Beardfish - Sleeping In Traffic: Part Two

Beardfish - Sleeping In Traffic: Part Two (2008)
Sleeping In Traffic: Part Two

 21世紀のロックを聴いているのだが、自分の嗜好からか70年代懐古シリーズ的なバンドが続いている今日此の頃、新しい音にもチャレンジしていきたいんだけど自分の中に残らないんだよねぇ…。それで、少しでも残るバンドを探していたり音を探していたりするんだが、確率は結構悪い(笑)。それらのアルバムなんかに対して聴き込みが足りないだけで、バンドに魅力が無いってんじゃなくて自分に時間がないのが答えかな…。それにしても色々なバンドが色々な国々から多種多様とばかりに出て来るものだ。その情報をフォローするのも大変だし、それでも話題性ってのは何かしらあるからしっかりと自分なんかでも情報漁れるし聴けるんだから驚きの時代です。

 2008年リリースの今度もスウェーデンのBeardfishというバンドの4枚目「Sleeping In Traffic: Part Two」って作品。Part.2ってことはこの前のアルバムがPart.1で、もちろん何かしらの物語が繋がっているんだろうけど、そこまで調べきれてないのでわからんが、ちょこっと聴き始めた瞬間から脳裏をよぎったのはGenesisな音。ん〜、好きじゃないんだろうな、きっと、と思いつつもそれは決してGenesisを聴いているんじゃないからきっと普通に聴けるハズだ、って思いながら聴いているのだが…、やっぱり苦手そうだ(笑)。フレーズフレーズはとってもプログレらしい音で、フレーズにしても曲の組み立てにしても音にしてもオルガンにしてもギターにしてもかなりノスタルジックでよく出来てる。音の処理がこうじゃなきゃもうちょっと他の作品も…ってなったんだろうが、やっぱり苦手なのでなかなか好みな所を見つけるのが難しい。

 でも、単にGenesisでもないし、何だろうなぁ、この音…どっかで似たような音があったんだが…、思い出せん(笑)。最初の方はそんな感じだったんだけど、徐々に慣れてきて、ってのとそれほど同じような曲調だけでもないから結構熱の入ったロックに仕上がってるってことに気づいた。何かかなり引っ張られるくらいのグルーブがあるぞ…、しかも長い曲になるほどにその傾向は強くなってるようで、怒涛の35分一曲のタイトルナンバーはそう来るのかってくらいなモンだ。最初の印象と最後まで聴いた印象が自分的にはかなり変わった面白いバンドの音だった。



Black Bonzo - Black Bonzo

Black Bonzo - Black Bonzo (2005)
幻想の迷宮~ブラック・ボンゾ登場!!

 昔は結構な活字中毒でもあって2日に一冊くらいは小説読んでた。これがまたメチャクチャ偏った嗜好で普通に会話ではなかなか共通項が見い出せないのだが、たまに被るのがあったりしてまた幅が広がるっていう…音楽も同じかな。偏った嗜好っても簡単で、日本の作家以外のを読む、なのだ。まぁ、推理モノとかはさほどでもないけど、ハードボイルドからSF、サスペンスなどなどで文学作品はあまり読まなかったかな。いつしかあまり読まなくなってて、視力が落ちてきてからはまた更に読まなかったんだけど、ちょっとここの所立て続けに10冊くらい読んでて、面白いな〜と。こんな調子でまた読書ハマりしようかな〜、デジタルブックでもいいけどやっぱ手軽な紙の本が良いですな。

 2005年にスウェーデンから登場した70年代ロックのレトロムーブメント系でしかないだろうBlack Bonzoなるバンドのデビュー作「Black Bonzo」だ。まぁ、そういうバンドだよ、と教えられての確認だったんですがね、モロに一曲目がユーライア・ヒープでして(笑)、いや、それよりももっと奇妙なウネッてる鍵盤で何事かと思った。徐々にユーライア・ヒープそのものになってくんだけど何かが足りない…、そっかコーラスワークがないからチープに聴こえるのか、ってことに気づく。おっともカバーバンドじゃないからそれはそれで良いんだけど、ここまで仰々しくオルガン鳴らしちゃうとね…。そのまま聴いてると今度はメロトロンの嵐だったりと鍵盤系のレトロバンドですな。しっかりとアコースティックなどで美しく静と動を醸しだしてくれているのはさすが北欧ってトコか。プログレと言うにはちょいと素直過ぎるけど、昔ならプログレって言われた音だろう、えらく聴きやすくて哀愁のあるバンド。とりあえずこの路線で良いんだが、以降の作品、困るだろうなぁ…。

 それにしても見事なまでのレトロ感覚…、どうも本物のレトロな鍵盤をそのまま使っているとのことで、そりゃそうか、あの音そのものが出てるもんなとハモンド、メロトロンなどなど…、そういうのが聞こえるとドラムも今の音じゃなくって結構チープで軽い音が出ててギターもレンジの狭い音になってるし、一体いつの音聴いてるんだ?って気になる。それほど演奏力が高いワケでもないしバンドのアンサンブルがどうのってんでもないんだけどムードたっぷりでしっかりと楽しめてしまうのが面白い。何度も聴かないとは思うけど、こういうのがあって相変わらずのロックらしい音が聴けるのは嬉しいかな。





Anekdoten - Until All The Ghosts Are Gone

Anekdoten - Until All The Ghosts Are Gone (2015)
Until All the Ghosts Are..

 普通のロックを聴く生活に戻りたいと願いつつ、多分普通のロックを聴いてるだけだと満足しない自分がいるだろうことも容易に想像出来て、名盤と呼ばれる類は大抵聴いていて、それでももう何年も聴いてないのもあるから今聞けばやっぱいいな〜って思うのも多いんだろうけど、刺激じゃなくてノスタルジックになっちゃうんだよ。どっちかっつうとロックには安定よりも刺激を求めているから名盤を口づさむまで聴き込むという過程を得た先にあるのは皆どこに向かうのだろう?大抵は離れていくってのんだろうと思うし、昔は何で離れちゃうんだろ?って思ったけど、今は何か離れるのがわかる。新しいのに付いていく必要もないし、自分の中で好きなアルバムはもう判ってるし、適当に時間のある時に聴ければ良いしね。少ない時間を古い音楽で埋めなくても良いだろうと。そりゃそうだ。かと言って新しいのにも好みってモンがあるからなぁ…。

 Anekdotenの2015年作品「Until All The Ghosts Are Gone」。もうベテラン領域に入るんだろうAnekdoten、その割にアルバム枚数が少なくて助かるのだが、本作「Until All The Ghosts Are Gone」は正にジャケットから分かるようにファースト・アルバム「Vemod」へのオマージュでもあるかのようなイメージだが、あそこまで冷たくトゲトゲしくインパクトあるサウンドじゃないのは当たり前で、随分と昔に比べると円やかでメロウになった部分が多いなぁと感じる。やっぱりロックは若い頃のエネルギーの塊の放出じゃなきゃ出し切れないのかもね。表現方法としてのロックは年取っても出せるけど、無骨な魂の塊を音にぶつける、演奏にぶつけるってのは未熟な頃じゃなきゃなかなか出し切れない事が多そうだ。自分を思っても今ギターを弾いてるのと昔弾いてたのとでは音が違うし熱気も違う。不思議なものでそれが音に出て来るんだからなぁ…。

 さて、Anekdotenの新作「Until All The Ghosts Are Gone」、冒頭から大作で期待して聴くんだけど、途中のスリリングな掛け合いみたいなのはやっぱり面白い。クリムゾン的なテンションの高さが持続はしないけど少々の時間味わせてくれるんで、いいな、って。でも、他の曲あたりに移っていくとやっぱり大人なメロウさが中心になっちゃってメロトロンが美しいという言い方やベースラインが心地良くラインを奏でるみたいな事は言えるが、本来のAnekdotenが目指した方向とは違う使われ方なんじゃないかなぁなんて。勝手なリスナーの想いなんだが。ここまで音が流れてしまうとメロディックプログレになっちゃって癒し系だよ、ってさ。それでもこのレベル感は他には出せないから立派にいつしか微妙に音のスタンスを変えて成功しているとも言えるのか。冷淡で攻撃的で残忍なまでの初期作品をまた漁るかな…。





Paradise Lost – The Plague Within

Paradise Lost – The Plague Within (2015)
プレイグ・ウィズイン

 新しいアルバムが結構出ているな〜とある程度の期間でまとめて漁ったりするのが続いていて、決してリアルタイムで騒ぐほどじゃないんだけど、あぁ、出てるんだとか出してたんだ、みたいなのが結構ある。新しいバンドから古いバンドの再発、発掘なんかも含めてみるとホント、今でも結構な数がリリースされてるよね。一方でCDの値段の下がり具合に驚くことも多い。5CD2千円なんてのはともかく、普通に旧譜が800円くらいなワケじゃない?中古だったら300円くらいなんだろうか?最近全く見に行ってないからわからないけど、商売上がったりだな〜どこもかしこも。アーティストもバンドもレーベルも誰もが稼げない時代になっているんだなと実感するわ。他の販路や利益拡大しているとこがあるのだろうけど、厳しいよね。

 自分たちでは絶望系というカテゴリを持ってて(笑)、普通のメタルなんかの枠組みとは違って絶望する傾向の音をまとめてそう呼んでるんだけどね、これもその一環。人間ってのは暗くなりたいのだろうか、それとも暗くなってる他人を感じることで自分が安心するからなのだろうか、こういう絶望系が望まれて人気を博する、しかも王道領域になっていくってのはそういう需要があるからだし、まぁ、不思議なものだ。このヘンだと既に日常会話では出てこれないレベルだからホント、趣味だね。

