Led Zeppelin - Physical Graffitti [Super Deluxe Edition]

Led Zeppelin - Physical Graffitti [Super Deluxe Edition]
フィジカル・グラフィティ <リマスター/デラックス・エディション>

 最近部屋の時計を幾つか新調した。幾つかっても二つだけど、これまではアナログ時計が好きだったからインテリア風味な小洒落た壁掛け時計を二つばかり掛けてたんだけど、まぁ、やっぱり時間を見るという目的からすると見づらいのは避け難くて結局いつもMacの時計を見たりしたのだった(笑)。朝だとやっぱiPhone見て時間確認したりしてて、そもそもそれだと不便だよなという当たり前の事に気づいてですね、更に視力も衰えてきたんでデカいのがいいなってことで派手でカラフルでちょっとオシャレなデジタル時計を購入。今時のは便利ですな〜、温度計湿度計日付や曜日、時間などなど全部電波で勝手に持ってきてくれるんだもん。当たり前っちゃ当たり前だけどこりゃいいな、ってことで二つとも活躍中。

 さてさて今回のLed Zeppelinの「Physical Graffitti [Super Deluxe Edition]」は随分前から宣伝してたような気がするからかなり期待感も高まったりしてたんだけど「Physical Graffitti」だからな〜、アウトテイクスってどこまで出してくるか、でもこないだまでの事考えると大したのは出てこないだろうと想像出来ちゃって…、そんなこと言っちゃいけないんだが、もっと度肝を抜くような音源を出してもらいたいってのが本音でね、ファイナルミックス前のラフミックスとか何かの楽器がデカイとか小さいとかあんまり面白味がなくってねぇ、そんな風に思ってたら曲目発表…、7曲しかないんかい?この大作2枚組のコンパニオン・ディスクなのにそんだけ?しかもクレジット見る限りはまたナントカミックス的なのばかりだなぁ…こりゃやっぱ期待は出来ないかと、悟りの境地ですな。でももちろん聴きたいのは聴きたいから速攻で聴くんですけどね(笑)。

 オリジナルの方はもう散々聞いてるし今更音が少々良くなった所でさほどの違いは感じられないだろうから後回し。今度「Physical Graffitti」を聴く気になった時にはこいつを聴こう、くらいだ。そしてコンパニオン・ディスク。「Trampled Underfoot」の初期ラフミックスって事でタイトルも変えてるくらいだからもしかしたら凄いバージョンとかテイクか?なんて淡い期待をしながら聴いてみると…おぉ〜!…ふぅ…、そうだよな、やっぱりこんなもんだろうなぁ、とちょいと投げやりになりつつもじっくりと聴いてしまうのだった。しかしよくこの繰り返しのギターとかほとんどズレも差もなく弾き続けてるな〜と違う所に感心しながら聴いてた。あれ?普通のバージョンとどっか違うんだっけ?一緒だよな…あぁミックスがちょっと違うのか…っても音のバランス程度なのかな〜くらいしか思わなかったという適当なリスナー。ややテンションを落としながらも続く「Sick Again」へ…、お?何か随分ラフでライブな感触なバージョンじゃないですか…、初期バージョンですが、ほぉ〜、こいつはなかなかスリリングなバンドの音…テンポが些か速めだったんですね。圧倒的に普通のバージョンの方がカッコ良いんだけど、こういう実験的なバージョンは好きなんで嬉しい収録。こじんまりまとまってる所もまだまだ初期型という感じでここから完成形に持って行くには結構な議論があったかもな、など想像を膨らませてしまうな。んで、「死にかけて」は…、これも初期ミックスですか…ほとんどあのままだからなぁ〜、どんだけニッチに貴重さを有難がるかによるけど、なかなか大幅な違いを感じることはないんでちょいと興醒め…だけどやっぱりボンゾ凄いドラムですわ。

 続けての「聖なる館」もほとんど大差ない出来映えのマニア向けなラフミックスですなぁ…、元々地味な曲だからちょいと飽きながら聴いてしまった。そしたら続いて聴いたこともないイントロのギターが流れてきて、なんだこりゃ?と。「天国への階段」の製作過程か?くらいに思うくらいにギター?の独特なイントロでさ、これが「In the Light」ってのには全然気づかなかったし、ドラムとか入ってくるまではそんな雰囲気がまるで無いからなんじゃこりゃ?と。バンドが入ってきてからもギターのリフはあれが鳴ってるんだけど左チャンネルにはず〜っとなんだろなこれ、ハープシコードみたいなのが鳴ってるんで幻想的で面白い。かなり別の曲な感じがするけど、これが初期バージョンなんだ…、もうちょっと重く幻想的にしたかったから鍵盤で重厚感を出したのかな。こっちのバージョンも結構魅力的で、プラントもそういう歌い方してるしかなり良い感じで今回の大ヒットバージョンですな。気分を良くして「Boogie With Stu」、今じゃスチューも亡くなってしまったし、そういう意味での収録もあるのかな、サンセットスタジオミックスってだけでやや歌が奥にいる感じだけど基本的にはほとんど変わらないね。ちょっと乾いた感じがするかもしれんが。そしてちょっと期待してる「Driving Through Kahmir」だったんだがラフオーケストラミックスってオーケストラのミックス具合が定まってないってことだろうしなぁ〜、あぁ、確かにブラス系の方が大きいかも…あ〜、ここ伸ばしちゃってるのか…とかそんなニッチな楽しみ方は出来るんだけどバンドの音はあのままだからやっぱり聴いててもあのまま。もちろん楽曲の雰囲気もそのままでボンゾのドラムがやたらと目立つんだが、それはもうね、うん。

 Led Zeppelinってアウトテイクスってあんまり無いからやっぱり製作過程がどこまで出せるかみたいになるんだけど、なかなかプラントがそういうの好まないから出てこないんだろうか。いっその事ライブ3枚組でも付けてくれても良かったんだけどね。この頃のZeppelinのライブなんていくらでもあるのに。このシリーズが最後まで完結してしばらくしたらアールズコート出すかな〜、シアトルは出すだろうと思いたいし、キリがないんだけど着実にどのバンドも色々な夢が叶ってきているんだからZeppelinだって多分凄いのが叶うんだよ、きっと。それを期待してお付き合いしていきましょう。









Bloque - Hombre Tierra Y Alma

Bloque - Hombre Tierra Y Alma (1978)
Hombre Tierra Y Alma

 ちょっと前にiPhone水没させてしまって、1日半くらい携帯電話なしな生活をしてたんだけど、いや〜、困ると言うよりも快適だった(笑)。何かとっても開放された気分でね、自由だ、みたいな感じ。別に普段縛られているとは思ってないけど、無くなると妙に開放感が襲ってきたってのはそういう狭苦しさを無意識で意識しているんだろう。ハードを変えてSIMを入れて復活してみれば既にいくつもの着信とメッセージが入っててすぐにその縛られ具合に幻滅したワケだが…。たまには携帯電話電源切って好きに生きるって重要なんじゃない?って思う。

 Wishbone Ashのイメージはどうしてもツインギターに依る英国の哀愁を漂わせたメロディアスなハードロックなのだが、これがまたそういうバンドってのはなかなかいない。HR/HM系のツインギターってんじゃないし、繊細なメロディでのギターだから、となるとやっぱりほとんど似たようなバンドは存在していなくて今でもオンリーワンなのかもしれないと思う。それでもコイツならって思えるバンドは幾つかあってネットなんかでも紹介されているのでちょっと聴いてみたのがこのBloqueというスペインのバンドの1979年作のセカンド・アルバム「Hombre Tierra Y Alma」。そう、スペインのバンドなのにそういう系譜で聞いているという…、な〜るほど…、確かにそういう側面あって楽しめるけど根本的な楽曲レベルがちと違う(笑)。でも結構楽しめたかな。歌がフレディ・マーキュリーみたいに聴こえたりするけど、それはそれで味があるってことでよろしい。

 スペインのバンドのこの頃の音って…どっかで聞いたような音の作りなんだよな〜記憶からかなり薄らいでるけどGothicってバンドの作品だっけっかな〜、スペインってちょっと特殊なクセのある録音なのかなって思ったりした。このBloqueも旋律は特にスペイン的ではないけど言葉回しとかは英語圏ではないってのはあるね。イタリア的ってか…でも音はかなり英国寄りな印象だが…もっとメロディアスか。ギターが二人でハードに奏でる曲もあって、それはなかなか白熱してて良いし、ベースなんかもブリブリと弾いてて面白いんだけど根本的にロック感が少ないのかもしれない…ミュージシャンではあるけど。大枠で言えばシンフォ系なプログレ要素を被せているツインギターもあるハードな音でシンセがジャマだな〜ってのは割とあるけどなるほどね、こういう音か、ってトコです。

Wishbone Ash - New England

Wishbone Ash - New England (1976)
New England

 ちょっと前からネット回線が途切れたりしておかしいなってことでアレコレハードウェア交換したり修理依頼したりしてたんだけど、何と驚くことに家の中のLAN配線ケーブルが不良になってたようだ。ケーブルの出口入り口の接触なのかケーブルの腐食とかなのかよくわからんが、ちょっと回線を迂回して接続してwifiで飛ばしてみたら行けてる感じ。そんなことあるのか、と思うと壁の中を這っているLAN回線ってどうやって修理すんだろ?とかね。そもそもそこが要因だと気づくのってなかなかないんじゃないだろうか。そんなことで今は快適に接続中♪

