Tower of Power - Back to Oakland

Tower of Power - Back to Oakland (1974)
Back to Oakland

 暑苦しい時に暑苦しいサウンドを聴くと更に暑苦しくなるんだが、音楽そのものにハマっていけばそういうのもさほど気にならない。が、ハマるってのが難しいんだよな(笑)。ここのトコロ結構ハード&ヘヴィー系なものを好む傾向にあってそっち系のが多くなってたんだけど、ブルースなり英国系なり基本だしなぁ…と振り返ってた時にオーティス聴いて、素直にこういうのもいいかもな、なんて気がしてあまり挑戦したことない方向へも進んでみるかと。だからと言って多分そういう方向方向からハマるってんでもないんだろうけど気分を変えてみるには良いかもねって。

 ネームバリューはもうそれこそ昔から自分でも聞いていて、ただ何となくの書評なんかでは自分好みの傾向ではない音なんだろうな、っていう印象しかなく、それでも60年代末期のサンフランシスコのビル・グラハム周辺に登場しているから好きなMike Boomfieldが参加していたイベントなんかでも名前出て来たり、そこでは実際に音も聴けたりして凄い熱気だな…ってのを実感してたりした。ただ聞く機会はなかなか無くってそのままだったバンドのひとつ。はい、アメリカ系はホントに弱いです(汗)。

 Tower of Powerの4作目「Back to Oakland」は名盤と言われるらしい。そうか、名盤なのか、と心して聴いてみる。自分的にはそもそもこういう類の音に不慣れだから名盤でも何でもスゲェなぁ…って思っちゃうんだけどね。でもやっぱ突き抜け感はあんまりないな、今の自分には。もちろんこのリズム感とかタイト感やファンク感ってのは多分最強の部類だろうしいい加減なロックの世界からしたらとんでもないくらい技量のあるバンドで、ご存知ホーン・セクションの活用が素晴らしいし音もフュージョンチックにもなれるくらいのテクニック。ベースとかとんでもないし…音も楽しそうな感じ。なるほど名盤ってのはそういう事かと。ただ、自分的にはなかなかハマり切れない…昔からこういうの得意じゃないけど、変わらないなぁ…、でもじっくりとアルバム一枚を聴いていられるくらいにはなったから成長しているんだろう(笑)。

 ファンク感ファンキー感って幅が広くてさ、甘ったるい煙の中で聴いているようなゆらゆら感もあればJBみたいにキレッキレのカチャカチャギターによるソリッドなのもある。上手いし凄いなってのがいつもの常なんだけどここでももちろんそれは味わえる。やっぱ自分的な聴き方の問題だな(笑)。



Otis Redding - Live In Monterey Pop 1967

Otis Redding - Live In Monterey Pop 1967
Otis Redding  5CD ORIGINAL ALBUM SERIES BOX SET

 不慣れな歌モノをちょいと聴きたいと思ってアレコレ漁るもやっぱり不慣れなだけあって聴いても聴いてもどうにもどこか満足しきれないのが多かったんでやっぱ原点に戻って聴くかと。新鋭のアーティストとか歌手とか漁ってたんだけど歌は巧いのかもしれないけどやってる音が邪魔してその真髄を聞き取るまでに至らないという個人的好みが大いにそのアーティストを聴く耳を歪めてしまってね…、やっぱ生々しく歌ってくれたりしないとわからんしさ、ゴテゴテとしたポップミュージックにしちゃったりしてると聞き辛くてさ。それとデジタル処理によってその凄みが出て来ないというのもあるんだろうな、なんて。アメリカなんてホントに凄い人達いっぱいいるだろうからどれも普通に聞こえてしまうのも問題だが(笑)。

 歌がスゲェな〜って思った最初の人…オーティス・レディング。歌っつうか…こういうのをソウルって言うのか、とかキヨシローが愛した人なんだ、とかロバート・プラントが憧れた人なのか、とか色々あるワケでさ、何見ても名前が出てくるしどんなんだろ?って好奇心が旺盛だった10代の頃に出会えて良かったのか悪かったのか…。なにせこれ以上は無いってくらいに最高の人なんで、困るよね。ジャニスなんかもそうだけどさ、既に最高峰が存在してた訳だからそこが基準になっちゃうともう後が続かないでしょ。そんで、今また久しぶりにそこに戻って聴いてみるワケです。

 アルバムでの体験よりも有難いことにモンタレーのライブ映像の印象が圧倒的に強かったんで、やっぱそっちかなぁ…。今単体のDVDではリリースされていないみたいだけどYouTubeでも見れるしハコものでもいいし、何かしら見れるし手に入れられるでしょ。CDでは5枚組箱物激安2300円なんてのが出てるからそっちのが早いかもしれないけど、いやいや、見たくないけどあのデカイ図体と喉がちぎれるくらい真っ赤に膨らませて歌う姿が超印象的で、そして優しく…まだまだ映像もカメラワークなんて数台程度の時代だから見やすいし、とにかく素晴らしい映像とライブだ。オーティス・レディングからしてもチャンス到来のステージだったから気合入りまくってるし、今の時代に至るまで歌唱法とか歌での感情表現とか歌ってこうあるべきだ、っていうのがもう全然変わっていなくて皆結局ここにたどり着きたくて歌ってるなんじゃないかと思う最終形。この姿をぶち壊した巧さが次のロックかもしれん。ソウル・ミュージックだけどロックだよ、これは、うん。



Vol. 2-Original Album Series
Otis Redding
Warner Bros UK (2013-09-03)
売り上げランキング: 13,726


Etta James - Blues to the Bone

Etta James - Blues to the Bone (2004)
Blues to the Bone

 ソウルフルな歌唱力とブルース…、実はなかなかそういう両刀使いなアルバムと言うかバンドと言うものはなかったんじゃないかな。ジャニスなんかはそういうのに近いけど彼女の場合はもうひとつの世界でしかなくて唯一無二の世界になりすぎてるし、かと言ってソウルの大御所さんがブルースを歌うこともそうはない。逆もまた真なりなのだが、それも昔のお話か。なんてのはYouTubeでサーフィンして漁ってると色々と発掘しちゃうんです。そんな中でへぇ〜って思ったのがあったんでアルバムごと聴いてみたのがこの人。

 Etta Jamesってブルース…ソウルなのかな?の大御所さんで知らなかったけど2012年に72歳で亡くなってたみたい。知らなかったな。B.B.Kingとのセッションでの活躍が印象的で女流ブルースボーカリストさんっていうのが頭に残ってたんだけど、好んで聴くこともなくて何かとセッションで出て来たのを耳にする程度だった。それがさ、晩年のアルバムでは色々な人の曲をカバーしていて、驚くことにGuns'n Rosesの「Welcome To The Jungle」とかあるワケ(笑)。70歳のおばあちゃんが歌ってるんだよ、それよりもそれを覚えるためにガンズの曲を聴いてたって姿を想像すると笑っちゃって…、何か凄い。んで、その前にはプリンスの「Purple Rain」なんてのもあってちょいと引っ掛かった。まぁ、もちろんなんだけど安定した歌唱力での歌モノになっちゃってて曲の良さが際立つ以外の何物でもないんだけど、そういう役割になっちゃうのはしょうがないだろう。

 じゃ、本領発揮ってことで2004年にリリースされていたブルースのカバーアルバム「Blues to the Bone」なんてのを…、とにかくブルースの世界では知られた曲ばかりを安定した歌唱力の…それがまたこの歳で全然衰えていない歌声なんだから驚くんだけど、見事に歌いあげてくれてる。ブルースメンの名曲郡ってのは歌の巧さってのよりかはギターのフレージングだったりする方が多いんだけど、そこを敢えて歌で、ってのが面白い。もちろんバックのプレイヤーも一流だからブルースそのものの雰囲気は味わえるけど、圧倒的なのはやっぱエタ・ジェームスの歌だね。安定しちゃうとブルースって面白くないっつうか(笑)。いや、そんな事ないけどここまで来るとトラディショナルだからなぁ…。何だかんだと楽しんで聴いちゃった一枚です♪











Joss Stone - Sessions

Joss Stone - Sessions
Best of Joss Stone 2003-09

 最近全くライブに行けてないんだけど、それとはまるで正反対に思うのがロックってやっぱライブが出来るバンドじゃないと面白くないなと。スタジオに篭もりきりでアルバムという作品を作り上げるというのとライブでガツンと聴衆を魅了するというのとはまるでベクトルが異なる話だろうし、またセンスも異なってくるしね。中にはザッパやピート・タウンジェンドみたいなのもいるけど、近年CDが売れない、音楽が売れないと言われる時代になってくると俄然ライブガ面白く無いと稼げないって話になると思うし、それこそロックが原点に戻っていってる気がするな。

 ジョス・ストーン女史って最近どうしてるんだろ?なんて探してみるとアルバムはともかくツアー三昧なんだ…ってことで近年のツアーの模様をYouTubeで見てたりした。あぁ、これでいいのかもなと思う反面、歌が巧い、凄い、ってだけでは聴衆を魅了させることは出来ても感動させることはなかなか難しいのかなと言うのもある。自分が彼女の歌をすべて知ってればそうでもないのかもしれないけど、実力の凄さを認識しているだけだからライブ丸ごと見てて凄いな〜ってだけで何曲かで飽きちゃう。もちろんライブだったらそうならないだろうけど、じゃぁ、ライブに行くか?ってのは微妙。そんなことを考えつつYouTubeの右脇のお薦め映像見てるとやたらと大物とのジョイントセッションが並ぶ。とにかくたくさんのお大物とコラボしたり呼ばれたりしているのでそのテレビ映像なんかがいっぱいあるんだよね、彼女ももう10年選手だからたくさん残ってる。

 誰とのセッションでも感動するんだけど、たまたま見たJames Browneとのジャムは色々な意味で素晴らしいな〜と泣けた。Rod Stewartとはどちらもさすがの巧さに舌を巻いたし…。また、大御所アレサ・フランクリンを目の前にしてのトリビュートライブでの名曲「You Make Me Feel Like A Natural Woman」を熱唱する姿は鳥肌が立つくらいに感動を覚えた。あぁ…やっぱライブっていいな〜ってつくづく思ったね。今じゃデジタル機材の進歩のおかげで商品になるものはすべて均衡化されているから聴きやすいけどハートが削がれてる。それで売れるものは残らないよ。でもジョス・ストーンみたいに歌う人はずっと残る。当たり前の世界に戻りつつあるけどミュージシャンからしたら大変かも。なんて思いながら「Soul Sessions」や「Vol. 2-the Soul Sessions」、そして大好きな「Lp1」を聴き直している次第♪

