Archive2012年08月 1/2
Andwella - People's People
Andwella - People's People (1971) 英国スワンプ・ロックの雄として長きに渡って知名度を高め、40年かけて知る人ぞ知るアーティストから割とニッチな人が知っている人、というレベルにまで名を上げたのがDave Lewisさんだろうと思う。こんだけ長い間に渡ってようやくそこまで評価されるに至ったってのはある意味クラシックな芸術家と同じ領域でもあり、ポップスの世界の感覚ではない(笑)。なんでそんなに評価されるのが遅いん...
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Gallagher & Lyle - The Last Cowboy
Gallagher & Lyle - The Last Cowboy (1974) 手近にあったジャケットを見ていて、これは良いよな〜ってのがあったので音楽的ジャンルはとりあえず忘れて(笑)、聴いてみたくなった。まぁ、あんまり得意な音ではないってことは知ってたんだけど、昔何かの本でアルバムジャケットを見た時からレコード見たら買おう〜とは思ってたんだよね。音は多分別に何てことないだろうし、モチーフはアメリカだし、本質的にスワンプ系やレイド...
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The Woods Band - The Woods Band
The Woods Band - The Woods Band (1971) ホント、英国路線に入ると深すぎて困る。もう何回このブログでもどっぷり英国路線に行ったことかわかんないけど、その度にいつもいつも深みのあるバンドやアーティストに入り込んでいるし、それも別に新作とか発掘音源が出たってワケじゃなくて普通に、あぁ、あれもあったな〜とかあっちの路線に進んでみるか〜なんて軽い気持ちでネタを続けているんだけど、キリがない(笑)。探していた...
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Steeleye Span - Hark the Village Wait
Steeleye Span - Hark the Village Wait (1970) 作られた音楽と天賦の才によって生み出される音楽。日本では概ね前者が多くて面白味のないものばかりが売られているし売れている。それは音楽と言うものを楽しむワケではなく売れているだけだ。ただ、アーティストってやっぱある程度の才能ないと残らないからそのヘンは割と平等感あるんだが、それでもその作られたモノからの努力では限界がある。自分はどちらかと言うと自然に生み...
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The Pentangle - Basket of Light
The Pentangle - Basket of Light (1969) 全然フォークな音が身に染み入る季節感じゃないんだけどねぇ…、聴いてしまうとフォークも良いな〜とか思っていくつかしっとりと聴いてみたりするという節操の無さ。もっと清涼感のある音とかあまり考えなくても良い音を聴こうと思ってたんだがな…。女性の歌声には実に弱いのでしょうがない、ってことでライブラリに転がっていた超名盤だけど今までウチで挙げたことがなかったらしい作品を...
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Strawbs - Strawbs
Strawbs - Strawbs (1969) ソーニャ・クリスティーナって人はその実結構な来歴の持ち主で、元々がフォークシンガーだったってのも後で知った話。しかもそれなりの時期にそれなりのポジションで歌っていた人だったってのもあって、ちょっと道が違えば完全に英国フォークシーンに出て来た人だったのかもしれない。ミュージカル「ヘアー」への出演ってのは知られている事なんだが、その後サンディ・デニーが抜けた後の1968-69年頃に...
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Sonja Kristina - Songs From the Acid Folk
Sonja Kristina - Songs From the Acid Folk (1991) 世相はあまり良くない方向に進んでいるが、しょうがないだろうなぁ…とも思う。どうやって進むのか気がかりではあるけど緊張感高まる部分は大きいな。そう考えるとブログ更新しているとかいいのか?とか考えるけど、かと言って今何が出来るワケでもなく、落ち着いて日常に没頭するのも心落ち着く事のひとつだろう、と思いながら音楽を聴く。まぁ、流れ上ではあるんだけど、ちょ...
