Janis Joplin - Janis

Janis Joplin - Janis (1993)
Janis Cheap Thrills

 ロックの世界での伝説のクイーンと異名を取るのは今でも一人だけで、やっぱりジャニス・ジョプリンの存在感の強さが抜きん出ていることに変りはない。多分この伝説は永遠だろうなぁ。どんだけのシンガーが出てこようともそれぞれの才能はもちろん評価されるものだけど、やっぱり時代に於けるインパクトってのもあって圧倒的にジャニス・ジョプリンだ。エイミー・ワインハウスが素行不良と才能を秤にかけた人生を送っているのでもしかしたら似たようなレベルで語られることもあるかもしれないが、人々に残すインパクト面では全然弱い。あ、その人々ってのはロック系の方。一般ピープルにはエイミー・ワインハウスの方が絶対有名なセレブ(笑)。

 ジャニス・ジョプリンってオリジナルアルバムとか結構もうこのブログ内で書いてしまっているので、今回は1993年にリリースされた当時は未発表曲がごっそりと収録された珠玉のBOXセットとして重宝がられた作品「Janis」を取り上げてみました。ジャニス・ジョプリンの凄さを実感すると言うよりも歴史を紐解く資料的側面が強くてそのインパクトを実感するのはオリジナルアルバム群を除けばやはりライブバージョン。ところがこのボックス「Janis」には冒頭CD1からライブが詰め込まれていて、しかも時代順に並んでいたりするので迫力のない時代から収録されているのが面白い。おかげでまるで無名の頃のフォーク一本をバックにブルースを歌い上げるジャニス・ジョプリンの姿から聴ける。あの伝説のクイーンも最初期はこんだけ普通にブルースを歌うお姉ちゃんんだったワケだ、ってことがわかる。音を聴いている限りでは特筆すべき点があるようには思えないけど、それでもまだまだ子供な女の子がこんなんを歌っているってのはインパクトあったろうと思う。そんなのが立て続けに続いて、当時はこの発掘の凄さに驚いて何度も聴いたものだ。とにかく、ジャニス・ジョプリンの最初期ってこんなんだったんだ、という衝撃。そんな感じで進められるCD1はジャニス・ジョプリンの歌唱力の白熱さを実感するシーンは中盤以降かね。まだビッグ・ブラザー&ザ・ホールディングカンパニーの「Cheap Thrills」の頃が中心だからだけど、それでもやっぱあの独特の声は出てきているからやっぱり良い。

 ジャニス・ジョプリンってさ、あの声が独特なんだよな、やっぱり。ライブの映像とかライブそのものも結構今じゃリリースされているからいろいろな側面を聞くことができるけど、やっぱ違う…。CD2になるともう圧巻。スタジオ盤はともかく、未発表ライブバージョンだった「Catch Me Daddy」のシンプルなR&Rにしてもこの声は一体何なんだ?っつうくらいに迫力満点。それでいて上手いわけじゃないっつうロックな歌。しゃがれ声での叫び声がまたジャニス・ジョプリンらしくて魂奪われる。続いても散々聞き込んだ「Summertime」だけどライブだからギターのフレーズとかも違うワケよ。ひたすら聴いてコピーしまくったフレーズは実はたった一度のライブの瞬間にたまたまそうなっただけのものだったんだな、今思えば。「Cheap Thrills」のアルバムはホントにレコード擦り切れたもんな。ここで聴けるのはかなり近い時期のライブだろうけどあちこち異なってるから面白いのと、曲と演奏そのものは「Cheap Thrills」の世界と同じく凄いテンションの高さでかなり最高♪やっぱ泣ける。

 ちょいと気になったのは「Dear Landlord」っつう未発表曲で…、Mike Bloomfieldかな?なんて一瞬思ったけどやっぱ違ったか。音的にはElectric Flagな感じなのでもしかしたら、と思ったんだが。その前に入ってる「One Good Man」がね、とんでもないギターソロ聴かせてくれるしさ。その後も幾つかライブ入ってるけどCD2のがやっぱり良い。時期的に充実しまくってるし、叫びまくってる。こういうの久しぶりに聴いたな…。ジャニス・ジョプリンのライブでも漁って聴きまくろうかな。あんまり深く掘り下げたことなかったんだよね。なんか、入り過ぎたくなかったってのもあったから適度なところでって抑えてたもん。今じゃ色々なライブ盤も出てるし…。





Joss Stone - Mind Body & Soul

Joss Stone - Mind Body & Soul (2004)
Mind Body & Soul Soul Sessions
Mind, Body & Soul - Joss Stone Mind, Body & Soul The Soul Sessions - Joss Stone The Soul Sessions

 やっぱり生々しい歌声や肌に近い楽器ってのが一番性に合う。聴いていて心地良いし自然に音楽と触れ合える。そんなことをここ最近で実感したのでちょっと明るめにその手の世界に触れていこうじゃないか、と…ってもそんなに色々あるワケでもない…、ロック好きの人間が知ってる音世界の広さの範囲なんてタカが知れてるじゃないか、と開き直りもありながら、それでもここ最近の発掘ではかなり印象深いアーティストとして自分の中に残っているのがジョス・ストーン。御大ジェフ・ベックのライブに参加していたことで知ったんだけど、その実力の深さに驚いて手を出してみたソロアルバムファーストの「Soul Sessions」がこれまたぶっとびもので、一気に全部聴き漁りました。

 そんなことで、今回は2004年にリリースされたセカンドアルバム「Mind Body & Soul」です。この「Mind Body & Soul」という言葉はジョス・ストーンの標語になってもいたタイトルで、正しくソウルマインドを歌いますっていう表明か。アルバムの中味はオーソドックスなR&Bに根ざしたソウルなサウンドで変な飾り付けもほとんどなく、歌とコーラスワークでひたすら攻めてくるピュアにソウル。黒い感じが強いのは当たり前なんだけど、不思議なことに思い切りの黒さを感じることはない。どこか軽めの白人ソウル的な面があるんだな。いや、声聞いても音聴いてもR&Bなんだけど…、なんでだろ?スティーブ・ウィンウッドの声とかもそうじゃない?ブルーアイドソウルって言葉は嫌いだけど、正しくBlue Eyed Soul。こんだけ歌歌える人は多くないし、しかもきっちりとオーソドックスなソウルから歌い始めているってもんだ。しかもほとんどジョス・ストーン自らが作った作品って言うから驚く。好きなんだねぇ。