Soul Sessions
Joss Stone
Virgin Records Us (2003-08-29)
売り上げランキング: 76,436

Vol. 2-the Soul Sessions: Deluxe Edition
Joss Stone
Warner (2012-07-24)
売り上げランキング: 64,744

Lp1
Joss Stone
Surfdog Records Ada (2011-07-26)
売り上げランキング: 6,452








Kenny Wayne Shepherd - Going Home

Kenny Wayne Shepherd - Going Home (2014)
Going Home

 アグレッシブなブルースロックを…ってことでケニー・ウェイン・シェパードのソロアルバム新作…新作っつうかカバー集がリリースされたばかりだったのでコイツは丁度良い、ってことでついでながら聴いてみる。おぅおぅ〜、やっぱり自分のソロアルバムで、しかもカバーアルバムだからかギター弾きまくってるじゃないですか♪しかも自分的には全然詳しくないけど多数ゲストを迎えて話題作りもしっかり出来ているし、音もバリエーションに富んでてなかなか飽きさせない作りが良いね。

 ケニー・ウェイン・シェパードの2014年リリース作品「Going Home」。今までと何がどう違うんだ?って訊かれてももちろん答えられませんが(笑)、太いのから細いのまで多彩なギターのトーンを楽しめるのは相変わらず、音楽的にもカバーと言いつつもかなり個性的なチョイスをしているからホント色々なタイプの曲が詰め込まれている感じ。元ネタ知らないのも多いんで適当ですが、聴きやすいね。ゲスト陣はかなりアクセントになってる感じなのでアリだろうな、こういうの。それにしてもゴキゲンなサウンドでブルースっつうよりもロックに近いのも多いですな。アメリカのこういうのも久々に聴いたんで、良い雰囲気だな〜と暑い夏をぶっ飛ばすような勢い。もっともそんなんは後付な理由です…。

 よくよく聴いてると元ネタのギタリストのトーンに似せた音でプレイしているのかもなぁ…と「悪い星の下に」を聴いてて思った。SRVの「House is Rockin'」なんかもそうだし…、プロの出すカバーアルバムってその人の個性を出さなきゃってのもあるんだろうけど、こうやって好きなモノをプレイしてくれているのはその人の作風に広がりが出て良いのかもな。クラプトンなんかは何弾いてもクラプトンになっちゃって面白くないけど、まだこうやってそのアイドルに成り切ろうとして弾いているのは幅が広がるしいいんじゃないかな、と大人の聴き方なんてね。







The Rides - Can't Get Enough

The Rides - Can't Get Enough (2013)
Can't Get Enough

 若手のバリバリ系ブルースロックなんてのを聴きたいな、と幾つか探してたんだけど、何と言うのか、いつも聞いている時はスゲェな〜とか面白いな〜って熱が入るんだけどその場限りで終わってしまうのばかりで、なかなかいつも聴くようなアルバムに出会えない。プレイは多分皆凄くて好みなんだけどやっぱり曲が印象的でなかったりフレーズが心地良く残らなかったりするのかもしれない。そこまで激しく聴き込むってのも無いからアレだけど…、多分ブルース・ロックをひたすら聴くには歳を取り過ぎたのかもしれないな。ブルースって若者の音楽なんだよ、実は。キースだってジミー・ペイジだってベックだってクラプトンだって皆10代の頃に聞いてたからああいうギターになったワケで、自分もブルース聴かなきゃ、って聴いたのは10代の頃だし。良いのはいつまでも飽きずに聴ける音ってことか。ただ、年取ってから聴くには枯れ過ぎてるから、パワー欲しい時はもっとハードなの聴いちゃうかね。

 驚くべきプロジェクトを発見…去年の夏にリリースされてるんで自分の情報が古すぎただけなんだが、ジョー・ボナマッサあたりからケニー・ウェイン・シェパードっつうギタリストがいたな〜と漁ってみたら何と驚くことにスティーブン・スティルスとバリー・ゴールドバーグとクリス・レイトンなんかと一緒にやったアルバムがあった。バンド名はThe Ridesでアルバムは「Can't Get Enough」。いや〜、当然なんだがスティーブン・スティルスってバリー・ゴールドバーグとアルバム作ったこと無いらしくて、それもまた意外だったんだが、そのユニットの実現にあたって丁度何かのきっかけか、ケニー・ウェイン・シェパードが参加することになったらしい。クリス・レイトンってのはSRVのダブルトラブルのドラマーさんです。そんな面々でのほぼ書き下ろしアルバムで、メインはスティーブン・スティルスだけど当然彼の頭の中にはあの「Super Session」が描かれていたことだろう。Mike Bloomfieldの座を務めたケニー・ウェイン・シェパードなワケだからそりゃもうなかなか楽しめそうだ、ってことで♪

 聴いてみると結構ロック寄りな音だったのと、当然だけどスティーブン・スティルス主軸の歌モノアメリカンロックな感じかなぁ…、そこにケニー・ウェイン・シェパードがブルース・ギターを入れて、みたいな感じだからいわゆる普通のブルースロックアルバム的なだけだった。だけだった、って書くと御幣があるけどさ、もっとアグレッシブなギタープレイとジャムセッション、緊迫感のあるセッションを期待しちゃったんだよね。まぁ、そうなることはないか…。各人の力量や味ってのはもちろん見事なものだからケニー・ウェイン・シェパードのギターにしてもバリー・ゴールドバーグにしてもモロ、そのままの音が出てくるんで聴いててそりゃいい感じですよ。ただ、やっぱり曲がなぁ。イギー・ポップのカバーとかもあるからユニークな選曲ではあるけど、自分的には期待と話題の割にちょっと物足りなさを感じちゃった…、いや、こんなモンです、普通は。だから悪いもんじゃないけどさ、何かもっともっと激しいい熱さが欲しいなぁ〜。



California Breed - California Breed

California Breed - California Breed (2014)
California Breed

 音楽を聴くというスタイルの変化を著しく実感するのはiTunesラジオだったりYouTubeだったりってことになるのだが、何よりもデスクトップのMacの前で全てが完了してしまうという事だろう。一昔前を思い出してみればステレオセットを前にじっくりと「ロックを聴く」という姿勢で臨んでいたものだが、いつしかBGM的に流れるものになってしまい、更にはMacの前で何かしながら聴くものになっちゃっってBGMよりも更に質の悪い聴き方が増えてるかも。一方では自分が素人思えばいち早く知ることの出来る情報過多時代にはなってるから自分次第ではかなり変わるんだが…、良し悪しだな。

 Black Country Communionからジョー・ボナマッサが脱退してどうするかと思ったら潔くバンドを解体してジェイソン・ボーナムとグレン・ヒューズはCarifornia Breedというバンドを組んだ。新鋭若手ギタリストをメンバーに加えて正に3世代が所属してオールドロックをパワフルに奏でる集団を構成しているようだ。アルバム「California Breed」はその挨拶状ともなるのだが、勿論最新の音ではあるものの完璧なオールドロック。自分的に言えば相当聴きやすい…のは当たり前か。あんまり話題になることもないけど、グレン・ヒューズとジェイソン・ボーナムだもんなぁ…やっぱりどこか感慨深いワケですよ。しかも音の方向性が本来のグレン・ヒューズの嗜好性もあってかなりリフ的に、そしてシャウト的にゴツゴツのスタイルが多いからZeppelin的なんだよねぇ。ってかZeppelinやりたいだろ、ジェイソン、って感じ(笑)。ヘンな感触のリフとリズムに加えてこの歌声だ。最近のグレン・ヒューズの歌声を聴いたことのある人なら当たり前だろうけど、昔のしか聴いてない人には驚くんじゃないかな。まだまだ現役で歌声が成長している…とは言わないけど、こういうスタイルの歌がハマっててカッコ良いんだ。自分好みなだけかもしれないが。

 そしてジェイソン・ボーナムのプレイと来たらどう聴いてもオヤジスタイルでしかない。あ、オヤジってのは父ちゃんのジョン・ボーナムの意ね。ドラミングもスネアの音もタイム感もホントにそっくり。グレン・ヒューズもボンゾとやってる感じするんじゃないかな…、パワフルだしさ、誰しもがボンゾをドラムにプレイしたいと思うだろうけど、正にそれが出来ちゃうって感じでやってる。聴いててそう思うからさ。これでジミー・ペイジが楽曲提供担当とかしてたら面白いのに。オールドタイムなロッカーさんはそういうやり方で参加するのが良いんじゃない?もう皆プレイを見たいとは思ってないでしょ。YouTubeにこのバンドでの「移民の歌/バーン」のライブなんてのがあったから見たらホントにぶっ飛んだ。グレン・ヒューズ凄すぎる!ロバート・プラントと3歳くらいしか変わらないのに全盛期のロバート・プラントのあの歌をモロにコピーして歌い上げてるという…、見習えよ、プラントよ。Zeppelin再結成のボーカルはグレン・ヒューズでもいいぞ(笑)。





Joe Bonamassa - Driving Towards the Daylight

Joe Bonamassa - Driving Towards the Daylight (2010)
Driving Towards the Daylight

 ちょっとブルースに浸りたいな〜なんて思ってももう古いブルースは割と聴き飽きてると言うか、何回も聴いてるからもうちょっと刺激的なの…と探したくなった。一時期女流ブルースギタリストにもハマったんでそのヘンも有りだけど、やっぱりジョニー・ウィンターを聴いた後となるとギャラギャラと弾いてるテキサス系の音が聴きたく鳴る。かと言って…ってトコで面倒になってきてiTunesでネットラジオ→Bluesチャンネルで適当な局を選んで流すと、おうおう〜心地良いの結構流れるじゃないか、と。もうさ、面倒だからこれでいいや…ってことにしたかったけどブログの性格上そうもいかないのでそこで流れてて流石だな〜ってのをちょいと。