 Wishbone Ashの1976年リリースの7作目のスタジオ・アルバム「New England」。名作群を発表後アメリカ路線に走り、テッド・ターナーも脱退してローリー・ワイズフィールドを迎えて心機一転、のつもりだったが明らかにここからはバンド崩壊の道を辿りつつあったようだ。ところがバンド自体はそうも考えていたのかどうかはともかく、この「New England」で英国路線復帰をタイトルにしてシーンへの復帰を目論んだようだ。個人的にはもちろん後追いなバンドだったんでリリース順にレコード聴いてったんだけどやっぱり同じ所で同じようにダメだこりゃ、って思ったワケです。だからここでまた英国路線に戻りますっても、どっか期待できなくて聴いてもイマイチなままな感触だった記憶がある。それ以来あんまり手にとって聴くことのないアルバムの一つではある。

 久々にWishbone Ashの記事にしようと決めたんでどれにするかな、ってことで選んだ「New England」、何の期待もしないでもう記憶も掠れているし普通に聴いてみましたがね、やっぱりどうにも中途半端なアメリカ路線で薦めた音と英国的とも思える落ち着いた湿り気路線が入り交じっているのは確かで、その分中途半端な陰湿なアルバム、という感じかな。陰湿ってんでもないけどジャケットがモノクロなヒプノシスだからやっぱりどっか陰湿な印象。曲とか歌とかギターも含めてさ、ロックらしい活気ある音じゃないしさ、ベースなんてどっかのフュージョンバンドみたいな音だし、ドラムも何か叩いてるってんじゃなくてリズムマシーンですみたいだし、どこを取ってもパッとしない作品になっちゃってる。あの美しきギターソロ、メロディセンスの塊みたいな音はどこえ行っちゃったんだろうなぁ〜ってのが大半の方のWishbone Ashへの想いだったろうな。





Renaissance - Delane Lea Studios 1973

Renaissance - Delane Lea Studios 1973
Delane Lea Studios 1973

 雑誌の表紙のみならずロックの世界はオールドタイマーな連中が支配していると言っても過言じゃないくらいにジジイ連中が多い。別に自分もそれが好きだからいいんだけど、ロックの高齢化って…あるのか?そんなこと想像したか?って話でね、何か違和感あるし実際そうじゃないかもしれないし、適当なんだが、やっぱり高齢化している気がする。そりゃ新しいの出て来るけどその世代だけのニッチな伝わり方っつうか、狭い世界観になってる気がするんだよね。別にそれで成り立つならいいけど、そうも思えないしね…、何でも楽しめればいい、か。

 いつの間にかRenaissanceも昔の音をいくつもリリースします商法をしていて、これまでは割と新し目のライブ音源なんかを出してたような気がするけど、今回からはもうど真ん中の全盛期を出して来た…いや、もっと前からそういうのはリリースされてるから今更ながらだけど、それでもなんかインパクトある出し方してきたな〜ってのがある。1973年のスタジオライブの模様を記録した「Delane Lea Studios 1973」。元々ラジオ放送用の録音だったからアングラにも流れてた音源らしいけど、こうしてめでたくオフィシャルによるお披露目となった。

 昔から有名な話だけど、アルバム「燃ゆる灰」の中のタイトル曲は同じ事務所だったかレーベルメイトだったかのWishbone Ashのアンディ・パウエルがギターソロを弾いていることで話題になっていたのだが、この「Delane Lea Studios 1973」のライブでは何とも驚くことにそのアンディ・パウエルがギターソロで参加し、更にアル・スチュワートも参加しているという豪華なライブだったらしい。もちろんこのライブの目玉はその「Ashes are Burning」で、うわ〜、これまた全盛期のアンディ・パウエルのギターソロが艶やかに鳴ってて心地良いわ〜っていうライブ。ただでさえアニー・ハスラム全盛期の歌声のルネッサンスと名曲群なのに、そこに華を添えているという…、やっぱこういうの好きだな〜、いいな〜、美しいな〜とただただ感動。久々に聞くから余計にそういうのあるけどいつ聴いてもルネッサンスの優雅さは素晴らしい。ライブでもそれがきちんと再現されているのもまた見事。





Soft Machine - Switzerland 1974

Soft Machine - Switzerland 1974
Switzerland 1974

 しかし今でも本屋に行ってロック雑誌のコーナーを見てると知った顔の表紙が多いこと多いこと…。結局古いロックな連中が今でも出まくっているていう図式で、もちろん若手のバンドのが表紙になることもあるんだろうけど圧倒的にジジイどもが表紙になることの方が多い。買う側に立ってみればその方が買いやすいし、買う気にもなるけどね。そりゃ知ってる連中が表紙ってことは中味でもなんか喋ってるんだろうから多少なりとも新しい事柄が入ってくるだろうって思うしね。それでいいのか、ってのはあるがロックなんて今やジジイのモンだからそれでいいのかもしれん(笑)。

 Soft Machineの1974年のモントルージャズフェスティバルに出演した時のライブの模様が「Switzerland 1974」としてリリースされたらしい。今では特に追い掛けてもいないけどソフツは大好きだからライブ見かけたら買うし聴いてみる。基本的にアラン・ホールズワース時代ってのはあんまり聴かないけど、一番音源が出て来ているのはアラン・ホールズワース時代だったりして当時から期待されていたからか、ソフツの歴史的なものなのか、そもそも録音機材録画機剤の発展によるものなのか…多々推測されるけど、音も映像も残されているってのは良いし、やっぱり楽しめるものだ。今回のは1974年のソフツによるライブはニュークリアスチームに侵食されたバンドメンバーにアラン・ホールズワースの参加で信者からしてみれば一目瞭然なギターらしい。自分にはまだその違いはきちんと認識できていないけど。

 ギターの入ったジャズ、そしてフュージョンにはならないあくまでもロックのフィールドにいるジャズっていう微妙な立ち位置ながらもきちんとそのポジションで曲が作られて演奏されていくというのはホントに珍しい立ち位置なバンドで、アラン・ホールズワースが加わってもそれが維持されているのは当然ながら、その音の世界の深さに段々と染まっていくというか、聞き惚れていくと言うか…淡々と冷たいとも思える旋律が繰り広げられ、アドリブパートにしても昔のようなバンドの中で音がぶつかりあっていく白熱具合ではなく個々がプレイを繰り広げて緻密に組み立てていくというようなプレイに聴こえるものが多く、かなり計算高い知性を感じさせる音の世界が繰り広げられている。昔からそういうバンドではあったけど音がそのニュアンスを出すことに成功しているというか…、単に楽しめるよってライブの音じゃなくて、そのクールさを味わいながら聞き惚れる作品、ってトコだね。



Uli jon Roth - Scorpions Revisited

Uli jon Roth - Scorpions Revisited (2014)
スコーピオンズ-リヴィジテッド

 冬の寒い時にこそ美味しく食べれるものも多い。この冬はそういうのを楽しんだなぁ…、歳と共に和風なモノがどんどん好みになっていくんだけど、それはやはり生活にマッチしてるからだし、酒のつまみだってそういうものだ。そういえば酒…こないだ久々に痛飲した…しすぎたのでちょっと控えめに…って思ってるけど多分無理(笑)。思い返せば何度もそういう飲み方してたし、これからもするんだろう、ま、楽しいからいいか。

 熱狂的なファンの多いウリ・ジョン・ロートのスコピへのトリビュート作品となっている「Scorpions Revisited」。ライブ録音だけど客席に客は入れずに録音したと言う訳の分からんレコーディングを行ったらしいが、そんな逸話はともかくながら先日の日本公演も大盛況に終わったと伝え聞いてるし、それは多分スコピ時代の曲、ってことに尽きるのかもしれない。ウリのソロだけでそこまでの盛り上がりはなかっただろうし、更にこういうアルバムがあったからこそ出来たショウだろうしね。自分は見てないけど熱狂的なリスナー達からしたらもう神なワケで、そりゃもう、ね。んで、このアルバムを聴いてみるとさ、スコピの初期の曲なんだけど、30年以上も経過しているからか、あの独特のクセとか演歌チックなムードはまるで聴かれず、現代的に洗練されたサウンドになっているのは面白い。ギターそのもののプレイもあんなに演歌してなくて、もっとスムーズに感情が込められているっつうか…、とするとあの演歌チックなムードは何だったんだ?ってなるが、それも時代だ。

 いや〜、こりゃスゲェアルバムだ、熱狂的、偏執狂的なファンが納得してこぞって聴いてライブに行くはずだわ。スコピ知らなくてもHR/HM好きだったら多分問題なく聴けるし、迫力もテクニックも十分に楽しめるから安心していい。そしてスコピファンからしてもこれはもう初期作の別バージョンと思って聴いていいんじゃないかな。そりゃところどころ不満は出るけどウリがやるんだから許される部分もあるしさ。何よりも今の音であの音を再現してみるとまるで古さを感じないサウンドで仕上がっている、しかもライブ録音なのに、っていう見事さ。ギター的にもそうだしね、何かこういうのを味わったことはないんで面白かった。そしていつしか聞き惚れてたという…(笑)。



Aerosmith - Up In Smoke

Aerosmith - Up In Smoke (2015)
Up In Smoke

 美味いもん食いたい!はて、美味いもんとはなんぞや?となる。一般的には外食で料金が高けりゃ高いほど美味いって話だが、そりゃそうだろ。ただそんだけのカネ出すならそんだけの味がするのが普通だから高くて美味いのは当たり前で、そういうバランスが崩れてるのを美味いモンと言うのだ。5万円出すならこれくらいの味だろうな、だし、1000円でこの味か!とかそういう話。あれ?違う…今自分は美味しいものが食べたいって話だから料金関係ないです、失礼、美味けりゃ何でもいいや(笑)。