Paradise Lostの新作「The Plague Within」。どこのレビュー見ても絶賛されて、昔の音が本当の意味で戻って来た、しかもデスボイスも復活してるってことで絶望を絶賛しているという不思議な評判。直接的にParadise Lostに興味を持って聴きまくったってほどの付き合いはないんだけど割とあちこちから耳に入るので事あるごとに聴いてるバンドではあって、結構好きな部類なんだよね。ただ、ハマれるほど覚えられないし複雑難解な部分もあるので身近にあるってんでもない。その辺のバランス具合がこのバンドの位置付けか。この作品はホントに過去の初期の頃に戻った絶望系な正にゴシックな世界観だけどゴシックってよりはもうちょっと絶望系で美学がやや後退しているかも。いや、美しいんだけど、ちょっと粗雑感もあるって意味で。

 不思議なのはこんだけ音が詰まっててメタル的なサウンドで重厚でもあるのに、基本歌モノなんじゃないか?って思える所だ。ギターソロが華麗に流れるってんでもないしバンドがぶつかりあうってんでもない。音の組み合わせと音色と絶望的な所が心地良いけどそこを歌が世界を広げているというものなので不思議だ。ただ、だからこそこういう世界観の第一人者でこれだけあるメタルバンドの中でも似たような音を出すバンドがいないってことになるのかな。細分化が激しいけどその分ニッチな世界では一人だけってバンド、多いもんなぁ。





The Darkness - Last of Our Kind

The Darkness - Last of Our Kind (2015)
Last of Our Kind

 80年代に70年代の音をやってたバンドは古過ぎると評され、90年代に70年代をやってたバンドは見向きもされず、00年代になると新しいものを見るかのようにリバイバルに火が付いた。10年代にはそれはもうひとつの音楽ジャンルとして確立されているかのように70年代リバイバルサウンドが当たり前になっている。やっぱ革新的なロックってのは難しいしなかなか出来ないんだろう。大体10年に幾つか程度が革新的な音だって感じで迎え入れられるんだけど、どうなんだろうな。自分的にはそれぞれの年代に革新的なバンドってあったなぁとなんとなく思うことはある。それが好きかどうかってのは違うけど。

 00年代に70年代リバイバル的に出て来て一応世に周知されて人気もあったThe Darkness、自分的には最初だけはちょっと聞いたけど結局一発屋で70年代リバイバルってのは終わったんだなってしか思ってなかったんだが、今色々と見てるとそれなりにアルバム出してドラッグにハマって解散して…みたいなそこまで70年代と同じロックの堕落を味わっているのかと。最初出て来た時もへぇ〜くらいにしか思わなかったし、あまりにも70年代しすぎてて00年代風味がなかったから単なるレトロ的位置付けでねぇ…、それが今再結成して出て来れば見事に時代に迎合されるという面白さ、たった15年くらいでそこまで変わったシーンに彼らも感謝しているだろう。やってることはもちろん何も変わらないし、聞いてても普通に70年代的ハードロックにメロディがちょいと加わった程度の音が聴けて、安心して聴ける。多分クォリティは相当高いんじゃないかな。

 んで、こないだリリースした「Last of Our Kind」のアルバムでは別のドラマーが叩いているんだけど、今のThe Darknessのドラマーはルーファス・テイラーって人だ。誰かってぇと、クィーンのロジャー・テイラーの息子だそうで…。まぁ、ロジャー・テイラーがどこまで個性的なドラマーかって話はともかく、やっぱり話題性はあるしバンド的にも多分ルーファス的にも良かったんじゃないだろうか。今後のライブでどんだけバンドの勢いが増していくのか、それともやはりリバイバルバンドの再結成リバイバルで終わるか…、まぁ、アルバム聴く限りはかなり纏めて丁寧に作ってて一般的に非の打ち所は無さそうだって作品ですがね、自分的にはあまり感じる所が無くって…それはもう真面目に聴けてないからってのと、あまりにも当たり前過ぎる音だからってのがある。





Lucifer - Lucifer 1

Lucifer - Lucifer 1 (2015)
ルシファー Ⅰ

 新しいモノってのが出にくくなってるのは事実だろうが、それにしても少なすぎるのでは?レトロなモノのリバイバルに少々新しいモノを加えて進化していくのは有りだけど、それでもオールド・タイムに引き摺られている方が強くて新しい方に軸が無いことが問題な気が…、いや、そもそも進化する必要もなく、カントリーとかブルースとかルーツにひたすら根付いたサウンドを継承していくことがロックなんだ、ってのもいいのかもしれないが。とは言え、オールドタイムなリバイバル感ありの新しいバンドを聴いているのはなかなか心地良く、音的には聴きやすいけど新しい音質で鳴ってるからちょい不思議、みたいなトコだ。

 The Oath解散からの独り立ちってことでちょいと前に話題を聞いたLuciferがその全貌を表してくれた。ファーストアルバム「Lucifer 1」を引っ提げての登場…、ジャケット見た時にこの色合いですか?と少々不思議だったなぁ…。ロゴはそれらしくて納得だけどね。んで、PV見たんだけどこのレーベルのPVってこういうトーンが個性的なのかもしれないが、どこかで見たことあるような情景と設定と色合いで何とも新鮮味に欠けたのは残念、かと言ってアルバムやバンドがダメってんじゃないからいいけどさ、見てて思ったのは今ってPVって力入れるトコ決まってくるのかも?って。ほぼオフィシャルサイトとYouTubeくらいでしか流れないPVなワケで、そこまでカネ掛けて気合入れて作っても…ってのあるだろうし、無きゃ広まらないしって難しいプロモーションになっちゃったなと。ライブビデオ撮影が増えるのはそういう事からだろうか。

 さて、期待して聴く。先行シングルからしてもうオールドタイムなハードロック、近年のストーナー系そのものでバンド名通りにやや黒い色合いは持っているのはコード進行だろう。歌にしてもややオドロオドロしい…ってかゆったりと大きい節回しで歌うからオジー的になるんだね。それでバックもヘンな進行だからストーナーたる音になるワケだ。突如のテンポ変換で疾走感溢れる…なんてのもあるが、総じてまったりゆら〜りと流れていくサウンド。心地よく身を任せるのもよろしいね。ガツンと一発、ってんじゃないけどオールドタイムな音を満喫しながらってのには味わえるアルバムな気がする。





The Daggar - The Daggar

The Daggar - The Daggar (2014)
THE DAGGER

 2015年にもなって未だに70年代ロックだぜ…なんて言ってるのは単なるオヤジ…ジジィだろって思うのだが、今現在ハタチ前後の連中がそれを今でも敬愛してバンドでやってしかも世に出て来るという現象がもう何年も続いている…すなわち70年代ロックってのはひとつの音楽スタイルとして確立されているってことで、それは多分80年代の初期メタルなんてのも同じ話なのかもしれない。違うのはそっちはまだ現役バンドが多いってことで、70年代の方は大抵死に絶えている。しかし面白いよなぁ…そんだけの時代を経ても常にそういうバンドがいるんだもん。

 …ってことでへぇ~って思ったのがThe Daggarなるスウェーデンのストックホルムから出て来たバンドで2014年にアルバム「The Daggar」をリリース。いいか、もう一度書くが、2014年のリリースだ、そうこないだだ。それを認識して音を聴いもらいたいのだが…、笑っちゃうぜよ、ホントに。しかも何でそれが世界に配信されるんだ?って。ルックス見てみろよ、ギターはもう頭薄いんじゃね?って感じに見えちゃうし、歌にしてもダサいしドラマーだってもうぎごちないし、ベースなんてどうしようもないルックスだろ。んで、ギターは白のストラトにマーシャルだぜよ。一体いつのバンドの真似だ?ってくらいに古臭い。そういうイメージを持って聴いてみてほしいんだよね、これ。

 なかなかツボを得たカッコ良さあるんだよなぁ、不思議なことに。ギターのフレーズにしても曲構成にしても何かいいな~みたいな(笑)。ナチュラルなのかね、こういうのは。ギターも心地良い音だし歌もヘンに作った声じゃないし、ベースは堅実に奏でるしドラムは割とタイトなのかな。リフはかなり王道チックでまぁ、楽しめる。普通にロック好きでバンド組んでライブやってます、みたいな感じでこういうのが売れるのかなぁと思うけど、そこそこ反応は良いらしい。やっぱ音を先に聴いた方が賢明なバンドだな(笑)。





カルメン・マキ&OZ - III

カルメン・マキ&OZ - III (1976)
III

 ちょっと前から何やらごく一部では話題になってた事柄から最近聴いてないな~って思って引っ張り出してきた。何せ好きなもんで大抵のアルバムはあるんで…。昔はブログなんか見てて、あの伝説の人がこんな風に思ってるのか、とかそんな風に影響されて生きてるのかとかいちいちへぇ~ほぉ~、ふ~ん感があった。言葉に力があったからかな…、今思えばそれは手書きだったからというのは大きかったかも。誰が書いても無機質な活字紛いのフォントで書かれる文章は文章そのものの個性によるレベルの平均化ではあるけど、文字に込められた想いや勢い、気負い、悲しみなどの感情を表現することはできない。顔文字や絵文字ってんでもないし。そこは自筆ってのがやっぱり大きな意味合いを持つし、書道の世界になっちゃうのかもしれないけど、利便性と引き換えに失われていく、誰しもが見せていた個性の表現手段だったハズ。

