AC/DC - Live at River Plate

AC/DC - Live at River Plate (2012)
Live at River Plate

 メジャーなロックバンドってのはよく出来てるな〜とつくづく思う。ここの所マイナーなドイツ産ハードロックばかり聴いてたんだけど、並行して色々聴いててさ、Taylor SwiftとかZeppelinとかAC/DCとか、ま、他にもあるけどやっぱり全然メジャーものは違う。Zeppelinなんてのはかなり経路の変わった部類だとは思うが、他のメジャーどころってのはやっぱ洗練されてるもんな。音にしろ曲にしろライブにしろ、ね。だから聴きやすいワケで、音楽のプロだよなと。まぁ、ちょっとマイナーな雰囲気に飽きて来たってとこで何かガツンとメジャーなの聴きたいな、って思った所で本日のお題。

 AC/DCが久々の新作「Black Ice」をリリースしたのが2008年、そこから超大規模なワールドツアーをひたすら2年近く行ってて、その模様を記録したDVD「Live at River Plate」が2011年にリリースされた。んで、今回はそのブエノスアイレスの熱狂ぶりを収録したCD盤がリリースされたワケだ。ま、自分的にはやっぱDVDの映像を見てしまうのだが、やっぱり洗練された超王道ロック・バンドの姿なのだな、これが。出音が違うし曲の洗練さ加減も違う。比べてもしょうがないんだが、それでもAC/DCだって所詮はオーストラリアのハードロックバンドという出自なんだからドイツのマイナー系とさほど変わらなかったハズなんだよな。もっとも売れるんだ、とかロックで食うんだ、とかボン・スコットとの約束、とか色々あるわけで、全然違うっていうのはそういう情念だろうと思う。ある程度の妥協と自分たちらしさの出し方、器用に渡れたんだろう。それができないとやっぱB級だったりするし(笑)。ま、それはともかく…。

 今回のCD「Live at River Plate」はDVD盤「Live at River Plate」と共にあった方が良い。なんせ何演ってもひたすら熱狂的なライブが常に繰り広げられるブエノスアイレスを含む南米という地なのだ。ホントにさ、リオとかブエノスアイレスとかって凄いんだよ、熱狂ぶりが。どんなバンドもここでやっちゃうとDVD化したくなるらしい(笑)。開拓したのはQueenだと思うが、そのせいかハードロックやメタル系はとにかく凄まじい熱狂ぶりを発揮していくれる地なのだ。そして今回のAC/DCのライブ盤もここだ。いつもの、例えばIron Maidenのライブなんかと比べると大人しいと感じるのはAC/DCの場合は多分ファンに大人が多いんだと思う。Iron Maidenとかだとガキも多いからもっと白熱するもんな。ただ、AC/DCの「Live at River Plate」もやっぱり凄い狂熱ぶりなのは確か。しかし凄いステージ組んでるな、これ。花道100mくらいあるだろ?そこを走ったりしてるのもこの爺さん達、すげぇな。バンド側のパワフルさも昔と変わらないもん。もっともアンガス・ヤングにその姿を重ねることが多いのだが…。

 しかしAC/DCって不思議なバンドだ。本来こんなにデカくなるハズのないバンドの音だしライブもそんなに客の目線でできるバンドじゃないし、何でこんなどデカイところでライブできるようなバンドになって、世界中で売れるバンドになっちゃったんだ?曲だって単調なの多いし、それは全曲が、って意味だけどさ、ライブ丸ごと見て聴いててつくづく思った。カッコ良いのはカッコ良いけど、曲…凄く似てるよな、どれもこれも。リズムとグルーブがワンパターンだからっての大きくて、ただそれが欧米諸国のとあるファン層にはウケるんだろう。自分なんかはやっぱりどこかで飽きちゃうんで、長々とは聴いていられない感じ。ただ、カッチョエェな〜と思うんで適度な長さが良いな。

P.S.
これでガンなんかぶっ潰せ、わが友よ!

Live at River Plate [DVD] [Import]
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Dschinn - Dschinn

Dschinn - Dschinn (1972)


 まぁ、アレコレとドイツ産ハードロックらしきバンドをネット上で世界中を探しまわり、それらしい音をバンドなとアルバム名と発売年度で当たりを付けてメモメモ…、それを基にYouTubeで試聴…、まぁ、ここで試聴レベルに終わるものも結構多くて、そりゃま試聴、だからさ、そういうもんだけど、この試聴ってのが昔は絶対できなかったワケですよ。こんなニッチなバンドなんてさ。それが出来ちゃうのが今の時代の良い所とも言えるけど、自分の音楽の幅が広げられない所かもしれない。知らないバンドのアルバムを買う時ってギャンブルで、えいやっ!って買っちゃうワケで、それが外れることも多いんだが、でも買っちゃったからよっぽど嫌いじゃない限り聴こうとするし、実際に聴く。んで、嫌いだ、と思えばそれは何で嫌いかを把握して嫌いになるんだが、そうじゃないのはやっぱもったいないから聴いて何か好きになれる所を探すんだよ(笑)。そうするとアルバムとしての印象も出てくるしわかってくる、だから無駄打ちも無駄じゃなくす、みたいなのあってね。それが試聴出来ちゃうとそこまでガメつくならないじゃない?んで、サラッっとダメだな、これ、って終わっちゃうもん。機会損失、かもしれんなぁ…。そんな試行錯誤をひたすら繰り返している最近、自分の場合は何曲か試して音を探して好みモノをDLとかCD探しに行くのだが、情報があるものは良いんだが、そうじゃないのは上記みたいなことをひたすらしているのだ。新しいジャンルに向かうのは何かと手間がかかるものだ。

 1972年にリリースされたDschinnというもちろんドイツ産のバンドの唯一の作品「Dschinn」というアルバム。もうさ、日本のアマゾンにはない世界になってきてアフィリ紹介できなくてただただ残念なんだが…、ドイツのアマゾンにはあります、何故かUK盤ですけど(笑)。まぁ、多分普通にそこまでして買う人多くはないと思うんで、適当にYouTubeで聴いてからってことになるんでしょうけどね、これがね、また…、何だろ?ハードロックはハードロック、思い切りハードロック。相変わらずドイツの基本に忠実なタイプのハードロックなんだが、音が悪いのか?ボーカルがやたらと出てくるんだけど、そのボーカルが割れてる…っつうかミックスが下手なのか?ボーカルの系統としては音のせいもあるけど声質がジョー・コッカー的でメロディセンスは…わからん(笑)。そしてバックは手数の多いドラムにランニングベース、歪んだハードギター、でもまるでブルースなしという感じでかなり単調な印象のするハードロック。ダサさ…70%くらいかな…、思い切りダサくはないけど熱いのは熱い。一辺倒なスタイルが純然たるハードロックバンドの様相ではあるしギターも鋭角的な音で疾走感たっぷりの曲も幾つかあって飛び付きやすい音ではあるな。ただ、何故か、何かが足りない…、どれも短めの楽曲で聴きやすいんだけどな…多分大曲がないから熱さを出しきれないんじゃないか、っていうトコかも。曲のリフはダサいし、ヒネりもないし、そのまんまなんだがな。

 やっぱね、そこら辺で簡単に手に入らない音ってのはどこか足りない音なのかもしれない。2006年にCD再発されてて、ひたすら色々な曲をボーナスで入れてるんだけど全然売れなかったんじゃないかな、ま、採算度外視なんだろうが(笑)。まぁ、知っててか知らずか、こういうバンドは自分たちのセールスアピールをするために著名な曲のカバーなんかを入れたりするようで、しっかりとヤードバーズの「For Your Love」が入っているんだが、これがまたさっきまでの自分たちのオリジナルな個性とスタイルを無視した単なるコピーになっちゃってて、個性発揮にはまるで繋がってこないのだ。それじゃ意味ないだろ(笑)。ちなみに「I'm in Love」は10ccじゃないです、10ccのは1975年にヒットなので、こっちがオリジナル…じゃなくて別の曲。まぁ、それなりに楽しめるけどちと物足りない、か。





Twenty Sixty Six And Then - Reflections On the Future

Twenty Sixty Six And Then - Reflections On the Future (1972)
Reflections On the Future

 いかん、まだまだひたすら聞きかじっているだけのジャーマンハードロック郡…、一回とか数回その時に聴いた程度でしかないものも多く、ブログにはその時の所感を載せているので次に自分が聴く時の目安にはなるんだが、まだその程度…、この世界の音は自分でもっと消化していかないと本気の内容は書き切れないし、語れないんだが…、ま、その辺はきっかけってのもあるからこれからで良いのだが、ちょっと情報量多すぎ(笑)。んで、また今の時代に手に入れることのできるようなアルバムってのはやはりどこかしら聴き所が多いのがあるワケで、そのヘンがツボに入ってるとこれまた厄介でさ、「良かった!好きだ!」って印象だけがアルバムのジャケットと共に刷り込まれるんだよね、記憶ってさ。今ならまずは手に入れとけ、って話で実際そうしているケースが多いんで後で困りたくはないが、やっぱ大変だよね(笑)。

 何でまたそんなことを思ったか…、1972年にリリースされた唯一のアルバムにして最後のアルバムとなったTwenty Sixty Six & Then (2066 & Then)の「Reflections On the Future」というアルバムを聴いててさ、とにかくこれまでの英国ハードロックで聴いてきた世界観を確実にぶち壊してくれた作品でね…、何がって、バンドの音ってよりはミックスとか音の作り方ってところの方が大きいんだけど、とにかく重くで分厚くてヘヴィ。更に楽曲の訳の分からなさも天下一品に近いかもしれん。アドリブならアドリブで分かるし、プログレ的展開や構築美ならそれはそれでわかるんだが、悪く言えば無茶苦茶でなんでも繋げているから曲として覚え切れん(笑)、それでも迫力が一貫しているからぶっとびの曲に仕上がってるのが「Reflections On the Future」の中の大作2曲の中身。なんじゃこりゃ?サイケとも言われるハズだしプログレとも言われるはずだが、ここで断言しておこう…、明らかにハードロックだ。70年代初頭のね。典型的なパターン。それはさ、サイケっぽさもあるし鍵盤ふたつっていうプログレ的発想もあるしやたらと長い複雑過ぎる曲構成ってのも言葉で言えばもちろんあるけど、絶対コイツラはハードロックやりたくてそこまでやってる。どこに向かいたいんだ?とか色々ツッコミたくなるんだけどさ、結果的にアタマ振れるカッコ良さがあるから良いんだよ。

 なんかややこしくて、オリジナルリリース時の「Reflections On the Future」は長尺曲を短縮バージョンに仕上げて発売したらしくて、それでもバンドの重さはしっかりと出ているとは思うのだが、現行DLやCDで手に入れられるバージョンではその長尺曲がそのまま長尺で聴けるというある意味オリジナルなまま体験できるという嬉しいものだ。ただ、アルバムとしてその方が良いのかと言われると多分、その時代では良くなかったんだと思うが、今はOK。そのおかげでTwenty Sixty Six & Then (2066 & Then)というバンドの凄みが増した。ま、ややこしいことは置いといて、そこまで気にしなくてもまずは、この音にKOされてみてほしい。少なくとも自分はこの独特な世界にKOされました。ダサくはないんだよ、カッコ良いんだよ、これは。そして、この手が好きな輩には確実にリピートアルバムになると思うワケです。しかし一体何考えて作ってたんだろ??