 エアロスミスの発掘ライブ音源2枚組「Up In Smoke」なんてのがリリースされたばかりだ。中味はと言えば1973年9月のライブと1978年3月のライブってことらしいが、それだけで言えばデビュー直後くらいのライブと第一期エアロスミスの終焉時期ともなるライブの組み合わせってことだ。いずれもラジオ放送音源を持ってきているようで、音切れが合ったり音圧の補正なんかもされていないようなので果たしてどこまでオフィシャルが絡んで作ったのか?って疑問は重々承知なのだが、日本盤も出るんだからいいんでしょ、きっと。それでもライン音源でラジオ放送音源使ってるから別に聴いてる分にはそんなもんだし、1973年の方なんて演奏が無邪気で歌も下手なままだしバンドも大した音出してないし歴史的記録価値を考えなかったらちょいとキツいんだろうなぁとは思う。が、エアロ最初期のライブ演奏をこの音でしかもオフィシャルで聴けるんだからこれは嬉しいね。「Make It」から始まってさ、ファーストアルバムのあの曲たちがライブで出て来るんだし、ある意味あのファーストアルバムはライブバンドのライブ音源そのままだったんだってのもよくわかる。好きなんだよね、この頃のエアロって。アメリカンロックの陰もないしさ。

 一方の1978年のライブはもうさっきのライブ音源からたった5年しか経ってないのか、ってくらいに成長しまくった迫力満点の王道不良ロックバンドそのままの大熱気ムンムンのライブそのままで、どっかで聴いたような音と雰囲気だなと思ったら「ライヴ・ブートレッグ」で聴ける音源と被るからだった。なるほど、こりゃスゲェや。昔からブートでは出てたらしく知られたラジオ放送音源だったらしいけどそこまで聴いてなかったからこうして聴けたのは嬉しいね。「ライヴ・ブートレッグ」も無茶苦茶だけどもちろん好きなライブアルバムだからさ、それの生々しい未編集ライブなワケだから面白い。面白いってのはもう、圧倒的にエアロスミス、絶頂期のヤバヤバなエアロスミスがそのまま記録されてるって感じでさ、ファンじゃなくても惹き込まれるだろうなっていうライブ。こんなことやってたらドラッグまみれになるハズだわな、と言うのも納得なライブです(笑)。いや〜、カッコ良い!80年以降のエアロスミスの毒気の無さはつまらんが、70年代の生き急いでいるエアロスミスはホントにカッコ良い。「Up In Smoke」はそんな奇跡がよく分かる2枚組ライブアルバムになってて随分と興奮させてもらいました♪





Kiss - Love Gun -Deluxe/Remast-

Kiss - Love Gun -Deluxe/Remast-
Love Gun -Deluxe/Remast-

 幾つかインテリアが欲しいと思ってアチコチ見てるけど、そんなに本気でもないのかあまりコレだ、ってモンに出会えてない。焦るもんでもないから見つけたら買うか、くらいなんで出会いも少ないのかもしれん。アマゾンで探して買うのが一番手っ取り早いんだけどインテリアのデザイン系なんかだと無かったりするか、多すぎて探せないかそんな感じで、ふらりとお店を見て雰囲気で買うってのもいいかもななんて思うのだった。狙い買いが多いからお店って好きじゃないんだけどこういうのはそういう方がいいかなと。お店探すまでしないから適当に見かけたら入る程度だけど。

 ふと気づいた、Kissの「Love Gun」デラックス・エディションが出てるのな。「Destroyer」のリストラクション盤はかなり音に驚いたので今回はどうなんだろ?なんて興味もあってね。まぁ、リストラクション盤じゃなかったからそこは所詮リマスターレベルに留まっているんで音良くなってるんだな〜くらいには感じたけどぶっ飛ぶほどでもなく、せっかくだから久々に頭から「Love Gun」を聴いてみたという次第。いやいや、こんなにキャッチーでポップでコーラスグループだったかねぇ…、ロックかこれ?ってくらいにまでポップスに聞こえてしまうのはアメリカンロックの性だろうか、これじゃ売れないはずないし、それにあのメイクでインパクトも絶大なんだから売れるに決まってる。売るためにやってるんだから売れるのが良いに決まってる。そして演奏も録音も見事に完璧に仕上がっているのもさすがアメリカ。どこを斬っても悪い所もなく欠点も見当たらない完璧なアルバムだったりする。好みは別だけど(笑)。

 そして期待のボーナストラックはなんとデモテープなどなどの収録と有名な1977年のラーゴのライブからの抜粋盤。デモテープはなかなか興味深くてじっくり聴いちゃったね。Kissでもやっぱりこううデモテープから始まるんだなぁ…とか。「Love Gun」をエレキをそのまま生で弾きながらああだこうだと呟きながらメンバーに教えているような雰囲気のテープなんて、こういう所に収録されるようなモンじゃないのに、聞けてしまうんだから面白い。彼らも普通に人間だったんだと思える(笑)。そしてその後にはもうバンドで演奏しているあのバージョンが出来上がっているという始末。一曲に全員総出で取り掛かって仕上げてしまうんだろうなぁ、こういうのって。こういう過程を辿れるソースって好きです。そしてラーゴの超ど迫力のライブ演奏…、声出てないけど、やっぱロックはライブだ。これはこれでリリースすりゃいいのにね。やっぱKIssって面白いわ。たまに聞いて楽しめるバンド。







The Music - The Last Dance : LIV

The Music - The Last Dance : LIVE (2011)
The Last Dance : LIVE (2CD + DVD PAL REGION 0)

 英国ってのはいつの世もホントに不思議なサウンドを届けてくれる国だ。大したこと無さそうな面したガキみたいな連中がぶっ飛ぶような音を出してくる…しかもそれまでなかったような音を出して平然とやってるんだよな。それでいて欲がないのか、そもそもカネが入っちゃったからもういいや、って遊んじゃうのか、すぐに解散とか消滅しちゃったり全く音楽活動なんてしなくなっちゃうとか割と多いんだよね。カネ持っちゃったらハングリーな頃のロックがそのまま出来なくっちゃったってんでバンドやらなくなったってのはある意味ピュアな意見ではあるんだが…。

 The Musicとの出会いは確かタワーレコードの試聴コーナーだったかな。アルバム出たばっかりの頃だろうけど、たまたまタワーレコードに酔っ払って行って何か面白そうなのないかな〜とCD聴いてたら、コイツにぶち当たってそのままお持ち帰りしちゃたのが最初。そっから結構聴いてたなあぁ…。2枚のアルバム出して行方不明、しばらくしたら鬱でして…久々にアルバム出しますって言ってたら解散と。人生いろいろだな。そんで終わったよな、なんて思ってほったらかしてたけどこないだMuse聴いててそういえばどっかThe Musicみたいかも、なんて思ってふとアマゾン見てると解散ライブアルバムとDVDなんて出してたんだ、って知ったのでその「The Last Dance : LIVE」を。

 やっぱり若さってのは重要なんだな…。演奏も声も別に衰えてるってんじゃないけど、勢いってのかテンションがちょっと足りないっつうか、やっぱりエネルギーの迸り具合がちょっと足りない。良い音してるんだが、そういうナマモノ的な部分があるからこそバンドってのは面白くて良いんだよね。でも、多分生で見てたらそんなことわからずに楽しめてたと思うから所詮生で見てないもののグチか。そういえばその前の日本公演は見に行ってて凄かった事を思い出した。それがあるから比べちゃうのか。しかし、唐突にピンク・フロイドの「Another Birck in the Wall」を口ずさむとかやっぱ好きなんだな、と安心しちゃうね。それにしてもこんだけのバンドだったのにボーカルのロブ君だけが今活動してるだけで他の連中は目立って出てこないのは勿体無い。このままの音で良いからもっともっと出て来てほしいねぇ。





Muse - Origin of Symmetry

Muse - Origin of Symmetry (2001)
Origin of Symmetry

 Babymetalワールドツアーの予定が発表された時にメキシコから?なんて驚きもあったんだが、それはともかくとしてヨーロッパのフェスツアー中心だろうとは判ってたけど、こんなパッケージで世界中のフェスを回してたってのは意識したことなかったから知らなかった。そりゃその方が運営しやすいだろうとは当たり前だが。んで、ラインナップにJudas PriestやMetallica、Kissなんてのが並ぶ中、デカデカとMuseって書かれてて、それってどんなん?メタル?ん〜、全然通ってないわ、でもこんなトコでデカデカと名が出てるんだからきっとそれなりのバンドなんだろう…と聴く。

 まぁ、YouTubeで適当に…なんて唐突に「ライヴ・アット・ローマ・オリンピック・スタジアム」を見ちゃったもんだから、驚いた驚いた…カッコイイじゃねぇの、知らなかった、こんなん。そっからはもう全部Dlでとにかくアルバム聴きまくってて…ってもどのアルバム良いかわからんから一応全部聴いて、やっぱりこいつだなってのがセカンドの「Origin of Symmetry」。他のも多分聴き込むウチに面白さとは深みが出て来るとは思うんだけど、「Origin of Symmetry」が一番取っ付き易い、自分には。でも、こんなんがメタルのフェスに出てトリってどうなん?って思うけどなぁ…、そういうステージ構成でもないのかもしれないが。しかし、ライブのビデオを見ちゃったからそっちのインパクトが強くてねぇ、とにかく感情表現豊かな歌で上手い。ギターに関してももちろん割と革新的な使い方と言うか音とか弾き方とか、へぇ〜ってのが多かったのも聴いてみようかなって一因にもなった。

 何と言うのか…人によってはU2やColdplay、Radiohead的な音だ、とも言うだろうし自分的にはもうちょっと…Bowie的な部分もあるかもって気がするけど、そのヘンよりももっと感情の起伏に富んだ歌い手による表現力と割とギターをヘヴィに効果的に使う人たちって印象か。まぁ、ちょっときれいな大物って風格出ちゃってるんでもっと音楽的な芸術よりって感じではあるけど。アルバムいくつか聴いてると割とチャレンジしてるしさ、その分好みかどうかの差が結構出て来ると思う。それにしてもこの「Origin of Symmetry」は割りとヘヴィなギターとハートフルな歌をうまく出している作品じゃないだろうか。今更ながらだけどちょっとこれからもまだ聴いてみようかなというバンドです。




