Faces - Snakes & Ladders

Faces - Snakes & Ladders (1976)
スネイクス&ラダーズ(ベスト)(紙ジャケットCD)

 あまり知らないけど興味あるっぽい音楽に手を出す時には手頃なのがベスト盤ってヤツでして、自分もどんなもんかな、って聴いてみる時にはその辺から手を出すってこともあったけど、やっぱりそれは最初だけで、やっぱりオリジナル盤を最初から聴いていくのが筋だろ、ってなってレコードを集めていった。ベスト盤ってお得なんだけどどうもそれじゃない、ってのもあってあまり好んでは聴かない。特に好きになったバンドは。でも、やっぱり入り口としては適当だろうし、どれもこれも凄い曲のバンドじゃなきゃベスト盤で事足りるってのもある。いつしかベスト盤に求めるものはそれにしか入らないオマケの曲だったりヘンな編集だったりするというニッチさ加減…。

 Faces聴きたくなってね、ベスト盤だけど手頃で、更にシングル収録曲が入ってるからってことで手に入れていた「Snakes & Ladders」。最初の「玉突きリチャード」だけがシングル収録曲、アルバム未収録曲だったからって事だけで入手したんだが、そういうの昔は多かった。それだけのためにアルバム買うとかね。それも楽しみだったから良い思い出だが、今じゃ曲聴きたきゃDLかな〜って時代?でもさ、案外そうでもないんだよね、ロックの世界は。やっぱり簡単にはDLする所に無かったりするからCD探したりするしさ。編集盤ってのは再発されなかったりするから結構レアになっちゃったりもするんで、アイテム価値的には楽しめる。

 この「Snakes & Ladders」はそのR&Rな一曲がさすがFacesと唸るばかりのナンバーでそりゃもちろんベスト盤だから聞き所満載のチョイスなんだけど、何かしっくり来ないな〜、何でだろ?アルバムとしての空気感のパッケージが無いからか?オリジナルアルバムばかり聴いてたから曲順に違和感あるのもあるか。FacesってレコードだけだとなかなかそのR&Rぶりがわかりにくくて、割と器用だから繊細なアコースティックも出したりするし一筋縄でいかないバンドだもんね。ロッドの歌声もやっぱり凄いしロン・ウッドもギター的ではないギターと曲へのアプローチは斬新ですらあるし、今でもこういうギター弾く人は少ないしさ。やっぱりこういうR&Rはかっこいいな。落ち着いて楽しめるR&Rです♪

 そうそう、それでYouTubeでビデオ漁ってたら驚くことに山内テツと一緒にやってるライブ映像があってさ、なんかカッコイイじゃないか〜って。こんなのは見たことなかったな〜、チェックがお粗末だからしょうがないが、いいもん見れた。





Michael Shenker’s Temple of Rock - Spirit on a Mission

Michael Shenker’s Temple of Rock - Spirit on a Mission (2015)
Spirit on a Mission

 もう一丁新譜を。こちらは楽しみって言えば楽しみだったけど、まぁ、冷めた見方での楽しみでもあって、どう来るかな〜、大して期待はしてないけど面白そうなモンだしてくれるかもしれない…くらいなお話です。ドゥギーにスコピ組のリズム隊にウェインというメンツでの新作新録アルバムって事なのでテクニック面では全く気にすることもないけど、そもそもの楽曲がどうなんだろ?っていう所はねぇ、昔のに敵うかどうかってのが基準になっちゃうワケだからしょうがない。しかもギタリストとしてのマイケル・シェンカーが好きなワケだからその個性が十二分に発揮されていながら、っていう条件も付くしさ、大変だよね。

 マイケル・シェンカーとテンプル・オブ・ロック名義でリリースした「Spirit on a Mission」。初っ端からしてギターの音が…あれ?こんなんでいいの?って感じで、ちょっと前のアルバムから感じてはいたけど、粒が粗くてどうしてもギブソンの細かい粒ぞろいの音からすると粗が気になるなぁ〜、ま、それが今のマイケル・シェンカーの音だからそういうモンなんだろうけど違和感あるってだけ。それとエフェクトのお話なんだろうけど、こういうエフェクト掛けないと音が出てこないのだろうか?それとも今の好みがこういう音?中域ブーストは昔からだけどあまりにもレンジが狭い気がして…、小さいハコの中で鳴ってるような音で、別に楽曲の何かに影響を及ぼしてるんでもないからいいんだろうけど、好みじゃない。ついでにいうとドゥギーの歌も全然好みじゃないことがわかった(笑)。ん〜、じゃ、ダメってことだな、これ、自分には(笑)。

 じゃあ唯一の頼み所の神のギターソロプレイだ。これはさすがにマイケル・シェンカーです、って感じのプレイが多くて…って当たり前だけど健在で、嬉しいね。ただ、そこに行くまでの曲がどうにもできることをやってますってくらいの話で新しい基軸があるわけでもないから悩ましい。そういうのを求めてはいけないんだろうから従来のハードロック型による新作でしかないという事か。もう王道になってるからそれでいいんだろうな。何回か聴いたけど、あと何回もは聴かないかな〜、そういうのを予測済みでアルバム作ってる気がするくらいだが、リスナーが年寄り化していくとレベルは上げていかないと聴き続けられないんだよ…、ホントはさ。でも、やっぱ神だからね、聴きます(笑)。



Nightwish - Endless Forms Most Beautiful

Nightwish - Endless Forms Most Beautiful (2015)
エンドレス・フォームズ・モスト・ビューティフル(デラックス・エディション)(DVD付)

 今回は久々に新譜がリリースされるのを楽しみにしていた。最近新譜のリリースを楽しみに待つなんてのも久しくないし、そこまで熱入れて聞いてるバンドも少ないからこのワクワク感は嬉しかったな。ZeppelinだのWhoだのストーンズだの新作っても焼き直しばかりだし、あ、ストーンズは一応新作になるのか…、でも別にそれをどうのって期待するモンでもなくなってるから、ホント久々に新作待ち遠しかった〜ってトコだ。その理由は当然ながらの新ボーカルのフロール・ヤンセンとNightwishの合体劇がどんな風に仕上がってるかっていう好奇心に尽きる。ライブ「Showtime, Storytime」では過去のNightwishの曲をフロールが歌っているが、これがもうとんでもなくかっこ良くって過去の曲全てが蘇ったとも言えるくらいのパフォーマンスでね、そんな勢いがまた新作でも表現されてるといいな〜って。

 そんなことで先日遂にリリースされたNightwishの新作「Endless Forms Most Beautiful」。先行シングルの「Elan」のPV見ててドラマーが違うから、「あれ?」って思ってたら何とも健康上の理由で今作には参加できなかったとか…入院中とかなのかな。ユッカのドラムって結構好きなので是非復活してもらいたい。彼のドラミングは音がどうのってよりも「かっこ良く叩く」っていうトコが好きなんです。そして吹奏楽者のトロイの参加も幅を広げてくれるだろうってのは判ってるからやっぱりフロール嬢の歌がどこまでNightwishにマッチしていくか、みたいなトコが興味の焦点。

 初っ端はナレーションからお得意の映画音楽さながらのイントロが鳴り響き、そこだけでもワクワクさせてくれるというのはお約束、そしてもちろんヘヴィに歪んだギターが切り込んできてスタート、青い炎がじわじわと焼き尽くしていく、そんな雰囲気を持つ始まりにゾクゾクしてきてフロール嬢の控えめな歌から始まり、展開からはまた歌のトーンが変わりと一人で多数の役割をこなした歌い方が実践されているようだ。他の曲でもそうだが、この声色の変化は新たな武器になっているみたいで、それに加えてのマルコの咆哮にコーラス・ワーク、更にはフロール嬢もデスボイス的な咆哮は歌えるので、そんなのも出て来るというマルチな幅の広いボーカルワークが飽きさせない。当然ながら楽曲はどこもかしこも近年のNightwishお得意のパワーシンフォニックメタル全開で静と動の対比からムード音楽、序章からの本編などとありとあらゆるパターンを使い倒している。よくもまぁ、こういうスタイルで何曲も作れるものだ、しかもどれもこれもフックの効いた作品ばかりで駄作も妥協も一切なく、とことんまで作り込んでいるから凄い。「Your Is An Empty Hope」のメタリックさなんてつい首を振ってしまうくらいなモノだ。そして圧巻は「The Eyes of Sharbat Gula」から「The Greatest Show on The Earth」の30分くらいの組曲の流れ。曲そのものはもちろんあれこれくっつけてるんだけど、ドラマティック感が見事な作品で気合入ってる。まぁ、目立つものばかり書いてるけどどれもこれもものすごく質の高い音に仕上がってるから当分聴きまくるかな。



Rod Stewart - Atlantic Crossing

Rod Stewart - Atlantic Crossing (1975)
Atlantic Crossing

 ロックを聴き続けてかなりの年月が経つ。それでもいつだって聴く度にかっこいいな、って思わせてくれる。面白いのは昔そうは思わなかったもので、年月を経た後に聴くと妙にわかっちゃうってのもあって、簡単に嫌いだからで切り捨てられないっていう所。だから昔の偏見とかトラウマってのは無視して聴くようにしてるし、実際それで面白さが判ったアルバムなどいくらでもある。