 Joe Bonamassaの2010年作品「Driving Towards the Daylight」。この人ももうベテランだしどんだけアルバム出してるのかもわからんけどBlack Country Communionでグレン・ヒューズ、ジェイソン・ボーナムと三人でやってたりして、かなりロック・フィールドには知られた存在だろうし、既にいろいろな人ともセッションしたり作品を作ったりして自分自身も様々な試みを楽しんでいるようだ。ちゃんと整理しないとな…と思いつつもそこまで進む何かに欠けている自分的には流すと心地良い人の一人になってしまっている。出身地で語れるもんでもないけどニューヨーク出身ってのもあるのか、ヘヴィーブルースだけどどこか洗練された音に聴こえるのは気のせいだろうか。

 そんな事よりも中味だが、もちろん心地良い。スタンダードなリズムに多様なアプローチ、それでいてジョー・ボナマッサ的なプレイ、弾きすぎないしアンサンブルも小洒落さも見事。更にはゲスト陣も見事なもので若手のブルースギタリストからエアロスミスのベーシストの参加などなど、そして選曲はオリジナルとブルースメン達のカバーを混ぜこぜと入れて聴きやすさを増した作品に仕上げている。ホント、もうここまで来ると職人芸でしかないよなぁ、安定しすぎててトーンもほぼ同じだから何か聴き込めないんだけど、ただそれでもこんだけ聴かせてくれるからやっぱ凄いよね。







Chuck Berry - Live at the Toronto Peace Festival 1969

Chuck Berry - Live at the Toronto Peace Festival 1969 (2009)

Live at the Toronto Peace Festival 1969 [DVD] [Import]

 「Johnny B Goode」を知らないロック好きもいないだろうが、ジョニー・ウィンターが自身の名前が付いた楽曲ってのもあるだろうし、もちろんR&Rの定番というのもあってほぼ自分のモノにしてプレイしていたことは知られている。もちろんそれを聴いていながら、ふとオリジネイターのチャック・ベリーって生きてたっけ?と気になって調べちゃいました。死んだっていう報を聞いた記憶もないから多分生きてるんだろうけど今幾つ?って。そしたら87歳でまだ存命だってさ。ちょっと前もライブやって何かのイベントに出演したらしい写真とかもあって現役らしい…恐るべし。フィフティーズを生き延びてきた連中って基本的に頑健なんだろうと思う。あの時代からずっとドサ回りして一人で生き延びてるんだから少々の事じゃ死なないだろうし、もちろん長く生きて楽しんでいることの方が良いに決まってる。そんなことを思った次第。

 知らなかったなぁ〜、こんなのリリースされてるんだ。1969年のトロントでのチャック・ベリーのライブ「Live at the Toronto Peace Festival 1969」、しかもD. A. Pennebakerの撮影によるもの…ってアンタ、ジョン・レノンのトロントライブ出演時のヤツじゃないか。出演してたのは知ってたけど2009年にDVDやブルーレイでリリースされてたみたいで、なかなかびっくりな代物。チャック・ベリーってさ、見ないじゃない?古い映像だとテレビショウとか口パクだしライブ丸ごとなんて残ってないだろうし、見る機会もないしさ。だからコレ見つけてちょっと嬉しい。今までチャック・ベリーをじっくりと映像で見れたのってキースと一緒にやってたヤツくらいしかなくてさ、それも80年代だったからちょっと終わった感もあったし。それが1969年のトロントのステージ上でのライブが見れるんだからいいね。

 真面目に見る気もなく流してみたら真面目にじっくり見ちゃった。何せ知らない曲が無いんだから(笑)。いつものようにチャック・ベリーが適当にギター弾き始めてバンドが勝手に付いてくるというスタイルはこの頃も既にそうなってる。オリジナルのR&Rってのはこんなに緩いものか…ってか心地良く楽しめるものなのか、ってのは映画に映しだされる観客の姿が証明している。ジョン・レノン達が夢中になったR&Rのそのままの姿を楽しめるし、こういんで良いんだなみたいなさ。ダックウォークも惜しげなく披露してくれるし何と言っても歌が上手い。大道芸人だから当たり前だけど上手いし通るしハッキリしてるし多分デカいんだろうし見事なまでに完成されたパフォーマンスが今の時代と較べてみても明らか。ちょっとびっくりした映像だったな。多分他にもいろいろな人の貴重な映像はこうしてリリースされているんだろう。



Johnny Winter - Live at Royal Albert Hall 1970

Johnny Winter - Live at Royal Albert Hall 1970 (2004)
Second Winter: Legacy Edition (Bonus CD)

 ジョニー・ウィンター逝去の報はTwitterでアレコレチェックしている時に英語で流れてきたものだった。その時点では何が原因でとか真実かどうかもイマイチ不明な状況だったが、気になってその場でアレコレと調べてみるとどうもリック・デリンジャーの奥さんが語った話らしい、ってことでそりゃ多分ホントなんだろうなぁと。その後時間が経過すると噂?みたいなのもあったけどアメリカのギターマガジンか何かがきちんとすっぱ抜いてくれてやっぱり本当だったんだと。70歳だったんだな。こないだも日本来てて2度めの来日はそれほど話題にもならなかったけど、それからすぐに逝去なんてね。車椅子に杖をついた普段の姿からすればそれほど不思議はないのかもしれないが、どこかひとつの時代が終わった感はある。

 この人はやっぱりライブ。一辺倒なスタイルだからどれでも良いけどまだまだ若くて勢い余っている発掘ライブとして「Second Winter」のレガシー・エディションで出て来た70年の英国でのライブなんてのを♪ メンツがジョニーにエドガー、トミー・シャノンのベースって…そうSRVのダブルトラブルに参加してた人ね。もうさ、若さに任せてとにかく熱く激しいプレイをガシガシとやってくれちゃってるショウで、この頃既にネーム確立してたとは思えないんだけどこんだけのライブを英国でやってたんだなぁ。前年くらいにデビューしたばかりだと思うけど、そこは100万ドルのギタリストなので知名度はあったんだろう。当時英国はブルースロック全盛期だったからこんなのウケただろうと言うのは想像に難くないが、それでもぶっ飛びのライブ。面白いことに英国でこういうギターを弾く人は全然いないんだよな。クラプトンの10倍位弾いてるしベックはこうは進まなかったし精々ロリー・ギャラガーくらいだろうか。それだけ英国は個性的な人が多かったと言うべきかもしれん。

 しかしまぁ、よく指が動くもんだ。そしてこのノリ、リズム、決してブルースという枠内でギターを弾いている人じゃない。ロック・フィールドにいる方が自然だし、そういう意味では唯一無二の個性だったかも。ヘンな話だけど黒人ブルースの影響ってのをあんまり感じないプレイなんだよね、この人。もちろんスローブルースなんかはそういうのあるけど、でもやっぱり自分自身のプレイばかりでそこが大好きだった。SRVはこっち系だからその初代ってとこだ。ブルームフィールドはこういうプレイしなかったし、他のブルース的ギタリストはあくまでも黒人プレイのモノマネに近かったし、だからこそず=っと一線で活躍していられたのだろうか。有難いのはこのライブにかぎらず「Live Bootleg」シリーズとして幾つものライブ盤がリリースされていることだ。ライブラリを豊富にしていたのはこんな事態のためだったのだろう。心して聴いていこうかなと思ってます。

Rest in Peace.





Spiritual Beggars - Ad Astra

Spiritual Beggars - Ad Astra (2000)
Ad Astra

 先日お薦め頂いたバンドで聴き漁る。前からきちんと掌握してみたかったマイケル・アモット氏のギタープレイです♪何せ組むバンドがいつもデス声なのでどうにもギターソロをまともに聴くまでに至らなかったという個人的嗜好故の怠慢なんですがね、ギターソロってもさ、やっぱ音とバックとメロディや歌とか総合的なのがあってこそ生きるワケで、そこがダメだったらどんだけギターが良くてもなかなか聴けないんです。そこまで辿り着かないとさ…。

 ってことでお薦め頂いたのがSpiritual Beggarsというバンドの2000年作「Ad Astra」という傑作らしいです。これはもうね、楽しみにじっくりと聴きました。冒頭から期待させるリズムとうねりじゃないですか〜と。音がちょいとストーナー風ってのかジャリジャリな潰れた感じのギター音だったんでうねり感は増すんだろうけど好みではないな〜なんて思いつつも、まぁ、歌が普通にヘヴィな声なのでこれくらいじゃないと合わないかとも思ったかな。そうして重心を低めに持ってっているんだけど、ドラムがハネまくってるので全体の音としては重くなり過ぎないという良い感じ。70年代ハードロックへの回帰ってのがテーマにあったらしいけど、リフとドラミング、リズムの入れ方なんから見事に70年代を取り入れている。ただギターがこの音で今時のヘヴィなプレイなので全然そうは聞こえないというトリック。珍しい組み合わせなんだろうなぁ、こういうの。それともここから多種多様の70年代風ストーナーロックが一気に勃発したのだろうか、そうとも思える作品かな。

 歌がいいね。ラウド系な粘っこさとかパワーとかうねりとか持ってるけど歌えるしアクも強いから印象に残る。メロディがあともうちょいなトコあるけどメロディアスでも困るからこんなもんだろう。そして期待のマイケル・アモットのギタープレイなんだが…、リフや曲のフックやバックなんかはヘヴィでさすがだな〜、こういう世界の人の特異な音で音が壁と鳴なってぶつかってくる感じでいいな〜って思うのだが、ギターソロが思ったほど弾かれていない。弾いてないのが美学?時折出てくるフレーズではメロディアスってかメロウなのがわかるんだが、長々とマイケル・シェンカーみたいに華麗なる美しさは聴かせてくれないのだろうか?ほんの少しの演歌調はあるけど…、そこが残念だ。それとも時代の流れでそういうのはオミット?21世紀型のギターヒーローの姿が未だにきちんと堪能できずにいる自分がちょっともどかしい。それともそこまでじゃない??

