Helloween - Keeper of the Seven Keys Part 1

Helloween - Keeper of the Seven Keys Part 1 (1987)
Keeper of the Seven Keys Part 1

 いつからか日本でもハロウィンという行事が割と騒がれるようになってきて久しい限り。自分世代ではハロウィンなんてまったく眼中にもなく騒がれることもなく、映画とかで見て、アメリカってのはそうなのか、っていうくらいでしかなかった。ところが、いつからか何となく10月末日のハロウィンが日本でもひとつのイベントとして持ち上げられてきて、そこら中でかぼちゃグッズが売られるようになったんだな。かぼちゃ売りたかったのかな…。ハロウィンってそもそもケルト歴のおおみそか、ってことらしく、魔女や精霊を避けるためのあのジャックランタンなワケで、まぁ、そんなこと知らなくても普通にあの怖いかぼちゃはユニークだと思う。また話は戻るけどこういう魔女や精霊、妖精なんかも含めて幻想的なものってのは好きでねぇ…、結構その手の本とかあると読み耽ってたんだよな(笑)。そうするとさ、宗教との関連がもちろん強いワケで、結局宗教学まで入って行かないとワケわからん話になってって、結構手軽に知識を得るってのは難しかった。有名な妖精の写真も実は作り物だった、ということも後で知ったショックだったし(笑)。

 さて、Halloween…じゃなくてHelloweenというバンド、自分的にはリアルタイムで名前は知っていたものの当時から聴いたことはなかった。それはつい最近までも聴いたことがなかった、ってことでしてね…、昨今ようやくなんとかメタルってのを知るようになって、Helloweenが大体元祖として祭り上げられることもあって、そうなのか、なんて思ってたくらいで今更80年代のメタルを新たに聴こうとは思わなかったワケなんです。ただ、ひょうんなことからちょいと耳にしてみたら「へ?」みたいな音で、なんだ、最近のメロディックハードロックバンドって全部これが元ネタなんじゃね?とか思ってさ。んで、まぁ、当時から有名なアルバムではあった「Keeper of the Seven Keys Part 1」をようやくにして聴くワケです。だから何回か聴いたくらいのインプレッションでしかなくて、メンバーの動向やらバンドの状況やらはほぼまるで知らない。

 1987年リリースの「Keeper of the Seven Keys Part 1」。いや~、驚いたのなんのって…、当時聴いてたら多分そのメタルさ加減よりもこの不思議なアニメ的メロディックさ加減にどう反応したかな、って思う。ドイツからこんなんが出てきて受け入れられていたってのは面白いし、まだ日本のアニメの主題歌が世界にそれほど知られていたわけではないだろうし、独自に出てきたモンなんだろうから不思議だ。当時こんなメロディを歌い上げるメタルは他になかったハズだしさ、しかもバカテクのバンドでもあるし、結構コピーしてた奴いたのかなぁ…。ま、そんな古い話は元より、既に25年経過している「Keeper of the Seven Keys Part 1」は今聞いても全然古さを感じない見事なメロハーなんじゃないかと。メロハーって合ってるかな?冒頭からのインパクト、流れ出るようなメロディとギターソロ、そして歌い上げるボーカルスタイルに大作によるドラマティック展開、見事なアルバムで40分程度ってのも聴きやすくて良い。ギターの音の使い方とか出し方が結構特徴的だったんだな~とか細かいところも聴けてしまったんで、この頃から曲作りってのはかなり変わってきているんだな、みたいなのも初めて知った。ま、そんなに追求したことないからだけど。しっかし、なんだこのアニメ主題歌的メロディとキメと盛り上げ方は…、やっぱ当時聴いててもダメだったろうな。今だからわかる、か。そんなもんです。






No Doubt - Push & Shove

No Doubt - Push & Shove (2012)
Push & Shove: International Deluxe Edition

 ロックバンドなんてのは大物になるには30年間くらいやってないとダメなようで、ストーンズという怪物がいるお陰で大物ってのはもう50年やってないとダメじゃないか?みたいに感じるもんだ。キッスだって40年だし、30年クラスのキャリアで大物と言われているのは…U2くらいか?だから20年程度じゃ大物とは言われないんだよな、もう(笑)。その20年クラスに相当する別に大物でもないけどしっかりとシーンに残っていることを証明してみせたNo Doubtの11年ぶりの新作の登場、これはねぇ、かなり心待ちにしてた部分があってさ、どんだけ明るくて斬新なサウンドを届けてくれるのかな〜て期待。

 つい先日リリースされた新作「Push & Shove」、冒頭のシングル曲「Seattle Down」を聴いてみれば、なるほど、随分とまた斬新なダンサンブル且つ軽快な実験的サウンドを出してきて、さすがNo Doubt、新しいものを自分たち風なエッセンスとして取り込むのはお手の物って言ったところだな〜って。前作「Rock Steady」アルバムからの延長線で来たってのがちょいと意外と言うか、当時最先端だったからか今でもさほど変わらないサウンドなのはちょいとつまらなさを覚えてもしまったけどね。まぁ、アルバム全体がカラフルに彩られてはいるんだが、初期のスカ、レゲエ、パンクと80sポップスの融合と言った作品郡からすれば「Rock Steady」でガラリと最新サウンドを持ち込んだダンサンブルな音に変わり、それは見事にバンドの音楽センスと今後の方向性を示唆するものでもあったんだが、今回の「Push & Shove」がこういう路線で続いてきて、グウェンのソロ作ほどのポップさではないけど、結構そっちに近い作風ってのがイマイチだなぁ…。ちょいとセレブになりすぎたグウェンとバンドのカネをかけまくって詰め込みすぎた完璧なアルバムという印象でもあるんだが、その分面白みというかユルさがなくなって魅力が半減してる?そもそももう40代を超えているメンバー達に昔のようなのを、とは言わないけど、あの軽快さは欲しかったなぁ。どれもこれも音作りのせいか、重さが伴ってしまって単純に軽やかに、っていうんじゃないんだもん。

 ただ、曲のクォリティはさすがに練られているしアレンジも見事だし歌声だって相変わらず、っちゃぁ相変わらず。ただ、昔から知ってると、やっぱりね、ハチャメチャ感がなくなって、グウェンらしい歌い方したグウェンって感じになっちゃって、落ち着いたかな。バックはあんまり変わらないけど、ベースが以前ほどラインを流していかなくなった…楽曲のせいかな。ブイブイとグルーブするベースだったんだが、それがあまり聴かれない。

 …ってことで、もちろん何回も聴くし、適当に流すには良いんでそれなりに聴いてたんだけど、どうにもパッとしないかなぁ〜ってのが正直なインプレッション。今のアメリカの消耗品マーケットの中でそれなりに売れるだろうから良いんだろうけど、常に面白い新鮮なバンドとして思って聴いていた側からすれば、イマイチ。次がすぐ出るかどうかわかんないけど、どうすんだろうなぁ…。






Taylor Swift - Red

Taylor Swift - Red (2012)
レッド-デラックス・エディション

 テイラー・スウィフトはアメリカで今一番売れるアーティストのようだ。ルックスは滅茶苦茶◯、カントリーベースだからアメリカ人大好き、自分で曲作ってギター弾いて歌って踊る、しかもバンジョーまで奏でて明るくキュートで周りの人達皆を明るくさせるピチピチの22歳。作られたアイドルとは全然違う自然のアーティスト、ミュージシャン。だからこそ普通に自然に愛されるし無理してないし背伸びしてないから否定される要素があんまりなかったんだな。ファッション面からみても化粧品面から見ても多分映画界から見ても魅惑的な女性だと思う。遠い日本では彼女の多様な面はあまり感じられることはないけど、少なくともCDなりDVDなりでの作品は楽しめるし、雑誌などでの露出も増えているから日本好きなテイラー・スウィフトってのも知られているかもしれん。ま、嫌いとはあまり言わないだろうが。

 そんなテイラー・スウィフトがリリースした4作目のアルバム「レッド-デラックス・エディション」。デラックス・エディションとノーマル盤だとデラックス・エディションの方が安くて多いという不思議。まぁ、それはそれで良いことなので素直に教授しようじゃないか。ってことで「レッド-デラックス・エディション」。結構好きなので楽しみにしてたんだよね、実は。快活な女の子、っていう感じで聴いてるし、もちろん実力才能あるから安心して聴けるし、心地良いからさ。早速ね、聴いたワケなんだが…、今作はちょいと色々やり過ぎてないか?って思った。素直にテイラー・スウィフトらしいカントリータッチの快活な曲と歌がメインなのだがアレンジでちょいとヘヴィな作り方したりデジタルチックにしてみたりと制作側が遊んでいるのかな、純粋にテイラー・スウィフトの作品を楽しみたい自分なんかには邪魔な曲が多い。骨格は全然変わらずにスタイル継承しているのに音作りとアレンジが残念。冒頭の「State of Grace」「Red」「Treacherous」「I Knew You Were Trouble」とダメ続き…。「All too Well」あたりでちょいと良い感じ?になるけどまた「22」でアカン…。この後は何となく普段のテイラー・スウィフトな感じが戻ってくるが、やっぱりカラフル感強いね。そんなのが続いてから男性ゲストの歌が入ってきてドラマ感が出てくる。しかしたくさん曲が入ってるなぁ…。全部一気に聴いて書くのは結構辛い(笑)。「Holy Ground」はなかなかテイラー・スウィフトらしくて良いよ、うん。「Sad Beautiful Tragic」は生ギターの音が美しいちょいとしたバラードだけど、これもテイラー・スウィフトらしくてライブなんかでギター一本で歌うんかな〜って感じ。

 …まぁ、そんな感じで真面目に論じるもんじゃないけど、序盤は意外性を出して最近のポップス界でも通じるような音を出してあげて商品価値を高めている…ってか多様性を持っていることを知らしめてて、ちょっとしてからがテイラー・スウィフトの本領発揮とばかりに独自のカントリータッチのポップスワールドが広げられるという作風。自分的には序盤は不要だな。「レッド」のデラックス・エディションだったんで最後に「State of Grace」「Red」「Treacherous」のデモとかアコースティックが入ってたんでそっちに期待したんだが、さすがにこのクラスが普通にデモ音源なんて出してくるハズもなく、しっかりと別バージョンの録音で入ってた…うん、完成形ですな。ギター一本のデモとかかな〜って思って期待したんだが…。まぁ、それでもなんだかんだと車に積んで何かと流して聴く音にはなるだろう。

 それにしても日本盤高すぎ。米国盤$9.99-なのに、なんじゃこりゃ?