 ロッド・スチュワートなら英国時代のが最高だ、アメリカへ行ってからのはダメだ、っていうロック側からの信念みたいなのがあって、頑なにそれを信じてたりしててさ、ロッド・スチュワートも英国時代は結構聴いてたんだけどアメリカ行ってからの作品「Atlantic Crossing」以降はあんまり聴いてなかった。さすがに「Atlantic Crossing」は聴いてたけどね。んで、今回はその「Atlantic Crossing」です。スゲェ久々に聴いたんだけどさ、スゲェ良いアルバムじゃね?って気づいたワケ。そりゃ昔と違うとか魂売ってるとか売れ線路線に走ってるとかあるけどさ、そういうのも全部分かるんだけど、普通にロッド・スチュワートという歌手、ロックシンガーの良い所は全部出ているし、しかもロッドの歌だからこそ大したこと無い曲でもかっこよく仕上がっているっつうのも多いしさ、やっぱ凄いボーカリストだよ。確かにロックというカテゴリにこだわる理由はないだろうなというのも納得。

 そんなお話はともかく、この「Atlantic Crossing」はロッドがアメリカ進出を図るために気合いを入れて制作したアルバムでキラーチューンとして最後の「Sailing」が世界を制覇したとも言えるのだろうが、アルバム全体からしてこの時代に似合った、ロックからソウル、ファンクのリズムへの引き締まり具合を詰めて、この歌声だ。そして何よりも汗が見えるアルバムに仕上がっているってのが人気ある理由だろうし良い作品である理由なんじゃないだろうかね、踊ってるロッドが見えるもん。こういう生々しいのって最近聴かないなぁ…、流行らないのは分かるけど、自分なんかはこういう音聴いてる方がしっくり来て踊らないけど、ノリノリになれるもん。このノリそのものは好みじゃないけど、それでもそう思うんだからよく出来てるんだよ。そして「Sailing」でトドメとは全く…、ロッドの野郎(笑)。



Andy Taylor - Dangerous

Andy Taylor - Dangerous (1990)
デンジャラス

 プロのアーティストがやるカバーアルバムとかカバーソングってのは色々な意味があるんだろうが、ライブなら分かるんだけど既にステータスを築き上げた人がわざわざカバーアルバム出すってのは幾つかの理由によるものが多い気がするが、とどのつまりレコード会社との契約枚数をこなすためというひとつの理由になるのだろう。好きだから出すってのもあるんだろうけど、その場合は意味のあるカバーアルバムにしないといけない、いけないってのは本人の今後のために、だ。まぁ、そんなのどっちでもいいんだけどさ(笑)。

 …ってことでデュランデュランのやんちゃギター小僧、アンディ・テイラーが1990年にリリースした全曲カバーアルバム「Dangerous」。誰も貴方にカバーセンスを求めてもいないし、アレンジ能力を試してもいない、更に言えば何かをしでかしてくれるという期待すらない、なのにこんなアルバムを出したってのは契約理由と自分のルーツをさらけ出してロック側に認知されたいってな所だろうか。本音は知らん。知らんけどそう見える側面もあるってお話。ただね、アイドル的なバンドのギタリストがちゃんとロックが好きで、こんだけ歌ってギター弾いてるってのは見ていて微笑ましいし、応援したくなるからきちんと本業デュランデュランへの貢献度もあるから良いソロ活動になってるんじゃないかな。

 いや〜、紐解いてみると結構驚きでさ、初っ端からThin Lizzyだよ。しかもかなり気合入った歌とギターで、ほぼ丸ごとそのままでカバーしてる意味は何もないだろってくらい。これならオリジナル聴くぜ、っていうくらいにそのまま。他も全部そんな感じだけど、この「Don’t Believe a Word」がアルバム中一番オリジナルに恥ずかしくないカバーだからトップなのかも。どんどんとオリジナルと比較しちゃいけないレベルになるカバーになってくから…、ストーンズの「悪魔を憐れむ歌」とかモットのなんて無かったことにしようよ(笑)。そんな類のものばかりなのでここで取り上げることもなかったかなぁ…、ただ流れで聴いてしまったんで書いたけど、もうちょっと期待したんだけどねぇ…、残念。





The Power Station - Living in Fear

The Power Station - Living in Fear (1996)
Living in Fear

 The Power Stationのセカンド・アルバム「Living in Fear」なんてのが1996年にリリースされていたってのはなんとなく記憶にはあったけど全然忘れてて、今回調べててなんだこれ?ってなった一枚(笑)。そういば何かそんな再結成話があったような…その頃そんなの全然興味なくってサラリと流してたんだろうけど、改めて思うとなかなかよくやった話だと思う。時代的に誰も売れてなかったんで良い案だったのかもしれないね。ところが再結成プロジェクトぶち上げた途端にThe Power Stationの最大のスター、Duran Duranのベーシスト、ジョン・テイラーが別仕事のため脱退、その穴埋めはプロデューサーのバーナード・バトラーが埋めて、音楽的には事なきを得ていたが、果たしてスターのジョン・テイラーがいないThe Power Stationって…ってのは案の定、まるで売れなかったというお話(笑)。

 アルバム「」を聴いてるんだけど、正しく英国ハードロック的なサウンド、David BowieのTin Machineみたいな感触で、落ち着いた大人の練られて創り込まれたサウンドに確かな音という面白味はまるでないけどよく出来てるっていう音ね。当時こういうので売れると思ったのかなぁ…、何の魂も見当たらない…とは言い過ぎだけど自分的にはそういう感じに聴こえてしまってまるで感情移入できないんだよね。もちろん熱く歌ってるしプレイしてるけど…何だろ、ソソられるトコがない。ジョージの「Taxman」のカバーなんかもあって、よく出来てるんだけど…ね。多分ロバート・パーマーって人の声とセンスが受け付けないのかもしれないし、こういう産業ロック的なのがダメなのかもしれない。

 それでもこの後来日公演やってそれなりに好評だったようで、カネ稼ぐなら日本、って話だろうか、ジョン・テイラーのいない、そしてバーナード・バトラーもいない来日公演になったようだがどうだったんだろうね。多分レトロにも成り切れずロックにも成り切れないライブだったんだろうと思うけど、ファンにはそんなのは大して関係ないし、そういうもんか。しかし、こういうのを聴いてて思うけどやっぱりロックってのは売るためのものには成り切れないんだよね。どっか熱い血が入ってこないと、アルバム出来たり大物集めたりはカネの力で出来るけど、その中味を感じられるのはやる連中の想い入れが一番だもん、なんてアマチュアな子供みたいなことを書いてみた(笑)。







Robert Palmer - Double Fun

Robert Palmer - Double Fun (1978)
ダブル・ファン

 どこに引っ張っていこうかなと考えてると、そういえば…と思い出したのがロバート・パーマーのヒット作「Every Kinda People」。1978年のヒット作で、ここからロバート・パーマーはスター街道へと進むことになったのだが、この曲の作曲はアンディ・フレイザーというお話。自分自身そんなの聴いたことなかったし、へぇ〜ってのあったけど、アナログ時代はそこまで広げなかったな。いつしか知って聴いたけど全然つまらんからそうか、っていう知識程度のお話でね、今回思い出したのは奇跡かも(笑)。

 収録されているアルバムはロバート・パーマーの「Double Fun」という作品で、売れたからかオープニングナンバーになってる。「Mr.Big」あたりからこの曲ってなるとなんじゃこりゃ?ってなるし、当時聴いていた人の大半がそういう印象を持ったんじゃないだろうか。多分その頃アンディ・フレイザーのソロ作品なんて誰も聴いてなかっただろうから、彼の趣味が、センスが、音楽の源流がってのは全然認知されることなくフリーのアンディ・フレイザーしかなかったんだからしょうがない。その辺を本人も認識していたから自分自身でそっち系の音をプッシュしすぎないで、ロバート・パーマーという歌手を使って出したのかもしれないし、ただの偶然かもしれない(笑)。

 「Every Kinda People」って曲は軽やかなAORとも言える曲で、カリプソ的要素が強いのかな、こういうのって当時珍しかっただろうからアンディ・フレイザーってのもそうだけどロバート・パーマーってのは何者だ?みたいな風潮だったんじゃないだろうか。そこにアンディ・フレイザーだから「??」って話で…、でも売れてしまえばそんな事関係なくロバート・パーマーのイメージはこういうカリプソ的なちょっとキザな良い男的な人っつう…それで売ってったんだからアリなんだろう。と言いつつも、実際はよく知らない。ロバート・パーマーってったらパワーステーションのボーカルってのくらいしかロック的にはインプットされてないしね。だからこのアンディ・フレイザー作の曲が〜ってのはちょっとロバート・パーマーを見直したな。でも、曲がコレだからなぁ〜、やっぱりアルバムを聴くぞってことにはならない。アンディ・フレイザーを知る人はここまでのソロ作を聴いてみればこういう路線でのこの曲ってのは違和感なくって、かなり洗練されたな、っていう感じだろうと思う。その延長のやり過ぎ感がアンディ・フレイザーのその後のアルバム「」になるのだが…、こいつはまたいずれ書くとして、このカリプソ感、新境地だがロックとは無縁だ。





Sharks - First Water

Sharks - First Water (1973)
First Water

 アンディ・フレイザーがフリーを脱退したのが1972年頃、その後どうするのかと動向が注目されたらしいが、彼の選んだスタイルは新たなバンドスタイルによるロックだった。1972年の10月ころにはメンバーを固めて曲もある程度持ち込んでライブ活動に注力してレコーディングに入っていたらしく、まだまだ若いエネルギーはどんどんと放出されていったようだ。そんなアンディ・フレイザーのフリー脱退後の最初のプロジェクト、シャークスをここに挙げておこうかな。