Born of Osiris - The Discovery

Born of Osiris - The Discovery (2011)
The Discovery

 進化とは素晴らしい。ほんの少し前…っても6〜7年くらい前にはネオプログレ風なのとか色々出て来てるのを知って感心して、メタルではゴシックメタルにハマりつつも多様化したメタルサウンドってのを多数知って、これもまた感心していた次第だけど、そこからは自分自身全然進んでなかったんですな。全然ってか、リアルタイムにロックにハマって追いかけている感じに知っているワケじゃなかったみたいで、ここ最近でもまだこんなの出て来てるのとか知らなかったもん。ストーナー系が色々出て来てるとか、こういうジェント系なのも出て来てるなんてのも知らなかった。常に最先端の音を追いかけ続けていないとこういうの知ることないなぁ…。得意分野ならともかく片手間で聴くだけじゃ全然ダメだ。今時の連中ってどうやってこんだけ色々な音を漁りまくるのだろうか?大したもんだ。

 ってことで聴いてみてより一層驚いたBorn of Osirisってこれもまたアメリカのバンドの2枚目になるのかな、「The Discovery」という作品。巷では名盤と言われているとのことでこの「The Discovery」から聴いてみた。ある程度自分なりに想像していたんだけど、ちょっと驚いたな〜。鍵盤ピロピロが入ってるのにデスメタルな歌声で、バックも思い切りデスメタル…それでいて鍵盤だけがやたらと美しい音世界を演出しているので何とも不思議な世界が繰り広げられている。何でこれでデス声?普通にパワー声だとどうなるんだろ?そういうバンドは既にある?とも思えないんでそれはそれで割と唯一無二な気がするけどなぁ…。どっちかっつうとグラインド系のバンドなのだろうか?様式美的なメタルがルーツって感じでもないが…。分解してみればあのヘンとこのヘンが絡み合って組み合わさっているってのが想像できるんだけど、それこそが見事。これまでのとはまた違う感動があった。

 ブルータルな世界、って暴力的で荒々しい世界って意味になるんだろうけど、それと鍵盤が醸し出すスペイシー的な透明感溢れる空間系の音がその不思議な印象を強めているのだろう。ツーバスドコドコも曲の流れに合わせてだし、ギターにしても歪んで鳴ってるけどミックス時にかなり音を出したり下げたりしてて作品を作っている。まぁ、ただ、どこまで自分がコレを聴かないといかんか、ってぇとちょっと難しいけどね。



Periphery - Periphery

Periphery - Periphery (2010)
Periphery

 聴いてない人には信じられないと思うけどベビメタのアルバム曲中に超変拍子をバックに堂々と歌い上げている曲があって、いつも聴いてて一体どういう拍子になってるんだ?そんでどうやってこんなに飄々と歌っていられるのだ?しかも先日のユーロツアーでも普通に入ってて歌って踊っているという始末。どんだけの技量を持ってんだ?とまで思っていたんで少々真面目に突っつき回していたらなるほど、変拍子だけどヘンにならないレベルでメロディーが組み立てられているのかと感心。じゃあどうなってんだろ?って思って拍取ってみたら恐ろしかったけど。

 そんなのを今ではなんともジェント?っつうの?メーシュガーが筆頭格らしいけどそれを進化させているバンド、ってことでこのPeripheryっていうアメリカのバンドが今じゃ筆頭でもあるらしい。ってなことで聴いてみたのが2010年のデビュアルバム「Periphery」。メーシュガーよりももっと洗練されたエモスクリーム系なデス声でさすがアメリカ産なだけあってオドロオドロしさとかは全然見当たらず音の激しさの割にさっぱりとしている。もちろんこの声は全然ダメなんだけど、それを無視できる爽やかに近い音世界はあるので結構聴けたかも。

 ふ〜ん、噂に違わずヘンなインダストリアルメタル的な音ではあるけど変拍子風に聴かせるのか何なのかよくわからんけどあまり耳にすることの無いサウンドの類です。ギターの低音もともかくながらリズム隊の面白さが際立ってて、歌が邪魔(笑)。歌無かったら90年代クリムゾンの発展形みたいに聴こえる部分あるもん。その叙情性がない所がデスメタルというカテゴリに居続けている理由なのだろうけど。だが、どんだけテクニカルで唯一無二の世界を繰り広げていてもどうやったってこの声では市民権は取れないだろうなぁ…それくらい尖ってる方がロックなのだろうから、それでマルなのだが。

 それにしても随分進化した世界があったもんだ。ココ何年かで結構色々なメタル系も漁ったかなと思ってたけど、まだまだ全然だね。こんなのも普通の会話で出てくるくらいじゃないとダメなんだろう(笑)。この方向性だとこれからももっと発展するだろうな…イエスなデスメタルとかEL&Pなスクリーモとか…、ね。



Meshuggah - Obzen

Meshuggah - Obzen (2008)
Obzen
 いつしかロックと呼ばれる世界の半分くらいが実はメタルなんじゃないか?なんて思うようになってきて結構致命的(笑)。ただ、確実に深い沼がどんよりと漂っていることは間違いないワケだし、一般のロックの底の浅さと比べてみればもう明らかにその比重が逆転しているんじゃないかっつうくらいの深みだろうと思う。その深みってのがどういう方向に向かうかってのが個人の嗜好だろうけど、それにしても多様な世界だ。ベビメタのとある一曲が複雑なリズムの上に成り立っててそれをいともさらりとライブで歌いこなしている姿に驚いたのだが、その源流って何だ?ってことで辿り着いたバンド。

 Meshuggahというスウェーデンのバンドの「Obzen」。90年代初頭から活躍しているらしいけど、作品毎に常軌を逸した音世界に進んでいるらしい基本はデスメタルな人達、らしい。またか、と思いつつも何が一体あのヘンなリズムへの影響なんだ?と知りたいという欲求に負けて挑戦です。挑戦してみて良かった、良かったと言うか、こりゃ深いわ〜ってのを実感してしまった。自分的にはRammsteinなんかは好きなんでデジタルチックなメタル音…インダストリアル系とも言うらしいが、それは何となくの免疫はあったんで、Meshuggahのこのデジタル的なドラム音、インダストリアル的な音は割と平気だった。そんで、先に書いておくとボーカルはダミ声を通り抜けたデス声でして、こりゃどうにもなぁ…ってのがあるけど、まだメロディらしきものがあるんでとりあえずは…ってとこ。

 ただ、それらを上回る驚きのサウンドがインダストリアル的なドラム音もそうだけど、ヘンなリズム感。ポリリズム的なのもあるけど多分拍を入れる場所をズラしたりアクセントをズラしたりして聴いている側に妙な違和感、変拍子感を植え付けている感じ。拍としては普通のビートで割り切れる感じだけどメロなりリフなりドラムなりがズラしているから面白い、Led Zeppelinが得意なんだよねぇ、そういうの。まぁ、音的には似ても似つかないけど、そういうスタンスで出てくるから歌があまり気にならなくてそれ以上にバックを聴いてしまう。だからと言ってこういう音が好きか?と言われるとそうでもない、になるんだけど面白さはある、って話。なるほどねぇ…、プログレ通にも受ける部分ってのはこういうトコロなのか。しかし8弦ギターってこんだけ低いのが歪むとこうなるんだ、ってのが聴こえるのは参考になるかも。

Obzen (Re-Issue)
Meshuggah
Nuclear Blast Americ (2013-10-15)
売り上げランキング: 283,734








Dragonforce - Sonic Firestorm

Dragonforce - Sonic Firestorm (2004)
Sonic Firestorm (Bonus Dvd) (Reis) (Bril)

 いつになったら聴けるようになるのかな、などと自虐的に実験しつつあるヘビメタへの挑戦(笑)。別に制覇してもしなくても何も変わらないんだけどベビメタブームの中、制作陣営の趣味嗜好と狙いなんかが気になってきてその仕事の深みをもうちょい謎解きしたいなという理由でアレコレ散策しているんですな。デスメタルからの影響云々と言われつつもそれだけでもなくてよくわからなくてね、まぁ、それをきっかけにして色々と楽しむチャンスを楽しんでいるんですが。

 Dragonforceのセカンド・アルバムになるのか、2004年リリースの「Sonic Firestorm」。メロディックスピードメタルっつうジャンルとのことで、聴いてみればそのままです。何も悩むこと無い名前通りのジャンルと音楽性。面白いのはそれでいて軽やかってことだ。最近メタルって…て考える事が多くて、その系譜が幾つかに分かれていくのは歴史を辿れば分かるんだけど、ある種この音ってのは80年代で死滅したLAメタル系、ヘアメタル系のポップでキャッチーなメタル系の延長線にあるのかもしれない。対してアングラのデス系がどちらかと言うとメタル界を制覇していることもあるので、当然その影響下はあるけど、シーンに出て来た姿だけを見ればそんな感じ。ただ、ルックスが違うからやっぱ後者に属する系統なんだろうなぁ。難しい。

 このアルバムが良いのか悪いのか何かが足りないのか素晴らしいのかは全くわかりません(笑)。耳に優しいBGMにしてはちょっとうるさいかもしれないけど、それくらい聴きやすいし完成された音で、どこかゲームの中で鳴っているような音にしか聞こえなくて人間がコレを演奏しているなんて到底想像付かない、そんな印象。笑っちゃうしか無いんだけど曲単位で認識できるファンもいるんだろうなぁ…。多分ものすごい高度な作曲方法と演奏力を保持したバンドなんだろうと思う。残念ながら自分には理解不可能だが…、そういうのもあるんだろう。





Carcass - Heartwork

Carcass - Heartwork (1993)
Heartwork

 暑いからかやはりヘヴィー&ハードな音が心地良く聴こえる…のは普通?それとも暑いのに暑苦しいの聴くのはヘン?どっちも有りな気がするけど、スカッと汗かきたいね、ってことの表れなのかもしれない。日本の夏も今じゃ明らかに熱帯性になってて強烈な暑さと蒸れ蒸れ、それと予期せぬスコールに鮮やかな夕日と言ったトコロか。ココ最近ベビメタの影響で相変わらずアレコレと聴き漁ってるけど、やっぱり追求するものの好みとか出て来るんで理解はするけどやっぱな、ってのがどうしても出てくる。当たり前だが。そんなことを幾つも幾つも繰り返しながらちょこっとだけ理解したかも、ってのがこれ。