 カルメン・マキ&OZの3枚目のスタジオ・アルバム「III」。マキOZ聴いてて…リアルタイムじゃないけどファースト「カルメン・マキ&OZ」から順番に聴いてって、この「III」を飛ばしてライヴを聴いて、そこからこの「III」を聴いたんだけど、思い切り70年代ハードロックの風味を出していたそれらのアルバムからしてこの「III」は驚愕するまでにポップで軽く短めの曲しか収められていなくてビックリ。更に音を聴き始めて更にこの軽さに驚いたものだ。だからやっぱりあんまり聴き込んでないアルバムではあるんだけど、だから故、割と何回も聴いた。うん、この作品が異質なのは確かだけどそれでもマキOZなんだし、ライブではこれが化けてるし、やっぱスタジオ盤もいいんだろうよ、ってことで理解したくて聴いた。するとね、やっぱりレコーディングされている音がポップなだけで歌にしてもバンドにしてもやっぱりあのままなんだな。歪んだギターでグワ~ん!ってのは少ないけど、もういつまでもそういんじゃない、ってのもあったのかな。妙なバランスで成り立っているような作品。

 でもさ、歌の重さとか聴かせ具合とか…初期とはやっぱり違う。神がかったような、取り憑かれたような歌の表現ではなくなってるから…、何か吹っ切れたのかな…、何か抜けた時期なのかもしれない。まぁ、それでも歌そのものを聴いてれば全然変わってないかと言う気もするが(笑)。しかし聴きやすいな、こういうのは。自分の聴いてるロックと同じ雰囲気での音世界だからか普通に馴染んで聞けるからありがたい。って言いつつも、アルバム聴いてると普通にいつものマキOZじゃねえかってなるのでご安心を。最初にいくつかだけポップ的だけどアルバムとしちゃ全然今までどおりの路線だからね。





Van der Graaf Generator - After the Flood

Van der Graaf Generator - After the Flood
After the Flood

 相変わらず久々にCD漁りしてると色々リリースされてることに驚くわ。まだ発掘音源ってのがこんだけ出て来るのか、ってくらいに出て来る。まぁ、ZeppelinのDX盤なんかもそうだけどまだ出て来るんだからそりゃそれなりのバンドもある音源はどんどん出されるだろうな。CDなんか今は売れないからそういう需要でも取らなきゃ売れない…売れないってもバンドのディスコグラフィーには載るんだからそこまで駄々漏れのようにリリースしてていいんかい?って思うけどさ。ソフツなんてもうワケ分からんし、そもそももう全部揃わないだろうし、それは他のバンドでも同じだけどちょっとマイナーであればあるほど乱発されるのが厳しい。メジャーだと制御出来てるからだろうが。

 Van der Graaf Generatorの1968年から77年までのBBC音源の塊を一気に纏めてリリースした2CD「After the Flood」。9年分のマテリアル…と言っても途中途切れているバンドだから概ねBBCに出演していた時の音源はアチコチで聴けたりするので珍しさ感はないけど、年代順にVDGGの遍歴を追って聴けるのはなかなか乙なもので。やっぱこういう迫力とか鬼気迫るとかってのは好きなんで、特にライブだからさ、BBCってあんまり迫力あるライブが出てこないのが定番なんだけど、でもライブだからね、緊迫感はあって当たり前で、しかもバンドがまだまだこれからって時のだし。普通は初期が熱くて後半に行くとどんどん大人びてくんだけど、VDGGは中盤から後半の白熱具合が面白い。VDGGってよりもハミルが、ってのが正しいのかもしれないが。

 ある意味ベスト盤みたいに聴いてるのかも。好きな曲は大抵ライブでやってくれてるし「Still Life」とかさ、やっぱ切れてるわ〜って感じあるもん。そういえばBBCセッションものって幾つかあったなぁ…って思い出した(笑)。昔々アングラでこの手のが出て来た時は物珍しくてね、割と幾つも買っては聴いてた。その記憶が蘇ってきたけど…VDGGもバンドの音出してるね。





Magma - Zuhn Wol Unsai

Magma - Zuhn Wol Unsai (1974)
Zuhn Wol Unsai

 音楽好きな人って多いし、皆それぞれ何かしら聴いてるんだろうし、それなりに趣味ですって言う人も多いから割と万国共通的に会話が成り立つようにも思うのだが、やっぱりそんな事はなくてある程度似たようなモノを聴いていてもやはりそれぞれの感じ方なり意見なりが異なるし、それはもちろんだから面白い話だけどそこから思想的なモノ、または歌詞の取り方読み方なんかになっていくとちとわからなくなることもある。まぁ、そもそも自分は歌詞ってのが全然耳に入ってこないのでほとんど気にしたこともないのだけど、英語がキチンと聞けたら楽しいだろうなぁとは思う。そしたら随分聴き方違ってただろうし、もっとストレートに入ってくるし理解しようとしたんじゃないかな。今更ながらそう思う…。

 フランスの巨匠、Magma。先日も来日公演を果たして驚愕のライブを魅せつけていったとの事で話題を振りまいていたがそれでもやはりニッチなバンドなんだろうと。そんなMagmaの発掘ライブ音源「Zuhn Wol Unsai」、驚いたのは何とヤニック・トップ在籍時のフルライブってことだ。中の音がどうあれ、ヤニック・トップとクリスチャン・ヴァンデが火花を散らしている時期のライブなんてまともに聴けるのが無かったし、聴いてみたら何とも迫力のある音で収録されているからもう目の前でビキビキ言ってるくらいのベースでねぇ…、相変わらず聴き始めるとハマってしまう魔力のある音でした。ライブだから緊張感はもちろんのこと、このスリリングなプレイは曲がどうのとかって次元じゃない。クリムゾンとは異なる戦慄のライブのひとつで、名盤行きになるんだろうなぁ、これは。Magmaライブの定番ですよ。

 1974年2月にドイツのラジオ用に収録された音源ってことだけどね、ありがたいっす、ホントに。Magmaってプログレでしょ?とか思ってる人、たくさんいるだろうし、別に間違ってないけど、それよりもね、音の喧嘩を目の当たりにする超絶戦慄なバンドの白熱ぶりが聴けるという楽しみ、この白熱さわかんなきゃロックじゃねぇよ、ってくらい凄まじい。触れて見ないとわかんないかもなぁ〜、こういうガツンと来るのはいいんだな。ここんとこフラメンコばっかだったからこういうのが心地良い。怒涛の如く攻め立ててくる音の洪水に繊細なライン…、やっぱおかしいわ、この人達。






Alameda - Misterioso manantial

Alameda - Misterioso manantial (1980)
Todas Sus Grabaciones 1979-1983

 ここんとこ久々に本読みにハマってて、改めて視力の衰えに気づいてしまって…、こんなに目が悪くなったかなぁと。更に以前はもっと近くで読めてたのがちょっと本を離さないと見えなくなってきてて…老眼も入ってきてるんだよ。眼の筋肉を鍛えましょうって事なんだが歩くとかと違ってなかなか意識しないと出来ないのでそんなに簡単なモンじゃない。とは言えこのまま視力が無茶苦茶になるのもイヤだしな〜、今更メガネをかけるのも習性がないから何とも好ましくはないし、適当に誤魔化しながらものを見るか。いや、それよりもきちんと読書したいだけです…。

 スペインバンド系も当たり前だけど実に多岐に渡って様々な展開をしているワケだが、見事なのはそれは概ね70年代に進化しているってことだ。スパニッシュなロック、結構あったんだなぁと感心しながらいつも楽しみに探して聴いている。もうね、予備知識とかどうでも良くてあちこち聴いてるからさ、そのうちなんとなく自分の中で体系化されてホントに気になるのは残っていくんです。大抵の漁りモノってそういうモンでして、そこからが実はきちんと聴くべき所なので、本来はそこでブログ書くべきなんだが、自分の記録と記憶の為に書いているって方が多いかもしれん。

 いやもうアルバム流した瞬間からアンダルシアだ〜ってくらいにわかりやすかったAlamedaってバンドの1980年作の2枚目「Misterioso manantial」。単体では今はCD無いみたいだけどキャリアを2CDに纏めたのがあって、お得かもって感じですな。冒頭からバキバキなフラメンコなギター一本の音色で遠くにアンダルシアの方での空気が聞こえてくる…空気ってヘンか、何だろ、景色が聞こえてくるんだよ、ホントに。うわ〜、ああいう雰囲気なんだろうなぁ〜って想像しながらフラメンコに浸ってるとロックらしいのが始まるんだが、それもやっぱり軽やかなスパニッシュ基調なので、フラメンコロックに近いか、それともフラメンコ的スペイン的フュージョンにも近い雰囲気はある。ロック的な重さとか激しさってんじゃなく綺麗に音が鳴るタイプのバンドで歌もメロディも多分歌詞もフラメンコとしか言えないだろって感じの音。

 まぁ、好みか?って言われるとそうでもないけどフラメンコだからさ、聴いてて害もないし聴きやすいし耳障りも良いからBGM的に最適かななんてお話。そういうのをロック的には聴けないからさ、ああだこうだってモンじゃない。でもね、こういう雰囲気はやっぱり好きです。矛盾してるけど(笑)。





Iceberg - Sentiments

Iceberg - Sentiments (1977)
Sentiments

 先日爪切っててふと思ったんだけど、この爪切りっていつ買ったんだっけ?と。爪切りって果たして何年くらい使えるもんなんだろ?案外失くすもんでもないし、昔買ったのをず〜っと使い続けてる…、壊れないし切れなくなるワケでもないし、きちんと機能するし、ふとどれくらいの回数切ることが出来るモンなんだろ?ってね。まぁ、ネットで調べりゃいいだろってのあるかもしれないけど、そんなもん調べるほどでもないし、ふと思っただけです。この爪切り、多分20年以上使ってるのは間違いないから…、凄いな。Made in Japanなんだろうけど。