 1973年リリース、Sharksのファーストアルバム「First Water」。ベースとピアノは勿論アンディ・フレイザーが、ギターはクリス・スペディングが職人芸をフルに活かして、どころか思い切りバンドのヘヴィーギタリストとしてアンディ・フレイザーと双璧を張っている。更に個人的には発掘モノの大好きなボーカリストのミスター・スニップス。Baker Gurvitz Armyでその泥臭い歌声を披露していたが、その後の活動でこのSharksに抜擢されての登場、ここでもバンドの音に重さを加えているという意味でも、また聴くモノへのインパクトもまた深みを与えていると思える大活躍。そんな面々によるファーストアルバム「First Water」は普通に聴けば全然普通のロックだけど、Mr.Snipsのロッドをもっと重くしたような歌声が重心を下げたハードロック的バンドへと位置付けてくれるのと、クリス・スペディングが活躍しているからそんなハードロックバンド的に聴こえる音が多くて結構好ましい。ところが肝心のアンディ・フレイザーの音はかなり軽めになり、ボワンボワンベースは相変わらずながらバンドの音の重心を重くするどころか軽くしている役割になっているようだ。狙ったかどうかわからんけど、妙なバランスの音が混在しているのはある種頼もしい。しっかりと目立つミックスだったり音の出方だったりするから余計にそう感じるんだけどね。

 でも、やっぱりこういうハードロック的なのをやりたかったんじゃないみたいで、主役だったのにこの作品だけで脱退してソロ活動へと移るワケだ。そう思うとなるほどアンディ・フレイザーの音が浮いてるってのもよく分かる。一方ではクリス・スペディングやスニップスのアクが結構生きてるバンドになっちゃってるのがあったのかなと。個人的にはアンディ・フレイザーのフリー脱退後の作品としては一番バンドらしくて面白いと思うんだけどさ。それは多分、メジャーバンドじゃなくってSharksってB級にも位置するようなバンドでやったってのが好ましいのかもしれない。10代で始めたフリーの印象だけでアンディ・フレイザーという人の音楽性が決められてしまったのは不幸だったのかも。もっともっと色々なことがやりたかったってのがその後の10年だったんだろうし、それもあって活動休止だったのかな〜なんてのも思う。どっかでこの人のキャリアを総括して一気に聴いていきたいなと。ちょっとやってみたんだけどやっぱ全部は難しい(笑)。んで、YouTubeで1973年のライブ音源見つけたんで聴いてみると、ここに書いたこと全てをぶっ飛ばすくらいのバンドとベースのプレイが聴けるという…、やっぱロックはライブです。







Andy Fraser - In Your Eyes

Andy Fraser - In Your Eyes (1975)
Andy Fraser Band / In Your Eyes

 これからは自分が好きな世代のミュージシャンがどんどんと他界していくんだろうなぁってのは勿論想像できるんだけど、色々な所からそういう情報を知るとそれなりに「あぁ…」とか「え?」とか思うのは当たり前か。直接知ってるワケじゃないから感情的にどうのってのは無いけど、感慨深くなる部分はあるな。今回のアンディ・フレイザーなんてのは正にそんな感じで、ついこないだ来日公演してちょっと鍛え上げた体を見せながらライブを行い、様々なことに前向きに活動し始めたって所だったのに亡くなってしまったと。ガンとHIVって事らしいが、それであんだけ元気な感じだったとは…。

 Andy Fraser名義での「In Your Eyes」。1975年リリースのソロ作2枚目、フリー脱退後着々と活動していた成果のひとつだったがセールス的にはもちろんパッとしなかったようだ。自分もねぇ、やっぱりフリー好きだしアンディ・フレイザーのベースも好きだから割と期待してソロ作とかも聴いてたんだけど違うんだよねぇ、フリーとは。今思えば、当然フリー時代と同じことやる必要もないし、もっと自分の好きな方向性を伸び伸びとやっていく方が自然だからこうなっているってのが正しい解釈なんだよな。昔はやっぱ違うな〜、ソロになると面白くないわ、って割と切り捨ててた。それはアンディ・フレイザーにかぎらず、どのバンドのどの人でもそういう感じだったからソロ作ってのは趣味なんだろう、くらいにしか思えなかったもんね。多分そういう人も多いんだろう。

 アンディ・フレイザーの「In Your Eyes」はどう言うんだろう、ベースプレイはボワンボワンした感じの音でラインを動き回るってんじゃなくて、もっとファンクやソウルに接近した、またはアフロ的なエッセンスになるのか、そういう雰囲気で歌も自分で歌っている…上手いのは上手いし、やっぱり歌い方はポール・ロジャース的でもあってそこは面白いな〜と。フリー時代をベースに考えるとアンディ・フレイザーとポール・ロジャースのジョイント作がフリーだったとするならばアンディ・フレイザーのソロ作は見事にそのフリー色からポール・ロジャースのブルースエッセンスが抜けたモノとも言える。その解答がこういうアルバムになって出て来るって思うと、なるほど面白いなと。普通にアルバムとして聴くとそんなに面白くはないけどさ、玄人向けな聞き方すれば面白いんじゃないかなと。

 でも、こういうのやりたかったんだろうな。気持ちよさそうにベースも歌も鍵盤もやってるし、当時からしたら割と新しい試みだったんだろうし、ネームバリューはあるし、狙い所だったかも。そんな事を考えつつ、こういうベースも弾くんだな、って想像して聴いてた。やれることは色々とやり尽くしたんだろう。

R.I.P





Crass - Feeding of the 5000

Crass - Feeding of the 5000 (1978)
Feeding of the 5000

 歳を重ねてくると遊ぶ、っても夜飲みに行くか、ってのが多くなってきて、そりゃライブとかバンドでスタジオに入るとかあるけど、気軽にしょっちゅうってモンでもないしさ、ライブは行こうと思う人はしょっちゅう行くライブもあるんだろうけど、自分的にはそこまでないし、じゃ飲むか、ってなるんだろうけどそれも何か結局数時間会話してるだけでもあって、それこそがコミュニケーションなんだから良いんだが、もっとなんか遊びってないかな、なんて思う。カネと時間あればどんだけでも遊べるんだろうけどね。そうもいかないし結局飲んでリラックスするか、みたいになるんだな(笑)。

 Crassってホントに謎に包まれたバンドだった。80年代辺りには既にアイコンでもあり伝説のバンドでもあったし、そもそもロゴとかがかっこ良くて…カッコ良いっつうかそれが先走っててパンクの象徴みたいな感じになってたからある意味ファッション的な象徴でもあったか。その実音を聴いた時は「?」だったのが本音。すっかり自分の中では抜けてたバンドだけど、はてどうだっけ?って思って30年以上ぶりに聴いてみたのが「Feeding of the 5000」だ。1978年リリースのファーストアルバムで、その筋では伝説。自分は音だけを聴いてるからあんまりピンと来ないんだけど、そもそもCrassってのは無政府主義集団なワケで、音楽はその活動の一つの手段だという事らしい。パンクという手法はそのメッセージ性も含めて手頃な音楽で、歌詞が強烈な政治主義を打ち出しているらしい。それが強烈でコアなファンを確立したということだけど、音だけを聴いてるからどうにも…。

 なんつうのかな…パティ・スミスがもっとコアなパンクに走ったらこうなるのかも、的な音かなぁ。ポジパン的に聴こえるのとか妙にハードコアっぽく聴こえるのとかあるが、このヘンは色々と形容しにくい個性的な音でもあるな。ただ、ものすごく引っ掛かる感じで、歌というよりもメッセージ、音楽というよりも怒り・表現の手段みたいな…それこそパンクだけど、「Punk is Dead」と歌っているんだな。でもパンクのカリスマとして見られているってのはさすがだ。未だ動いている姿を見たことのないバンドだがYouTubeにあるのかな?音楽的にはやっぱり受け付けにくい音だった…。



G.B.H - Midnight Madness and Beyond

G.B.H - Midnight Madness and Beyond (1986)
Midnight Madness and Beyond

 頭の中を空っぽにすっきりさせたい時に聴く音楽のひとつにうるさい音ってのがある(笑)。メタルなんかもそうなんだけどもっと破天荒な方が心地良くって、それは概ねハードコアパンクな方だったりする。何せやってる方も何も考えずにやってるっていう感じだから聴く側も同じくというトコだ。メタルだとやっぱかなり作られてるから聴く側もちょっと知的になるけどハードコアパンクはそういうのが割と薄い、気がする。

 G.B.Hの1986年の傑作と言われる「Midnight Madness and Beyond」を久々にチョイス。リアルタイムで聴いてたんだよな、これ。ただ、その時は好きだったけどすぐに飽きてしまって何度もは聴かなかった。今聴くと、結構な音なんじゃない?って思うけど飽きるってのも分かるんで何とも…か。今となってはこの音って斬新な音だし、今の時代でもこのアルバムに影響されている作品はかなり多い気がする。ノイズに等しい感じの歪んだギターに潰れたドラムの音、ドンシャリ系の音圧でうるさく迫ってくるのはこのテの音楽の常套手段になっている。一辺倒なパターンでの怒涛の攻めリフも見事なものだが、何よりも驚くのはそれでいてギターソロがあったりすることだ。ハードコアパンクなのに、だ。そのヘンがそこらのバンドとは違ってジャンルを超越している位置に進んでいたんだろうことが分かる。