Stevie Nicks - Bella Donna

Stevie Nicks - Bella Donna (1981)
Bella Donna

 10月も末になってきたなぁ…、もう来年のことを色々と考えないといけない時期でもあるか。ふと本屋さんなどへ言ってみれば手帳が山積みになってたりカレンダーがあったりと自分的には全然買うこともないし気にもしないんだが、年末を感じさせるアイテムが揃ってきたという感触はある(笑)。ま、だからと言って意を決して何かをいつまでにしなければ、とか目標はいつまで、とかもうそういうのをあまり気にしなくなっているのでアカン。年内にアルバムあと100枚聴こう、とかそういうのって目標にすべきでもないしさ〜、ブログを毎日書く、ってのも別に日課みたいなもんだし、やっぱカネを稼ごう、とかがわかりやすいんだけど、それってやっぱり簡単じゃないから目標値になかなか届かないし、さて困ったものだ。あの曲をちゃんとギターでコピーしよう、とかそういうのが一番賢明なんだろうなぁ。年内にGaragebandでまともに曲を一曲作ってみる、とか考える価値あるよね(笑)。

 さて、黒魔術ブームも何となく去りつつあり、それこそどうしたもんか、って思ったんだけど、まぁ、その隙間にでもちょいとトライしてみようかなって思ってスティービー・ニックスという全く聴いたこと無い人へと進んでみる。そう、全く聴いたことないんです。Fleetwood Macの歌い手さん、ってのは知ってるし、美貌の持ち主の歌姫ってのも知ってるし、アルバムだってそれこそしょっちゅう売ってるのも見てたけど買ったことないし聴いたことないという…。結構ロック聴いてるけどさ、思い切りごっそりと抜け落ちてるトコロ、あるんです、はい。今の時代気軽に聞けるし、それこそ居ながらにしてって環境だから聴いてみてもいいか、って気になっただけなんですけどね。

 スティービー・ニックスの初ソロ作1981年リリースの「Bella Donna」。しかし、タイトルがそのまんまじゃないか…、と知ってる人は知ってるんだろう。ジャケットもなるほど、魔女的ですな。それは知ってたけど、初めて聴いてみました♪ トム・ペティとの「Stop Draggin' My Heart Around」が一番良かったかなぁ…。しかしこういう歌声と歌い方と曲調なんだ…。どこかケイト・ブッシュ的な感じもあるなぁ…。可愛らしい声と確かに歌っているトコロは小悪魔的な印象もあって惹かれる部分あるね。今更この手のものに曲が良いとか悪いとか関係ないから、そのヘンはともかくとして聴きやすくて可愛い、それでいいか、ってことで結構当時も聴かれたんだろうと思う。やっぱね、ルックスは重要です(笑)。

 冗談はさておき、結構アメリカな音なのでやっぱり飽きちゃうかなぁ…、何度か聴いてみようと思って車で聴いてたりしたんだけど、心地良いもん。だから好きってんじゃなくて心地良い、ってことでいいな〜って。ただ、特に訴えかけてくるものがないので、それだけ…まぁ、有りがちな話ではあるがこんだけ売れたんだからあまり適当には書けないか(笑)。ま、無くても困らない音楽かな。






Fleetwood Mac - English Rose

Fleetwood Mac - English Rose (1969)
英吉利の薔薇 (イングリッシュ・ローズ)

 黒魔術つながりもそろそろ潮時になってきたんで(笑)、本来考えもしなかった方向に舵を取ることとしたのだが、ミュージシャンで黒魔術にのめり込んでいる人として割と有名なのが何故かスティービー・ニックスってことらしい。自分はもちろんそんなことは全然知らなかったし、そうなのか、くらいしか思わないけどさ、売れに売れまくったポップスターが黒魔術信仰者ってのはやっぱり悪魔に魂売ったんかな~とか思うワケで、その割に普通に今でも健康で歌ってるんだからもしかしたら女王様なのかもしれないなぁなどと様々な憶測も出てくるってなもんだ。もしかしたら裏では色々とそんなお話が有名なのかもしれないがそこまでは自分も知らない。んで、スティービー・ニックスってさ、Fleetwood Macだよなぁ…と、んで、更に自分的にはその頃のFleetwood Macってもう全然聴かない世界だから知らないんだよねぇ。リアルじゃないし。だからネタにも出来ず、今更聴く気にもならないし、ならその繋がりでFleetwood Macでいいか、と。サンタナのカバーで有名になった「黒魔術の女」もあるわけだし(笑)。

 ってことで一度ドカーン!とジャケットのアップを出してみたかったFleetwood Macの1969年の編集盤「英吉利の薔薇」です。あんまり編集盤を全面に持ってきて書くことないけど、このジャケット出したかったから珍しくも編集盤です。セカンド・アルバム「Mr Wonderful」と三枚目の「Pious Bird of Good Omen」から抜粋されたアメリカ編集盤で、日本ではFleetwood Macのデヴューアルバムだったようだ。それでこの顔面ジャケなのでそりゃもう話題になったってことで今でも伝説化されているお話。後追いリスナーからしてみると何ともややこしいFleetwood Macの遍歴なのだが、それに加えて日本では神盤扱いされている「英吉利の薔薇」が交ざってくるので更にややこしくなるのだった。

 ってもブルース影響下のFleetwood Macは初期3枚のみで、「英吉利の薔薇」がその総集盤だと思えばわかりやすい話だから、まぁ、良いかと。個人的にはFleetwood MacとかChiken ShackとかSavoy Brownの英国ブルース・バンドと呼ばれる類はそれほど入れ込んで聴いたことがない。ブルースも好きだし英国モノも好きだけど、何故かハマれなかったんだよねぇ。多分音がチープ過ぎるっていう感じだからかな。骨太ブルースが好きだからどうもこういうチープで偽物臭さ溢れるブルースにはどっぷりと行けなかったんだな。もっともそういう路線が売りでもあったワケだからこういうのもアリ、ってことで否定は全然ないんだけどさ。そんなイメージを持っているのでやっぱり「英吉利の薔薇」を聴いてもちょいとチープだねぇ〜ってのは今でも変わらない感想。この辺のB級バンドとかの方がよっぽど太くてブルージーな音出してるって思うけどなぁ…と。ただ、楽曲レベルが違うけどさ。ま、好み、か。








Jimmy Page - Lucifer Rising

Jimmy Page - Lucifer Rising (1972)
ジミー・ペイジ

 黒魔術とロックの関係で言えばもっとも知られているのは、あまり知られていないかもしれないThe Beatlesだった、ってのは有名ながらも封印されている事実かもしれないな。The Beatlesって結構普通にロック的側面を持ってたりするくせに、大衆に崇められている音楽集団ってのもあって世間体のよろしくない事実はあまりプッシュされた情報として出てくることはないんだよ。映画「Let It Be」が大々的にオフィシャル化されてこないのもそうだしさ。まぁ、「Abbey Road」でポールが裸足で、死んだって噂が流れた、とかなんかのアルバムを逆回転で聴くとどうのこうの、とかさ。彼らの場合は本気で冗談やってるんだが、売る側はそんなの不要だったワケで。ま、何が黒魔術遊びだったかってぇとこの逆回転によるメッセージという手法だったり、何かと何かを関連付けたメッセージを世に示すという符号だったりが黒魔術「的」な手法だったってことで、まぁ、あの時代にラリってた連中だからおかしくないけどさ。

 そんな冗談的な方向よりももっとストイックに学術的に狂信的に黒魔術に関心を持っていたのがJimmy Pageだ、ってのも有名なお話。アレイスター・クロウリーの湖畔のお城を買ったのも興味本位からだったみたいだし…っても、それ以外に目立った奇行とか黒魔術絡みでの噂ってのは実はほとんど聴かない。Led Zeppelinというバンドに於いてはまずそんなことを耳にすることもないので焦点はジミー・ペイジになるんだけどさ、クロウリーの屋敷以外って耳にしないねぇ。ロック界の神話ってのはアテにならんもんだ(笑)。ま、ただ、ジミー・ペイジがその辺に多大なる関心を寄せていたのは事実だろうし、自分もそうだけどやっぱ興味津々で漁ってみるもんな、やっぱ。

 そんなトコロに舞い込んだお話が古くから噂の「Lucifer Rising」というケネス・アンガーの映画のサントラ製作依頼のお話。つい最近ジミー・ペイジは自身のオフィシャルサイトでこの「レコード」をリリースしたということで巷では話題にはなっていた。ただ、内容が内容だから世間を騒がすほどでもなく、へぇ〜ってなモンだ。ただ、この年にもなってわざわざリマスタリングしてリリースしたってのはジミー・ペイジ的にはやっぱりかなり気合が入った埋もれさせておくには惜しいと思った作品だったんだろうな。先に書いておくと、ドラッグ・トリップ映画のサントラだからもちろん音もドラッグ・トリップまみれなサウンドにならないといけないワケで、実際ジミー・ペイジの本作もそんな感じで作られている。誤解しちゃいけないのは、実際に映画化された「Lucifer Rising」にはジミー・ペイジの音楽は使われていないってことだ。だから今回のジミー・ペイジオフィシャルサイトでの「Lucifer Rising」ってのは1972年にジミー・ペイジが作り上げた音の初めてのリリースってこと。超全盛期だから期待しちゃう部分もあるけど、それは音楽家としてのお話ですね。

 悪魔崇拝の映画の音楽ってどんなのを想像するか?そんな角度で「Lucifer Rising」を聴くと、ジミー・ペイジの音楽家としての才能の豊かさに触れられる。ミニマルサウンドからどんどんと展開していき、見事にトリップ感を盛り上げてくれてラリっていける感触を味わえます。終盤にはアコギが鳴らされてきて、これが正にGibsonの音(?)!でジミー・ペイジ!この音聴くだけで十分だけど、カンタベリーあたりを好んで聴いている人なら普通にこのサントラ聴けるんじゃないかな。ちょっと黒い側面強いけど。

 タイトル曲「Lucifer Rising」の残りの「Other Sound Tracks」にしてもギターの効果音を使いながらの多重録音もあって、ギタリスト、ジミー・ペイジがスタジオでこんなのを作っている姿を想像するとなかなか笑える。ピンク・フロイド的にスタジオでハマり込んでいたんだろうなぁ…ってのがわかるもんね。ギターとエフェクトだけで妙〜な雰囲気のサウンドを作り出しているってのはやっぱ凄いなぁ〜って思うよ。普通に聴いたらサイケ遊びだな〜みたいなことなんだけど、それがしっかりと映画のサントラという意識があるからか雰囲気を出してるし、そのヘン見事で、なかなか楽しめる作品でした。もちろんディープマニア向け、です(笑)。




せっかくアナログでリリースしたのに全曲聴けちゃうのも…

Horse - Horse

Horse - Horse (1971)


 70年代の英国ロックを知るにはレーベルもひとつの重要な指針だ…と書いた矢先にライブラリから発掘されてきたのがRCAレーベルの超無名なバンドだったりする…。メジャーレーベルから出てきたマイナーなバンドってのはマイナーレーベルから出てくるバンドよりも目立たない扱いになってしまうのはしょうがないことかもしれないので、その分聴く側からしたらものすごく情報を取りにくいバンドになってしまうのかもしれない。RCAの全カタログを年度別に整理して聴くなんてできないもんな…。RCAだったらNeonで出せよ…とか思うのだが、まぁ、そうも行かないか。

 1971年にRCAそのものからリリースされたHorseというバンドの「Horse」というアルバムだが、冒頭から曲のタイトルは「The Sacrifice」だったりしてモロに黒魔術系なのだった。こんだけ無名なのに聴いてみると面白いのは確かに一連の同時代のB級バンドと比較して音が洗練されているし、B級っつうよりも普通にメジャーバンドとしての音質と楽曲レベルを持っててアレンジやセンスも結構秀逸なのでヘンなバンドを聴くよりは全然その価値が高い気がする。楽曲もカラフルに彩られているし、もっさり感はなくて疾走感溢れる中にちょいとアレンジを施して曲に起伏を持たせている感じか。自分の好みからするとちょっと出来過ぎているんだけど、普通に考えればこれくらいの実力がなきゃいかんでしょ。さすがRCAからリリースされていただけあって、と思えるバンド。ハードロックバンド、です、念のため。

 しかしコレ、あんまり英国ロック史に出てこないような気がするけど何でだろ?RCA配給だからそれなりに数は出たんじゃないかと思うんだが、ネットで探してもほとんどヒットしないから細かい情報はよくわからんし、そんなモンかっつう部分あるけどさ。英国ロックのB級系でもやっぱりよく知られているバンドとそうじゃないバンドってあってさ、何かの境目があるんだよ、きっと。ま、騙されたと思って聴いてみてください、かなり面白いしそのセンスの良さは通じるんじゃないかな。






