Blackfoot - Tomcattin

Blackfoot - Tomcattin (1980)
Tomcattin

 ガキの頃色々なのを聴きたくて何かで知ったバンドをチェックしてて、欲しいレコードをいくつも頭の中にチェックしてあって買い求めては聴いてたんだけど、もちろん手に入らないのも多かったし、簡単に買えたのもあったけど楽しかったな。そのうちジャケットだけで面白そうだって買うのもあったりして、ハズレも当たりもあるけど悪くはないってとこだ。Blackfootのアルバムはとにかくジャケットのインパクトがあって、面白いから買い揃えていったという感が強かったんだけど、音楽的にはどうもしょぼい感のあるハードロックだなぁって感じで(笑)、その頃ハードロックとかサザン・ロックなんてのもよくわからず…ってかそういう聴き方してなかったからね。

 Blackfootの1980年の2枚目の作品「Tomcattin」。黒猫なワケだが、相変わらずのハードロック的ドライヴィンなサウンドが強烈なサザン・ロック…と言われるところが最早分からない。単にハードロックのカテゴリだろ、これ?ってくらいにハードロック。そういう意味だと、どこかに個性的なトコロがあるかってのに困るんだけど、やや広大な南部的感覚があるハードロックかな、っていう程度。だからと言ってサザン・ロックと言われてもこういう音とは想像しないだろうね。そんな感じだ。バンド末期にはケン・ヘンズレーも参加してしまうくらいのバンドなんだからハードロックとの親和性はかなり高いし、キャッチーさもあるからなぁ…。「Gimmie Gimmie Gimmie」なんてアルバム中最高の楽曲だろうしね。

 本質的にこんだけ男臭いバンドってのは好きなんだけどさ、一本調子になっちゃうと飽きるからバンドとして好きなバンドって感はないな。でも、ギターとかやっぱり不思議なところから出てくる印象もあって、カントリーやブルースってんでもないからユニークなアプローチ。そこが面白いし、歌も暑苦しいし、まぁ、確かにアメリカンな音でしかない。




Molly Hatchet - Molly Hatchet

Molly Hatchet - Molly Hatchet (1978)
Molly Hatchet

 カントリーに根差した音楽ってあんまり聴けてないな、自分ってことに気づいていて、ロックはブルースからだ、っていうストーリーがどうしてもあったからか、そっちの方向ばかりを優先して聴いてたのはあるな。だからカントリーからのロックってまるで聴いてないに等しい。サザンロックのルーツってもブルース的なのもあればカントリー的なのもあって、大らかな雰囲気で包み込むサウンドがサザンロックの特徴でもあるのだけど、その根底にはカントリーとブルースの違いもあるなぁ…と気づいたり。もっともブルースはカントリーが根っこにあるみたいだけど…。

 Molly Hatchetの1978年のデビューアルバム「Molly Hatchet」。どうやら元々はレイナード・スキナードのロニー・ヴァン・ザントがプロデュースする予定だったのが、その直前に例の飛行機事故で亡くなってしまったので叶わなかったとか…。まぁ、それくらいには音楽性やバンドの方向性などがレイナード・スキナードと近しいトコロにあったということだけど、こちらはもっともっとカントリーに近い音で、そこまで広大で大らかな音を出しているというようなものでもなく、ちょいとこじんまりしてる感はある。そのバンドのゆったり感の違いは面白いトコロだけど、すると一体サザン・ロックってのはどういうのなんだ?となる。まぁ、細かい定義は出来ないんで良いけど、かと言ってブルースに根差してるんでもなく、やはりアメリカからしか出て来ない音ではあるが、もうちょっと垢抜けた感じが欲しいね、ってトコだ。

 1978年って色々と音楽シーンも移り変わっている頃で、その辺の方向性なんかも入ってるんだろうか、やっぱりちょっと攻撃的な部分がある。そりゃ周辺はVan Halenやパンク勢やディスコブームなワケで、その中で普通にレイドバックしてもシーンじゃ難しいもんな。ま、でもちょいと中途半端な感じが残るファーストアルバムではある。この後しっかりと大成していくからファーストアルバムってのはこんなもんだって言えるんだろう。






Lynyrd Skynyrd - One More From the Road

Lynyrd Skynyrd - One More From the Road
One More From the Road (Dlx)

 アメリカの乾いたR&Rって気分だけど心地良いのは心地良い。いつも聴いてるってワケにもいかないけど、色々なバンドが色々な事やってて基本的に保守的なんで革新的な音はなかなかないけれど、その分洗練されて一般化させてから出てくるから商業主義的ではあるけど後世の残される作品としては良質なモノが多くなる。そんな事考えなくてもいいな〜ってのを聴いてりゃいいだけなんでね、ふと思い出したのがサザン・ロック系統。

 代表格なのはやっぱりLynyrd Skynyrdになるかなぁ…、自分的にはブルースロックのひとつの形として聴いたのがサザン・ロック系統で、Lynyrd Skynyrdはかなり早い時期に聴いたなぁ…。アルバム「One More From the Road」は全盛期のLynyrd Skynyrdのライブの模様を収めたもので、今じゃ2CDのデラックス盤まで出てるからライブそのものをほぼ完全に聴けるという状況らしい。自分はアナログの時の印象だからそんなに長々としてる意識はないけど、独特の雰囲気が出ているよね。やっぱり名盤ライブのひとつなんじゃないかな。南部のゆったりとしたムードとブルースからサザンな音…、大らかな気分で聴けるロック、レイドバック感たっぷりなサウンド…、昔はライブってこういうモノだったよなぁ…。

 そもそもサザンロックの系譜って英国ブルースロックの波があって、それをアメリカに持ち込んで自分たちの風土を挟み込んで出して来ているようなトコロがあるから、このライブ盤でも「Crossroad」なんての入ってるけどさ、ロバジョンじゃなくてクリームのバージョンそのままだしさ、それでも凄いのはその後にLynyrd Skynyrdの最大の名曲「Free Bird」が登場してライブの終焉を飾るんだけど、それがまた圧巻の出来映えで、ロックの名曲をさらなる彼ら自身の名曲で締めていくという自信に満ち溢れたライブはやはり凄い。好みの温度の差はあれど嫌いになる理由が見つからないだろうこの名曲、更にはこのライブアルバム「One More From the Road」、はロック好きだなと追うのならば聴いておきたい一枚だね。

 いやはや、久々に聴いてたら燃えてきてしまって(笑)、そこにトドメとばかりの「Free Bird」でさ、こんなに凄かったっけ?ってくらいに凄くて…、フリーインプロとは違う、圧巻のプレイの応酬がロック的に熱くてガンガンと迫ってくるんだけど、行き着いたところでまたパッと緊張が溶けて各々のソロに戻りつつ演奏は続けられる…、スゲェな〜。昔どっかの屋外カフェみたいなトコでテレビのモニターでLynyrd Skynyrdのライブが流れててたまたま「Free Bird」だったんだよ、もうね、ずっと釘付けで見てて衝撃受けて、それでもそんなにLynyrd Skynyrd自体にはハマらなかったんだけど、やっぱああいう衝撃ってロックには必要だよ。うん、このライブ盤、いいな。








Stacie Collins - Roll the Dice

Stacie Collins - Roll the Dice (2015)
Roll the Dice

 ポップシーンでは女性の活躍が著しくて、むしろそっちの方が盛んだとすら思えるんだが、ロックの世界ではどうだろう?一部嬢メタルなんてのはあるけど、ロックのフロントで女性が前面に出ているってのは少ないんじゃないかな…昔からそうだけど、パティ・スミスやクリッシー・ハインドみたいな人ってなかなか見当たらない気がする。まぁ、知らないだけなんだろうけど、そんな中でダン・ベアード絡みで面白い人発見したので早速聴いてるトコロ。

 ステイシー・コリンズ…、知ってる人は知ってるんだろうね、テネシー州のメンフィス出身のハープ&ボーカルの女史、やってるのはシンプルなR&Rで、これもカントリーに根差したR&Rでゴキゲンな音です。アルバム「Roll the Dice」が今のところ新しい作品で、ジャケットもイカしてたからこいつでいいんじゃね?ってことでね、ゴキゲンですよ、ホント。音のゴキゲンさもあるけど、ステイシー・コリンズのちょいと個性的な歌声も聴きやすくて良い。一歩間違えると単なるロック風ポップスになっちゃうんだろうけど、そこはバックの音と彼女のスタンスがかろうじてロックの世界を保ってる…どころか、ライブ映像見ると明らかにロックな世界ですな。

 アメリカってのはホント、広い。こういうのが出てくるのは至極当然だとしてもやっぱり上手くないと無理だし、一癖二癖の個性派必要だし、話題性もないとダメだからね、売れる要素を持っててもまだまだ無名…なんだろうから大変だ。ただ、アメリカ国内だったらそれなりなんだろうし、そこで売れてれば良いのかもしれないし、このまま充実した活動をしていくのだろう。彼女がクリッシー・ハインドみたいになっていくのなら女流ロックンローラーの系譜も途絶えないのかもしれないが、そこまで行くのかなぁ…なんて余計なお世話。とりあえず「Roll the Dice」は良く出来てるR&Rアルバムで、ダン・ベアードのR&Rで女性が歌っているというニアリーなものでもある、か。






Dan Baird & Homemade Sin - Get Loud!