Bullflag - Bullflag

Bullflag - Bullflag (1976)


 まだまだドイツのハードロックシーンってのはどういう経緯と影響で出てきているのか、ってのが整理しきれないな。スコーピオンズという特異なバンドがあることでわかるように、単に何かの影響化ってのはあまりなさそうなんだよな。ブルースが欠けているってのが特徴的なのとUriah HeepとBlack Sabbathの影響力ってのもわかる。そして多分英国勢の同じようなハードロックバンドってのも影響しているんだと思う。そういうアイディアでやれば良いんだ、とかこんなんアリ?とかそういうのはいくらでも聴けただろうからね。まぁ、そのヘンからすると独自性を突き進めていったバンドと英国のバンドの音に成り切りたかったバンドってのと出てくるのは当然なお話ではあるか。

 Bullflogというバンド、1976年の同名アルバム「Bullflog」てデビュー、アマゾンには扱いがないので残念なのだが、YouTubeでアレコレ探している時にリコメンドで出てきたのをきいてみて、ちょいとアリかな?ってことで登場。何かさ、わかりやすかったんだよ、これ。ファミリーのロジャー・チャップマンタイプのボーカルさんが、かなりダサい感じのAOR寄りのハードロックをやってる感じなんだけど全然明るく成り切れなくて中途半端なハードポップロックになっちゃってるっつうかさ(笑)。まぁ、そのキャラクターってのがそのままバンド名のBullflogって食用ガエルってことかもしれないけど、鍵盤もあったりギターもハードに引いてたりベースも結構こねくり回してるんだが、どうにも垢抜けない(笑)。ただ、ひたすら熱い感じでプレイしてバンドの内部はえらく熱狂的ってのが救いかな。それでアルバム3枚までリリースしているんだからそれなりに重宝されたのだろう。

 それにしてもここまでバンドの紹介なりレビューなりがまるで見当たらないバンドってのも珍しいんじゃないか?ブログ仲間のCottonwoodhillさんところがヒットするくらいで、日本語では皆無なのが凄い。知ってる人は知ってるんだろうから、まだまだネット上には出てこない情報ってのはあるんだろうな。しかし、このバンド、本来の意味でダサいかも…。

November - 6: E November

November - 6: E November (1972)
6: E November

 しかしいつもながら思うのだが自分の書いてるこのブログ、っつうか記事って世間的な話題とはまるで無縁で勝手に書き殴っているんだなぁ…とつくづく思う。今、世間のオールドロックフェチ達はもちろんのことながらストーンズの「クロスファイアー・ハリケーン」だったりZeppelinの「祭典の日」だったりに盛り上がっているワケで、まぁ、自分的にはストーンズの「クロスファイアー・ハリケーン」はどこかで機会があれば、っていう程度だけどZeppelinはねぇ、さすがに速攻ですよ(笑)。ま、そのウチに出します、多分。ただ、2007年のライブ後すぐにブログでも書いているんで、多分そこほどのテンションで書けるかどうかちょいと疑問ではあるが、大丈夫だろう、Zeppelinだから(笑)。

 さて、話変わってスウェーデンのハードロックバンドとして名高い…かどうか知らないが、多分結構なステータスを保っているんじゃないだろうか?と想像されるNovemberというバンドの三枚目のアルバム「6: E November」だ。もちろん某氏からの呟きからのオススメであるのだが、ことごとくヘヴィーロックが出てくるのがさすが。そして、このNovemberに至っては今までのヘヴィーロックとはまるで趣の違う重さを持ったバンドで、ダサさってのもさほど強くなくてとにかくガツンと重い傑作、だと思う。無骨さがそのまま出てきているんだけどピアノなどによる繊細な音色を紡ぎ出しての楽曲もあったり、ギターにしても結構ヘヴィさと繊細さがある。ただし面白いのは英国のUriah HeepやBlack Sabbathという重さの代表格のバンドの匂いはまるでしないってことだ。多分独自進化。英国のB級らヘンでもこの手のバンドはあったりするんだけど、国と影響の受け具合は異なれど独自進化した音なんじゃないかな。英国にいたらもっとNWOBHMの波は速かったかも、って思えるくらいの重さだ。

 んで、このNovemberってバンドはトリオ編成ってのもちょっと驚く材料ではあるし、言われてみればなるほど、そうだろうな、って感じもある。なんだろな、このヘン具合って…、ギターリフとかベースフレーズとか歌とか…、曲構成そのものが恐ろしく自由度が高いってのか…、リフで曲を引っ張ってはいるんだけど、かなり自由。パーカッションも入ってきてホントヘンな感覚で自由なスタイルで紡ぎだされていく…、かと言ってアドリブ重視のプログレってんでもなくてクリームほどテクニカルなぶつかり合いでもない。あくまでもバンドの楽曲演奏中でのアドリブの自由さ、ってのかな、その辺がかなり面白い。メロディラインも多分それなりにメロディアスに歌われていて、まぁ、大ヒットにはならないがセンスが見え隠れするラインじゃないかとも思うし、良いバンド。ただ、どうしてもどっか突き抜けた感じはないのがやはりやはり、ってところかな(笑)。






Frame - Frame of Mind

Frame - Frame of Mind (1972)
Frame of Mind

 ブルースベースの無いまま10分強の曲をアドリブ交えて展開していくって結構大変な事なんじゃないのか?などと思ってしまうのはやっぱり英国ロックがベースにあるからという先入観なのかもしれない。英国だってプログレになればブルース関係なく展開していけるんだからそこはクラシックの祖ともいえるドイツならあまり関係はないのかもしれない。そうでも考えないと自分の常識的にはかなり不思議なんだよ、それ。プログレはギターが主じゃないから別に良いんだけどギターと鍵盤が主だとその辺ってさ…と思ってみればDeep Purpleという稀有なバンドがあったか。ブルースが根っ子にないギタリストとオルガンの掛け合い…、そっか。1972年ったらあのライブ「Deep Purple: Live in Concert 72/73」の頃だもんな、そうか、そう考えればおかしくはないのか。ん?ちと待てよ…、ってことは何か、ドイツのHRバンドってのは同時期にDeep Purpleと同じような楽曲スタイルとライブを既にやってたってことか。んでもって英国のバンドは良くドイツ行ってライブやってたみたいだからもしかしてスタイルそのものは英国の方がパクってたとか?あり得るけどなぁ…、どうだろ。

 ドイツのバンドのくせに、っていう見方から最近はドイツってもしかして凄いよな?英国よりも乏しい情報の中でかなりオリジナルに進化してるもんな、とかなり賞賛の眼差しで見ていてね、開眼してきまして、ちょっと大変(笑)。まだまださ、ここから整理して聴き込んでって、自分なりに消化して何となくのまとまりにしてアルバムジャケット覚えてメンバーの来歴とか出入りみたいなのも把握してくるとかなりツウになるんだけど、そこまで辿り着くのは大変で、行けるかな〜(笑)、ま、いいや、面白いから聴いてる、って程度からとにかく進みましょう。

 1972年にオルガンハードとして並んでいたのでついでに聴いてみたFrameというバンドの「Frame of Mind」。一枚しか出てないのかな?まぁ、どこかオドロオドロシイ感じはあるんだけど、これがまた面白いオルガンハードでちょいと冴えないな〜なんて思いながら聴いているとギターも結構泣いていて、実は叙情派?みたいな雰囲気が漂ってきててさ、おお?っと思ってたら大作「All I really Want Explain」なんつう曲になってしまって、これがまた11分強もあるもんだからやりたい放題でさ、超叙情派の泣き泣き泣き泣き曲で、メロトロン全開にメロウでスロウで思い入れたっぷりの哀愁ギターソロでウリ・ロートばりに泣きまくる、そしてBJHほどのゴージャスさは出せないまでも盛り上がっていくワケで、途中にはオルガンハードの名の通りにオルガンで盛り上げてくれたり、熱唱してくれたりともうその手のバンドがやってみたいだろうこと全て入れてくれた感じで素敵です。一人でハマってないと聴けないくらいクサい(笑)。最後の最後までクサイ、まるで五輪真弓の「恋人よ」を聴いている感じだ(笑)。ただ、違うのはそこからもまだロックが続くってことだな。一筋縄では行かないよ、これは、うん。

 それ以外は結構普通のサイズのオルガンハード中心なロックで、フックはないけど及第点という感じではあるかな…、でも面白くて病みつきになる部分もあって、アルバム全体として聴くとかなりハマり率が高いスルメ的な味わいがあるのが怖い(笑)。




 これもまたさ、全曲アップしてくれた同じ人のYouTubeに乾杯(笑)。

Action - Action

Action - Action (1972)
Action +3

 昔ブログを始めてちょっとした頃に色々な人がウチにも出入りしてくれていて、もちろんよく知っている人達もたくさんいたんだと思うし、そういう方々ともブログのコメント経由で会話できて面白いのはともかく、こんなに世界って広がるもんかね、って思ったもんだ。英国のロックさえ徹底的に抑えれば粗方のロックは制覇できたと言えるだろう、って思ってたし、アメリカものはさほど興味ないのわかってたし、そんなもんかな、なんて思ってたんだよね。もう7年も前の事だしさ、若かったんだよ(笑)。んで、その頃に強烈なマニアが数人コメントをくれてて、「ドイツにはハマるな」と言ってたんだよね。ドイツなんてヘンなアヴァンギャルドばっかだからハマる人って相当ニッチだろうなぁ、自分なんかハードロック好きだからハマりようがないじゃないか、とこっそりと思ってたんだが、大きな間違いだった、ってことにようやく気づいた(笑)。元気かな、あの方々…。たまにはメールでもコメントでもTwitterでもどうぞ♪

 ってことで、先人たちの教訓を無視してドイツにハマってます(笑)。1972年にリリースされたActionというドイツのバンドのファーストアルバム「Action」ですな。2009年に再発されている…ってのも2008年に再結成してライブやったりしたらしい関係上の再発だそうだ。ボーナストラックにはその2008年のライブが入っている。まぁ、その前に、オリジナルなアルバムの方だ…。

 あのさぁ…、毎回ドイツって不思議なんだが、ブルース色はあまり感じられないワケ、そりゃ文化的にブルースが入ってきてないんだからどうしたって英国経由だし、しかもそれもハードロックに目覚める連中からしたらかったるい音楽でしかないわけよ、ブルース・ロックってのは。んで、70年代に入ってるから顕著なのがUriah HeepとBlack Sabbathの影響力の強さで、それはブルース色のないハードロックだったから、ってことだろうと思ってるんだが、そこにドイツ人の感性がハマったんだろうと。しかも自分たちで出来る範囲の音なんじゃないか、ってのもあったと思う。だからやたらとオルガンハードと思いリフを重ねてギターのアルペジオでモノ悲しく展開していくっていう音楽の骨格的には初期プログレなんだよ。そんな構図が70年代中期頃までのドイツのハードロックの基準、な気がする。

 そしてこのActionはだ、1972年に「Action」をリリースしているってことからして、まんま基本。正に基本。これが基本。そんなバンドの音で、ダサさ全開、でもテクニックは結構あって音としてはかなり面白い、そしてどの曲を聴いてもどこかで聴いたことのあるようなフレーズやコーラスやコード進行だったりする…、なんだろ?やっぱUriha Heepが基本…ってかそのまんま(笑)。バイロン並みのハイトーンを似せたボーカルもいるし、構成も凝り具合も、そして曲の長さとか配分も正に時代、基本です。じゃ、Uriah Heep聴けば?って思うんだけどさ、そこがドイツの面白いところで、Uriah Heepほどの気品はないし、まだ地べたに近い所を出してるんだよね。それが良いって言うかどうかは別として、メンバー全員で必死にアレコレと作ってる姿、そして演奏している姿ってのが好きでさ、ギターとかも何のルーツかまるでわからないけどカッコ良いプレイだし、ドラムもかなりドタバタ手数多くやってるし、ベースはガンガンリード弾いてるしね、そしてオルガンは全編に渡って強烈に流れているし、Actionというバンドの色になってる。なんせ、アルバム全曲で4曲ですからね、何考えてたんだお前ら?ってくらいに時代に感化されててよろしい。もちろん強引な曲繋ぎも多々あるし、鍵盤で繋いで展開するなんて普通だけど、演奏している表情が浮かぶんだよな。こんなにダサいのに一生懸命やって…、カッコ良いっす、ホント。好きです、こういうの。

もうね、YouTubeに全曲聴けるのがあるのが凄いよ。こんなの誰が上げるんだ?ありがとう!お陰で面白いの出会えた!