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Curved Air - Midnight Wire
Curved Air - Midnight Wire (1975) 何か心躍る歌姫を聴きたい…と思ってね。これまでの女性陣ももちろん心ときめくアーティストやバンドなんだが、もちっと艷やかな…ってかお転婆な…ってか、まぁ、そんな感じの綺麗さではない妖しさっつうのが欲しくなってきた。70年代のバンドの女性だと、アメリカのSSWなんかは顔出して売ってたけど、英国の方はそういうのがあんまりなくって、アルバムジャケットの内側に写真が白黒で載っかっ...
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Xandria - Salome: Seventh Veil
Xandria - Salome: Seventh Veil (2007) 歌の上手い女性がヘヴィなバンドをバックに従えて歌うってのは日本じゃもちろん浜田麻里っつうメタルクィーンがいたお陰で割と馴染みがあるっつうか出来る人もいるんだ、みたいなのがわかってて、そういう意味でかなり先進的な試みを既に80年代にはやってのけてた。そういうのも日本の深さだったりすると思うがそんな角度から取り上げられる記事なんてのはまず見当たらない。そりゃ嬢メタ...
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Lacuna Coil - Unleashed Memories
Lacuna Coil - Unleashed Memories (2001) 今から思えばゴシック・嬢メタルと呼ばれたバンド郡でホントにゴシックなメタルバンドだったのって結構少なかった…ってか、初期作品がその類いに属していたものの、結局飽き足らなくなって、もしくは力量があったために素直に音楽の発展系に逆らわずに進化していってしまったバンドが多かったように思う。結局ゴシック・メタルにこだわった嬢メタルバンドはアマチュアに毛が生えたレベル...
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Within Temptation - Running Up That Hill
Within Temptation -Running Up That Hill (2003) さて、カバーしていたと知識と情報は知っていてもこの手のってのは何度も聴いていなくて、どんなんだっけな?というのもあって久々にWithin Temptationの「Running Up That Hill」を引っ張り出して聴いてみた。今でも「Running Up That Hill」はシングルだけのリリースみたいだから、何かのアルバムのボーナストラックにでも付けてリリースするかシングルやボーナス曲ばかりを集...
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Kate Bush - Hounds of Love
Kate Bush - Hounds of Love (1985) ロンドンオリンピックの閉会式は正に英国音楽の絢爛さを世界に誇示したとも言えるほどに豪華絢爛な演出と選出によって織り成されたある種の芸術祭だったとも言えるワケで、もちろんリアルタイムで見ることなく後になってからさまざまなコンテンツで見聞きするという愚行により何となくの情報収集ができただけで、リアルタイムならではの不安や期待、そして爆発などを感じることもなく淡々と眺...
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Emilie Autumn - Fight Like a Girl
Emilie Autumn - Fight Like a Girl (2012)情報アンテナの張り巡らしが悪かったためかまるでリリース情報に気が付かなかったEmilie Autumnの新作アルバム「Fight Like a Girl」。ちょいと前にリリースされてたんだな…。ちょっと漁ってみるともちろんいつものことながら日本語での情報が少ないので英語で漁るしかないんだが、これも最近は割と辛くなってきて、やっぱ日本語が良いな〜と思う次第。世界はどんどん狭くなっているのに...
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The Pretenders - Learning to Crawl
The Pretenders - Learning to Crawl (1983) やっぱり女性ロックンローラー的な話になってきて外せないのはこの人、クリッシー・ハインドだろうなぁ。キャリアも面白い人で、元々アメリカ人のNMEか何かの記者だっらしいが渡英して仕事していたようだ。そこで取材していたのがパンク前夜のロックシーンだったらしく、元々The Kinks大好きだったロックギャルのクリッシー・ハインドはギターも自分で弾いていた筋金入りのロックンロ...
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Blondie - Plastic Letters
Blondie - Plastic Letters (1977) 昔から不思議に思っていて、今でも不思議なことに変わりはなくって、自分なりの折り合いを付けているって事柄が多々ある。その中のひとつにブロンディはNYのパンクバンドだ、ってのと初期2枚のアルバムはパンクアルバムで、その後から変わったと言われる所だ。いつどんな形でどうやって聴いてもそうは聴こえないし、生い立ちがバンドのカラーだとするならばまだわかるものの音楽ってのはある程...