 スペインのバンドだからと言ってスパニッシュが入ってるとは限らないのは当たり前だが、今回はIcebergってバンドの3枚目の作品「Sentiments」、1977リリースのアルバムを。ジャズ・ロック的と言われてて、あまり得意ではない音かもしれんなって気軽に聴いたんだけど、とんでもない、ジャズ・ロックったって、なんつうのか、ああいうジャズ・ロックじゃないじゃないかと(笑)。ああいうってのがどういうなのかはともかく、フュージョン的なギターが泣いている、メロディを奏でているという側面はあるんでそこはイマイチなんだけど、ベースがバキバキブリブリで、ドラムは明らかにロックドラムだし、ものすごくチグハグなバランスで成り立っている存在がユニーク。クリムゾン的な切羽詰まった演奏感もあるし、その中でギターがテクニカルに歌っているというのがヘンだけど…、あ、インストバンドです。だからギターが歌っているってのはそのままギターの奏でるメロディが歌のようにメロディになっているということです。

 普通だとちょっとダメかなっていうギターなんだけど、バックがロックだから聴けちゃう。ギターの音色も実は得意じゃないし、シンセ系もあまりすきじゃないけどリズム隊の面白さだなぁ、やっぱ。これまででも有りそうで無かった組み合わせの音を出すバンドかもしれない。かなりテンション高いから聴く分には一気に聴けてスリリングさを楽しめる。曲は演奏だけだからフュージョン的かな…、冷静に聴けば基本フュージョンだ。スペインからって必要性はないんだが、辺境の地じゃなきゃ出てこないのかも。



Itoiz - Itoiz

Itoiz - Itoiz (1978)
ファースト(Itoiz)

 歴史を学ぶということはとっても重要な事の一つだと思う。昔から歴史って苦手で、全然身に付いてないんで余計にそう思うんだけど、旅行に行こうが音楽を聞こうがその土地その場所その国その地方にそれぞれの歴史があって、それを知ってて行くのと知らないで行くのとでは大きく感じ方も変わる。やっぱりその場所場所での歴史はきちんと重んじておくものだろうと思うし、粗相があってはいけないのだ。最近日本のお寺なんかでも傷付けられたり汚されたり盗まれたりするけど日本人の感性ではそれは出来ないことなんじゃないかな。宗教観と言うよりは文化だったりどこかしら日本の歴史を知ってるからね。そういうのを知らないと簡単に無礼を働けてしまうんじゃないかと。自分たちが外国行っても同じだし、生活圏外に行っても同じようなことはあるだろう。だからこそ歴史を学ぶってのは重要な事だと思う次第…。

 そんな話の背景には今回のItoizというバンドの1978年のデビュー作「Itoiz」を聴いていて思ったことだ。スパニッシュなロックバンドです、ってことで知る事になったんだけど彼らにそれを言ったら多分自分たちはスペインのバンドじゃない、バスクのバンドだと言うだろう。じゃ、バスクって?ってことになると歴史だ。歴史を知らないとその違いはきちんと認識できないだろうし、そもそも日本の裏側にあるような自治州の事をきちんと認識している人もどれだけいることか。かくいう自分もそんなことをさほど気にしたことがない。だからこそここでItoizを聴きながら、これをスペインのバンドってのはちと違うなってね。歴史はともかく、音にスペイン的、スパニッシュ的…俗にいうフラメンコ的なものは全く混じっていない。意図的に混ぜていないというよりもそもそも入ってきていないという感じだ。ただ、空気感はなんとなくスペイン的なものあるしGothicってバンドもそんな雰囲気だった気がするが、暑苦しくないしさっぱりとしている。浮遊感漂うと言っても良いが、それがバスクという地方の特性なのかこのバンドの特性なのかはわからない。ただ想像していたのとは全然違うスペインの方の音が出て来たってのでちょいと驚いた感じ。

 シンフォニックロックっつうのか…、そうだね、透明感ある雰囲気のサウンドがあったり、ちょっと悲しい雰囲気のただようメロディが歌われたり、フルートなんかもそのままモノ悲しく使われてたりして何とも掴みにくい世界だけど…、でもなんかあっちの方の雰囲気の映画を思い浮かべてみるととっても似合う雰囲気だからきっとバスク地方ってのはそういう所なのかな〜なんて勝手な空想を広げるワケだ。音楽から学ぶ歴史、そして雰囲気と空気感、陽射しや砂埃も含めて感じられるというのは面白いものだ。





Ñu - Cuentos De Ayer Y De Hoy

Ñu - Cuentos De Ayer Y De Hoy (1978)
Cuentos De Ayer Y De Hoy

 テレビってそんなに見ないんだけど、たまに見ても地上波じゃなくてケーブルTV系、だからかもしれないんだけどCMがとにかく見る気を削ぐ。保険とかのCMなんてもう何年やってるんだろ?って感じだが、それよりもうっとおしいのが若返りの美容なんちゃらみたいなヤツ。そんな年取った素人をテレビの画面に出さないでほしいよなぁ、ホント。シワ・シミの顔のアップとかちょいとおデブな方が痩せますってのもウザくて、そんなのわざわざ見せるなよと。しかも何分もに渡って何回もに渡って何度も何度も同じのばかり流すからうっとおしくてしょうがない。だから結局テレビを見なくなるのだな。見てもしょうがないし誰かと会話するワケでもないし、どうでも良いかって事に気づくのだ。だからどんどんと世間からは外れていく…、ホント世間との会話が出来ないんだよねぇ(笑)。

 スパニッシュの雄…雄かどうか知らないが、とにかく自分的にはかなり好みなNuのファーストアルバム「Cuentos De Ayer Y De Hoy」1978年作品です。これは知ってる人も多いんじゃないかと思うが、とにかくこのファーストアルバムの尋常ではない暑苦しさとハードロックとプログレッシブなスタイルに加えてのスパニッシュテイスト、さらにフルートにバイオリンも入っているという訳の分からない音楽性、もちろんメロトロンも雄弁に流してくれているという何でもありな超ポジティブなバンド。実態がどういうバンドなのかもしれないが、辺境の地のロックとしては異質なくらい…いや、辺境だからこそ出て来るバンドかもしれないが、とにかく凄いアルバムだ。暑苦しくてとても2回続けて聴きたくないと思うくらいだが(笑)。

 イタリアより暑苦しいんだなぁやっぱり。ロックの暑苦しさとは違う意味での暑苦しさがスパニッシュハードロックを物語っている。こういうバンドってコピーできるんだろうか?若いころにこういうのに出会ってコピーバンドやりたい、って思っても無理だろうなぁ、やっぱ。この暑苦しさは日本人には出来ないだろう。だからこそかもしれないが、このまるでセオリーを無視した、定形という単語がまるで似合わないくらいフリーなセンスでのプレイ、曲展開、プログレというジャンルにすら当てはまらないかもってくらい無茶苦茶。それでも聴いてて難しさはない。単純に分かりやすいってところが見事。こういうバンドはどんどんと紹介されていくべき…っても昔の音だけど、こんだけ自由に音を操って曲を組み立ててプレイしていくというスタンスが時代の産物。素晴らしい…。

Granada - Hablo De Una Tierra

Granada - Hablo De Una Tierra (1975)
Hablo De Una Tierra

 ワールドミュージックとまでは言わないけど世界各国の民族的音楽の傾向や特性ってのはやっぱり面白いもので、土地柄は確実にある。日本も含めてそういうのって独特の文化があるし音楽も旋律に出て来るから○○風みたいなのはそういうのをよく理解しているとなるほどな、みたいなのが出来上がる。それを本能で走りまくって出来ちゃうのがその土地出身の強みだろうし、お国柄とも言えるが、それはそれで地方に寄ってそれなりに違いがあるらしくて、そこまでわからんなぁ…と思いつつも楽しく聴いている事が多い。スペインってのはいくつかハマったのあるけどプログレとハードロック的なのがどっちつかずに奏でられているのも面白い所か。

 1975年にリリースされたGranadaなるバンドのファーストアルバム「Hablo De Una Tierra」、モロにアンダルシア地方の地名をバンド名にしているから、それだけ地域の名前に密着したサウンドであるべきだろうし、そういう自負もあったからこそのバンド名に勢いと自信を感じるが、冒頭のイントロを聴いていると何で?って思うスカし方で、どこも別にそれらしくないイントロなので何だかなぁ…となるが、いずれこれが序章だってことに気づくのだな(笑)。そうして始まる2曲めから何ともスパニッシュギターの美しい事。美しいっても音色の話だから弾き方や出て来る音は激しく…そしてフルートも激しくメロトロンも鳴り響きみたいな所でこれがまた深いサウンドになっていくのだ。時にはハードロックであるかのような暑さも持ちつつ、そこまでアクが強くなく、やっぱり土着的な部分が強烈に出ているから面白い。スパニッシュギターとストリングスの融合ってのも今じゃ普通だけど、なかなか美しく融合しているのは聴けないもんね。ここで聴けるその融合性は見事なもので、正にプログレッシブな楽曲。

