなブルースソングだからね、あまりにも迷走している作品というトコロか。エルヴィン・ビショップのギターも全然冴え渡ってこないし、なんともよく分からないアルバムに聞こえちゃうけど、評判良いってのもあるのか…、分からんもんだ。






Curtis Mayfield - Curtis

Curtis Mayfield - Curtis (1970)
Curtis (Dlx)

 音楽の話をする、自分も話されるってシーンはよくあるんだけど、知らないアルバムやアーティストの話をされることの方が圧倒的に多い。それなりに聴いてたり知識を付けたりしてるつもりだけど全然そんなの役に立たないくらいに自分の知らない音楽の話がたくさん出てくる。10人話したらそれぞれ1割位知ってるのがあれば凄い事だろうし、中には全く知らない話の場合もある。アメリカモノだったり黒いのだったり民族だったり、ポップスだったり歌謡曲だったり最近の売れてるJ-Popとかも含めて全然知らないもんなぁ…、そりゃそうだろ。

 ニューオリンズからの流れで、もうね、全然聴いたことないし興味もなかったけど名前だけは知ってた人がCurtis Mayfield。1970年の最初のソロアルバムが「Curtis」。ここからですよ、自分が分からなかったのは。最初のソロアルバム、ってことはその前に何かやってた人なのか?と。The Impressionsってグループの一員から離脱してのソロ作ってな事だ。そしてその筋ではソウル・ファンクの名盤として通っているアルバムってなことで、それくらいなら聴いてみないとな、多分何かわかるだろう、って思ってさ、せっかくニューオリンズ繋がりしてるし…って聴いてみたワケです。

 ごめん、さっぱりわからん(笑)。このグルーブってのは分かるんだけど、どこが良いのかがまるで理解できなくて、それこそロックの方でもこういうのをフェイヴァリットにしてる人やアーティストがいるのも知ってるんだけど、自分としちゃ、どうにもグルーブしないからダメだ。こういうのが好きな人の好きってのは分かる。ただ、自分的にはやっぱりガツンじゃないとダメだ、ってだけです。心地良いノリが好まれるんだろうし、グルーブとかも一級品なんだろう。だからこういうのが分からない自分は全然マルチなキャパないって事です。いつか分かるのかもしれないけど…どうだろ、ライブアルバムからでも入れば行けるのかも。




The Meters - The Meters

The Meters - The Meters (1969)
Meters

 時間が取れるようになったらなんだっけ、デスクトップなんちゃら…、DAW?みたいなの作り上げてギター交えてやりたいな〜とか思うけど、もうちょっとかかりそうだからその頃にはまた機材も進化しているだろう。今手を出しても常に最新についていく自信もないし、やろうと思った時の最新に触れれば良いかと言うことでまるで情報を仕入れていない。きっと色々なことができるのだろうけど、結局やりたいのはギターで曲作って入れることくらいなもんだからバック作るのとか時間かけたくないんだよね。時間あればやるかもしれんけど…、うん、やりたい気持ちはある、か(笑)。

 ニューオリンズのサウンドってふと思ったけど、グリグリの黒人系の方が印象強いんだよな、と。Dr.Johnとかあるけど何となくそういうイメージじゃない。ニューオリンズってやっぱクロでしょ、って。だからって黒いのを知ってるワケじゃないんで、はて、って思ったけどそういえば黒いの好きなヤツいたな、ってことでとりあえず素人故の無謀にもThe Metersのファーストアルバム「The Meters」なんてのを。これぞニューオリンズファンク的なアルバムとも言われている作品で、今じゃ誰でもがサンプリングして使っているんじゃないかってくらいに人気のあるアルバム。多分アルバムとしての人気だと思う。サンプリングのために人気があるワケじゃないだろうし。

