Cactus - Restrictions

Cactus - Restrictions (1971)
Restrictions

 こないだ遊びでスマホ向けサイトってのを作ってたんだけど、PCでもiPadでもiPhoneでも見れるのを作るって結構面倒なんだなって思ってた通りに実感した。技術無しで遊びで出来るのかな〜と昔の知識で作ってたから少々厄介だったんだよね。基本同じなんだけど画像サイズを変更してっちゃうとかレイアウトもそれぞれ向けに変わってったりするからそこまで熱心に調べて作れてないし、グチャグチャのままで挫折(笑)。挫折っつうか、雛形いじれば出来ちゃったけど、真面目にやるにはちょっと勉強しないとダメだこりゃ…と。専用サイトならまだ楽なんだけどね。

 アメリカンハードの雄、カクタス。年を経ても何かと劣化しないで名前が残っているバンドなんだからやっぱりそういうバンドなんだろう。1971年リリースの3作目「Restrictions」。正直に書けばカクタスでこんなジャケットアルバムあったっけ?っていうくらいに地味に出て来ないアルバム。カクタスらしからぬジャケットってのもあるか、熱気がジャケットから伝わって来ないっつうか、どこか赤とかオレンジとサボテンな印象が強いから見過ごしてる事も多かったのかもしれん。1971年リリースのオリジナルメンバー最後の作品なんだから悪いはずもなく、相変わらず熱気ムンムンのドタバタやりたい放題ジャムセッションみたいなのが繰り広げられるのも最高。アルバムとしちゃかなりとっちらかった感じもあって、アメリカだな〜みたいなカラッとしたサウンドもあればリトル・フィートか?みたいなのもあったりどうにもドタバタ…。

 しかし、どんな曲でもこのドラムとベースはうるさい。音圧が凄いよね、やっぱり。レコードとかで聴いててもそういうの分かるってのは生だと相当デカいんだろうな。音が詰め込まれているかのようなヘヴィさで、ギターが軽く感じるくらいだもんね。ベックが一緒にやりたがったのは分かるなぁ…、Led Zeppelinがああいう形で成功しているのを見れば自分にも出来るだろって思ったろうし、それにはヘヴィで自分に負けないリズム隊が必要だっただろうし、と妄想してみたり。曲を練るとか芯をまっすぐ整えるとか楽曲プロデュースできる人がいればもっと面白いバンドになったんじゃないかと思うけど、そんなのなしでもコレだもんな、音の迫力でKOだよ。ただ、曲の面白さに深みがないからどうしてもその場で終わっちゃうのは自分の好みだろう。大音量で聴いてるとスゲェ迫力で楽しめます。



Vanilla Fudge - Near the Beginning

Vanilla Fudge - Near the Beginning (1969)
Near the Beginning

 ホントにさ、いつまでも古いカビの生えたようなロックばかり聴いててもしょうがないだろ、そんなんで熱くなってるっていつまで子供だよ、みたいに思うんだが、近年のを聴いててもそんなに燃えるような事ないし、どうして?音は良いしテクニックもしっかりしてるし楽曲も楽しめるようになってるしライブだってきっちりしてるし、滅茶苦茶にやるバンドだっているだろうし、それでもやっぱり古いロックのエネルギーとパワーはまるで次元が異なるモノなんだよ。今の時代には再現できないんだろうか?多分無理なんだろうな。それでもあの熱気が好きなんだ、っていう人々にはやはり古いロックを聴くと燃えてくるというものなのだ。いいのか、それで??

 ヴェニラ・ファッジの1969年の作品「Near the Beginning」。Vanilla Fudgeと言えば「Vanilla Fudge」なのが定説で、そりゃ否定はしないけどバンドとして活動してたんだからそりゃ色々な作品もあって、決して「Vanilla Fudge」だけでなく他のアルバムもあるんだよ、ってくらいに傑出した「Vanilla Fudge」という作品があるのが今や難点にもなってて本来のバンドの姿がきちんと見られないというようにもなってしまっているが、その実当然ながらBB&Aへの影響もあって、アメリカのアートロックバンドとしては際立っていたハズ…だろう。まぁ、パワフルさでは割と知られてもいたので聴いてみるのが一番、ってことで「Near the Beginning」なのだが、いいねぇ、時代を感じさせる古いロック、そのままです。パワフルにエネルギッシュに、そしてオルガンの音も古いしドタバタなドラムに好き勝手に入ってくるベース、こりゃベックが聴いてこいつらとやったらパワフルなのが出来る、って思うハズだわ、ってくらいの作品。

 A面はスタジオアルバム、B面がライブアルバムになってたアナログ時代、今のCDやDLではその後3曲のボートラ付きになってるんでちょいとアルバムとして聞く場合の意味合いが異なってきてるけど、まぁ、それはそれでボーナスなので楽しめるから良いだろうよ。んで、スタジオアルバムの方もそりゃ時代が時代だからほぼライブみたいな録音なんだろうし、迫力が欠けることはないんだが、カーマイン・アピスのドラム、凄いな。ハードロックっつうよりもアート・ロック、プログレチックなサウンドってのはオルガンで展開を作っていくからか、これはこれで中途半端な位置づけで味わえる気がするが深みがちょいと足りないか。ライブの方もそれは同じくで練られ度合いが少ないかね…、ちょっとバンドとしてはどの方向性がベターなのか、ってな迷いはあったのかもしれない。しかし、だ、ワウペダル踏みまくってのギターのインパクトは好きだね。リズム隊もオルガンも良いし、総合的に好まない要素はあまりないのだが、何故かバンドとして出て来る音楽としてはさほど魅力的ではないのは多分楽曲そのもののお話になるのか…、音楽ってのは難しいな。ロックのパワーは凄まじく持ってるバンドだからそんなのライブ見たらぶっ飛んだだろうけどな〜。



Grand Funk Railroad - Closer To Home

Grand Funk Railroad - Closer To Home (1970)
CLOSER TO HOME

 人によるんだろうが、アメリカンロックとは何を指すか…、ジェームズ・テイラーとかって人もいるんだろうし、どんだけアメリカ全土をドサ廻りしているかってのがそのセンスを決めるのかもしれない。概ねアメリカでしか人気の出ない人ってのは土着的な人気は高いとも思える節もあるんで、結局目的によりけりになるのだろう。そうすると世界的に人気のあるってのはやっぱり凄い事で、一番はアメリカの田舎でも知られていることとかなのかもね。そういう意味ではダサいくらいのバンドってのは割と好かれるのかも、などと思うこともしばしばあるが、知られるってのは別の話。

 Grand Funk Railroadの3枚目のアルバム「Closer To Home」は1970年にリリースされてて、この年はこの後「Live Album」もリリースしているので何と1年で3枚のアルバムをリリースしていたという仕事ぶり。これじゃ凝った曲作るとか録音するとか出来るはずもなく、だからこそ単純明快なアメリカンハードロックばかりを力で封じ込めるという作品になっていったのだろうか、バンドの勢いがそういうものだったからアルバムをガンガン出していったのか…、いずれにしても初期3枚は勢いの塊で作られたエネルギーの塊とも言えるパワフルな曲が並ぶので、もしかしたら全て過去のストック曲をそのままぶつけていたのかもしれない。ただこの時代だからそんなにオリジナル曲を多数保有していたとも思えないし、やっぱ作ったのかな。作るってもこの手のだったら簡単に出来ちゃうのかもしれないけど。

 んで「Closer To Home」。冒頭から静かなアコースティックの調べ…、このまま騙されてはいけないとおもいきや突如として暴発するパワフルなハードロック、正にアメリカンハードロック。GFRって実はこの手のハードロックで勢いで畳み掛けまくるのもあるけど、メロウなのも割とあったり、ちとファンクノリ的なのもあったりと一筋縄でいかないところもまた魅力的で、結構アメリカンの全てを持っていたりするので重宝されたんだろうと。この作品も冒頭は勢い凄いけど徐々にメロウに聴かせる作品になっていったりするのもあるし、ジャケットセンスの悪さはいつもながら、音は真摯に出来ているアルバム。どことなく息切れしそうかな、みたいなのは感じるけど多分それはバンドのこの後を知ってるからという幻想だろう。ようやくアメリカンハードロックの雄、グランド・ファンクっての整理して消化して聴けるようになってきた自分、やっぱね、アメリカという土地サウンドに慣れないとなかなか聴けないんだよね…。



Flint - Flint

Flint - Flint (1978)
Flint

 アメリカンロック系統を色々と聞いているけど、これまで聞いていたようなロックとはやっぱり全然違うな〜ってのをヒシヒシと実感。好き嫌いで言えば好きかもしれない。こんだけ快活でスカッとするサウンドってのはアメリカならではだし、ハードロックよりになればなるほどそのパワフル度合いも増してくるし、アメリカンいいぜ!ってのも分かるわ。ただ、いつも思うのは残らない…残らないってかその時は気持ち良いけどそれはどんなの聞いててもそれでいいか、みたいなこだわりがあまり持てないと言うのか、それこそ商業主義的なものかもしれないけど、作品はよく出来てるのばかりでそういう意味で駄作は全然ないんだろう。でもな〜、何度も聴かないんだよね。

 1978年リリースのFlintというバンドのアルバム「Flint」。まぁ、自分も全然知らなかったし、世間的にどんだけ知られてるか分からないけど、Grand Funk Railroadのマーク・ファーナー以外のメンツが揃ってやってるバンドということで、これまた快活骨太にGFRそのまま直系のサウンドが飛び出してきて楽しめる一枚。結構ソウル寄りなんだよな、このバンド。ハードロックな雰囲気してるくせにかなりブラックな音でね、GFRもそうだったけど、その辺の融合性ってのは特異なものがある。そしてどうにも不思議な事にトッド・ラングレンとザッパがゲストギターで参加しているというのも人脈の成せる技か。いずれも個性的なプレイなのだ…ってかこのバンドとは異なるスタイルだから聴いてるとわかりやすい音ですな。