 Carcassの1993年作品「Heartwork」という名盤、らしい。他を知らないから名盤と言われても理解してません(笑)。マイケル・アモット君のメロディアスなプレイが云々と言われてもあまりピンと来てなかったりします(汗)。それと言うのもやっぱり声だねぇ…ダメだねぇ、こういうの。わからんでもないけど自分的にはやっぱ意味を成さない。面白いけど。メロディアスデスメタルっつうことで名盤の域にあるみたいなんだけど…、メロディアスな部分がわからん自分です。何処がメロディアスなんだ?ってなっちゃって…、そりゃマイケル・アモットのギタープレイやその類ってのはわかるけど、だからと言って一つのジャンルになるまでのメロディアスさが全体にあるのか?って思っちゃったりね。そうだとしたら随分狭い世界感すぎないか?みたいにも思っちゃう。だから多分自分が理解しきれてないところにメロディアス感があるのだろう。それか自分が思うメロディアスとは違う概念か。

 ややこしいことはともかく、英国的なのかな、この重鎮さは。そこはしっくり来るんだよねParadise Lostなんあの重さもそうだけど自分的にそこはど真ん中。だから聴ける音だし、明らかにその雰囲気は漂ってるし音にもでている。歌もデスボイスとは言え、しゃがれ声の延長線にあるレベルなんで思うほど聴けなくもない。ただ、ずっとは無理だ、ってだけ。んで、メロディアスなギターフレーズ、曲のスピードはそこそこで申し分なし。こういうもんなんだろうなぁ…と言うのがわかった気がする。今まで名盤と思ってたアルバム類の名盤って意味とは違うんだろう。そこを理解するのが難しいかなぁ…。ギーガージャケも良いし音もメンツも良いし評判も良い。ただニッチな世界なだけだろうか。他のこの系統を聴いてもなかなかピンとは来ないんだろうなぁ、自分、ってのがわかった。






Nightwish - Angels Fall First

Nightwish - Angels Fall First(1997)
Angels Fall First (Reis)

 もう7月中旬になってしまって、そういえばNightwishがそろそろ新作をレコーディング始める時期になってきたような…と以前ツォーマスが言っていた気がするが、早い所フロール嬢の歌声に寄る強烈な新作アルバムを聴いてみたいものだ。そんな事を少々思い出してしまったので、こんな隙間でもない限り聴くことも取り上げることもないアルバムを聴いてみようかとライブラリ漁りへ。

 Nightwishの1997年のファーストアルバム「Angels Fall First」。元々はデモテープだったものに音を被せてアルバムに仕上げたものらしく低コスト且つまだ売れるかどうかっていうファーストアルバムという立ち位置での作品ということが窺い知れるが、Nightwish好きなファンからシても全然評価を得られない作品らしい。はて、人はともかく自分はどうかと言えば、確かに全然聴かないアルバムのひとつでもある。なので、ここできちんと聴いてみようという試みでして、そういう機会は常に必要なんです。90年末にフィンランドから出て来たバンドってことで当時は評判良かったみたいで、それは多分ターヤ嬢という歌姫がメタルを歌っていたからという話題性に尽きるのではないだろうか。まだ嬢メタル文化がそれほど一般的では無かった頃だろうし。そこに楽曲的にはかなりパワーメタル風な作品からフィンランド土着的な楽曲まで散りばめたツォーマスの非凡な才能の断片を聴けるというもので、惜しいのは男性ボーカルのパワーの無さか。

 そんなことを聴きながら思うけど、まだまだ方向性なんて出てないし、普通にギターメタルバンドの要素が強くてメタリックなギターが目立つ。かと言ってリフが強烈なワケでもなく、果たしてどこに向かう?みたいな感じは否めないし、ターヤの歌声も後の堂々たるオペラティック唱法ほどまでには仕上がっていない。ただ、ライブではこの時期も目立っただろうなとは思うけど。バンドメンバーは今でもそのまま、ベースだけがクレジット上では不在だけど音は入ってる。ゴシック調とも言われるみたいだけど、いや〜シンフォニックとかパワーメタルとかそっちが強いかなぁ…、にしてもフックが強い曲があまり無いにも関わらず何故かアルバムの楽曲群としては良作なのかサラリと聴けてしまう。好みの問題か?悪くないアルバムじゃないかと言いたい作品で、やっぱり能力の高さがにじみ出ているんだろうな。今ならもっとシンフォニックに仕上げられるだろうね。そうやって聴くとツォーマスって天才ってワケじゃなくて努力家なワケだな、と思ったりする。





Lingua Mortis Orchestra - LMO

Lingua Mortis Orchestra - LMO (2013)
LMO (Bonus One DVD)

 深淵なメタルの世界は端っこだけちょこっと覗いて触ってみるしかなく、到底深みに入れるほどの度量は自分には無さそうだ…、とは言え嫌いじゃないメタルの世界もあるんでメタルという枠が広すぎるだけなのだろう。その中の好みを理解して聴けばいいんだろうけど、ただ、それを識別するまではちょいと労力を要する気がする。そんな時、他者のお薦めに委ねるのが一番なワケで、今回もそんな恩恵に肖り、面白そうだな、という直感でチョイス。いつものことながら風呂井戸さんトコに感謝♪

 2013年にリリースされたLingua Mortis Orchestraの「LMO」というRageの拡大解釈バンドという事らしいが、Rageも知らないし、このLingua Mortis Orchestraも知らないので普通にLingua Mortis Orchestraというバンド、オーケストラの作品として聞いているワケです。アレコレ読み解くと魔女狩り事件をひとつのストーリーにして一大絵巻が繰り広げられているようなのだが、歌詞についてはまるで理解していない(汗)。ただ、曲調としては随分とゴシカルな雰囲気とパワーメタル、シンフォニックメタルな要素なのでなるほど聴きやすいし躍動感も溢れているし展開も馴染み深い感触で聴きやすい。歌がちょっと野性味ありすぎるのが気になるけど…、そういえば自分は男モノのゴシック・メタルってあんまり聴かないからこういうのにちょっと不思議感があるんだろう。ナイトウィッシュのマルコが歌っている作品と思えば、悪くはないかと納得。実際曲調もナイトウィッシュに近い感触多いし。女性コーラス部隊も二人ほどいるけど、メインではなくって基本サポート的に出てくるのでナイトウィッシュのマルコボーカルに女性コーラス付きってトコで…、幾つかは女性メインのがあってそれはもうモロなのだが、よく出来てるなぁ…。

 何だろ、シンプルに言えば予測できてしまって安定的で期待通りに音が流れてくる、そしてオーケストラもいるので美しさもそのまま、ギターソロとかはいいな〜、よく弾けてるな〜、ってのも予定調和と言えば予定調和、ただ、それが当たり前の姿だからここをクリアーしないとどうしようもないのだが、色々聴きすぎている自分的にはいつもの音かも、って気がしてしまっていかん。作品的には凄く良質なのにそんな感触を抱いてしまうって…、好みなのにな。最近は自分の好みも変わりつつあるのかも。もっともっと刺激的でハイレベルな美楽とか…そうして音楽は進化していくのだろう。





Arch Enemy - War Eternal

Arch Enemy - War Eternal (2014)
ウォー・エターナル (初回限定盤)

 やっぱギターって面白いな。ギターソロってのは無いと華が無いように感じてしまって、それはメタルやハードロックであればあるほどにそう思う。だからと言ってピロピロと鳴ってるだけのソロじゃ面白くもないし、今時のギタリストさんはそういうのはもう普通に弾けちゃうからそれ以上での個性とか旋律とか見せ方とかそういうのが必要になってくるのだろうけど、なかなか自分みたいに適当に聴いているだけだとそこまで聴いて取れない事も多くて、そのひとつにArch Enemyのマイケル・アモットというギタリストがいる。ベビメタの「IDZ」のギターソロは彼が弾いているとのことで、まぁ、それ以外にアチコチで名前を聞いてたワケなんだが、とにかくマイケル・アモットのギターを聴いてみようと思ってもArch Enemyを聴くというのが辛くてねぇ…、なかなかきちんと聴けないんです…歌がダメで…。

 2014年新作の「War Eternal」ではボーカルがまた代わったらしく、The Agonistのオネェチャンになったらしい。ただ、結局スクリームボイスでの歌なのでやっぱり聴き辛い事に変りはないのだったが…。ただ、アンジェラ・ゴソウの時よりもまだ人間的と言うか歌の情感ってのがあるのかいたずらに辛いな〜ってんでもなかったから助かった。歌に重きを置くことはないんで、邪魔にならなきゃ聴けるんで、これくらいだったらまだ楽器の一部的に聴けるのかな、と。まぁ、あまり変わらんけど。

 ってこともあって何度も挑戦しつつなかなかじっくりと聴けなかったマイケル・アモットのギタープレイってのを幾つか聴けた。凄い個性とメロディセンスだな…、こんだけ縦横無尽に旋律を紡ぎ出すと際立つのはよく分かる。やや一辺倒的なリズムの中でのソロプレイになるのは曲が速いテンポのものばかりだからだろうか、音符を無視しながらってのはあまり聴かれなかった、ように思うけどきっとそんなことは無いのだろう。マイケル・シェンカーも認めているギタリストだからどんなのかな〜とず〜っと気になってたけど、この新作「War Eternal」でようやくまともに聴けた気がする。アルバム的にも結構良いんじゃない?疲れるけど(笑)。



Kiss - Lick It Up

Kiss - Lick It Up (1983)
リック・イット・アップ~地獄の回想

 ベビメタヨーロッパ・ツアー大成功と何と言ってもソニスフィアでの堂々たるパフォーマンスと自信…どころか制圧とまで言って良いくらいの歌唱と度胸に感動しまくって何度も見てしまった次第だが、まさかああいうのが日本から世界に発信できるサウンドになるとは予想だに出来なかった展開。だから故に多くのファンが親心丸出しで熱い思いを彼女たちに向けていたのだろうと。もちろん本人たちは一生懸命パフォーマンスして歌うだけだけど、見ているだけでも確実に着々と成長してしまっているのがわかるのがユニーク。これからはメタル寄りの曲が増えてくるんだろうな…として歌もそっちに近づくのかもしれない。もう花開く直前まで来てしまっている気がするし、などと余計な事ばかりを考えてしまう相変わらずのベビメタ熱に侵されつつ、ブログのネタどうしようかな、と悩みつつ、メタルはやっぱ深過ぎて入りきれないな、という自分に気づいたんでちょいと後戻り。