 根本はそんな風だけどさすがにアレンジなどに関しては時代を反映している側面もあって「You Had Me」なんかはヒットを狙った感じは出たアレンジだしね。冒頭に曲がスタンダードなソウルだったのに大していきなりこれだからアルバムとしちゃあちょいとバランスが悪い。もっともそんなの気にする必要もないんだろうけど。それで知られてこういう人がウケていくってのは良いからね。しかしコレでこの時17歳。才能に年齢は関係ないけど、あまりにも凄い才能。しかも英国出身っつうのも驚くばかり。品行方正のまま正しくソウルシンガーで道を進んでほしい実力派の歌手。嬉しいね、こんだけ心を込めて歌われるとさ。





Tim Hart & Maddy Prior - Folk Songs Of Olde England, Vol. 1

Tim Hart & Maddy Prior - Folk Songs Of Olde England, Vol. 1 (1968)
Folk Songs Of Olde England, Vol. 1 サマー・ソルスティス(紙ジャケット仕様)
Summer Solstice - Maddy Prior & Tim Hart Summer Solstice

 更に牧歌的なムードと雰囲気と気の抜きたさ加減で気張らない音楽を選んでみました。まぁ、覚えてハマるってほどでもないけどひとつのリラクゼーションアイテムとしてですね、トラッドフォークってのは結構心地良いのでね。エレクトリックトラッドになっちゃうと重くなるので、そうじゃなくて普通に英国のトラッドなんかをやってるもの、ってことでちょいとチョイス。元々自分的にはエレクトリックの入ったものの方が好きだからその手の方は割と聴くんだけど、そうじゃないスタンダードなトラッド的なのはあんまり通らなかったな。通っておいた方が良かったんだろうとは思うけど、どうしてもねぇ…。

 手軽なところで選んだのが1968年にリリースされた、後にSteeleye Spanの主要メンバーとして名を馳せるMaddy PriorとTim Hartのデュオ作品「Folk Songs Of Olde England, Vol. 1」。この時点でアルバムをリリースできる程の二人だったんだから相当実力あったんだろう。音そのものはアルバムタイトル通り、英国の古いフォークソングをアルバムという形に残したというもののようで、オリジナルな個性が出ているというものでもないけれど、非常~にシンプルなギターだけのバックに二人が歌うとか、完全にアカペラのみで聞かせる曲とかとにかくオーソドックスな聴かせ方で、聴く側にあまり好みを言わせない、素のままの歌世界。リラックスしたりしないと聴いてられないくらいのどかでねぇ…、英国の田舎に住んでていつのまにか覚えているような曲って感じでさ、そりゃ日本じゃ敢えて聴いてみようっていう心構えとは違うわさ。そのヘンは文化の問題だし、それこどトラッドの姿だったりするんだからしょうがない。

 はて、どこかで聴いたことあるような歌ももちろん入っていて、それがどこだ、ってのは明瞭な記憶ではない。ただ、その手のエレクトリックトラッドバンドなんかがやってるんだろうな、と。しかし歌詞わかんないから良いけど、基本的には暗いんだろうなぁ…と思うとちょっとリラックス気分を害される部分もあるのであまり意識しないように(笑)。





L'Ham de Foc - Cor De Porc

L'Ham de Foc - Cor De Porc (2006)
Cor De Porc Canco De Dona I Home
Cor de Porc - L'Ham de Foc Cor de Porc Cançó de Dona I Home - L'Ham de Foc Cançó de Dona I Home

 最近人恋しい…。普通に会える時は別に会わなくても何ともないんだけど会えない距離や時間になると寂しさを覚える時が増えた。う~ん、何か弱ってきたんだろうか?極めて健康ではあるのだが、多分刺激が足りないというだけだろう。何かねぇ…、ちょっと生活そのものに飽きてきたっつうか、世界観に飽きてきたってか…、いや、色々あるんだけどさ、自分が集中してないってことをわかっちゃうことが多くて、音楽聴くのも雑誌見るのも本読むのもどこか集中してない。何でだろ?もっと精力的意欲的に取り組みたいこといっぱいあるんだけどな。そんなことを何となく意識しながらちょっと時間をまとめて作ってまずはリラックスから始めてみました。そこからゆっくりと自分の時間を持て余すようにしながらハマり込んでいければ良いかな、なんて。

 今では閉鎖してしまったが、ちょっと前までは活発に活動していた友人ブロガーで非常~に面白い感性を持っていたpapini嬢→segador嬢から教えてもらったスペインのトラッドバンドL'Ham de Foc。どのアルバムを聴いても新鮮で刺激的な世界。その筋では最も有名なバンドらしくて知らない方がモグリと言われるのだが(笑)、ロック畑からしたら英国トラッドよりも奥深くて未知の世界ですな。それがまた面白いもので、Page & Plantの「No Quarter」でオリジナル曲4曲あって、あれはモロッコの雰囲気を出した世界だったけど、その世界に近い音の拡大版…っつうか本物版。女性ボーカルのAranda姫の歌声にまずやられる。そして音世界に引き込まれる。更にリラックスした世界と心地良い浮遊した世界に溺れることのできる素晴らしいバンド。音色が自然なのかね。

 今回は2006年にリリースされた三枚目の作品「Cor De Porc」なんですけどね、どれもこれもこんな音世界で楽しめます。楽しめるっつうかホントにリラックスできる。音楽の力って凄いなと実感するもんね。ハーディガーディって楽器の本当の使い方ってこういうんだろうな。その他民族的楽器の音も心地良い世界で、自分的にはどれが何の音ってよくわかんないけど、広がる世界が綺麗。ライブ見たいとかそういうのはないけど、ひたすらゆったりと聴いていて何度も聴いていたい音楽。スペインだからかなぁ、こういうのって。でも、相当音の研究して出てきている音のような気がするのでトラッドやってますだけのバンドじゃないです。溢れ出てくるエネルギーと躍動感、高揚感が見事なバンド。ちょいと寂しさから抜けだして別の世界を見に行けたかな…。