Neon Rose - A Dream of Glory and Pride

Neon Rose - A Dream of Glory and Pride (1974)
A Dream of Glory and Pride

 英国のロックはかなり聴き尽くした自信が多少なりともあって、最近はドイツに手を付け始めていたものの、日夜情報が入っているととても入手と聴いている時間が追い付かない…。それでも今の時代はサンプル的にYouTubeでも聴けたりしちゃうので大概はそこで雰囲気を掴む事が多い。まぁ、簡単に入手できるものなら良いけどさ、自分が気になるのって、もう手に入りにくいものばかりでさ、昔ならそれでもじっくりと時間を掛けて中古レコード屋さんなりにアチコチ通って探したりしたんだが、今はそういうのもしなくなったし…、ネットで手軽にオークションとかで買えば良いんだろうけど、どうもそういう買い方は好きじゃないのでアマゾンかな〜と。んで、なければ一応アチコチ覗くんだけど面倒になってくると取り敢えずDLで買うか、となってきた。あんまりよろしくない傾向だよな…、やっぱ現物あって然るべきなんだけど、聴くのがもうMacでしか聴いてないからMP3でも一緒か〜ってよりもその方が聴きやすいって話で既にiTunesはン千枚が…。

 ってことで、ちょっとやそっとで見つからないだろうな、と判断したのでさっさと妥協して取り敢えずiTunesにあったってことでお手軽に入手のNeon Roseというスウェーデンのバンドの1974年リリースのデビュー作「A Dream of Glory and Pride」を。何でまた冒頭に英国のロックの話を書いたか思い出した(笑)。このNeon Roseってバンドさぁ、初期2枚がVertigoから出てるんだよな…。自分の頭の中のカタログから抜け落ちてるんだけど、何で?やっぱ英国じゃないからか?間違えて聴いていれば多分その頃から相当気に入ったと思うんだが…、残念。ま、それでも出会えたから良かった。いつもの某氏に感謝。

 そのNeon Roseというバンドのファーストアルバム「A Dream of Glory and Pride」なのだが、普通こういうバンドって初っ端の曲がインパクト絶大だったりするのに、なぜか冒頭の曲は全然面白くなくて(笑)、2曲目以降が俄然燃えます。音はどっからどう聴いても硬質なハードロック。英国の同時期のハードロックバンドはもちっとブルース色してたけどNeon Roseはそれがない。だからBadgieくらいしか同列に語れないのかもしれないんだが、残念ながらあそこまで鋭角的じゃなくて、ちとマイルドなのでなかなか不思議な質感。

 アルバムの曲構成も見事な出来栄えで、冒頭曲の好みはともかく、3分半のショートな普通〜のロックを聞かせておいて、いきなり硬質なギターのアルペジオから始まるプログレハード的大作、っそしてベースが無茶苦茶カッコ良い「Love Rock」(!?)へと繋がり…、これは最初はパープル好きな人が好きそうな疾走感あるもんな…ただし展開はThree Man Army的なんで、ハードロックだけって人には肩透かしかもしれん。ま、いいじゃないか、そんでもってこれまた硬質なアルベジオとベースラインが絡む美しい「Primo」で若干の様式美を楽しみ、Neon Roseの真骨頂へ導いてくれますね。良いわ〜、こういう展開。ちなみにバンドはトリオなんだけどさ、とてもトリオと思えない幅の広さがあるんです。テクはあと一歩だけど(笑)。

 アナログだとB面一発目となる「Let's Go And Get That Boy」ってのはかっちょ良いギターリフからスタートする快適な勢いを持ったいわゆる王道ロックスタイル。もちろんそのままで終われないのがNeon Roseの良い所♪そして意外な事にコレ、フルート?だよな?と驚いたのだが、硬質なアコースティックギターにフルートが絡み叙情的マイナス20%くらいで聴かせてくれる「Julia's Dream」…、もちろんそのままのはずがなく、演歌調なギターが奏でられて予想通りのバラード展開…、しかしこの歌メロは読めんな、今まであまり経験したことのない歌メロの作られ方だ…。そこがスウェーデンなのか?でも、こういうの聴いてるとどこか日本のハードロック最初期と被ってくる…マキOZとかさ、時代なんだろうな。そしてアルバム最後の大作「A Dream of Glory and Pride」は10分もの作品でアルバム・タイトルにもしているくらいだから自信の表れなのは聞く前からわかっていたのだが、なるほどなるほど…、気合の入ったプログレ的展開に挑戦しているが、バンド全員で力を振り絞ってやってるよな〜ってのが出ていて嬉しい♪展開はハードロックの世界なので苦痛でもないし、無理なことはしてないのでテクの未熟さも気にならない…、って、メロトロンまで被せてるのか?やるな〜、面白いぞ〜!

 ってなことで大満足な一枚となった「A Dream of Glory and Pride」なので、コノ後オリジナルアルバムが2枚出ていて、さらに発掘モンが一枚…、ほぼ確実に入手するな、これは(笑)。アナログってあるんかな〜。ちなみに2005年のCDにはボーナストラックとしてシングルが入ってます。iTunes版はそれも入ってるので何となくバンドのたどってきた過程がわかりますね。「C'mon Everybody」のスーパージャジーハードロックバージョンとかHumble Pieの比じゃないくらいにやり尽くしてる感じあるもんな。歌がダサいが(笑)。






The Wind - Seasons

The Wind - Seasons (1971)
Seasons

 もうちょっと年が若ければ気になったドイツなロックのバンド名だけでひたすら買い漁っていったのだろうが、昨今のサンプルが聴けてしまう状況になると、そうも簡単になんでも買っちゃうっていうのを抑えていくようになってですね、さすがになんでもかんでもってワケにも行かないのだった。まずは一応好みかどうか、くらいは聴いてから入手しましょう、そうじゃないとホントに積みCDにしかならないし、DLしてもDLしたことだけで満足しちゃうので(笑)。んなことで、かたっぱしからサンプルを聴くのもこれまた結構大変だったりするんだよねぇ…。もっとも急いでないから時間ある時で良いんだけどさ。そんなことをアチコチの資料とか断片情報を紐解きながら馴れないドイツ語を読み解いて(←ウソ)、チョコチョコと聴いてみたり調べてみたり…、しかし全くこんなことよくやってるなぁ、自分、とか思うのだが、その分面白いのに出会えた時には嬉しいものです。

 1971年にリリースされた、一応メジャーなレーベルからのアルバムなんだろうと思うのだが、The Windっつうドイツのバンドのデヴューアルバム「Seasons」です。ま、何だ、Hard Rockってあったから聴いてみたんだけどね、これがまた結構なサイケデリック色を残しながらもオルガンハードとファズギターで空間を駆け巡っていて、面白いのだ。歌は更にドスの効いた到底ボーカリストらしからぬロックな声で、そりゃウケんだろうよ、っていう感じ(笑)。アルバムで見れるメンバーの写真だって、到底女の子にはモテないであろうルックスのムサい連中が写っているという代物で、一体何を考えてメジャーデビューできたのかよくわからない、ってくらいのバンドとアルバムだ(笑)。

 ところが、だ、アルバムを聴いてみるとこれがまた一直線なハードロックだけでもなくてフルートとアコースティックギターで風景が見えるかのような憂いのある美しい曲を聞かせてくれたりもするワケで、意外とナメられない70年代ならではのロックバンドの音なのが良い。一辺倒なロックとノスタルジックな世界、それにバンドのルックスのアンバランスさが面白くてね。翌年に2枚目のアルバム「モーニング」までリリースされているくらいだから割とウケたのかな?どことなく英国と通じるものがあって、ドイツらしいダサさがちょいと足りない=英国寄りかもしれん。なかなか楽しめた一枚ですな。

 そのセカンド「モーニング」ってさ、結構アチコチでアルバム・ジャケット見たことあるんだよなぁ…、やっぱセカンドの方が売れたんだろうと思う。

モーニング(紙ジャケット仕様)
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Arktis - On the Rocks

Arktis - On the Rocks (1976)
On the Rocks

 ココのトコロ、某氏の影響からジャーマンハードロックというカテゴリーに惹かれてしょうがなくって、それがしばらく続いているってことはやっぱり根本的に自分はああいうダサさ加減が好きなんだろうな〜と云うことに改めて気づいてしまったのだ。英国B級系のハードロックはもちっと洗練されている感があるんだが、それよりも更にダサい、っていうのが惹きつけるんだよな(笑)。ってもバンド名知らないし、ドイツのハードロックをじっくりと書いてあるような書籍も見当たらないし、ネットでも実はほとんど見当たらない。ドイツのロックっつうのとちょいと違う世界だからさ、ピンポイントのハードロックってのでは見当たらなくてね、結局アレコレと自分で調べ尽くしていくしかないんだよ。それでも某氏なんてのはそういうのをサラリと漁り尽くしていってしっかりと聴いているんだから凄いと思う。自分もそうだけど、好きこそものの上手なれ、ってヤツですかね…。

 暇さえあれば漁っているジャーマンハードロックの類い、かなり限定されていて70年代にオリジナルで活動していたバンド達、それもサイケやプログレやアバンギャルドじゃなくてポップスでもなくてハードロック限定、を探してるワケ。んで、取り敢えずYouTubeなり何なりで聴いてみて当たってみるという邪道なやり方で一旦はバンドを探し当てて行こうかな、と。

 Arktisというアルバム二枚出して幻となったバンドがいて、1974年のファースト「Arktis」と1976年にリリースの「On the Rocks」がオリジナル、以降割りと根強く未発表曲集とかリリースされているからドイツの幻のバンドとして結構な地位を確立しているんだろうと思う。ファーストの「Arktis」はかなり自主制作に近いようで、手に入らない、ってか音をちょいと聴いてみたらとにかく手作り感満載でアマチュアレベルでしかないんで、ん〜と唸っていたんだが、セカンドの「On the Rocks」はどうかな?って聴いてみたらこれが驚くほど洗練されていて一体ファーストのダサさは何だったんだ?ってくらいで驚いたのでセカンドの「On the Rocks」を。

 音的に好みか、と言われるとちょいと違うんだけど、女性ボーカルでちょいと聴かせる感じのあるハードロック、どうしてこうギターってのは皆が皆ウリ・ロートみたいに泣きまくるのかね?歌はジェニー・ハーンみたいなのが多いってのもまたコレ、ってとこだが…。「SInce You've Be Gone」ってのがあったらちょいと驚いてみたけど、もちろんレインボウよりも古い時代の曲名なのでオリジナルです。レインボウがカバーしたワケじゃないです(笑)。アルバム全体を聴いてみて思うのは、ちょっと洗練されすぎたな〜という残念さ。もっとダサさが残っていて欲しかったとは思う。ただ、幻のバンド扱いされるのはわかる気がする。この時代じゃなきゃいられなかった音だし、ポップスにも近づいている部分あるからもうちょいフックの効いた曲があれば快心の一発になったのかな〜とも思わなくもない。

 まぁ、聴き応えは最後の「Loneliness」って20分の楽曲に尽きるんだろうけどさ、これがハードロックとオルガンロックの融合なんだが、重さ暗さ陰鬱さがちょいと欠けている?って感じはあるけどやっぱ面白い。黄金のマイナー調3コード基調ってのもその筋には好かれるし(笑)。





戸川 純 - 玉姫様

戸川 純 - 玉姫様 (1984)
玉姫様(紙ジャケット仕様)

 どこの国にも先進的なアバンギャルドな女性ってのがいるもので、それも何となく同時代に出ているってのは多分誰かがオリジネイターなんだろうけど、人によってはそれは最初に見た人がオリジナルとしてインパクトを放つワケだからアングラものを真似て自分のものにしてしまえばそれは勝ちなのかもしれん。いや、そうやって文化は世界各国を跨いで継承されていくってお話。途川純を最初に聴いたのは多分ソロになって最初のアルバムをリリースした頃の1984年だろうと思う。