 キッスが1983年にリリースした「Lick It Up」というアルバム。当時の話題は音よりも何よりもメイクを取ったキッス、という一点に尽きた。ジャケットを見てとっても残念な気がしたのはなぜだろう?見たかったけど見たらつまらない…つうかだから何?なんだよね。欲をそそりつつも見えてしまったら面白くない、と言うかさ、知ってる人達とかならアレだけど結局知らない顔が出て来ただけで、余計につまらない、普通の人達(以下)な素顔に残念感が漂ってきたとは大きな声では言えないか。プロレスのマスクマンとかもそうだけど見てもしょうがないんだよねぇ。しかもジャケットのセンスがまた無さ過ぎててメンバーが立ってるだけっつうんで、迫力ないし、そんだけ音で勝負しますって話だったんだろうけど、それにしても…。

 と戯言ばかり書いてるけどアルバムの中味は割と悪くなくて、キャッチーでややハードに、そしてキッス流のポップメロディがふんだんに散りばめられているという良質な作品なのだ。ヴィニー・ヴィンセントの貢献度が高いのもあってか音的にはややメタリック感が強いけど時代的にはそれで良かったんじゃない?Quiet Riotが大ヒット飛ばしてJudasu Priestも売れた頃だし、時代はもう80年代メタル突入期だったし。だからこそジャケットのつまらなさが…って話だけど。しかしこの頃のHR/HMは聴きやすいなぁ…凝った展開とか無くてストレートだからだろうし、だからこそバンドの個性がしっかりしてないと差別化出来なかったんだろうが、こんだけのバンドだとやっぱりしっかりしてるからそこはね、楽しめる。キッスアーミーからしたらちょっとウケないんだろうけど(笑)。





Megadeth - Peace Sells But Who's Buying

Megadeth - Peace Sells But Who's Buying (1986)
Peace Sells But Who's Buying

 80年代半ば頃は多感期でもあり友人とのコレクションの交換に余念がなかった。何人かの友人とテープを交換しあってアレコレと音楽を聴きまくっていたのだが、そりゃもうありとあらゆるものが入ってくるワケで、好みとかが確立されつつある頃だから似たような趣味の連中もいればまるで畑違いなのも聴くという、今の自分の原型ってその辺にあったんだろうなと思うくらい毎日色々なのを聴いてた。その内の一人がメタルからスラッシュとかにハマってってとにかく人が聞けないのばかりを持ってきててやたらと聴いた記憶が…、その中のひとつにメガデスも勿論入っていたのだった。

 1986年リリースのメガデスの2枚目のアルバムにしてメジャー一作目となった「Peace Sells But Who's Buying」。当時の記憶は…ややこしくてよくわからん…みたいな感じだった。そこからもう全然聴いてなかったけど、この流れで30年ぶりくらいにようやく再挑戦しました。んで、その感想はと言えばかなり驚いた。スラッシュ四天王って…随分とやってることも向かっってる方向も違うバンドじゃないか、と。知的なという気もないけど、これだけの変則的な曲構成を繰り広げてメタル、って今じゃ普通だけどこの頃そんなバンドはほぼ皆無。メタリカが少々複雑だな、くらいでまだドリムシやクイーンズライクが出てくるか来ないかの頃だからなぁ…、それでもいち早くそういうプログレ志向的なメタルを出していた事に驚いた。そりゃガキの頃の自分には全然受け入れられなかったハズだわ。シンプルなR&R大好きだったしね。それと歌が歌じゃないってのはまぁ、この手のはそういうモンだけど、ちょっと違うみたいに思ってたのかもな。

 しかしコレ、かなりの名盤なんじゃないか?メガデスが一目置かれていたってのがよくわかった。スラッシュだからと言って聴かずに片付けてたのはちょっともったいなかったかも。ただ、深みっていう意味ではちょっと何かが欠けている感あるように感じだけど、多分慣れの問題。しかし曲が全然覚えられないくらいに複雑…、スラッシュらしさなんて全然無いんだけどどうなんだろ?普通にメタルじゃないの、これ?別にこだわってないんだろうけど…。そんな事を思いながらもさっさとアルバム一枚聴き終えてしまった…いいな、聴きやすいわ。



Metallica - Load

Metallica - Load (1996)
Load

 時代に敏感に反応したことで暗黒の90年代を生き残った…どころかその時代をステップにしてモンスターバンドにまで駒を進めてしまったのがメタリカという異端児、らしい。メタリカも聴かなかったからなぁ…、ただ、この時代は普通にメインストリームに出て来ていた事もあってか名前を見かける事や深夜枠MTVなんかでも見ることが増えた気がするが、それはそれなりに売れていた、と言うかモンスターバンドになっていったからだろう。普通にポップチャートの中で出てくるんだもん。…ってもポップチャートの番組見てるワケじゃないけど。

 Metallicaの1996年リリースの5枚目?となる「Load」。まぁ、大問題作ではあるわな。リリースされた当時からとんでもなく酷評されまくってた割にはヒットチャートを上り詰めたらしいという訳の分からん売れ方を誇っていたようだ。この頃聴いたっけなぁ…多分ちょっとくらい聴いたかもしれないけど、メタリカって意識はなかったんじゃないかな。とにかくどこでも問題作として語られていたし、自分はそれまでのメタリカも知らなかったんで別にどうとも思わなかったけど、これで世界のメタリカだと言われてもピンと来なかったってのはある。んで、挑戦したんだけどね…、これはもう問題作を超えてるわな…と。時代に則した音とも言えないし、メタリカらしくもないし果たしてどこに向かおうとしている音なのか…、横乗りはあるしスライド・ギターもあるしメロウもあるしメタリカって結構器用に色々出来るバンドなのか?ってのを見せてるのかもしれない。それにしてもジェイムスの歌声の変化は見事だ。歌えるボーカルになってきてるし表現力は明らかに増しているしね。

 ただ、曲がつまらん。それは事実だろうし、フックが足りないしスピードももちろん、重さもそれほどない。じゃあ何を目指したんだ?みたいなトコあって、多分一般のリスナーへの普及くらいしか思い付かない。事実この作品で一般への露出は増えたと思うけど、肝心のコアなファンからそっぽ向かれてちゃな…、でも結果的には今の地位なんだから良かったと言うことだろう。メタリカって問題作じゃないのがないんだからいいのか、と開き直ってしまえばマルな作品か。



Pantera - Vulgar Display of Power

Pantera - Vulgar Display of Power (1992)
Vulgar Display of Power

 折角だから今まで聴いてないメタル系でも聴いて見るか、などと無謀な試みに挑戦。多分ウチのブログ見に来てくれる人ってメタルとかも詳しい人多いんで何言ってんだかな、と思われること必至なのだが、まぁ、今更そんなん気にしてもしょうがない(汗)。っても、バンド名知らなかったりしてもしょうがないしさ、90年代ってのもホント全然リアルタイムでは聴いてないの多いし、一体何してたんだろ?って自分でも思うが、そんな中でもギター系の話からでも割と話題があったなと言うのがパンテラ。ギターのダイムバック・ダレルの銃殺っていう最期もぶっ飛んでたけどさ。

 Panteraの2枚目「Vulgar Display of Power」、1992年作品ってことで、話題だけは知ってたけどこんな音だったんだね。重低音系なギターリフが印象的なのと複数のリフとか曲を絡めて作り上げたのか、っつうくらいに展開が多様な気がする。正直言って当時どうしてこれがシーンにインパクトを与えたのか今じゃわからない。あまりにも今では普通の手法になっているのばかりだから。でも、多分スクリームとか曲の繋ぎとかギターの音とかデジタルチックなエフェクトとかそういうのが全部革新的だったんじゃないだろうか。好みではないけど自分が「あぁ、最近のメタルだな」と思う音がここからなのかもしれない。ここも歌がメロディを歌うってんじゃなくて今風な感じで、もう20年も前なのにね、進化のスピードは決して速くないのがメタルだろうか。その分多様化するスピードは速い気がするが…。

 やっぱり90年代のアメリカなのかな、暗さが際立ってきている感じ強い。それが良いのかもしれんし、この重さもメタル的で多分後に随分と引き継がれていったサウンドでもあるんだろう。自分的にはあまりピンと来てないんで何も言えないけど…。



Slayer - Reign in Blood

Slayer - Reign in Blood (1986)
Reign in Blood

 ベビメタ効果による音楽的背景漁りなんてねぇ、考えたことなかったけどアレはアレで凄く聴きやすいワケで、そこはもうアイドルメロディだからだろう。それにしてもバックの音は純粋にデスメタル系なワケで、そこだけ切り取ると自分はほとんど聴かない音なんでよくわからないんだよね。ただ、それでもあのヘンだろうなとかはあって探ってみるんだけど出てくるバンド名そのものがわからないんでどうしようもない(笑)。まぁ、いいか、そんなこと気にしなくてもってのが本音なんだけどリアルタイムで先の友人から渡されたテープなんてのをマジマジと見直してしまっている今日此の頃でした…。

 スレイヤーの名盤と言われる1986年リリースの三枚目のアルバム「Reign in Blood」。これも何かとんでもなく聴けない音だったなぁ〜と記憶が蘇ってきた(笑)。うるさいってのはこういう事を言うんだろうってくらいにロックとか音楽っていう概念からはみ出た作品だったんじゃないだろうか?当時はもう即座にゴミ箱行きだろ、ってくらいのモノだったけど多分ハマる人はとんでもなくハマったハズだ…ってのは今改めて聴いているからだ。テープを眺めながらYouTubeで聴いているという反則技なのだが、まぁ許してくれ(笑)。あーだこうだと過去の記憶はもちろん鮮明に蘇ってくるのだが、今聴いてるとさ…、凄く男臭くてゴツゴツしてて速くてうるさくて展開してて怖い音って感じ。カッコ良いじゃないか…、ハードコアパンクの要素が強いからか自分的には随分と馴染みやすい…と今更ながらに思うワケだが、やっぱり攻撃的なトンガリ具合の方向ってのが好みなのかな。かと言ってずっと聴いていられるってほどじゃないのでまだまだ慣れは必要だろうけど。