Vashti Bunyan - Lookaftering

Vashti Bunyan - Lookaftering (2005)
Lookaftering Just Another Diamond Day
Lookaftering - Vashti Bunyan Lookaftering Just Another Diamond Day - Vashti Bunyan Just Another Diamond Day

 ちょいとトラッドフォークの時が止まったような感覚に引き戻されたので書こう書こうと何年も思いながらもなかなか書き切れていなかった傑作を取り上げておこう。それも2005年にリリースされたものなので「そうなの?」って感じもあるかもしれないけれど、これがまたそんな時代にこの音か?と思うくらいに素朴で素のままの音世界感動的なまでに美しいんですよ。

 2005年リリースのVashti Bunyan唐突のセカンドアルバム「Lookaftering」です。セカンドったってさ、ファーストはもちろんあの1970年にリリースされた永遠の名作「Just Another Diamond Day」ですから、35年ぶりのセカンドアルバム「Lookaftering」ってことで、何を今更と…。正直言って「Just Another Diamond Day」の名盤さ加減からして、超えることはないだろうし、あの時代の空気感をパッケージした作品には適うまいと思ってたんだよね。当たり前だけど。それがさ、聴いてみて驚いたんです。2005年という時代にこんなにシンプルで70年のあの作品とまるで変わらないテイスト作風音色歌声でアルバム出して時を止めたかのように復活してきたって何事?って。それくらいに違和感のない新作で、紡ぎ上げられた作品、名盤です。

 うん、多分元々がアコギ一本と歌声で奏でられている音だからいつの時代でも録音に変化がないと言えばないのだろう。多分ギターの音が綺麗に録音できる程度で、それでも元楽器の音なんてそもそも昔から変わらないんだから録音される音もそれほど変化がないってことだ。だって、いじってない音なんだもん。その分周辺のダルシマーやリコーダーやなんやかんやと使われている音の響きなどを含めて総合的には新しい音世界にはなってるけど、オーバープロデュースすることなくあくまでも音の装飾程度に出てくるくらいなので、まるでVashti Bunyanの世界は変わらない。見事。ほっとするシーンをいつでも取り戻せる、そんな音です。

 昔からねぇ、このファーストの「Just Another Diamond Day」を見て長い間探していたんだよ。全然見ることなくってネットとか出てきて探しても全然なくて、見つからなくて、CDがあれこれ出てきてヘンなのまでリリースされるようになってからもなかなか出てこなくて、ようやくCDリリースされたら後はもう一気に紙ジャケとか出て、本人にも連絡が入ったんだろうから、それで今ならやりましょう、ってことで本人も盛り上がったのかアルバムだして、更に日本公演までやってるんだもん。もう60過ぎたおばあちゃんらしいけど、全くそんなことを感じさせない声が見事。そんな風に復活してくれるアーテイストも多いけど、まさかVashti Bunyanが復活してくれるとはねぇ…。嬉しい限りでした。この後便乗商売的にリリースされた「サム・シングス・ジャスト・スティック・イン・ユア・マインド」も必聴作品♪

サム・シングス・ジャスト・スティック・イン・ユア・マインド






Fairport Convention - Unhalfbricking

Fairport Convention - Unhalfbricking (1969)
Unhalfbricking Liege & Lief
Unhalfbricking - Fairport Convention Unhalfbricking Liege and Lief (Remastered) - Fairport Convention Liege and Lief

 フォークな音世界と言えば一般的にはシンガーソングライターのフォークソングなんかを思い浮かべるだろうけれど、自分的にフォークな音世界と言えば聴くのは大体英国トラディショナルフォークなワケだ。もっとも発祥はアメリカのフォークからの影響であって、アメリカのフォークだってカントリー以外がアイルランド産だったりしてこのへんのルーツって結構訳わからん世界なんでそういった追求はしていないんだが(笑)。何かねぇ、ここのところ音楽的には実にアチコチを彷徨っていることが多くて偏らないように意識しているのか、ハマり込み聴きってのが減った。バリエーションに富んだ聴き方ってのか…、ひたすら聴くっていう時間がないからかもしれないけど。

 1969年にリリースされた最高傑作との誉れも高いFairport Conventionの「Unhalfbricking」という作品、サンディ・デニー参加後のセカンドアルバム。もちろんサンディ・デニー参加の金字塔のひとつ。ちなみにあまり知られてないかもしれないけど、ジャケットに写る二人の老夫婦はサンディ・デニーの両親。塀の奥にはフェアポートのメンバーがたむろしているというどうにも英国的なジャケットで見れば見るほどに美しい風景。そんなジャケットの美しさに比例するかの如く素晴らしい内容の音が詰め込まれたアルバムが「Unhalfbricking」。

 とは言ってもまだセカンドアルバムなのでまだまだディランのカバーが多く、アメリカのフォークへの情景が強く出ているのもの事実で、ここまで英国らしくアメリカの歌を浄化している技量がまず見事なのだが、中でもバンドが充実していた時期と言うのもあってオリジナルナンバーがいくつか収録されているのもポイント。そのオリジナル曲が実にフェアポートらしいナンバーで、以降の快進撃の口火となっている。冒頭のリチャード・トンプソン作の「Genesis Hall」の三拍子の美しいこと。ここでのリチャード・トンプソンのギターは正にこの人でしか弾き得ない独特のギター。こういうギターってどうやって習得するのかね?そして迫力のトラッド作品「A Sailor's Life」。11分以上にも渡る白熱の…それもロックのああいう白熱とはかなり異なる世界感による白熱具合、これはもうフェアポートらしいとしか言えないけど、聴いていると実に燃えてくる感動ぶり。主役はリチャード・トンプソンと本作ではゲスト参加でしかないデイブ・スウォーブリックのフィドル。もっとも「Unhalfbricking」での出来栄えの素晴らしさに感動して正規メンバーとなったのだが。