 意外な事に曲が結構良く出来てて、キャッチーですらあるメロディやフレーズがあちこちで聴ける。効果音にしてもきちんと使われていて音作りがしっかりしているんだな。そこにホンモノのパンク魂とスピード、エネルギーの塊がぶつけられるんだから迫力は満点、さらにバンドの全盛期でもあるから常人からはうるさいバンドとしてしか片付けられないが一部ニッチな連中からは超カリスマになる音世界。自分的にはストレス発散に丁度良い音ですが…(笑)。今の時代の今の耳で聴くとそうでもないのかな、当時は革新的な音だったんだが。



Natural Gas - Natural Gas

Natural Gas - Natural Gas (1976)
Natural Gas

 しかしブログ書く人ってホント減ったな〜、何か調べようと思ってググっても個人のブログ記事みたいなのは全然出てこなくなってるし、かと言って他の情報ってのはほとんど共通だったりする宣伝文句とかで肝心の情報が手に入らない。皆どうしてるんだろ?誰が叩いててプロデュースは誰だ、とか表面上わかりにくい情報とかね。アマゾンとかのレビューだけがそれらしい情報だけど角度がそれぞれ異なるからどうにも基準がわからないこともしばしば…、まぁ、そこまで必要ない時代になっちゃったのかもしれないな。

 マーク・クラークがベース弾いてるってことで名前が出て来たので、へぇ〜って思って聴いてたNatural Gauの1976年唯一作「Natural Gas」。昔アルバムジャケットを本で見ててカッコイイのかもな…って思ってたけどレコードなんて見つからなくて忘れてた一枚だ。メンツはバッドフィンガーのジョーイ・モーランド…中心になるのかな。自分的にはバッドフィンガーって全然位置付け低いんでよくわからん。ベースにマーク・クラーク、ドラムに元ハンブル・パイのジェリー・シャーリー、鍵盤にピーター・ウッド…知らん(笑)。そこそこブリブリな濃い音が出て来るのかと思ったけどやっぱりジョーイ・モーランドの趣味バンドなんだろう、キャッチーでポップなハードロック調なサウンドがメインで当時人気のBay City Rollersの流れを組んでるのかねぇ…パワーポップってのかそんなのから始まって、そりゃ聴きやすいしノリやすいし割りと良いんじゃね?って感触。それならアルバムジャケットもアイドル的に作れば良かったのにね。

 ただ、こういうのって嫌いじゃないな。Cheap Trickなんかもそうだけどハマると面白いし、そういうナンバーが多けりゃ楽しいし。そうそう、このアルバムってプロデュースがフェリックス・パッパラルディでさ、お墨付きだったらしいが、ホントにそれで良いのか?って(笑)。何だろな…当時リアルで聴いてりゃ結構好んで聴いてた気がするけど後追いで聴くとそこまで聞く回数が多いアルバムになるわけじゃなくて勿体無いトコあるが、どっか惹かれるとこある。





Ken Hensley - Eager to Please

Ken Hensley - Eager to Please (1975)
Eager to Please

 あんまり真面目に考えたことないけど税金って色々なパターンで払ってるんだが、無駄に使われてるってのを目の前で見るとやっぱ一言モノ申したい気持ちにはなるな。明らかに意味のないと思える工事とか施策とか、それをまた必死に取り付けようとする議員さん達や取り巻き、それによって恩恵を受ける周辺の街の有志達、そしてそこに紐付く業者のお偉いさん、そうしてカネは落ちていくのだがその流れを作ることにもカネを使うから怪しくなる(笑)。それでもよく出来てる方だとは思うがアジア人の取り締まりはもっときちんとしたほうが良いと思うね。

 ユーライア・ヒープの魂とも言えるケン・ヘンズレーの2枚目のソロアルバム「Eager to Please」、1975年作品。この人こそ要だろう事は間違いないんだけど、ユーライア・ヒープやりながらソロアルバムも出してて、そこでの音楽性ってのはそんなに違いはなくって、なんでユーライア・ヒープでやらないんだろう?なんて思うのもしばしば。実情は色々とあるのでこういう形で作品が出て来るんだろうけど、そうだね、ユーライア・ヒープの音はこの中の一部でもある、とある側面を強調したバンド、とも言えるか。その分パワーとカリスマ性が増してバンドとしてリスナーを吸引するエネルギーを持っている共同体ってことだ。一方のソロ作はそういう吸引力はなくてバンドの音のデモ作的な位置付けとすら言える青写真。聴ける音はもちろん完成形だけど、音の骨格という印象だ。それでもケン・ヘンズレー自身によるギタープレイはミック・ボックスを超越しているトコもあるし、歌にしてもデヴィッド・バイロンとは異なる叙情性溢れる歌唱でメロディは正しく哀愁ただよう英国調、鍵盤は勿論のこと、ベースにはマーク・クラーク…元々ヒープで、コロシアムとかテンペストの人ですね、ブリブリと落ち着きのあるベースとどちらもツボを得たプレイが若干の違和感を味わせてくれる。ゲイリー…セインのとは全然違うわけだし。

 簡単に書けばユーライア・ヒープから毒気を抜いてもっとリラックスした感触の作品。曲調やアレンジにあそこまでエネルギーやパワーが詰め込まれていない作品…だか青写真的な感じで聞いているってトコです。でも、さすがにバンド全盛期の青写真だから作品レベルはやっぱりあの世界観で素晴らしい。そんじょそこらのバンドのアルバムよりも全然クォリティ高い作品で飽きないアルバムになってます。この人も才能豊かなんだな〜ってつくづく実感しちゃうね。元々何故か好きな人でさ、ソロ作の割と早くから聞いてたんだよな。



The David Byron Band - On The Rocks

The David Byron Band - On The Rocks (1981)
On The Rocks

 健康の話題があちこちで出て来る、最近痩せた太った話から血圧が血管がとか云々…飲みに行く世代にもよるんだけど著しく世代が離れたのと飲みに行くことも多くないから自分の上下10歳幅くらいの連中になってくるし、そうすると健康のお話も割りと出て来る。仕事がらみだと共通項がないからそうなるのはしょうがないけどさ。確かに健康に長生きってのは正しいし、そうあるべきなんだが、そこまで自分的に思ってなくて、ヤなのは入院しっぱなしになるとか生きるためにひたすらに病院に通うみたいなこと。でも実際はしょうがないんだろうから多分一生懸命生きるんだろうと思う、だから健康管理した方が良いよって話になるんだな…、面倒だ(笑)。

 David Byronが自分名義のバンド組んで1981年にリリースしたアルバム「On The Rocks 」。そんなの出てたんだ?って話から始まるし、そもそもDavid Byronって?って人もいるんだろうけど、ご存知ユーライア・ヒープのボーカリストで超ハイトーンで70年代のロックリスナーを魅了してきたジゴロ気取りのヒゲのおじさん。ユーライア・ヒープを抜けた後、Rough Diamondを組んで2枚くらいアルバムだしたのかな、その後にこのソロ名義バンドでのアルバムリリースになったから結構きちんと音楽活動してたんだね。それほど儲からない人だったから普通に仕事してたって気がするが。そもそもユーライア・ヒープでのデヴィッド・バイロンの音楽的貢献度ってどこまであったのかと訊かれるとなんとなくほとんどなかったんじゃないか?って思ってるんだけどどうなんだろ?詞の世界ではユーライア・ヒープの象徴だったしバンドのイメージを担ってもいたけどね。そんなデヴィッド・バイロンの音世界ってのは果たして…ってのがこのアルバムの聞き所。

 メンツはその筋でしか知られていないRobin Georgeというマルチなお方と味付け的にメル・コリンズ…どこでも参加する人だ(笑)。あたりが知られている所で、曲はRobin Geroge担当なので、やっぱりデヴィッド・バイロンの音楽性が出ているワケじゃないみたい。でも、こういうのが嫌いじゃないってことで歌ってるワケだからなぁ…、こういうの、ってのは普通にハードロック的な音。クセなし、さらりとポップス…とはいわないけどキャッチーさのあるAOR的なものに歪んだギターを入れてみました、メル・コリンズのサックスだってもちろん馴染んじゃうし、がいのないBGMサウンドとも言えるけどそこはデヴィッド・バイロンだからちょっと声がジャマ的でロックしてくれてる。まぁ、これが自分のソロバンドのアルバムだ、と自信を持って言えてたなら凄いけど、時代なんだろうなぁ、こういうAORへの接近ってのはさ。70年代の覇者達が軒並み崩れ去っていくのが80年代、そのあがきを聴くのもニッチではあるけど必要なんです、多分。



Budgie - Impeckable

Budgie - Impeckable (1978)
Impeckable

 先日さほど音楽趣味ではない友人とバーに行ったんだが、さほどってだけで普通に世代的なものは聴いてるんでそれなりの話にはなるのだが、そこにアコギが置いてあって、弾いてよと言われてさ、困ったなぁ…こういうの(笑)。最近ギター弾いてないからってのもあるけど、そもそも一般な方が知ってて楽しめるものってギターのレパートリーにないから楽しませられないもんな。何でもいいから弾いてよって言われてもギター一本で、しかもアコギで弾くのなんてさほど知らないしね、「天国への階段」や「アンジー」弾いたってしょうがないしさ、ブルース弾いて楽しませるか?そこまで弾けないからそれもないし…ってことでホント困りながら3コードのR&Rを流して「お〜!」みたいにしてオシマイ。テクニックある人ならそういう場でも楽しませられるんだろうけど、趣味を嗜む程度ではお客様を楽しませるのは難しいものです。