 アメリカンロックの代名詞なGFRからの派生バンド、Flint、やっぱりニッチ向けなのだろうけど、その分カバー曲をFlintらしくアレンジしてパワフルに聴かせてくれるのが多い。聴いててやっぱりスカッとするのは気持ちが良い作品だ。一方でどうしたってその時代を感じてしまうんで古さが出てきちゃうというのもあるが…、いやいや、この時代にこのサウンドを聴かせてくれてたってのはなかなか良かったんじゃないだろうか。

Bighorn - Bighorn

Bighorn - Bighorn (1975)
ビッグホーン

 iPhoneで本を読んでるとあとどれくらいで終わりなんだろ?とか今どのくらい読み終えてるんだろ?みたいな感覚的なのが掴めなくて、キリの良い所まで読んで寝よう、と思ってもどこがキリがいいのかわからなくて、結局最後まで読み切ってしまうという寝不足(笑)。e-Pubなんかもそうだけど、自分で文字サイズとか変更設定出来ちゃうからその本が何ページになるのか、最初にチェックしてないし途中でもチェックしないしよくわからないまま読み始めちゃうってのがダメなんだろうけど、楽なのは楽だね、こういう読み方。

 1975年カナダから一作で消え去ったBighornってバンドの「Bighorn」、アカペラからのコーラスワークがよさ気、なんて思って聴き始めたんだけど、単なるポップロックだった、とも言えるような質感。一方ではボストンとかその辺の洗練されまくったポッププログレ風味って味わいもあるか、音の作りが綺麗なのでそう思えるだけで、プログレな展開があるわけではない。ハードロックかと思って聴いたけど普通に綺麗なロック、ポップ的な音なのでどういうんだろうな、これ、クイーンのギターが弱い感じ?歌は上手いしハイトーンで聴きやすいし曲は割とドラマチックだし、爽やかだし、案外非の打ち所がないアルバムにはなってるという…。結構ハマれる人はハマれるんじゃないだろうか?ストリングスもあったりするんで綺麗だし。

 そっか、ギターがあんまり出て来ないんだな、それでいてキャッチーに出来ちゃってるから宙ぶらりんな感触あるけど、かなり可能性を秘めた感じのある作品なので名盤じゃないけど良いかも。歌声の好き嫌いは分かれるだろうし、80年代に出てきたら割とチャート上位にいたんじゃないか?ってくらいなサウンドでジャケットもモロだけどインパクトあるし、裏ジャケ見るとやっぱクイーン好きなんだろうか?って思えるし好感度のあるバンドだ。

Legs Diamond - Diamond Is a Hard Rock

Legs Diamond - Diamond Is a Hard Rock (1977)
Diamond Is a Hard Rock

 アメリカの音ももちろん色々あって、自分が聴けない、好みではないジャンル・傾向ってのが何となく分かってきたか。全般的にさほど好みじゃないのはあるとしても、熱気のあるアングラなハードロック傾倒は面白いのが多いね。メジャー路線になっちゃうとどうにもポップでキャッチーで爽やかでってのが出ちゃうから好きじゃないけど、そういうのに頼れない連中は地力でひたすらやっててそれは面白くそんなにアメリカ的な音ではなかったりする。ってことは売る人達がアメリカらしいサウンドってのを作ってて、それに乗ってるだけって話か?シーンってなんなんだろうねぇ…。

 Legs Diamondの1977年リリースのセカンド・アルバム「Diamond Is a Hard Rock」。当時それなりに売れたらしいし活動歴も長くて知ってる人も多いんだろうね。自分は全然知りませんでした。聴いてみてなるほど、これなら時代を思うとそれなりにシーンで話題にはなったんだろうなという想像は出来るけど。ただ、好みで言えばそれこそ全然ダメな部類のハードロックみたいなポップス。AOR傾向が高いというか音作りの話だからバンドそのものではないけど、鍵盤が結構ピコピコしてて、なんでだろ?って思えばファーストアルバム時は鍵盤中心のハードロックテイストバンドだったけど、このセカンド「Diamond Is a Hard Rock」からはギター中心のハードロックへと進み、その後はシーンに乗るかのようにハードロック路線へ進んでいったが失速度合いが速かったらしい。

 ただね、アメリカンハードロック、この時代のものとしてはかなり良いレベルな曲も多いし、歌声の快活さと高音域はかなりなモノだし、やっぱりアメリカのバンドは上手い。だからもっと売れてもおかしくなかったし、実際売れたんだからそういう実力は示せているでしょ。そういうのはしっかりと感じるんだけど、どうにも残るものが無いのは何故?ここが不思議なアメリカンな音、なのだ(笑)。ま、それは好みとして、ハードロックと書いてるけど、結局ハードロックな音をしているキャッチーなポップバンドでしかなくて、そこにはロックという部分がファッション的音的になっているだけなのか、本質のお話になるのかもな。リアルタイムだったら好きだったと思う。



Estus - Estus

Estus - Estus (1973)
Estus1973

 どんだけ時代が便利になってもアナログレコード買ってきてプレーヤーで聴くのが一番簡単で音が良いし、ゆったりと聴けるし気分も良いよ、って人もいる。そうだろな〜って素直に思うもん。PCとかそういうのが苦手だし、好きじゃないしネットで情報漁るくらいは出来るけど、iPodとかで聴くのも出来るけどデジタル化するのはよくわからんとか面倒だとかそういうのもあって、結局レコードたくさんあるしそれを聴くのが一番だってね。本の世界でもやっぱり文庫本なりをそのまま読むのが一番ラクで、デジタル化のライブラリにするにはそれなりに時間がかかるし、どこまで進むものか。音楽はCDというデジタルライブラリがあったからデータへの移行もまだ進みやすかったけど完全紙媒体からのデジタル移行と権利関係だけしか手に入らない今のデジ本概念は悩ましいだろうね。

 1973年にリリースされたアメリカ産のEstusってバンドの「Estus」。元々Dustってバンドでドラムを叩いていた後にラモーンズに加入することになるマーキー・ラモーンが在籍していたバンドとして知られているのかもしれない…って自分は全然だけどさ(笑)、それくらいしか話題がないというバンドなワケですな。1973年のハードロックバンドってことで聴いてたんだけど、まぁ、ハードロックの概念の異なることこの上ないってくらいに同じハードロックという言葉では括れない快活なサウンド。いや、快活ってほど脳天気でもないけど、こないだまでドロドロのブルースハードロック聴いてたからこんだけ爽やかだと快活に聴こえてしまうっていうだけのお話。やってることは結構泥臭いし、簡単にハードロックですというモンでもないのだけど、やっぱり憂いさや湿っぽさってのは全然ないからなぁ…。

 根本的にAOR風味ってのはアメリカのバンドの根底にあるのかね、キャッチーに聴かせるみたいなのとかさ、音が綺麗に鳴るとか、そういうのはやっぱり商業品としてのレベル感ってのが重要なのだろう、その意味では後世に至るまできちんと聴ける仕込みがなされているし、ジャケットにしてもきちんtイメージを打ち出していて、洗練された都市のロックバンド、という印象はそのまま音に表現されている。深みはまるで見当たらないし、どっちかっつうとウェストコースト的な音だけど、そこまでレイドバックしてないし、良い線行ってるかもね、という辺りか。残念ながら自分的琴線にはまるで触れない音ではあったが(笑)。

 しかしアマゾンもiTunesもアメリカの会社なのにこういうのって全然無いんだよなぁ。売れなかったものは売れなかったでオシマイなんだろうか。希少価値とか歴史価値なんて大して気にして無くて商業主義だからしょうがないのか。

Argus - Argus

Argus - Argus (1973)
argus

 ギリシャ神話に登場する人物名をタイトルにしたり話題にしたりその物語を作っていったりとアチコチで使われるのだが、ギリシャ神話そのものは随分昔に読破したきりで、覚えていない事ばかりなんだよな。登場人物名だって全部覚えてないし、ってかほとんど覚えてないからコレ何が題材なんだろ?って気にして調べてようやくわかる始末ってのも多く、自分の知識の浅はかさを知るものだ。ロック追求していくとそういう文学的なのとか歴史、思想なんかも入ってくるしその背景も知ってると面白かったりもするし、なかなか単に聴いて面白いというレベルだけで済ませてはおけないのもある。

 Argus、日本読みだとアーガス?それともアルガス?になるけどどうしてもWishbone Ashの「Argus」がイメージにあるから「アーガス」と読んでしまうものだ。一方でArgusというバンドも英国で出てきて、こちらは1973年に「Argus」というアルバムを録音しながらも当時リリースされなかったらしいブルースロックなバンド、Wishbone Ashを意識したというのではないと思うけど、単語の閃きはその辺の影響もあるのかもしれない。そもそもArgusってのはギリシャ神話で100の目を持つ巨人、ってことらしいから何となくバンド名にしたりするには相応しい感じあるもんね。そうか、などと思ってギリシャ神話を読もうとしてもなかなか読みにくいんで章単位レベルで紐解いていくくらいがちょうど良いのかもと思うが…。