 聴いてみてびっくりしたのは全編インストってこと。ファンクってそういうのありなの?みたいな。まさか歌なしでニューオリンズサウンドを作り上げてしまうって、思ってなかったし、そういうのが筆頭格とも思ってなかったからね、いや、びっくりした。聴いてみればそりゃインストだから楽器がメロディ鳴らしてるけど、インストである必要もない感じなんだよね。よくやって出てきたなぁと。前評判ではレアグルーブの大御所みたいな感じでね、なるほどねぇ、そりゃそうだろうけど、やっぱりスカスカじゃないか(笑)。この間にはまいれる人は恐ろしく心地良い世界に入っていけるハズ。ものすごい甘ったるい香りが漂ってるもんな(笑)。

 しかしこんなインストものがそれほど有名なアルバムになってるとは…バンドの力量の深さなのだろうか、それとも音楽が本当に良いのだろうか、自分的にはいずれもう〜んってな感じだったけど、多分自分が間違ってる(笑)。いいんだよ、好き嫌いなんだから、こんなんもん。あ、でも、嫌いじゃないです。






Little Feat - Feats Don't Fail Me Now

Little Feat - Feats Don't Fail Me Now (1974)
アメイジング!

 ストラトに似合うアンプってのは何だろう?って疑問は昔から持ってて、そりゃ何でも鳴るし好みの音は作れるだろうから大した問題じゃないんだけど、自分的には割とそういうのを感じてて、まぁ、ストラト弾くことがないんで試すことも考えることもないんだけどフェンダーアンプじゃないだろうし、ジャズコーでもないし、何だろな、って思う程度です。マーシャルだとちょっと無理な音なんじゃないかって気がするしさ。あ、シングルコイルのピックアップの場合ね。…なんて話がいくつかあって、やっぱり会話してると面白いよね、こういうの。好きだからさ。

 1974年にリリースされたLittle Featの4枚目の作品「Feats Don't Fail Me Now」、ギリギリ下降線の手前あたりのアルバムと言われてて、昔何となくLittle Featって聴いてたんだけどこれは聴かなかったなぁ…、多分手に入らなかったんじゃないだろうか。中古でもあまり見た記憶ないしさ。ニューオリンズサウンドって割と面白いアプローチだなぁって聴いてて、好きとは言わないけど有りだな、程度には思っててね、うん、今は普通に聞けます。ただ、やっぱり好んで何度もハマって聴くってのはないから流れてれば心地良いよね、っていう程度。それでもこの「Feats Don't Fail Me Now」は決して駄作じゃなくよく出来た作品な気がする。それまでの一辺倒さ…ってもグチャ混ぜだけど、それに加えて今度は濃さが出てきたと言うか…、やっぱり音楽集団なんだよな、楽しめるアルバムになっててまだまだ聴かないといけないものの多さを改めて知るというトコだ。

 ローウェル・ジョージのスライドギターってのはやっぱり特徴的なワケで、普通に聴いてると音外れてるのか?って思うくらいに自由自在に鳴ってるのと、それが多分かなり特徴的で、スライドの名手の難しさになるのだろうか。ここ最近ではスライドを使い倒してます的なギタリストってあんまり耳にしないけどどうなんだろ?もちろんそれだけじゃ成り立たないけど、武器の一つとして持ってるってのはありだろうから。そんなローウェル・ジョージのギターを存分に楽しみながら、と言うよりはアルバムに詰め込まれたサウンドを楽しみながら聴く作品、ですね。






Grateful Dead - Europe '72

Grateful Dead - Europe '72
Europe '72

 ギターのアンプシミュレーターってのがあって、それはエフェクターとは違うんだけど、やってることはエフェクターと同じなワケで、要するに昔のあのアンプの音を再現しよう、ってヤツだからさ、それでそこにエフェクター掛ける場合はどうすんだろ?って思ったけど、まぁ、音を重ねるだけだからいいのか。しかしそれすらもエフェクターになってしまうんだから今の時代は面白い。エフェクターそのものは進化してるけど基本的に昔と変わらないから何となく今でも分かるしね、一時期のラック式のはちょっと姿を消しつつあるのだろうか?結局フットスイッチが一番楽だからそうなるのかね、極小サイズにもなってきてるし。それはそれで面白そうだな、なんて思ってしまうのでどっかで買っちゃうかも(笑)。