 そしてもう一つ忘れてならないのがサンディ・デニーが以前から自分の持ち歌として自作していた「Who Knows Where The Times Goes?」=「時の流れを誰が知る?」ですね。これねぇ、自分的には最初全然ピンと来なかったんですよ。でも、何かと話題になる曲だし名曲中の名曲と言われていて、それを感動できないってのもヤだなぁと思って何度もチャレンジしたんだよね。そしたらこの曲ってよりもトラッドフォークの世界とかがわかりかけてきたのかな、その後にまた聴いたら凄い世界だ~ってことに気付いて感動した。難しい曲だったな、これは。一旦理解してしまうともうこのトラッドの世界ってブルースと同じでず~と自分に付いてくる音世界になるから面白い。

 英国トラッドフォークの世界ってホントは朝霧の立ち込める中ってのが何となく気分的に良いんだけどそんな時間にゆっくり聴いてられないからなぁ…。せめて落ち着いた朝にひっそりと耳を傾けるっていうことくらいをしているワケでした…。





Night Ranger - Somewhere in California

Night Ranger - Somewhere in California (2011)
Somewhere in California ROCKIN’ SHIBUYA 2007
Somewhere In California - ナイト・レンジャー Somewhere In California Live In Tokyo - ナイト・レンジャー Live In Tokyo

 先日来日公演を果たした復活後ナイト・レンジャーで、一部話題になっていたのでちょいと気になって情報漁りしてると何と新作発表のツアーだったってことで、へぇ~、新作ですか…と気になって聴いてみたものです。ただ、聴く前に気になったのが誰がナイト・レンジャーを名乗っているんだ?っていう不思議感でしてね、蓋を開けてみればジェフ・ワトソンとかアラン君とかいないワケでして、結局ナイト・レンジャーの声であるジャック・ブレイズとブラッド・ギルズとドラムのケリーがオリジナルメンバーってことで…、まぁ、半数いるなら良いのか。個人的にはジェフ・ワトソンがいないのが残念だけどね。

 アルバム「Somewhere in California」、全くタイトル通りにカラッとした爽やかさを売りに出した実にナイト・レンジャーらしい新作でこれまでの再結成アルバムと比較してもかなりファンの期待するナイト・レンジャーってアルバムの出来栄えで、かっこ良い。単純にハジけていてスカッとするかっこ良さが心地良いですよ。アルバム丸ごと聴いているともちろん飽きてしまうんだけど(笑)、それぞれに凝った部分をきちんと持って、王道HR/HMの流れをしっかりと現代風に打ち出してくれてギターヒーローも復活、ブラッド・ギルズはサスガなプレイを聴かせてくれます。太陽の下で思い切り聴くなら滅茶苦茶快適なアルバムで暗さまるでなしってのが良い。一時期のバラードバンドとしての汚名?というかある種得意技でもあるバラードは今回ももちろん収録されていて、これがまたかなりの傑作に仕上がっているんだからやはりメロディメイカーとしてのジャック・ブレイズの才能はまるで枯れていないようだ。

 あんまり知られているかどうかわからんけど、ドラムのケリー・ケイギーも結構なメロディメイカーとシンガーだし、まぁ、バラードは得意なんだろうけどその実才能溢れるミュージシャンが集まって狙って音を出しているっていうバンドでもあるんだよな。ある意味TOTOやジャーニーのような産業ロックバンド的位置付けでもあるんだけど、そこにブラッド・ギルズというHM界出身の人間が入っていることでグッとファンからの信頼度を増しているって所だ。まぁ、引いてはオジーに対するリスペクトでもあるのだが…。いや、そんな風に音を聴いてはいないけど、新作の出来栄えの良さを聴いて、やっぱりプロだなと思ったんでね。



Peter Hammill - Nadir's Big Chance

Peter Hammill - Nadir's Big Chance (1974)
Nadir's Big Chance Fool's Mate
Nadir's Big Chance - Peter Hammill Nadir's Big Chance Fool's Mate - Peter Hammill Fool's Mate

 妙な突き抜けた感が欲しくてアコースティックなものを探していたら見つけた♪ ComusとかTea&Symphonyじゃなくってカリスマレーベルの雄でもある?ピーターハミルさん。Van der Graaf Generatorの時は相当パンクで激しく突き抜けていたんだけどソロになってからはかなり内に篭った暗い世界をひたすら紡ぎ上げていたという印象なんだよね。それがちょっと突き抜けて、VdGGの再編成も狙ったってのもあるのかもしれないけど、明らかにVdGGの世界だよ、っていうソロアルバムが今回のネタ。

 1974年にリリースされた「Nadir's Big Chance」という物語アルバムで、バックの面々はVdGGなのでまんまVdGGの再結成第一弾予告編アルバムとしても良い作品で、ここでのピーターハミルは明らかにVdGG時代よりも弾けたパンク的な鋭さを持って歌を叫んでいる。後にSex Pistolsのジョニー・ロットンがピーターハミルを参考にしていたという来歴も話していたようだが、なるほど、冒頭のタイトル曲「Nadir's Big Chance」なんかは全くパンクな姿勢が伺える強烈なインパクト。もちとんそこに留まらず引き締まった演奏にスパイスを加えた本作の勢いは全くシャープでソリッドな世界観だ。決してポップミュージックではないけど、キンクスがもっととんがって演奏したらこんなの出来ていたんだろうな、ということをふと思ってしまったけど、VdGGの特徴は吹奏楽器の深さにある。逆にギターとかは弱くて鍵盤や吹奏楽器でのインパクトとベースライン。まぁ、何と言ってもピーターハミルの創りだす世界が強烈なんだけどね。