Dan Baird & Homemade Sin - Get Loud! (2015)
Dan Baird & Homemade Sin Get L

 昔のiMacを見つけて立ち上げてみると普通に立ち上がってね、何が入ってるかな~って見てると懐かしの8ビットゲームなんかがたくさん入ってて、いいね~、ってことでいくつもやってみたりする。ゲームセンターでゲームが出てきた頃からやってたからどれもこれも懐かしいね。今のゲームとか知らないからこういうもんだろうってのあるが、今じゃiPhoneなんかで簡単に出来るんじゃね?とも思うけど、どれもこれもレバーとボタンでのゲームだからiPhoneとかじゃ出来ないんだよね。…ってことは今はこういうゲームってないんだろうか?反射神経だけのゲームなので、結構鍛えられえてたと思うのだが…。

 Georgia Satellitesの張本人、Dan Baird & Homemade Sinの新作「Get Loud!」。ゴキゲンなR&Rでドロ臭く、快活にという意味ではこの人の右に出るのはそうそういない。相変わらずの音だなぁという印象で、そっか、こういうの聞きたかったらジョージア・サテライツにこだわらずにこの人の作品まで進めば良いのか、ってことに今更ながら気づいた。最初からストーンズの「Gimmie Shelter」的雰囲気の曲調で始まり、その後もどこかストーンズ的…な気がするけどもっとアメリカンロックだからイメージだけのものかな。そこにロカビリー、カントリー調のが入ってきたりとR&Rに加えてギターの楽しみも出しつつ、心地良いR&Rをたんまりと聴かせてくれる。

 多分どのアルバム聴いてもこんな感じだろうし、ゴキゲンなR&Rってのはまさしくそのままという見事なアルバムで、こういうの最近聴いてなかったからいいな~って聴いてた。何も考えずにR&Rを流すぜ、ってな時には最高だね。面白いのはこの手のバンドでブルースの色がまるで出て来ないってトコだ。自分的にはここまでR&Rだと絶対ブルースの色が出てくるもんだと思い込んでるんで、全く出て来ないってのは不思議。その分カントリーフェイヴァーはたっぷり出てくるから、白人的なエッセンスだけで成り立ってるとも言えるのか。カントリーが根っこにあるR&R、だね。






Izzy Stradlin - River

Izzy Stradlin - River (2001)
River

 アメリカの大陸的R&Rってのがあるのかどうか知らないけど、多分ある(笑)。南部的サザン的なのが筆頭格なんだけど、あそこまで大らかじゃないにせよ、結構ゆったりとした音の包み込みでギターがこれまた大らかになってるみたいなの。嫌いじゃないけど飽きちゃうってのか、自分にはスケールが大きすぎるってのか、そういう音。70年代からあると思うけど、脈々と進化しつつも続いているんじゃないかなぁ…、そういえば今話題のバンドの方もそんなんだったなぁ、とふと取り出してみる。

 Izzy Stradlnの2001年の4枚目くらいの作品「River」。元Guns’n Rosesって肩書が良くも悪くも働いている人だけど、真は多分普通の英国ロックンロール好きな兄ちゃん、な気がする。あのバンドの華とか悪の面ってのはフロント2名が作り上げたモノで、音楽的にはイジーが中心になって作ってたってのあるし、もっとオーソドックスなロックだったのをああいうバンドでああして出てきたってのはひとつの化学反応だったろうけど反動が凄かったんだろうな。そういうのから十年くらいしてもまだゆったりとした大らかなR&Rを出しているってことからするとこういう音がやっぱり好きで自然体な音として染み付いてるのだろう。ジャケットのルックスからシても普通にそういう人だ。

 うん、気持ち良い音だよ。名盤だとかこれが、ってのがあるワケじゃないけど、アメリカ大陸を車で走りながら流してたらホント気持ち良いだろうなぁっていう感じの曲ばかりで正にハイウェイソングばかりが入ってる。そのウチ凄く好きなアルバムになっちゃうんじゃないかな。アメリカってそういうの必要なんだよ。だからそういうアルバムとかアーティストとかたくさんいて、皆に愛されてる。そういう音を出してて、肩書もあるから聴いてもらいやすいし、聴いちゃうといいな、ってことになるから根強くアメリカでやっていく人になる。だから今回の再結成なんかも今更いいか、ってスタンスもあったりするのかもね。知らないけど。

 何も考えずに気楽に聴いて、あぁ、いいな、こういうの、っていうR&R。イアン・マクレガンとか参加してるしね、ギターにしても何もテクニカルじゃなくて普通にそこにある曲にマッチしたギターが流れてくるという感じだし、曲だって何ら複雑なものじゃない、そのまま流れてくるだけだ。歌だって普通だし、何ら特別じゃない、でも何かいいな、そういうロック。




The Black Crowes - Southern Harmony & Musical Companion

The Black Crowes - Southern Harmony & Musical Companion (1992)
Southern Harmony & Musical Companion

 The Black Crowesってどんなバンドなんだ?ってのがちょいとあって、ファーストは聴いたことあるけど、どうだっけな…、じゃ今度はセカンドでも聴いてみるか、ってことで興味本位に。昔から名前は知ってるけどアメリカのバンドってのと南部系ロックってのもあってまるで通ってないからね、嫌いじゃない音だってのはわかってるんだけど、そこまで嵌り込む音でもないってトコロかな、でもあんだけプラント歌えるバンドだし、ドラムのおおらかさが結構気に入ったんで、オリジナルなのを聴いてみたくてね。

 1992年リリースのセカンド・アルバム「Southern Harmony & Musical Companion」。初っ端から随分と渋い南部系な音でのR&Rを出してくれてて、お前ら一体歳幾つんだんだ?ってくらいな音ではあるか。フェイセス的とも言われるけど、もっとおおらかで南部的なトコロがあるから上手くアメリカと英国が融合されているR&Rバンドかな。そこにわかりやすさっていうポップ志向的なのもあったりするのと、地力のある本格的な実力ってのも重なる感じでなるほど、古いけど新しい刺激ってのを持ってたバンドなんだってことを理解。この手のが好きな人には結構楽しめるアルバムなんだろな、と。かく言う自分も何となく流して聴いてたら気持よくなってきたなってのあるし(笑)。オーソドックスなブルースとかソウルとかじゃなくて自分たちで消化して出てきてるから頼もしい。

 そうだな、Zeppelinもありとあらゆる音楽を融合させて自分たちの音にしてたし、The Black Crowesもそういうのやってたのあるからジミー・ペイジも話に乗ったのかな、もっとも単純にZeppelin弾けるし、バンドの力量もあるし人気もあるから美味しいしってのあっただろうけど(笑)。んでも、良いバンドだね。ファン多いだろうな。




Jimmy Page & The Black Crowes - Live at the Greek

Jimmy Page & The Black Crowes - Live at the Greek (2000)
Live at the Greek

 昔から、多分今でも言うんだろうけど3大ギタリストって言葉があってさ、Beck, Page, Claptonってんだけど皆Yardbirds出身で云々、ってヤツ。皆ブルースに根ざしたギタリストってことも知られているけど、もちろんキャリア初期の話だから純粋にブルースってのをやってるのはクラプトン位なもので、ベックはもう完全に突出したサウンドに進んでるのと、ブルースってよりもR&R大好きって方に根っこがあるから純粋にブルースアルバムなんてないし、ジミー・ペイジにしてもその後Zeppelinなワケだからブルースってんじゃないし、ソロになってから「Outrider」でかなりブルースに接近したアルバムがある位かな、他にはやっぱりそういうセッションもあまりないし進化して音を創っていく人なんだよな。

 そんなこともありつつの三大ギタリストだもんな、ここでジミー・ペイジ取り上げないとな、って思って、はて、何がある?と。あぁ、これ、まだ書いてないんだ…ってのがJimmy Page&The Black Crowesの「Live at the Greek」ってライブアルバム。1999年にどういう経緯からかアメリカのThe Black Crowesってバンドがジミー・ペイジを従えてZeppelinの曲ばかりを演奏するっつうライブツアーをやるってんで話題になって、アングラもので見たり聴いたりしてたんだけど、かなり良くってさ、これなら結構満足できる人多いだろうよ、ってくらいの出来映えで、しばらくしたらそのライブアルバムが当時はCD-Rでリリースされたのがオリジナル。その後プレスCDでちゃんとリリースされたけど、果たしてどんだけ?ってな疑問符はありつつも、バリバリに円熟期に入っているThe Black Crowesのメンツと、思い切り脂の乗りまくってるジミー・ペイジ、見た目的な差も著しいんだが、それでもしっかりと仕事をやり遂げた両雄は見事なものだ。