Bodkin - Bodkin

Bodkin - Bodkin (1972)
Bodkin Bodkin

 モノの本にも載ってないアルバムで自分の好みかどうかってのはレコード屋で実際にジャケットを見てそのセンスで買うか買わないかを決めるしかない。その場ではクレジット見たりするんだけど、全部知らないワケだから知ってる名前がある方が少ない。あれば、それは何らかの基準になるけどさ。ってことで次はレーベルとかなんだけど、まぁ、レーベルに属しているバンドなんてのは大体把握しているのでそもそも知らないバンドってこともそんなに多くはない。英国ロックを制するにはレーベルから攻めろ、みたいなことが言えるかもしれないな。それらから外れた作品も山のようにあって、特に自主制作あたりになると、果たして聴く必要あるのか?って話だが、これが後に結構な評判になっていることも多いのが面白い。ま、そんなことでレコード探しの旅は面白かったもんだ。

 1972年リリースの超マイナーバンドであろうBodkin「Bodkin」。レコード屋で見た事ないし、これはもうネット時代になってから知った次第で大したことは言えないけど、音を聴くとそりゃもう大好物な音でしてね、アマチュアでもこんくらい出来るだろう、って程度のレベルでしかないんだけど、カッコ良い。オリジナルのジャケットではどうにも怪しげな船の写真の上に「Bodkin」って書いてあるだけのものだけど、イタリアのこの辺の再発ばかりをヘンにリリースしているAkarmaからのCDリリースでは6面開きの黒山羊の頭をどアップにした如何にも黒魔術的な匂いを漂わせたジャケットになっててちょいと話題になった…かどうかは知らないが…。

 オルガンハードとギターハードの両方を兼ね添えた音で、やっぱりこの手のってUriah Heep的な音になるのはごく自然な話なのか、とても似ている。曲調はともかくながら、ボーカルの歌い方にしてもそんな感じで、英国だなぁ〜と思うのはどの曲もやっぱり気品高いメロディだったり旋律だったりがしっかりと脈打っているところだ。叙情性もしっかりと味わえるし、更に変幻自在なアレンジで曲をどんどんと展開していくっつう面白さも正にB級的。アルバムには5曲しか入ってなくてA面は同タイトルのパート1,2と区切られた同じテーマの対策。これがさ、妙な効果音とかなしでしっかりとギターと鍵盤のリフを中心にバンドアンサンブルとして攻めてくるワケよ。正に攻めてくる…攻撃性が高いバンドです。

 こういうバンドって後のNWOBHMなんかに評価されても良さそうだけどな。魔術的なニュアンスとバンドメンバーの怪しげな風体とか攻撃的なリフによる楽曲構成など見本のようなバンドだが、あまり影響を受けたと言うようなことはもちろん聞くことはない。しかしまぁ、こんな音、よくリリースされていたものだとつくづく思う。




もうね、全曲聴いてみてよ、コレ♪

Black Widow - Black Widow

Black Widow - Black Widow (1970)
Black Widow

 黒魔術とかオカルトとかってハマりやすい要素多いんだろうな。本気か遊びか趣味や興味レベルから実践、集団への参加までレベル感は様々あるんだが、まぁ、普通に何だろ?くらいの興味はロックを聴いている人間にしてみると割と多いと思う。世代かもしれんけどさ。映画で「エクソシスト」とか「オーメン」とか「シャイニング」とかいわゆるスプラッター映画の前のホラー映画とかが全盛だった頃に物心付いてるからオカルト的なものってのがどんなんか、ってのは何となくインプットされていたワケで、んでロックを追求しているとそういうのに出会って、イメージとしちゃ、ああいうのなんだろううなぁ〜と勝手に出てきちゃうんだよね。どういうもんかよくわかんない感じで、そのうち簡単な書籍くらい買ってきて読むんだけど、どうにもよくわからん。まぁ、そんなに恐れおののくものでもないらしいってことに気づくんだが、やっぱオドロオドロしいよね。日本だから欧州ほどの神秘さっつうか黒い側面を感覚的に理解できない部分あるけど。そんな程度で割と学問的に興味を持ったなぁ。

 1970年デビューのBlack Widowは同時代のBlack SabbathやBlack Cat Bonesなんかと共に黒魔術御三家なんて言われてたのかどうか知らないがよく名が挙がる。Black Cat Bonesは全然お門違いだろ、ってトコだが、まぁ、そんなもんだ。そのBlack Widowのセカンド・アルバム「Black Widow」も同じく1970年にリリースされていて、かなり速いペースで活動を展開していたらしい。もっともそのセカンドアルバム「Black Widow」では既にドラマーがメンバー交代しているし、音の方はさすがにファースト「Sacrifice」ほどコンセプチュアルなものでもなく、バンドとして持っているものをそのまま出してってアレンジしてきましたってことで黒魔術的要素なんてのはジャケット以外にはほとんど感じられない。ただ、やっぱ黒魔術らしい音なんだろう、と思ってレコード買ってるし出てくる音がどうであれやっぱり黒魔術系だよな、っていう偏見はもちろんある。それだけでバンドのコンセプトとか売りってのは成功してるよな(笑)。

 「Black Widow」はファースト「Sacrifice」に比べればホントに薄めのエッセンスなんだけど、根底にはやっぱり黒いの流れてるかな。ただ、もっと英国風なムードが全面的に出ている感じでハードロックバンド、とも言えるし牧歌的な英国ロックバンドとも言える。フルートの調べがそういうムードを出しているし、意外と器用にピアノやオルガンってのが正に英国って感じで鳴ってるからかな。ギターにしてもやっぱりこの時代のちょいとブルースに影響受けてて粘っこい音で刺さってくるし、歌は割とノホホン〜とした感じの浮遊感があるしね。それにしても今回驚いたのはいつものネタと思ってYouTube探してたらライブ映像が出てるってことだ。Black Widowの動く姿が見られるなんて思いもしなかったことだから見入っちゃったもんね。




Sacrifice





Kiss - Monster

Kiss - Monster (2012)
Monster

 やっぱりキッスってのはプロモーションが上手いと言うか、ほっといても勝手に情報が入ってくるんだよな。当たり前っちゃ当たり前なんだけど、新作出します!とか噂だけじゃなくて知られる頃にはもうジャケットもタイトルも決まっててコレが出るぞ〜!みたいな情報で伝わってくるからわかりやすい。その辺もしっかりとビジネスできてるバンドだからなんだろうな、と感心する。まぁ、今回は3年くらいぶりになるんじゃないか?ってくらいの新作だからってのもあるが、CDが売れなくなったこの時代にキッスが新作出します、エアロスミスも新作出しますってことで大物バンドのネームバリュー使ってCD売っていこうって事か?ま、いいや、何でも。

 KISSの新作「Monster」です。もうねぇ、シングルにもなってる初っ端の「Hell of Hallelujah」ですよ。「ハレルヤの地獄!」とかもうキッスらしいっすねぇ〜。んでもっって往年のキッスらしいR&Rな展開で何の不満もございませんよアナタ♪でもやっぱりつくづくポール・スタンレーの声も老けるんだなぁってのは実感した。あのままの歌でノリも勢いもダミもそのままだけどやっぱりねぇ、この辺がロック的に色気出てきて良いって言い方もあるだろう。似たような勢いとノリの「Freak」って曲もかなり良い感じの曲で面白い。キッスフリークのLordiみたいな音になってるのもちょいと逆説的で面白い。大部分がそんな感じのノリに仕上がってて、歪んだギターの音がマイルドで聴きやすいのが良いなぁ。どの曲も似たようなサウンドの質と出来栄えになっちゃってるのがやや飽きっぽくなっちゃうけど、まぁ、しょうがないだろう。だからと言ってこんなに面白くないチャレンジな曲を入れるんかい?ってのもあるのも事実でして、諸手を上げて素晴らしいというものでもないけど、やっぱ良質なロックです。

 ってかさ、この人達ももう還暦くらいでしょ?凄いよなぁ…、メイクしてるからその分おもちゃみたいで年齢とか現実感感じさせないのもあるけどさ、やっぱりアメリカのアイコンになってるもん。んで、新作「Monster」も相当評判良い感じで、毎日TwitterのTLで誰かが良い〜とか書いてるし、気になった次第です。10回聴くか?って基準だと聴かないけど(笑)。






Graham Bond - Holy Magick

Graham Bond - Holy Magick (1970)
ホーリー・マジック(紙ジャケット仕様)

 そうかそうか黒魔術的思想を取り入れたバンドか…ってもそんなの70年代初頭くらいまでしか存在してないんだからなかなか多数はいないよな…ってことで、ロックの世界では代表的なのがGraham Bondさんだろうなぁ。悪魔に身を捧げますっていうメモまで残して地下鉄に飛び込んでしまった…ってお話だし。まぁ、それがホントかどうかはともかく、そんな憶測が世界に広がるくらいまでには黒魔術に傾倒していた人ってことです。60年代初期から鍵盤奏者として活躍していて、ジャック・ブルースやジンジャー・ベイカー、ジョン・マクラフリンやディク・ヘクストール・スミスなどなど英国のジャズ・ロック系ミュージシャンを配下に従えて自身のバンドでフリーな世界を確立した第一人者でもあった。アルバム「Sound Of '65」はその時代の雰囲気が見事につめ込まれている重い名盤。ハモンドが重いんだろうなぁ…これ。

 さて、そのグラハム・ボンド…、グレアム・ボンドっつう読み方もあるらしいがこれもまた25年くらいその読み方なのでグラハム・ボンドです、自分では(笑)。が1970年にリリースしたその名も「Holy Magick」というアルバム。「Magick」の末尾の「k」が付くスペルを使ってる時点でわかる人にはわかるし、アルバムジャケットはストーンヘンジに自らを捧げる信者だし、その手のシンボルを知っている人にはメッセージとしてはかなり通じるワケで、まぁ、それがセールスに繋がるとは到底思えないのだが、グラハム・ボンドの場合は売りとして黒魔術を用いたのではなくって本気で信者だったワケだからこうしたメッセージがチープなものに見えないのだな。ちょっと怪しい…って感じでそれがまた本物っぽい。

 逸話ばかりの話題になってしまっているが、そもそも技量のあるミュージシャンでハモンドを扱わせたらヘヴィなロックプレイをこなしてくれる人なワケでしてね、それはもう「Sound Of '65」の頃もそうだし、本作「Holy Magick」でも重々しく鳴らしてくれてます。ジャズ・ロック…って言うかハモンドロック、そこにフリーなプレイが各楽器で絡んできて何か怪しげな雰囲気のエッセンスが振りかけられている長い長い作品。ず〜っと聴いてると何かにハマった気がするくらいの諸悪さは持っているのが興味深い。まぁ、レコード聴いたくらいで黒魔術できるわけじゃないから恐れることはないんだけど、なんかね、取っ付きにくいのは当たり前、か。普通にハードでサイケで重いオルガンロックで、音だけの評価だったらちょっとキツイだろうなぁ…と。






Zior - Zior

Zior - Zior (1971)
Zior

 黒魔術をロックに持ち込んだので有名なのはもちろんBlack SabbathなんだけどBlack Sabbathの黒魔術の持ち込み方ってのはギーザー・バトラーの趣味ってだけでコンセプトでしかなかったし、まぁ、もちろんそれをモチーフにオドロオドロしいリフや音使いってのは相当研究して作っていたワケで、それだけで素直に音楽家なんですね、黒魔術的音楽を作る、ヘヴィロックの世界でそれを作る、というコンセプトに向かって進んでいたワケだから。一方ではホントに黒魔術を実践している人たちがたまたまミュージシャンだったっていうパターン…グラハム・ボンドなんてのは60年代半ばにそんなんだったワケで、そっちのが全然早い。ただ、コンセプトとかじゃなくてそのままだったから出てくる音はもちろん全く対照的とも言えるくらい違う。まぁ、その合間をアーサー・ブラウンがエンターティンメントとして黒魔術を扱ってはいる感じだが。