 ニッチなHRの代表格とも思ってるBudgieの1978年7枚目くらいのアルバム「Impeckable」。7枚目くらいにもなるとどのバンドも音楽性に悩んでくる時期なんだろうなぁ、ってのはわかる。だからバンドの方向性とか云々もあるけど、趣味も変わってくるし作れる音も変わってくるし、もちろん時代性もあるから新しいシーンとの目線合わせみたいなのもあったり、でもベテランの域に入るからそれなりに、みたいなのもあるのかな、一本調子が得意なバッジーですら悩める音世界になってきている頃。ただ、それは偏見でもあるのか、素直に音だけを聴くと随分と練られてる音でもあることに気付くし、そういう点も評価されてきている現代は当時の雰囲気だけのダメ出しとは異なり、バンドの再評価に繋がっているんと思えるね。

 この「Impeckable」も軽いとか突き抜けるバッジーらしさが少ないとかあるんだろうけど、相変わらずリフは宝庫だしお得意のギターと歌との絡みも健在だし、ただ曲が少々キャッチーになってるように聴こえるのはあるが、そりゃもうしょうがないんだろうと。一部ディスコ全盛期の影響もあるのかビートがそんな風になってしまってるのもあってオイオイって言いたくなるんだが、まぁそう簡単にディスコになるハズもなく中途半端なサウンドになってしまっている感バリバリ(笑)。ジャケットも黒猫にバッジーが狙われている…ってことで自信なさげなんじゃないか、っていう穿った見方も出来ちゃうし、全体からしてもイメージ異なるけど、音は割と割りと多彩なもおのが聞けるんで別に名盤じゃないけどいいんじゃない、って言える範疇だね。時代背景考えるとよくここまで妥協して創ってるなってのもあるが。

Black Sabbath - Never Say Die

Black Sabbath - Never Say Die (1978)
Never Say Die

 Apple好きなんだけど今回のApple Watchにはまるで興味がソソられない…、普段腕時計しないからそもそもガジェットとして必要ないから、それをまだ腕につけるってのも思わないし、更に結局コレって両手塞がる話だから、そんな時ってあまりないだろうな〜と。両手ふさがって良い時だったら別に腕時計タイプじゃなくてもiPhoneとかでいいしね。機能的に必要面があるかと言われてもなかなか…健康管理しないし、まるで興味を持てない。何か新しいガジェットじゃないからかな、既存の最新版ってだけで面白味に欠ける、と今は思ってるけどアチコチで流行ってもっと色々わかってきたら楽しむこともあるかもしれんが。でも、腕時計つけるのイヤだから多分ないな。

 Black Sabbathの1978年リリースの8枚目「Never Say Die」。このヘンの作品ってアルバムジャケットからしてあのサバスの音じゃない事を象徴してたんだろうな、きっと。案の定オドロオドロしい世界観は鳴りを潜め、硬質メタリックサウンドに包まれた、どっちかっつうとNWOBHMの音色に近い感触で全編作られている。オジーの歌声ですら悪魔の申し子の片鱗もさほどしか感じられない歌い方、と言うか音処理なのかな、どっちかっつうとオジーのソロ作に近い感触での作品。Badgieみたいな印象すらあるアルバムでかなり不思議な感覚なアルバムだ。曲がどうのってのはもちろんかなりレベルの高い作品が並んでいるしトニー・アイオミのリフもソロもこだわりも健在でそこは明らかにサバス、ってよりもトニー・アイオミ、なんだな。それが多分ヘンなコード展開や半音使いの進行なんてのを抑えてるからこうなってるっぽい。

 バンドは常に実験精神を持って前進するんだ、みたいな意気込みは感じられるが迷走してしまうケースもあって難し所だろうって思うのは今だから。リアルな頃はそういうのも認めない、みたいなトコあるしさ。特にサバスなんてネームバリュー出来ちゃうとファンの方が強い印象持ってしまって狭い偏見に囚われていたからだろう。オジー末期の3作國くらいは昔のサバスとは異なるエッジの立ったスタイルで取り組みってんで良いしね。今聴いてみると正に現在のメタルシーンの源流と同じだってこともわかる…ってことは進化のスピードが著しく遅いジャンルがメタルってことなんだが、それでもこんだけ世界中に固定的なメタラーがいるんだから面白い。その人間達全てがサバスを聴いて納得するんだから伝説はデカくなっていきますな。なるほど。



Blood Ceremony - Eldritch Dark

Blood Ceremony - Eldritch Dark (2013)
Eldritch Dark

 ちょっと前に巷ではヴィンテージロックなるバンドが幾つも出て来てシーンを賑わしていたようだが、今それらのバンドはどうなっているのだろうか?それなりに活動しているんだろうけど、ちゃんと進化してってるのかな…なんて気になった。何時の世もその時代に盛んになった音楽ってあるし、それを代表するバンドもあるけど、大抵その他大勢は消えてくってのが定番だしさ。ヴィンテージロックの中では何がホンモノとして認められて残っていくんだろうな、なんて冷めたものの見方をしちゃってるけど、聞く側としてはその時その時に楽しませてもらえればいい、ってのがあるかな。

 2013年に3枚目のアルバム「Eldritch Dark」をリリースしたBlood Ceremonyってバンドを聴いてみる。いや〜、ホント、いつ聴いてもこういう音ってのはなじみやすくて良いねぇ〜、それがいつの時代の作品であっても70年代のあの雰囲気ってのをきちんと再現出来てるってのは凄い。カナダのバンドでもこういうのが出せるんだねぇ〜と感心すらしてしまう。実際には70年代ってよりも60年代へのオマージュに近いんだろうけど冒頭からフルート交えてのサイケ調なハードロックでユラユラしちゃうし、そこにちょいと色気のある女のボーカルで粘っこく聴かせてくれるという楽しみ。フルートってやっぱあると聴きやすいなぁ…。音楽的にはJethro Tullな雰囲気はなくって、もっとユラユラと乗れるアシッドなロック調なので新しいと言えば新しいんだが、こんだけ古さを感じるのは摩訶不思議。

 こんな風な音で世界に出てってライブやって受け入れられている、新しいファン、若いファンを獲得していっているってのが面白いよな。今までの作品群からするとちょっと垢抜けた感あって、あまりにもオールド・タイムなサバス的世界観にこだわらなくなったのか、もっと素のままのオールドロックが出て来てる感じで、それが進化かもしれん。個人的にはこっちの方が聴き入れやすいのはある。サバスサバスしたってサバスがあるんだからさっさと魔女サウンド作り上げてくれってね。今のところロック会で魔女として一般的にまで浸透している女性はいないからさ。それにしてもライブの映像見るとこんなに危なそうな連中なのかとちょっと引くけど、こんなもんか(笑)。



Spiritual Beggars - Spiritual Beggars

Spiritual Beggars - Spiritual Beggars (1994)
スピリチュアル・ベガーズ

 今のミュージシャンって昔に比べたら随分と自由に活動できる幅が広がっていると思う。日本でも世界でも。ひとつのバンドに囚われることなくプレイヤーとしてクリエイターとして自由に参加したり創作物によってバンドを替えてみたりとジャズの世界と同じようなプレイヤー単位での活動ってのが出て来てる。その分バンドってのががっちりと固まらないケースも多くて、それが原因でもないだろうけどバンドが長続きしないとか活動ペースが遅くなるとか色々と弊害も出て来ているのだろうか。精力的に活躍する人もいるのも確かだけどさ。

 Spiritual Beggarsの1994年のデビュー作「Spiritual Beggars」。ご存知今やArch Enemyの主役として知られているけど元々カーカス、メロデスの立役者でもあるマイケル・アモットのバンドってことで皆がどういう風にこのバンドを当時受け止めたのかは自分はまったく聴いてなかったので知らない。でも、案外普通の音出してきたんだな、っていう印象だったんじゃないだろうか。もっとコアな音をヘヴィに出してくるだろうって期待してた人の方が多かっただろうし。こんなに70年代ロックに回帰したアルバムが出て来て、それはそれで新鮮だった人も多かったかもしれないけど、ちょっと肩透かしだったんでは?そんな余計なことを考えてしまうくらいに目一杯70年代への回帰アルバム…回帰ってか本人は生まれたくらいの音なんだからカッコ良さをそのままやってみたっていう話だろう。いい塩梅で70年代のクラシックさと90年代のヘヴィさが交わっている。

 自分なんかは70年代どっぷりのリスナーだし、90年代のメタル系なんてまるで聴けなかったからこういうのだったら早く知ってたら聴けたな〜なんて思う。もうちょっとアドリブパートとか楽器のバトル展開なんてのがあると更に面白かったんだけど、とりあえずブルスとは無縁のギターソロのくせに今日は大雑把に言えばジミヘン的なワケで、そんなギャップが楽しい歌メロラインが少々残念ではあるが、ギター中心だからそれもさほど影響はなかっただろう。そんな雰囲気で大いに楽しめた一枚。



AC/DC - Rock Or Bust

AC/DC - Rock Or Bust (2014)
Rock Or Bust -Digi-

 長寿バンドってのは大抵10年一日的な音になってくるのが普通で、メンバー変わってるとそうでもない部分あるけど主役はいつも一緒だから段々どのアルバム聴いても同じになってくるしその辺はもうどっちでもいいか、って気になって聴いてるのもある。ストーンズにしてもU2にしてもエアロにしてもそんな感じじゃない?キッスやAC/DCだって同じ事だし、そんなに今までと方向性の違うのやったらもう売れなくなっちゃうってのも考えるだろうからそっちにもあまり行かないか。実際はわからんが、それでいいんだって風潮の方が多いかもしれない。