 さて、このArgusなるバンド、2001年に発掘リリースされたことで知られたバンド、当時は自主制作モノだったのかなぁ…、1977年のライブ音源がボーナスで収録なんてあるからバンドキャリアはそれなりらしいが、ども元Julian's Treatmentのメンバーが参加してて後にはAnacondaへと改名していった音源だからバンドそのものは長いんだろう。普通にブルースハードなロックバンドで、捻りは何も感じられないストレートなアルバムと思いきや、フルートが出てきたりするのもなかなか不思議で面白いけど、音そのものはオーソドックスなブルースロックなので、確かに世に出すにはもう不要なんじゃないか?って気はするか。ワンパターンマンネリのリフで攻め立てていく曲調はこのプログレな時代にはやや不向きだったろう。かと言ってブルースギターの名手と言うほどの名手でもないし…、やっぱりロックシーンで目立つというのは難しいものだ。しかしこうして陽の目さえ浴びれば何かしらのリスナーが付くのもあるからね、商業ベースとは関係ないけど(笑)。

Suck - Time to Suck

Suck - Time to Suck (1971)
Time to Suck

 刺激的なロックがいい。どんだけ色々聴いたってやっぱり衝撃的刺激的なサウンドに出会った時の興奮度ってのは変わらないし、そいつを欲しているから聴くんだってことも実感する。もちろんそこから何度も聴くことでハマりつつ更に深みのある刺激を求める事にもなるのは普通のお話だが、やっぱりロックは衝撃度が強い音だ。未だにそういうのを求めてるし、別に最近の音楽でもいいんだけどそういうのが少ないってことで、やっぱり70年代はアホみたいにそういうのに人生賭けてますみたいなのが多いから何でも出てきたんだろうなぁと染み染み。

 1971年に録音されたけどお蔵入りのまま年月が経ち、2009年になってアメリカのレーベルから発掘リリースされたという南アフリカ出身のバンドSuck(笑)の「Time to Suck」。南アフリカだぜよ。メンバーをWikiで見ると南アフリカ出自ってのと英国・イタリアと並んでるから多国籍バンドになるが、よりにもよって南アフリカで出会ってそのまま好きでやって録音したって所だろうか。南アフリカでのデビューは当時難しかったのか斬新過ぎたのか、どういう毛色でテープが40年経過してアメリカのレーベルで発掘リリースされたのかもよくわからんけど、まぁ、訊いてみればいいよ、ぶっ飛ぶから(笑)。

Songlist
1.Aimless Lady
2.21st Century Schizoid Man
3.Season Of The Witch
4.Sin's A Good Man's Brother
5.I'll Be Creepin'
6.The Whip
7.Into The Fire
8.Elegy
9.War Pigs

 基本Black Sabbath的Uriah Heep的、そこにZeppelin的なプログレセンスもはいるのだろうけど、そんなのよりも先に超ぶっとびのハードロックバンドってことを認識する人の方が多いんじゃないだろうか。曲目見りゃわかるけど、カバーばかりだからどうやって料理してるんだろう?って好奇心が疼くワケ。んで聴いてみると完璧にぶっとぶ。GFRのヤツからして何じゃこりゃ?だしその後のクリムゾンの「21バカ」とかこんなに疾走感溢れるハードロックで出来ちゃうのか?スゲェ!とかさドノヴァンってこんなにヘヴィになるの?しかもこれ、Zeppelinがやったらこうなるって感じじゃね?ってくらい初期のサイケ色なんかも出ててさ、そりゃ1970年だからそっか。フリーのカバーではやや疾走感増しているくらいでオリジナルを大幅に変えるってのは出来なかったのか、そのヘンがフリーの個性かもな、とかコロシアムなんてカバーするんかい?な別の驚きやPurpleのコレ?が一番ハマってるのかも?なんて思ったり…、ボーナスにはサバスだよサバス、このバンドの本質だからあのオドロオドロしさ感と言うよりもSuckの疾走感とキレの良さが出てきててなかなかラ楽しめる…、冷静に聴けば普通に単なるカバー曲アルバムなのだが、アレンジや取り組みが当時のスタンスってのが新鮮で、だからこそ表には出て来れなかっただろうけれど、今となっては貴重なシーンの証人とも言える音があの時代の音で詰め込まれているのは頼もしい。割と愛聴盤になっちゃってるかも(笑)。



Orang-Utan - Orang-Utan

Orang-Utan - Orang-Utan (1971)
Orang-Utan

 北の大地に旅をしたいな〜という欲求が出てきているのだが、雪道での車の走らせ方と危険度みたいなのを全く経験したことないから、そのヘンの足慣らしをしてからじゃないとわからんな〜という不安感。スタッドレスやチェーンってタイヤで走るから大丈夫だろと思う部分はあるけど、基礎経験がないからどれくらいで危ないとか雪時ので対処がわからんし、だったら電車で行けとなるが、それじゃ範囲が狭まって面白くなかろうと。もっとも全部を回れるワケじゃないからとりあえず経験してみれば?なんて考えもあるけどさ。

 正体不明なハードロックバンド、1971年にアメリカでリリースされたOrang-Utanの「Orang-Utan」。正体不明ったってさ、音を一発聴きゃどうしたって英国のバンド、もしくは英国人の多いバンドってのは推測が付くレベルの音だ。1971年か…、モロにこういうのだよなぁ…、アメリカとは全然異なる空気感はやっぱり英国の音だと自分的には思えるね。時代的にブルース・ロック中心、ブルースギターからハードロックへの発展みたいなのがあるからかもしれないけど、見事なまでにブルースハードロック一辺倒なバンドで、歌はハイトーン、プラント系だけどややパンチが弱いか。ギターは思い切りその時代のブルースロックサウンドでアルバム上は二本のギターがしっかりと鳴ってて心地良いあの時代のロックサウンドが流れてくるから個人的には非の打ち所がない傑作。ドラムのドタバタぶりもこの見出し、ベースの控えめながらも自己主張する的なラインもとってもよろしい。当時の英国シーンだったら普通にメジャーデビュー出来てたレベルだから、やっぱりアメリカでの成功を目論んでアメリカに渡ったんだろうな、と想像ができる感じ。

 しかしバンド名悪いしジャケのセンスもイマイチレベルだし、一節にはLeaf Houndのメンツだとか、そのリズム隊がアメリカに渡ってアメリカで他のメンバーみつけて出したアルバムとかそういう話らしいが、その辺はともかく、思い切り英国ブルースハードなサウンドはまだあるかといわんばかりの英国ロックの深い沼サウンドの一旦。アマゾンで買えるしYouTubeでも聴けたりしちゃうのは見事な時代と舌を巻くばかり。この手のが好きな人にはかならず響く作品だね。



Full Moon - State of the Artists

Full Moon - State of the Artists (1980)
State of the Artists

 先日とある告別式に参加したのだが、参加そのものはもちろん好きじゃないのは元より、参加してみていつも感じるのはお坊さん達のコーラスワークの美しさと木魚と鈴の音色の美しさだ。人数が多くなるとコーラスワークの厚みが増すから迫力が増すのと共に熱気と気合いがどんどんと高揚していくことでさすがに魂弔いの儀式だから凄い迫力だもん。かと言ってそればかり追求して聴くってもんじゃないけど、ライブではまさにドラマティックな序章から始まり、コーラスワークが展開され、土着的リズムにより熱を帯びて終焉を迎える、そんなストーリーが見れるのもこれまたよろしい…もっともその最中は慎ましやかな表情でいなければダメなのと、関係者でないことが条件だろうけど。いやいや、失礼なお話でした。

 1980年頃ってのはアメリカでも地下のロックシーンが盛んだったのか、たまたま地下でしかい生きられないくらいに表のシーンと正反対の路線にいたかってバンドが多かったようだ。今となってはその中にも結構なバンドが存在していたんだというようなことも知られていたりするらしい。大体はNWOBHMに近い音を出すシーンだったようだが、今回のFullmoonなんてのもその一つ。1980年作の「State of the Artists」なんてのも自主制作でしかリリースされていなかったらしいが不発掘音源として今ではそれなりに知られているとかいないとか…。確かに音作りはチープで生々しい録音の音だったりミックスももうちょっと、とかバランスも当時のMTRレベルなのはよくわかるけど、出て来る音はかなりカッコ良いバンドで、この辺って面白いのかもなと。

 こちらもジャケットで見られるようにツインギターバンドだからか、Wishbone Ash系のドラマティック仕立てのツインギターを聴かせる、そして哀愁漂うメロディを中心にした楽曲群が心地良く響く。歌声もなかなか哀愁を感じさせるもので、コーラスワークもまさにそのもの、ブレイクを挟みながらのメロディ作りも見事でそこに絡むギターの美しさも相当な代物なので、確かに名作の域にある作品。こういうレベルのをメジャーな人がプロデュースすると相当な名盤になっただろうなと思える快作。抜けは良いけど哀愁漂うメロディという不思議なセンスが同居するバンドで、もうちょい知られててもいいだろうってレベル。こういうのは英国のB級バンドとは全然異なるモロにメジャーで通じるレベルだけど商業路線からは時代的に外れていたというものか。ホント、名盤だわ。





Bachman Turner Overdrive - Not Fragile

Bachman Turner Overdrive - Not Fragile (1974)
Not Fragile

 アメリカのロックってのは分かりやすいよなぁ、ホント。ストレートに快活にズカンと来るもんな。捻りなんてのはなくってそのまま、そしてクサ〜いバラードもお決まりのパターン。でも音の作りはどのアルバムでもきちんと商業路線を見据えた上での作り方してるから後世になっても妙な聞き辛さはなくてきちんと聴けるのは流石だ。まぁ、だから好みの違いってのも出やすいんだが、ウチは基本的に英国寄りなのでアメリカのは全然判ってないのが多いです(笑)。聴くのは聴いてたけど、ハマらなかったし、そういうもんだろ。