 ナディアという少女が云々…というお話らしいけどそこまでストーリーを追いかけたことがない。ってか追いかけるまでも行かずに音で楽しんでしまっているっていうのがあるが、もっともっとじっくりと何度でも聴かないといけない作品なんだろうな。VdGGはかなり好きなので何度も聴いているけど、ピーターハミルになると途端に聞く回数が減ってしまうので…。「Nadir's Big Chance」もVdGGとして聴いていけば良いんだろうな。それにしてもVdGGの「Vital」の迫力と攻撃性が最高だと思ってしまうが…、話が逸れた(笑)。

 英国好きを自称しながらもこういうアーティストがしっかりと自分の中に残っていないのはいかんなぁ~と。このへんの裸の姿にこそアーティストの本音が出てくるワケで、バンドの魔法とは別の個人の姿っていう世界をね、楽しめるようにもならないと。ただ「Nadir's Big Chance」という作品はその逆でVdGGとして認識しようじゃないか…。



Lord Sutch & Heavy Friends - Lord Sutch & Heavy Friends

Lord Sutch & Heavy Friends - Lord Sutch & Heavy Friends (1970)
ロード・サッチ・アンド・ヘヴィー・フレンズ Hands of Jack the Ripper
Smoke and Fire - Screaming Lord Sutch Smoke and Fire Murder In the Graveyard - Screaming Lord Sutch Murder In the Graveyard

 凄いメンツを揃えたアルバムだなぁ~ってのはもちろん多数あるんだけど、今や歴史上の人物にまでなってしまうメンツをここまで揃えてしまう人ってのはそんなに多くないだろう。ロイ・ハーパーが玄人志向であったとするならば、こちらはど派手志向とでも言うべきか…、もっとロック的なハチャメチャさが強くて、その分アルバムの楽曲とかのレベルはさほど大したことないという世界にはなってしまうのだが…。

 知る人ぞ知るロード・サッチ・アンド・ヘヴィー・フレンズと題されたアルバムが1970年にリリースされている。そこに参加しているメンツはJimmy Page, Noel Redding, Jeff Beck, John Bonham, Nicky Hopkinsなどなどでして…、ちなみにセカンドアルバム「Hands of Jack the Ripper」ってのも出ていてそっちにはKeith MoonやRitchie Blackmoreなどが参加してるという幅広いメンツ。まぁ、とにかくこのファースト「ロード・サッチ・アンド・ヘヴィー・フレンズ」を聴いてみるとだな、冒頭から安っぽい英国B級ロックみたいなチープなハードロックが飛び出してくるが、そんなチープな曲を演奏しているのがJimmy PageとJohn Bohnam。ボンゾのドラミングは一発でわかるよなぁ、この音。もちろんJimmy Pageのギターもソロフレーズ聴いてるとそのままだからさ、どう聴いてもJimmy Pageでしかない音(笑)。次の曲はKinksみたいな音でさ、これもJimmy Pageとボンゾが参加しているんだけど安っぽい英国ロックで面白い。Zeppelinの布陣と云えどもこうして参加する演奏だけのものだとチープになるんだなぁと改めてバンドという単位の凄さを実感するものだ。

 このセッションってLord Sutchが仲間にアルバム作るから参加してくれって要望出してノンクレジットって条件だったにも関わらず思い切り名前がクローズアップしてリリースされたっつう代物で、その後の彼等の関係がどうなったのかまでは知らないけど、さぞや話題になったことだろうという気がする。Lord Sutchって誰?ってのが正直なトコロだろうけど。歌そのものはアーサー・ブラウンみたいなもんだけど、まぁ、別に歌手ってワケでもなさそうなので単にお祭り騒ぎの大将だったんじゃないかとも思うのだが…。

 結構切り出されてオムニバスアルバムが出されていて、80年代にこのアルバム自体は入手不可能に近かったけど、編集盤で何度かリリースされていてそれを聴いてたな。元ネタが「ロード・サッチ・アンド・ヘヴィー・フレンズ」とはあまり意識せずに聴いてて、後に「ロード・サッチ・アンド・ヘヴィー・フレンズ」があるってのを知ったってトコロです。参加メンバーだけ見ればレコード手に入れたくなるもんね。英国ハードロック史に残るセッションアルバムです♪



Roy Harper - HQ

Roy Harper - HQ (1975)
Hq Lifemask
Songs of Love and Loss, Vol. 1 & 2 - Roy Harper Songs of Love and Loss, Vol. 1 & 2

 英国ロック史に燦然と名前を残しながらもその実無名でもあるという不思議な人がロイ・ハーパー。Pink Floydの「Wish You Were Here」ゲストボーカル参加やLed Zeppelin「レッド・ツェッペリンIII」では曲のタイトルに名前が登場してしまうほどの人物なのに、ロイ・ハーパーの音楽についてはほとんど知られていない。何かのロック本なんかを見るとプログレフォークシンガーという訳の分からない書き方なんてのもあるので、フォークなのか?何だ?みたいな感じでね。ピンと来ないんだよ。かと言って探して買い求めるほど自分はロイ・ハーパーを聴きたいのか?って感じでもないし…と。難しい立ち位置の人です。

 そんなロイ・ハーパーのアルバム史の中ではかなり上位に位置すると言われている「HQ」です。1975年にリリースされた作品で、レコーディングスタジオがPink Floydと同じで、そのPink Floydは隣で「Wish You Were Here」を録音中だったことから「Have A Cigar」での客演が実現したのだが、その時ロイ・ハーパーが録音していたアルバムで、こちらにはデイブ・ギルモア、ジョン・ポール・ジョーンズ、クリス・スペンディングにビル・ブラッフォードというバックの面々。凄いスーパーバンドが後ろに従えられていて、ある意味では夢のセッションでもあるが、そんな布陣がこのアルバムで叶えられている。みなさん個性溢れる人ばかりなので聴いているとちゃんとわかるのも嬉しい。ブラッフォードなんて個性的だもんな。