 「玉姫様」…、今でも輝きを放つ名盤として知られている?かどうかは知らないが、レコードも高値で売ってるし、何かと挙げられるアルバムでもあるし、インパクトも絶大なものがあった。いわゆる不思議ちゃんな歌モノでこういう路線がロックか?と言われてもピンと来ないが、ポップスではない。明らかにニナ・ハーゲン的なアバンギャルド性を日本語と女性の心理というものを組み合わせて出来上がった作風、大きく異るのはバックのサウンドのあり方、かな。もっとシンプルに宗教的な音を出してきているのは何か含みがあったのだろうか?禅や寺の持つお坊さんチックなバックサウンドの方が日本的に受けると考えた結果論なのかやはり本能でのアレンジなのか、よくわからんが、コーラスを含んだ宗教的な雰囲気での盛り上がり方は独自の世界。そこに浮遊する戸川純の世界は歌詞に現れていて、全くよく出来た世界だね。コアなファンはホント、コアになるんだろうな。

 一方自分の世界に当てはめてみれば、最初こそインパクトがあって聴いたもののやはり発散型の音ではなかったから若い頃にはハマることはなかったな。知ってる、っていう程度。他の周辺にいたパンクバンドもまた然りで、ぜルダとかも同じく、かな。ま、面白い素材だった、ってのは間違いない。冷静に聞けばかなり歌謡曲でもあったんだな、なんて思えたりする部分もあるし、意外とロック側だけでもなかったんだな〜とか。出自が出自だからロックでしかないんだが(笑)。案外息が長くて今でも普通にライブ活動していて根強い人気を誇るところも面白いね。






Diamanda Galas - The Sporting Life

Diamanda Galas - The Sporting Life (1994)
Sporting Life

 ディアマンダ・ギャラスと言うアヴァンギャルドな女性パフォーマーを知ったのはもちろんジョン・ポール・ジョーンズとのジョイントによるアルバム「The Sporting Life」によって、だが、彼女がアメリカ人だと言うのは全然意識しなかったな。ギリシャ人かと思ってた。ギリシャ系アメリカ人ってことなんで、そんなにズレてもいないんで良いんだが、何でまたジョン・ポール・ジョーンズがこんなアヴァンギャルドなボーカリゼーションな人と一緒に組んでやってるんだろ?とアルバム「The Sporting Life」がリリースされた当時は思っていたし、その時も何度も聴いたアルバムにはならなかったし、よくわからんかった。ただ、まぁ、ジョン・ポール・ジョーンズだし、ってことで買ったし数回聴いた。

 1994年のお話なのでZeppelin関係ではCoverdale Pageのリリースで舞い上がった後、Page & Plantの前って時期で、ジョン・ポール・ジョーンズはこの時にディアマンダ・ギャラスと一緒にツアーも行っていたらしい。後で知ったんだけどさ。まぁ、さほど興味もなかったワケで、軽くスルー…。んで、今回この流れでふと思い付いたので引っ張りだしてみました。そしたらさ、コレ、カッコ良いんだよ〜。ベースがすんげぇ自己主張しててボトム効いててさ、ボーカルのディアマンダ・ギャラスの存在感も見事なものだけど、ジョン・ポール・ジョーンズの圧倒的なボトム感がかなり面白くて、ドラムもタイトでジョンジーと合ってる感じだし、このピート・トーマスってドラマーさんはコステロのアトラクションズで叩いているのが有名らしいが、ソリッドで良いね。んで、何よりもジョン・ポール・ジョーンズのベースがカッコ良いわ〜。いかん、ちょいと話逸れて来てる…。

 ディアマンダ・ギャラスって人はそれまで自分は全然知らなかったが、ここでこんなトリオでなかなかおもしろい音、と言うか実験的なスタイルをやってて、アーティスティックな人なんだな〜って思う。ボーカルパフォーマンス中心なので、いわゆる「歌」を歌っていることは少ない。じゃ、何してるんだ?って話だけど、声で旋律を表現している、という話でさ、歌詞はあるんだろうけど、どっちかっつうと歌い方とか声とか言語変えるとかそういうパフォーマンス中心で、音楽を深く知った後に聴くと面白さがわかる、かも。自分はそうだね、当時はわからなかったけど今は楽しめるもん。

 それでさ、驚いたのは当時はそんなん見れなかったけど今の時代はライブの演奏シーンとかYouTubeで見れるワケで、見たんだよ…、これがまたとんでもなくってぶっ飛んだ。滅茶苦茶カッコ良い。先に述べたようにトリオでのアルバムだからライブもトリオなんです。ディアマンダ・ギャラスはボーカリゼーションだから楽器はやらない、ってことは、そう、ジョンジーのベースとドラムだけ。The White Stripes的にぶっ飛んだ構成でライブやってるんだ。ところが無茶苦茶分厚くて普通にバンドでの演奏かと思うばかりの音なワケ、コレ、凄いんだよ。何が?ってジョンジーの存在感。ま、見てみ。おまけでZepの「Communication Breakdown」のカバーも貼っとくからさ、それもギターなしです♪








Nina Hagern - Unbehagen

Nina Hagern - Unbehagen (1979)
Unbehagen

 ドイツから出てくるワールドワイドでメジャーなアーティストってホントにアーティスティックな人が多くて、古くはCanやFaustなどの実験音楽に近い世界からノイバウテンなどなどと進むのだが、まぁ、アバンギャルドだわな。70年代まではそんな感じなんだが、一般的にはさほど聴かれてはいないし、ドイツ出身のアーティストって思い浮かぶのはもしかしてニナ・ハーゲンだったりする?とか思ってみたり。自分自身はギリギリ通ってない人です。だから名前だけは知ってたけど聴くほどでもなかった、って頃。まぁ、そんなに聴きたいとか思うほどでもなかったし、そのまま過ぎ去って行っちゃったからな。ネーナからの流れでふと思い付いたので何十年ぶりに聴くかも。しかも真面目に聴くのは初めてに近い…。

 1979年にリリースされたセカンドアルバム「Unbehagen」(不愉快)ってアルバムらしい…、何ともバンドメンバーが謀反を起こして決裂したが故にバックの音だけをバンドが録音してニナ・ハーゲンは後で全部一人で歌を被せただけの作品だとか。それでいてこのクォリティとは…バックの音だけを聴いていればさほど特徴があるわけでもなく、如何にもドイツ的な無機質な金属音楽系のサウンドなんだが、ニナ・ハーゲンの表現力が恐ろしいまでの破壊力を持つ。実は人生においてほとんど聴いていなかったので、今こうして聴いてみて衝撃を受けているところだ。ロックはまだまだ奥が深い。最初に出会った頃は何か生理的にダメだったんだよな。自分もまだまだ子供だったってのもあるが。今はホラ、なんでも受け付けてるし試してから、ってのあるけど(笑)。んで、あのメイクとこのアルバムジャケットでなんかホラーで好みじゃなかったからさ。今は好きな部類かもしれん…。勿体無かったな〜、これもっと早くにハマってたら面白かったのにな。パンクというカテゴライズに入ってたのもよろしくなかったかも。ま、いいや、今30年以上経ってから楽しめてるし(笑)。

 ヘンな人です、間違いなく。東ドイツ出身で、著名な両親から離れて西ドイツに亡命して音楽活動してた、って経歴からしても何か凄いし、しかもそのままロンドンで活動してた、って凄いアーティスト的な自信あったんだろうな。んで、奇抜、奇想天外、アバンギャルド性はドイツの特権、パフォーマンスも相当なもの、後世に与えた影響は計り知れず。自分的にはこの手の音ってのは戸川純で知った世界だけどあまり好みじゃなかったしな。今は大丈夫だけど…。だから今ニナ・ハーゲン聴くのは面白い。リアルタイムで聴いてた人はこんな面白いのを体験できたのなら良いなぁ。その後1981年には出産してるってのもまたかっ飛んでるが…。

 しかし今アマゾンで見れるアルバムジャケットはその昔よく見かけた怖さすらあるジャケットではないので、なかなか探せなかった。アルバムタイトルなんて覚えてなくて、何かホラーなジャケットで…って探してたからさ。そしたらこのセカンド「Unbehagen」だったんだが、なんで止めちゃったんだろうね、このジャケット。






オススメはロックパラストのライブ丸ごと♪

Nena - ? (Question Mark)

Nena - ? (1984)
?

 何かベルリンのトコロで盛り上がった雰囲気あって、多分同世代以上のロック好きが集っているウチのブログで火が点くものがあったんだろうな〜と。そこで出てきたネーナの話題♪当時ドイツってったら確実にスコピじゃなくてネーナだったからな(笑)。同時にマイケル・シェンカーも聴いてたんだが、そこは男臭い世界と華のある女性の世界の違いでさ、やっぱり女性に目が向くワケです。そして来日公演で更に火が付いてネーナ尽くしになったのもついこないだのよう…、すでに30年くらい前の話なのだが、今でもまざまざと記憶が蘇るのは思春期に見てるからかな。その頃の彼女がどことなくネーナ的な雰囲気に似ていてってのもあって、ここんところまた活動開始してて本国では何かと話題になっていたりするのは嬉しいお話。最近もベスト盤「Nena -Best of Nena」が出ててさ、それがノスタルジックじゃなくて今のネーナの姿を出したアルバム・ジャケットで、自信の表れなんです。綺麗だよ、今でも。年が幾つか、なんてことは気にしてはいけない(笑)。

 1984年にリリースされたセカンドアルバム「?」までかな、ネーナが思い切り世界で輝いていたのは。このあとのシングル「Irgendwie, Irgendwo, Irgendwann」くらいが最後でねぇ、ってもこのシングル「Irgendwie, Irgendwo, Irgendwann」がかなりぶっ飛んだ曲だったんで音楽的にはこれから、ってとこだったんだろうが…、まぁ、下火に鳴った理由は後で知ったんだが、ネーナの妊娠出産、そしてその子との死別という事柄が立て続けに起こったことだったという…。それでもそのあと歌手として復帰して、4〜5人の子供を産んで一段落した頃がちょいと前、ってことで再開なようだ。それで思い切りかっとんだロックに進んでいるってのはなかなか好ましい方向への転換。

 んで、その「?」…、よく聴いたな〜、これ。この頃ってそんなにレコードなんて持ってなかったからあるものを何回も何回も聴いてたワケでさ、良いか悪いかなんてのはどっちでも良くて好きか嫌いか…嫌いになったらかった意味ないから絶対好きになるワケでね、よく聴いてた。それでも好き嫌いの差が出るんだが、ネーナの歌声って鼻にかかった感じで舌っ足らずだから全部許せちゃうってのかさ、そこまでなんでも許容するワケでもないが、特徴的だったんで、今聴いてもいいな、って思う。音楽的に書けば、1stの「Nena」の延長線上のアルバムだけどかなりドイツ的実験色が入っていると言えば入ってる。デジタル的、ってのかな。実際よく出来てると思うんだよな、「?」って。冒頭の「Rette Mich」〜「?」の流れってかなり良いしさ、他もタイトル覚えられんけど、良策多いし、彼ら自身が作って演奏してたかどうかは知らないが、味は出ていると思う。80年代ポップスって域の中ではあるけどヨーロッパ的なスタイル、ってのはあるよ。実験精神も含めて。

 んでさ、アマゾン見たら何と初期5枚をまとめた「Original Album Classics」ってCDが恒例の値段=2,000円以下で出てて…、ちょいと前に全然見かけなくって結構中古屋さんをマメに見て探して揃えてたのになぁ…、これいいな(笑)。ベスト盤「Nena -Best of Nena」も良いし、今こそネーナ♪(笑)

Original Album Classics
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Nena -Best of Nena
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McOil - All Our Hopes

McOil - All Our Hopes (1979)
All Our Hopes

 いつもの如く、しれっと呟かれた一言を頼りに、こっそりとアルバムを探しまくる。これがまたあるようで、ない、とかで結構入手に手間取るのだが、今回もそんな類い。CD化されてたのが救いではあったが2000年に一度だけって感じで、それもプレス枚数少ないんだろうからなかなか、ね。その分売れないから、ってのもあるが、このネット時代にさ、日本語でのレビューが全く見当たらないってのも凄いわ。呟かれた一言だけ。それと某ニッチなお店の解説がひとつふたつ程度しか日本語では書かれていない。もちろんそれは英米でも同じ事のようで、世界的にさほど多く書かれてはいないみたいで正体がなかなか掴めずにいて困る。Guru Guruのドラマーが云々ってバンドらしいが、Guru Guruな音じゃないからあまりアテにはならん。しかしそんな音、どうやって知ったんだろうか?とそのプロセスを知りたくなるものだ。