 Bachman Turner Overdriveの3枚目の作品「Not Fragile」。いや、カナダのバンドになるんですがね、カナダってのはもっとストレートで分かりやすいのが多い。その代表的な例でもあるかのようなバックマン・ターナー・オーバードライブってな話だけど、聴いてて不快に思う人は多分いない。耳に残らないとかBGMでしかないって人はいるだろうけど、それくらい突き抜けた直球な音で、ギター弾きあたりからすると良いギター弾いてるんでなんか妙にギターが気になっちゃうのはさすがなバンドだ。どの曲もわかりやすくシンプルに快活にキャッチーに、そして超パワフルに暑苦しく迫ってくるという徹底したバンドパフォーマンスはグランドファンクからの直系技だろうか、はたまたカナダからの回答というバンドなのだろうか。

 不思議だよなぁ、そんなに接点があるとは思えないんだけど、快活でスカッとするバンド達って、一曲くらいギターソロが歌いまくるというサザンロック的なドラマティックなギターソロ曲があって、妙に燃えるってのがある。狙って作ってるのかもしれんが、カナダってよりもアメリカ的な所か。でも節々でこのバンドが英国ロック好きなんだろうなぁってのはフレーズなり聴いてるとちょこっと判ったりするのは楽しいかも。一方でエラくゴキゲンなアメリカンもあるのはバンドのキャパの広さだろうか。理屈じゃなく楽しめる一枚なのは間違いないな。



Alice Cooper - Goes to Hell

Alice Cooper - Goes to Hell (1976)
Goes to Hell

 昔はモノの本で気になるレコードジャケットなんかを知ることが出来て、問題はどうやって手に入れるかだった。古いレコードはもちろん普通のレコード屋には置いてなくて、じゃ、どこ行けばあるんだ?ってなってさ、中古レコード屋漁りが始まるワケ。輸入盤を扱ってる所へ行くという手もあったけどTowerrecordみたいなのってまだ全然普及したなかったからどっかの小さな輸入盤コーナーとかしかなくて、当然見つからないんだよね。中古でもなかなか見ないしさ、どこで買うんだよ、って思いながらレビューを読んでたりしたものだ。

 アリス・クーパーってのもその中のひとつでもうね、これほど全く手に入らないってくらいに見かけることのなかった人もないんじゃないかってくらいに見なかった。タワーへ行くと普通にあったんだけど、そんなの後の話でさ。エアロとかキッスなんてのは普通に手に入ったけどアリス・クーパーは全然聴くのが遅れたもん。売れた系のはともかくちょっとその前後だともう見なかったし。「Goes to Hell」もそんな中の一枚で、ジャケットインパクトあるし、面白そうに書かれてるから聴いてみたかったんだよねぇ。でも一番聞きたかった時には聴けなかった。おかげで後で聴いた時はそこまで思い入れることもなく聴いてしまったので、結果的にはそこそこのアルバムだけどよく出来てるなという印象。久々に聴いたけど、よく出来てるどころかかなり作り込まれててさすがのボブ・エズリン作と唸らされる一枚だった。ひとつの演劇を聞いているかのような錯覚に陥るくらいにドラマ仕立てが普通に流れてくる。よって、単調なアルバムであるはずもなく、ひとつひとつが念入りに作られてて、アレンジもしっかり出来ているアルバム。

 その分ロック的かと言う意味ではかなり不思議。ハードロックじゃないしショック・ロックってのは見てくれの話だし、やってる音はと言うと良質なポップロックで演劇チック、と言った所か。それでもアリス・クーパーというブランドだからロックになってしまうんだけど、ジャケットのインパクトが強いけど、中身はかなりユニークな聴きやすい作品で、見事なアルバム。昔の書評でも名作と書かれてたりしたけど、なるほど、素晴らしくよく出来たアルバムだってことを再発見。やっぱり今でも活躍出来てるビッグネームは違うね。





Aerosmith - Classics Live

Aerosmith - Classics Live (1986)
Classics Live

 旅に出たい…ちょっと寒い地方へ見ることのなかった景色を堪能しにゆっくりとしたいな〜なんて最近ふと思う。人生きてる間に出来ることなんて限られてるけど、多少の意識で出来ることはしておいて損はないだろうよ。普段どうせつまんない生活してるんだから(笑)、などと自虐的な事をよく思うんだよな。自由をもっと満喫して好きに生きるって選択をするべきだし、カネは稼がないといけないけど上手くやれる事もあるだろうよ、などと煩悩に振り回されることもしばしば、実際は大して変わることなく暮らしているのだが…。

 エアロスミスに行ってみよう、と思ったは良いが初期のアルバムは大抵書いちゃってるし、何が良いかななんて物色してて、ふと「Classics Live」を見つけた。あぁ、エアロスミスってのを聴き始めた頃に出たアルバムで結構好きだったな…と思い出して、そういえばこれってジョー・ペリーもブラッド・ウィットフォードもいない頃のライブが中心だったんだよな、と。それでも当時結構よく聴いたライブで好きなライブだったんだが、もしかしてジョー・ペリーとかいなくても成り立ってたんじゃね?なんて思ったものだ。それは多分実際にその通りで、ドラッグまみれになっていない音楽集団がライブやってる方が音的にはきちんとしているのは当たり前だ。だが、バンドはロックバンドのカッコ良さってのと歴史を重んじてオリジナルメンバーに戻しての活動を選択したのだが、それは正解だったと言えるだろう、今となってはね。

 この「Classics Live」ってホントカッコ良くライブアルバムとしてまとまってるんだよ。基本1984年2月のボストンのライブが中心になってて「Kings〜」が1978年3月、「Dream On」が1978年11月のラーゴからのショウというだけなので時代差がかなりあるのだが、上手く編集されてるので違和感なし。その編集の上手さがバンドメンバーには焦りを覚えさせたようで、続編はメンバーが手を入れてくるという始末。大人の事情はともかく、作品をリリースするならきちんとやるのが当たり前だろというのはあるが、その御蔭で案外素晴らしいと知られてしまったジョー・ペリー達なしのエアロスミスのライブ、売れないだろうけどその頃のライブ音源をきちんと出したらそれなりに再評価されるのは間違いない。90年代以降のエアロのライブアルバムとかほとんど知らないけど、それに比べたらかなりロックバンドしてて良いライブなんじゃないかな。





Cheap Trick - Sgt Pepper Live

Cheap Trick - Sgt Pepper Live (2009)
Sgt Pepper Live

 アメリカのB級バンド、と言うか売れたけどその後すぐに衰退していったバンドってのは英国みたいにB級バンドでも価値あるよね、って再発見に至る例は少なくて、やっぱダメだったんだからダメだろ、くらいにしか扱われないみたい。だから再発なんてのもあまり出てなくてCD化も一度されてれえば御の字、以降の再発なんてほぼ出て来ないというのも多いみたい。だからこれからその辺漁ろうと思ってもなかなか簡単には入手できないものが多い。DLにしてもそれは同じで、要するに商売にならないモノだったから相手にされてない、ってのがあるのかな。いくつものバンドを取り上げてみようかと思ったけど、自分自身アルバム丸ごと聴けないんじゃしょうがないしなぁ…とセコセコと貯められればいいけど、そこまで根気が持たない気もしてるし、そのうち何かのタイミングだろうかと。

 んで、まるで打って変わってキッスと来たからふとチープ・トリックって…って思ってちょこっと漁ってみると面白いのが出てたんで、ちょいと取り上げてみましょう。「Sgt Pepper Live」、2009年リリースのライブアルバムっつうか企画物アルバム。タイトル通りそのまま「Sgt Pepper Live」をやってるワケだが、元々ビートルズ大好きバンドとして知られていたし、曲調にもそんなのはたくさん出てきていたのでやること自体に驚きはないのだが、その出来映えと実力にはかなりびっくりした。まずロビン・ザンダーの歌の上手さ。Cheap Trickの時もそりゃ上手いのはあったけど、こういうのでこんな風に歌い上げれるのか、しかもこのままの声でってのにびっくりして、その声室の良さと伸び具合に年齢を加味してもびっくりした。ホント、上手い。天性のパフォーマーだろうな、これは。バンドのコーラスも演奏も実はかなり上手いので、まったオリジナルを超えてしまった演奏に仕上がっているのが素晴らしい。トム君のベースもかなりポール的な音に近づけての完コピで楽曲を見事にリードしているし、ドラムも素晴らしく完コピと言える程のフィルの使い方で素晴らしい。リック・ニールセンはと言えばビートルズフィニッシュを施したギターで実は控えめにレコードで出て来る様々なフレーズをギターで再現してて音の足りない所を全部埋めているかのような職人芸に徹している。やはり圧巻はロビン・ザンダーのボーカルに尽きる。

 コーラス陣営に鍵盤、サイドギターなど豪華陣営で「Sgt Pepper Live」のフルサウンドを現代風に蘇らせているので、その違和感はまるで見当たらなく、それどころかオリジナルの次にはコレで十分に伝わるんじゃないか?ってくらいのハイレベルな出来映え。プロを40年やってきたCheap Trickってバンドが好きなビートルズを存分にやるんだからコレ以上の出来映えは他ではなかなか出来ないだろう。それでいてCheap Trickらしい側面もきっちりと出しているのだから、丁度機が熟したという場面での演奏だったのかな。音のみならずDVDでもリリースされていて、そっちのが全然楽しめるね。





Kiss - Double Platinum

Kiss - Double Platinum (1978)
Double Platinum (Remastered Version)