 基本的にギターが中心にある当たり前のスパニッシュサウンドなんだろうと思う。もちろん普通にロック要素が入ってくるけど、やっぱりドラマティックなんだよな、歌にしてもストリングスにしてもさ。何かの映画見ている感じがしちゃうもん。自分が映画好きだからってのもあるかもしれないけど、こういう世界ってホント他にはあんまり聴けないから貴重じゃないかな。ロックの世界を漁っててこういうのに出会えるってのはロックの深みを味わえますな。それにしてもいちいち美しい展開と哀愁を帯びたムードが堪らないね。





Toriana - El Patio

Toriana - El Patio (1978)
El Patio

 最近CD-RとかDVD-Rって使う?ってくらいに全然焼かなくなってるし、見ることも減ってるかも。店に行ってもそんなに以前ほど置いてはいないし、そりゃそうだろうけど使う人減ってるんだろうな。メディアに焼くくらいならHDDのまま入れといて複数のHDDに分散させておけば良いんだから保管用としては多分もう機能しないだろう。じゃ、何かってぇと誰かに渡す時とかCD再生のカーステに持ってく時だけみたいな感じだろうか。自分でカメラで何か撮ってあげるわけでもないからそんなもんしか使わないし、ウチもからメディアが割とあるけどそのままだなぁ…、いつしか使わなくなって久しい。

 フラメンコとロックの融合みたいなのって昔から言われてみればあるにはある…どころかそれなりに多数あったりするのがプログレの道。スパニッシュプログレならばその当たりは実に自然に入っていたような、ってトコでTorianaの1978年ファーストアルバム「El Patio」が登場です。まぁ、辺境の地に入るんですよねぇ、昔は。今はそうでもないだろうけど昔はスペインのバンドなんてゴシックくらいしか知らなかった気がするし…他もあったかな。Torianaはその中でも割とメジャー所だったんで名前は聞いたけどレコードは見なかった。だから全然聴けなかったし聴こうってのも思い出さなきゃ聴くこともなかっただろうから良かったかも。そしてこれがまた超ヘヴィで暑苦しい…スペインなのにイタリアな暑さが巻き舌でどんどんと出て来るんだからすごい。メロトロン?ストリングス?にフラメンコにヘヴィなギターに暑苦しい歌声、ドタバタなドラムとめまぐるしい曲展開と随分激しく楽しめるデビュー作で、この時代に欧米圏で聴いたリスナーは驚いたんじゃないだろうか。日本でもそうだったろうけど、この融合は見事な具合で何曲もそれが持たないことが難しさと凄さを物語ってはいるが、決してアルバムがダレるというワケじゃない。

 スパニッシュギターの音色に妙にドラマティックで暑苦しい演奏と空気感が堪らなくってさ、こういうのプログレってのかな…、超えてる世界だよなぁとも思うくらいに違和感なくスペインだな、くらいの感じ。映画のサントラ聴いてるかのようなドラマ性が楽曲で感じられるから聴きやすい。それにしてもこんだけカラフルに楽器と音色を使うってのは才能豊かなバンドだったんだろう。こんな世界もあるんだなと楽しめる人、多いんじゃないだろうか。こういう実験的な面白さが今の時代もあるのだろうか。少なくともこの時代のバンドにはこういうワクワク感、多かったな。

Carmen - Dancing On A Cold Wind

Carmen - Dancing On A Cold Wind (1974)
Fandangos In Space/Dancing On A Cold Wind

 フラメンコフラメンコ…って何か刺激的だよな、ってアレコレその手のを聞いてたんだけどやっぱ飽きるワケ。普通にフラメンコギター中心の昔からのだとさ。情熱のフラメンコ的なのってやっぱ数曲が限度だから映画でもそのシーンだけだとかなり印象的に映るんだけど、アルバム単位になっちゃうとやっぱ厳しいし。ロドリゴってそのヘン凄いと思うわ、やっぱ。んで、どれもこれも飽きてしまって、どうしよっかな、って思ってた所に、あ、そういえばと思いだしたのがこれ。

 1974年にリリースされたフラメンコプログレロックバンドと呼ばれたカルメンのセカンドアルバム「Dancing On A Cold Wind」。初めてこのジャケットを見た時はクールなキャメル(タバコのね)みたいなジャケットだなと思ってて、とても暑そうには見えない…いや熱そうには見えないバンドだな、って感じだったんでどうしても買うのが後回しになってたんだが…、まぁ、聞いてみたかったんでいつしか買ってたけどね。ファーストの「Fandangos In Space」の方が有名だし、完成度も高い気がするけど、そのセカンドアルバムだから果たして…って思いながら聴いた気がする。んで、それがまた一曲目が凄くてさ、正にフラメンコプログレなワケ。ベースもブイブイとラインを弾きまくってるし、それでいてフラメンコなギターで、ドラムはどういうわけか凄くパワフルで、ドスンドスン来るんだよ。もう何かワケ分からん音で攻めてくるフラメンコプログレ。この一曲が相当ヘヴィで、コイツは…って思ったのは今聴いてもそう思うんだからまだまだ新鮮斬新な音です。

 ただ残念なのはそこから先の曲にそのヘンなパワフルさや異質感やヒネり感がなかなか感じられず、一気にトーンダウンしてしまう所か。あんだけパワフルなモンを幾つも作って入れろってのもなかなか無理なお話だが、フラメンコロックとしてもうちょっと色々なパターンを確立してほしかったな。そういうアプローチの曲も入ってるんだけど、ちょいと中途半端な感じでスパニッシュな歌モノになってるだけとかさ、やや残念。でもね、初っ端の曲だけでもぶっ飛ぶから良しとしないと買った意味が無いだろ、ってことでン十年ぶりに聴いた次第。



Rodrigo Y Gabriela - 9 Dead Alive

Rodrigo Y Gabriela - 9 Dead Alive (2014)
9 Dead Alive (CD+DVD)

 スタジオでしか出来ないことをひたすらやって完璧なスタジオアルバムを制作する、ってのとライブのための予告編でしかないという意味合いでのスタジオアルバム、本領はライブだからみたいなのとどちらもある話なのだが、その両方を実現しているバンドもあったりするのでその幅は大きく広がろうってもんだ。どっちがどっちってのはその時々の好みだけど、やっぱりライブの迫力はライブでしか出せないしスタジオ盤の完璧さはステージでは再現できないし、最近ではバックでステージで再現不可の音を流しながらライブを同期させるみたいなのもあるけど、その時ってのはライブの迫力を犠牲にせざるを得ないし、まぁ、色々あるがやっぱりロックはライブが最高じゃなきゃダメだ。

 もうかなりのキャリアになっているだろうRodrigo Y Gabrielaの新作「9 Dead Alive」はともかくながらこれもまたYouTubeで見てたライブが圧巻で素晴らしく、やっぱとんでもない人達だ〜と感銘を受けていた所。2014年のモントルージャズフェスでのフルレンスライブなんだろうと思うが、プロショットでHDクオリティの完璧版、そのまま見ててねぇ、もう幸せになります、ホント。別に曲もほとんど覚えてないから知らないし、そういう楽しみじゃないんだよね。単にプレイを聴いて音を楽しむ、だからだれでも楽しめるでしょ、彼らのアルバム聴いたことないから知らない、楽しめないってんじゃない。フラリとライブ見て楽しめるという趣向、プレイ、そして感銘、どんだけ音楽知ってても知らなくてもこれ見るとぶっ飛ぶだろうし楽しんじゃうんじゃないだろうか。問題はこればかり聞いているっていうことはないだろうなっていう点だが、それもまたありでしょ。

 うん、ロックなんだよ、完全に。フラメンコギター2本なんだけどロックなんだよ、ホント。カバーしている曲なんか見ててもわかるだろうけどさ、凄く好きなんだよね、彼らも。それだけじゃなくってきちんとロックなスピリッツでプレイしている人達だし、何かよくわからんけどリズムの塊で、どうなってるんだ?くらいに思ってもきっちり合ってる、あたりまえだけど。聞いてるだけだとわからなくなる時もあるけどやっぱ完璧。もうね、パワーとエネルギーの塊をそのまま放出してくれてるから受け側も大変だけどこういうのは受け止めたいよなぁ。とにかく凄いとしか言えないデュオ、効いたわ。



John Buttler Trio - Fresh & Blood

John Buttler Trio - Fresh & Blood (2014)
フレッシュ&ブラッド

 元々結構な活字中毒ではあったんだけど、しばらく遠ざかってて、その間に視力が結構落ちたりしてて…老眼も入ってきてるんだろうが(哀)、それで小さい文字見続けるのもなかなか辛いな〜ってことで活字から離れてたりする。それでもiPhoneなんかで同じくらいの文字は読んでるワケだから本読まないってのもないか、ってことと、たまたま読んでおきたいなって本を見かけたので買ってしまったから読まないと、しかも頭から完全に忘れ去っているので最初の巻から読まないと、なんて思ってるトコでまた読書だらけになるかもしれないし、ならないかもしれない。まぁ、空想力働いてその世界に没頭するってのは良いよね。

 ココの所静か目なフォークだったんで、ちょっと新しい息吹でもないだろうかと軽く漁ってた所で見つけた人、John Buttler Trio…、今更新しくもないだろってツッコミもあるんだろうけど自分的には新しい発見な人なんです。アメリカのこの手のは全然マークしてないしね。…ってことでYouTubeで漁ってたから最近のライブのパフォーマンスが無茶カッコ良かったんでそれを紹介しておきたいんだけど、アルバムだと多分2014年作の「Fresh & Blood」のツアーに入るんだろうと。まぁ、明らかに映像見る方がその迫力と言うか白熱具合とかギタープレイの多彩さとかアイディアなんてのがわかって良いんじゃないかと。アルバムだけでは全然聴き過ごしてしまう所をライブではどんどんと惹き込まれていくもんね。ストリートミュージシャンらしいアグレッシブなプレイがオールドな感じで良いです。それでいて色々と練っている。