 1979年作のドイツのバンド、マッコイル?McOilってバンドの「All Our Hopes」って作品だ。自主制作だったとか何とか…、来歴やら何やらよくわからんし、面倒だからとにかく音を聴いてれば良いかとひたすら流す。まぁね、冒頭からちょっと時代錯誤的なハードなギターの音とノスタルジックですらあるオルガンの音色が混ざり合って、更に変拍子チックなプログレ的音の絡み合い…、って強引な展開=あるフレーズとかリズムを勝手に繋いでいった、みたいな気配すらするドタバタ劇の数々、ところが面白いことに聴いているとどこかWishbone Ash的な神々しい気品が見え隠れする…それこそPraying Mantisのアマチュアな時代ってこんなん?とかね、そんな印象。有り体に言えばNWOBHMの背景を映し出しているアルバム、作品、かなとも。明らかに異なるのは不格好さっつうか、イモ臭さっつうか、洗練されていないところ。1979年の音って言うよりも1975年頃な感じだもん。ところがリフとか重さとかはしっかりとジャーマンハードロックの王道を行くステータスが感じられるのが面白い。

 アルバム全7曲、大作とも言える曲が2曲を占め、他の曲だって5分程度、時代とはいえボリューム感ある内容でなかなか聴き応えのあるサウンドなので、B級路線好きな人にはオススメかも。ココのトコロ超メジャー路線聴いてたからこういう訳の分からんカッコ良さ、ひたすら熱く奏でるロック魂ってのを聴いてると安心する。しかし歌もダサいし全く素敵なバンドだ(笑)。ちょいとこれまでのと違うのはあと一捻りがないが故に何度も何度も聴くのがクセになる音でもないのだが、聞き所は多数あるのがユニーク。「All Our Hopes」「This time Should Never End」の大作は聞き所満載ですな。アマチュアに毛が生えた程度の技量でしかないのだが、よくぞ作った、ここまで思い切りやった、ってくらいの曲が疾走感もあるし実験的でもあって面白い。この頃に英国に出てってライブとかやってたら結構ウケたんじゃないか?とも思うがどうだったんだろ?





Aerosmith - Music from Another Dimension

Aerosmith - Music from Another Dimension (2012)
Music from Another Dimension

 本屋さんへ行くといつも思うのだが、何十年も雑誌の表紙ってのは変わらないんじゃないか?ってくらい往年のバンドが表紙を飾ることが多くて、新作出たからな〜とか、あ、何かやらかすのか?なんてウォッチになってたりするんだよな。そりゃ音楽だって売れないとかの話にはなるだろうよ。いつまでもコイツら生きてないんだからヤバくなるのってその業界の持ち方の責任の部分も大きい気がするけどな。そろそろ大きく色々な意味で変革しないと大変だろうよ、と勝手に書いてみるが現実どうしたら良いもんか、と考えてみるとそれがなかなか難しい。答えがない、音楽の質は確実に上がっているので才能の開発は問題ないと思う。ただ、売り方とか魅せ方とか錬金術を何とかしないと、ってとこか。

 そんな中、大御所の超久々の新作リリースによってロック界及び音楽界の救世主とばかりに祭り上げられたキッスとエアロスミス。キッスはねぇ、良かった。んで、エアロスミス…、一言で書いてしまえば、やっぱダメだ。自分の知ってるエアロスミスは一体どこにいったんだ?いや、そんなもん求めてないけど、ジョー・ペリーのスピリッツは一体どんな風に進化してしまったんだ?バンド外の人間に曲を作らせてプレイするだけのバンドから一時期自作品に戻ったと聞いたが、今はどうなんだろ?やっぱ他作だろうな、これ。そうじゃなかったらマジ、ダメだ。もっとも随分前からエアロスミスは聴かなくなってて、新作なんて面白くも何ともなかったのは知ってたし、それでもやっぱり昔のあのかっこ良さがあって、どこか追い求めてたんだよね。ルックスはカッコ良いしさ、ロックスター然としてる部分あるワケだし。それがねぇ、実際救世主とばかりに出したアルバム「Music from Another Dimension」がこれか。聞き所…、あるのかもしれないけど、精々数曲。Zeppelinの「Wanton Song」みたいなのがあって、それがまたどこか抜けてて情けない…。バラードはやたらと多く聴こえるんだが気のせいか?そしてスティーブン・タイラーってこんな声だっけ?ってくらいにどうにも張りのないショボい声になっちゃって…、何度も書くが別に70年代のエアロスミスだけを求めてるワケじゃないんだよ、ただ、かっこ良くロックを聴かせてほしい、ってだけなんだがな。「Street Jesus」って曲くらいが往年のサウンドを表現しているくらいじゃねぇの?

 …終盤になってきたら昔を彷彿させるような曲がいくつか出てきたかも。かと言ってそのヘンだけ聴くか?ってほどでもないんでねぇ、アルバムとしちゃ随分と面白みのない作品に仕上がってるね。毒舌でスイマセン、スゲェ好きなバンドだったんで余計にこういうのは聴きたくなかったな、ってのがあってさ。どこか他でべた褒めしているトコロもあるのかもしれないけど、自分はダメだ、これ。なかったことにしよう、うん。



Berlin - Love Life

Berlin - Love Life (1984)
Love Life

 やっぱり普通は国名や地名などの名前をバンド名にするのはそこを知ることのない人間であって、発音だったりイメージだったり、それなりに皆さんが自分で持っている印象をバンド名にしているに過ぎないようだ。ココのトコロ、他に何か目立つのあるかな〜って思って見つけたりするんだが、マイナーなものはともかく、メジャーなものではさほど多くないかな、と。んで、「あ…」と思ったのが本日のベルリンです。そう、Berlin、ドイツですね、東西真っ二つに分かれていた時代の80年代に何とも面白いことにアメリカのカリフォルニア州オレンジ郡から出てきたバンドの名がベルリンです。No Doubtの先輩か、同じ年くらいか…、なんとなく似ているって気もするな。

 テリー・ナンが圧倒的に目立っている、ってか彼女のバンドってことになっちゃってる今現在ではあるが…、そう、今でも活動してるんですよ、テリー・ナンって。数年前にはベルリン名義でライブアルバム(DVD付)の「All the Way in」をリリースしていたりするんで、30年経っても忘れてはいけない人かもしれません。

 もちろん今回はその新しい方ではなくって1984年にリリースしたベルリンのセカンドアルバム「Love Life」です。何かさ〜、遠い昔にこのジャケットの記憶があるんだよなぁ…。自分も御多分にもれずベルリンを知ったのはトップガンのテーマだったワケですけどね、あの大ヒットで確か誰かにアルバムをテープに録ってもらったんじゃないかなぁ…。レコードのジャケットのイメージは多分レンタルレコード。もちろん中身の音なんて全く覚えていないので、正に30年ぶりですな、聴いたのは(笑)。

 恐ろしく80年代バリバリの音です、良くも悪くも。キャッチーで軽快でダンサンブルでキュートでビートが効いてて最高にポップス。クォリティだってもちろんかなりのモノだから売れなきゃおかしいだろ、ってくらいの代物だな。ただ、まるで面白くないのはしょうがない、時代だ(笑)。時代に思い入れのある人じゃなきゃ今更じっくりとは聴かないだろ、ってアルバムでしかないのは事実だが、テリー・ナンのキュートさはなかなか良いんじゃないか?




All the Way in (W/Dvd)

Japan - Gentlemen Take Polaroids

Japan - Gentlemen Take Polaroids (1980)
Gentlemen Take Polaroids

 自分的には若干リアルタイムで被っていたが全く興味を示すことのなかったテクノやニューウェイブの波、それよりもやっぱロックだよ、と息巻いていた若い時代があってだな、音楽よりもロックだったワケだ。もちろんロックが何かなんてまるでわかってないし、単に自分が思い描く不良ロックのスタイルこそがロックだったワケだが、それが故にそれ以外の音楽やポップスなんてのは眼中にもなかった。よってYMOだのジャパンだのはまるでシカト。極端で単純な思い入れって重要だよ(笑)。

 ようやく登場、大英帝国からの使者、ジャパン。Japanですよジャパン、日本、Nippon。ところがバンド名を考えた時には響きだけで…って話だから面白い。バンド名なんてそんなもんだ(笑)。まぁ、8ビートギャグとかさ、デビちゃんなんてキャラで描かれちゃってたモンだからイメージがそれしかなくて、本来のデビッド・シルビアンってどんな人なのか全く知らなかったワケだ。徐々にロックを聴いていくとジャパンというバンドの影響力やYMOの世界に対する影響力なんてのも見えてきて、ロックを含めたポップス界を引いて見ていくことになるんだが、そういう意味でジャパンってのは割と早くから聞いたことのあるバンドではあった。その音楽性の深さや面白さを理解するのはもっと時間が経過してからだが…。

 ただ、何故か一時期ジャパンにハマった時があって、アルバム5枚しかないから一気に聴けちゃって研究できるからさ、それで面白かったんだよね。映像を見せられたってのもあって、短期集中的にハマった。んで、結論は初期2枚はちょいと別として、その後3枚は実にデカダンで面白い、ってことだ。今回は多分ジャパンのアルバムの中で一番好きな作品「Gentlemen Take Polaroids」です。アマゾン見てて、あれ?って思ったのがジャケットに映るデビシルの顔の向きの違い。確か正面だったような…、それがちょいと斜め45度になってる。何か気になったのでググってみれば、再発盤系は斜め45度らしい。なるほど。ついでに紐解いていくと曲順も変わったりしててなかなか厄介なようだ。自分はもちろんアナログで制覇してたんでこの「Gentlemen Take Polaroids」のジャケットが一番好きだったし、音も一番しっくり来てた。湿っぽいんだよねぇ。それでいて初期ほどのファンクブリブリさは無かったから、正にユーロピアンモダンスタイルって感じで淡々とデビシルの暗さと緊張感が紡がれていって、盛り上がることがまったくないけど緊張感だけが漂うという珍しいスタイルで、凄いのはそれでいてポップだってこと。正に英国と言うかヨーロッパのサウンドでしかあり得ない音でさ、それをこのルックスの美貌の持ち主がやっていたってのは才能溢れてた証明です。そして紛れもなく脈々とこのデカダンな雰囲気のロックってのは現代に至るまで引き継がれているのだから。

 こういうのは嫌いじゃない音なんだよなぁ…。自分でも境目がわからないのだが、似たような傾向のThe Smithとか全然ダメだしねぇ…、似てないって(笑)?しかし言うほどアフリカンなスタイルってのが良くわからん。坂本龍一とのドッキングは判るね、これ。どっちが歩み寄っていってもおかしくない世界観が聴けるし。ただ、今の自分が「Gentlemen Take Polaroids」をじっくりと聞き惚れるか、と言われればもうそういう年でもないかな、って感じはあるか。






England - Live In Japan -Kikimimi-

England - Live In Japan -Kikimimi- (2006)
イングランド・ライヴ・イン・ジャパン~聴耳

 新聞やテレビなどのメディアって、まぁ、ほとんど見ることもないのでさほど害はないのだけど、世間的にはまだ多少なりとも影響を持った媒体なんだろうから、適当なこととかウソ混じりってのをいい加減適度にしておけば?とか思うのだが、思えば昔からそんなことしてたんだろうと。ただ、一般にはそれを確認できる術がなかったから信じられた、っていうだけなんだろう。思えば怖い話で、明らかにプロパガンダによる影響だったんだろうってこともあるよな。それがネットが普及してSNSが普及して様々な人が様々な真実と情報と意見を述べていてまるでワケ分からん情報の洪水。ただ、言えるのは間違いなくメディアの報じることは全てじゃないし真実だけじゃないってことだ。多方面からの情報を収集することでそれなりに真実らしきことの方向は見えるものの、まぁ、それも推測でしかないな。裏を辿っていけばやっぱりカネの流れがアレコレと決定していることだ、ってのが見えてくる。ま、そんなノイズが多くなって、今じゃそんなの見ることも考えることも面倒になってきた(笑)。多分、こういうことがあったんだろう、くらいにしか思わなくなってる自分が怖い。相変わらずロックネタには敏感ではあるが(笑)。