 Grateful Deadの名ライブ盤「Europe '72」。そりゃそうだろ、1972年のヨーロッパ・ツアーのライブ録音を良いとこ取りしてアルバム3枚組に収めた作品なんだから悪いハズもなく、思い切りGrateful Deadってバンドの真骨頂が出ている。そうそう、こういうバンドでこういう音なんだよなぁ…、家族とバンドみんなで旅行してるからなんとも伸びやかな雰囲気も漂ってるしいつも通りなライブの模様が断片を繋いでいるハズなのにひとつのライブのように楽しめるし、当時はここでしか聴けない曲もいくつかあったらしい。近年この続編みたいな「Europe '72 Volume 2」もリリースされたらしくって、それはそれでバンド史上ではそれなりに価値の高いツアーだったようだ。

 今でこそ凄いなぁ、良いなぁって思えるけど昔はこういうのダメだった〜、好みの問題だろうけど、良さが分からなかったもん。だから名盤ってのは信用しなかったもんね。んでもね、この「Europe '72」はホントに良いライブ。Grateful Deadってバンドのことも良く分かるだろうし、なかなか取り組めないバンドのひとつだからきっかけにはなるんじゃない?基本アメリカのカントリーなんかがベースなんだろうけど、それだけでもなく、アメリカ的なことを全部ミックスして出してるという不思議なバンド。フリージャムも多いけどここではそんなにたくさんは入ってないから聴きやすい。いいよ、これ、面白い。






The Allman Brothers Band - Eat a Peach

The Allman Brothers Band - Eat a Peach (1972)
Eat a Peach (Dlx) (Exp)

 小さなアンプ一個持っててそれで歌とギターの音両方出して講演会とかしたいんだけど出来る?なんて質問もあって、普通にミキサー通せば出来るけど、なるほどね、確か簡易的なミキサーみたいなのあったよな、と何故か知ってたから教えてあげた。4in1outでそれぞれにボリュームだけ付いてるから一応調整できるという代物で4千円未満という安さ、時代は変わったものだ。…とは言え、昔なら二股のインプットをそのまま挿してたかな(笑)。

 1972年リリースのThe Allman Brothers Bandのデュアン最後の録音となった「Eat a Peach」。とは言え、デュアン参加は三曲の新曲のみで、他はデュアン抜きのが3曲、そしてフィルモアのライブから三曲という変則的な作品。いつしかデラックス・エディション盤「Eat a Peach」が出ていて、何とも驚いたけど、あのフィルモアライブのアウトテイクが入ってた。それ、凄いんじゃね?って。もともとの「Eat a Peach」は昔聴いたんだけどあんまりピンと来なくて…ってのは冒頭からカントリーフレイバーの曲でどうにも…ってのがね。真ん中のライブもあまり好みのライブじゃなかったしね。んでデュアン参加の曲は聞くけど、そういうギターってのも…ってなことで自分的には縁遠かった。

 んで聴いてて思ったけど、こんなにAllman Brothers BandってGrateful Deadみたいなサウンドだっけ?とその共通点にちょっびっくりした。もっと南部のブルースバンドな印象だったけど、割とフリーにやってたんだなぁと。フィルモアのアウトテイクライブなんてもうそんなのばっかりで、正にGrateful Dead的フリージャムに近い曲が延々と続けられてるんだもん。良いよねぇ、そこでなんかブルースモードじゃなくてジャズ的なモードでのギターソロが延々と弾かれてるという…、そういうバンドだったのかと再認識。サザンロックの筆頭格、なんてのはほんの一部の話で、実はジャムバンドですという事だったワケ。んで、聴いてると気持ち良くてね、大らかで正にアメリカ的でカントリーチック。デュアンのギターもそんな幹事だから思い切りレイドバックした音なんだなぁ。のんびりした時に聴ければ良いけど、そういう時間がなかなかないから自分的にはあまり好まないだけだったのか、ってことに気づいたから老後の楽しみにするかな、デッドと一緒に(笑)。






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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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