 音楽としてはアメリカンミュージック。本人もアメリカ人でオーストラリアに渡ってのバンド結成からデビューってことで逆輸入な感じらしいけど、それはともかく、アコースティクブルース、レゲエ、ブルーグラスあたりをベースに組み上げられた個性的な音楽がかなり面白い。深いというよりは面白い。そんなにギター弾けるもんなの?ってくらい弾いててね、バンドもそれに追随しているんで凄いんだけどさ、圧倒的にジョン・バトラーの個性が光りまくってる。アルバム聴いて逆につまんね、って思ったりしたけどやっぱライブの魅力がいいねぇ〜。

Swordedge - Swordedge

Swordedge - Swordedge (1980)
スウォードエッジ (生産限定紙ジャケット仕様)

 あまり当てにせずに英国激レアフォーク!みたいなのを漁ってたんだけど、どれもこれも音的には似たようなものだな、なんてのを感じ始めてはいた。ところがちょっと気になったのが1980年ながら自主制作で出されたバンドの云々ってのがあってね、1980年なんてつい最近だから別にそんなフォークそのものを今更演ってどうなるってんでもないし、その辺はもう整理されてメジャーで出せるレベルってのが決まってるだろ、という先入観もあったんだが、敢えてその次代の自主制作盤みたいなのを登場させるってことは実力あってもメジャーシーンでは及びではなかった時代でもあるか、という話で、そりゃ一方では黄金の80年代ポップスに向かう頃、NWOBHMですら狼煙をあげていた頃なんだからまったセールスの見込みの無い時代遅れのフォークなんて誰も取り上げないわな…。でも、そこで好きだから作り上げましたってのが自主制作の良いところで、ニッチな世界に残されたのが本日のお題。

 Swordedgeというバンドの唯一作なんだろうな、「Swordedge」。先にも書いた通り、1980年の制作盤だからスタジオの技術も録音レベルも上がっている時代だからこそか、音の安っぽさはほとんど感じることなく、きちんと創り込まれているようなプロダクションです。それが故なのか、冒頭からハッとするような女性ボーカルと心地良いフォークギターが流れてきて、決して自主制作レベルのアルバムではないことが伺い知れます。単に時代に恵まれなかっただけのアルバム、バンドかも、って。70年代初頭あたりにメジャーに発掘されていたらそのへんの歴史にちょっと食い込んだバンドとアルバムなんじゃないだろうか。やや上ずった調子の美声な女性ボーカルの声は三美神と呼ばれるフォークの歌姫たちにヒケを取るものでもなく、天上の歌声とも言えるくらいのものだ。

 バンドの音にしてももちろんフォーク2本程度が中心だけど、フルートやタブラ、ブズーキなんてのがそれとなく入ってきたりして効果的に曲の雰囲気を変えることを意識しているから、ともすればダレがちなこの手のアルバムを飽きさせないで聴かせてくれる。実際に本人たちが意図したものかどうかはともかく、このアルバムのジャケットもまた英国好きには痺れてしまうようなもので、一瞬メタルのジャケか?みたいに思うけどよくみれば剣を持つ架空の動物でバンド名がSwordedge、正に大英帝国な雰囲気じゃないですか。今こういうのが普通に聴けて買える時代ってのはいいことですよ、ホント。どんなんだろうな〜と空想して落ち込まなくて済むし、何よりもこんだけ上質な音楽にすぐに出会える環境ってのがいい。英国フォーク系好きなら持つべき一枚♪

Folkal Point - Folkal Point

Folkal Point - Folkal Point (1971)
フォーカル・ポイント(生産限定紙ジャケット仕様)

 英国激レアフォークと言われる中でも昔から一応自分も何かでジャケットを見たことがあって知ってた、でも自主制作で何枚しかプレスされてないヤツで…ってのも知ると、そりゃ無理だ、止めとこってなった作品もある。今回のFolkal Pointなんてのはジャケットは見たことあったもんなぁ。もちろん音聞いたことは全然無くってCDになってからも全然興味持ってないから追いかけてないし、ふと見たら出てたって話だけど、YouTubeにあったから聴いてみてどうしよっかなって今思ってる所。美声で女性ボーカルフォークものとして凄く良いって話だったから期待してたんだが…。

 1971年に制作されたFolkal Pointの「Folkal Point」という作品で、謳い文句通りに女性ボーカルとフォーク一本とか二本での作品。御多分に漏れずどこかの部屋で録音されたようなチープな録音感が漂う当時のプレス枚数500枚という自主制作盤。この手のばかり聴いてるとその差をきちんと掌握して違いを語れるとか言えるとかってのは相当のハイレベルなお話になるので自分にはとうてい無理だ。気に入ったのをひたすら聴いて曲で覚えるとかそういう感じしか無くて、この辺になるとそこまで聴けてないからどれも似たようなものに聞こえてくるのが悩ましい。これは近年のメタルなんかでも同じなんだろうから時代は変わっても同じジレンマはいつまでも続くってことか。

 より一層素朴でともすれば歌だけで出て来ちゃうくらいの美声とも言えるか。オープニングはやや素っ頓狂なお転婆娘的な歌でもあって、どうなるのかと思ったけどしっとりと聴かせる声質もきちんと持ち合わせているからアルバムとしては随分と素朴なしっとり感が出ているようだ。それにしてもこの手のフォークバンドのギタリストさん達は名手だなぁってつくづく思う。難しいことじゃないんだろうけど、きちんと基礎を抑えつつ歌い手をしっかりと立てつつも安定したメロディとコードワーク、リズムまでも刻んでくれているワケだからさ。なかなかこういうのも出来ないし…って聴き始めると深くなっちゃうのだな(笑)。



Back Alley Choir - Back Alley Choir

Back Alley Choir - Back Alley Choir (1971)
Back Alley Choir

 このヘンの自主制作盤復活シリーズってのはそのまま騙されて(?)CD漁りまくってしまったのもあればDLでサクッと済ませてしまっているものもあったりそもそも買ってないってのも多いから適当にしか書けないんだけどね、まぁ、今の時代聴くだけならアチコチで聴けるからそういうモンなんか…ってトコです。聴いてて思うのはやっぱりメジャーレーベルが青田買いしきれなかったバンドが多かったんだろうなという印象。自主制作と言えども割とどれも質の高い作品が残れされているのでこうして40年後くらいに発掘されてくるんだろうし、面白いものだ。

 1972年にリリースってよりも制作されたBack Alley Choirなるバンドの作品「Back Alley Choir」。これがまた音作りがしっかりしてて、誰かの部屋で録音しましたみたいなチープなフォークギターのサウンドだけではなく、きちんとドラムもベースもピアノも入ったフォークバンドの作品として録音されているからよく出来てるじゃないですか、って所から入っちゃったワケです。まぁ、音そのものはチープではあるんだけど、これ以上音の良い作品を作ったからと言ってもレベルが変わるワケじゃないだろうから十分な気はするか。

 普通にフォークバンドかと思ったら上述のようにバンドの音してたのがまず面白いなって感じだったんだけど聴いてると普通にバンドとしてのサウンドを聴いてて、あからさまにアメリカのスワンプ系をモチーフにしたサウンドが出て来るから、そういう意味では自分的には全然好みじゃないな、っていうのが出て来た(笑)。英国激レアフォーク!ってのに騙された好例です。男性コーラス、ボーカル、女性もいあるし何かやりたいこと色々やってるけど結構アーシーな雰囲気あるなぁ、この時代にアーシーってもう古いんじゃね?ってのもあるが、勢いだけはある感じでよろしい(笑)。



Marie Celeste - And Then Perhaps

Marie Celeste - And Then Perhaps (1971)
And Then Perhaps

 英国激レアモノ!なんてフレーズはもうアテにしちゃいけません(笑)。とにかく70年代初頭あたりなんてのはロックだフォークだの青田刈りの時期だったからやる方も売る方もそれこそ何でも探しては出してみますみたいなのあったからメジャーでも何だこりゃ?っての多いし、逆に自主盤でもスゲェってのは確かにあるんだけどさ、皆が皆好きに作ってるもんだから後世にとっちゃ整理が大変なワケですよ。英国激レアアイテム!って見ればプレス枚数50枚とか100枚とかって、それ自主制作の普通の枚数で、アイテムとしちゃレアだけど自分たちで作れる範疇の枚数って激レア!ってしちゃうワケ?みたいなね。

 正にそんな感じのリリースとなった1971年産のMarie Celesteというバンドの「And Then Perhaps」。もちろんフォークバンドでして、英国激レア!の自主制作盤でプレス枚数50枚とも100枚とも言われる作品が遂にCD化!みたいなキャッチコピーだったんだよな。飛びつきたくなるのはわかるけど、所詮それくらいの需要しか無かった、しかもメジャーレーベルとの契約まで行かなかったレベルのアルバムですよ、そんなに騒いじゃいけません…なんて冷静に思っててもね、音聴くとさ、確かに音のチープさはあるんだけど、その手作り感が逆に生々しくて素朴でミスも隠せないし気合入れて作ったんだろうってのもわかるし、なんて自分たちレベルに落として聴いてしまうと愛着沸くという話でして(笑)。