 何を隠そう、Led Zeppelin…ってかジミー・ペイジだな、に興味を持ってアレコレ調べたりしてると黒魔術ってのがチラチラと出てきてさ、それがホントかどうかはともかく黒魔術に対する魅力ってのはやっぱりあって、結構調べたりしたんだよね、昔。その気になれば結構色々あって、もちろん映画とかでもモチーフにされてるのも多いし、本も結構色々出ているんでそれなりに知識を得ることは出来る。ただ、多くは考え方と呪術式のやり方とかそんなんで、そこまでやることもないから「へ〜」で終わるんだけどさ、なんか、そこから先に行ける人ってやっぱ本物、って思っちゃうんで(笑)。あくまでも知識レベルの宗教学でしかないんだけど、結局よくわかんなかった。別に白も黒も基本的に同じ魔術らしいし、結局何が違うのかってのはやっぱりいつもの如くマイナス面に進めるかプラス面に進めるかのお話。ま、スターウォーズのダースベイダーですな。アメリカは実にわかりやすい(笑)。

 話が逸れた…、はい、そんなことでMonumentの元バンド、Ziorの登場です。読み方についてはザイオールって書かれてるのもあってよくわからんけど、もう25年くらいツィオールって読んでるので、そういうもんだと思ってます。アルバムは一応二枚くらい出ているみたいだけど今じゃ「Zior」というファーストアルバムのふりした作品に全部詰め込まれていて、昔一回だけレコード見かけたけどセカンドは知らなかったな。自分もCDですね、これは。肝心の音だが…、いや〜、どんだけぶりに聴いたことか、これ、結構ポップでカラフルでキャッチーだったことに驚いた。黒魔術的ってこともあんまりないし…、ただ、底辺にず〜っとモヤモヤしたものが漂っている感触の残るポップさで、それは多分オルガンによる重さだったりするのかなと。楽曲はC級に近いB級ロック…、ワンパターンなリフと適度なアドリブ演奏にカラフルな楽器陣、覚えることのできないメロディが叫ばれる、みたいな感じです。意外とリフで攻めてくるナンバーもあったりしてどんなんやりたいんだ?ってのもあるなぁ。この後の変名Monument聴いてるとそっちのはホントに黒いから、Ziorは営業用のバンドだったんかな。そしてアルバムジャケットはこれ、もちろんキーフの写真デザインですね。Black Sabbathのファーストと比べてもよく似てるタッチだしね。




これもまた全曲聴ける…CD要るのか??(笑)。

Monument - First Monument

Monument - First Monument (1971)
First Monument

 ちょいと前にドイツもんを色々と聴き漁っていると多数(?)の方々と雑談になり、なるほど〜と思うことももちろん多々あって、派生する音や思い出す音など実に実り多きシリーズになったのだった。近年では結構珍しいくらいにひとつのまとまりにハマり込んだんで、ドイツものはこれからもちゃんと整理して聴いていかないとな〜と思う次第。さて、そんな時に出てきたのがMonumentoという英国のアングラバンドの名前でして、自分の中で70年代の英国のロックはB級に至るまで概ね制覇できていると思ってて、まぁ、好みで聴かないってのはあるけど、はっきりと好みで聞いてないっってのは名前はわかるんで自分で消化できてるんだが、そういえば名前知ってて正体も知ってるけど、あれ?どんなんだ?みたいなのもあってさ、このMonumentなんて、もう全然記憶の端くれ程度にしかなかったんです。それを思い出させて頂けたので、これは・と思って聴きました。自分のコレクションにはなかったんでちょいと探しましたが…。

 英国出身のMonumentというバンドの1971年の作品「First Monument」…、バンドのメンバークレジットは記載されていなくて、謎のバンドによる黒魔術を彷彿させるアングラなサウンド…として語られるハズだったのが、どういうワケだかZiorというバンドの変名バンドってことで知られている。本当にそうなのかどうかは自分で確証があるわけじゃないけどZiorの音を聴いてみれば、まぁ、納得はするだろう。エラいな〜って思うのはZiorのファースト「Zior」も1971年にリリースされていて、同年にこの「First Monument 」もリリースしているってことだな。Ziorはセカンド・アルバムまでで終了だし、Monumentはこの一枚だけだし、多才だった割には一瞬だけの活躍だった、ということか。もっともやっている音楽を聴いている限りそれほど需要の高い音とは思えないんだけどさ(笑)。

 黒魔術的ってのはこういう音を言うのかね…って感じ。オルガンと怪しげなメロディとチープでガレージチックなサウンドに彩られたベタベタなロックで、このヘンの音で近くてわかりやすいのはThe Crazy World of Arthur Brownだろうな、やっぱ。本当に黒魔術で命を落としたGraham Bondのバンドなんかはもっとヤバい感じの音だったからMonumentのこの音くらいならまだ音楽的な側面として捉えられるのでは?実際は知らないけど。なんだろうねぇ、こういうのは。呪術的な感じの歌い方…白々しいまでの大げさな感じと襲いかかるようなエコーと叫び声、バックの音は淡々と繰り返されるパターン、そして意外なまでの曲展開はどれもこれも繊細なフレーズがなぞられている、そんな感じで70年代としてはちょいと遅いかな…って思えるけど、カラフルではある。

 こういうの聴いてるとこの時期の英国ってのはホントに何でもやってみる連中がいたんだな〜って思うし売る側も何でもリリースしてみてあたればいいか、みたいなのあったんだろうし、良い時代だったんだな〜って思う。普通に聴いたらデモ聴いた時点でちょっと考えるでしょ(笑)。ん?、自分?こういうの好きです…、実験精神旺盛だし、ただ毎日聞けるってもんじゃないな…。




誰かがまとめてくれた各曲のサンプラー達♪




After Forever - Prision of Desire

After Forever - Prision of Desire (2000)
Prision of Desire

 ツアー中に突然のボーカル脱退劇を迎えたNightwishだが、即座に代理ボーカルに元After Forever、現ReVampのフロール・ヤンセン姫を迎えてツアー続行との報が入ったのは記憶に新しい。凄いなぁ〜と思ったのはそんなに突然仕事放棄してしまったアネット嬢もだが、それを平然と受けて代理ボーカルとして颯爽と君臨してしまったフロール・ヤンセン姫だ。普段からNightwishの曲を愛聴していて全曲口づさんで歌えるくらいだったのか?って話でさ、もちろんそんなことは無いだろうし、アルバム全部持ってるとも思えないし、ましてや新曲まで追っかけてる熱心なファンであるはずもないのに、何日間の間でライブでやる曲を全て覚えて本番に向かうって、プロだから、って言い方はあるけど、凄いことじゃないか?と思うワケですよ。自分の知ってる中で超短期間でそんなことを行ったのはThe Whoのジョン・エントウェイッスルが突然死んでしまってその翌々日くらいにはピノ・パラディーノが全曲ライブで再現していたってヤツ。もちろんThe Whoの曲を全て知ってたわけじゃないだろうし、いきなり抜擢されて参加して2日くらいで全部こなしているってもんだ。これはまだ楽器だからある程度パターンとか繰り返しとかでカバーできるけど歌ってのは歌詞があるんだから、ホントに覚えないといけないことだらけだしさ、真剣に立ち向かえばそんなの出来ちゃうもんなんだろうか?まぁ、先日のLight Bringerなんかも代理ギタリストを立ててツアー続行したりGacharic Spinなんかもボーカルの脱退劇で同様にゲストを迎えて〜とかしてたけど、やっぱプロになれる方々はそれくらい出来ちゃうんだろう。見事だ。

 話戻して…、After Foreverが2000年にリリースした最初のアルバム「Prision of Desire」です。リリース当初のことなどもちろん自分は通ってないので知らないんですけどね、いや、その頃にこんなのあることすら知らなかったんで後追いです。After Foreverって自分がゴシック・メタル聴き始めの頃には代表バンドとして挙げられていたんで何枚か聴いてて、結構気に入ったバンドのひとつだったんですよね。ただ、あのデスボイス系が好きじゃなかったので曲の良さよりも嫌悪感の方が先に立ってしまったんで、ちょいと食わず嫌い感あったかな。んで、今回のNightwishへの参加を聞いて、なんかぴったり〜って思ったんで、オペラティックな歌唱法ってのはインプットされていたんだな。そんなことで、はて、どうだっけ?ってのと最初のアルバムって聴いてなかったんで聞いてみました、ってお話。

 「Prision of Desire」というタイトルで中身はよくわからんが、基本的に美女と野獣の歌声を見事にヨーロッパ的な高尚なメタルサウンドの中で演じていて、デスボイス的な方はまぁ、今聞けばアクセントになるんだなぁ、とは思うが、それにもましてフロール・ヤンセン姫のオペラティックながらもやや可愛さの残る歌声が印象的。楽曲はオーケストレーション付きの豪華なシンフォニックメタルなんでね、そこにフロール・ヤンセン姫の声が乗ってる・、ところが面白いことにNightwishみたいに感情の起伏が激しいサウンドまでにはならなくてもちっと耽美感あるんだよな。そのヘンがシンフォニックメタルとゴシック・メタルスタイルの違い?よくわからんが、そんな感じで結構静かに聴けたりする曲もあるんだけど、歌だけで聴かせてて、楽曲の起伏はNightwishほどじゃない。まぁ、それでも普通からしたら十分に迫力あるんだけどね。

 改めてAfter Foreverを聴いてフロール・ヤンセン姫のNightwish参加は面白そうだ、と思う次第。既にYouTubeでの映像が一部出まわってて、ここ最近はアネット嬢のNightwishの曲ばかりだったんで、これだとフロール・ヤンセン姫の歌が合わないというジレンマ、結局ターヤ時代のなら合うんだろうから、そこに立ち戻るか?それともアネット嬢の代わりにフロール・ヤンセン姫が仮想ターヤとなって歌う理想の楽曲を期待するか?これまた難しい話になっちゃったねぇ。限定版CDに付いていたカラオケバージョンのディスクにフロール・ヤンセン姫が歌を入れて出してくれたら良いのかな(笑)。




こういう出し方が良いのかどうかわからんが、全曲サンプルで聴けますねぇ、これも♪

Light Bringer - Memory of genesis ~Lovely Music Tour 2012 Final~

Light Bringer - MEMORY OF GENESIS~Lovely Music Tour 2012 Final~ (2012)
MEMORY OF GENESIS~Lovely Music Tour 2012 Final~ [DVD]

 いつ書こうかな~って思ってるウチに3回くらい見てしまったLight BringerのライブDVD「MEMORY OF GENESIS~Lovely Music Tour 2012 Final~」。短期間に3回ってのは自分の中ではかなり多い方でして、そこまで熱入れて見る程のDVDなんてトンと記憶にない、かも。大体一回見て「へ~っ」ってなって2回目見ないの多いし、途中で止まってるのも多いし、まぁ、そんなもんだ。一応もう一回見たいなってのはHDDに入れていつでも見れるようにはしているんだが、実際にそれを見ることは少ないし、DVDをラックから取り出して再生するなんてのはもっと少ない、と思う。ただ、パッケージがあると何気なく探しに行った時にタイトルとかジャケットが目に入るから刷り込まれるし意識もできるっていうのがあるな。HDDのライブラリだともう壁紙に近い存在になっているし(笑)。そういえばZeppelinの「DVD」だって全部通して2回は見たことないと思う。断片を何回か、づつくらいでさ、あまりにもボリュームありすぎるからねぇ。単発のライブモノなんかで何度も見たのって…テイラー・スウィフトの「Speak Now World Tour Live」とか。ま、じっくりじゃなくて気持よく流してるって方が強いけど。まぁ、なので、DVDに関するレビューはほぼファーストインプレッションに近い。昔の作品なんかはさすがに何度も見ているから粗探しも入ってくるけど、それもあんまり見なくなったな。