 そして驚くべきはThe Black Crowesの演奏力と特にボーカルのクリスのプラントに成り切りぶりか。そんなに似ているスタイルじゃないんだけど、多分ブルースに根ざした歌い方と歌というもののアプローチが同じだったんだろうな、ハスキーながらも味のある歌声で、しっかりZeppelin大好きぶりを発揮、ドラマーにしてもかなりボンゾ的な叩き方で、重さは申し分ないし、それでいてテクニック面もしっかりしてるという充実さ、こんなにsいっかりした地力を持ったバンドだったのかと驚かされたが、その上でバックギタリスト…っても二人とも器用なセンスを持つ二人だけど、その二人を従えてのジミー・ペイジはある種弾きやすかっただろう。少々ミスったところですべてのフォローが入るワケだし、しっかりとジミー・ペイジってのをアピールして楽しそうに弾いている。

 このちょっと前にPage & Plantもやってて、フィーバーしてたんだけどさ、こっちのが勢いとかパワフルさとかあって良いかもなぁ…、ペイジとこの組み合わせって来日公演あったんだっけ?来なかったんだっけ?確か来日公演決まってたけど来れなくなってキャンセルだったとかそんなんだった気がする。当時は何となくよく知らないバンドだしなぁ、それで一緒にやっててもしょうがないけど取り敢えずチケット買うかって感じで買った気がするが…。その後このCD出た時も聴いたけど、ふ~ん、いいね、くらいだった記憶が。多分当時はそれなりにZeppelinの音に飢えてなかったからだろうから、どうしても比較しちゃったんだろうな。今聴き直してて、かなり良いよ、これ、って気づいて映像まで含めて見直してるトコロ(笑)。Zeppelin時代にはあまりライブでやらなかった曲が中心になってるのも聞き所だし、そういうのをジミー・ペイジも喜んで弾いてるってのもまた頼もしい。うん、なかなか楽しめるライブ盤です。

Eric Clapton - Slowhand at 70 Live at the Royal Albert Hall

Eric Clapton - Slowhand at 70 Live at the Royal Albert Hall
スローハンド・アット・70 - エリック・クラプトン・ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール【初回生産限定盤DVD+2CD/BONUS DVD】

 色々なやり方でリスナーを付けておくってのがあるなぁ…とここ最近様々なライブ映像を見ていて思う。若手はもちろん自分たちのやれることを精一杯出してファンを作るんだけど、中堅になってくると先輩後輩を使いながら自分でコントロールしてリスナーを飽きさせないような。そして大御所はもう大半がレトロものでファンを満足させる。んでもベックみたいに革新的な事に取り組むことで古いファンも新しいファンも取り入れてしまうってのもある。結局はリスナーがどういうのを好むかに依るんだようけど、ヒット曲だけを楽しむなんてのもあるだろうし、今あのヒトはまだ革新的に音楽的に進んでるんだ、っていう刺激を味わうのもあるだろう。どれがどうってんじゃなし、どれもプロのお仕事だからね、あとは聴く側は勝手な好みだけです(笑)。

 自分的には超保守派の筆頭格でもあるEric Claptonなのであまりここのトコロは聴いてないんだけど、こないだJoe Bonamassaんトコで出てきたんで、そっか…ってのもあって2015年の70歳記念のロイヤル・アルバート・ホールでのライブ映像「Slowhand at 70 Live at the Royal Albert Hall」なんてのを見てみた。70歳って…レミーと同じくらいなんだなぁ…とシミジミ。それはさておき、もちろん超安定的なお客様ご満悦なクラプトンショウそのもので、ギターのプレイももちろん堂に入ったものだからホント、観客としては予想通りに楽しめる。曲調や色々と進化変化させてるし女性コーラス陣を加えてのゴージャススタイルだから印象も異なるんで飽きないよね。ギターも同じフレーズ弾くワケじゃないから毎回アプローチの違いは楽しめるし、あれ?結構型に嵌まったなんて思ってたけど全然ハマってないじゃないかってことに気づいた(笑)。なんでそう思ってたんだろ?まぁ、基本的にポップシンガーみたいになっちゃってるからだろうな。

 んとねぇ、白熱したギターが聴けないからだと思う。70歳のライブで白熱したギターを期待するな、って話だけどB.B.Kingとかだってさセッション時とかは普通に弾いてあの迫力と白熱ぶりなワケで、そういう境地でいてほしかったんだよな。でも、もちろん時代もスタイルも違うからこういうのも有りで、そりゃ凄い事だし、やっぱり好みの問題かな。そんな事を思いながら見ていたけど、やっぱりギターは良いよ。昔に比べたら随分アレレ?になっちゃった感はあったけど…。








Jeff Beck - Live +

Jeff Beck - Live + (2015)
Live +

 自転車欲しいなぁ…、車で出掛けるのは良いんだけど、そこからちょっと広い場所なんかだと歩かないといけないし、それがまた行くと戻ってこなきゃいけないから往復分の距離がなかなか疲れるし面倒でさ、そんくらいのトコロなら自転車で…って思うのだが、遠出してるから持ってきてないしさ、だから折りたたみ自転車でも積んでおけば良いななんて思っててね。んで、アレコレ見てるけどもちろん今や自転車って日本製なんてないからどうにもアレなワケだがそこを無視すりゃ安い。数万で買えるんだから買っちゃえば?ってのあるけど、駐車場と駐輪場と部屋と自転車の移動とか持ち運びとかどうすりゃ効率的になるんだろ?とか考えてみるとなかなか扱いに困るのだった…。

 Jeff Beckの2014年8月のUSツアーのライブの模様から抜粋したライブアルバム「Live +」。コイツはボーカルにジム・ホールを従えてのライブで、そこがまた好き嫌いが分かれると言うか、聴きやすさ聞きにくさってのが出てくるのだが、自分的にはやっぱりバツだな。やっぱね、ベックはロックな歌手の方が合うと思うし、ソウルフルな歌のバックじゃどうもギャップがありすぎる気がする。音が尖ってるからだろうね。革新的な音を出してるところにちょいと黒い系統の歌はどうにも、ってのが自分の感想。その分ベックのギタープレイはかなり安定していると言うか、演奏に集中できてるって感じはあるので、バンドも含めて音圧とかはかなり迫力モノ。だからこそロックな歌手が良かったのだが。

 しかしこの人、ライブに目覚めてからライブ盤ばかり出してるんで、どれが何やら…と整理してないから印象だけで記憶してるんだが、曲もそれなりに入れ替わってるんだろう。あまり意識してないんだよね。ギタープレイを聴いちゃってるからか、今回はトリッキーさがさほど多くなく、割とスタンダードな範疇にあるみたい。だから個人的面白さで言えばもうちょいだな、と。ちょっと丸くなったかな(笑)。それでももちろん無茶苦茶尖ってるしさすがのプレイなのは当たり前だけどね。






Joe Bonamassa - Live From The Royal Albert Hall

Joe Bonamassa - Live From The Royal Albert Hall
Joe Bonamassa: Live From The Royal Albert Hall

 ロックはブルースの子供だ…、そして今となってはロックもブルースも見事に融合した音楽ってのが存在するようになってきた。つまりはロックってことなのだろうけど(笑)、やっぱりね新しい解釈と影響によるプレイってのは最初はなかなか受け入れ難い部分あるけど聴いて慣れてしまうとその新しい面白さと刺激が心地良くなってくる。そこまで聴くってことが出来るかどうかってのはあるけどね。

 Joe Bonamassaについて言えば、ちょいと前から名前は知ってたり聴いてたり、Black Country Communionでの活躍だったりと、そりゃもうブルースメン+ロックスターからの影響みたいなのがあってオールドロックファンには好評だっったのは知ってるし、自分自身も嫌いじゃない人だったけど、今回ね、たまたま「Live From The Royal Albert Hall」ってライブ映像を見たんですよ。うん、凄いな〜、これ、いいわ〜、こんだけギター好きに弾いて歌って自由にオールドロックへのオマージュもあって、セッションしてどこからどう見てもロックもブルースもギターも大好き!ってオーラが出ててさ、もちろん仕事だからプロ的に色々あるんだろうけど、そういうのを見せること無くホントに大好き感丸出しで、嬉しそうに楽しそうにプレイしてるのを見てて、凄く気持よくってさ、しかもその気持わかるわ〜ってのが多くて…、しかもRoyal Albert Hallでの演奏だから気品に溢れてるしさ、ファンへのトリビュートも凄いし、何かねぇ、いいんですよ、これ。