 さて「HQ」の音…、その前のアルバム群数作にはJimmy Pageが参加していたのでフォーク寄りの作品群だったのだが…、ってJimmy Pageが参加していたので、って言う言い方もヘンだが(笑)。今作「HQ」ではロック、R&R、フォークなどなどバリエーションに満ち溢れている作品で充実している。中でも「Forget Not Me」なんて聴いているとLed Zeppelinのアコースティックな世界観そのままが聴けるので面白い。なるほど、そういう影響だったりしたのだな…と。一方でPink Floydの「Have A Cigar」とまるで同じ風味を感じる「Hallucinating Light」ってのも続く。それでもまだまだロイ・ハーパーの奥深さには自分的には近づけていない気がするのであまりにも深すぎる人物。音楽活動そのものは深くもないのに参加しているアルバムが幅広い実力派ミュージシャンのものばかりってのもセンスの良さだろう。Kate Bushのアルバムにも参加してるし。

 深い…、4~5枚のアルバムを聴いたことがあるんだけど、いつも深い感銘を受けながらもなかなか入り込めない、と言うか聴いた時は入るんだけどどうしても残ってこない。でも多分英国の音楽だから何度も聴いているとどこか懐かしさを覚えてしまう音楽なのだろう、心地良さはぴったりと当てはまる。それにしても春夏に聴く音楽ではないな(笑)。







Richie Havens - Mixed Bag

Richie Havens - Mixed Bag (1967)
Mixed Bag ミックスド・バッグ&サムシング・エルス・アゲイン
Mixed Bag - Richie Havens Mixed Bag Live At the Cellar Door and At the Santa Monica Civic Auditorium - Richie Havens Live At the Cellar Door

 キザイア・ジョーンズを聴いていてふと思い出したのがリッチー・ヘブンスのあのパフォーマンス。リッチー・ヘブンスってご記憶でしょうか?ま、記憶ってかロックを漁っている人達だったら絶対に知っててほしいし知ってるハズなんだよな。ただ、自分でもそうだけど、あ、あの人…と一呼吸入れないと思い出せないのも事実かもしれん(笑)。うん、あの伝説の、今や1000円くらいでBlu-Rayが買えてしまう「ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間」のオープニングを飾ったシンガーソングライターです♪


 コレ♪

 ロック的には全然意識してないんだけど、「ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間」を見ててこのパフォーマンスのインパクトは絶大だったんじゃない?自分は相当インパクト受けたもんね、このパフォーマンス。あれだけのラリった大観衆を目の前にワケの分からないサイケデリックムーブメントと初の大イベント的高揚感の中でたったひとりでフォークギター持ってステージに出てった人です。正に名誉あるオープニングアクトだけど、それは歴史に残る名演にもなったパフォーマンスだった。時代の雰囲気と思い入れで初めて披露できた一幕だったと思う。

 そんなリッチー・ヘブンスってどんな人ってのは実は全然追いきれてなくってね、せっかくだから聴いてみようってことでちょいとDLしてきました。便利な時代です♪ 1967年にアルバムデビューしていて、翌年にはセカンドアルバムもリリースしているので「ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間」はこの時期あたりかな、ってことでやっぱりファースト「Mixed Bag」を聴く♪

 なるほど、「ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間」のパフォーマンスってのはやや強調した側面はあるものの基本的に自分自身だったワケだ、と納得したサウンドが詰め込まれていました。アーティストだなぁ…というフォークギターの掻き鳴らし方と歌い方…それでも「Mixed Bag」を聴いているとどこかブルース・スプリングスティーンやボブ・ディランを思い起こさせる部分が大きいので魂さらけ出したパフォーマーなんだろうよ。アメリカってこういうの出てくると強いな。そんな思いが「ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間」で表に出てきたっていうのがよくわかるくらいに初々しいレコーディング作品。もっともっとロックフィールドに近づけば面白かったんじゃないかなとも思うけど、それもまた時代の流れか。こんな機会にちゃんと聞き直せてよかった人です。



Keziah Jones - Live EP

Keziah Jones - Live EP (1993)
Live Ep Blufunk Is a Fact!
Live - Ep - Keziah Jones Live - Ep African Space Craft - Keziah Jones African Space Craft

 ちょっと前にFunk系をいくつか聴いてブログに書いていた時にTwitterで「キザイア・ジョーンズって聴かないですか?」と訊かれて、自分的には単に知らないアーティストだったので…という感じだったんだけど、「結構かっこ良いですよ」と教えていただいたので、なるほど、それならちょっと聴いてみたいな、と思いましてね。しかもファーストアルバム「Blufunk Is a Fact!」が名盤と言われているけど実はライブアルバム「Live Ep」の方が全然熱くてカッチョ良いです、とオススメされたのでなるほど、と♪

 「Live Ep」…ファーストアルバム「Blufunk Is a Fact!」の後にリリースされたありがちな繋ぎ的なLive Ep盤ではあるけど、こういうのって結構貴重なの入ってたりするんだよな。そしてそれこそがアーティストの本領発揮だったりするってのも確かに…と説得力あったのでチャレンジ。何となくの情報を漁ってみるとバスキア出身の大金持ちの息子がストリートに出てギターをパーカッシブに用いた衝撃的な作品ってことだったので、やや頭の中が「??」と言ったトコだった(笑)。そしたらさ、確かにFunkって単語が合うんだが、それじゃ片付けられないヘンなフュージョンさっつうかハードなジャズセッション的な面もあったりして、それがファンクなリズムを中心に奏でられているっつうか…、ギターそのものも全体的にフランジャーがかった音で叩きつけるようなサウンドが特徴的。そしてもちろんハネまくるくらいのハネまくりのハネちゃってるリズムのドライブ感が凄い。バックのリズム隊も本気でジャムセッションだよ、これ。面白い試みだなぁ…とじっくりと聴いてしまった。

 ただ、やっぱりこの手のテクニシャン集団モノになるとどうしても演奏に力が入ってしまっていて、曲そのものの良さとかが違う次元に行ってしまうんだな。そこが好みの問題という分かれ道なんだろう。自分?いや~、いい加減な性格なので聴いて凄い、って思う所がいくつかあればそれは聴いて良かったって思うので楽しみましたね。「Live Ep」は確かにライブ盤だからこの熱さが出ているんだと思うし、張り詰める緊張感もライブならではの世界。スタジオ盤ではこういうテンションなかなか出てこないもんね。しかし凄いテクニックの応酬で…よく見たらドラマー日本人なんですか?凄い人がいるもんだ。