 さて本筋、Light Bringerの「MEMORY OF GENESIS~Lovely Music Tour 2012 Final~」。元々凄いバンドでライブも何度か見ているんで、その凄さとかパワーとかテクニックとか楽曲のレベルの高さとかは郡を抜いていると思うし、それが世の中から見たらまだまだちっぽけな存在というのが信じられないくらいなバンドで、自分的にはもうNightwish級のバンドなんだが…。映像を見てまず、期待を裏切らないし、自分が見た時よりも相当にパワーアップしているし、もはや元々の同人系バンドという枠なんてなくなってしまっていっぱしのポップメタルプログレ・バンドになってる。ちょっと前のPVとか見直してたら全然可愛らしくて若くてアイドルみたいだったのに、このDVDで見れるバンドは凛々しい大人になってしまっていて、初々しさはないのが残念だけど、その分プロ、になってるかな。こんなに迫力あって上手くて、とにかくボーカルのFuki嬢の歌声が日本屈指のボーカリストと言って良いくらいの声量、熱唱で伝わりやすいんだよな。そこに楽曲の良さやメロディの良さが入りながら、アレンジの凝り方が半端ないのでテクニカル面からも注目されるという…、弱点はマネージメントとプロダクションだけっつうオチ、らしいが(笑)、ま、それはファンにはどうしようもないお話。

 まだまだニッチなファンが多いので…、なんつってもこのDVD収録の会場ですら200人くらいしか入らないハコで、自分も行ったことあるがとてもプロがやる場所じゃないくらい狭い。だからと言って熱気に変わりはないので良いんだが、ライブでやった曲が全編収録されていないということで怒りを喰らっていたのが現代のファンとバンドの距離の近さって怖さを見た感じ。DVDを後世まで残る作品として見た場合、ライブ全曲を収録する必要はないだろうし、その時点で世に示したい曲を入れるのが普通かなと。今回名曲群は収録されなかったことは過去との決別と見て良いんじゃないか、と。インディーズ時代の曲をメジャーにまでずっと引きずって持って行ってるバンドなんて皆無だしね。メンバー変われば再録もないだろうから、それはその時代を一緒に生きたファンとの思い出の曲でしかないというあまりにもファン冥利に尽きる曲になるワケだ。多分何かの機会にそのとっても大事な楽曲たちを演奏することがあって、再度想いに耽る、みたいな感じかな。ただ、今後のLight Bringerは過去のインディーズ曲よりも良いバンドになっていくだろうし、名曲もどんどん出していくんじゃないかって信じたいんでね、元々が前向きなバンドなんだから前向きに考えていいんじゃ?と楽観的。






Nightwish - The Heart Asks Pleasure First

Nightwish - The Heart Asks Pleasure First (2012)
The Crow, The Owl And The Dove

 ふとしたことから見つけた、Nightwishの新曲が入ったシングル。アルバム単位でしか追っかけてないからシングルリリースなんて全然意識しないし、知らなかったなぁ…。もう半年くらい前に出てたのか(笑)。アネット嬢が脱退という騒ぎもともかくながら、しっかりと新曲リリースなんてしてたんですね。それでツアーもしているのか…。結構活動していたんだな、なんて思う。何となく子供生んでるし家庭に入ってて、その間メンバーは作曲活動とかそんなんかと思ってたし、まぁ、遠いフィンランドの情報がそんなに簡単に入ってくるワケじゃないからしょうがないんだが。

 さて、聴いてみた。「The Crow, The Owl And The Dove」というシングルに新曲一曲入り。まぁ、新しいNightwishが聴けたワケだが、想像するにどう考えてもこれらのシングルは今後のアルバムに入るとは思えないので、ここでのリリースのみ、だよな?まぁ、日本盤とかならボーナストラックで入るかもしれないけど、脱退したボーカリストの曲をわざわざアルバムに入れることもないだろう。ってことでかなりレアな曲になっちゃうのかもしれん。

 話は戻って「The Heart Asks Pleasure First」という未発表曲、どうも映画のテーマソングからの流用らしいが、こちらもストリングスとピアノから始まるアネットの歌声をフューチャーした美しき楽曲で、全くヨーロッパ的な音の調べが心地良いし、アルバムなんかに入ってきてもかなり際立つレベルの楽曲だと思うけど、どうだろうなぁ。シングルで立て続けにメロウな楽曲が続いてもちょいと大人しすぎて面白みがないのは事実なんで未発表曲のありがたさを感じるくらいで良いのかもしれない。多分Nightwishにはもっとハードで起伏に富んだシンフォニックを求めているからこんな書き方になっちゃうけど、当たり前ながら楽曲のレベルと編曲、構成や演奏などどこを取っても世界最高峰のレベルなので贅沢な文句なのは言うまでもない(笑)。




Liv Kristine - Libertine

Liv Kristine - Libertine (2012)
Libertine

 一昔前のゴシック・メタルのお嬢様達は結構バンドを離脱している人も多いし、それぞれ歳を重ねていたり人生を謳歌していたりする人も多いんだろうけど、まぁ、何となくソロで残っている人も割といる、と思う。次のバンドを組んで活動しているって人も多いけど、なんかもうそこまできちんと情報整理する感じでもないからいいや(笑)。故に新作とか何とかってのはあんまり追ってなくって、アマゾンのリコメンドで先日初めて気づいた次第ってのも結構あったりする。そんな中、何でこんなジャケットでココに出てくる?ってのが不思議だったので一瞬誰だっけ?って思ってしまったのが本日のお題。

 リブ・クリスティン…まぁ、説明はいいでしょ。元Theatre of Tragedyの、そしてLeave's Eyeのリブさんですな。ソロ作としても何枚かリリースしているけどもちろんその分歳を重ねているのでやっている音楽そのものがかなり変わってきているのは当たり前ではあるが、元々の可愛らしい声質を生かしたサウンドになってきているのは当たり前と言えば当たり前だけど、古くからのファンはどんどんと失望して行っているに違いない(笑)。そのリブ嬢の新作「Libertine」ですが…、何だな…、可愛い声のプッシュってのは良いけど、何か妙な軽さとヘヴィーさを同居させたノルウェー産ポップスっての?そりゃまぁ、歪んだギターが入ってくるんだけどさ、何かもう浮遊した感じの歌の方がメインだからメタルっていうんじゃない。効果的に歪んだギター=メタル的サウンドを用いているという感じでね、上手く使ってる。シュールな音でもないし、かと言って明るい音ってワケでもない、ともすればスウェディッシュ・ポップと同じような雰囲気すら出しているちょいとキュンと来る感じの歌い方とかメロディで、聴いてるとだんだんハマってくるかも(笑)。

 ちょっとデジタルポップ的な感じも入ってるのかなぁ…、あまり聴いたことない音世界だけど、こないだのターヤのライブ「Act 1」なんかと同じようにソロアルバムとして比べちゃうともう全然子供だまし的にしか聴こえない。アネク嬢の「Everything Is Changing」あたりならまぁアリか、とも思えるけど。聴いた順番が悪かった(笑)。






Tarja - Act 1

Tarja - Act 1 (2012)
Act 1 [DVD] [Import]

 Nightwishでターヤ脱退後のボーカルを務めていたアネット嬢がツアー中に離脱してしまったとのことで、現在では元After Foreverのフロール姫がボーカルをサポートで務めてツアーを行なっているとのこと。看板ボーカルが消えてからのNightwishはバックの音はまるで変わることなく圧倒的なシンフォニックメタルを聴かせてくれていたので、そういう面では安心してたんだけどやっぱりボーカルが不安定なバンドになってしまうんだな…。まぁ、アネット嬢の歌も嫌いじゃないけど、やっぱもっと個性的な方がバンドの神々しさに合ってると思うので、フロール姫のサポートボーカルは大賛成なんだよね。それで一枚アルバム出してみてくんないかな。

 そんな古巣を尻目に自身のアルバムを作りツアーを行い自由に活動する歌姫ターヤ、いつの間にかそのツアーDVD「Act 1」を先に、CDもリリースしていくという新作ラッシュ。相当ツアーの出来映えが良かったからなのか、恐らく自信の表れだとも思うので、それはちょっと期待できるな〜と思って遅ればせながら見てみたDVD「Act 1」。冒頭から美しいピアノのイントロでステージ前の模様から開始、緊張感が伝わってくるかのような映像でステージが始まる。何とも神々しいじゃないか…。本家Nightwishよりもターヤ単独の方が今は生き生きしている気がするなぁ…。オペラティックなボーカルも存分に発揮して、ピアノの繊細さで正にヨーロッパ的なサウンドを聴かせるかと思えば轟音メタルをバックにNightwish時代のように歌い上げるターヤ、今の彼女は多分なんでもやりたいことをマルチに歌いこなすし、バンドも自由に音楽を演奏させることができるのでかなり羽ばたいて見えるどころか、独立して良かったんだろう、というステージ…と言うか音楽活動をしていることがよ〜くわかる。古巣のNightwishの曲にほぼ頼ること無く、自身のソロアルバム郡からの楽曲で聴衆を大満足させ、またさほどターヤのソロ作品を聴き込んでいない自分なんかもこのDVD映像でその世界に魅せられた。やっぱり実力あって音楽的背景もしっかりしている人の活動は違うな。見事です。

 歌声は相変わらず健在、もしかしたらもっと上手くなってる気がする…。Nightwishの頃はやはりあのバックがあっての歌だったからそれなりに制約もあったんろうが、それが全部取っ払われて本格的な歌手としての活動になっているから、クラシックのオペラ歌手としても聴けてしまうんだよ。普段そんなの聴かないから、こうして聞くと凄く高尚な音楽に聴こえるし…、バックのメタルを弾きまくる連中がバイオリンや弦楽器をナイーブに演奏しているのを見ると、なんと音楽的に優れたメタラーがいることかと驚く。そしてターヤも自身でピアノを弾いてその中で歌う…、これはもう新たな価値観の提示だし、偏見が一気に無くなる。こんだけ幅の広い活動されたらNightwishなんて狭いハコだったな、と思ってるだろう…。

 それくらいに見事に完成されたヨーロッパ的な音楽と美しき詩を記録した自信のライブDVD「Act 1」ですな。正に「Act 1」だろう、と。ここから続いていくという宣言でもあるよ、多分。




こんな新しいのに全曲見れて良いのか?

Warpig - Warpig

Warpig - Warpig (1970)
Warpig

 やっぱさ、ガツンと来るハードロックってのはいつでも気分を盛り上げてくれるってなもんだ。Twitterで紹介してもらった自分の知らない世界がどんどんと広がっていくのがあまりにも面白くてついつい多々入手してしまうのだな。こうしていると多分自分の好みもわかってもらえるワケで、また面白いものを紹介してもらったりもする。はたまた何気ない会話の中での一幕のバンドが気になったりまた切り捨てたりってのはあるんだけど、そんな連鎖がSNSの本領部分なんだろう。自分はまだまだ全然そんなに使いこなしてはいないけど、そんな気がする。

 そんな出会を果たした自分だけでは多分辿り着かなかったであろう珍しいカナダのバンドをご紹介。1970年にリリースされたWarpigというバンドの「Warpig」というアルバムで、どうも1970年の春に出たらしい。これ、重要。Twitterの会話で色々発覚したんだけどさ、このWarpigってバンドの音ってさ、どう聴いてもUriah HeepとBlack SabbathとLed ZeppelinにDeep Purple的オルガンエッセンスを加えたバンドで、しかも1970年だから出てくる音の空気感も同じだから後から出てきたクローンとは違ってまるまる1970年代のあの雰囲気を出してて本物なんだよ。多分カナダでは相当本物だったんじゃないだろうか?