 ギターで言えば指弾きからピック弾きまで多用しての音のニュアンスを凄く大事に出してるし、カバー曲でも自分自身のプレイだけでなくしっかりとオマージュがあってね、そこにクラプトンやポール・ジョーンズのゲスト参加ですよ。そしてベック・グループからの曲、自身の曲中でもZeppelinの影響たっぷりに「幻惑されて」のソロ部分が出てきたり、そもそもテルミン使ってるしさ、かと思えばスパニッシュギターも弾いてたりとその多彩ぶりを発揮してリスナーを魅了してきるという見事なパフォーマンス。ギターそのものもレスポールメインながらもフライングVだったり色々と登場してきて楽しいし、ただ気になるのは常に音が円やかすぎてロックらしからぬ、と言うか聴いてて耳障りの良い音を出しすぎてるんじゃねぇのってのあるけど、ギターテクニックの基礎がしっかりしすぎててそういう粗雑さってのが全く出て来ないトコロがプロなんだろうね。当たり前だけど、だからこそ認められてる人だし、カッコ良い人、そしてRoyal Albert Hallでやれる人ってことだ。

 今までここまで凄いな〜ってのはあんまり思わなかったけど、一皮も二皮も剥けたのだろうか、それとも自分がきちんと聴ける耳になってきたのか、ちゃんと聴いたり見たりしたい人だなと。このライブ映像も凄くバリエーション豊かで楽しめるんで、何度も見なきゃだし、いいねぇ、ロックは。うん、そしてね、やっぱりギターかっこいい。ギターがかっこいいと思わせてくれる人が少ないから、こういうカッコよさは嬉しい。もうちょっとロックスター然ってのがあればなぁ…(笑)。





Kenny Wayne Shepherd - 10 Days Out: Blues From the Backroads

Kenny Wayne Shepherd - 10 Days Out: Blues From the Backroads (2007)
10 Days Out: Blues From the Backroads (W/Dvd)


 いつの時代も若者の夢はさほど変わらないんだなぁ、とKenny Wayne Shepherdの「10 Days Out: Blues From the Backroads (W/Dvd)」を聴いてて思った。憧れのブルースメンたちとのセッションアルバムっつうかセッションライブをやりたい、っていうのがさ、そりゃもう昔からクラプトンだろうがブルームフィールドだろうがストーンズだろうが皆同じこと思ってそれを実現してる時の彼らの表情なんてのはもうただの子供レベルなワケで、それは今でも変わらないんだよね。そういう夢を実現していけてるってのも凄いけど、大御所たちもそういうのを楽しんでるから、やっぱり断らないだろうし、そりゃどんな小僧なんだ?ってのはあると思うけどさ、出てくる音を見てたり聴いてたりすると楽しそうだもん。

 2007年にリリースされたKenny Wayne Shepherdのアルバム「10 Days Out: Blues From the Backroads (W/Dvd)」は数多くのセッションライブをまとめたもの…ってかそのためのセッションをしてたっていうかね、メンツが凄くてさ、B.B.King筆頭にゲイトマウス・ブラウンとかなんだけど、ヒューバート・サムリンだったりさ、何か錚々たる面々のセッションで、堂々とギター弾いてるワケよ。往年の大御所たちは全然いつもの通りやってるからケニー君が食われちゃったりするようにも聴こえたりするけど、ギター弾くとやっぱり独特の主張が聴こえてきて、そりゃ全然違うから滑らかに出てくる。それが好みかどうかってのはちょいと色々あるだろうけど、この一貫性があったからこそ成り立っているセッション週なのだろう。あまりにも流暢に流れるギタープレイが逆に線の細さを物語ってしまってる気がするんだよね…、好みの問題だろうけど。

 本人的には前作が酷評されたらしいけど、自分はそれ聴いてないからどんなのかよくわからん。ただ、そういうのがあって、ルーツに回帰してのセッションとアルバム、そこからブルース一辺倒で生きてる感じだから良かったのかもね。この辺の若手連中も結構セッションしてて、クラプトンなんかも積極的に参加している。そうやって自分たちが憧れのプレイヤーになって楽しんでるし世代を引き継いでいるってのもあるのかな、良い傾向だよね。夢は叶うっていうのはやっぱり生きていく上で必要な事だもん。






Johnny Winter - Live Bootleg Series 2

Johnny Winter - Live Bootleg Series 2
Live Bootleg Series 2

 ブルースとロックの架け橋と言えば古いけどやっぱりこの人が一番体現してたかもなぁ…と思い出したので久々に引っ張り出してみた。まぁ、自分の死を長い間見つめ続けていた事もあってか、しっかりと自身でライブラリの整理をしてくれていたおかげで本人も納得する形での秘蔵音源がしっかりとリリースされているのはありがたいよ。ジミヘンみたいに無茶苦茶に出されても困るし、勝手にリリースされるのはいいけど、本人の意思がどうなんだ?って云うのはあるから、こうして本人が関わったブツってのは何か納得しやすいんだよね。だから手を出しやすいっつうか…。

 Johnny WinterのLive Bootlegシリーズの第二弾「Live Bootleg Series 2」ってのです。6曲しか入ってないけど、思い切りロックブルースそのものばかりで長いインプロもしっかりと入っているから収録時間は一時間弱というさすがの引きまくりジョニーさんです。冒頭からスライド・ギターの光るエルモア・ジェイムズばりのサウンドで攻めてきて引き込まれますねぇ、ホント。途中はギターとハーモニカと歌のみでのシックな「Mississippi Blues」なんてのもあって、その後に怒涛の「Crossroad」と「Red house」なんだけど、まぁ、どれもこれもJohnny Winter節に化けててさ、オリジナルがどうのとかどうでも良くなってきて、見事な歌とギタープレイぶり。ギターはややコーラスがかかったサウンドだから70年中期頃の一番ロックしてた頃のライブなのかな、そりゃもう全盛期だから余裕しゃくしゃくでの熱いプレイったらありゃしない。音はちょいとよろしくないのもあるけど、生々しくて迫力満点だから好きだね、こういうのは。中身が充実してるから音の良し悪しってそんなに影響なくて、ハマれる。しかしどんだけギター弾いたらこういうのは出来るんだ?やっぱり天才だったんだろうと。

 カバー曲いくつもあれど、ホントに自分流に料理してアレンジしちゃってプレイしてるから聴いてると原曲忘れてしまって、ジョニーさんのプレイをひたすら聴いてるという始末…、いや、恐るべし才能。音の隙間がないんだもんな、トリオのくせにさ。それにしてもこのライブシリーズ、ホントに良いのを続々と出してくれてるから楽しめる。アングラもので聴いてたのとかもちゃんと出してくれてるからね、一気には聴かないけど、機会あるごとに聴ける音源があるってのは嬉しいよ。




Buddy Guy - I'll Play the Blues for You...Live

Buddy Guy - I'll Play the Blues for You...Live
I'll Play the Blues for You...

 色々なライブを体験するし映像を見て感動することも多い。んで、実際にどれが一番感動したライブだった?って訊かれると答えるのにかなり困った。映像よりは実際に体感したライブの方が圧倒的に感動的なハズなんだけど、じゃ、どれが感動的だった?ってなるとさ、これだ、って言い切れない。素直に心だけで聴いてないんだろうなぁ、ライブを。あとはハコが狭い方が伝わって来るから、そういう小さなハコのバンドの方が感動的だったりするのもあるし、ビッグネームが良かったとは答えにならないし、なかなか悩ましい質問だったなぁ…。

 今やリアルブルースとロックを繋いでいるジジイになったBuddy Guy、1992年のモントルーでのライブの模様が突如として「I'll Play the Blues for You...Live」としてリリースされた。実はコレって映像もあるんだから両方で出せば良いじゃないかとすら思うのだが、オフィシャルじゃないのかな?アマゾンにあったから聞けてるけど、まぁ、いいじゃないか。YouTubeでもそのままライブの模様が見れるしなかなか感動的でお得ですよ。オープニングからSRVの名曲、途中でもSRVのカバー曲とSRVへの哀悼が見て取れるのと、ジミヘンへの愛も相変わらずというブルースロックへの傾倒ぶりなのだが、SRVはこの前年に飛行機事故で帰らぬ人になっているのに、こんだけの追悼ぶり、やっぱりやられた感あったんだろうなぁ。今のBuddy Guy聴いてても同じ路線にまっしぐらで、色が黒いか白いかの違いだけでやってることはほぼロックだもんね。だからロック畑からも聴きやすいし、馴染みのあるギタープレイなのだ。

 今となっては20年以上前のライブプレイだからまだまだ艶のある歌とギター、そしてエンターティメント性がとっても高く、完全なる芸人の域にあり、更にギタープレイは圧倒的。一音一音が染み入るんだよ、本気で。それが自然に出てきてるし、歌だってさらりとR&Bの大御所たちみたいに歌っちゃってるしものすごい才能の持ち主ぶりを発揮。そんな模様が丸ごと聴ける楽しめるライブアルバム。正にブルースとロックの架け橋、ナイスなライブが発掘されたのは嬉しいね。