 音は普通にフォーク、女性ボーカル中心でコーワスワークには男性陣も登場するけど、フォークギター2本くらいが鳴っててコーラスだけ、そんな素朴なバンドなので誰かの部屋でサクッと録音しちゃえるんだろうとも思うが、曲がそれなりにキャッチーだったりするしストーンズのカバー演ってたりもするしメジャーレーベルも何を基準にメジャーで出したりしたのか、こういうのも全然メジャーで出せる範疇だとは思うけど…、ま、個性的かと言われるとそうでもないか。ストレートにアメリカで受けてたフォークを英国風にやってみたらこうなったってだけだからさ。実際自分が何度も聴くだろうか?ってなると確かにそこまでは聴かないだろうという結論はすぐに出るしね。でも、この天上の美しさはは結構イケてる気がします♪





Stained Glass - Open Road

Stained Glass - Open Road (1974)
Stained Glass (韓国盤, 紙ジャケット仕様)

 ふと故郷に戻って来たかのような音世界を思い出す。近年のバンドや新しい融合をどんどんと果たしていったバンドやアルバムによる音楽の進化を楽しむことも必要だし、刺激的ではあるが、ちょっと行き詰まってしまった時には基本的には原点に戻る、が一番良いんだよなんて思ってましてね、どこかアコースティックな素朴な部分だけが記憶に残っていたので、久々に牧歌的なフォーク聴きたいな〜って。その辺なら何か色々あるだろ、ってことで適当に探しだして来ました。

 1974年リリースの唯一作として知られている…知られているかどうかはわからんが、Stained Glassなる英国のフォークバンドによる「Open Road」。まぁね、冒頭のアコースティックな音色が流れてきた瞬間からほっとしてる自分がいるわけです。そんなに聴き込んだアルバムってワケでもないし、語れるほど何かを知ってるバンドでもないんで単純に音だけでそう感じるんですが、陰鬱系だったり暗黒だったりドロドロとしたものは一切無くって普通にフォーク2ホント女性ボーカル、男性コーラスだけという世界だから単にフォーク。ところがこのフォークさが確かにTuderlodgeな雰囲気でして、おやおやこんな所で出会えるとは…みたいに牧歌的な音色で嬉しいね。

 これ自主制作盤だったのかな、昔は普通には聴けなかったし見ることもなかったから自分が散々漁ってた時には全然出てこなかったバンドだし、アルバムなんだよね。それでもいつしか発掘されてCD化されてる所が凄いわ。どこかでふと見かけていいかも、って聴いてそのままライブラリ行きになってるんだから基本的に好きなのか、単に集めておきたいだけなのか自分も適当なんだが、確かにギターの音とかは安っぽい録音という気がしないでもない…、が、それでこそこの味わいが出るのだろう、コーラスワークも含めて何とも低予算で作られたことは一目瞭然だが、その分素朴で美しい本質と実力が出て来ているという見事な作品。これぞフォークですな、というお手本的な作品です。

Opeth - Blackwater Park

Opeth - Blackwater Park (2001)
Blackwater Park

 自分のコレクションを眺めていると改めて偏ってる趣味だな…って思うものでして、そりゃ割と多岐に渡るジャンルのモノが並んでいたりするけど、それでもいいな、って思うものってのはヘンな偏りがある。だからこそ趣味ってモンで、ここの所陰鬱系なモンをひたすらに聞いているけれど、それだってかなり偏ってる部分で、同じようなバンドでリコメンドされたりオススメされたりするのも聞いてるんだけど割とハマれなかったりするものが多い。そこはなんとなく自分でしか測れない好みの領域なんだろうという気がしてて、何なんだろうなぁ…と不思議な部分を持ちつつ、その本能的な好き嫌いの理由を探している所。

 2001年にリリースされたスウェーデンのOpethの名盤と呼ばれるアルバム「Blackwater Park」。ジャンル的には俗にプログレ・デスメタル的に語られることが多いようで、更に70年代プログレへのオマージュ的な影響も多いと言われていることもあって、またPain of SalvationやPorcupine Treeなんかと同等的に語られる事もあって割と知られているバンドだし、多分もっと有名で重鎮ですらあるんだろう。ま、早い話がそんだけのバンドで、世間的に認められてるバンドでリスナーもファンも多いバンドなんですが、自分的にはどこか合わないらしい、ってことです(笑)。勿論その美しさや緻密な創り込まれ具合、デスメタルの中の美しさやアコースティックとの融合と静と動のコントラストによるドラマ性、デスボイスとクリーンボイスによる世界の表現の違いやメロディアスなギターソロ、更には長尺な楽曲ながらも飽きること無く展開していく曲構成とバンドのテクニックなど非の打ち所がないアルバムであることは重々と聴いて判ってるのだが、ハマれないんですな、これが。

 自分の知ってる範疇でのプログレじゃないからだろうけど、プログレバンドという捉えられ方もよくわからないし、凝りまくったメロデス系メタルなんじゃないだろうかと思うが、そこまでスピードなメタルを展開しているワケじゃないからこの凝り方はプログレ的だって意味かもしれない。それは抜きにしてもアコースティック系の美しさはさすがにスウェーデンな感じだし、ホントよく出来てるなぁと感心するばかり。何がダメなんだろ…、そう思って何回か、そして他のアルバムもいくつか聴いてみてて、きちんと取り組まないといかんのかどうか思案中。今のところまだ理解できてない。ってか多分自分が一番欲している部分を見つけられるかどうかで変わるかな。わかんない。もっと聴いてみよっと。





Pain of Salvation - Remedy Lane

Pain of Salvation - Remedy Lane (2002)
レメディ・レーン

 人によって有名だと思われている、とかだれでも知ってるバンドやアルバム、って思ってるモノは異なっているのだなぁとアチコチを読んでて思うことしばしば。この差は何だろうな〜なんてふと思ったのだが、世代かもしれないね。自分なんかで言えば90年代以降にどんだけメジャーでシーンを引っ張ってきた著名人だったりバンドだったりアルバムだったりしても知らないこともよくあるし実際知らない(笑)。でも、その時代をど真ん中で駆け抜けてきた世代からしたら当然知ってるべきことだろうし…。逆に70年代のとかはひたすら後追いしたからリアル世代よりも知識的には知ってるかもしれないけど、当然役に立たない(笑)。別に知らなくてもいい事ばかりだし。だからこういうブログで自分が平気で知らないって書くと見下される事もあるワケで、しょうがねぇだろとしか言えないんだな(笑)。

 2002年にリリースされたPain of Salvationなるスウェーデンのバンドの4枚目の作品「Remedy Lane」。Riversideとか聴いてると結構ルーツ的にこのバンドが出されてきて、そうなのかな〜、どんなんだろ?って気にはなってたんだけどすっかり忘れてて、今回ようやく聴いた次第です。なので前段の文章通りの話になって、とある方々には有名なバンドで知らない人はいないだろうぐらいに思われているようなんですが、自分には初のバンドでしてね…えぇ、まぁ、そういうこともあるでしょう。そんなことなのでちょこっと聴きのことしかわからんですが…、傑作と書かれてたのでコイツを聴いてみたんですが、何か凄いな…。ちょっと詰め込みすぎなんじゃないかってくらいにめまぐるしい展開についていくのが大変。何て言うんだろ?ひとつの物語をドラマ的に曲とともに進めているみたいな感じで、歌が歌詞をものすごく強調しているんだろうと思うけど、そこに曲と展開が加わって忙しくなんてる…故にプログレッシブサウンドと称されるのだが、全然プログレには聴こえない所もまた凄い。スウェーデンってそういうツボ上手いのかも。

 正直言ってこの手のは苦手な部類かも。昔で言えばGentle GiantやJethro Tull…はまだともかくGenesis的なのが入ってくるとどうにも一気にダメになるというのは自分でもわかりやすくていいんだけど、そんな感じ。このアルバムだけがそうなのかもしれないしPain of Salvationってバンドがそうなのかもしれない。しょうがないよな、それはさ。こんだけ聴いててそういう結果か〜ってのは自分でも残念なんだが…、あくまでも好みの話とか聴き込みが足りないっていう中での話なのでまた変わるかもしれないけどね。



Riverside - Anno Domini High Definition

Riverside - Anno Domini High Definition (2009)
Anno Domini High Definition

 映画といえばハリウッド、しかし同時に深みを求めるとヨーロッパへと進む。そして源流を求めに行くと驚くことに日本に行き着く。これは黒澤監督という巨人がいたからそうなるのだが、自分たちが聴く音楽の志向性の根本にしてももしかしたら最後は日本に行き着くのかもしれないな、なんてこともまま考える。そもそもエンターティンメントとして作られた映画と宗教的娯楽的側面から発生した音楽というものでは流れが異なるとは思うのだが、受け手としては似たようなものなんじゃない?なんて意味不明な冒頭文でした。

 自分的にはこの手の陰鬱系ハードプログレ系では近年最高峰に位置するポーランドの騎手Riversideの4枚目のアルバム2009年リリース「Anno Domini High Definition」に駒を進めよう。作品ごとに来歴を追って聴くとこのアルバムの特異さってのもあるのだろうが、そんなことお構いなしに自分的にはハマったので、ハマった時に全部のアルバムを丸ごと聴き漁ってたんで、どのアルバムがどんなんでなんて比較全くしなかったんだよ(笑)。言うならばこのアタリはちょいとハードな部分も併せ持った時期、くらいで聴いてたから。なので今こうやって単体で「Anno Domini High Definition」を切り取って聴いてみると随分歪んでる方に傾いてるアルバムだったんだと気づく始末。他はここまでハードに歪んでビート効いてってのはあまり記憶に無いな。もっとメロウでストーで歪んで重くてってのはいくらでもあるけど…。そんな印象のアルバムでハードにプレイしている作品、とってもアグレッシブな作品でありながらRiversideらしいメロディアスなギターに歌、ヘンなリズム入りの鍵盤と何らバンドのスタイルは変わっていない、変わっていないと言うかポリシー貫きまくりってトコか。