 音はね、そんな感じでの熱いブルースロック的ギターに楽曲は重く暗く、ハードにヘヴィに泥々しく、全く英国風なハードロックで実に聴き応え満点。それで、語られるのは上記バンドの影響を受けて云々、なんだが、Deep Purpleの「In Rock」がリリースされたのが1970年の6月、Black Sabbathの「Paranoid」が1970年の9月なので、その辺の音の影響下とは云えないってワケで。Deep Purpleがハードになる前の音だし、Black Sabbathだってファースト「Black Sabbath」しか出てない時、そしてUriah Heepのファースト「Very Eavy Very Umble」ですら1970年の6月にリリースされているワケだからUriah Heepの影響はほぼ皆無なハズ。そしてカナダなんだから英国のリリースよりも聴けたのは遅かっただろうから、影響受けてるとしてもそれほど多くないはず。それでいてこの音かい?ってことはセンスとしちゃ当時の英国のそのヘンのバンドと同じレベルにあったっていう事なんじゃないか?まぁ、逆に影響を与えたってほどではないと思うが…。

 そんな時系列を知って唖然としながらアルバム「Warpig」を聴くワケだ。え〜、でもさ〜、どう聴いてもUriah HeepやBlack SabbathやDeep PurpleやLed Zeppelinだろ?って思うんです。だから凄い。同じレベル。え?そこまで褒めても何も出ないさ、でもさ、そういう知られざるバンドでも時代がきちんと後押ししていた、しかもカナダで、だ。何かそういう奇跡的なところに気づいてしまってからこのWarpigというバンドの音がパクリとかそういう次元で聴けなくなって、きちんとしたオリジナルなバンドとして聴いている自分なんだな。熱くてハードで良いっす♪






The Incredible String Band - ‪The 5000 Spirits or the Layers of the Onion‬

The Incredible String Band - ‪The 5000 Spirits or the Layers of the Onion‬ (1967)
ザ・ファイヴ・サウザンド・スピリッツ(紙ジャケット仕様)

 長ったらしい名前のバンドって覚えにくいんだけど覚えなくちゃって思うから実は結構覚えていて、思い出す時も単語がいっぱい入ってるからどこかの単語を思い出す確率も高くて結構覚えているもんだ。バンド名で一番長いのって何だろな…と今ふと思った。昔何かでとんでもなく長いバンドの名前があった気がするんだが、思い出せん…ってことは冒頭に描いた序文はウソってことじゃないか(笑)、いや、長すぎては覚えられませんね。フォークでケルトなやや牧歌的でサイケ…とかそんなこと思ってたら思い出したので脈絡があるかないかはともかく聴いてみたのだった。

 1967年の今度はスコットランドのバンドとなるThe Incredible String Band…、お、一発で書けた(笑)。そのThe Incredible String Bandのセカンド・アルバムとなる「‪The 5000 Spirits or the Layers of the Onion‬」です…ジャケット有名ですね。The Foolの「The Fool」というアルバムのジャケットも同じ人が描いているようなんだが、まぁ、そうだろう。ドイツのHRとは異なるが全くよくわからないトリップした系のアートセンス、このヘンもお国柄が出るんだろうか。昔からちょくちょく見ては買わなかったんだが、CD時代になってからだね、The Incredible String Bandを聴いたのは。サイケ的な要素の強いバンドってあんまりハマり切れないからダメなんだよねぇ、自分。そこまでトリップしてたこともあんまりないからダラけてしまってね。ところがこの「‪The 5000 Spirits or the Layers of the Onion‬」というアルバムは凄い。タブラにシタールにアコースティックにふざけた歌なんてのが中心なんだが、結構飽きないで聴いていられるんで、世の中では名盤と言われるのだった。なるほど。

 こんだけふざけてるのに何でまたこんなにギターとか上手いワケ?それもそのはずマイク・ヘロンだし〜、ってもわからんわな。Heronとかの人です…いや、わからないっす…。基本的にロビン・ウィリアムスンとのデュオになってしまっての作品にあのダニー・トンプソンなんてのもダブルベースで参加しているという作品、よくわからんが面子が面白い、そして入ってるサウンドがちょいと異なる方向ではあるけどユニークな音なんで結構楽しめた。どこかキラキラしてて悪くないよね。決して曲を覚えられないものではあるんだが(笑)。




全曲聴けます♪

Dr. Strangely Strange - Heavy Petting

Dr. Strangely Strange - Heavy Petting (1970)
Heavy Petting

 テリー・ウッズってさぁ…とか記憶に薄いもんだからSteeleye SpanでThe Woods Bandで奥さんのGayと云々などと思い出しながら何かあったよなぁ〜と。The Poguesへの参加は意外だったんだけど、確か英国70年代漁ってる時に何かで出てきたよなぁ…とか記憶の片隅をどんどんと突っついているワケさ。もちろんネットで調べることになるんだが、音を聞きながらそんなこと考えてて、見つけた。

 そしたらちょいと脳天気なDr. Strangely Strangeというバンドが出てきた。んで、ふと見るとGary Mooreの名前があるんだよな。まだ二十歳前のギャリー・ムーアによるエレキギタープレイが聴けるんです。ま、それが主役じゃないけどアイルランドの懐の深さっつうか狭さっつうか根っ子が一緒なんだよね、全部。だからもちろん作品聴いてても違和感ない。あ、1970年の変形ジャケットでロジャー・ディーンのアートワークにてヴァーティゴからの作品…、ど真ん中ですね、その筋の好きものには♪

Heavy Petting

 これがさ、ギャリー・ムーアのギターが結構聴けるんだけど、もちろん自身の音を確立する前だから器用にセッションをこなしているワケよ。それでいて楽曲とかバンドにしっかりと馴染んだブルージーなプレイをしていてあのマイルドで太いトーンをしっかりと出してたりするのが見事。アルバムにはテリー・ウッズは参加していなくてツアーのみだったようなのでこの出会いはまた偶然なんだけど、どこかでそんなことを聞いてたんだろうか?まぁ、いいや、話題は別の方向に走ってしまったが、思いもよらない70年代バンドへ進んでしまった。

 「Heavy Petting」というアルバムの音は…、牧歌的なもので、ケルト色が強いワケでもなくもっとのほほ〜んとした感じでトゲはない。ラリってお気楽に〜みたいな感じなので特に害はないし、だから故に売れることもないワケだが(笑)、このメロディの美しさとか浮遊感は相当に英国的でアイルランド的というイメージではない。マンドリンとか入ってくるとそうか、とも思うけど全体観はそんな感じで、リコーダーとかも入ってくるからさ美しいのもある。全くヘンな集団だけど、愛らしい名盤とも言えるなぁ…。正に今の季節に聴くべき音楽ですね♪




Gary Moore参加!


The Pogues - Rum Sodomy & The Lash

The Pogues - Rum Sodomy & The Lash (1985)
Rum Sodomy & The Lash

 アイルランドのミュージシャンと言えば自分的な時代ではU2やシニード・オコナー、ちょいと遅れてクランベリーズとかでヴァン・モリソンとかはちょっと古過ぎたし、あんまりお国柄を気にして云々ってんでもなかったから、その後にロックを知るようになってからフィル・リノットとかゲイリー・ムーアとかロリー・ギャラガーとかそうなのか〜って思ったくらい。その方々の共通項って、ひたすらクールに熱い、っつう感じで実に青い炎が漲っている感じなんで、それがアイルランドか…と。一方英国トラッドからの流れで出てくるケルトサウンドやフォークなんてのもあって、なるほど〜という感じでこれらが融合してアイルランドの音として自分が捉えられたのはかなり後になってからな気がする。多分トラッド経由のケルトを漁りまくってる時にようやくわかってきた感じだったもん。

 さて、The Pogues…、思い切りリアルタイムでこのジャケットとかバンド名とか知ってたし、多分聴いたこともあるはず。ただ、その時は全然対象外だったんで、自分の耳も大したことなかった(笑)。時を経てみて色々漁ってると自分の大好きなクラッシュとかなり被ってくることがあってそこからちゃんと聴いたかな。聴いてみたらなんてことはない、ジョー・ストラマーの世界じゃないか、と(笑)。それと、パンクとアイリッシュ…ケルトの融合って一体どんなんだ?ってのあるけど、聞けば確かにそうとしか言えない…いや、もっと幅広いけど圧倒的にそれが根ざしているんで、面白い存在。こんなバンドあるんだ〜って感じで面白く聴いたもん。

 2枚目の作品「Rum Sodomy & The Lash」はエルビス・コステロがプロデュースしているってことで、それなりには話題だったらしいがコステロを全く聴かない自分にはとんと響かない。それよりも収録されている曲というかバンドの音が面白くて、まるで攻撃性が見られない…ってワケじゃないけど、音的な攻撃性はそんなに聴かれない。ただ、歌がもうシェーンだから何やっても酔いどれパンクなワケで、ユニークだよなぁ。驚いたのはこの「Rum Sodomy & The Lash」あたりから元Steeleye Span〜The Woodsのテリー・ウッズが参加してるってことでさ、思い切りトラッドからの面子がここでパンクと融合しているんだよ。それって、面白いよな〜、と。やっぱりケルトなバンドなんだよな、というハクが付いたっつうかさ、自分ではそういう感じで、ならばやっぱり!みたいなね。

 どの曲も美しく、歌の粗野な感じとは裏腹に繊細で楽しげなマンドリンやアコーディオンの綺羅びやかな音色がウキウキさせてくれるところがこのバンドの醍醐味。歌メロはちょっと切ないのもアイルランドの特徴で、それでいてやってる方は楽しく明るく、なんだよな。ロックの角度とは別だけど、確実に魂が同じ方向に向いていて、結局青く燃えている炎がはっきりと聴き取れるのが自分がThe Poguesを好きなトコロだ。何かひたすらに切なく応援したくなる、それでも自分は…、しょうがねぇな、酒でも飲むか、みたいな雰囲気かな。ちょっとしっとり良い感じ♪




名曲♪


Rory Gallagher - Wheels Within Wheels

Rory Gallagher - Wheels Within Wheels (2003)
Wheels Within Wheels

 昔のギタリストとかってさ、ホントにギタリストな人が多くて尊敬せざるを得ないよな、みたいなのが多い。何というのかさ、今の時代の方が多分テクニカルだったり特定の分野に於いては圧倒的なプレイだったりするんだろうけど、ギタリストとして聴いた場合には、どうしても偏っちゃうんだよね。何かスゲェ速弾きとかする人とかがアコギ一本持って民謡のセッションとか出来るとはあまり思えないもん。テクニック的には出来るだろうけど、やっぱ付け焼刃で出来るもんじゃないじゃない、そういうのってさ。ところが昔のギタリストさんはそういうトコロから始まってるから、いつでもそういう本来の音楽のあり方の姿に立ち返ることが出来て、だからこそ年をとっても様々なスタイルでギターに取り組めたりするんじゃないかな。ジミー・ペイジなんてのはそれをLed Zeppelinの時代から出していたのはもう有名な話なんだが、その他って実はそんなに器用な側面を見せていた人ってほとんどいない。出来る人はいっぱいいたはずだけどさ。

 さて、アイルランドの魂の象徴とも言えるギタリスト、Rory Gallagherだが今回はそんなRory Gallagherのものすごい側面をクローズアップしたタイトル「Wheels Within Wheels」をご紹介。秋だしね、アコースティックに迫るのも良いもんです。しかもプレイヤーはRory Gallagherなんだから熱くないはずはないし、心地良いったらないワケさ。2003年にリリースされた「Wheels Within Wheels」はもちろん死後の編集盤になるんだけど、録音は1974年頃から晩年までのあちこちでのアコースティックセッションをまとめたもの、まとめたのはマネージャーやってた弟さんでさ、そりゃよく知ってるワケさ。しかもアコースティックセッションったって、思い切りアイルランドの民謡…ケルトの音が入ってるし、一緒にやってる人と言えばロニー・ドネガンやバート・ヤンシュなんて人たちもいてさ、ロックに負けず劣らず熱いセッションを聴けるのが嬉しい。ドラムにはテッド・マッケンナもいるしトラッドの世界では有名なマーティン・カーシーやダブリナーズの面々も参加している。長いキャリアの中で常にケルトの自負が強かったRory Gallagerは機会あればそんなミュージシャンとアコースティックなセッションを行なっていたんだな〜と改めて知られざる側面を知った感じ。

 「Wheels Within Wheels」のアルバムジャケットはなかなか頂けないのだが、中身がそんなセッションアルバムで実にリラックスして心地良く聴けるのだが、曲によってはもう凄いセッション(アコースティック)だからじっくりと聴いちゃうんだよ。んで、あれ?これってRory Gallagherだよな?普通にアコースティックケルトバンドとして聴いちゃってるじゃないか?とか不思議に思う(笑)。実に懐が深いというかルーツに忠実というか、それがケルトとブルースの両方にあってスライドなんかもしっとりと訊かせてくれるしジグなんかももちろんごきげんに聴ける。こんな面白い遺作が残ってたのは知らなかったなぁ…。まだまだ発掘音源などもきちんと聴いていかないといけないものが多いのだろう。そんなことを改めて感じたRory Gallagerの隠れた名セッション集なので秋の夜長に是非聴いてみてほしいね。

全曲行っちゃってください!