Pat McManus - Walking Through Shadows

Pat McManus - Walking Through Shadows (2011)
Walking Through Shadows

 今やネットで音楽の発掘作業なんてしてるけど、昔はそうはいかなかったし、もっと違う角度で探してたりカネ掛けてたりしたもんだけどホント、こんな風に探してて良いんだろうか?って思うわ。誰かのレビューを読むのでもなく、ライナーの助けを得るでもなく、何らかの関連情報からそのままライブの音と映像を見れて聴けちゃうし、それもどれかひとつってんじゃなくて幾つかの曲なりソースが試せるんだからあまり自分的に間違った捉え方しないで済むし、何とも良い時代になったものだ。気に入りゃどうせ買うワケで、昔はラジオなりで流れてくるのを受け身だけだったのが今は能動的に探せるのも良いわ。

 もうねぇ、顔からしてもギタープレイからしてもカバーしてる曲とかにしても一目でお前アイルランド野郎だろ?ってのが分かるくらいに熱い、ホントに熱いプレイヤーなPat McManusという方、バイオリンも弾くしギターも弾くし、歌も歌うし顔でロックやるし、何とも愛されるべき人、もうね、Gary Moore、Rory Gallagherそのものに成り切ったギタープレイが大変熱くて見てて聞いてるウチに燃えてくる、ホント。それだけオリジナルが凄かったんだけど、それをきちんと再現以上やってるってのは凄いよ。オリジナルアルバムがどんなとかまだきちんと聞いてないけど、ライブでのカバーが面白くてさ、どれもこれもギター小僧ならやりたいのとかさ、そうそうそうやって顔で弾くもんなんだよ、ギターってのはさ、とか。

 こういうの見てるともうロックに新しい曲はそう多くは要らないのかもしれないって思う。古いのをもう一度生できちんとオリジナル並み以上のレベルで再現してくれる人がいるってのも重要でしょ。もっともこのPat McManusがそうである必要もないけど、とにかくギタリスト的にはとっても気持ち良の良いギタリストをしてくれてるし、イカしたアイルランド野郎だよ、ホント。ライブとか面白そうだもん。ちょっとね、後でまたアルバム探して聴いてみようってね。










The Mason Rack Band - Big Bad Machine

The Mason Rack Band - Big Bad Machine (2015)
Big Bad Machine

 おかしいな…若手なブルースメンあたりから本物のブルースを久々に…なんて流れで考えてたんだけど聞いているウチにどうにも古いロック…、ブルースロックへと行き着きそうな気配感。実際どう流れるかわわからないけど、思いつきと閃きと気分で常々変わっていく適当なブログ、もうブログ仲間もかなり減ってしまっているけど、まだまだね、いっぱいあるんだよ聞いておきたいのがさ。ロックは面白い。

 The Mason Rack Bandってオーストラリアのバンドで、まぁ、ロックバンドなんだけどさ、ブルースイベントへの登場で知ったんでブルースなんだろうと勝手に解釈してたけど明らかにロックだよな(笑)。本人達もブルースバンドなんて言ってないワケだし、そりゃそうで、入り口の解釈の問題か。ところがだ、これもYouTubeで発掘してるんだけどやはりお国柄と言うのか、かなりユニークなスタイルのバンドで、根っこは古いロック、んでもブルースプレイは普通に出来て、そこに更に様々な音がミクスチャーされてて、それもこれもギター弾いて歌ってるリーダーのメイソン・ラックその人の突出した才能によるもので、この人ドラムも叩くんで何か凄い音楽的センスの塊な人。でも、このルックスと刺青だから面白くて、そういうのがロックだよなぁ…とか。

 そしたらこの人達リズムの塊みたいで、とんでもないパーカッショントリオの演奏なんてのもやっちゃったりしてて面白い。こういう発想はなかなか無いし実際出来るもんでもないし、やっぱりライブは面白いんだなぁとつくづくと感じたね。パフォーマーとしても楽しめるし音楽もロック的で割とガツンとくるし、結構ニッチに楽しめるバンド発見、かも。










Dudley Taft - Left for Dead

Dudley Taft - Left for Dead (2011)
Left for Dead

 そっか、もう時代が時代だからブルースを弾く人達もロックに影響を受けてるし、そのほかの音楽にももちろん影響を受けてるからロックがブルースの子供だっていうのは今の時代では当てはまらないんだな。そういうのがミクスチュアされているからこそのロックだし、進化していくモノなワケで、それでも出てくる音は昔ながらのカテゴライズ的に捉えてしまうのはそもそもオカシイんだな。んでも、どうしてもそう捉えて勝手にカテゴライズしているからなぁ…、その辺柔軟に考えよう。

 Dudley Taftってロックギタリスト…ブルースギタリスト…っても結構なお年でしてね、それがもうあのへんのブルースロック大好きです的なのが一発で分かってしまうアメリカ人、出てくる音はやっぱりアメリカ人だな、っていうくらいにアメリカ人な音だけど、聴いてて悪くない、今回もYouTubeでの発掘作業で見つけてるけど、地道に好きで活動し続けてる人でね、遅咲きデビューだけどそれ自体はそんなに拘らずにマイペースで活動しているんだろう、仲間との息の合ったセッションを見てるとこれで喰ってけるならいいだろう、って感じだもん。

 使ってるギターはレスポール、虎目サンバースト…、いいね!明らかにJimmy PageとかPeter Green、Paul Kossoff好きな感じで、アルバムでもライブでもカバーやってるから志向は分かる。ギターのフレーズは味わい深いとかはそうでもなくてロックブルースの部分だけでやってます的な…、Johnny Winterに近いのかも。いや、あんだけ自由自在に弾きまくって歌う、好きにセッションしてるってトコだけどさ。それも聴いてると気持ち良いからね、こんだけ弾きまくってくれる人も近年では少ないからもっともっと弾いて弾きまくってほしいとすら思う。










Henrik Freischlade - Live 2014

Henrik Freischlade - Live 2014
Live 2014

 昔は日本でもそうだけど、そんなトコロであんなギター弾く奴がいるとかブルースやってる奴がいるとかなんて思いもしなかったんじゃないだろうか。同じように世界中のアチコチの国に対しても思ってた部分あって、ブルースなんてせいぜいアメリカと英国くらいだろうって勝手に思っててさ、そりゃ冷静に考えればローカルな世界でのブルース好きな連中はいるんだろうけど、そこから同じブルースで世に出てきて…なんてのはさ、あまり思わなかった。んでも、当然あるんだよね、そういうシーンがさ。そんなのが面白いなぁ、と。それぞれの国でのブルースというものの解釈ってのもひとつの面白味かと。

 ドイツから出てきたHenrik Freischladeって人のバンドの「Live 2014」なんてのを。これもYouTubeでライブ見ててひたすら楽しんでるってのあるけど、ドイツだもんなぁ…、ドイツからブルースが…ってもこの人の場合は明らかに古いブルースロックルーツなんで、ロック系統のにん芸には聴きやすい。使ってるギターがレスポールとテレキャスってのも自分的に良く分かるし、しかもテレキャスの音もあのパリパリの音じゃなくてストラト替わりに使ってるんだろうなぁくらいの音の出し方で明らかにロック的サウンド、どころかロックだ。レスポールの音はもちろん引きまくりで図太い音で、とっても心地良く一番大好きな音なので文句なし。更にギタープレイもひとりで弾きまくるという自由奔放さがとってもよろしくてね。オルガンが入ってるのもちょいとユニークなサウンドで、冷静に聴いて見ればコレは明らかに単純なブルースロックの世界の音だ。ただ、ギターが本気のブルースなんだよな…、いや、オールドロックの連中が偽物だったってんでもないけど、Henrik Freischladerはもっとブルースに根ざしている感じ。

 何だろなぁ、アメリカじゃないし英国でもないし、やっぱりどこかちょいとお国柄的に違う感覚が入ってるのか、スタンダードなブルースナンバー的に聴こえるんだけどメロディだったり根底的なトコロがちょっと違ってて、国籍不明的にもなる。前に女流ブルースギタリスト達を聴いてた時もそうだったけどやっぱりブルースと言えどもお国柄なものは入ってくるから、単純なナンバーにはならないのが面白い。ヨーロッパブルースなんてジャンルが出来てくるのかもしれないな。


Eric Steckel - Black Gold

Eric Steckel - Black Gold (2015)
Black Gold

 YouTube時代になってからとてつもなく若い才能の発掘が面白半分に行われている節があるようにも見受けられてて、まだ全然小さな子供がデカいギターを持って凄い速弾きしてたりクラシック弾いてたりと目を疑うかのような映像を見られることがある。そういう人達がそのままミュージシャンになって…ってのが多いのかどうかは知らないけど単純に凄いなって思う。天才ってのはそういう風にいつしか世間に認められていってしまうものだろうし。