 5曲45分、とっても一曲づつが長くて当然展開もコロコロ変わるし同じフレーズやリフレインがないじゃないか、みたいな曲もあって、展開数で言ったらふつうに45分のアルバムなんかよりも圧倒的に多いだろうしリズムにしても同じ曲なのか?くらいには変わっていく(笑)。その辺がメタルプログレなんて言われるところなんだろうか、メタル的要素…あるけど、ベースがこんだけグイグイと引っ張るのはメタルじゃないし、プログレ的な側面強いし、でもこの音世界そのものはメタルで…など言える事は多数あれど、とってもRiversideらしいグイグイと掴みまくってくれる作品ってこと。メロウに飛んで連れて行かれたと思えば即座にヘヴィリフで地べたに戻される、それでも天空には美しきリフレインが流れてて救われるかも…なんて雰囲気。そして何よりもその根底にブレないロック魂が宿っているってのが最高だ。勘違いかもしれないけど…本人たちのインタビューも読んだこと無いしどんな人達でどんな事考えてる人たちかってのも知らないからさ、音だけ、それだけで判断している限りは絶対ロック。楽器上手いし才能あるからミュージシャン、アーティストには間違いないけど、本質的にロック。そこが良い。

 そして聴いて取れる何かの音の源流のミックスのバランスが最高に優れてる。新しいことってんじゃなくてミックス具合が良い。フロイドとクリムゾン足して21世紀で割って自分のできる事入れましたみたいなもんだ。このバンドのアルバムはどれを聴いても良いしオススメ全品だけど、「Anno Domini High Definition」もかなりコンパクトに見えつつもヘヴィな作品として楽しめる一枚。何か自分の中の自信が揺らいだ時に聴いてみると芯が見えてくるかも、ってな強い意思が聴けます。



Osada Vida - Uninvited Dreams

Osada Vida - Uninvited Dreams (2009)
Uninvited Dreams

 昔はアメリカ、英国以外のロックを知りたいと思ってもなかなか情報源もなく、誰かが取り上げて情報を入れてくれなきゃまるでわからないままの状況だったんで、その頃の諸外国の音楽なんてのを知ってる人って凄い情報力なんだよね。英国でもマイナーなのとかは全然情報無いわけだからその頃を漁ってた人なんて凄いもん。その感覚はず〜っと自分もあって、ある程度英国のロックなんてのを知ったのも纏めてくれてた本なり雑誌なりがあったからで、自分で探しだして来ているのなんでほんの少し、それも誰かが既に取り上げてたものばかりだし。それにくらべて今はネットでバンド側も発信、受信側もある程度のネットワークあれば情報入ってくるしやっぱり情報量が違う時代だよ。

 ポーランドの新進バンド…ってももうキャリア相当なんだろうけどOsada Vidaの2009年のアルバム「Uninvited Dreams」。陰鬱系なバンドで〜っていう下りから流れてみたんだが、自分にはちょいと綺麗すぎたってのが第一印象。音が洗練されてる感じで透明感溢れてるっつうのかな、ステレオ感溢れてるというか空間の音が広がりすぎてるっつうのか…いや、広くても良いんだけど、どこかバンドという枠組みの重さとか一体感みたいなのが欠落してて作り上げた音になっちゃってる感があってね、ライブで聴けばそういうの関係ないんだけど、アルバムってそういうのも含めてのものだから、どうにもそのヘンがイマイチ。だから音楽そのものもちょっと軽く聴こえてしまうというか…やってることとかはヘヴィな試みだったりするのもあるし、重さも多分あるバンドなんだろうけど、アルバムの音ではそれを感じることはない。歌モノ中心的な透明感溢れるサウンドをお楽しみください的な雰囲気で聴こえてしまう…んだよな。多分間違ってる(笑)。

 とは言えども、ポーランド的な暗さってのはあるし、単純には進まない曲展開やちょいと凝ったアレンジなど聞き所は満載、フレーズや音使いにしてもよく練られてるのは当然としても静と動の使い分けまでもが計算づくしでメロトロンやギターの入り方が気持ち良い。毒気がやや足りないのは音のせいだけではなくバンドそのものの性だろうか。他のアルバムはまだ聴けてないけど、アルバムごとに作風が割と異なる部分もあるようなのでこのアルバムだけがちょいと異質なのかもしれないけど、もっともっと聞いて行かないといけないかな。





Xanadu - Last Sunrise

Xanadu - Last Sunrise (2011)
Last Sunrise

 それにしても辺境のアルバムを漁りまくってるとどんどんと日本語の情報が無くなっていくので英語圏に突入するのだがそれでも少ない…この時代にそういうネットワーク媒体に乗るか乗らないかってのは売れる売れない知られる知られないってのの境目になるのは間違いないだろう。だからと言って宣伝する気もないし好きに聴いて書くだけだからいいんだけど、自分が情報を漁る時大変ですな。聴いた感想をそのまま書けば音との対峙による理想的な音楽だけの感想になるのはわかるんだけどどうしても余計な情報欲しくなっちゃうしね、どこの誰でどんなのから…とかさ。聴けばわかるんだけど、それでもフラフラと知りたくてなんとなく漁ってる…、そんなことしてていいのか、自分?ってふと思った(笑)。

 相変わらずポーランドのバンドのXanaduの2011年のアルバム「Last Sunrise」。割と大局的なサウンドで陰鬱さも醸し出しながら云々なんて感じだったから手を伸ばしてみた。確かにこの大らかさってのはなかなか見当たらない世界かもな…しかもポーランド産だとここまでの大らかさはあるけど、もうちょっと軽やかだからロック的な視点での広がり具合は見事だな〜と。フロイドお得意の出し方だけど、そこを用いつつもテクニカルにギターでメロディを練って展開してくるという感じか。陰鬱系とまで言われるほどの陰鬱さではないが、もちろん明るくはないし暗い音世界だけど自分的には聴きやすい。流れてしまうんで自分的には結構聞きやすかったりする(笑)。もうちょっとどこかフックが欲しかったりするけど、それは多分ストリングスの白玉に埋もれてしまっていたりするのかも。

 ところどころクリムゾン的に…と言うかアグレッシブに攻めてくるフレーズなんかも出て来て、やっぱり底力あるポーランド的な音が出て来るので安心、この冷淡なアプローチこそ欲していたものですな。あぁ、段々ハマってきたぞ、これ(笑)。RIversideに通じる陰鬱的プレイ兼アグレッシブなアプローチによる展開はかなり好み。ところどころ聴かれるシンセ的な音がやや異世界な空間に聞こえてしまうのが自分的には苦手か。それでもこの世界はいいね。







Believe - Warmest Sun in Winter

Believe - Warmest Sun in Winter (2013)
Warmest Sun in Winter

 まったく気分で聞く音楽が変わる…好きな音でも気分次第ではまるで聴きたくないという事もあるし、キライな音で気にならないこともあるし、人間は適当なものだ(笑)。元来クリムゾン的ハードな音は大好きなので何聴いてもハマり込んでいくんだけど、気分がそうさせてくれなくてね、もっと優しくて耽美なのがいいな〜なんてソフトな気分だったワケです。それはそれで色々あるんだけど、正直バンド名は色々知ってるけどじっくり向き合ってないからあれが良いとかこれが凄いとか云うのはあまり無くて、聴きたいな、と思う度にライブラリ覗いてどんなだっけ?とかネット見て聴いてみるか、とかそんな感じ。違いを認識するまでじっくり聴けてない、ってよりももしかしたらそんなに違いを認識しようと思ってないのかも…って。心地よく聴けないのって多分あまりないからそのバンドの個性をどうのって思うまでに至らないとか…、よろしくないけど、そういう側面結構強いな。ただ、自分が好きな傾向値は判ってるから大抵当たるんだろうと思うが。

 2013年にリリースされたBelieveの5枚目の作品らしい「Warmest Sun in Winter」。このバンドもあっちこっちのバンドからの来歴云々でMilek Gill氏のワンマンぶりがバンドをひとつづつ作り上げていくみたいなトコあって、バンドな変わるけどやることさほど変わらない…すなわち一度その世界を味わってしまえば安心のクォリティで常に聴けるアルバムなりバンドがたくさんあるって解釈しててさ(笑)。その分アルバム毎に差を付けられないと言うか作品に差がないと言うか…。もちろんね、聴いてるともっとロックっぽい方がいいなと思うこともあればこういう質感はいいなとか色々思う。軽やかに流れていってしまうフュージョン的にすら聴こえる部分は自分にはかなり退屈。でも綺麗なラインを奏でるギターなりのメロディは良いからそういうトコはいい。でも軽くなっちゃいすぎるとダメで、このバンドの音は本質的にフュージョンに近い…自分的には。ただ、ストリングスや歪んだギターのトーンの使い方なんかでロック的プログレ的な所を出しているからその中間に位置してる。

 歌にしてもかなりまろやかで尖った部分もなく音に馴染んでるから楽器的に入ってくるかな。感情噴出でもないしそこにメロディが絡むからさ。リズムはそんなに凝ってるってこともなく聴きやすさを出してる…から軽く聴こえるのかな。ちょっと聴き易すぎたかもしれないが、悪い点はまるで見当たらないくらい心地良く聴けるからフロイドから毒を抜いて幅を広げているかのような聴き方もできるね。



Warmest Sun in Winter

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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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