Thin Lizzy - Vagabonds of the Western World

Thin Lizzy - Vagabonds of the Western World (1973)
Vagabonds of the Western World

 秋の気配にアイルランドの音楽を…ってのは結構風情があって好きな組み合わせだ。英国トラッドなんてのも結構似合う季節なので、その辺に向かいたいなぁなんて思ってはいたんだが、こんな形でそっちに進めるとは嬉しいな。もちっとヘヴィな方向に進むか?なんてのもあったんだが、まぁ、どっちに進むかは自分でもよくわからんので、今のところは気分のままに進めていこうじゃないか…。早いものでもう今年もあと数ヶ月を残すのみになってしまった。年をとるとどんどんと月日が経つのが速くなるのは自分だけではあるまい。全く好ましくない事態なのだが、そんなもん、どんだけきちんと人生満喫しているかっつう尺度に限ることなのだ。ってことは充実してないってことか?う〜ん、どうかなぁ…。

 既に40年近く前のアルバムになってしまったアイルランドの雄、Thin Lizzyが1973年にリリースした初期の傑作アルバム「Vagabonds of the Western World」。Thin Lizzyっつうとどうしてもこのアルバム以降のVertigo所属時代のハード路線がセールス的にもバンド的にもよろしくて、もちろん名盤も多いし、なんつってもスコット・ゴーハムとゲイリー・ムーアとフィル・リノットっつう組み合わせでの快進撃がイメージされるのだが、初期も良いんだよ。っつうか、この初期をきちんと聴いておくと以降の快進撃のところどころに挟み込まれるアイルランドへの回帰的な曲や雰囲気に納得感が出るのだ。自分ももちろん入り口は確か「Black Rose a Rock Legend」だったんだけど、何故かそのあとセカンドの「Shades of a Blue Orphanage」を聴いてて、かなり気に入ってたんだよな。高校生くらいの頃ってこんな音って出会ったことなかったから、新鮮で、それがしかも伝説のThin Lizzyのアルバムっつうんだからスゲェ良いもんに出会った〜ってくらいに思って聴いてた。だから結構思い入れ強いアルバムでして、その前のファースト「Thin Lizzy」はちょっとイモくさかったし、その後の本作「Vagabonds of the Western World」は結構ハードな路線に進んでいるのでセカンドの「Shades of a Blue Orphanage」の寒さ加減は好きだった。

 その3枚目のアルバム「Vagabonds of the Western World」はこれまでからちょいと発展してハード路線を推し進めているが、単純なハードロックには進むことがなく、様々な音楽の要素を取り入れて伝統的なサウンドをベースにしたロックの方向で、正しく唯一無二のバンドのサウンドを出している。初期の名盤として挙げられる作品でもあるし、この前には名曲「Whiskey in the Jar」が出ているしね。ただ、Thin Lizzyってバンドに取っ付くのは結構ハードル高い部分あって、この辺の音はかなり取っ付きにくいんじゃない?キャッチーなワケじゃないし、ストレートなロックじゃないし、演奏を聴かせるようなもんでもないし、そういう意味では結構マニアックなバンドの音のはず。ところが、出てくる音の素朴な想いとか独特の寒さとかは気づいてしまうとどっぷりとハマれるんだよな。そのヘンが逆にVertigo時代以降には薄れてしまってて、ハードロックバンドとして語られてしまうのがちょいともったいないくらい。実は懐の大変深いバンドなんだよってのが長年Thin Lizzyを聞いてきて思うことだな。

 「Vagabonds of the Western World」聴いててもそう思う。自分的には実はあんまり聴かないアルバムではあるんだけどさ、聴いているとやっぱわかるわ〜っての多くてね、なんかこう故郷に帰れる音ってのかさ…。そんなこと狙ってるワケじゃないのにそんな感じに聴こえるサウンドが実に愛おしく聴こえる、そんな初期のThin Lizzyです。




全曲どうぞ♪


おまけ♪

Gary Moore - Blues for Jimi: Live in London

Gary Moore - Blues for Jimi: Live in London (2012)
Blues for Jimi: Live in London

 今でも絶大な影響力を及ぼしているジミ・ヘンドリックスという稀代の人物、シーンで活躍したのはわずか3年間、しかも45年くらい前に出てきた人なのに今でも普通に現存しているかのように雑誌や新作などどんどんと登場してくる歴史上の人物とすら言える人。もちろん自分もそりゃ昔散々聴きまくりましたよ。かっこ良いとかスゲェとか色々あるんだけど、とにかくギターの音がコレほど魂に染み入るのは確かに稀な事で、それは曲の良さとかを超越した魂のギターだからっつう話なのか、自分がギターの音が好きだからなのかわからんが、ジミヘンを聴いている人全てがギターを弾くとも思えないのでやっぱり魂の入り方の問題…ってかギターの音に魂入れちゃったもんだから27歳で世を去ってしまったのかもしれないな。以降の人生分は全て音にして託して何千万人というリスナーに響かせるために…。

 そんな稀代の人物だったジミ・ヘンドリックスに成り切ろうとしたギタリストはたくさんいるんだが、今回は10代の頃から天才少年と持て囃されたギタリスト、ゲイリー・ムーアが2007年に行ったジミヘン成り切りライブ+ミッチ・ミッチェルとビリー・コックスまでもゲストに迎えてのスペシャルイベントを記録したCDと映像「Blues for Jimi: Live in London」がリリースされたので早速ながら♪

 ゲイリー・ムーア自身が熱い演歌魂を持ったギタープレイをすることで知られているし、顔でギターを弾くならこの人、とばかりのプレイも有名、それがジミヘンなんだから期待しちゃいますよ。YouTubeで見た時は凄い反面、型にはまっちゃってるな〜って部分もあって良い部分と悪い部分があったんだけど、取り敢えず音だけで聴いてみるかってことからです。

 とにかくさ、楽曲がほぼ全てファーストとセカンドからの曲ばかりでひたすらにジミヘンが熱くギターを弾いていた頃のばかりです。よってゲイリー・ムーアも完全に成り切ってストラト弾いてるんだが、冒頭の司会による案内からして「ギャリー・ムーア」なワケで古い世代の自分たちはいつまでも「ゲイリー・ムーア」なんだが…やっぱ「ギャリー」か(笑)。しかし何だ、「Purple Haze」から始まるけど、その時点で音太すぎ、歌も熱すぎ(笑)。いいわ〜、コレ。成り切ってくれてて魂ってよりも気合と演歌入りまくってて気持ち良い。アドリブプレイが割とかっちりしていて譜割りになってるのが傷なのと展開に乏しいのが気になるけど、概ね成り切ってます。だから聴いてて熱くなってきます。もちろんギャリーはジミヘンじゃないので、同じようにやる必要もないけど、あの繊細さが出ないってのはなるほど〜って気がした。ジミヘンってものすごい繊細なんだ、ってのが逆にわかっちゃったって言うか…。

 ミッチ・ミッチェルとビリー・コックスを迎えての最後3曲はまぁ、当たり前だろうけど往年のプレイとは異なるワケだから熱さとかってのはちょっと足りない、名前でカバーってトコだが、ギャリー君はもう本物と一緒にプレイするんだから完全に成り切ってて一人で燃えてくれます。そのお蔭でバックの物足りなさもしっかり補ってくれているってこともあって、良いですね〜。しかし、意外とフレーズの少なさに戸惑った。ジミヘンの多彩さに改めて気づいた、そんな側面もあるけど、ギャリーの愛がしっかりと刻み込まれたライブになっててとにかく驚嘆。素晴らしい。映像も見た方が良いだろうなぁ。








Steve Harris - British Lion

Steve Harris - British Lion (2012)
British Lion<br />

 ジャーマンハードロックの波に飲まれてひたすらに聴き漁っていたここ二週間強、もちろん世間の時間軸は流れていくワケで、昔から新作リリースラッシュと言えば9/21とか10/21っていう印象があってさ…、いや、何かその位に新作発売っていうニュースが多いんだよ。今は知らないけど昔は日本盤しか買えないワケで、そうすると大体そんな日付に発売ってことで、欲しいのが何タイトルも重なるという不遇だったものだ。いつしかそんなの全く関係なくなったが、それでもやっぱり9月10月は心なしか気になる新作のリリースが多いようには感じる。このブログ見直してても大体秋口って新作まとめて取り上げたりしてるもんな。…てなことで今回も♪

2012年…ってかこないだリリースされたばかりのSteve Harrisの初ソロアルバム「British Lion」です。別に何を期待していたワケでもないし、もちろんアイアン・メイデンと同じ音が出てくるとは思ってなくって、もっとジェネシス的なのが来るかと思ってたら意外や意外、70年台ハードロックの踏襲ってな音で出してきた。本人曰くUFOやThin Lizzyをイメージしたっていう話だからやっぱそういうもんなんだろう。まぁ、もう少しB級感漂っている気がするんだけどさ。

 サウンドは70年代のロックよりももっと洗練されているのはまぁ、当然としてもボーカルの歌声がとにかくイモ臭い(笑)。篭った声での歌で抜け切らない声質、ハイトーンでもないし、まぁ、歌がある、って感じのレベルで、やっぱりそのイモ臭さがアルバム全部を占めてしまってどんだけ楽曲で面白いことやってても全部そっちに持ってかれる、それがSteve Harrisの狙いだったのか?聞けば、昔無名のバンドを見つけてシーンに送り出そうとしたけど頓挫した経緯があって、今回のソロアルバムリリースにあたりそのバンドのメンバーを再度連れてきて雪辱を晴らしたというようなものらしい。なんか明確にこういうのがやりたいからソロアルバム出す、ってんじゃなかったんだなぁ。その辺が聴いててもちょいと抜け切らないか。

 気を取り直して、楽曲と雰囲気とアレンジで言えば確かに凝ってる部分多いしベースが主張しているのは当然としても序盤ではそれ以外に突出している部分はない。あるとしたら紛れもなく湿った英国ロックの音を出している英国人のバンドだ、ってことくらい。それもポップでもないしハードでもないっつう中途半端なアルバムなのは否めないだろうなぁ。4曲目「Us Against The World」が一番アイアン・メイデン的な雰囲気あって良いし、紛れもなく英国独特のメロディー感があってよろしい♪このヘンからこのアルバムは面白くなってきて、続いての「The Cosen Ones」はAORみたいな曲でオイオイ…ってな部分あるが聴きやすい(笑)。6曲目の「A World Without Heaven」あたりはアイアン・メイデンでも出てきそうだけどちょっと疾走感に欠けるか?悪くない楽曲ではあるが…、基本的にアルバム全体の曲の並べ方がよくないんだな。中盤から後半は結構迫力のある音があるのでそっちを先に持ってきた方が良いんだけど、敢えてそうしてるのか?そして「Judas」では正にジューダスの音!なワケなく、哀愁漂うメロディが心に染み入る疾走感のある楽曲でよろしいです。これ…、結構スルメ盤かも♪