 AC/DCの2014年作品「Rock Or Bust」は何とマルコム・ヤング不在、ドラムのフィル・ラッドも不在となった状況で制作されているが、もちろん主役はアンガス・ヤングだしブライアンの歌声だからさほど変化はなく、安心して聴ける10年一日のAC/DC節なので信頼のクォリティではある。ただ、やっぱりどこか元気感が物足りないかもなぁなんて思うのは気のせいか。そもそもAC/DCのアルバムっていつもこういうモンだし、名盤!って思うような名盤はあまりなくって、ただ単にロックだな、かっこいいな、っていうのが多いからね。凝ったこと演ってもしょうがないし。若干ボーカルのミックスが低いのか前に出て来てない感じで迫力不足なようにも聴こえる。ギターの音も、ちょっとマイルドにまとめすぎてる?SGのもっとエッジの立った音の方が好きではあるがハードロック的には聴きやすいサウンドにはなってるか。どこかバンドらしさを失くしてる感はあるようにも聴こえる…気のせいだろう。

 ここ最近の作品と比べてみても少々パンチ不足じゃないか?さすがに年齢には敵わないか?いや、メンバーのやむを得ない事情が作品に影響を及ぼしたか?兄貴の認知症が害を及ぼすとも思えないけど、それよりも甥っ子のスティーブのギターがマルコムほど貢献されていないから?アンガスだけじゃなくてやっぱり兄弟のギターの噛み合わせが良かったのか?それとも単純にまずまずの作品になってしまっただけ、か。アレコレ考えてもしょうがないんでまずは聴く、聴いてみてこのアルバムを今後何回聞くことがあるか、で自分にとってこのアルバムとの関係が見えてくる。終盤にカッコ良いリフが鳴ってるのとかもあるからばらつきが大きいのかもしれん。





The Answer - Raise a Little Hell

The Answer - Raise a Little Hell (2015)
レイズ・ア・リトル・ヘル

 ジャズもいいな…と思ってもロックで受けた衝撃ってのはないからやっぱり衝動を求めてロックに戻ってくるのはいつものことで、それも最近は結構偏ってきているんで、もっと多様なものを聴かないといかんなと。ただ概ね普通のものってのは全然刺激的じゃないから興味も沸かないし、どうあれその時その時に自分に響くものを聴いていたいし、昔のであろうと今のであろうとそれは同じで楽しみたい。んなこと言いつつ手当たり次第聴いてる感はあるんだが(笑)。

 The Answerの2015年作「Raise a Little Hell」。どうにもこのバンドの真意がよくわからなくて聴く度にがっかりするのだが70年代ロックの王道を現代で蘇らせている割とメジャー級なバンドのひとつなのでやっぱりチェックもするワケですが…、まぁ、好きな友人もいるので耳を通しておきたいってのはあるんだけどさ。ある種自分たちの立ち位置を確立しているのかもしれないが、それは自分の好みとはちょっとズレた位置なのかもしれない、ってのは前から思ってたけど今回もそのチョイズレ的感は健在で、多分自分のThe Answerに対する認識をホントに改めておかないとずっとこのズレのまま聴くことになる(笑)。

 ヘヴィで重めで70年代ロックを再現してくれる、じゃないんだな。もうちょっと軽い線であの雰囲気を再現してくれてる、特に自分なんかはギターを聴いちゃうからそう思うことが多くて、低音源を使ったヘヴィなサウンドで重さを出すのとは違い、中音域を中心に活用してブーストした音で前に出してくるからそりゃ軽めに聴こえるわな。しかも聴きやすい音のポジションに出て来るから楽器間のバランスはベースと被ることもなく全部の音がよく出て来る。それは恐らくボーカルとも被らない音域のあたりでよく音が埋め込まれている、そんなこともあるからか、それともAC/DC的な線を詰めているからか、ミッドブーストなバンドでストレートに迫ってくる音、今回の「Raise a Little Hell」はそれがもっと顕著に出て来ているようで、これで世界を回っているんだからきっとその辺に位置を決めたんだろう。テクニック派でもないし、時代に迎合した音でもないし、オンリーワンな世界をどこに求めるかってのもあってこのヘンかな。

 曲そのものがどうの、ってのは何かよくわからない。ギターソロが凄いってのも特にないし、やっぱAC/DC的方向で進むんだろうなぁ、ってのをアルバム出すたびに実感するバンド。





Charlie Watts - Long Ago & Far Away

Charlie Watts - Long Ago & Far Away (1996)
ロング・アゴー&ファー・アウェイ

 ジャズとロックって割と融合させているのって多いんだよな、と思ってたんだけどその実そんなこともなくて、いや、そんなこともなくてってのはそれをロック側で演ってるのは多いんだけどジャズ側ではほとんどない、ってことで、それをやったのは多分マイルス・デイヴィスくらいなんじゃないか?ってことに気づいた。そりゃ当たり前っちゃ当たり前なんで不思議はないんだけど、何かないかな〜って探してみたら全然違う話になるけど面白いのがあった。

 チャーリー・ワッツのソロアルバム。今回は1996年リリースの三枚目…になるのか?の「Long Ago & Far Away」ってアルバム。この人のソロアルバムって結構出ていて全部ジャズ系なサウンドなので趣味丸出しなんですな。この「Long Ago & Far Away」ではストーンズのコーラスチームの一人であるバーナード・ファウラーを起用したジャズボーカルアルバムに仕上がってて、最早チャーリー・ワッツはここではドラマーとしてのプレイヤーではなく自身の名前を冠したアルバムでしかないに等しいんじゃないだろうか。まぁ、ソロアルバムっても色々あるからこういうのもありかとは思うし、Youtubeなんかでライブ見ててもにこやかにブラシでドラムをナゾリながらプレイしているのを見かけるものだ。ストーンズとのギャップはかなりあるな〜と不思議に見えるよね。

 もっとドラムプレイ中心のジャズ作品でもあればな〜って気がするがそういうのまではなかなかやらないのか趣味じゃないのか、エネルギーとパワーが不足してるのか、敬意を表してなのか不明だがこの「Long Ago & Far Away」ってアルバムはスタンダードに歌モノだからどうしたってBGMになっちゃうし、バーナード・ファウラーの歌モノアルバムとして聴くには良いが、ちょいと役不足。ストーンズの冠なきゃ出せるモンでもないレベルかもなぁ…などと言ってみたり。単なるBGMとしてはかなり良質なのはある。



Elvin Jones - Heavy Sounds

Elvin Jones - Heavy Sounds (1968)
ヘヴィ・サウンズ

 喫煙者も減ったんだろうと思う。吸う人は吸う場所吸える場所に行くから別に減ったというか逆に密度が高まってるってのを感じる方が多いと思うけど、多分全員あぶれ者的な認識はあるんじゃないかな(笑)。飲みの席でも嫌う人も多いからそれが理由であまり一緒には行かないって人もいたり、そんなのである程度の飲み仲間が分かれるかもしれない。気にしない人や喫煙者組なら気にせず行くんだけど、そうじゃないとどう思われてるかわからんしな…、ま、吸わないに越したことないんだろうが、吸ってると良いこともあるんでね。

 ジャズはホントに嗜む程度でしかないし詳しくは全然知らないけど聴いてて心地良いから好きな音楽。ドラマー的な視点もちゃんと存在しててリーダー作出してる人なんて何人もいるし名盤も何枚もある。その中の一枚をちょろっと…。コルトレーンとこのドラマーだったエルヴィン・ジョーンズが盟友リチャード・デイヴィスと一緒に出した作品が「Heavy Sounds」。1968年の作品で、何と言ってもこのジャケットのインパクトが絶大ですよ。プカーっ!って感じのモクモク感。時代を感じるよねぇ〜、しかもタイトルが「Heavy Sounds」だからどんなん?やっぱりそっち系な音?みたいな期待。聴いてみると確かにそのままのヘヴィーで甘ったるい音とも言えるサウンドが炸裂してくれます。もちろんソフトなハズがなくて白熱しまくってるんだけど、でもモワ〜ンとした雰囲気はあるし楽しめる。

 やっぱり自分的にはサックス系が好きなんで今回もフランク。フォスターのサックスが歌ってていいな〜とつくづく思っちゃうんだけど、エルヴィン。ジョーンズのドラムをもちろん意識して聴いていたんで、やっぱり小技が効いてて雰囲気作り上げてるな〜ってのも繊細感あっていいな、と。ドラムで出せる音の全てを使ってますくらいの多彩なサウンドを出しつつ迫力もある感じ。圧巻は「Summertime」とかかな…、いろいろな人がやってるけどこういうのも有りだよな〜くらいに楽しめる名曲。まったりと夜中に聴くには良いアルバムだった。





Hank Mobley - Roll Call

Hank Mobley - Roll Call (1960)
Roll Call

 ドラマーって実はあんまりピンと来ていないトコあって、自分の好きなドラマーって誰だろ?って自問自答していた。バンドの一員としてのドラマーって意味ではボンゾとか好きだけど、ドラマーって単独で考えるとどうだろうな〜ってのがよくわかんなくて。ミッチ・ミッチェルは好きだな。後は名も知れぬ…っつうか覚えてないだけだけど、英国B級バンドの中でもミッチ・ミッチェルみたいに叩く人も多いから好きだけどさ。そんなことを考えてたんだが、そういえばそれならジャズ畑の方が面白いんじゃね?って感じで引っ張り出してきた久々のジャズ名盤。