 ここからベビメタへってのはなかなか繋がらないんで直接的な影響ではないんだろうけど、デスメタル系への布石は十分にあるバンドだし、ちょっと加工したら今のバンドじゃね?くらいのクオリティだし、この頃こんなのレコードでメジャーからリリースされていたってのが何か凄いなぁ…。しかもきちんと何十年も商品として機能しているのも凄い。こんなの聴いてたら自分が強くなった気がするんじゃないだろうか(笑)。





Anthrax - Among the Living

Anthrax - Among the Living (1987)
Among the Living

 この週末はひたすらベビメタを追い掛けてて…、そうヨーロッパ・ツアーでどこでもものすごい熱気でね、YouTubeとかTwitterとかで見てるともう大変。外人もアホだなと思うくらいだけどカワイイは正義ってのも確かに世界共通ってことだ。極めつけはSonisphereフェスでの堂々ぶり。アンスラックス、スレイヤー、メイデンと同じステージに立ち堂々とパフォーマンス、伝統格式高い英国での異端児であることは間違いないけど、大反響とのことでとにかく面白い。そんなんをひたすら追い掛けてたけど、自分ってこの音の背景って微妙に通ってないんだよなぁ…とベビメタからもルーツを漁るのか?とちょっと散策。

 アンスラックスの1987年にリリースされた3枚目の作品「Among the Living」。当時もリアルタイムで友人がカセットテープに録ってきてくれて「とにかく凄いから」ってくれたんだが…、もちろん聴けなかった。何やってるのか何なのか轟音のノイズに歌メロにならない歌メロが入ってて、様式美的な部分も無くひたすらに無骨なゴリゴリの世界。そんな印象だったんだろうと思う。後日友人に「どうだった?」と訊かれてさ、「ダメだコレ」って返したけど、彼は「そうか〜、そうかもな〜、でもこれ凄いんだよ」と笑顔で言ってたことを今思い出した。

 んで三十何年後の今、また聴いてみた。ミクスチャーな音だったのかもな、と改めて。スラッシュのイメージがあったからもっとひたすら速くて何やってるかわからない音だったと思ってたけど割と音楽的な側面あるじゃないか、という全然違う所に気づいた次第。それと歌がハイトーンとかじゃなくてやはりインディアン系ってのもあって歌メロじゃなくてもっと土着的、ってのか…のちのラップ系なんてのも入ってきてる頃だ。そういえば昔はアンスラックスのファーストアルバム聴いた時もっとうるさかった記憶があった…。こういうのは時代と共に聴かないとなぁ…、今からじゃさすがに入り込めない気がする。しかし好きな人多いってのもわかる。メタリカやメガデスほどじゃないけどかなりの変態的展開とスラッシーな音世界な感じだし。





System of a Down - System of a Down

System of a Down - System of a Down (1998)
System of a Down

 ちょいとiTunesラジオを聴きながらアレコレ…何かヘンなの流れてるな〜、何だこれ?って見るとSystem of a Downとある。勿論この時点で全然知らなかったワケですが…、この流れで出て来ても良いバンドだってことのようで、気になるとどんなんだろ?って調べてみるクセが付いてるからこんな時楽しめる。まずは音だけからなんで背景とかわかんないしさ、ただ、ヘヴィなんだけどそれだけじゃないし、何かヘンな雰囲気、って思ってね。ただ、やり過ぎてるとそこまで聴かないしっていうのはあるんだが、何か一度気になると凄いな、これ、どこまでやるんだ?みたいに思ってしまって…。

 1998年にデビューアルバム「System of a Down」をリリースした、何と調べてて驚いたけどアルメニア系アメリカ人、要するにアルメニア人なワケで、アルメニアっってさ、まぁ、中東系なワケよ、多分。んでも目一杯アメリカ人なんだから2世とかなんだろうけど、そこにまず驚いた。へぇ〜、こんなヘヴィなのをアメリカ人に混じって出来ちゃう、出て来ちゃえるワケ?みたいなのがさ。それだけでなく、出てくる音の面白さが単にアメリカ人の音だけじゃなく、独自のセンスがあるからなのか、コミカル…コミカルっつうか変態っつうか…コメディバンドじゃね?ってくらいのユーモアがある。それでもウケてるんだから一般的にもさぞや楽しめるのだろう。ヘヴィネスでパワフル、そして変幻自在な歌とメロディ、いや〜、時代は進化してるねぇ…。

 ハードコアパンクに近いんだろうと思うけど、どうなんだろ?自分的にもう最初聞いた瞬間からあぶらだこっつう日本のバンドの初期作品を思い出してしまった。あぶらだこの方が尖ってたけど。普通に出来るヘヴィロックは全部やりつつお茶目なセンスを入れて、それでも普通にメロディセンスがかなり違うんでユニークなんだけど音の作り方自体はアメリカのこの頃のヘヴィロックな音、何か不思議。インダストリアル系になるのかなぁ…、退廃感は強いね。皆こんなの聞いてた時代なんだなぁ…。



Korn - Korn

Korn - Korn (1994)
Korn

 今になって、だが90年代な音をチョコっとつまみ食いしてるんだけど、どれもこれも暗いし重いし病んでるのが多いな(笑)。そんなに不遇な時代だったっけ?日本じゃバブルハジけて結構悲惨な状況下ではあったかもしれないけど…あぁ、英国も割と悲惨だったな。アメリカはそこまでじゃなかったと思うけど、アメリカからこの暗くて重くて鬱なバンドがどんどん出て来た…どころかビデオとか映画とかも猟奇的なのがウケた時代で、そういうの全体からしてダークな90年代だったワケだ。ただ、真っ只中にいた時はそれを楽しんでたっていう人の方が多いんじゃないかなぁ。気にしてなかったしそういう面白いのがメジャーになってきて病んだ世界観ってのがさ。オタクやマニアなんてのもこの頃に浮上してきたし。

 そんな90年代に出て来たもう暗くて重くて病んでてイカれてる代表的なバンドがあのカリフォルニアから出て来たワケで…Kornです。正直、昔聞いたことあるけど全然暗すぎて重すぎて、それでいてあまり深みを感じなかったんでさっさと離れていった経験を思い出すが、この流れだしまたちょっと手を出してみよう、ってことで1994年にリリースされたファースト・アルバム「Korn」。何やら日本に上陸する際の前評判が高かったんだが、どうもこの重さ暗さは馴染めなかったなぁ…、今聴けばなるほど、そうか…ってわかるし、楽曲は重いけど歌はメリハリ付いてるしスタンダードになってるから良いんだけど、出て来た時は自分には早すぎた音だったのかも。

 んで、聞いてるんだけど…、やっぱり重い、重いけど、こんなにインダストリアルなメタル、メタルっつうよりもノイズに近いギターの歪み具合は7弦系だからだろうな…、あと歪み方も粒が揃っててノイジーだしこういう音自体がかなり無かった音で、そこにこのバッキンバッキンのベース音、この手の音ってKornが最初なのかな。アメリカからこういうのが出てくるってのが90年代のシーンを象徴している。英国系ではオアシスとかだもんな。メタルは無くて北欧系が着々と…って頃、アメリカでコレかよ、と。凄いパワーと何と言うのか…引き込まれ具合が凄いっつうか…それでも割と聴きやすい歌だからウケたんだろうし、メタルサイドからもこのヘヴィダークネスさはウケたワケで、タフな作品だ。他のアルバムはもっと聴きやすくなってるのかもしれないけど、ファーストはもう完全に独自世界。



Limp Bizkit - Significant Other

Limp Bizkit - Significant Other (1999)
シグニフィカント・アザー

 90年代ってロックが死んでたって言われるけど自分は何聴いてたかな…と思うと、確かに古いロックのほじくり返しと再発リマスター系ラッシュなどなど、いくつか新しい旋風を耳にしたけど残ってたのは大して無いという参上だったか。シーンとしてはグランジ系、ミクスチャー系にラップ、そんなんが多かった気がするけどほとんど通ってない。もっとピュアに聴けばハマったかなっての多いんだろうけど、もうさ、オールドロックの方が面白い時期だったからそっちばかりで、ある意味ではそれも新しかったワケで。

 1999年にリリースされたLimp Bizkitのセカンド・アルバム「Significant Other」。当時の記憶はかなり怪しい…、この後のアルバム「Chocolate Starfish And The Hot Dog Flavored Water」はWWEで散々流れてたからCD持ってたし聴いたんだが、こっちのはジャケットは見たけど…記憶に無い。ただ、無茶苦茶売れたって言うからなぁ…、って思って聞いているんだけど音としての記憶は無い。テレビの記憶もない。ただ、「Chocolate Starfish And The Hot Dog Flavored Water」は割と聴いていたんで、Limp Bizkitってバンドの音ってのは何となく認識していて、それはもうこっちの「Significant Other」もまるで同じで正にLimp Bizkitだという音。この辺は他のバンドもそうだけどそれぞれが同じミクスチャーと言えども見事に個性を出し切っている。リンプで言えばかなりメロディアスで引っ掛かりが少ない歌が特徴的かも。音はもちろんヘヴィロックなんだが、それでも行き詰まったような悲壮感じゃなくてもちっと小奇麗。良いか悪いかわからんけど。

 さすがに90年終盤に出て来ているから洗練されたんだろうと思う。開拓者達とは異なる洗練さがアメリカという市場では受け入れられやすかったのか爆発的ヒット、ヒットしたからと言ってロック好きにはつまらないか?ってぇとそうでもなくてきちんとパワー持っててロックしてる。ハードだし、この時期はこういうのが主流だったけどどうやって作ってるんだろ?って思うくらいなもんだ。曲の体を成していない曲にしか聞こえないんだけど、カッコ良いんだもんな。今聴くとかなりお子様向けな部分あるけど、それも含めて一世を風靡したバンドか。



Red Hot Chili Peppers - Live in Hyde Park

Red Hot Chili Peppers - Live in Hyde Park (2004)
Live in Hyde Park

 まだまだ聴いててゾクゾクするロックってのはたくさんあるんだろうな~と改めて実感した作品をこの流れでチョイス。それも以前のコメントでご紹介頂いた作品でして、有難い事です。長年の読者さん達には多分自分の好みってのは何となく把握されていると思うし、流して適当に書いてるな~みたいなのも明らかに分かるでしょうし(笑)、気合入ってるのはこれもまたエラく熱く書いてるなってのもね、うん。だからお薦め頂く時もそういうの踏まえてだったりするので助かります。んで、古目のロックとかなら何の抵抗もなくそうかそうか…って入っていくんですけど、それはもうベースがわかってるからで想像できる範疇だからってのはあるんだろうと思う。ところがそういう次元を超越してオススメされるアルバムってのはこれもまた別の意味で楽しみになって取り組む…反応はそれぞれだけど今回はかなり驚いた次第…。