Sheena - いつだってビューティフル

Sheena - いつだってビューティフル (1982)
いつだってビューティフル (紙ジャケット仕様)

 いつだって訃報は突然だ。今回はどことなく親しみのあった方だったからびっくりしたってのとショックだなってのと両方あった…それは後日徐々にそのショックが自分に来たことでそう思ったんだが…。そう、シーナ&ザ・ロケッツのシーナさん。自分的には鮎川誠さんのギターが好きで、ってのが大きいからそんなにシンガーとしてのシーナさんに想い入れがあったワケじゃないけど、やっぱり色々とロックを漁ってるとこのご夫婦のロックに対する想い入れやシーナさんの歌とロックへの想い入れ、そこから更に女性として母としてロッカーとしてそして鮎川さんの妻としてみたいなのもあってもちろん必要な存在感ってのがわかってきてさ。んでも昔から割と聴いてたんだよね。

 シーナ&ザ・ロケッツっていう不動の母体があるからソロアルバムって聞いた時はちょっとびっくりした1982年のソロアルバム「いつだってビューティフル」。当時同じレーベルメイトだったYMOとの接近によって生み出されたアルバムなのかな。シナロケの方も「真空パック」出して密着してたし、YMOのテクノ力って凄かっただろうし、面白みがあったんだろう。そしてシーナの歌もロックにとどまらない可愛らしさみたいなのは「You May Dream」で立証済みなワケだからYMOメンバーからしてもそりゃユニークな存在だったんじゃないだろうか。勝手な推測だから実際は知らないけど(笑)。そんな事でリリースされているソロアルバム「いつだってビューティフル」だがクレジット見て一発で分かる通り、バックはもちろんロケッツ…だけどドラムは高橋幸宏さんでプロデュースが細野さん。それだけでこんだけキャッチーでポップでテクノ的な音とポップスの中間が出来上がってる。シナロケもそういうポップさを出してる面あるから案外良いコラボだったんだなってのはわかるね。

 どの曲もどこか浮遊した現実離れした感じの曲と歌声で何とも可愛らしい歌声…明らかにシナロケの時とは違う一面を見せてて、こういうのもありかと。お遊びチャレンジ気分もあったのかもしれないし、シーナさん追悼のトコでこのアルバムってのは似合わないのかな、もっとロックしたシーナさんの方がホントは良いんだろう。でもそれだけ多彩な側面を持った方だったんで愛され続けたんだろうし、根性はどロックだったワケで(笑)。楽しい歌、楽しいステージ、そしてろくバンドにおける女性ボーカルの存在という意味では結構第一人者に近い人でもあるし、何と言っても夫婦でロックってのが最高。こんなに頼もしい相棒はいないだろうな〜と。そんなシーナさん、安らかに眠り、天国でもロックしててください♪

R.I.P





Focus - Hamburger Concerto

Focus - Hamburger Concerto (1974)
ハンバーガー・コンチェルト

 たまに他の人のPCなり店のMacなりを触ってみて思うことだが、やっぱり速いんだな〜って。もうCPU競争から抜けて久しいPCのスペックアップ競争だけどそりゃもちろん進化してるワケで、自分の使ってるMacに比べりゃ最新型なんてのはやっぱり速いんだよな。もうそんなにスピードを求めるような作業もそんなにしないから焦ることはないけど、単純にサクサクしてていいな〜って思う事が多い。はて、自分のって…、そっか5年前くらいに買ったモノになるのか、と時間の経過の速さを実感する。毎日それなりに使い倒して5年…4万円/年ってトコだが、安くはないな〜。カメラなんかも同じくらいだからそんなもんかとは思うけど娯楽だしね。iPhoneあたりだと2年で7万くらいだから似たようなものだな、きっとそういうモンなのだろう。

 先日までの路線だと飽きちゃって、っつうか面白味のあるモノに進まなそうなので古いの引っ張りだして来ました。オランダの産んだ奇跡のバンド、Focusの5枚目の作品「Hamburger Concerto」、1974年リリース。Focusってのは「ムーヴィング・ウェイヴズ」の印象が強すぎて、しかもそれはギャグネタとして聞かされたのでそういうバンドだというイメージが刷り込まれてしまっててなかなか他の作品に手を出すまでに至らなかったという個人的経緯があってですね、未だに自分ではきちんと聴けてないです。今回はちょっとクラシックとかバロック音楽とかそのヘンを…みたいに探してたんで、それで見つけてきたのが「Hamburger Concerto」ってワケです。だから昔聞いた印象とかそういうのが無くって、新たに聴いた、ですね。

 何と言うのかな…こんなに柔らかい印象のバンドだったっけ?って感じ。アレコレ見ると、この作品からテンションが緩んだらしいってことで、そういう事か、と納得。それはともかくアルバムの印象としてはやっぱり繊細で幅の広い音楽性が楽しめるな、と。クラシック的でもあるけど民族性もあるしもちろんロックなんだけど、プログレっていう範疇なんだけど、そうだな〜、もっと心地良い感触がある。それは多分フルートによる影響なのかもしれないし、バンドのテンションの緩さかもしれない。ただ、ダレてるってんじゃなくて、きっちりとそういう構成になってて心地良いって意味です。アナログ時代にはB面を占めていたであろうタイトル曲「」はやっぱり様々な音楽性が楽しめる曲で、なるほどそういうことかと唸ってしまう長尺楽曲。確かにオランダの奇跡かもなぁ…。



Stratovarius - Fourth Dimension

Stratovarius - Fourth Dimension (1995)
Fourth Dimension

 当然だけどCDやレコードってのはその時代時代の音が録音されているからいつだって古いものは古い音な感じがしてしまう。70年代の音なんて思い切り70年代な音だけど、まだアナログだけだからマシで、80年代以降いなるとデジタル創生期なので思い切り古臭いデジタル音とか出て来るし、それは90年代の音を聴いても同じで、21世紀になってくるとようやくそれがまともな音な感じになってくるんだけど、それこそ時代の音だ。最先端の録音機材で、なんて言ってたのがすぐに古い音になるのはしょうがなかったんだろう。その時代の録音モノは割とそういう不遇な目に合っているのも多いんじゃないだろうか。ポリシー持って自分たちの音だ、としているバンドなんかはあまり関係なかっただろうけど。

 そんな真っ只中の1995年にリリースされたストラトヴァリウスの4枚目の作品「Fourth Dimension」。当時ネオクラシカルなパワーバンドみたいに言われてて、自分なんかはどっちかっつうとインギーみたいなギターがいるバンドって聴いてたんだけど実際そんなこともなくって、もっとバンドらしい音を出してるし…ってくらいだった。ただ、当時はこういうの全く聴かなかったんで全然興味無かったんだけどね。そういう意味でリアルタイムで名前は知ってるけど後追いで幾つか聴いたバンドのひとつ。かと言って好きか?って問われると別に…って話だけど、それが最初に書いた音のチープさとかもあるなぁと思った次第。鍵盤系の音なんて思い切り時代を象徴するかのような音だったり、リバーブ処理なんかもその類で、どうにもこの時代の音処理だな〜って。それがバンドの音に影響があるワケじゃないんだからそれでアルバムをどうのこうのという必要も無いんだけど、聴きやすさとか聞きにくさとか出ちゃうもん。

 んで、アルバム…、このコティベルトっつうハイトーンの魔神が参加した最初のアルバムにして、この歌声だ。明らかにそれまでのメタル的な音を超えた感じはあるし、当時最先端な音だったんだろうと思う。今聴けばまだまだ粗っぽい部分はあるしもっと緻密に練れたんじゃない?ってのもあるけど完成度は高いよなぁと。思ったよりもギターの比重が大きくないのはシンガーとバンドの楽曲への配慮?それともそもそもそんなもん?そんなもん…ってもインギーのアルバム基準に考えたらイカンね(笑)。多分ハマる人はハマったんだろうなぁというのがわかるアルバムです。残念ながら自分は今こういうのにハマってはいかないみたいだけど…いつどうなるからわからんです。



Yngwie J. Malmsteen - Odyssey

Yngwie J. Malmsteen - Odyssey (1988)
Odyssey

 iPadいいなぁ…、でもホント、何に使うんだろうなぁ…という自問自答を続けて早ン年。相変わらずアイテムとしての魅力は発散されているのだが、使い道が見当たらなくて困ってる。せいぜい本読む程度にしか使わないだろうけど本読むなら紙の本で読めば良いし、その方が安いし手軽だし、って思う次第。場所取らないとか何冊も持ち歩けるとかってのはたまにしかその恩恵を受けないだろうことは想像に難くないし、iPadを手元に置いておけば何かと便利、とは言うがiPhone持ってるから確かに割と常に身近に持ってるから便利は便利。だからそれ以上にiPadがある必要がイマイチ見えないんだよな。まだまだ悩まされるんだろうと思う(笑)。

 1988年リリースのイングヴェイ・マルムスティーンのアルバム「Odyssey」。ジョー・リン・ターナーがボーカルで参加しているってことでアメリカで売れたアルバムらしいが、この頃はもうインギーあまり聴かなかったんで掠った程度で後追い、になるのかな。インギーの作品ってのは実はあんまり興味なくてギターの音は結構好きなのでギタリスト的に興味があるだけで曲とかはホントギターソロのためにあるもんだろうとしか思ってなくてさ。実際ほとんどのアルバムやライブでもインギーがひたすらメインになってて曲やバンドなんてのはオマケでしかない、くらいに聴こえるしステージングだって自分だけが目立てば良いって感じだし、そこまでやれば立派だろってくらいには目立ってる。だから著名なボーカリストと組むってのは結構彼にとっても新しい試みだったんじゃないだろうか…って最初がグラハム・ボネットだからそうでもないのか。