 超若手ブルースメンだったEric Steckelは11歳でブルースのアルバムをリリースした。今でもまだ26歳くらいなもんだ。流石に子供の声でブルースってのも無理があったから歌はアレだけどギターはスタイルもしっかり出来てて何らブルースメンたちに劣ることもないプレイでびっくりさせられる。今じゃしっかり良き若者になって歌声もドスの効いた声になっているのでホントにブルースメンの一人になってる。しかも若いから凄くエネルギッシュなプレイだしね、そんなのを驚きとともに味わいながら聴ける人…、実際はYouTubeでライブ映像をひたすら見て楽しんでるんだけどさ(笑)。やっぱね、ブルースはライブが良いよ、こういう人達のは。熱いもん。

 一応アルバム的には最新作「Black Gold」なんてのを紹介しておきますが、やっぱライブでのプレイが圧巻、色々な偉人達の曲を見事なギタープレイで解釈して魅せて聴かせてくれるライブプレイもうちょっとカッコ良さというルックスもあると良いんだけど、若いからひたすらにプレイにぶつけてくる姿が良い。ストラトの音色ってこうだなぁ〜って言えるスタンダードな音、SRV的なのもあればもっとクラシックなブルースもあったり、それでいてポップ的なトコロもあるから今時のスタイルなんだろう、ブルースの世界は廃らないね。








Wolf Mail - Live Blues in Red Square

Wolf Mail - Live Blues in Red Square (2014)
Live Blues in.. -CD+DVD-

 色々なのが来日公演にくるんだなぁと幾つかの情報を見ながら思ったんだけど、行けるのってそうそう多くないだろうし、どうも古臭いジジイのライブは行こうってあまり思わなくなってきたから見るなら今が全盛期ってのが良いんだが、それでもなかなか…、チケット取れたら行きたいな。チケットの取り方も結構昔と違って面倒になってきてるのかな…、ホントはさふらりとチケットショップ行って買えたりしたら楽なんだろうけど、それならネットで買うのも一緒か、って思いつつ結局即売り切れてしまうのが買う気にならない要因だったりするのだろう。

 若手…でもないけどちょいといくつか発掘しているブルースメン達、その中でも割とキャリアの長いWolf Mailのライブアルバム「Live Blues in.. -CD+DVD-」。映像の方が圧倒的に良いんだけど、まぁ、YouTubeで適当に見れるのでも十分にWolf Mailのブルース魂は伝わるだろうし、曲がどうのとこだわるのでもないからピンと来た人にはオススメなブルースメン。若手っても72年モントリオール生まれだからそんなに若いワケじゃないけど、随分とガキの頃からギター一本で食ってきてる人みたい。良いブルースギター弾くもんなぁ。SRVやジミヘンなんかもサラリとこなしたギタープレイ、それでもしっかりと聴かせるブルースもありつつ、テレキャスメインの音で嫌らしくなく乾いた音で聴かせてくれます。

 歌の方もしっかりと熟成してきて良いバランスになってきてる。残念なのは華がないことくらいか(笑)。ブルースメンと言えどもステージでの華は大事だよなぁ…、それがそんなに映えないと言うか地味な感じでいぶし銀ってトコロか。まぁ、ギター聴いてるとそんなのはどっちでも良いかと思うプレイなんで、しっかりとハマれるんだけどね。割と日本公演もしてたりするみたいなので、自分が知らなかった人だけなのかも。今度見てみようかな。









Ryan McGarvey - The Road Chosen

Ryan McGarvey - The Road Chosen (2014)
The Road Chosen

 昔は英国産とアメリカ産なんてのはもう全然ちょっと聞いただけで判ったもんだけど、いつしか結構判別しにくくなってきてて、どっちもどっちなサウンドを出してきてるんだよな。まぁ、モロに英国だなってのは分かるけど若いのはほんとミックスされてるからこいつらどこの出身だ?ってなる。たまに辺境出身なんてのもいるから更にわからん。今はそれほど気にしなくても良いのかもしれないけどさ。

 さてさて、若手ブルースメンってジャンルって以前からあるんだけどきちんと成長しているジャンルなのか、それなりにブルースを志す若者たちがたくさんいるってのは嬉しいよね。本日のお題、Ryan McGarveyなんてのもその一員だけどちょいとキャリアが長めになってるか、何せクラプトンのクロスロードフェスティバルへの4000バンドからの抜擢で出演を決めた実力者ということで、そのままメジャーデビューして今ではアルバム3枚をリリースしているブルースメン、2014年最新作の「The Road Chosen」なんてのを紹介しておこう。

 ニューメキシコ出身ってのはさ、音聴けばまぁアメリカだなってのは一発でわかるんだが、思い切りが良くってスカッとする快活なスタイルでのブルースギター…ってかブルーススタイルプレイにもうちょっとロック的エッセンスを入れたスタイルのミュージシャンか。ドロドロのブルースメンな印象はまるでなくってもっとスタイリッシュで熱い若者といったトコロだが、これがまた気持ち良い歌を歌ってくれて、心地良いギターを弾いてくれるからついつい聴いてしまうという…。ギターの音色も割と多様に仕上げててアルバムを聴いてても飽きさせることなく楽しめるし、何よりも魂あふれるプレイと歌だなぁ…曲の良し悪しってあんまり関係ないからそこに尽きるか。この人もYouTubeで探すといくらでも出てくるし、カバー曲やらセッションやらも多数あるから聞き慣れた曲でのギタープレイなんてのを味わってみるのも良いんでは?って思いますな。

 普通に見ればブルーススタイルのギターを弾いた歌を歌うシンガーってだけで、それほどブルースやロックに寄っているんでもないけど、これはこれで新しいジャンルというか不思議なジャンルでもあるんだなという認識。ブルースってほどブルースじゃないし、ブルースロックの普遍的な形ではあるけどもうちょっとポップな世界に近い。面白いよね、そういうバランスで何人もの人間が世界中から出てきて成り立ってるのはさ。やっぱりライブがいいなぁ。







Ben Poole - Live At The Royal Albert Hall

Ben Poole - Live At The Royal Albert Hall (2014)
Live At The Royal Albert Hall

 好みの音を見つけ出すとやっぱり嬉しくなる。それが斬新なのだったらもっと面白いんだけど、まぁ、そうじゃなくても新しい出会いってのは刺激的でワクワクする。この、ワクワクってのが重要で、ときめくとかワクワクするってのがねぇ、段々と減っていくワケよ。それが多い人は老けない、若くいられるんじゃないかと思うんだな。自分がそうでありたいかと言われるとどうかな、あまり考えたことないけど刺激には敏感でいたいとは思うし、新しいものも積極的に取り入れていくってのも実践していきたいから、そうだな、若くいたいってよりもそういう姿勢でいたいってところか。

 こないだね、友人のブルースメンとの会話でなかなかおもしろいのがいないよなぁ、なんて話もあって、どうなんだろ?ってことでちょこっと色々と漁ってたんだけど、これがさぁ、いる所にはいるんじゃねぇの?ってくらいに若手ブルース面が育ってきてる。しかも古いブルースの焼き直しじゃなくってきちんと今の時代にマッチさせたような洗練された音に仕上げて出てきてるワケ。もちろん当人達はそこまで意識しているかどうかってのは分からないけど、世代なんだろうなぁ、ジミヘンとかSRVとかが神様なんだけど、00年代以降のポップシーンからもリアルな影響があるからそういうのと神様がミックスされるみたい。だから結果的に本物のブルース精神みたいなのとフレーズはあるけど、そこから出てくる音にはポップシーンからの影響なんかもあったり、ラップの影響だったりともう訳の分からない世界観で組み上がってる。あとは比重のお話で、どっちに比重が高いかで好き嫌いが分かれるかな。

 Ben Pooleって英国の若者の2014年のロイヤル・アルバート・ホールでのライブアルバム「Live At The Royal Albert Hall」。このライブがどうのってんじゃなくてね、このBen Pooleって若者がですね、YouTubeで漁ってみれば分かるんだけどそりゃもう本格的なブルースギターを弾くワケですよ、ホント。若いからエネルギーもパワーも素晴らしくて、それでいて繊細さもあってダントツの才能。それでいて楽曲としてはオリジナルなんだけど、そこまでブルースブルースしてなくてね、ライブだとスゲェブルースギター弾いててそのギャップはあるんだけど、まぁ、この「Live At The Royal Albert Hall」でもギタープレイはもちろん熱いブルースベースのフレーズのオンパレードでとっても熱い。このアルバムを聴き込むのもありだし、YouTubeであちこちのライブを見るのも良しってなトコだ。オリジナル曲だとまだまだ曲作りとフレーズの組み合わせがもう一歩かなって感じちゃうんでね…。

 面白いよなぁ、普通の英国の若者にしか見えないのにこんなの弾いて歌って…、テレキャスで良い音出してるしさ、正直びっくりした。今時何に影響を受けてどういうのを見て育ったらこういうのが出てくるんだ?って。これからも凄く楽しみなんだよね、こういうのはさ。Ben Poole、ちょこちょこチェックしておきましょう♪