 昔は個人情報をネット上でさらけ出すなんてことしたら何が起こるかわからないって思ってて、そういうのは注意しながらネットの世界を楽しんでたけど、今じゃ普通にネット上に個人情報を垂れ流して交流するようになってる人が多いようだ。LINEやfacebookなんてその顕著な例だし、クローズドの世界と言っても桁違いの会員数なワケだからほぼ丸出しという状態。それでもリアルと比べてさほど何かの被害に合うことが多いワケでもないだろうから、大した影響はない世の中になったのかもしれない。自分はそれでもその危険な世界に触ろうとは思わないからいずれも未参入。バレるとマズいことたくさんあるから?って自分で思ってるからかもしれん(笑)。

 仮面の中身をさらけ出すには相当の判断が必要だったであろうキッス。今やそれを乗り越えてキャラクターありきの商売してるから仮面が普通になっているという時代だし、キッスの知名度もそういうモンだ。1978年にリリースされたコンピレーションアルバム「Double Platinum」。「Strutter ’78」が入っているから当然ながらメンバーも認知している編集盤なのだろうと思いきや、実はそうでもなくってある程度任せっきりにしたらとんでもない編集盤になってしまったという曰くつき。もっともそういう情報が即座に入るわけでもなかった当時ではニューミックスみたいなのがいっぱい入ってて凄いぞ、と話題になったと。今の時代ではそれはリマスター処理して初期のアルバムのも中期のも似たような質感にしているということもあれば、明らかにヘンなミックスをし直した…デジタル時代には簡単に出来ちゃうけど当時のアナログ機材では結構大変だったろう編集とか。「Black Diamond」のアレはなかろうよ、と思うが、他のリマスター的な音の質感は結構好きだね。「Strutter ’78」はディスコサウンド過ぎてダメだ。「Firhouse」のピッチアップもどうにも…と結局のところキッス本人達にはあまり意図のない、編集者の意図が入りまくった所がダメなので余計に何だろな、って思っちゃうのだ。

 でもね、これ、持ってた人多いんだよ、多分。真のファンはもちろん買っただろうし、後から興味を持った人達も手軽に聴けるベスト盤ってことでコレ聞くし、何せジャケットが目立ったからってのと、あの怖い顔を見なくて済むからという女子もいたらしい。それにしても今の時代にコレ聴くと改めて古い音で最小限の音しか入ってないんだと実感するし、これでよくやれてたな〜なんていう子供騙し感もある。それでもキッスはキッスで変わらないし、自分はこの初期の頃のキッスがやっぱり好きだね。







Starz - Starz

Starz - Starz (1976)
Starz

 英国の中途半端に売れなかった作品よりもアメリカのそこそこ売れたバンドの方がやっぱり出来は良いのかな、なんて普通は当たり前だろって事をちょっとだけ思った。今でこそそうでもないけど70年代のアメリカの音楽ってのはやたらと脳天気で売れることしか考えてない、そりゃ売るための商品だから完成度は高くなきゃダメなんだけど、それがアメリカ向けしか考えてないから更に脳天気なのが多くてどうも面白味に欠けるのが多くて、やっぱり湿っぽくて好きにやってる英国とかヨーロッパの方が深みがあって好きなんだよね。ただ、中途半端にアメリカナイズされた英国のバンド聴くなら思い切りアメリカの方がそりゃ面白いかも、ってね。

 Starzのファーストアルバム「Starz」、1976年リリース。キャッチコピーは「Kissの弟分」としてKissのプロダクションから出てきて、プロデューサーは何とジャック・ダグラスといういきなりの制作布陣。そこに下積みの長いバンドメンバー…、アメリカで下積みが長いってのはほんとに演奏がしっかりしてないと出来ないからそりゃ演奏力は総じて英国のバンドよりも上だ。でもちょいと整然としすぎててメリハリつき過ぎちゃうのがキレ良すぎなんだが、ともかくしっかりと演奏力を持ったバンドが売れる布陣に囲まれると当然のように見事な作品が出来上がっちゃうワケですよ、という典型的な例で、この「Starz」はかなりのアメリカンハードロック的名盤に仕上がってる。好き嫌いじゃなくてしっかり出来てるし、ロックだし…、ってかキッスだな(笑)。ギターソロのフレーズとかそのまんま入ってくるし、コーラスワークなんかそのままだろ、キッスにないものってブルースなリズムくらいか、ってくらいにキッスライクにナイスなアルバム。

 誰でも出来ちゃうんじゃないか、って思うくらいにそのままなキッスサウンドで、キャッチーさも見事、キッスよりもさすがにちょいと軽めな音作りにはなってるけど、センスは良いよ。きちんとノレるしメロディもしっかりしてるしギターも歌ってるしルックスもそこそこだし、多分ライブパフォーマンスも似たようなモンだったんじゃないだろうか…とは言いすぎか。しかし飽きるわ(笑)。この後セカンドあたりからは一気にトーンダウンしていくらしいが、それはもう商売への執着心の違いだろう。それでもこういうのは聴いててすっきりするね。







Strapps - Strapps

Strapps - Strapps (1976)
Strapps

 色々なアルバムジャケットを見るし見てるしそのジャケットにも歴史があったり傾向があったりともちろんバンドのイメージを決定づけるものもあったりしてジャケットのアートは実に興味深いものだけど、写真、それもそのままズバリの加工無しでの写真…、アー写そのままじゃなくてアート的に写された写真って見事なセンスだなと思うアルバムも多々ある。バンドの4人が並んでるだけなのにスゲェカッコ良く見えるものもあればダサいのもあったりするけど、アートワークとしての写真ってのはセンスありきだからさ、その中でもカッコ良いのとか印象的なのってあるよね。

 Strappsのファーストアルバム「Strapps」なんてのもその類で、メチャメチャシンプルなアートワークなのにクールでカッコ良い。ミック・ロックの写真だそうで、この人、アチコチで名前聞くけどやっぱりセンス良い人なんだな〜とつくづく思う。カッコ良い、っていうセンスを知ってる人。コスチュームを着ているであろう女性の脚線美を写しただけのものなのにその色遣いと狙いの描写、訴えかけるかのようなアート、素晴らしいね。あ、音?ん〜、形容できない(笑)。デカダンな雰囲気を出しているオシャレなサウンドとも言えるし、稚拙なグラムロックとも言える、決してハードロックという古いカテゴリの音ではなく、モダンなサウンドを打ち出した新たな世界観ではあるからどう捉えてよいか分からない人が多かったんじゃないだろうか。何か好きだ、って思えるほどの魅力が出しきれなかったのか、ギャンブル的に出してみたのか、よく分からん。

 ただ、英国ロックファン的にはミック・アンダーウッドの存在は重要だね。もちろんあのQuatermassの、そしてパープルファミリーの、ミック・アンダーウッドだ。そしてプロデュースはロジャー・グローバー。結構なメンツが揃った作品なんだが、どうにも…orz 悪くないってのがまたタチ悪くてねぇ…、聴けちゃうモンだからそのアクの弱さがちょいと目立ってしまう、でもリアルタイムな人達は割と痺れた部分多いんじゃないだろうか?結構人気あったような気がするもん。日本でだけ、とは言えども。聴いてみたかったけどなかなか聴く気にはならなかったバンド、聴いてもなぁと思う反面そのクールさはカッコ良いななんてイメージだけはあったバンド、Strapps。やっぱり永遠のアイテムにはならない、か。





Hunter - Hunter

Hunter - Hunter (1977)
威風堂々(紙ジャケット仕様)

 エネループって使ってるとだんだん寿命が短くなっていくんだな。使用回数何千回とか書いてあってそんなに使うかね?なんて思ってたけど実際そこまではいかないにせよ、それなりには使ったり充電したりしてるんだろうか。特にMacのマウスとキーボードで使ってるのが交換回数が増えてきたから余計にそう感じるのかも。大抵何かの文章を書いてることが多いから普通に検索とかでキーボード使うだけの人に比べたらとんでもないくらいにキーボード叩いてるもんな。そりゃ電力も使うだろうってのは分かるけどもうちょい長持ちしてくれよ、と思うこともしばしば。もっともそれでも週1回くらいの交換で済んでるけど…、多いよね?