 んで、「Odyssey」聴いてちょっとおもしろいな、って思ったのはジョー・リン・ターナーが結構前に出ているからインギーのソロアルバムってよりももうちょっとジョー・リン・ターナー色が出てて良い感じのバンドに仕上がってるって所か。事故後ってのもあるのかとんでもなく弾きまくってもいないから適度にギターインプロが入ってなくてバンド的なニュアンスになってるってのもあるみたい。もっと弾けよ、って思うが、それくらいが丁度良かったのかも。もちろん超絶フレーズは所々で出て来るけど、歌のあるところでは邪魔しないし、一方の歌ももちろんギターを邪魔しないから良い感じ。ホントに心地良いフレージングのオンパレードですなぁ、この人は。手癖だけど(笑)。でもこんだけ引き出しあるのはやっぱり凄いよなぁ…。ジャケットはアレだけど中味はアメリカ的ヨーロッパ的な雰囲気が入り混じってて面白いから売れたのもなんとなくわかる。






Alcatrazz - Live Sentence

Alcatrazz - Live Sentence (1984)
ライヴ・センテンス (紙ジャケット仕様)

 ロックってのはさ、基本的に暗い音が多いし英国ロックなんかも含めてそういう系統の方が重さと深みを持って聴けるし好みでもある。だからってロックが暗いワケじゃなくてマイナー進行なものが多いってだけでその方が響くんだからしょうがない。それでいて激しく熱くプレイしまくるっていうのがあるからさ、音まで全て陰鬱系なのも好きだけど、やっぱりハードにドライブしてるロックの方が聴きやすいしわかりやすいわな。ってことでそうかそうか、グラハム・ボネットか…って事でレインボウには行かずにMSGの後に組んだアルカトラズへと駒を進めてみた。

 1984年1月の初来日公演をもちろん数多くの編集と共にライブアルバムとして当時からリリースされていた「Live Sentence」。セカンド・アルバム「Disturbing the Peace」を出す前にさっさとのこのライブアルバムがリリースされてさ、あの衝撃のファーストアルバム「No Parole From Rock'N'Roll Tour」から時間を開けずにリリースされたこの「Live Sentence」はアルカトラズの無茶苦茶さを更に印象付けたように感じたものだ。たまたま好きなヤツがいて結構聞かされたもん。音が凸凹してて聴きにくいな〜と思いつつも聞かされたからやっぱり覚えてる(笑)。インギーのプレイが実際はもっと無茶苦茶だったとか曲順も全然違ったとかってのは今の時代になってからのお話で、当時はこれがアルカトラズのライブってヤツだってことが既成事実だったってことだ。全くとんでもないギターと歌だなぁ〜ってのが当時の印象。曲がどうのとかもう後回しでギターしか聴いてなかったもんね(笑)。

 改めてライブアルバムとして聴いてみると、確かに無茶苦茶な編集の後が耳に付くんだが、ライブのテンションの高さは勢い余ってるバンドの生々しい初来日公演がそのまま詰め込まれてて、何の物怖じもしない俺様インギーのプレイがこれでも控えめに編集されたと言われながらもこんだけ弾きまくってるのかっつうくらいの弾きまくり。やっさんの歌声は所々苦しくなってるように聴こえるんでその辺がややマイナスだがインギーはもう突っ走りまくってて凄い。今聴いてもこのわがままぶりは凄いと思う。DVDの方はもっと生々しく未編集に近い状態で見れたような気がするんで今度比較してみようかな。






The Michael Schenker Group - Assault Attack

The Michael Schenker Group - Assault Attack (1982)
Assault Attack

 ほぉ…、マイケル・シェンカーがスコピのリズム隊とドゥギーを率いて来日公演ですか…、んで、え?は?何それ?ってのが何とグラハム・ボネットバンドも一緒に来て前座やるとか?何じゃそれ?グラハム・ボネットって自分のバンドあんのか、今?ってくらいには情報に疎い人なのだが、レインボウの曲をやるらしい。ん〜、この人達ってもう普通の大人の会話する関係になってるってことなんだろうか。それともまたライブのチケット取って当日になってハラハラしちゃうのかな(笑)。ライブ出て来るかな〜、出て来ても最後までやるかな〜とかいつもそんな心配しちゃってるしさ、いいのかよプロなのに(笑)。

 ってことで意外と大好きなMSGの初期作ってウチのブログに出て来てないのか?と気づいた次第。1982年の三枚目のスタジオ作「Assault Attack」。もちろんボーカルはグラハム・ボネットによる唯一作、バンドに誘ったコージー・パウエルは入れ違いにバンドを抜けてしまって共演にはなってないのだが、自分的にはテッド・マッケンナのドラムも好きなのでこのアルバムは最初はグラハム・ボネットの声がちょいとダメだったかな。オープニングからギターのリフとかソロとかもう大好きなんだけどこの声で来るか〜って感じでね、高校生くらいの頃にそう思ってた。もちろんその後普通に聴いてたんでそういう印象も薄くなったけど、それでもやっぱりやっさんのこの歌はマイケル・シェンカーを聞いていると結構不思議感に襲われる。声も自身を主張してるのに、ギターも思い切りマイケル・シェンカーだしさ、バンドとしてはちょっと釣り合い取れなかったんだろうなぁと思ってしまうな。どっちも個性的だからさ。

 そういう意味では奇跡の一枚かもしれないし、どちらも絶頂期だからカッコ良さ抜群でさ、勢い出まくってるもん。HR/Hmとかナントカじゃなくてこういう音がスタジオ盤でもキチンと出せてエネルギー出せてるってのはなかなか無いんじゃないかなぁ…、凄く良く作られてるのにバンドのパワーがそのまま出てる。やっぱり勢いに乗ってたんだろうとしか思えない。今聞いても古さなんてまるでなくってカッコ良さとパワフルさが前に出て来る。メタルのノリってんじゃなくてハードロックの延長線なんだけどとにかくカッコ良い。ギターの一つ一つの音が際立ってて、更にグラハム・ボネットの歌がアルバムのテンションを更に上げててね。代表的な曲も幾つも入ってるし、やっぱMSGの初期は最高だ。この熱さが再現されるんだったらライブも見に行きたいけどね、もちろんそこまでは出来るはずもないだろうからどうすっかな〜と思案中。でも、久々にギター堪能したいな…。




Janis Joplin - Janis Joplin: The Woodstock Experience

Janis Joplin - Janis Joplin: The Woodstock Experience
Janis Joplin: The Woodstock Experience (Dlx)

 ふと頭の中でず〜っと鳴っている曲があった。曲ってか歌、だな。あぁ、やっぱいいな〜、こういうの、って思いながら頭の中でリフレインを繰り返しててね、久々にホンモノ聴きたいな、って思って引っ張りだしてもちろん聴いたんだけど、こんだけ聴いててもやっぱり聴きたいって思って聴くとやっぱり感動するってのはやっぱり凄いよな、と。それhもう魂の叫びとしか言えない、即ち本気でホントに魂懸けて歌ってるからだろうし、それが響いちゃうっていうことなんだろう。死んで45年経ったって変わらないんだから凄いよな。

 頭の中で流れてたのはジャニス・ジョプリンの「メルセデス・ベンツ」なんだけど、まぁ、その辺はもう書いてるんで折角だからもっともっと白熱したのを聴こう、ってことで「Janis Joplin: The Woodstock Experience」。初っ端からまずぶっ飛びます。間違いなくぶっ飛びます。これがロックです、はい、以上。…って言いたいくらいのエネルギッシュさ白熱具合、熱唱ってのはこういうもんだし熱いってのはこういうもんで、音がどうのとか気になるレベルを大きく超えているロック、これこそ。だから70年代ロックは辞められないんだよ…70年代じゃないけどさ、これ、でも、そういうもん。こういうライブって今時のバンドの音で出て来るか?無いよ、多分、こんなの。でも、こんだけ熱いの出来るか?そういうのあるか?これがロックだよ、ホント。それに痺れてン十年もロック聴き続けてる奴がたくさんいるし、自分もそう。理屈じゃない、ってのはこういうことだ。

 この頃ってそっか、「コズミック・ブルースを歌う」の頃なのか。まぁ、ジャニス的には色々と考えてたんだろうけど、今となっては未発表曲とかも多いし、そんなのよりもこの熱いライブがきちんと残されてて今でも感動できるライブってのが重要で、もっと言えばウッドストックに於いては、これほどのジャニスのライブですら霞んでしまうくらいのパフォーマンスをしていたバンドも他に多数あるってのも恐ろしい話で、やっぱりこのヘンのバンドの凄さは圧倒的だったんだよなとつくづく感じる。だってこのジャニスのライブ、ちょっと音上げて聴いてみてよ。ソウルでもロックでもいいけどそういう魂の叫びの塊だよ。バックの音だって上手い下手とかじゃなくてジャニスの歌の感情と一体化しつつ起伏に富んだ演奏なワケで、そういうのが良いかどうかはともかく、そういう風に聞こえるし、リズムキープとかそういう次元じゃなくてジャニスの心臓の鼓動に合わせたリズムが流れているような感じで、とにかく感動の嵐。どこを取っても凄い、素晴らしい。さらりと片付けておくライブ音源じゃなくて何度も何度も何度も聴いて聴き込んで感動しまくって細部まで追求しておくべきライブアルバム。これぞライブでしか出せない感動。