Black Country Communion - 2

Black Country Communion - 2 (2011)
2 Black Country Communion
Black Country Communion - Black Country Communion Black Country Communion

 ちょっと前からLed Zeppelinのドラマーだったジョン・ボーナムの息子のジェイソン・ボーナムがZeppelinトリビュートバンドってので、Zeppelinをカバーしたバンドでツアーしていたりするのが気になってたりするんだけど、そんなニュースよりも後に知って、ジェイソン・ボーナムがここ最近よく仕事してるってのにちょっとびっくり。それまであまり表舞台に出てくることもなかったので、Zeppelinの再編時のドラミングから仕事が増えたのだろうか?

 リリースされたばかり…、日本盤はまだリリースされていないみたいだけど、そのジェイソン・ボーナムがドラマーとして参加しているバンド、Black Country Communionのセカンドアルバム「2」が出てきた。もちろんボーカルとベースはグレン・ヒューズで、ギターにジョー・ボナマッサも健在と言うファーストアルバム「Black Country Communion」と同じ布陣で挑んだ意欲作となっている。現代に於けるスーパーバンドという様相は相変わらずだが、このテンションの高さとレベルの高さは他に類を見ないかもしれない。こんな親父連中のバンドでこんだけ気合入ってるってのは偏にジェイソン・ボーナムのZeppelinに対する思い入れの強さから来ていたり、ジョー・ボナマッサのハードロッカーとしての側面だったりするが、それらを上手く統率しているのがグレン・ヒューズってトコですかね。

 いやさ、最初の「The Outrider」からぶっ飛びなリフとパワーとpエネルギで攻めまくってくるんですよ。続く「Man In The Middle」でも思い切りZeppelinな風味だし、それも嫌味なくパクリでもなく弱さもなく、力強い自信に溢れたバンドのパワーで迫ってくるんだから実力派は違う。Zeppelinが80年代にZeppelinとしてハードにやっていたらこんなのもあったかも?って思うような「Save Me」という曲もかなり面白い。どっから聴いてもJimmy Pageが思い付きそうなギターのフレーズとジョン・ボーナムのドラミングそのままじゃないか、と思わせるほど父親に肉薄したジェイソン・ボーナムのドラミング。鍵盤奏者は元Dream Theaterの人らしいが、これもまたかなり研究された音とフレーズが入っていて、いやはや思い切り大作風の味わいを出している、見事な作品。傑作なんじゃないか、これ?ボナマッサのギターもかなり雰囲気を意識したフレーズだけど、さすがにソロは独自の個性が出ていてZeppelinってんじゃあないところも良い感じ。グレン・ヒューズの才能出しまくりの歌声がロバート・プラントの声とはもちろん異なるんだけど、太くて良いな、これ。

 しかし、ここまで太くて重くて古臭くて新しいサウンドって久々に聴いた。ロックってのはこういう音があって然るべきだろ、と。今後どんな風に進化させているのだろう?そもそもそんなに長持ちするバンドだとは思っていなかっただけに「2」が出たのはちょいとびっくりした。「3」もあるのだろうか?そしてアルバムタイトルはZeppelinと同じような付け方で進むのだろうか?なんていうオマージュの面白さも興味深い。「Black Country Communion」の時もこのプロさ加減が凄いと思ったけど、「2」に至っては更にそのパワーが弾けて突き進んでいるっていう面が出ているし、更にこの短期間でこれだけのクォリティのアルバムが出てきたってのが凄い。気合入ってるよ、Black Country Communion「2」。聴いておいて損しないのは間違いない白熱のアルバム♪





Johnny Winter - Guitar Slinger

Johnny Winter - Guitar Slinger (1984)
ギター・スリンガー [紙ジャケット仕様] [初回限定生産] サード・ディグリー [初回限定盤] [紙ジャケット仕様]
Guitar Slinger - Johnny Winter Guitar Slinger 3rd Degree - Johnny Winter 3rd Degree

 弾きまくりギタリストと言えば自分的に思い出すのはやっぱりJohnny Winterだったりするんだが、この人も時代と共に音楽性は結構変化していて、もちろん根底はブルースなんだけどやっぱり商売ですからねぇ…ってなことが所属レーベルによって変わるっつうか、そういうのあってアメリカ人らしいなと。そういえば最近ようやく初めて来日公園して、エラく好評だったんだが、やっぱり全盛期に来てほしかったよなぁ1990年の来日公演が実現していればねぇ、もっともっと違ったのに、とチケットまで取って中止になった恨みを呟いてみる(笑)。それで先日の来日公演は行ってないんですがね、いや、椅子に座って弾くジョニー・ウィンターってあまり見たいとも思わないからかな。ビデオとかで見るジョニー・ウィンターの指さばきが印象的なんですよねぇ…。だってさ、親指でベースライン弾きながら他の指でソロ弾いてるんだよ、信じられる?もう人間ワザ超えてました。

 Johnny WInterがアリゲーターレーベルに移籍したことによる効果ってのは自身の作品以外にマディ・ウォーターズのアルバムプロデュースなんかも含めてかなり波及的な効果を挙げていたハズ。そこに自身の1984年リリースの作品「ギター・スリンガー」をぶち込んだのだが、これがまたどういうワケか結構売れたんだな。何でだろ?このヘンからJohnny WInterって言う名前が世に出始めてきて、いわゆる商業的には全盛期が始まるのだった。