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Suzi Quatro - Your Mamma Won't Like Me
Suzi Quatro - Your Mamma Won't Like Me (1975) 革ジャン革パンのロックスタイルに身を固めた女性ロッカーとして今でも唯一無二の知名度だと勝手に思っているのがスージー・クアトロ。初期のアルバムジャケットからどれもこれも革ジャン革パンでのイメージを徹底していて、その実動きにくいんじゃないか?と思う革ジャン革パンのピチピチスタイルなのだがどうなんだろ?まぁ、それでしっかりライブとかやってたようなので慣れた...
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Lita Ford - Out for Blood
Lita Ford - Out for Blood (1983) The Runaways絡みってことでもう一枚、っても音楽活動をそのまま継続していたのはジョーン・ジェットとリタ・フォードくらいなんじゃないかっつうくらいに一気に失速していたバンドでもあったが、その時ですらまだ二十歳前後なワケで、随分と早熟なバンドだったのはビジネス面でも悪影響が多々あったらしい。まぁ、何処の国でもいつもアイドルを食い物にする輩っつうのはいるワケだが、まぁ、...
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Joan Jett - I Love Rock & Roll
Joan Jett - I Love Rock & Roll (1981) ん〜、筆がノラない…。文章を書くというのは割と自分的にはラクなもので、特に何も考えずに書き始めても何となく文章になっている。まぁ、それが良いとか、熱意があるとか感動したとか言うのはちょっと別として情報を伝える程度のレベルは書けているのだろうと思う。でもね、それって、結構ノリがあってさ、ロックでもそうだけどノッてる時は凄くすんなり文章が出てくるし指が勝手に文章...
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The Willard - Who Sings A Gloria?
The Willard - Who Sings A Gloria? (1986) The Damned話で続いたのでついでにちょっと寄り道…ってかさ、The Damnedって結構寄り道出来るバンドだったりしてね、UFOへ繋げるとかもできちゃうワケだし、メンバー交代が激しいってのもあるけど、割と実力派だったってのもそういう所以なんだろう。まぁ、今回はまるで別方向に舵を切ってみるんだけどさ…、いや、日本のThe Willardってバンドは80年中頃に出てきていて、その時はあの海...
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Captain Sensible - Women & Captains
Captain Sensible - Women & Captains (1982) The Dmanedの功績を聴いていてネットを調べたりしていると色々と面白い情報にもぶち当たる。The Damnedの「Strawberries」という作品が1982年にリリースされているが、どうにもこのアルバムでは例のキャプテン・センシブルは自分のソロアルバム製作のためほとんどバンドの作品に曲を提供していなかったらしい。ってことは音楽的リーダーでもあったと思われたキャプテン・センシブル...
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The Damned - Strawberries
The Damned - Strawberries (1982) 初期ロンドン・パンク勢って冷静に今振り返ってみるとさ、大体結構な音楽センスがあったり発展していかざるを得なかった割りにはオリジナリティのある方向性に皆が皆進んでいっていて、それなりにシーンで認められていたり残っていたりするのが単なるパンク野郎達ではなかった、とも言えるんだよ。ある意味一般人がイメージするパンクってのはシド・ヴィシャスだけで終わったとも言えるし、ア...
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The Stranglers - Black & White
The Stranglers - Black & White (1978) パンクからニューウェイブへの流れとはジョン・ライドン一人が作ったものでもなく、代表的なロンドン・パンクのバンド達は皆そういう方向へと進んだのは時代の流れと言うだけで良いのか…とも思うんだけど、P.I.Lは明らかに、The Damnedは思い切りニューウェイブの世界へと進み、The Jamはそもそも持ち前のモッズスタンスに立ち返り、ザ・クラッシュはレゲエやダブへの接近を図り、The Str...