 …いや〜、久々に感激しまくっちゃったんでついついこんな風に書いてしまった(笑)。ロックはやっぱりライブが一番だよ、うん。



Ry Cooder - Into the Purple Valley

Ry Cooder - Into the Purple Valley (1971)
Into the Purple Valley

 人間は欲深い生き物である…とは誰の言葉だったか、確かにその通りだしそれが故に世界は混乱しているし諍いも起きるワケで、そこまで考えなくても身の回りでもそんな欲とエゴのぶつかり合いに巻き込まれることもある。真っ向からどうのこうのとアレコレやる気はもう既にないし、勝手にやれよ、くらいにしか思ってないんで基本的には無関心なのだが、降り掛かってくるものもあってね、それはしょうがないから何かしらやらないといけないんだけど、面倒だよな。でもそれが人間だしそういうのがなきゃロックだって熱い音とか出てこないんだから裏返しな事もしょうがないのだろう、と大人の考え方してみる…が、やっぱ許せんこと多数(笑)。

 ライ・クーダーの1971年リリースのセカンド・アルバム「Into the Purple Valley」。ライ・クーダーってのは自分的にはなんとなくブルース関係の類で知った人だったので若い頃から聴かなきゃいけない人だと思ってたんでレコードは結構な枚数持ってた。いつもいつも聴く度に、買う度に面白くないんだけど聴かないとな〜、いつかきっとわかるようになるんだろうし、こういうのもブルースの範疇だし…なんて思ってたんです。でもやっぱりあんまり好きになれなくて、好きなのは「Boomer's Story」というアルバムくらいか。他のはいつも途中で聴かなくなっちゃってた感じ。なんかかったるくて眠くなっちゃうんだもん。ギターも凄いのが派手に入ってるワケじゃないからそっちを聴くっていう聴き方もないし、なんかダメだな〜って。

 改めて聴き直してみてなるほど、そりゃそうだ、ブルースとかじゃないしカントリーやブルーグラス、ブルースもあるけど基本的にアメリカの音、アメリカの音楽をやってるんだから自分の好む音とは結構離れているんだな。マイク・ブルームフィールドがやってた、やろうとしてたのと結構近しいのかもしれないな。こっちの方がもっと土着的でレイドバックした感じなので余計にダメ。クラプトンのレイドバックとかもダメな人間なのでそりゃそうでしょ。ただ、上記の理由で結構聴いてたのは聴いてたからこういう音世界ってのを早い時期に知ることが出来たってのはある。カラッとしたアメリカンな雰囲気の良さとか心地良さなんてのはアメリカのこういう世界でしか味わえないものだからね、自分でやりたい、やろうとする音じゃないけど聴く分にはあって然るべき音、という区別がようやく出来たかも(笑)。

Boomer's Story
Ry Cooder
Warner Bros / Wea (1994-10-19)
売り上げランキング: 40,973






The Reasoning - Adverse Camber

The Reasoning - Adverse Camber (2010)
Adverse Camber

 日々日々思うことが幾つかあって、いつも今日のブログの出だしはこの事を書こうかな、って思うんだけど家でブログ書こうとすると大抵忘れてる。何だっけな〜といつも思うんだけど大した事じゃないしメモしておくほどのことでもないから覚えてないし、いつもどうすっかな〜って思うんでネタとしてメモったりすべきかもしれん。今更そんなこと始めてもしょうがないからいいやって気になるのは関の山なんですが。

 2010年にリリースされたThe Reasoningという英国のネオプログレッシブシンフォニックハードなバンドの3枚目の作品「Adverse Camber」。ジャンル名は勝手に付けてるんで実際どう呼ばれてるのか知らないです。どこかStone Rosesのセカンド「Second Coming」を最初に聴いたような感覚だけど、それはどこかZeppelinとは言わないけど、その系統のリフから始まるっていうアルバムに対する例えなワケですな。耽美的なハードロック…ってイメージ付かないんだろうけど、そういう世界。汗かくハードロックじゃなくて憂いのある女性の歌うハードロック、だから音も粒揃いで上品な感じに聴こえます。ちなみにこのボーカルのレイチェル嬢は元々Karnatakaのボーカルさんなんで安心してあの歌声が聴けます。好きなタイプの歌声なんでバックの音が多少ズレてても聴けるんだけど、このアルバム「Adverse Camber」は割とハードに頑張ってるんで結構イケます。

 しかし熱唱しないハードロック…ってハードロックとは言えないからシンフォニック・ロックな括りなんだけどギターの音は歪んでるし基本4ピースの音だしユニークな世界だ。もう何枚もアルバム出してるしベテランの域に入りつつあるんだろうし、レイチェル嬢も既に結構な大人になっているだろうし、その落ち着き加減も作品の安定性に一役買ってるのかもね。なかなか聴くことのない肌触り感が割と好ましいバンドの音で良いです。今回のアルバムジャケットはちょっと残念な部分もあるけどね。





Frank Zappa - Ship Arriving Too Late to Save

Frank Zappa - Ship Arriving Too Late to Save (1982)
Ship Arriving Too Late to Save

 iPhoneの中味は割と定期的に替える事が多い。アプリとかのバージョンアップとかもあるしそもそも容量が少ないからたくさん入れられないってのもあるんでチマチマと入れ替えてる。ちょっと聴いてつまんねぇなって思って削るのもあればず〜っと入れっぱなしのもあったり、そのヘンはマチマチだな。iPhoneで音聴くのは外出時だから繊細なのは入れても聴けないってのもあるんで明らかに家で聴くのとは異なるし車で聴くのとも異なる。だから割とうるさめとか軽いのとかギュインギュインしたのが多い。HR/HMからブルース・ロック、脳天気な系統などなど(笑)。その脳天気な系統から入れてあったのがコイツ。

 Frank Zappaの1982年作品「Ship Arriving Too Late to Save」。娘のムーン・ザッパが「Valley Girl」のボーカルをやっててアメリカでそれなりにヒットしたってのが話題なアルバムですな。自分的にはあまりにも音が80年代の古さを物語ってしまっている作品なのでロックな耳では聴きにくい作品という印象はあるんだけど、ザッパのアルバムの中では一二を争うくらいのポップさ加減なんじゃないだろうか?当然変拍子やらヘンな音とか妙な仕掛けはアチコチで聴けるので一筋縄ではいかないポップスではあるが。底抜けに明るい音楽集団、そうそうスティーブ・ヴァイもギターでの音作りに参加してる…音作りってのはクレジットが「Impossible Guitar」だからさ、ギターで出せるあらゆる音の担当なワケよ。ヘンな効果音とかいっぱい入ってるから多分そういうのをギターで出してるんだろうな〜。それにしてもベースのチョッパーの嵐が凄くて、ヘタなファンクフュージョンバンドなんか目じゃないくらいのブリブリバキバキぶりで…やっぱりザッパのバンドだから只者じゃないのは当たり前か。

 そしてアナログではB面だったザッパお得意の変態曲のオンパレード。決して聴きにくい音にはならずに聴きやすさを貫き通り、また楽しませるエンターティメント性も必ず失わず、それでいてシュールで完璧な演奏で観客を呆れさせて楽しませて魅了するという高度なパフォーマンスそのものがここに凝縮されている。ザッパってな〜って思ってる方はこの「Ship Arriving Too Late to Save」を聴くとポップでキャッチーな側面とザッパの音世界が両方聴けるんで美味しいかもしれない。ヴァイもいるし、ってことでどう?しかしドラムの音だけは許せんのだよな〜これ(笑)。





Karnataka - Karnataka

Karnataka - Karnataka (1998)
Karnataka

 なかなか車の中に入れっぱなしのライブラリとかiPhoneの中のライブラリって入れ替えたりしないもんで、増えてくのはあるけどメンテナンス的にはあまりいじらない…特に車の中のはそんな感じでいつも飽きたな〜ってのばかり流してたりするんだけど、さすがに意を決して先日相当数を入れ替えた。40枚位アルバムがHDDに入ってたんだけど半分くらいは入れ替えたと思う。ただ、チマチマ入れ替えるならいつの間にかって話だけど意図してやろうと思うと時間かかって大変だな〜と。数時間車の中に篭っててうんざりしてきたんで止めたんだけどさ、やっぱどっか行く時にチマチマと入れ替えたりすべきです。

 Karnatakaのデビューアルバムともなった1998年の作品「Karnataka」。バンドのデモテープに毛の生えたものがファーストアルバムになったと言う話だけど、どうしてデモなんてレベルは優に超えてるのは当たり前だろうか。既にバンドの方向性や憂いのある歌声にサウンド、幅広いアレンジが聴けるのだから作り直す必要性もそれほどなかったのかな。いつ聴いてもレイチェル嬢の歌声は特徴的で可愛らしくもありモノ哀しくもあって独特な歌声が素敵だ。バンドの音はやや軽めになってるからそのヘンはまだまだって雰囲気あるけど、そう思うとバンドそのものはさほど変化しなくても音の作りこみで雰囲気ってのは全然変わるってのも分かるね。音圧高めて若干ベース音上げてレンジ広げれば結構な作品な音になりそうだもん。

 ファーストアルバムだからか、ややキャッチーさが前に出ている曲が多くてどうにも中途半端なカテゴリになるようなサウンドとも言える…プログレとかケルトとかって雰囲気を前面に出しているワケでもないから普通に自分たちで出来る音、やりたい音を出してまとめてみました的な雰囲気は大いにあるんじゃないだろうか。まだ普通にロックとポップスの中間域にいるってのが分かる感じ。ただ、やっぱ暗さがあるのは特徴的で、やっぱりレイチェル嬢の歌声が個性的な所が良いんだろうなぁ。もちろん曲調とのマッチングもあるんだろうが。





Arch Enemy - Doomsday Machine

Arch Enemy - Doomsday Machine (2005)
Doomsday Machine

 気分で音を聴く…これを繰り返していると何だかワケの分からない趣味嗜好になってしまって、結局集中しきれないと言うか、音の整理が頭の中でまとまらないと言うか…、普通はそんなこと気にしないでいいな〜ってのを聴いてれば良いだけなんだろうけど、どうしても「あれ?こういうのってあのバンドとか違ったっけ?」とか「この雰囲気って…」とか気になったりするんである程度は似通ったものを何枚か聴いてる方が馴染みやすいかもしれない。そういえば、皆どういう風に聞くアルバムを選ぶんだろ?気分とかの一言じゃなくてロジックが何かあると思うんだけど…。