 Red Hot Chili Peppersが2004年にリリースしたライブアルバム「Live in Hyde Park」。レッチリなんて自分でも知ってたくらいだから90年前後くらいに出て来たバンドでしょ?アレって…靴下ぶら下げてアビーロード歩いてたオフザケ集団だったんじゃないの?くらいしか認識してなくて、レッチリ出身で云々とかレッチリのライブで云々とか全然信じてなくって、また音をまとも聴いたのも幾つかのアルバムくらいで、それも全然響かなくて面白みも感じなくてそのまま…故にそこから先に進むこともなく、あぁ、あったな…くらい。いや、世間的には大物バンドのテクニカル集団という話でしたが、まぁ、アメリカのバンドだし、そうだろなと全然食指動かず。ライブ見ることもなかったし自分の好きな世界からそこの辿り着くこともなく、今に至る。が、コメントでどうも引き込まれるのがあったんで気になって…ちょっと聴いたんです。

 何じゃこりゃ??って。アルバムで聴いたことのあるレッチリとは全然違うスーパテクニカル集団のハードな演奏が聴けるじゃないかと。今までフリーのベースって何が?ってくらい知らなかったんだけど、こいつを聴いたら一発で認識変わった(笑)。世界2番目位のベーシストじゃないか?って。1番はやっぱジョン・エントウィッスルだろうし2番はジャック・ブルースとかジャコパスだから…そんな感じ。でもさ、比較対象としてはベーシストとしてって言うか、あくまでも歌のバックにあるベーシストのベースラインとしてのお話となると2番目なワケ。インストのベースだったら誰でもハードに弾けるもんね。でも歌とバンドを殺さずにこんだけベース弾くってなかなか…。それであの変態なのか、この人?どっかネジ壊れてるんだな…。そんなことを考えながらこのとんでもないベースライン中心のパワーにヤラれつつ、歳取ってもかっこいい音出してるんだ…だからこそ世界で残ってるんだ、って思った。他のアルバム聴くくらいだったらこのライブ盤ひたすら聴いてる方が面白い。



Rage Againt The Machine - Rage Against the Machine

Rage Againt The Machine - Rage Against the Machine (1992)
Rage Against the Machine

 レゲエって反勢力の象徴みたいに見えた時期があって、一つの政治的主張手段でもある、みたいななんとかイズムみたいなのがあるのかなって思ってた。実際にはそこまで露骨に反勢力であろうとした人は多くはないのかもしれないけど、パンクあたりからそういうメッセージ色を音楽に乗せて打ち出すってのは主流になっていったし、そこでなら自由にモノが言えるっていうのもあったのかもしれない。それを気にするような政府ってのもあんまりなかったとは思うけど、それは先進国でのお話でそうでもない国ではやっぱりマークされるものだったんじゃないだろうか。まぁ、ジョン・レノンなんかもその筆頭だったけどさ。ボブ・マーリーやジェームス・ブラウンなんかの主張の方がより一層民族色とか支援しているファンたちの狂熱さがより一層そういう印象を過激にしていた感がある…あくまでもそういうのを全然知らない自分の印象だけど。

 Rage Againt The Machineというバンドが90年代頃に出て来て、割と流れてた。その頃の1992年のデビューアルバム「Rage Against the Machine」を反勢力の代表って感じで聴いてみた。まぁ、当時もちょこっと聴いたんだけどミクスチャーってのがそもそも理解できなくてまるで受け付けられなかったんで名前はよく聞くけど自分とは無縁の世界、みたいな感じだったし。ラップとかもそうだしこのブログで見ててわかるけど黒い系のってブルース以外はまず出て来ないワケでさ、ラップなんて以ての外、って感じなんで…。って聴いてみて、あぁ、もっと自分が当時から敏感だったら面白かったかもな…って思った。それくらい熱意とパワーと真実に溢れている音だった。多分当時の社会風潮からした時にこの強烈さは重すぎたんじゃないかなぁ…、特に日本では。ただ、それでも結構売れたし一般層への普及もあったし、新しい世代の音楽のひとつって感じだった。

 この頃回りではNirvanaとかレッチリとか…そういうので自分はもう全然通らずで古いロックをひたすら一辺倒に聴いてた時期だから余計に被らなくてね、今にして思えばちゃんと通っておけば良かったかも、とは思うけど、やっぱりこういうのは苦手だ。言葉がわかればもっと取っ付き易いのかもなんて思うが。しかし、冷静に聴いているとバックの音は割とオールド・タイムなギターリフなどで構成されてて、ドラムにしてもベースにしてもかなり重く作られてる、だからLed Zeppelin的と言われていたのも何となく納得。曲展開はベタだけど忙しいから飽きないし。ボーカルは歌詞はともかく、メロディや歌い方はこれもまたある意味ロバート・プラントかも…ってのはメロディが存在していなくて曲に合わせた歌詞のラインをなぞっているというようなスタイルだから。ただプラントの方がもっと聴きやすいトーンで入ってくるけど。あぁ、そういう意味でLed Zeppelin的って言われてたのかぁ…、でも明らかに破壊的なパンクエッセンス入ってるしラップに近いボーカルだし、ベースのハジけ具合はこの時代からの象徴だし、90年代のミクスチャーってそういうことだったんだな。今聴くとやや外れてる感あるけどパワーは凄いし、こういう出し方ってのもまた独特。



 | HOME |  »

プロフィール

フレ

Author:フレ
物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


ロック好きの…別館リンク


ブログ検索


最新記事


カテゴリー


最新コメント


最近のトラックバック


カレンダー

06 | 2014/07 | 08
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

過去ログ+

2017年 04月 【27件】
2017年 03月 【31件】
2017年 02月 【28件】
2017年 01月 【32件】
2016年 12月 【32件】
2016年 11月 【30件】
2016年 10月 【31件】
2016年 09月 【30件】
2016年 08月 【31件】
2016年 07月 【31件】
2016年 06月 【30件】
2016年 05月 【31件】
2016年 04月 【30件】
2016年 03月 【31件】
2016年 02月 【29件】
2016年 01月 【32件】
2015年 12月 【32件】
2015年 11月 【30件】
2015年 10月 【31件】
2015年 09月 【30件】
2015年 08月 【31件】
2015年 07月 【31件】
2015年 06月 【30件】
2015年 05月 【31件】
2015年 04月 【30件】
2015年 03月 【31件】
2015年 02月 【28件】
2015年 01月 【32件】
2014年 12月 【31件】
2014年 11月 【30件】
2014年 10月 【31件】
2014年 09月 【30件】
2014年 08月 【31件】
2014年 07月 【31件】
2014年 06月 【30件】
2014年 05月 【31件】
2014年 04月 【30件】
2014年 03月 【31件】
2014年 02月 【28件】
2014年 01月 【32件】
2013年 12月 【32件】
2013年 11月 【30件】
2013年 10月 【32件】
2013年 09月 【30件】
2013年 08月 【31件】
2013年 07月 【31件】
2013年 06月 【30件】
2013年 05月 【31件】
2013年 04月 【30件】
2013年 03月 【31件】
2013年 02月 【28件】
2013年 01月 【32件】
2012年 12月 【32件】
2012年 11月 【30件】
2012年 10月 【31件】
2012年 09月 【30件】
2012年 08月 【31件】
2012年 07月 【31件】
2012年 06月 【30件】
2012年 05月 【31件】
2012年 04月 【30件】
2012年 03月 【31件】
2012年 02月 【29件】
2012年 01月 【32件】
2011年 12月 【31件】
2011年 11月 【30件】
2011年 10月 【31件】
2011年 09月 【30件】
2011年 08月 【31件】
2011年 07月 【31件】
2011年 06月 【30件】
2011年 05月 【31件】
2011年 04月 【30件】
2011年 03月 【31件】
2011年 02月 【28件】
2011年 01月 【32件】
2010年 12月 【32件】
2010年 11月 【30件】
2010年 10月 【31件】
2010年 09月 【30件】
2010年 08月 【31件】
2010年 07月 【31件】
2010年 06月 【30件】
2010年 05月 【31件】
2010年 04月 【30件】
2010年 03月 【31件】
2010年 02月 【28件】
2010年 01月 【32件】
2009年 12月 【32件】
2009年 11月 【30件】
2009年 10月 【31件】
2009年 09月 【30件】
2009年 08月 【31件】
2009年 07月 【31件】
2009年 06月 【30件】
2009年 05月 【31件】
2009年 04月 【30件】
2009年 03月 【31件】
2009年 02月 【28件】
2009年 01月 【32件】
2008年 12月 【32件】
2008年 11月 【30件】
2008年 10月 【31件】
2008年 09月 【29件】
2008年 08月 【30件】
2008年 07月 【30件】
2008年 06月 【30件】
2008年 05月 【31件】
2008年 04月 【30件】
2008年 03月 【31件】
2008年 02月 【29件】
2008年 01月 【31件】
2007年 12月 【29件】
2007年 11月 【30件】
2007年 10月 【29件】
2007年 09月 【28件】
2007年 08月 【31件】
2007年 07月 【30件】
2007年 06月 【29件】
2007年 05月 【30件】
2007年 04月 【30件】
2007年 03月 【26件】
2007年 02月 【27件】
2007年 01月 【20件】
2006年 12月 【31件】
2006年 11月 【30件】
2006年 10月 【31件】
2006年 09月 【30件】
2006年 08月 【31件】
2006年 07月 【31件】
2006年 06月 【30件】
2006年 05月 【31件】
2006年 04月 【30件】
2006年 03月 【31件】
2006年 02月 【28件】
2006年 01月 【31件】
2005年 12月 【31件】
2005年 11月 【30件】
2005年 10月 【20件】


リンク


RSSフィード


全記事表示リンク

全ての記事を表示する


QRコード

QR

Click! Click!


楽天市場
HMVジャパン

Amazon