 1977年の普通の英国のバンド…ハードロックと言うにはポップ過ぎるキライはあるけど多分ハードロックと言われるHunterの作品「Hunter」。NWOBHM人脈では後にDemonに参加するメンバーの前身バンドとして知られているらしいが、断言しておくと、そこから入る人にこのHunterは聞く必要は全くない。普通に英国ロック好きの自分からしてもさほど面白い点が感じられないくらいなのだから、もっとハードな所から来たらまず受け付けないだろうと。…とは言えども面白い試みはいくつもしてて、まずフィドル…バイオリンが普通に入ってたり、トロンボーンが出てきたりと、何なんだ?ってくらいにトーンがヘン。バンドの音そのものは基本的にロック…、ロックだな。時代はパンクの波も超えた辺りなのにこんなにファンキー的だったりダサいロックだったりして良いのだろうか?ってくらいだ。

 Youtubeに残されているビデオのクレジット見るとラリー・ペイジ提供でディレクションは何とキーフという英国ロック好きからしたらそれなりの面々で作られているからレベルは高いのだが、肝心の曲がねぇ、どこが良いとか何も言うことなし。古くからやっててこうなってるならともかく、ここでこんなの出て来られてもさ…、って感じのダサさ。アメリカナイズな所は分かるけど、どこのファン層が気にいるというんだ?BCRファンか?パワーのないパワーポップの類というような印象すらあるHunter、本気でダサいんで試してください(笑)。







Sassafras - Expecting Company

Sassafras - Expecting Company (1973)
Expecting Company: Remastered And Expanded Edition

 いつまで経っても新しい出会いがあってそこには必ず楽しめる要素もあって、驚きもあったり刺激があったり、今じゃバンド名で探せばそれなりにプロフなりキャリアなりもわかるから深掘りするのもやりやすいし、資料的情報にはさほど困らないけど、細かいクレジットとかはやっぱりレコードに記載されてるほどには出てきてないから資料的価値としてはやはりオリジナル盤的なのは価値が高いか。もうオリジナル盤にこだわらなくなって久しいけど、あと一歩知りたい時にはレコードクレジット見るもんな。CDでもいいけどさ。DLになってからはもういい加減でいい加減でそういう探究心は無くなっちゃうからさ、よろしくないよ、これ。

 …英国のウェールズに戻ってのSassafrasってバンドの1973年リリースの作品「Expecting Company」。サッサフラスって何ぞや?って最初に思うんだが、どうもそういう樹木の総称らしい(Wiki)が、発音なりアクセントが面白かったのかな、耳慣れない単語だから覚えやすいとかそういうのもバンド名付ける時にはありそうだし。んで、ポリドールからのリリース作品で、どういうキャッチーで出てきたのか分からんけど、バンド名見たらどうにもイメージ付かないじゃない?ジャケット見てもなんだこれ?って感じだし、まるで読めないバンドなんだけどね、そりゃ売れないだろうよと思うのだが、酔狂なリスナーはいるもので、聴いてみるのだな。

 これがまた驚く無かれ、唯一無二のサウンドを出しているのだ。基本…、どこが基本なんだ?ハードロックか?カントリー・ロックか?コンガ入りロック?ギターが歪んでてメロディアスに弾いているからWishbone Ash的な影響下にあるのかもしれないが時代が同じだからそうとは言い切れず、独自にメロディアスなギタープレイを志向したのだろう。そこにエッジの立ったギターが入ってきたりするのはハードロック叙情美的ではあるけど、根底にカントリーロックとの融合もあるのとコンガを入れちゃえよ、ってのもあってよく分からなくなってる、そこが面白い。そして歌は結構キャッチーでコーラスワークもしっかりしててクィーンばりですらある。メインボーカルはちょいとシャガれた声も出て来るけど割と高めの歌でロック的なボーカルで好きだな、こういうの。

 結果トータル的にはどこにも位置付けできず、中途半端なB級ロックな立ち位置になっちゃうんだけど、かなりメジャー急なサウンドと楽曲レベルで、演奏もしっかりしてるから全然悪くなくてB級なんて勿体無いってくらいの作品には仕上がっている。ギターの音も結構好きなトーンだし、曲も味わいあるし、コンガとか気にしなきゃかなり普通に英国ハードロックベースのバンドだと言い切れるのだが、やけにメロディアスだしポップでもあるからその辺のごちゃごちゃ感を吸収できないと中途ハンパなバンドに映るか。自分的にはこういうのこそこの時代の特権だし、試せた音楽だから面白いと思うけどさ。

Winterhawk - Revival

Winterhawk - Revival (1982)
Revival

 ストラトの音ってのはこういうのには相応しいんだなとつくづく思うのだが、もっとハードになってくるとやっぱりダメだろうって思っちゃう境界線がある。音的には嫌いじゃないんだけど一線を超えると苦手な音になっちゃうという自分にはどういうわけかハードルのあるギターの音色、不思議なもんだ。昔はそれだけで聴けなかったのも多かったが、今はまぁ、別に聴けないってんでもなく気に入らんなという程度で聴いてるか(笑)。その辺レスポールの美しさはやはり何時の時代でも変わらないという贔屓な耳の持ち主です(笑)。

 Winterhawk1982年リリースの自主制作での一枚目のアルバム「Revival」。シカゴのイリノイのバンドが何故かカナダのレーベルからこの自主制作アルバムをリリースしてサヨナラ状態、2004年に突如新作をリリースして驚かしたというものだが、一方では1978年の未発表ライブ集なんかも発掘リリースされているのでバンドのキャリアはかなり長いことになるが、商業路線に乗ったことはまるで見当たらないので果たしてプロと言えたのかどうか(笑)。ジャケットからしてもう自主制作だろうなという雰囲気がプンプン漂うワケでしてね、裏ジャケのバンドの中心人物ジョーダン・マカラス氏のギター弾いてる写真なんてもうダサくてダサくて誰がこれで買うかね?ってくらいのダサさ。イリノイの田舎者のイモ臭い兄ちゃんがストラト弾いてるんだなくらいにしか見えなくてね、売るという要素はひとつも見当たらないという見事な自主制作ぶり。

 ところがだ、このイモ臭さとダサさに反して冒頭から出て来る音は驚くばかりのメロディアス・ハードなギタープレイとドラマティックな展開を聴かせるという信じられない楽曲センス。自主制作の音の粗さが勿体無いばかりで、きちんとコンプレッサーで音を調節してバランスもしっかり作っていけばかなりのメジャー路線になる作品にもなったのに、このガレージ的自主制作サウンドが…、でも、これが多分生々しくて良いのだろう。その分楽曲とギターのセンスなんかで勝負みたいになって、てところどころくだらない曲もあるのが残念で、アルバムトータル性がもうちょい練られれば、とも思うけど素晴らしい曲が素晴らしいからそれだけで楽しめるじゃないか。粗野なギタープレイもあるけど、メロディアスなギタープレイもきちんと聴かせてくれて、基本的にはメロウなラインが好きなんだろうし、どの曲でもちょっと長いよね?くらいのギターソロを曲によっては日本重ねて聴かせてくれたりしてツインギター的にも聴こえるし、ドラマティックに引き倒してくれているのもあるし、何とも見事なアルバム。ストラトの音が冴え渡るのと無理だろってのと両方ある所が自分の境界線とこのギターサウンドとの境目が重なっているのが面白いな。

 しかし歌はどうにかならんかね?ってくらいにはゲディ・リーよりもちょっと人間くさいけど好みが分かれるハイトーンな歌声で、ジャマと言えばジャマだが(笑)、味があるので良いんじゃないかと。それにしても泣きのギタープレイを弾かせた時のハマり具合は見事で、それだけで生きていけるだろってくらいに昇天して弾いているのはよく分かる。アルバム冒頭と最後できっちりと素晴らしきギタープレイと楽曲で締めてくれているので、中間にあるどうでも良いナンバーを帳消しにしてくれて、最後は心地良くメロディアスハードロックの波を味わいながら終焉を迎えられるのは良い。名盤と言い切れないけど、ここまでやりきれるのは自主制作だからというメジャーには出せない味わいがリスナー心を擽る傑作。



Chevy - The Taker

Chevy - The Taker (1980)
The Taker + 16 ※日本語盤歌詞・対訳付き

 テレビが大きくなって画質が細かくなったからだろうか、たまに映画を見ててもものすごく作り物っぽく見えてしまうことが多くなった。むしろ古ければ古い映画の方が作り込み感がなくって自然に生々しい感じに見えるのは単純に本当に作り込めてないからだろうね。技術が中途半端に向上してごまかしが出来るくらいになると当時の画面では誤魔化せてたのが、今じゃ如何にもって風に見えてしまうってことだ。だから映画に没頭しきれなくて楽しめないまま終わっちゃう、とか所詮作り物だしってことで見ちゃってる。音の世界もそういうのあるし、やっぱりライブでどんだけ出来るみたいなのが一番響くのはいつの時代も変わらないな。

 Chevyってバンドの1980年作「The Taker」。英国のバンドで、位置づけとしてはNWOBHM的な波の中で出てきたようだけど、そんなに単純なモンでもなくて、その手のカタログにはあまり出て来ない。じゃ何だ?ってとこだけど聴いてみるとわかるようにWishbone Ash直系のメロディアス・ハード風なバンドという感じだ。さらりと書いてるけど自分的には実はど真ん中のサウンドで、こういうバンド探してたんだよ〜って言いたいくらいには好きな音だ。哀愁漂うツインギターでのサウンド、歌メロにしてもやっぱり哀愁漂うメロディーだし、楽曲もそういう作りと展開を意識してて狙い通りに運んでくれるしまるで文句なしのアルバム。こういうのがあるから止められないんだよねぇ、古いの漁りはさ。リアルタイムで知ってる人からしたら何言ってんだ?ってことだろうけど、こういうのってなかなか探し切れないんだよ、売れてりゃ知ってるけど、また売れなくてもB級なら漁れるんだけど、こういうのって一番探せなくて…、いや、見つけてよかった。

 ジャケットはヒプノシス、ボーカルには幻のバンドStill Lifeのボーカリストのマーティン・キュアを配したバンドなので、実力派であるのは明らかだけど、こうして聴いてるとその実力以上の楽曲ばかりなんだよ、売れたかどうか知らないけど、かなりの傑作だと思ってる。何度聴いてても味が出て来るし、何と言うのか王道的な堂々としたサウンドを出してるんだよ。その辺がWishbone Ash的なのかもしれないけど。ギターだってツインでかなり早くて忙しいことをやっててまたカッコ良いしね、楽しめるバンドはまだまだありそうだ♪