 Arch Enemyの2005年の作品「Doomsday Machine」。まぁ、書くと色々あるんだけど、そもそもデスボイスとかデスメタルとかスラッシュメタルとか全然ダメで面白さなんて分からなかったし聴くこともなかったんでこういうのがうちでもチラホラ登場し始めたのは明らかにネットを介した情報の影響。吉か凶かと言われればどっちかわからないんだが(笑)、吉と取っておきましょうよ、せっかく面白い世界に出会えた事だし。もうさ、古いロックばかり聴いてる輩(自分も含めて)って聴くものに飽きててさ、新しいの…年代的にね、最近のじゃなくても自分たち概念で新しいの、って意味ですが、そういうのを聴いていくべきで、そこに進めなきゃやっぱ聞かなくなっちゃうワケよ。だから深堀りもあるけど幅広げるってのしないとさ。だからと言ってArch Enemyってのも極端なんだが、初期は良い、ってのはわかったんでこのヘンを聴いてみたのだ。オススメってのもあったけど。

 自分の感覚ではアンジェラの歌声はやっぱ無理があって曲全体を平坦にしちゃってるな〜って印象。もっと絶望感の漂っていた初期は良かったし、メロディアスなギターも生きてた感じがするけど…、これはこれでひとつの無機質さが良いのかも。メロディアスなギターも随所で聴けるんでその意味ではさすがだな〜ってのがわかるようになった。序盤はテンション高くモロにArch Enemy的な曲が進み、ミドルテンポでの正にメロディアスなギターを聴かせるアレンジを入れて曲とギターのメロウさを打ち出してくる…いいねぇ、このギター。昔はそういう所まで聴けなかったけど慣れてくるとそういう方に耳が行くので普通に聴けるようになった。見事マイケル・シェンカーなメロディアスギターです。





Velvet Underground - Vu

Velvet Underground - Vu
Vu

 日々結構色々聴いてる時もあれば何も聴かない時もあったりと疎らな自分の音楽鑑賞趣味ではあるが、それに加えて聴く音楽のマチマチさも幅広くなっててワケ分からん(笑)。今週はそういうのをそのまま書いてみたけど、書いてる以外にも色々と聴いてるのも勿論あって、他にもブログに既出のヤツとかまだきちんと聴けてないのとか、聴いてて気分じゃなかったので止めちゃったとか色々ある。支離滅裂にしか見えないけど音楽聴く時ってそういうモンだろ、ってのもあるな。

 Velvet Undergroundの未発表曲集として知られていたラストアルバム的な位置付け…とは言いつつも1969年の録音が1985年にリリースされたという代物「Vu」。いつ聴いても不思議な感覚に襲われるヴェルヴェッツなのだが、時間が経てば経つほどこのバンドの持つ浮遊感や透明感が浮き彫りになってきて決してアンダーグラウンドシーンでの妙な雰囲気のバンドという感じではなくなってきている。それは多分事実じゃなくて、今の時代に聴くとそう聞こえるというだけだろうけど、それでもかなり良質なポップスの部類に聞こえるんだよね。アメリカだからメロディもキャッチーに出来てるし、アレンジはそりゃ実験的だけど今となっては普通にあるアレンジや音使いになってるからヘンでもない。そんな事を思いながらフワフワ〜っと聴いてた。

 自分は対してヴェルヴェッツに愛着はないし聴き込んだっていう程は聴いてないからアレコレと書けるほどじゃないけど、このアルバムに収められた曲はどれも最初期の作品群とは大きく異る傾向にあるのは確実だろうし、ともすればプリンスなんじゃね?くらいの曲だってある。これはこれで面白いし聴きやすくて良いが、ヴェルヴェッツとしてはどうだろう?ってのもある。それでも別にいいんだけどね。昔好きな友人に「Vu」ってどうなんだ?って訊いたら、聴きやすいけど薦めないって言われた事ある。なるほどね、ヴェルヴェッツってバンドの本質から離れてしまうからだろうな。ルー・リードのソロ作ならいいんだろうけど。

 でもね、今となって聴くならヴェルヴェッツってこういうのもあるんだよってことで自分は薦めたいアルバムのひとつになる。変なイメージだけじゃなくてここで聴けるルー・リードの深みってのもあるし音の軽やかさとの対比なんてのも味わえる。でも…ヘンでしょ?そしてカッコ良さがあるでしょ?ってね。







Mott The Hoople - Live 2013

Mott The Hoople - Live 2013
Live 2013

 先日イアン・ハンターが来日公演を行っていたことはその前後に知ったんだけど、見れたら見たかったけど今のイアン・ハンターを見てどうのってのも無いからしょうがないかな、なんて思って納得させている自分がいたりもします。そりゃ見れれば見たいよねぇ…。それは元より、ここ何年か…何年っても長いけど、少なくとも若い頃よりも全然圧倒的に好きになっているのがMott the Hoopleってバンド。それこそ昔からどのバンドのインタビュー見ててもMott the Hoopleはクールだったってのがアチコチで出て来るし、パンクスからも絶賛だったワケだしってこともあって若い頃から聴くバンドになってはいたんだけどそんなに心して聴いてたバンドじゃなかったんだよ。それが何度か色々と聴いてるウチに今じゃスゲェ好きなバンドになってて聴く度にその良さが増していくというか…、そういうのもまだまだあるんだよね。

 ってこともあって何かと聴いてるのはもちろん普通のオリジナルアルバムなんだが、すでに全部ブログに出揃ってしまっているのでちょいとズラして2013年に行われた再々結成時のライブアルバム「Live 2013」。これリリースされてたのか、と言うのすら知らなかったんでファン失格なのは間違いないが(笑)。2009年の再結成ライブの「Live at the Hammersmith Apollo 2009」ってのは知ってたんだけど2013年のもあったんだ。英国でもMott The Hoopleのライブって結構なヒトが集まるらしいし、やっぱり伝説的なバンドに入ってるらしいんだよね。日本じゃ全然そういうのないけど。そういう所が後々に響いてくる音なのかもなぁ…、だってさ、あのプログレッシブバンドの雄とまで言われたピンク・フロイドが今や大衆に最も愛されるバンドに入ってきちゃうんだよ?多分Mott the Hoopleもそういうトコあるかもしれんと踏んでるんだけど、英国では既にその領域な感じ。

 さて2013年のライブって…イアン・ハンターは70歳超え、バンドだって60代だろうけど元々シンプルなR&Rだからか全然そういう意味では演奏力の衰えとかを感じる必要もないんで、イアン・ハンターの歌がどれだけってなとこになるか。ミック・ラルフスのギターは常に安定しているし、パワーで聴かせるバンドでもなかったから長寿だって話なんだろうね。だからライブアルバム聴いててもそりゃイアン・ハンターの声の衰えはあるけどヘタになってるとかそういうんじゃないから別に違和感ないし、安定したロックアンセムをいくつも歌っている、そんな感じで観客も何か温かさを感じるし良いライブだな。後半の名曲群のオンパレードによる盛り上がりなんて最高だもん。

Live at the Hammersmith Apollo 2009
Mott the Hoople
Ais (2010-06-15)
売り上げランキング: 166,713









Philip Sayce - Ruby Electric

Philip Sayce - Ruby Electric (2011)
Ruby Electric

 何かを聴くって時ってさ、アレが聴きたい!と頭の中で鳴ってる時もあれば誰それが聴きたいな〜なんて思ってるだけどの時、iPhoneライブラリ見ながらあるものからチョイスするだけの時、まぁ、適当に流しておこ、みたいなのとかあるんだけど大抵後者の部類になってることが多くて頭の中で鳴ってるくらいに聴きたいってのは割と薄れてきたかも(笑)。いや、頭の中で鳴るくらい聴いてるからもう脳内再生できるし…ってね。となると気分でこういうの聴きたいな〜とか聴いてみたら違うな、とかそんな話で、それもライブラリがあるからチョイスできるワケでしてね、皆そうだろうけど、その時その時で聴きたいものって変わる事が多いからね。

 フィリップ・セイスというブルースメンの2011年の三枚目のアルバム「Ruby Electric」。ちょいと前に友人が貸してくれて、これまでに聴いたフィリップ・セイスのアルバムの中では一番良いんじゃないかな、って言ってたんでそりゃ嬉しいなと思ってね。フィリップ・セイスって人に対しては割とまだまだだろ、みたいに思ってしまっていたんでそんなに追い掛けて聴くほどじゃなかったし、こういう風に聴かせてもらえるとありがたいよね。…ってことで紙ジャケのCDを聴くワケです。いや〜、初っ端から結構ビックリ。この人こんなにアグレッシブなブルースロックやるようになったの?みたいな感じでさ、どっちかっつうとブルース・ギタープレイヤー的な感じだったから曲とか音全体が歪んだロックって印象はなかったし、歌もそんなにダーティなの出てこなかったと思ってたけど、ここじゃまるでジミヘンとかSRVになりたがっているかのようなバンドの音だしギターの音だし、バンドの曲のアレンジだし随分と普通にブルースロックじゃないの、なんて。元々ギターのセンスとかはあるんだからどういう方向に進むかだけだったのかもね。まだこの路線って決まってるんじゃないだろうけど、その進化にびっくりした。

 んで聴いてるとさ、伸び伸びとギターを操って弾いてるワケよ。ワウペダル踏んだり歪みからクリーンへと音変えてったり、そこでは昔のジャズコーみたいな音が入ってたり…、いや〜、聴いてるとコレ、ストラトのトーンだな〜、やっぱ良いリバーブするな〜とかあるから機材は古いんだろう(笑)。歌メロも割と聴きやすい風に作られてるしそこそこメロディアスだから何かのきっかけアレばもうちょっとブレイクするんじゃないかなんてのもあるが、時代的にはちょいと難しいかな〜、新しい事は何もないし(笑)。でもね、安心して聴けるしカッチョ良いアルバムです。バラードチックな曲がちょっと多いからやや気分マイナスになるのがアレだけどギターの音色は気持ち良いししっくり来る作品です。