Silberbart - 4 Times Sound Razing

Silberbart - 4 Times Sound Razing (1971)
4 Times Sound Razing

 1970年初頭のドイツってどうしてBlack SabbathとUriah Heepの影響が大きいんだろう?まぁ、あとジミヘンはわかるんだが、それならクリームとかってのはないのかな。ルーツにないから難しかったとか?ドイツ人の好みでもない音だった?やっぱ硬質でやや暗黒がかった世界を持ったバンドの方が好まれたってことか。それにしてもどれもこれもサバスとヒープの影響大だもんなぁと驚くばかりだ。サイケデリックの洗礼に加えてこの二つのバンドの影響多々っつうのが多いんで、ちょいと不思議に思った次第。そんな流れの中で今回はまたしてもマイナーなバンド…っつうかアルバム紹介になるのかな。そもそもココらへんの解説については我がブログ盟友のCottonwoodhillさんトコで詳しく説明されているので参考になります♪

 1971年リリースのSilberbartってバンドの「4 Times Sound Razing」という作品。なんとコレもまた全4曲しか入っていないという傑作で、どんな気合で作ったんじゃ?ってくらい何でもありだが、決して長い曲だからと言って素晴らしいことをしているワケではない(笑)。ただ、ドイツ的な実験精神は旺盛にサイケの洗礼も受けながらのアプローチが効果音ではなくってギターとかで奏でられているというもので、ややチープさが残る(笑)。ま、そんなのを入れて何を狙っていたかってのは定かじゃないけど、時代だろうな、としか言えない。2曲目の「Brain Brain」なんて5分にまとまるだろ?ってくらいの代物だが16分演奏している。もちろんそれはそれで面白いこともあるんだが、こういう実験精神ってのはねぇ、何度も何度も聴けないんでひたすら熱いアドリブの応酬を聴くのとはちょっと違う。う〜ん、辛いかなぁ…。一方では最初の曲や「God」なんつう曲ではオーソドックスなハードロックのスタイルで淡々とリフで攻め立てて来るのもあってそのヘンは好みなんだよな。ただ、全編好きだ、っていう程のものじゃないのがB級から更に下の位置にある気がする(笑)。

 大枠でのバンドとしてはハードロック、だけどそれだけじゃ飽き足りないから何か色々とチャレンジはしてます、的なサウンドでテクニックはそれぞれがそれなりにあるからプレイとしては面白い。でも、もちろん楽曲はパッとしない、ってのと歌もやや投げやり的な物なので歌手です、ってなモンじゃない。それはバンドがトリオだからそうなるんだけど、普通にトリオの限界が彼らの限界になっている感じではあるか。もちっとシンプルにハードロックと定めて出してくれればThree Man Armyくらいにはなれたか?



Gomorrha - I Turned To See Whose Voice It Was

Gomorrha - I Turned To See Whose Voice It Was (1972)
I Turned to See

 英国のロックがアメリカのブルースメン達の来英ライブによってブルースに根ざしたバンドが多く出てきたようにドイツの場合は若干時代が遅くなるが1969年にサイケデリックイベントが行われたことで以降出てくるバンドは皆が皆そのサイケの波の影響を受けているってのがあったらしい。なるほど、だからドイツのバンドにはブルースというものが輸入されずに妙なヘンな音が顕著に出てくる傾向にあったワケか。何事も歴史の紐を解いていくといろいろとわかってくるものだ。時代そのものではサイケもプログレもハードも全部一緒くたにされてバンドが自身のセンスによって如何に昇華させていくかってのが楽しかった時代だから「ーブルース」っていう要素はあるにせよ英国とほぼ同等の進化を遂げているのはおかしくもないか。

 1972年にリリースされたGomorrha(ゴモラ)っつうバンドの3枚目の作品となる「I Turned To See Whose Voice It Was 」だ。やっぱりドイツ産なだけあって意味不明のアルバムジャケットってのが微笑ましいが、サイケ時代からシーンに登場していたゴモラの中で一番洗練されたアルバムってことで知られているようだ。また、ドイツ語ではなく英語でのリリースってのがバンドとしては意気込みだったんだが、シーン的には英国のロックの波と同等に扱われてしまったが故にやや不利だった、というお話もある。まぁ、それは良いとして、ここまでの自分がひたすら熱いダサい燃えるようなインタープレイを好んでいるのとはかなり趣が異なり、スペイシーとかサイケとかにかなり寄った感じのアルバム…バンドですな。ギターがハードに鳴っているんだけど、そっちの方向な感じでバンドアンサンブルというもんじゃないようだ。

 かと言って一言でサバスやヒープの影響下で云々ってもんでもなくって、もっと60年代末期の英国産に相通じる…Arthur Browneとかさ、Atomic Roosterとかそんな感じ。もっと洗練されちゃってるから比べられないけど。それでいて結構テクニックあったりするので綺麗に聴こえちゃうからなぁ…、面白いけどあの熱さは求めてはいけない、みたいな。もうちょっと後だったらフュージョンにまで行けたんじゃない?一方ではGround Hogsみたいな器用さがあったりしてなかなか侮れない音ではあるな…。



Dirk Steffens - The Seventh Step

Dirk Steffens - The Seventh Step (1976)
The Seventh Step

 ホント、詳しい人は詳しいなぁ…と思う次第。いや、ドイツのハードロックシーンなんて全然得体の知れない世界でさ、それをよく知ってる方ってのはいるワケでして、それがまたうちのブログに来ていただいている方っていうのがありがたい。お陰で散財…いや、人生の楽しみが増えています(笑)。まぁ、昔と違ってひたすら散財ってこともなくて一応サンプル的にYouTubeで聴いたり出来るワケだし、レコード屋探し回らなくてもDLでも買えちゃうんだから全然ラクなんだけどさ。ただ、狙い撃ちしないと手に入らないから…要するにバンド名とかアルバム名とか知らないとDLできないから、その辺のを適当に…ってのができないのが難点か。ま、普通はそんなことしないんだろうが…。

 Birth Controlの記事書いた時に頂いたコメントで気になったのでちょっと探してみたらあったんで、早速聴いてみた1976年にリリースされたDirk SteffensというBirth Controlにも在籍したことがあって、その筋ではドイツのHMバンドのプロデューサーなどで有名な方らしい人のソロアルバム「The Seventh Step 」。名盤の誉れ高いってことだったので凄く気になって速攻で探しちゃいました(笑)。そしたらこれがまたかなり垢抜けたB級ロック…B級じゃないな、これ。音的にはThree Man Armyみたいな、と言われてたのもかなり気になったんで、期待してたけど、確かにThree Man Army的なエッジの立ったシャープなサウンドのギターが個性的で、そのくせ楽曲は全然大したこと無いってのもまた共通項だったり(笑)。ただ、この「The Seventh Step 」の違うところはThree Man Armyよりももちっよ多様な音楽の方向性を持ってる、ってことか。そのヘンがドイツ的方向性ってのかもしれないし、時代の産物かもしれない。ギターだけ取ってみればエッジの立ったプレイはともかく、意外とウルリッヒ・ロート的にメロディアスに泣きを聴かせてくれることもしばしば、そしてこれはベーシストの好みなのかややソウルフルな黒い感じのグルーブも入っていたりするのがビミョ〜♪

 1976年か…、確かにもうハードロックという音世界は確立されている頃だから洗練されたハードロックが出てきててもおかしくないんだよな。それが英国とほぼ同時期に同等レベルのものを出してきたってことでドイツハードロック界の名盤と言われる所以だろう。Three Man Armyだって名盤なんだけどなかなか認知されないのと同じだ(笑)。ま、それはともかく、70年代初頭のあのワケの分からない熱さっていうのからは逸脱して洗練されたハードロックとしての名盤であるのは確かだな。



Scorpions - Fly To The Rainbow

Scorpions - Fly To The Rainbow (1974)
電撃の蠍団~フライ・トゥ・ザ・レインボウ(紙ジャケット仕様)

 さてさてジャーマンハードロックの雄と言えば、多くの人が知っているであろうスコーピオンズになるのだが、自分もスコーピオンズってのはアメリカ進出してきた頃に耳にしたのが最初かな…。まぁ、ガキすぎた頃だから色々なロックバンドやメタルバンドなんてのもそれこそわんさかと盛り上がっていた時代だったからスコーピオンズが特別だったってほどには感じなかったのが正直なトコロだ。その内にいろいろな方向に嗜好性が向いていった中ではスコーピオンズってのは自分的にはさほど捉えるトコロはなかったんで、事あるごとに出てくるスコーピオンズって名前の話題に入れなくて何度となく「あれ?」って思ったことはあったんだけどね、何枚か昔の作品を聴いて凄いなぁ〜ってのはあったけどじっくりと聴いて聴き込んでってほどでもなかった。ところがここ最近自分の中でドイツハードロック熱が出てきて、やっぱり気になってるんだよねぇ、スコーピオンズ。Twitterのお仲間さんも普通にスコーピオンズ話で盛り上がってるし、自分がまたそこまで食い込めない〜ってジレンマもあるけど、まぁ、元来が競争して聴くモンじゃないから良いんだが、ただスコーピオンズってやっぱドイツに入ったら聴くべきもんだよな…って。一度最初から聴こうと思ったんだよね、マイケル・シェンカーもいるしさ。んでファーストの「Lonesome Crow」聴いたら全然で…(笑)。まぁ、今から聴くんでも良いじゃないですか♪

 1974年にリリースされた結構地味な印象のセカンド・アルバム「電撃の蠍団~フライ・トゥ・ザ・レインボウ」。ご存知ウルリッヒ・ロートさんが参加した最初のアルバムで、一気にハードロックの領域にバンドの方向性を持っていったアルバムとして知られているらしい。結果これがスコーピオンズの音楽的には最初のアルバムになるってもおかしくないワケだ。んでさ、もちろんこの後の「In Trance」「Virgin Killer」ってのは自分も聴いててエラくクサくて演歌的〜みたいなのあったけど、まぁ、その傾向ってのはこの「電撃の蠍団~フライ・トゥ・ザ・レインボウ」から当然あったんですな。楽曲のレベルの高さから後の「In Trance」「Virgin Killer」にお株を奪われているけど、実は「電撃の蠍団~フライ・トゥ・ザ・レインボウ」も相当演歌している(笑)。

 この垢抜けなさ感はドイツらしいんだけどやってる楽曲が完全にこの時期のドイツのバンドからは抜きん出ているってのは一発でわかるし、ウルリッヒ・ロートの卓越したギターってのも圧倒的に出ていて、それはもう英国やアメリカも含めてかなり突出しているんじゃないか?やっぱさ、ブルースの影響が皆無だからひたすら情感的にギターをプレイするってのはこうなるしかないんだろうな。マイケル・シェンカーも同じだけど、それが故に「泣きのギター」となるワケで、なかなか異質ながらも面白い。異質ってのは自分の中でのお話ですが…。そしてもうひとつ特徴的なのがクラウス・マイネの歌声かな…。後のスコーピオンズで聴かれたのはもっと完成形で、本作「電撃の蠍団~フライ・トゥ・ザ・レインボウ」で聴けるのは若い…っつうかまだ一皮剥けないって感じではある。しかしまぁ、しっかり演歌してるし、シーン全体から見たら相当上手いボーカルなのは確かだ。

 スコーピオンズってそうか、そうなんだよな…。歴史があるバンドなんだよな、と改めて実感して、ここまでジャーマンハードロックのB級感や熱さってのとは確実に一線を引いた、明らかにメジャーな路線に有るべきサウンドってのがあって、ドイツ産だけどちょっと系譜からは外れるのかな、って感じ。ってことはスコーピオンズの系譜ってどうなる?んだけど、多分元祖なんだろうな…。まぁ、Birth Controlあたりが系譜として出てくるのはあるんだろうけど…、なるほどなぁ…。しっかし「Fly People Fly」のウルリッヒ・ロートのギター…泣きすぎじゃね(笑)?




もうね、全曲行っちゃって下さい♪

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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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2005年 12月 【31件】
2005年 11月 【30件】
2005年 10月 【20件】


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