 大陸から島国へ、そして大英帝国そのものから更に地方名、になるのか?Englandそのものをバンド名に冠したまたまた大胆なバンドの登場です。英国からはジョークなのか本気なのか大胆なネーミングのバンドがたまに出てくるのが面白い。探せばたくさんあるだろうが、大胆だな〜と思ったバンド名のひとつに「The Music」ってのがいる。好きな音なんだけどさ、大胆なバンド名でしょ?ね、凄いよ。そしてEngland、ケイト・ブッシュをして「Oh England, my lion heart」と歌われたEnglandですよ、それがバンド名ですよ。それがまた面白いことに1977年と言うパンク全盛の時代にジェネシスばりのシンフォニックさとメロトロンをウリにしてアルバム一枚「枯葉が落ちる庭園」ってのをリリースして、大英帝国の気品を示したことで、当然当時は売れなかったんだが、後にプログレマニア達からは絶賛されて伝説のバンドまでなってしまったのさ。もちろん自分もその信者の端くれだったのでしっかりアルバムもレコードで買いましてねぇ、綺麗な盤だったから嬉しかったんだよな。その「枯葉が落ちる庭園」は今でも名盤と言われています、もちろん。

 それで伝説は終わりだったのに2006年になっていきなりの再結成&来日公演というワケの分からん流れがあって、まぁ、自分は行かなかったんだが、そりゃもう伝説見たさにマニアが集まったようです。調子に乗ってそのライブの模様をアルバム化してたのが本作「イングランド・ライヴ・イン・ジャパン~聴耳」。あのねぇ、音沙汰なしに30年経ってから「枯葉が落ちる庭園」の再演して新曲入れてノスタルジックしたってアルバム化しちゃいかんよ。粗が目立つでしょ(笑)。そんなライブアルバム「イングランド・ライヴ・イン・ジャパン~聴耳」です。伝説の雰囲気や時代の空気感などはまるで感じられることもなく、更に楽器に宿る魂も聴けることなく、「イングランド・ライヴ・イン・ジャパン~聴耳」です。そりゃ皆聴いてるから曲知ってるし、脳内変換してるからねぇ、悪くは書かれないし言われないさ、それ自体が奇跡なんだから。ただ、ライブに行かなくて伝説を封印していた自分が後で聴いてしまうと、聴かなかったことにしておこうと思ったワケです。

 んで、今回もちょっと聴いたんだけど、ツラくて、結局耳直しに「枯葉が落ちる庭園」をひたすら聴いていたという次第。一応書いておくと、自分的にはこのジェネシス風味な音はさほど好みではない。ただ、この気品と雰囲気と大英帝国という威厳は間違いなくEnglandというバンドに宿っている作品で、それが好き♪

枯葉が落ちる庭園(ガーデン・シェッド)(紙ジャケット仕様)



U.K. - Night After Night

U.K. - Night After Night (1979)
Night After Night

 基本的にSNSにそんなに未来を感じてたワケでもないし、どちらかと言えば数年単位で移り変わっていくツールのひとつでしかないだろうなと思ってて、Facebookのお誘いとか昔ならmixiのお誘いとかいくつか来るんだが、全部無視(笑)、ってかやってないからどうしようもないだろ、って話。唯一やってるのがTwitterくらいだけど、それも何か面倒でねぇ…、面倒ってのは書くのが、とかじゃなくてタイムラインを何気に見るんだが、結構ノイズが多いんだよ。人の私生活のノイズまで見たってしょうがないワケで、それが人間臭くてSNSは楽しい人とのコミュニケーションツールだってのもわかるんだが、面倒(笑)。もっと自分が欲しい、自分にあったら良いな〜って言う情報を収集したくてね、最初はそんな感じで収集できてて面白かったんだけど、慣れてきたりすると色々とノイズが入るんだな。それも後ろ向きだったり批判的だったり若気の至りだったり方向性が違ったり、とか。そうするとロック的なものばかりを求めているスタンスと政治的なものとかが入り乱れてきたりしてあまり相入れたくない部分とか出たりする。もちろん単なる呟きだからフォロー外せば良いだけなんだが、面白い情報もあったりするからそれも見逃したくない…、ま、なので、適当になっているんだな(笑)。面倒くせぇ〜ってのはそのヘンだが、ま、いいさ、気分次第で適当にやれる気楽さはある。

 さて、大陸から島国へと移り、今度は大英帝国そのものをバンド名としてしまった自信と気品に満ち溢れたバンド、U.K.だ。United Kingdom、正に大英帝国。凄いバンド名だなぁ、と改めて思う。今となってはその名に恥じない面子とサウンドとテクニックを聴かせてくれるバンドに違いはないんだけどさ、大したもんだ。んで、自分的には、実は大英帝国ロック大好きながら、もっとも苦手とする部類のサウンドを奏でてくれているので困る(笑)。今回は1979年にリリースされた日本公演のライブをアルバムにした「Night After Night」だ。なんだかんだと「U.K.」も「デンジャー・マネー」も記事を書いているんで、順番でそうなった(笑)。アマゾン見てると再結成していっぱい作品出してるのもあるし、発掘モノも出ていたりして結構U.K.ブランドとしてのリリースがたくさんあることに驚いた。その辺もいずれ聴くかもしれんけど、どうも自分の好みがそんなに変わることは無さそうなので、どうかな、と。

 「Night After Night」ねぇ…、昔聴いてエイジアみたいだな、こりゃ、ってのが最初の感想で、今回久々に聴いてみたけど、やっぱり同じ印象。もちっと演奏に重心を置いているのはわかるが、やっぱりこの中途半端感は好きじゃない。でも面子が面子だからとんでもないのは確かだよ。面白いもん聴いてて。矛盾してるけど(笑)。エディ・ジョブソンだな〜、やっぱ、聞き所は。鍵盤もだけどバイオリンの風格とか気品とか、それがU.Kってバンドを高次元に保っている気がする。そこにこれまた不思議と英国の気品とも言えるジョン・ウェットンの歌声だからさ、やっぱり素晴らしいんだよ。ちなみにドラムにはボジオ君、もちろんMissing Personsでハジける前のプレイヤーボジオが堪能できるワケでして、この面々とやったって何の問題もないどころかバンドを楽しく引き立てているとも言える。ブラッフォードの機械的パーカッションとは異なる人間的パーカッションっつうドラミングでねぇ、ボジオ…、芸風達者だし。

 アルバム的に、凄く良い。聴きやすいし安心して聞けるし上手いしエディ・ジョブソンの多重技も聴けるし、とにかく名盤の域に入るくらいのライブアルバムだと思います、ホントに。ただ、自分はこういう音が好きじゃないんだ、ってことだけです(笑)。





Europe - Wings Of Tomorrow

Europe - Wings Of Tomorrow (1984)
明日への翼

 さてさて楽しくなって来ました地名/国名シリーズ♪ 今は大陸系シリーズになってるけど(笑)、まぁ、そんなに多くないし他には知らないから適当に…、これもリアルタイムで出てきた時に、大胆なバンド名付けるよな〜って思いましたね。もっとも自分が知ったのは大ヒット曲「The Final Countdown」の頃ですんで、ちょいとハードなポップスバンド、みたいな感覚で聴いてたんですけどね、その頃ギター雑誌とか結構見てて、出てくるわけですよ、ジョン・ノーラムとかさ。そうすると、あれ?ギター雑誌で取り上げるほどの人なの?みたいに思って冷静に聴いてみれば思い切りハードロックなバンドで、ポップバンドじゃなかったというオチ。そんなのが最初の出会いだったね。

 超売れた「The Final Countdown」の前にリリースされた「明日への翼」というアルバム、2枚目、1984年。どことなく話題ではあったらしいが、それは後で知ったお話。「ザ・ファイナル・カウントダウン」が売れた後には当然以前の作品を聴く人も増えてそれなりに売れただろうし、好みのツボにハマった人も多かったんだろう。そのヘンから北欧メタルなる言葉が出てき始めて、イングヴェイ・マルムスティーンがソロになってスウェーデン出身で〜とかなってきて、ヨーロッパも、ってなことで一気に注目されてきたんだよな。それでもまだスウェーデンって国くらいしか注目されなかったんだが…。その辺りのシーンの動向は自分はほとんど追っかけてなかったから知らないけど、今の姿を見る限り、ヨーロッパの果たした役割は大きかったんだろう。日本という国のリスナーが北欧に注目できたのは多分ヨーロッパというバンドの功績なハズだ。歌メロとかさ、ギターの旋律とか気品があるじゃない?それと哀愁のメロディ的なトコロが日本の演歌に通じる部分あって日本人の琴線に触れるんだよね、これはもう歴史のある国なら必ずそうなるワケで、そのヘンがアメリカとは違う。英国は更にその域を完成させている感じがあったけど、もっと繊細な部分が聴けて未完成的な部分に愛着を覚えたのがヨーロッパ。

 さて、その「明日への翼」という作品、当時ちょいと後追いで聴いたが、やっぱりこの後の「ザ・ファイナル・カウントダウン」の軽快さ壮大さに比べるとHR/HMの美しい世界を体現しているというところにあって、一皮剥けてはいないかな。ただ、相当の完成形なんでアルバムとしては面白い、ってか妙に浮いた曲がないからアルバムとしてまとまってる。昔のスコーピオンズみたいに…ウリが弾きまくってるみたいにジョン・ノーラムが弾いているのもよろしくて、その音が結構粘っこい音でアルバムのど真ん中を陣取ってるね。「Treated Bad Again」のリズムとギターなんて正に弾きまくり〜だし。こういう作品を作れていたってのは売れても全然おかしくないし、売れても全然動じること無く進んでいれば良かったんだがな、なかなかプレッシャーとの戦いは辛かったんだろうな〜とか余計なことを想像してしまった。

 話を戻して…「明日への翼」でのジョン・ノーラムはホントに独壇場とも言えるばかりにギターを弾いてくれていて「Aphasia」なんつうギターインスト曲まで入れている始末、それもまた哀愁漂うメロディを奏でてくれているというさすがの技量、実力あるバンドの証明でもあるね。この辺のHR/HM好き、さらに今現在に至る北欧メタルシーン好きには金字塔なアルバムのひとつでもあるんじゃない?