 Hank Mobleyの「Roll Call」、1960年作品でドラマーはアート・ブレイキー。まぁ、ドラマー云々と言いつつも単に久々に聴きたいなって事で聴いてるだけなんだけどさ(笑)、ロック好きなガキからしてもこれは響いたねぇ〜、熱い熱いライブ盤って感じでさ、この頃のブルーノート系のは音も良いし録音でのテンションの高さが半端ないからスリリングで白熱している演奏が多くて名盤ばかり。だからこそのブルーノート、ジャケットのトーンも含めてやっぱり芸術作品になるよね。んで、このハンク・モブレーはテナーサックスなんだが、フレディ・ハバードがペット、ウィントン・ケリーが鍵盤、ポール・チェンバースがベースともうジャズ畑の猛者が揃ってのセッションで冒頭のメロディアスな旋律をテーマにしたあたりか一気にアルバム40分立て続けに聴かせてくれて息つく間も与えない素晴らしいアルバム。ロックじゃねえ、って聴かない方が勿体無いね。

 この空気感とタバコのむせ返るような雰囲気、汗臭いクラブ、そんな雰囲気がありありとにじみ出ていて音のひとつひとつに魂が込められている様がよくわかって、お互いがお互いを知り尽くしているからこそのジャムセッション、どの楽器もソロパートではここぞとばかりに惜しげも無く味を披露してくれ、更に全編メロディがしっかりしててキャッチーなムードがあるのも素晴らしい。やっぱジャズもいいな〜、ハッドバップに属する系統は結構好きだし、まさにこういうアルバムこそがジャズって感じでオススメな一枚です。しかし自分でもこれ書いてなかったことにちょっと驚きを覚えた。昔に書いてると思ってたもん。でも久々に聴けてよかった、これ♪





Cozy Powell - Over The Top

Cozy Powell - Over The Top (1979)
オーヴァー・ザ・トップ

 録画機材が欲しいかも、って思ってるんだけどひかりTVチューナー付きのテレビなもんでそもそも録画できないという始末。テレビ経由でアナログ出力して外部入力録画っつう手になるんだけどそれもちょっとねぇ…。契約を他に替えるっていう手もあるけど、ただ単に面倒でやる気にならない。そこまでして見るほどでもないんだろうということで後日どっかの動画サイトで落っこってるのを見つければラッキーかななんて発想になってしまっている。テレビ放送しますってのは一番困るんだよね。

 ロックドラマーの中でソロ・アルバムをコンスタントにリリースしてますって人もとっても珍しいコージー・パウエルのソロ作1枚目「Over The Top」。ドラマーのソロアルバムってホント、どんなんだろ?って興味はあったけど昔はちょっと聴いて、やっぱり面白味を感じなかったんだな。スゲェってのはあったけどやっぱり歌が入ってないと飽きちゃって…演奏だけをきちんと聴いてるならいいんだけど、そうでもないし、しかもドラム中心?なんての思ってたしさ。そんな印象だったんだけど、今回久々に流れで聴いてみた「Over The Top」。こんなんだったんだ、ってのが先で、ジャック・ブルースってやっぱり凄い変態だ〜とかこの鍵盤ってやっぱ要らね〜とかゲイリー・ムーアはやっぱ顔で弾いてるんかな、とか色々思ったカラフルなアルバムでしたね。音楽的にはこういうフュージョンってあるんだな、みたいな感じでロックフュージョンみたいでなるほど楽しませてくれる作りだなと。ドラム叩きまくってるのは当たり前なんだけどやっぱりセッションするメンツによって変わってくるものだし、緊張感はその分漂ってて楽しめた。

 ドラムが歌っているっつうような楽曲作りが多くてユニークな試みだから評判良かったんじゃないだろうか。スタジオ・アルバムでのドラムソロ比重がこんだけ高いのもなかなかないだろうし(笑)。一般的にライブでもドラムソロなんて一番ヒマな時間だしさ、自分も割と真面目には聴かないもん。この作品でも二度は聴かないかな〜ってのはあるが、それ以前にこういう取り組みが面白い。メンツも立派にロック・フィールドの猛者達ばかりだしね。







Colosseum II - Electric Savage

Colosseum II - Electric Savage (1977)
エレクトリック・サヴェイジ(紙ジャケット仕様)

 昔聴いてた時は全然理解できなかったロックのアルバムってたくさんあるけど、今聴いたら理解できるものや好きになるモノも多いのかもしれない。音楽を好みの音楽というだけで聞いている時とやっている側の背景とか音楽的な歴史なんかも組み合わせて解釈することでその音楽の成り立った理由が理解できて、その成果としてのサウンドを聴くという姿勢もあるのだな。訳分からん事書いてるけど、単に好き嫌いからこういう理由だからこういう音が出て来てたのか、プレイヤー的に凄いんだな、みたいな理解とかね。ま、そこまでして聴く必要性はないんだが。

 Gary Mooreってさ〜てトコから始まったんだけど、Colosseum IIの時のGary Mooreのギターってそんなに違ったっけ?とか思ってさ、「Electric Savage」を聞いてたんです。うん、昔は好きじゃないバンドだったし今でも好きか、って聴かれたらわからん、って答えるくらいのバンド。ただ、やろうとしていた事とかジョン・ハイズマンの向かう方向性ってのはなんとなく理解してたからそっちの意味では好きだった。自分の中で整合性が取れなかったのはゲイリー・ムーアやニール。・マーレイ、ドン・エイリーっては0度ロック畑の人たちがどうしてこうなる?っていう所。後追いだからこそ起こるその疑問です(笑)。こっちが発端で結果的にはハードロックの道に行っただけってのは後から知る理屈だったのだ。時代を1974年頃に戻してみればジョン・ハイズマンだけが著名なドラマー、ミュージシャンであって他は新参モンの若造達なワケだ。それでもそういう連中を集めて実験的な音に取り組んでいったというのがColoseum II、そのセカンドアルバムにして最高傑作が「」だ。若者たちはきちんと成長し、ドン・エイリーは幅の広い鍵盤奏者になり、ゲイリー・ムーアも懐の深いフレーズを多数持って引き出しを多くして取り組んでいる。ニール。・マーレイは脱退しちゃってるんで除くとして、ジョン・ハイズマンはもう圧倒的にドラマー、フュージョンドラマーな世界でグイグイと引っ張っていく。

 そんなテクニシャン達の応酬で一週間でテンションの高いレコーディングを済ませたらしい「Electric Savage」はそのせいかもあってか随分と緊張感の張り詰めた手に汗握る熱気のある作品に仕上がっている。ゲイリー・ムーアが一曲だけボーカルを取るが、既にこのバンドに歌は不要だったことは言わずもがな。メンバーのハードロック畑と言うのは無視して英国のフュージョンロックバンドとして解釈して聴くとわかりやすかったんだよな。そうすると名盤か?ってなると割とそうでもない…のはまだまだ既存の範疇内の音ではあったからだ。FUsion OrchestraとかSoftsとかもっと実験的だったしさ。でも、やっぱりこのテンションの高さは凄いや。



Gary Moore - Back on the Streets

Gary Moore - Back on the Streets (1978)
Back on the Streets: Deluxe

 最近真面目に映画見てないなぁ…、何か見たいけどどういうのが見たいんだろ?そもそももう映画ってアイディア枯渇している状況ってのも笑える話で、あのハリウッドがネタに困るなんて考えもしなかった。でも芸術じゃなくてエンターティンメントだからそりゃネタが無くなることも当たり前と言えば当たり前か。しかもストーリー無いと成り立たないんだから、そんなにストーリーテラーが世の中に多いわけじゃないだろうし、今じゃ音楽もそうだけど映画もきっと何かみたい、モノマネみたいに思われるものばかりになってきただろうし。これからそういうのもどうなっていくのかね、

 Gary Mooreの1978年リリースのソロアルバム「Back on the Streets」。はて、どんなだっけ?と思い出して聴いてみたんだけどアルバム一発目のタイトル曲「Back on the Streets」を聴きながら、あぁ、そうだった…と思い出した。サイモン・フィリップスにドン・エイリー、Thin Lizzy組のヘルプと当時の周辺をそのまま巻き込んだソロアルバムで盟友フィル・リノットとの共作が目立つ、目立つというか馴染む。こんな歌い手が仲間なんだからそりゃ歌ってくれよと頼みたくもなるわな。しかしギターいい音してるな…、ストラトかな。全然繊細な音を出してるし情感豊かな音色がしてて味わい深いもん。名曲「パリの散歩道」もこいつに入ってるんだよな。結構な名作なんじゃね?