Cocteau Twins - Victorialand

Cocteau Twins - Victorialand (1986)
Victorialand

 2月かぁ…旅に出るにはちょいと中途半端な季節だなぁ…なんて事を考えてた。どっか行きたいなって思ってさ、そんなに日本全国のアチコチに行ったことがあるワケじゃないからどこでも良いって言えば良いんだけど、冬の北海道とか良いかもなぁ…、どうやって生きてくのか未だに不思議ではあるんだが。そこまで遠くじゃなくても日本海側までとかそういうので良いんだけどね、何かちょっと違う所を散策してみたい気がする。鉄道の旅なら割と行けるんだろうけど車に慣れてしまったので、そうすると普通のタイヤで行ける所で、になっちゃっていかん。そこを打破すべきどうするか…、でも足回りってのは命綱でもあるし、と大げさに考える今日此の頃。

 1986年にリリースされたCocteau Twinsの4枚目の作品「Victorialand」。Kate Bushな流れから妙な歌声の天使エリザベス・フレイザー嬢ってのを思いだしてね、どんなだっけ?って感じ。趣味で言えばさほど興味のない音世界だったし、とにかく暗いじゃない?だから全然ロック好きにとっては興味のある存在じゃないんだよ。ただルーツとか他の世界とかこういうのおあるよ、とかこういう思想で出てきているよ、みたいなのもね、ひとつの知識なんで聴いてみたってのがきっかけで、これがさ、悪くない時もあって、今じゃジャンル的にドリーム・ポップなんて言われているみたいだけど、自分たちの時は単なるニューウェイブって言われててね、どっちにしても陰鬱で自己満足でギターがどうのとかそういうパワーなんてのは無縁、ひたすらに雰囲気に飲まれて共にいるみたいなのだからね。

 でもさ、繊細さとか完璧度合いって意味じゃやっぱり凄くできてて、そこにリズ嬢の意味不明訳の分からないボーカリゼーション的な歌が入ってきて、元々何言ってるかわからないんで歌詞がどうのってのは気にもならないんだけど、綺麗な歌と音だなぁ…ってのは印象的。ミニマルなサウンドだけどポップ…ってかキャッチーさはあるから受けたんだろうね。アメリカでもそれなりだったらしいし。まぁ、今の自分的にはBGMと言うか落ち着いた時じゃないと流せない音だし、それでも聞いている時はフワフワと浮遊した気分になれたからそいう価値はあるよね。ま、聞いてる意味があるか?ってぇとヒーリングにしかならないの答えだが…。




Kate Bush - Sensual World

Kate Bush - Sensual World (1989)
Sensual World

 アーティストがリリースするアルバムを重ねるごとに当然ながら斬新さや新鮮さが失われていく、それが常に提示し続けられれば好評だし、どこかマンネリ的になるとやや評価が下がる、かと言って露骨に別の作風にしてしまうとこれまたリスナー離れが生じるからそこまでは変えられない、とか。その前には今作はこういうので行こうとかああいうのを取り入れてやろうとか色々あると思うんだよね。んで、後に名盤などと重宝されるのは何枚かだけど、実はそれって他の作品もそれ以上の名盤ってあるんだよな、みたいな。時間と共に重さが伝わるというのか…、そんなアルバムってある。

 Kate Bushの1989年リリースの「Sensual World」。これまでのKate Bushの活躍やインパクトからこの「Sensual World」が名盤として重宝されるということはなくて、どうしても「Dreaming」や「天使と小悪魔」あたりに評価が集中しているような事があった。今はどうか知らないけど、変わらないんじゃないかなぁ。ただ、「Sensual World」を聴いてみると分かるけど、これまでよりももっと重厚で幅広く多方面の音楽や情景を取り入れてKate Bushワールドを創り上げているんだよね。それこそが彼女の素晴らしさで、しかも著名なミュージシャンを集めて…と言うか集まってくるのだろうけど、彼らに指示を出してやってもらうワケだが、どういう指示でどういう伝え方なのだろう?って思うくらい。それぞれの曲がどういう形に落ち着くのかってのは自分自身がきちんと知っているんだろうけど、その誰も知らない世界を創り上げるってのは大変だと思うんですよ。でも明らかにKate Bushな世界感なんだからさ、やっぱり凄いよなぁと。

 そんな凄さと深さと荘厳さと強みと自信が満ち溢れているのが「Sensual World」。繊細な世界、そのもの。音楽的にはブルガリアンコーラスとかアイルランド楽団とかケルトの融合とか色々あるけど、他に聴けない音楽だしねぇ…。ミック・カーンのベースがここまで異質なくせに難なく取り込んでいるってのも自身の音世界が見えていたからだろうか。残念ながらKate Bushの歌自体の迫力や狂気さ加減は以前に比べれば落ち着いているけど、そりゃそうだろ、あんな事ずっとやってられるか、ってなもんか。まぁ、違う意味での変態さ加減を出しているけどさ。久々にデカイ音でじっくり聴いてたけど、吐息や笑い声、ため息や繊細な息遣いからそれぞれの楽器のリバーブまで含めて見事なまでに繊細な世界を作り上げてて隙がない。聴こえない音でもきちんと鳴ってるとかそういうのが凄いなぁ。どこまで行っても何回やっても納得する音に仕上がらないしリミックスなんかやってたら永久に終わらないと言ってたけど、なるほどね、そりゃそうだろう。都度都度やりたい音って変わっていくんだもんな。そんなことすら考える素晴らしきアルバム。




Renaissance - Camera Camera

Renaissance - Camera Camera (1981)
カメラ・カメラ (紙ジャケット仕様)

 iPhoneで本読んでるとどれくらいまで読み進めてるのかってのをまるで意識しないんだよね。紙の本だとこの辺まで読んでるからあと半分くらいか、とかもうすぐ終わるからそろそろクライマックスかな、とか何となくそういうのあるんだけど、iPhoneだとそれがないから突然の展開で終わるなんてパターンだと予測しないで終わっちゃって、何となくドラマ感が損なわれる。テレビや映画でもあと何分で終わるのにこの展開どうなるんだ?とか思ったりするじゃない?それがないからね、まぁ、良いのか悪いのか分からないけど、そういうモンなんだな、電子本ってのはと言う話。

 ポップ化への変化と言えばRenaissanceの1981年の作品「Camera Camera」なんてのはもうその筆頭格でクラシックプログレファンの失望を買った最たるものだろう。70年後期あたりの作品からどうも軽くなってきたぞ、ポップ化してきたぞってのはあったけど、ここまでポップ化したのを出してくるとは、って反応だったんじゃないかな。当時はそんなに情報もなかったから一旦解散というかメンバーが脱退しまくったとかそういうのもあまり分かんなかっただろうし、いきなりアルバムでこれじゃしょうがないわな。この前ってほぼ解散しててアニー・ハスラムとマイケル・ダンフォードが何かやろうって話で、そこにキャンプが合流して、じゃ、Renaissanceでやるかってことでメンバー補充して出したアルバムだから元々Renaissanceで作るというものじゃなかったわけだな、だからこんなポップになってるのはあるだろう。カネ稼ぎたかっただろうし、別に良かったとは思うけどね、今は。

 まず、音が軽い。80年代の始まりだからこういう音なのだろうけど、元々持っていた荘厳さはほぼ見当たらずテクノロジーの音になっている。アニーの歌はもちろんいつもどおりだけどゆったりと伸びやかに歌うという曲調ではないのが多いからかちょっとせせこましくなってるかな。んでもね、楽曲はやっぱり往年の強者揃いのアレンジというか構成と言うか作りこみと言うか、一筋縄ではいかない作り込みにはなってるからポップ的だから、というって敬遠するには少々勿体無いかも。ある意味プログレッシブ…、ポップ化しつつもプログレ的なアプローチでそれを実現しているという感じか。それこそ筆頭格エイジアに通じるものはある。今となっては案外それらしい音なのかもなぁ、と思う部分はあるね。アニーのソロに近いけどちょいとアプローチがテクニカルってなトコで、こういうポップスがあるか?てぇとそうそうないのも事実で、Kate Bushほどかっ飛んでないし…、ニッチだけど唯一無二な音かも。









Curved Air - Airborne

Curved Air - Airborne (1976)
Airborne

 こないだ何気なくテレビをつけてたらメタルのPVが流れてて何だこりゃ?って思ってしばらくしたら伊藤政則氏が出てきて、番組名知らないけどこの番組まだやってたのか、それに今でもまだこういうのを普通に流してるのか、と軽く驚いた。情報入手には良いんだろうけど、ちらっと聴いてて、こんなん今更誰が聴くんだ?ってくらいのが流れててね、やっぱ終わってるよなぁ、とか勝手に考えてたけど、それでも刺激を受ける人は受けるんだろうか。毎週見てますって人もいるだろうし、それはPVそのものじゃなくて伊藤政則氏のお話を聴きたいって事だろうね。う〜ん、テレビって何なんだろ?って気になってしまった(笑)。