Asia - Astra

Asia - Astra (1985)
Astra

 この辺になってくると国名/地名的なバンド名ってのも色々と思い浮かぶ人も多いんだろうから、あまり予測しないでね、って言っておこう(笑)。自分が好きなバンドにはそういうのがほとんどない、ってことに気づき始めてしまったんでやや冗長になってしまってるシリーズだな〜と思いつつ、アメリカを脱出すればそれなりに楽しめる音たちが待ってるはずだ、と当たりを付けて書いてます、はい。何となくアメリカを片付けておかないとな〜、って気がしてたんで、ここからヨーロッパに入って行きましょう、うん、割とあるんだな…ってことでちょっと前にググッてみたら結構そんな質問したりしてた人もいて、なるほど、と思ったりするバンドがあったり、へぇ〜ってのもあって、世界は広いと思ったものだ。ってもさ、インディーズの…とかダンスユニットの〜とかはさすがによく分からんし、聴いても面白くないしってことで勝手に自分で却下してるのもあってね、それなりのもので楽しみましょう♪ いや、音楽ってのはそうやって聴くもんじゃないですが。

 フフフ…、エイジア♪そう、Asia♪ 言わずと知れたプログレバンドの雄達が結成して超ポップスをやってるバンドのAsiaです。BostonやらKansasやらの流れを聴いて彼らもそういう手法を思い付いたのかもしれないんだが、実は芸風が似ている。もちろんAsiaの方が後なので、カネに窮した面々がカネを生み出す錬金術をこうして使ったということで、当時は売れた、実に売れていた。1985年の3枚目のアルバム「Astra」で一旦終焉を迎えているが、それでも売れてた。「Astra」は当時から酷評されていたが、今聞けば、全然悪くないじゃないか、とも感じるのは多分皆そうだろう。だってゆとりを持って迎えられるんだもん。しかも面子がどんどんと伝説になっていく人たちばかりだし、金稼ぎのセンスの良さにも気づいたワケだろうから(笑)。こういう大人の見方は面白くないので音世界に…。

 1985年にリリースの超売れっ子ミュージシャンとなったAsia期待のアルバム…とかければ良いのだが、その実メンバーの入れ替わりが激しく、それでも著名なメンバーばかりが入れ替わっていったのだが、今作「Astra」ではジョン・ウェットン復帰、スティーブ・ハウ脱退という良のか悪いのかわからない入れ替えもあって、微妙な立ち位置の作品になったのは事実。ただ、やっぱWetton/Downesの作風はテクニカル爽快ポップスにかけては天才的ですらあると思えるし、他の人の曲と比べて圧倒的に洗練されているところが素晴らしい。英国然とした気品と聴きやすいサウンドとメロディ、更にしっかりと大衆性を持たせているしね。「Countdown Zero」とかさ〜、いいのかよ、こんなん?って感じだし(笑)。それでもこの「Astra」はあまり聴かなかったな。やっぱ「Asia」や「Alpha」の方がよく聴いてた。もっとも多感期だったから聴くものたくさんあって買えなかったってのが大きいけど。友達にテープ録ってもらって聴いてたと思う。

 しかし結果的にAsiaでの再結成活動が結構長続きしてるってのはやっぱり歳をとった面々も気楽に楽しめる音楽ってことなのかな。思い切りプログレバンドってやっぱ大変だろうし、テクニックだって落ちていくだろうし、バンドの演奏能力だって下がるだろうし…、そう考えたらなかなか良い錬金術だったと言わざるをえない、ってとこだな。






America - America

America - America (1971)
名前のない馬[紙ジャケットCD]

 アメリカって国にアメリカっていう名称は実は存在していない…ってことはないけど、それに近い。United State of Americaだからアメリカ合衆国であって、もちろん土地の名前としてのアメリカなんてのは存在しない…と思う。だからと言ってアメリカってバンド名ってのはものすごい大胆としか思えないし、よくぞそんなバンド名付けたものだ、しかもアメリカ人が、って思う。まぁ、ジャケットとか見りゃ、れっきとしたアングロサクソン白人アメリカ人なワケだから誰も異論は唱えなかったんだろうし、時代が時代だからある種の象徴だったのかもしれん。よくわからん。ただアメリカってバンド名はあまりにも大胆だ、と思っただけ。

 そのアメリカというバンド名から連想するのはやたらとワイルドでハードでロックな音だろ、ってことなんだが、実際のアメリカってバンドは到底そんな方向ではなくって、60年代の雰囲気が漂うヒッピー精神溢れるコーラスフォークトリオなワケだ。あれ?って話でさ〜、絶対にがっかりするバンド名だと思うワケよ。有名なのは1971年に売れた、らしい「America」というアルバムの邦題タイトル曲ともなった「名前のない馬」で、アルバムリリース後にヒットした「名前のない馬」を入れたことで有名になったってことだ。なんか…アチコチで見たことあるな〜ってタイトルとジャケット。自分の中でもすっかり忘れていたけど、そうだ、アメリカってそんなバンドだった…と(笑)。

 バンド名に惑わされずに冷静に聴いてみればとってもソフトでちょいとアシッドっつうかサイケ風味も入った見事なコーラスとフォークギターの音色の鳴り響く美しいグループ。面白いのは軍人の息子たちによるバンドってことでバンド組んだのはロンドンってことだ。だから音的にはかなり英国の同じ時期のサウンドが反映されているワケで、もし彼らが英国人で、同じようなことやってたらフォークの名盤、と歌われるアルバムが多数出来上がったことだろう。ところがアメリカ人だったが故にその深みが出ること無く、サラリと聞かせてしまう大衆サウンドになっているのだな。でも、その辺の音が好きな人にはかなり味のあるグループの音に仕上がっていて、ホントは男だけど綺麗な女性に見えるよ、くらいのインパクトはあると思う…例えが悪すぎて失礼なのだが(笑)、ま、こんなグループもそうそうないよ。ただ、個人的には全く記憶に残らないサウンドっていう弱点が一番致命的かな…なんてのはある(笑)。






Kansas - Point of Know Return

Kansas - Point of Know Return (1977)
Point of Know Return

 アメリカの地名を覚えようと思って覚えたことは一度もなくって、そりゃ有名な土地名だったら映画とかにも出てくるし何かと出てくるから覚えてしまうもんでしょ。ニューヨークとかワシントンとか誰でも知ってるだろうし、ただ、正確にはワシントンD.C.って付けないとワシントン州ってのもあるのでよろしくないのだが、そのヘンに行くとそうなの?みたいなことが出てくる(笑)。まぁ、案外皆適当なモンだ。自分の場合はアメリカのロックには詳しくないので、さほどアメリカン・ロックの出身地とか誰其れの出身地とかという覚え方をしてはいないんだよね。では何故か…、まぁ、昔のバンド達のライブを行った土地、ツアー先、とかさ、そういう覚え方。わかる人にはわかる1977年6月21日のLAと言えば、とかそういうお話ですな(笑)。Boston, MAとかCTとかの州の略称もそんなので覚えていったワケで、ロックってのは知識が増えるモンなんです。

 ってことで1975年12月1日と言えばKansasなワケでしてね、いや、今日は別に12月1日じゃないのはよくわかってるんですが(笑)、そのKansasをバンド名にした有名なバンド。アメリカン・プログレ・ハードの雄ってことでKansas。しかも激売れした「Point of Know Return」という作品…、もちろんまるで聴いたことなかったです。いくつかのアルバムは聴かされたこともあって聴いたことあるんだけど、「Point of Know Return」はその中に入ってなかったんで、ちょいと聴きました。敢えて。だからすんげぇ適当に書いてますのでご了承を…(汗)。つっても、もちろんハイクオリティなバンドの売れたアルバムなワケだから悪いはずはなくて大変よろしく出来ている作品なんです。ちょいと時代を感じさせてしまう鍵盤の音が今じゃ古さを感じさせてしまうんだが、バイオリンやギターの歪みなど、ロックらしくなく綺麗にこじんまりと聴かせてくれるのはさすがだ。オープニングからThe Whoの80年代を思い出してしまったんだが、こういうの聴いてPete Townshendは曲を作ったんだろうか?ま、話が逸れたが…。

 「Point of Know Returnは」1977年にリリースの5枚目の作品ってことで、バンドとしては脂の乗り切った最高の状態だったようで、楽曲も演奏も余裕たっぷりに聴かせてくれるね。プログレっつう要素はあんまり感じなくて、今となってはちょいと色々と凝ったアレンジを施した楽曲が目立つっていう程度だけど、時代からしたらそりゃ珍しいジャンルの音だったろうよ。聴きやすいヘンな曲が多いんだから。そしてメタル以前のハイトーンな歌声も珍しいと思うし。それでいて全然ハードさを感じないという完成品。ま、実際はかなりハードロック的要素が強いんで、音のまとめ方の問題とは思うのだが…。さて、こういうのは時代をリアルで感じないとハマれない音なんだよな、って気づく。なかなか琴線に触れなくてまだまだ聴き込みが足りない自分ってのももちろんあるけど、やっぱアメリカのこの辺、苦手です(笑)。




全部聴けるってホント、どうよ?

Texas - Southside

Texas - Southside (1989)
Southside

 面白いことに特定の地名や国名をバンド名にしたバンドって、かならずしもその国とか地域に密着しているワケじゃないんだよな。出身地だからバンド名にした、ってのはそう多くない、らしい。どちかっつうと憧れとか無関係な単語だから日々気が良いとかそんなんでバンド名にしている方が多いようだ。言われてみればそりゃそうなんだろうけど、なんだ、大いなる誤解を生むだろうって可能性もあるワケで、それなりに有名な地名をバンド名にするんだから良い面悪い面あるわな。

 紅一点のシャーリー姫をフロントに仕立てた、意外なことにスコットランド出身のTexasというバンド。1989年リリースのファーストアルバム「Southside」登場時は結構自分も聴いたなぁ…。当時は全然情報網もなかったからTexasってバンド?アメリカにしちゃ、かなり湿っぽくて良い感じのブルース・ロック的アルバムだぜよ、しかもお姉ちゃんロッカーだし、なかなかだな…なんて思って聴いてたもん。きっかけは確かMTVのPVだったんじゃないかな。The Pretendersみたいな悲壮感とか疾走感とかソリッド感がかっこ良くてね、それにちょいと土臭いブルース感とそのくせに研ぎ澄まされたサウンドの作り込みが面白かった。多分このファーストアルバム「Southside」って見かけたら激安でCD売ってると思うんだけど、かなりの名盤なんじゃないだろうか。雰囲気はAmy McDonaldみたいな感じです。すっかり忘れてたけど久々に聴いたら良いなぁ〜、こういうの秋にピッタリだよ。Texasなんつうバンドながちょいとイマイチだが、出してる音は土臭くて良い。

 この頃ラップが出てきたりダンス・ポップみたいなのが出てきたりしてたけど、一方ではSuzanna VegaやTracy ChapmanみたいなのやAlannah Mylesとか出てきててアメリカって懐深いな〜って思ったもんな。そんな中にTexasでしょ、アメリカでも売れるって思ったんだろうな。実際そこそこだったらしいが。問題はその後、売れ線路線を歩まされたのかそもそものバンドの音楽性も問題なのか、訳の分からない方向に向いてしまって撃沈。何枚かアルバム出してて聴いたりしてたけど、いつしか…ってトコです。どうなんだろな、こういうのって。作られて出てきたとは思えないけど、やっぱ難しいんだろう。そんなのも音楽のひとつ、売れりゃ良いってもんでもないさ。






Boston - Don't Look Back

Boston - Don't Look Back (1978)
Don't Look Back (Reis) (Dig)

 ふと思った。聴いたことあるとか無いとか色々あるんだが、国の名前や町の名前をバンド名にしている人たちって結構いるよな?って。整理したことないしどんだけあるのか調べたこともないから適当〜に思い付いたのをメモっていくくらいなのだが、それでも結構あるような気がしている。そんなことで世界一周回れるかな(笑)。ご来訪の方々も多分、アレある、とかコレもだ、とか思いつくものが多々あるだろうと思われるので、どんだけぶつかるか?いや〜、大して続かないかもな〜なんて思ってる部分もあってさ、あんまりよく聴いたバンドってのはそういうのは多くないから、聞きかじりなのが多くなるような気がしてるんだよな。ただ、企画としてはちょいと面白そう♪

 ってことでふと思い付いたのがBostonだったんで…って、こないだ書いてなかったっけ?と思ったら一ヶ月半前に書いてたBoston(笑)。なので、速い登場ながらセカンド・アルバム「Don't Look Back」で行きましょう。もちろんアメリカンプログレAORの雄で売れまくったバンドなので聴いてた人はおおかった。自分的にはもちろんこの快活さがあまり好きじゃなくて愛聴盤にはなってなかったけど、今聴き始めてみれば聞き覚えのあるメロディとかギターだったりして、ほっほ〜ん、と意外なところでもきちんと記憶が残ってるもんだ、とちょいと感心しました。そして聴いた感想もさほど変わらず、心地良いスガスガしさはあるものの、やっぱりそこに尽きる(笑)。ただ、ホントに人気あったんだよなぁ…。だから良さがわからない、って言えない部分あって無理して聴いてたもん。でも、音楽って好みだからやっぱダメなのはあるんだな。