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Public Image Limited - Metal Box
Public Image Limited - Metal Box (1979) ポストパンクやらニューウェイブやらやたらと形容する言葉だけが氾濫していた80年代前半の英国アンダーグラウンド系ロックの世界、個性的なバンドがパンク以降にどんどんと出てきて収集つかなくなったってのが現状だろうが、それは70年代の英国ロックでも同じことで、カテゴライズする必要もないのかもしれない。ただし、Sex Pistolsというバンドがパンクの発祥バンドだ、と言うのと同...
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The Pop Group - For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder
The Pop Group - For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder (1980) あまり耽美的な世界ばかり進んで行っても自分の知識の無さが露呈するだけなのと、まぁ、たまにうっとりと聞く程度で良いかなっていう捉え方なので周辺に目を向けて見ることにして何かないかな〜とコレクションを舐めてみる。もちろん聴きたいな〜ってのは取り出して置いておくんだが、今は何となくの流れで…ってことで探す…、そういえば、こないだ意外な...
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Cocteau Twins - Head Over Heels
Cocteau Twins - Head Over Heels (1983) さて、麗しきAll About Eveのちょっとした記事から始まった英国の80年代のロック史裏側、とも言える側面だけど、この時期更に深みに入っていったのがインディーズレーベルの存在。当時からそういうインディーズシーンってのは話題になっていて知ってたけど、もちろん全部聴けなかったし、そもそもどこにあるんだ、それ?って状態で、さほど好きっぽくもない音楽を探しにアチコチ出かける...
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Depeche Mode - Black Celebration
Depeche Mode - Black Celebration (1986) 相変わらず苦手不慣れな世界に身を投じて聴いている今現在限定苦痛マニアと化しています(笑)。ま、苦痛とまで言ってしまうと害があるんだろうけど、結構それに近いものがあるなぁ。新しい発見とか馴れない音世界だから面白いっつうのはあるんだけどどうしても苦手感があって、音楽としての勉強の範疇なら良いんだけど別に仕事でもないから聴かなきゃいけないワケでもなくて、かと言っ...
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The Mission - Children
The Mission - Children (1988) All About Eveの耽美な世界はもちろん突然に生まれてきたワケじゃない、ってことはわかってるんだが、女性が、って所で一気に何かに火が点いた感じなんだな。The Sisters of Mercyなんかもそんな類の傾向があったけど、まだ序章ってことでさ。んで、その源流って?とちょこっと調べてたりしたらどうもThe Missionを大きく絡んでいたらしい、ってことを先ほど知った。このヘンって全然系統立てて整...
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The Sisters of Mercy - First Last & Always
The Sisters of Mercy - First Last & Always (1985) 何となくあまり通っていない英国ロック史って方向に進んでいる気がしていて書いている当人も当惑気味なのもやむを得ないな〜と。ただ、何となく再整理してみると色々と面白いのはあるんで、新たに聴いてみるという視点でいいかな、とも思ってる。普段の自分の好みからすると全然聴かない世界だし、英国ロックを色々と書いているとは言え、このヘンってごっそりと抜けてるから...
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All About Eve - Ultraviolet
All About Eve - Ultraviolet (1992) 悶絶系な歌声好きってのは日本人にはきっと多いんだろうと思ってるんだが(笑)、一方でそんなのまるで無視!ってメタルなんかも人気あるワケだから人間の嗜好は面白いものだ。いやいや、ジェーン・レルフの純朴さを聴いていて、そう思った次第なんだが、純朴ってのはいいな、と。そこで何を思い出したかったかと言うと…、All About Eveだったんだな。別に関連性は…、そうだな、All About Ev...
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Illusion - Illusion
Illusion - Illusion (1978) 英国のロックの懐の深さには今更驚くこともなく、改めて感心するばかりのことが多いのだが、いったいいつまで経ったらこの深い森をある程度見通せるようになるのだろう?別の人が英国ロックについて語り、アーティストやアルバムや曲を選んでみれば、それは大物系バンドはある程度共通するものの、半数以上はまるで自分が意図していない世界が広がったりする。また、その半分くらいは自分でもあまり...
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