Buffalo - Dead Forever

Buffalo - Dead Forever (1972)
Dead Forever

 古いのはもういい!と思いつつもどんどんと逆行して古いモノの深い部分に進んでってる気がする…、のは好みだからしょうがないんだろうなぁとつくづく思う。別にこんなの探し出して聴いてなくたって良いのにさ、新しくて手軽に聴けるリメイクみないなバンドもあるだろうし、もっと斬新なことしてるヤツらもたくさんいるだろうに…。ただね、明らかにこの辺と違うのは本気でロックしてる連中だけがこの時代にロックしてた、ってことだ。今はそこまでじゃなくてもバンドやれちゃったりするからロックという定義から進んでて、ロックな音楽をする、みたいになってる風潮も多い気がしててね。じゃ、ロックって何?ってのはさ、説明しきれないので聴く人達やる人達が感じるままで良いんじゃないの。

 んで、1972年にオーストラリアから出てきたBuffaloなるバンドのアルバム「Dead Forever」。説得力ある事実として、このBuffaloってバンドのこのアルバムはジャケット見てわかるようにヴァーティゴからのリリースなワケだ。つまりそれだけで70年代ロック好きからしたら免罪符が付いているワケで、絶対に損しないという安心感がある(笑)。だからジャケ買いでもレーベル買いでも良いけど、聴くという意思が高まるのだな。んで、実際に聴いてみると、本気で損しないアルバムだったってことがわかる。うん、やっぱね、スゲェヘヴィーでヘンで重くてサイケで、好き勝手で絶対に売れないだろうって音で、それでもロック好きには響くギター好きには特に響く歪んだギターとブルースルーツではあるんだが、荒々しい音でのプレイ、全体的な雰囲気で言えば多分Black Sabbathが近いのかもしれないけど、あそこまでオドロオドロな感じではなくてもっとイモくさいと言うか、徹しきれてなくて雰囲気だけは出てるという辺り。

 まぁ、2曲くらいカバーが入ってて、その内の一つがFreeの「I’m A Mover」っつう大胆な選曲で、この頃だからまだフリーって現役だったし、聴いたことあったのかどうか知らないが、どう思ったんだろ?自分的には見事にBuffaloってバンドの雰囲気とアレンジに仕上がっててまるでフリーの香りを感じさせないくらいに自分流にしているように聴こえるし、これはこれである種最高峰のカバーなんじゃないかと。その辺りからするとBuffaloってバンドの実力の程がわかるだろうし、もちょっと聴いてみたい、って思うんだな。あとは名曲名演がどこまであるかってことになるんだが、その壁が難しいか…。いいじゃないか、こんだけ熱くてヘヴィでブルージーに演奏していればさ、聴いてる方も熱気入ってくるだろ。





Duffy - Scruffy Duffy

Duffy - Scruffy Duffy (1973)
Scruffy Duffy

 ここんトコ思ってたのは古いロックってもういいかな、随分聴いたし新しいのにどんどん取り組んでいかないと勿体無いし、古いのはもう大体判ってるからさ、っていうものだった。それは王道バンドが未だ復活してたり現役でいてジジイ達がやるロックみたいなサウンドってのがさすがに聴いてたり見てたりるすのも辛くなってきてて、そりゃ頑張ってる姿とかいいけど、やっぱり懐メロでしかないし、新たなエッセンスを得るんでもないからもう曲も判ってるしCDやら何やらも同じものばかりを売ってて明らかに大人に買わせようとしている商売も乗り飽きたし、さすがにつまんねぇなってのが大きい。じゃ、新しいのって?ってなるんだけど、これがまた今時のバンドに行かなくても70年代でいっぱいあるワケよ。この辺も散々探したのにまだまだ聴いたこと無いのも多いし驚きがあったり発見があったりして結局抜けられない70年代ロック、一体いつまで自分はこの沼にいるんだ??

 英国産の1973年リリースのDuffyってバンドの「Scruffy Duffy」。ブギ的とも言えるしハードロックとも言えるし鍵盤もいるからこの時代特有の英国ハードロックとも言えるけど、ハードロックというには少々小粒な感じもあってどこか取り留めのない作品になっているようだ。ただ、熱気はもちろん詰め込まれてるんで、やりたいことってのは伝わってくるし、時代が反映されてるのかな、どこかグラム・ロック的な雰囲気すら感じる。まぁ、自分がこういうの好きだからだけど、名盤だよな〜なんて税に入りながら聴いてたりするんだが、オルガンハードとギターハードの両方が入り込み、ちょいとナヨッとした感じの歌、ハードロック一辺倒な展開でもなく、ちょいと凝ってみました的なアレンジが時代性を物語ってるけど、結構クセになる面白さはある。クィーンの初期に似ているなんて曲もあったりするし、もう一歩アクが強けりゃ良い線まで行ったバンドだったハズ。2曲目の「Change My Way」が最高にカッコ良い曲でこのバンドのエッセンス全てが詰め込まれているとも言えるナンバーですな。

 こういうのに出会うとねぇ、自分の浅はかさと知らなさをマジマジと知るワケですよ。王道ロックは適度にしていいけど、こういうのをどんどん発掘して自分のモノにしていかないとな〜なんて何の役にも立たないことを改めてしなきゃ、と思った次第です。そういう仲間も何人もいることだし、影響を受け合いながら楽しめれば良いんだよね。それにしてもこのバンド、かなり最高。Zeppelin並みに音楽性の幅の広さを持ってるんじゃないか?と思うくらいにこの一枚のアルバムには様々な楽曲が詰め込まれている、アコースティックも含めてね。それにしてもメンバーの誰もメジャーシーンで登場してこない名前ってのがB級感を味あわせてくれるのだが、もうちょっと出来ただろうよ…。



Nobody's Business - Nobody's Business

Nobody's Business - Nobody's Business (1978)
Nobody's Business (W/Dvd)

 朝のコーヒーとトーストってのはず〜っと定番だったけど、先日会話している中で、朝から炭水化物を採らない方が身体に良いんだぞ、みたいな話とか牛乳は実は良くないんだ、とか色々と眼から鱗のお話があって、常識だと思ってたものを覆されることってのはあるのだと。朝のトーストをやめるっていうのは時間がなくて食べれんってのはあるが、あれば食べてるし普通だったから止めるってのはなかなか考えなかった。でも、そりゃそうだろうちうのはあるが…、もっとも朝起きてないから食べてないって日の方が多いので実はさほどの影響はないのだろうが…。

 英国のブギバンド、Nobody’s Business、実はスーパーセッション的なバンドメンバーによる一枚「Nobody's Business 」なんてのを。1978年リリースで、まぁ、英国のその辺のバンド名を知ってる人しか知らないであろうメンツが揃ってる、けど、当時これ売れたのかな?メジャー級でもないけどB級でもない、そういう類のバンドだっただろうし、そのくせかなり面白くて熱くてカッコ良くって勢いのあるアルバムに仕上がってるからこれまた侮れない。元Freedom→SnuffのBobby Harrisonに元FoghatのTony Stevens、Zeppelin絡みでは知られているJoe Jammerなんかが集まって出来上がったバンド、ってことで皆が皆出身バンドそのままの音を持ち込んでとってもパワフルなサウンドを作り上げてくれてるのが見事。

 パワーポップとブギの合いの子みたいな所もあるしブルースベースのギターってのもあるし、時代を反映したちょいとブラコン的な試みってのもあってちょっと間違えれば結構なヒットを生み出したんじゃないかというくらいの出来映えではあるし、何ら売れない理由もないのだが、やっぱり特筆すべき個性ってのが見当たらないという所か。それでも音的には結構拘ってるしメロディもわかりやすいポップエッセンス入ってて馴染みやすいし、良いよ。日本盤なんかも出てたしそれなりに期待されてたハズだ。ちょいとAOR寄りってのが気に入らない部分はあるが過度期だからそういうのも実験的に取り入れてたんだろう。B級のバンドにいた連中がここでちょっとカネ稼ぎたいんだっていうのもあって気合入ってる感じ(笑)。



Reaction - Reaction

Reaction - Reaction (1972)
Reaction (Remastered)

 もうちょっと世間的に見せられるべきブログにすべきかとも思う反面、所詮好きなモン聴いて書いてるだけだから何でもいいんだよ、っていうのと両方あるのがウチのブログかな。大体未だにこんなもん聴いてるヤツもいるってのがヘンな話で、しかもご丁寧にそれをこうして記録的に書いてるってのもヘンなヤツなんだろうよ。もっとも読む人もいるのだからある程度の満足感は得られるし成り立つワケで、多少なりともヘンな世界への道標にでもなっていればいいんだろうと。だから好きなものもあるし聞きたかったものもあるし…、やっぱりロックは楽しいモンなんです♪

 The Reactionってドイツのバンドの1972年作品唯一の作品が「Reaction」。なんつうのかさ、このくらいの時代って英国だろうがドイツだろうがイタリアだろうが皆が皆同じようなことを考えてロックをやってたってのが見えてきて、決して英国だけが突出していたとも言い切れないんだなってのが多数国のロックを聴いてて思うことだ。もちろんZeppelinやSabbathみたいなのがいたから他も出てきたんだって構図はあるんで、母体というのは英国なんだろうが、それでも各国独自で解釈してロックやってるのはユニークだし、それだからこそ似たような部類にも出て来る。更に民族性が入ってくるので、やっぱりそのあたりは聴いてると判ってくるね。

 さて、このThe Reactionってバンド…、ブギバンドになるのかな。ハードにエグいギターを奏でるのが中心で、やや物足りないボーカルがすっとんきょうな感じはあるけど、バンドの音そのものは完全に英国ブルースロック、ブルースハードロックからの影響を受けまくった楽曲ばかりでなかなか骨太で好感度高い。こういうの聴くとロックってやっぱり誰でも熱意があれば出来るモンだし、好きなら出来るよ、っていう身近さがある。