 今となっては軽めのハードロック風味と言うようなアルバムだけど中に詰め込まれている想いというか熱さと言うのか、そういう魂の込め方がハンパじゃなくって、アナログで古い時代だからかもしれないけど、そういうのが一発で伝わってく量な音とギターに歌だからアルバム全体としてはそんなにs場らしいと手放しで言えるわけじゃないけど、こういうアルバムを作りたかった、作ったんだみたいなところの感情が出て来てるんだよな、多分。だから聴いててついつい聴き入ってしまう…どのアーティストもそうなんだけど、この人の場合はそれがもう思い切り出て来るというのがとっても特徴的で…だから感情移入しやすい人なのかな。やっぱ凄い。







Thin Lizzy - Johnny The Fox

Thin Lizzy - Johnny The Fox (1976)
サギ師ジョニー(紙ジャケット仕様)

 ハンガリーってどんなトコだ?首都は…ブダペスト?何かこないだ話してた若いのが今度ハンガリーに行くんです、って言うからふとそんなことを思った。ブダペストったらクィーンがライブやって話題になったトコだな~って記憶でさ、自分って外国の事をそういう覚え方してるんだよな。だからバンドがヨーロッパ・ツアーとかで回らない所とかはてんで知らない事もよくある(笑)。しかしブダペストって面白いのかな…、東欧寄りだからどことなくあんなイメージだけど、よくわからん。今度何かで見てみよう。

 Thin Lizzyの1976年の7枚目の作品「Johnny The Fox」。絶頂期だからなぁ~、やっぱりカッコ良いんですよ。こないだBlack Star Ridersを聴いててとってもTHin Lizzyだったからやっぱりオリジナルを久々に聴きたいなと思って手を出した一枚。不思議なことにああいうThin Lizzyらしさってのはこのアルバムではそれほど顕著ではないからちょっと路線が違ったのかもしれん。でも、時期的なモノで言えば確実にこの70年中期頃が一番だし、「Johnny The Fox」も名作の一枚に数えられる。ただ、有名でキャッチーな曲が目立たないのでどうしても後回し的な人もいるのかも。一番メジャーな曲でも「Don’t Believe A Word」だもんな…、うん、Gary Mooreのソロアルバムにも入ってるからっていう理由だけど、あっちはもっとスローテンポなブルース調、こっちはシャッフルで元気が良いバージョンという違いも楽しめる。

 トップの「Johnny」から元気いっぱいなのに哀愁漂うロック、それはアルバム全編を通してThin Lizzy独特の雰囲気で、フィル・リノットの世界観。この胸キュン的なのを聴きたくなるんだよ。そこに美しいツインギター…メロディアスでね、音色も繊細で美しいし、決してジャマをすることのないドラムも実は良い味わいを与えてくれる。アイルランドならでは、っていうのかな…、そういうフレーズとか味わいがそこかしこで出て来るのがこのバンドの強みで個性。いつ聴いたって心に染み入るメロディ…愛すべきロックだ。





Riot - Unleash the Fire

Riot - Unleash the Fire (2014)
Unleash the Fire

 解散・再結成ってのもあれば浮き沈みはあるけどず〜っとバンド継続中ってのもあるし、メンバーの入れ替えが多すぎて訳の分からない状態だけどバンドなは会社名だから存続しているみたいなのもある。バンドの存続携帯は様々だ。古くからあるバンドだと色々なパターンに分かれるんだけど、ファンとしては音の継続性を取る時もあればオリジナルメンバーの存在にこだわるときもある。果たして何が一番そのバンドが存在している、とリスナーが思えるか、だな。

 アマゾンのリコメンドで知ったRiotの2014年の新作「Unleash the Fire」。その筋の方達には大変懐かしい名前なんだろうし、2012年にオリジナルメンバーのマーク・リールが亡くなってしまいバンドの存亡は途絶えると思われた所、周囲の強い要望によりバンドは存続することになり、その決意表明を込めての新作って意味合いもあったようだ。驚いたのはそれまでず〜っとバンドが存続していたってことで、アルバムもそれなりに出していたってお話。そこまで追い掛けてもいなかったんで知らなくてね、今回はアマゾンさんに薦められたから存在を知ったけどさ、いや、びっくりした。

 そんな経緯で聴いてみました「Unleash the Fire」。どこのバンドだ?これってRiotなんだ…、っていうのが正直な感想。Riotってバンド名じゃなきゃそれなりに面白い元気の良い、そしてオーソドックスなメタル的ハードロックバンドで良いんじゃない?って感じだけどさ、Riotでしょ、これ?へぇ〜、こんな風に化けてるんだ…、歌が若くなってるから別物に聞こえちゃうけど、音を聴いてるとそっか、そんな感じだったかも…って思える。いや〜、これも若いメンツを入れてのバンド存続で音としてもバンドとしても見事に再生できている例なんじゃないだろうか?しかし、自分が聴きやすい音ってことは多分今の時代じゃ相当古臭い音、なんだろうな(笑)。





Black Star Riders - Killer Instinct

Black Star Riders - Killer Instinct (2015)
Killer Instinct

 最近色々と忙しくて酒を飲む機会が激減してる…即ち会話する機会=刺激を受ける機会が減っているって事になるんで、ちょいと物足りなさを感じてはいるんだが時間が取れないんでなかなか難しい。だから自分で取れる時間の中であれこれと探し回ったり漁ったりするんだけど、大抵はアマゾン情報だったりするんで偏るんだよな。YouTubeあたりで関連情報見てくのもあるけどこれもまた偏るし…、かと言って他に何か情報漁りってもなかなかないんでとりあえず、って話だ。

 Black Star Ridersって言えばThin Lizzyのスコット・ゴーハムが2013年に若い連中と組んだバンドで、その時もかなりThin Lizzy色が強くて自分なんかはかなり好印象で何度も聴いて楽しんだものだが、2015年になって何とセカンド・アルバム「Killer Instinct」がリリースされた。ある種企画バンド的なものかなってのもあったしスコット・ゴーハムが懐古趣味で若い連中とやってるだけかなって思ってたりもしたんでまっとうなセカンド・アルバム「Killer Instinct」なんてのが出るとは思わなかった。嬉しくもそれは大きな誤算だったワケで、今回の作品は更にThin Lizzy色を強めたと言うかそのまま推し進めた路線のアルバムの仕上がりみたいだ。

 冒頭の一曲聴けばわかるでしょ、このThin Lizzy感。世の中にたくさんバンドがあるけどThin Lizzy色を出したバンドなんて存在しなかったし、ここまでホンモノと近く…いやホンモノの進化系とも言えるスピリッツが溢れてる音でさ、嬉しくなっちゃうよ。フィル・リノットも苦笑いしてるだろうよ、これは。メロディセンスから声の質感、更にツインリードのメロディアス感、もちろん根本的な楽曲のセンスはスコット・ゴーハムによるホンモノ感があるんだから疑いはないし、そもそも新しいことやろうとしてるんじゃなくて元来の持ち味をそのまま組み直しているようなモンだからどれもこれもThin Lizzyらしいんだよ、当たり前だけど。しかもThin Lizzyってバンドの一番個性的で得意な部分をそのまま出してるからもうカッコ良いのなんの…。

 正にThin Lizzyの新作ってもおかしくない正統派のアルバム。更に若い連中がやってるから勢いもエネルギーも溢れてるし、スコット・ゴーハムが入ってることでその正当性は引き継がれているし、うまい具合に伝説を再現している好例なんじゃないかな。いいよ、これ。







Deep Purple - Long Beach 1971

Deep Purple - Long Beach 1971
ディープ・パープル MKII〜ライヴ・イン・ロング・ビーチ 1971【CD/日本語解説書封入】

 何だかんだとやっぱりレコードなりCDなりってのはあると便利なものではある。一方ですぐに不要なものになってしまうってのもあるのはさっさとMacに取り込んでHDDに収納してしまうからだが、これは聴きやすさって点で圧倒的有利。アイテムとしての価値なんてのはさほど感じなくなってきてるからそういうコレクター的な意味ではあまり意味が無いんだけど、DLで買うか?ってぇとやっぱりどっか納得できないのかな、どうせカネ出すなら現物で、って思っちゃう。まぁ、DLで済ませるのもあるけどさ。

 Deep Purpleの1971年ロングビーチでのライブの模様はFMラジオで放送された音源のようで、古くからアングラでは出回っていたソースだそうで。そいつが今回オフィシャルから発掘ライブソースとして「Long Beach 1971」としてリリース。何か似たようなのがいっぱい出てるからどれもこれもオフィシャルかどうかわかんないし、聴く側買う側はアマゾンで替えれば買っちゃうだろうからどっちでも良いんだけど、こいつはオフィシャルらしいです。リマスタリングされて綺麗に音を整えてるんでそんなにバリバリのライブ感があるワケじゃないけど、もちろん熱気はきちんと収録したナマナマしいライブアルバムに仕上がってる。何と言っても70分で4曲しか入ってないってのが凄い。ハードロックバンドというよりは明らかにプログレバンドの域にいるライブだよな(笑)。

 「Speed King」から「Strange Kind of Woman」「Child In Time」そして「Mandrake Route」って4曲で、冒頭から驚くのはイアン・ギランの熱唱、そしてこのハイトーンと強烈なパンチのある歌声。もっともジョン・ロードの鍵盤も圧巻だしリッチーのギターは自由自在に弾きまくってて縦横無尽に音が駆け巡ってるし、イアン・ペイスはアルバムの表紙になっちゃってるくらいに派手に叩きまくってて、いや〜やっぱ70年代のハードプログレバンドの最右翼的なライブですよ。Led Zeppelinよりも全然プログレだもん。4曲しかなくて有名曲ってワケじゃないけどバンドの迫力を知らしめるには文句なしの白熱なプレイが聴ける驚きのライブアルバム。「Highway Star」も「Smoke On The Water」もなくたってとんでもないじゃないか、ってのがわかる。凄いライブだな…。



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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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