The Prodigy - The Fat of the Land

The Prodigy - The Fat of the Land (1997)
ザ・ファット・オブ・ザ・ランド

 自分が全く聴かなかった音楽ジャンルの類に割と平気で進めるってのはやっぱりネット時代になってからだな。レコードとかCD買わないと聴けない時代ってのはそこまで余裕ないから漁り切れないし、友人のトコいって聴くとか貸してもらうって言っても既にその友人って範疇が自分の好きなジャンルの世界にいる人間だからぶっ飛ぶほど異なる世界を聞いている人間が多いわけじゃないしさ、やっぱり新しい刺激って欲しいけど難しい、こだわりとの一線があるし、みたいな。そのおかげで色々なものをリアルタイムで聞き逃しているし聴けてないのも多い。それがネット時代になると、そこかしこでそれぞれの気になるものの音がどんなものなのかってレビューだったりが読めるからかなり助かるし、実際に音聴けるようになってからは更に加速した。それまではネットで見つけてHMVなりTowerrecordなりに行ってみたりしてたけどさ、そんな時代は一瞬だったな。

 そうでもなきゃ聴くこともなかったであろうThe Prodigy。当時から話題にはなってたけど全然聴く世界でもなかったが、ちょっと前にふとしたきっかけで聴くことがあったので聞いてみたらスゲェことに気づいたというアルバム「The Fat of the Land」。自分が最も苦手なダンスとかハウスとかテクノとかそういうユニットなんだろうってくらいにしか思ってなくて、CD屋行っても当時ガンガンプッシュしてたしCD流れてたけど全然興味なくてねぇ…、あのカニのジャケットのヤツ、また流れてるのかとかそんな感じ。まさか聞くことがあるとは、ってのと聞いてみたら思いの外強烈だったというのも面白い。基本的にテクノやハウスやダンスな音なんだけど強烈なロックがそこに存在しているんだよ。それが不思議でさ、所詮音でしかリスナーは聴けないし、そこで感じるしかないんだけどロック好きな自分的には音楽の装飾はともかく根底のロックが聴けるからこの音でも聴けるって言う…、だから似たような複製バンドじゃダメなんだろう。The Prodigyだからこそ、そこにあるスピリットがロックだからこそ聴けるんじゃないかと。

 1995年にDavid Bowieが「Outside」って暗いアルバムを出して、かなり好きだったんだけどその中に「Hallo Spaceboy」って曲があってさ、当時のバンド仲間と「これはパンクだ」って言ってたんだよ。出て来てる音は割とハウス的な感じなんだけどやってることがパンクで…いや、この理屈が判るかどうか別としてね。そういうスピリッツで占められたのがこの「The Fat of the Land」って作品な感じ。ドラムンベースとかもちょっと興味あったんだけどなかなかロック的なエッセンスを感じるバンドがなくていつしか忘れてたけど、The Prodigyってこんなバンドだったんだってことを知った次第。メタルフェスとかにも出て来ちゃうんだから異種格闘戦で戦えるバンドなんだもんな。凄いわ。ガンガン聴いてるとガツンと来てびっくりしたバンドでした。







Demoniac - The fire and the wind

Demoniac - The fire and the wind (1999)
The fire and the wind

 ロックの世界でもやっぱり突然変異ってのはあんまり出て来ることもなく、やっぱり然るべきルーツがあってそれが何かと融合することで新しい音が出て来たり時代の寵児となるバンドになったり時代を代表するバンドになったりするのだ。売れているから長寿だからってのとはちょっと意味合いが異なってて、どっちかっつうと後で評価されるって類かもしれないな。もうロックって60年以上あるから既に腐ってきてるし進化も止まってる部分もあるようにも感じるけどまたどこかで突然変異の波がやってきて前に進むんだろうと。リバイバルって手も出て来てるし、楽しませてもらってます。

 Dragonforce聴いてるとどっからこういう連中は出て来るんだろう、あのブラストビートはまだスラッシュメタルとかの速さを突き詰めていった結果としてわかるんだけどさ、メロディアスなトコとかやっぱ新しかったワケだろうし、何であんな音になったんだろ?なんて思ってTwitterで呟いてたらその筋に詳しい某kazz_asaiさんから「デスメタル上がりですからね」なんて一言教えてもらって更にDemoniacってバンドも一緒に教えてもらいました。フムフム…とDemoniacを聴いてみるのだった。アルバムは「The fire and the wind」ってのがあるらしいがYouTubeである程度聴けるんでとりあえず聴いてみたら驚いた。そうか、そういうことだったのか…と。Dragonforceの主要メンバーはそもそもオーストラリア在住の英国人?とかだったらしく、そこでバンド組んでやってたのがこのDemoniacってバンドなのでギターとかはあの二人そのまま、即ちDragonforceの原型バンドなんだが、なるほど音はそのままでやろうとしている方向もしっかりとわかる作品になっている。ただ、これきいただけじゃDragonforceのあの音にはなかなかならなかっただろうこともわかる。音楽の進化の過程をちょこっと垣間見れる作品として面白いね。

 歌はデスボイス…ってかデスボイスってのも自分的には2種類あるんだよなってのもわかってきてて(笑)、ナチュラルに歪ませて歌ってるデスボイスの方はまだ聴きやすい…聴きやすくないけど聴きやすい(笑)、ヘンに歪ませてるのはちょっと面白くないけど。その意味では昔のハードコアパンクなんかは聴きやすい類の歌声だったワケ。話逸れたけど、聴きやすい系のデスボイスにブラストまでは出来ないけど普通に速いことがやりたいんだ的なドラムが入ってて、ギターはある程度完成形に向かっている途中だってのもわかる。アレンジなどは稚拙だけど正に原型的なバンドで若い頃からメタルが好きで色々やってみて自分たちのやりたい音を探して作っているってのがホントよくわかる音が記録されてて楽しめる。それだけの意思と意欲があったからこそ今のDragonforceなワケだなと納得。バンド仲間皆がオーストラリアから英国に移住するとかなかなか出来ないでしょ。そういうのもあって突然変異的な位置にいるけどやっぱりルーツもあるし並大抵以上の努力ももちろんあるからこその成功…、うん、アルバムってのはそういう意思とか想い入れってのが作り手にあるものが良いね。







Dragonforce - Inhuman Rampage

Dragonforce - Inhuman Rampage (2005)
Inhuman Rampage

 趣味嗜好が変わっていくってのはもちろんあるんだろうけど根本的には三つ子の魂百までってのはあると思う。人生生きてて面白いのはその土台になっている趣味嗜好ってのとその上に新たな趣味嗜好が乗っかるということで、三つ子の魂百まで持ちつつも更に上積みで多様なモノが乗っかるから結局幅広く奥深くなっていくワケよ。だから自分の趣味が変化したって思わなくてもいいし、自分の趣味が広がった、深まったという感じでいいんじゃないだろうか。それは自分のポリシーとかスタイルとかというこだわりとは相容れないものもあるけどさ、そんな風に広がりを感じることがあるし自分でもこういうの好きなんだな〜とか思うこともあるし、音楽ってのは常に新しいのが出て来るからそういう音に対して自分で好き嫌いが判るまでってのが割と大変でさ、素直に聴いときゃいいんだけど過去の蓄積が邪魔することも多いし(笑)。

 メタルシーンの中ではかなり特異なポジションにいるのだろうことが段々わかってきて今じゃ結構好きなバンドになっちゃってるDragonforce。自分の過去のブログ記事とか見てると全然受け付けなかったみたいだし理解不能だったらしいが、確かにその通りだ…(笑)。それがさ、割と何度も聴いちゃったりしてて、その理由はこれだけブラストビートの嵐でメロディアスだとメチャクチャハイテンションになっちゃうんだよね。しかも覚えやすいメロディだから耳障り良いし、ギターは聴いててとんでもなく凄いし速いしあり得んくらいだし、それでも華麗にキメてくれてて心地良いしってことで緩急豊かな楽曲の表情も併せてどの曲がどうとかどのアルバムがどうとかってんじゃなくてDragonforceのこの新境地ってのはもっともっと評価されていくんだろうな〜とか感じるワケ。んで、聴いてると段々アルバムとかアレコレ判ってくるから面白いモノで(笑)。どれもこれも同じ音にしか聴こえなかったのが楽しめるようになっちゃうんだもんなぁ…。

 3rdアルバム「Inhuman Rampage」はメジャーキーを使わずに制作する云々みたいな事があったらしいけどそういうのもあんまり気になること無く…いや、多分そういうポリシーが込められているから気合入ってるのかもしれない。だからバンドとしてはシーンの中での立ち位置を獲得したという作品ではあるらしい。そのヘンのお話はリアルで体感してないからわかんないんだけど、作品として聴いてるとやっぱり面白いな〜と。ギターソロが長いという酷評もあるけど自分は好きだから気にならないかな。ただ、フレーズに似たようなのばかりなんでそういう意味では飽きられるってのもわかるが、ただこのスピードの中でのフレージングってそうなるだろうし、とは言えこのピロピロギターが心地良いのも事実だ。そういうのを取ってもユニークな存在なバンドだしガンガン流しててもうるささはさほど感じないってのもこれまた面白いもので、流れていくんだな。そのへんの境地ってのが狙ったワケじゃないだろうけど凄い。さらにその中で速い速いと聴かされつつ、もっと速い曲があったりもするんだから恐ろしい。あ〜、すっきりする音だった(笑)。





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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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