Sam Apple Pie - East 17

Sam Apple Pie - East 17 (1973)
East 17

 外国人が増えてるよなぁ、確実に。中国韓国台湾だけでなくてブラジルとかよくわからない国々…と言っては失礼だけど、パキスタンとかなのかもうわかんないんだが、電車に乗っててもそういう外国人にも割と出会うし、旅行者ってよりは手慣れた感じもあるから日本で生活して仕事してるんだろうと思うんだが、やっぱり常識違うからなかなかこっちから見るとジャマだ〜って思うことも多い。マナーってか常識、ルールみたいなモンなのでわからないんだろうが。自分が外国に言った時にはその国ではこういうものなのかってのを学びながら合わせていくんだけど、外国から日本に来る場合はそういう風に思わないのか、わからないからなのか、何なんだろな。郷に入れば郷に従え、なんて諺もないのか…、そりゃ通じないか。なんにせよ自分の人生のジャマしないでくれ、それだけだ。

 古いロックを久しぶりに聴くと、しかも妙にハマったりするとそのまま他のも聴きたくなるし、それぞれがもちろん個性的だから楽しんじゃうのはこれまでの性、今回はSam Apple Pieなんつう美味そうな名前の付いた英国のバンドの「East 17 」なるアルバム。1973年リリースにしてこのサウンドなんだからFoghatやHumble Pieと同じくらいに、結構早熟なハードドライブなバンドだったんじゃないだろうか?聴いた感じはブギ中心のアルバムで、まだサイケな波も引き摺りつつヘヴィで土臭い方向に進もうとしているようだ。スライドなんかも出て来るし、かなり土着的なサウンド。歌も結構黒いのを意識した感じはあるし、ギターはもちろんブルース基本な結構グイグイくる音でのHamble Pie的な強引さがあってなかなかに面白い。売り方間違えなければ結構なリスナーがついたんじゃないだろうか?

 今聞くにはかなり古めかしい印象は否めないけど、当時の水準ならB級に甘んじるバンドでもなさそうだが、どうだったんだろ?まぁ、確かに技術的なところでやや心許ないプレイはあるけどそこは勢いで一気に畳み掛けてる力強さもあって良い感じ。こんくらい強引にやってくれると気持ち良いね。出来ること一生懸命やってるぜ、って心意気が良い。

Blue Phantom - Distillation

Blue Phantom - Distillation (1972)
Distillation

 どうも世間の話題に興味が無いことが多すぎて会話に入れないこと多々…、野球でもスケートでもサッカーでもいいけど、その場限りの話題なんだから知ってたって今後の自分の財産にもなるまいよ、だから知らなくてもいいじゃないか、って思うのだが、世の中的にはそういうのを知らないと話題に入れないんだよな。それはわかってるんだが、興味ねぇし知らねぇもん。…で通じるならそれでいいと思ってるガキなままな自分、かも。ニュースなんかも流し読みしてて目を引くのだけ読むくらいで世間がどうなってるかも大して知らないし、社会活動するにあたってはどうよ、それ?って話ではあるか。さりとて困ることも多くはないので数少ない時間は自分の興味のある情報漁りばかりしちゃうんだよね。

 Twitterのつぶやきで思い出したBlue Phantomの1972年作品「Distillation」。これってず〜っと英国のバンドで、こっちがオリジナルジャケットだと思ってたけど、改めて調べてみるとイタリアのバンドでオリジナルジャケットは全然違うのだったってことを初めて知った。まぁ、レコードなんて見たこともなかったし聴いたこともなかったバンドだからしょうがないんだが、CD化もされてたのかな?意識してなかったから知らないんだけど、物の本でこのジャケットだけは知ってて見たら聴きたいと思ってはいたがすっかり失念してた。今の時代、ふとDLで即聞けちゃうのってありがたいけど何かいいのか?とも思う…けど、聴けないよりは聴ける方が良いもんね。ありがたく聴かせもらいました。

 いや〜、全編インスト、っても超サイケヘヴィーな何でもあり的なヘヴィロックスタイルでどたばた感満載で疾走感溢れる音ばかりでとってもご満悦です。このギターのヘヴィサウンドってのは今の時代でもなかなか出せないし、それこそ時代の象徴でもあるけど、かなり頼もしい。基本旋律は割とメロディアスだったりするけど被さるようなはヘヴィギターが心地良いね。その上でヘンな音もたくさん持ち込まれたりしてて一体何がしたいんだ?ってくらいにはサイケ。何回聴いててもよくわからん熱気に吸い込まれる。トリップ性高いアルバムってのがまたよろしい。それにしてもどういう意味合いでこんなアルバム作ってリリースされたのだろうか?普通に発掘してきたってことはなさそうだから言われているようにスタジオ・ミュージシャン達の集まりでのバンドなのかもしれない。それにしてはあまりにも音がチープ過ぎるように感じるけど、取り敢えず妙な展開と音色に引き込まれます。





Soundgarden - Badmotorfinger

Soundgarden - Badmotorfinger (1991)
Badmotorfinger

 90年代か…、ヘンな時代だったな。華やかな世界からグランジみたいなのが出てきて、そのまま退廃的なものが主流になってデジタルの台頭、Apple vs Microsoftなんてのを言われたPC時代、ネット時代の到来、バブルの崩壊と再構築リストラの断行などなどふと思うキーワードだけでそんな感じを持っているのだから今とは全然違うってのは明白だもん。楽しかったと言えば楽しかったね、デジタルが出始めてきて普及してきたからそういう新たな時代への入り口って気がしてたし。結果的にもそこで変わっていったこと多かったし、ネット世界が出来上がったってのはホント大きいわ。

 90年代グランジのもうひとつの雄と言われたバンド、Soundgardenの1991年リリースのメジャー一作目、「Badmotorfinger」。聴いてみるとわかるんだけど、グランジとかオルタナっていう括りに入るのかね、これ?って思うくらいには普通にハードヘヴィロックしている作品。曲によってはBudgieとサバス、Zeppelinなんかの融合みたいに聴こえるものも確かにあるんだが、その根底には重くて引き摺るかのようなボーカルスタイルによるバンドの音のヘヴィさを売りにしたサウンドがある。ギターリフの組み方にしても明らかにサバス的、今のドゥームメタル的なものに近い…かと言って元祖にはならないのはサバスがいるから。何とも言いがたいサウンドなのだが、これが人気を博したと言うのはちょいと不思議な感覚。相当アメリカも病んでたんだろう(笑)。

 アルバム聴いてるとさ、かなりバリエーション豊かな曲が詰め込まれてて、曲によってはかなりヘンな展開してたりアレンジしてたりするのにヘヴィなままっていうのもあるからかなり深みがあるアルバム。それでいて簡素にまとめ上げてたりするので、聴いてる側が拍子抜けしちゃったりするのもある。一貫して凄いのはボーカルの重さ。これがこのバンドを決定的に位置づけてるのと確かにグチャグチャなグランジ的な破壊力が備わっていて、それはかなりパンク寄りではあるけど、出て来る音が70年代のハードエッジなリフベースってのが面白い。どういう組み合わせで出来てるんだろ?とにかくパワフルなサウンドでグイグイと引き込まれる音。



Pearl Jam - Ten

Pearl Jam - Ten (1991)
Ten

 ここ最近では時代の中の革命児によるシーンの変革というのが行われているのかいないのかよくわからない…、ロックというカテゴリに於いてはさほどの変革が起きているようには思えないのだが、シーンが多様化したことで変革が起きていても狭いカテゴリの中での話になってしまっているのだろうか。一時代にひとつづつくらいは革命的なのが出てきて話題になったものだが、どうなんだろな。メタル界ならBabymetal、EDMじゃスクリレックスあたり?ロックシーンだとなんだろな…、わからん。

 1990年代になり時が来たとばかりに1991年に後にグランジロックと呼ばれる連中のアルバムが続々とリリースされて、日本じゃNirvanaが大ヒットしてロックシーンを変えた。一方ではPearl Jamも同じような旋風を巻き起こしたと言われているが日本じゃ全然そういうの感じなかったからよくわからん。当時も多少は耳にしたんだがまるで興味なくてさ、ダメだね、そのヘン。そもそも汚い格好ってのがかっこ悪くて自分の好きな部類じゃなかったもん。そんな好き嫌いはあったけど時代が変わって来れば聴けるようになるんでね、聴いてたんだけどやっぱりそこまでのインパクトを放つバンドだったんだろうか?ってのは思う。ただ、再結成ドアーズのボーカル、The Whoやロジャー・ウォーターズとの共演など大御所たちとの本家のセッションでボーカルを任されているという事実からして実力はあるし、好きなんだろうなぁってのもあって好意的には見ちゃうよね。んでもPearl Jamってバンドの事はあまりよく知らないという…。

 そんなことでPearl Jamのファーストアルバム「Ten」です。インパクトって意味ではNirvanaに引けを取るのは間違いない、それは当時も今も。ただ、この時代にこういうスタイルのロックがあったかってぇとなかなか見つけにくかったんじゃないかな。アングラまで含めてちょっと毛色が変わってる感じだからさ。ただ、こっちはルーツが見えちゃって退廃的なムードと陰鬱なハードロックの合体、それ自体が当時はなかったから若者世代にはインパクトあっただろうな。脳天気なアメリカ人だって陰鬱な奴は多いんだよ、みたいなのが表立って言えたっつう感じで、日本で言えばオタの支持を得たみたいな所だろう。自分で聴いてても暗いな〜、ハマれるかもな〜って思うんだから多分そうだ、そういう部分が人気の根源だ。全体的にはさほど好みじゃないけど、新たな息吹だったことはわかる。今聴いて名盤かと問われるとそうでもない気がするが。



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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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