 1976年、我らがアイドル、ソーニャ・クリスティーナ姫を従えたCurved Airの苦肉の作品「Airborne」。前作「Midnight Wire」から路線がおかしくなり、今作「Airborne」では最早ちょっとバイオリンの入った女流ポップスバンドみたいな感じまで軽くなってきて素晴らしい力作に仕上がっている。この辺ってさ、ベースにトニー・リーブス、ドラムはスチュワート・コープランドってことでほかもBrand X陣営だったりと割と強者揃いでしてね、もちろんバイオリンはダリル・ウェイだし、このちょっと後に出てくることになるエイジアなんかと同じような事をここでやってたんだよね。メンツは強力で、テクニカル面も打ち出してるけどしっかりポップ市場に受け入れられる楽曲作り、みたいなさ。ソーニャの歌はもう、そりゃ全身舐め回されるかのような声だしさ、男性陣全員メロメロだろうし、そこでスチュワート・コープランドが持ってったってのはやっぱり納得できん、って話とか…(笑)。

 ルネッサンスもどんどんポップ化してったけどCurved Airの方が品が良いしセンスの寄りポップ寄りかな。昔の音を求めるとちょいと悩ましいけど明らかにこれはこれで突然出てきていたら注目されるべきバンドとアルバムだったんじゃないかな。Kate Bushの一歩手前とも言えるか、そんな感触が漂う意外と秀作力作な「Airborne」。裏ジャケの微笑ましさが何とも…。






Druid - Fruid

Druid - Fruid (1976)
幻覚の世界へ <Progressive Rock1300  (SHM-CD)>

 マイナンバーねぇ…、アメリカ映画でよく出てくる社会保障番号ってのと同じなんだろうし、そういう管理が普通だとも思えるけどそれによって困る人達が多いんだろうかね。それくらいしてちょいと厄介な方々を制御するってのは良いと思うのだが、あからさまに管理下に置かれるというのもちょっとイヤな気がするのはある。どうやったって管理下から抜けられないんだから一緒なんだけどさ、何かロック的じゃないじゃない(笑)?そこでもがくあがくのがロック的なんだけどね、まぁ、今更のお話。

 イエスフォロワーとして知られてしまって、しかもファーストアルバム「太陽に向かって」が結構な名盤だったんでその筋ではそれなりに知られているであろうDruidの1976年のセカンド・アルバムにしてラストアルバム「Fruid」。ファーストの美しいジャケットから一新したシンプルなジャケットが災いしただろ、って思うんだがなぁ…、中身は相変わらず室の高い構築美、叙情性のあるシンフォニックな音を出してて、ともすればフュージョンか?くらいに軽やかに流れる楽器群とゴリゴリのベースが個性的だったのだが、出した時代が悪かったか、瞬時に埋もれてしまったアルバムだったようだ。この手の音はよほど突出してなきゃポップシーンじゃ残れないのは当然だけど当時そんなことを考えることもなく出ていたモノだろうし、後の時代になったこそ楽しめるバンドなのかもしれない。そういう意思で活動してたバンドはいないと思うが。

 メロトロンの洪水に綺麗なトーンのギター、爽やかとも言えるボーカルにクリス・スクワイアばりのベース、いや〜、非の打ち所がないくらいに見事に出来上がった音ですよ、ホント。キライになる要素はまるで見当たらないもん。ただ、無くても人生大丈夫だなというくらいのモノでもあるところがアルバム2枚で終わってしまった所以なのだろうが、アナログ盤はなかなか見当たらなかったなぁ、昔。見つけても白い所が汚れてたりね、んで割と見つけにくかったんで、結局CD時代になってから聴いたんじゃなかったかな。ファーストは逆にプレミア付きすぎてたし、気になったバンドだったのを思い出した。今聴いてもきちんと作られてていらねぇ曲もあるけど根本的には好きな部類の音なんだな、これが。







Wally - Vally Gardens

Wally - Vally Gardens (1975)
幻想の谷間 <Progressive Rock1300 (SHM-CD)>

 先日混んでる駅の中を歩く盲導犬を見た。これがまた素晴らしくて人波の中を止まり、進み、合図して飼い主さんを誘導していてその貢献度には見てて涙するくらいでね、周囲の人も分かるから何となく譲ったりするじゃない?んでもさ、犬ってここまで出来るのかってくらいに貢献しているように見えるその訓練の賜物は凄いなぁと素直に感激。目が見えずに歩くってやっぱり怖いし不便だし、それを払拭してくれる相棒なんだもんね、そういうのもあって久々に感激したなぁ…。

 何も考えずに音の世界を進めていくと自分的にはどうしても70年代の英国へと行き着いてしまう変わらなさ。耳慣れているのもあるし知識的に一番追求してたからふと思いつくのもあってたどり着いてしまうんですな。ただ、自分のルーツがそこかと言われると割とそうでもなくて、もう何だかよく分からなくなってるのはある(笑)。1975年にリリースされたWallyというバンドのセカンド・アルバム「Vally Gardens」。前年のデヴューでそれなりにシンフォニック+トラッドで正に英国ドンピシャ的な音だったのとイエスファミリーバックによる完全なプロダクションで出てきた事もあって完成度の高いサウンドを聴かせてくれたことで結構評価も高いバンド。その二枚目だからね、ほぉ〜と期待しちゃうワケです。もっとも自分が知った時には二枚同時に再発されてた時だけどさ…。

 イエスファミリー的に語られることもあるけど、そこまで似ている音でもない。普通に叙情派なバンドでメロディも綺麗でしっかりしてる。このアルバムでは初っ端からペダルスティールギターが大活躍、叙情的な部分ではバイオリンが活躍するというありそうでなかなか見当たらない音世界を作っていたのは結構貴重。そのあたりの共通項もあったのかこの年のミッシェル・ポルナレフの日本公演の前座とバックバンドで来日してたらしい。それは知らなかったなぁ…。うん、コレ、実は凄く良いアルバムでね、2曲目なんて叙情派の最たるところにフロイドの狂気よろしく女性コーラスが被ってくると言うあのスタイル。曲調も似ていると言えば似ているか…。全体的にそんな雰囲気が漂っていて、突出する凄さはないけどインストの方が長めなのかな、歌が下手ってんでもないけどね。どの楽器が目立つってのもないし、曲と雰囲気に合わせて想定通りの音が出てくる、みたいな…、いやぁ、こういうのじっくり聴いてると心が豊になるなぁ…。

 調べてて驚いたのは2009年?くらいに再結成して新しいアルバム出してライブもやって、そのDVDもリリースされてるみたいで、それは知らなかったけどメンバー二人になっちゃったらしいけど頑張ってます的な。なかなかの好盤のようで、それもまた気になるね。




Barclay James Harvest - Live

Barclay James Harvest - Live (1974)
Live

 プログレ聴くのって、結構精神的にゆったりとした時間が持てないとダメなんだよね。忙しい中で聴いても全然ハマり切れないから面白くないし、ロック的な所で感動するってんでもないから、昔よく聴いてて知ってるのはまだ良いけど、そうでもなくって聴いてたのはやっぱり時間的ゆとりがないと無理。それも1日2日のゆとりじゃなくてさ、のんびりとした時間がある時ね。ま、そういう時はそうそうないから結局プログレ自体から離れていってしまっているのはある。聴けば聴いたで好きなんで、じっくり聴きたくなるのはあるけど。

 Barclay James Harvestが1974年にリリースしたライブアルバム「Live」。随分昔に聴いて凄く感動したんだよ、これ。正にプログレの叙情性を表現しているライブアルバム、みたいなトコが好きで。まぁ、メロトロンの洪水にヤラれてただけって話もあるけど、それだけじゃなくてギターがしっかりと泣いてて要所要所にハマってくるのだ。ギターの音も中音域ブーストされてる個性的な音だから聴き応えあってね、もちろnフレーズの美しさもあるし泣きメロの素晴らしさが圧倒的なんだが…、このバンドってそういうのヤラせるとホント上手くてさ、ツボに入るんですよ。ゆったりとした中で聴いて涙する、みたいな。それで良いのかロック少年、って思うくらいに日本人はツボにハマると思う。バンドメンバー4人だけの演奏でこんだけプログレッシブになるのかというのもちょいと驚いたけどね。

 もちろんそれだけじゃなくて普通に…ふつうじゃないけどロックしてる、プログレしてる、ってのもあるしムーグだエレピだと表情豊かに迫り来るサウンドの洪水、そこにギターも追随してくるしもちろんバンドも来るんだけど、全然激しいロックプレイってんじゃないところが面白い。音楽家がひたすら音楽しているという印象が強いんだよね。それでもここで演奏されてるのはBJHのベスト選曲みたいなものだからやっぱりそこかしこで「おぉ〜!」と唸ってしまうのもあるし、何とも懐かしいな〜ってのとやっぱりスゲぇライブ盤だったな〜と納得する部分と両方あって嬉しい。テクニカルじゃないんだけどハートがロックってのかな、魂入ったギターが好きなんだろうなぁ…、演歌調と言えばそれまでだが(笑)。




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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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