 1978年リリースなのか…、同時代のパンクロックからしてみたら雲泥の差だな、こりゃ(笑)。プログレバンドはほぼ全滅の時代、ハードロックもちょっと隙間、ディスコブーム全盛期、それと比較したって圧倒的に洗練された音像、このクリアーさは一体どこから出てくるんだ?と多分プロ中のプロ達がこぞって探ったんじゃないだろうかと思うよね。そこに完璧な楽曲とコーラスワークとアレンジと安定したテクニックのプレイ、そして無難に聴かせるプレイとキャッチーなメロディ・ライン。スゲェ気持ち良いです。車の中で快晴の中飛ばしたら気持ち良さそう〜な快活さ。これぞアメリカ。今の時代でももちろん十二分に訴える部分の多い完成品ですな、これは。アメリカンロックってこういうところがウケるんだよね。ミックスも全然違うし、プロだ…。






Chicago - Chicago II

Chicago - Chicago (1970)
Chicago

 何故か…、音楽が頭に浮かぶ時って何らかのインスピレーションとかきっかけみたいなのは本来あるんだろうけど、それに気づかずにふとよぎる旋律だったりリズムだったりすることがあって、当然脈絡なく降り立ってくるんだが、自分ではそんなにたくさんの曲を「記憶」はしていないので旋律が降りてくることはあんまりない、はず。ギターのリフだったりソロだったりベースラインだったりする方が圧倒的に多くて、その印象から都度都度のブログネタの記事も思いつくんだけど、一応何となくの繋がりはもたらしていた、んだよな、いつも。最近はこだわってないけどさ。

 Chicagoの「Chicago」、1970年リリースのセカンドアルバムにして2枚組という快挙、アメリカの音楽シーンでよくぞその快挙を果たした、とも思うのだが、ここ最近恒例のことながら、実は自分はChicagoなんてほとんど聴いたことない。ブラスロックなんて聴くことなかったし、しかもアメリカでしょ?いや〜、聴かないよねぇ〜。それでも、頭の中に舞い降りた楽曲はもちろん一番有名な「長い夜」でしたとさ。「25 or 6 to 4」って…ホント意味わからん英語のタイトルだが、見事に楽曲ごと頭の中に来た。んで、聴こう〜と思ったんだけどさ、アナログでコレって結構先の方に入ってるから時間かかるんだよな。その曲だけ聞けば良いじゃないかって話もあるが、普段まるで聴かないんだから折角なので全部聴いてみるかって気になるワケです。そうしないといつ聴くかわからんし。しっかりとアルバムだけはあるという不思議…、まぁ、ベスト盤買わないし、シングルってのもないし、結局中古で激安な頃に多分買ってるんだと思う。ちなみに自分のバンドのヤツはChicagoとかアメリカの音ってほとんど聴かないのに、Chicagoのジャケットを20枚くらい並べてみたい、ってことだけでChicagoのアルバムを買い漁って並べて写真送って来られたことがある。そのくだらない収集癖が面白いのだが、実物見たら圧巻だっただろうな〜とちょっと羨ましかった(笑)。

 そのChicagoの「Chicago」、何ともまぁ聴きやすいし、古き良きアメリカを彷彿させるサウンドなこと。ブラスってなんかこう気分が変わるよね。ロックなのにブラスのせいでかなり変わった印象になるし、その分他の楽器が目立たないんだが、面白いな〜と。アルバム「Chicago」全体もかなり面白い出来栄えだったってことを初めて知ったかも。如何に昔も今もきちんと聴かないか、っていうことかもしれん(笑)。テリー・キャスのギターがかっちょえぇ〜!さり気なくギュリギュリって入ってくるのが面白いこれくらいのオブリとか音ってのが一番心地良いのかもなぁ、音楽的には。だから何となく流れてても邪魔にならないし…、いいな。ちょっと今更Chicagoを聴きまくるか(笑)?多分初期作品はこんなんだろうから、楽しめそうだ…アルバムあと何枚あったかな…。






Praying Mantis - Nowhere To Hide

Praying Mantis - Nowhere To Hide (2000)
ノーホェア・トゥ・ハイド

 ゴツゴツのヘビメタって若い頃にはそんなに聴いてなかったんだよな、多分。年を取ってから聴いているような気がするんだが、何でだろな…、そんだけストレスを発散するのに調度良い音とかしっくりくるサウンドだったりするからかもしれない。昔だったらそこそこ年取ったらロックなんて聴かないでジャズとか聴いてるんだろ、って思ってたんだが、何のことはない、年を取っても聴くものがあまり変わらないっつう人は多いし、それどころか聴くものが増えてるから幅も広がってしまっているという構図になっている。おかげで昔は聴けなかったバンドや聴いてなかったバンドなんてのも入手も容易だから聴きやすい環境になってるから聴いちゃうしさ。そんなトコロからマニアックなバンドの金字塔でもあったPraying Mantisの最初のアルバム「Time Tells No Lies」は名盤の誉れ高く、確かに素晴らしいアルバムでさ、そのあと活動してなかったってのも何で?って思うくらいの作品だしさ、勿体無かったよなぁ。

 そんなPraying Mantisも再結成語、メンバーを入れ替えつつも本質的なメロディアスなヘヴィメタルという路線にはこだわり続けて作品を出し続けてくれている。今回は2000年にリリースされたアルバム「ノーホェア・トゥ・ハイド」なんてのを取り上げてみるのだった…。前作「フォーエヴァー・イン・タイム」と同じメンバーで製作された、ってことだけでも奇跡的らしくて、常にメンバーが変わってたからそんな言われ方するみたいだが、もうね、自分的にはその辺はどっちでも良くってさ、トロイ兄弟が作ってりゃPraying Mantisの音になるワケで、それで良いよ、みたいに思ってるワケだ。そういう意味でどのアルバムもさほどハズレはないんだが、やっぱり好みのクォリティってのはあるから「ノーホェア・トゥ・ハイド」はちょいと一番ってワケにはいかないな。ただ、もちろんながらあのメロディアス加減は相変わらず健在だし、コーラスも含めてメロウに攻め立ててくる展開も変わらず、だ。

 オープニングから数曲と「Future In the World」あたりはPraying Mantis節全開でやっぱりひと味も二味も違うな、っていう旋律が心地良くてね、一連のメロハーと呼ばれるバンドのメロディセンスとは大きく異る、大英帝国ならではの気品があるんだよな。ベタになりすぎない、っつうか成り切れない、独自のスタンスってのがきちんと出てきていてね、そこが安っぽくならない面白いところ。ジャケットはどうにもアニメチックでいつからこんな風になっていったんかな、とも思うけど、ファースト「Time Tells No Lies」からしてそんなんだから、まぁ、アリか、と思えてしまうのもPraying Mantisの強み?古くはWishbone Ashしか奏でなかった美しき旋律とハードロックの融合、その進化系をしっかりとPraying Mantisが引き継いでいて…、英国らしさとブレないメロディを持ったバンドは今後どこに行くのだろうか…。







Accept - Balls to the Walls

Accept - Balls to the Walls (1984)
Balls to the Walls

 いつしかまたドイツに戻ってる…、英国好きのブログが最近ドイツの面白さに目覚めてしまったからかもしれないが、かと言ってまだまだ体系的に誰がどう、とかシーン別にきちんと整理できてはいないのでたまたま続いているだけです(笑)。メロディックハードで続けようかと思ったがどうにもお腹いっぱい感がすぐ出てしまって何枚も聞けない、ってことに気づいたので路線変更。こないだまでのドイツ周辺あさりで書こうと思いながらもすっかり忘れていたので、遅ればせながら登場しますアクセプト。

 1984年にリリースされた「Balls to the Walls」で、5枚目のアルバム。前作「Restless & Wild」はリアルタイムで聴いてぶっ飛んだんだけどさ、この作品はジャケットがゲイチックでちょいと手が出せなかったと言うか、あまり話題に上らなかった。この後の「Metal Heart」はそれこそあちこちで目にしたし聴いたけどね。どうにもその合間の作品だったってことでキャリア的には充実していたハズ。ってなこともあって聴いてみました「Balls to the Walls」。一言で言えばとにかく重金属音としか言えないヘヴィな音。これほどの重さを出せるバンドは実はそう多くないだろうと思うくらいにヘヴィという言葉が似合うバンド。ウドのボーカルってやっぱ唯一無二な存在感で、ちょろっと聴くとQuiet Riotなんかと同類のダミ声系メタルボーカルで、ハイトーンじゃないのが時代からして異質ではあった。その声が目一杯生かされているサウンドがこの重低音とズシリと来るテンポにザクザクとしたリフ。メロハーなんて聴いてたからこういう男臭いメタル音を聴くと安心する(笑)。これぞヘビメタですよ。

 典型的なメタルサウンドで、ガッチリとザウザクなギター音にソロのプッシュ、コーラスの広がりでキャッチーさを出しながら単調にミドルなリズムのノリで頭振りやすいテンポが多い作品。ジャケット違ったらもっと売れたんじゃないかなぁ。とは言ってもコレ!って曲がいまいち目立たないのがやや弱点か、それとも全てがAcceptワールドだから良しとするか、ってトコが難しい?その反省点こそが次作「Metal Heart」に繋がるんだろうな。そういう意味で「Balls to the Walls」は進化の過程に必要なアルバムだったとも言える。






Fair Warning - Go!

Fair Warning - Go! (1997)
ゴー!

 Twitterで盛り上がるロック話、そこから広がる新たな音楽への探求の旅…いや、そんなことしてる場合でもなくって、きちんとそこにある音楽やロックを何度も何度も愛聴して然るべきが本来のレコードの聴き方で、何枚もまとめて買って在庫にしておくとかダメです、ホントは(笑)。いつしかそういう買い方聴き方になっちゃっててそこに新たな情報による他への興味ってのもあって山積みになる一方、デジタルで音楽を買うようになったらさらにそれがひどくなって、とにかくDLしとけ、みたいなさ、そんな風に軽視してはいけません、はい、決して人ごとではないですね。まぁ、それでもそんな情報のおかげで色々なバンドのことや雰囲気がわかってくるので世界は広がる一方ですな。

 Fair Warningの名盤との誉れ高い「ゴー!」という作品、1997年製ってことで、自分的には全くメタルなどを聴かなかった時代で存在すら知らんかったってのは内緒だ。(懐かしい文言の書き方…、元気かな?)。それは良しとして、この「ゴー!」というアルバム、ネットでアチコチのブログやレビューを見てもとにかくひたすら好評で大評判、Twitterでも聞けば名盤としか返ってこないというくらいの名盤のようだ。そうか、と思って聴いてみたのが事の始まり。まぁ、この手のメロハー的なのってやっぱり凄いなぁ〜ってのがあって、いくつかのバンドを聴いたことあるんだけど、ここまでひとつのジャンルを形成しているのは知らなかったし、その存在を知ったおかげでまた楽しみが増えたのだが、「ゴー!」はどうだろうか、と。

 ドイツのバンドでスコーピオンズの初期に近いんだろうな、こういうのって。ただ、これはもう自分の知ってるロックとかメタルとかいう世界を既に飛び越えててさ、Bon Jovi的な世界にあるんじゃないかと。まぁ、ハードな音を聴かせつつもしっかりとポップスだったりする、っつうか…、とにかく歌メロもそうだけど、ギターがここまで泣き叫ぶっつうのが心地良いし見事な泣きとしか言えないし、歌にしてもどっからそんなメロディと歌声持ってきたんだ?ってくらい聴かせてくれる。それにしても冒頭の4曲が凄い、ってのは聞いてたが、ホントだった(笑)。5曲め以降はちょいとダラダラした感が続いているのはCDフォーマットに合わせたアルバムの長さ故か。コンパクトにまとめときゃ良かったのにな、っても売れたんだから良いか。

 しかし「Save Me」の歌メロとギター、楽曲の見事さにはほんとに驚くばかりで、何度も聴きたいっていう欲求が襲ってくるのが凄い。しつこいって言えばしつこいんだが(笑)。残念なのはジャケットセンスの悪さだけ、か…。








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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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