 しかし「ギター・スリンガー」って何で売れたんだろ?特に凄いアルバムって感じでもないけど話題だったのかね?それともこの頃ってブルースがブームだっけ?いや~、わからんけど、クラプトンが魂売ってた頃って言えばそうかもしれないので、その頃に聴いたJohnny WInterってのは本物のブルースメンだ~っていうかっこ良さがあったな。SRVは新生ブルースメンって出てきた頃。何はともあれ、Johnny Winterが意を決してアリゲーターから思う存分、これまでのように飾ったり売ることを考えたりしないで好きにブルースを自分流にやってみたアルバムが「ギター・スリンガー」。全部カバー曲ばかりらしいけど、全然そんなの気にならないし分かるほどでもなかったのでひたすら聴いたな。聴きやすかったってのもある。音もモダンだしさ。それでいてギターの音はしっかりとアグレッシブに弾いていて、教科書みたいなアルバムだった。久しぶりに聴いてるんだけど、やっぱりセンス良いなぁ。70年代ほどアグレッシブには弾いていないけどブルースに忠実に、そしてエレクトリックで個性を出して弾いてる感じ。ジャケットも何も全部新生ジョニー・ウィンターってところだったんかな。



Rory Gallagher - Notes from San Francisco

Rory Gallagher - Notes from San Francisco (2011)
Notes from San Francisco Stage Struck
Photo Finish - Rory Gallagher Photo Finish Live At Montreux - Rory Gallagher Live At Montreux

 ロックのギターってやっぱかっこ良いよなぁ…とここ最近そんなのばかり聴いていて思う。色々なスタイルがあるけどやっぱり弾く人の熱い思いが込められた人間的な感情が表現されている音が好きだ。テクニカルでなくても不器用でもギターに表れてくるものだし、それが音を通じて自分にも響く、そんなのにたくさん出会えているし、まだまだ出会えるだろう。バンドの音圧のパワーにも感動するけど、ギターと言う側面から聴く情感の響きってのは直接ね、来るんです♪そんなギターの筆頭株と言えば、多分十中八九の人が賛同してくれるだろうロリー・ギャラガー。これがまたさ、未発表作品をまとめてくれて、且つその時期のライブをセットにしてパッケージも新たにリリースされました。

 「Notes from San Francisco」とのことで、今更何故に?って気もするが、これまでにも様々なアルバムのボーナストラックとして収録されていた未発表曲をひとつのアルバムとしてリリースしてくれたDisc1のスタジオ録音盤。完璧に出来上がってるのでおぉ~と思っていたが、いきさつについては今回初めて知った次第。アルバム録音済だったもののもっとシンプルに力強いロックアルバムに仕上げ直したいってことでやり直したものが1979年にリリースされた「Photo Finish」らしいが、その前の録音盤ってことだ。ってことはロリー・ギャラガー本人はあまり好ましく思っていなかった作品ってことだな(笑)。まぁ、今更そんなの気にすることもなく、本人が存命であっても今回の作品は出されたことだろう。何せ聴いてみてわかるように、とんでもなくロックなアルバムなんだから。全然シンプルだしロックだし、重いしギターもそりゃロリー・ギャラガーらしいプレイが炸裂しているし、楽曲の質も相変わらずのレベルをキープしているんだから。リリースしない手はない。

 こうして聴くとねぇ、やっぱり器用な面も多くわかって、スライドにしてもさ、普通に弾いている音にしても音色変えてるのもよくわかるし、更にボーカルがかなり迫力あるしさ。ここから更に作り直すってのはそりゃ反感買うだろうよ…。それでも妥協しなかったロリー・ギャラガー、見事だ。

 更にライブ名盤アルバムとして名を馳せている「Stage Struck」と同じツアーになるのかな?1979年のライブから丸ごと記録されたライブがDisc2に入っててさ、初っ端から超強烈な「Follow Me」が始まる。この曲はホントにオープニングを飾るには最高にキレがあってかっちょ良い。エラく調子の良いライブなんじゃないの、これ。「Stage Struck」よりも熱いって思うんだからそりゃおかしいくらいのテンションだよ。もっと前にリリースされていればより一層ロリー・ギャラガーのファン層が広がったかもなぁ。こんな魂の塊みたいなギターを弾ける人ってホント貴重。いないよねぇ。聴いてるだけで熱くなってくるもん。そんな人間臭さとアグレッシブさが堪らなく響く今日この頃…ってか昔からか(笑)。そんな気分にさせてくれる作品が新たにリリースされたのは実に喜ばしい。是非是非「Notes from San Francisco」を聴いてみて下さい♪







Funkadelic - Standing On The Verge Of Getting It On

Funkadelic - Standing On The Verge Of Getting It On (1974)
Standing on Verge of Getting It on Maggot Brain
Standing On the Verge of Getting It On - Funkadelic Standing On the Verge of Getting It On Maggot Brain - Funkadelic Maggot Brain

 強烈な何か、強烈な刺激、刺激的な音を求めている日々、多分ここ最近の多種多様なストレスが溜まっていたので、聴くものもそんな刺激的な世界を求めているのだろう。そんなゆとりを持てるのも久々かもしれないなぁ。いやね、色々あるじゃないですか、生きてるとさ(笑)。でもね、このブログはしっかりと存続させていきたいので継続的に安定的に続けているんですよ、そうじゃないと何でもすぐ辞めちゃうのって簡単じゃない?ただ好きで始めてるからね、やっときたいんです。…そんな気持ちで既に6年くらい経つのかな、ここ。エライなぁと思う。小学1年生が中学1年生になるくらいでしょ?いや~、その間でロックに目覚めた人がいたらもう結構博識になってきているんじゃないの?そんな時代と共に育まれたロック好きの行き着く先は…ブログです。

 いやいや、そんな話はともかく、刺激的なものってことでやっぱりFunkadelicだろ、って。ロックの側面だけでなくその実態はParliamentっつうP-Funk集団なワケでね、実際何がなんだかよくわからんのですが、普通に別のバンドで別のアルバムっつう聴き方してていいんでしょう。だからそうやって聴いてみて最初の「Maggot Brain」が超強烈だったんで、かなり好きなんだよね、Funckadelic。ただあんまり追求し切れていないのもあって、それはやっぱり実態がよくわからないからっつうのはあるが…、そういうのを無視して音を聴きましょう。今回は1974年にリリースされた「Standing on Verge of Getting It on」です。知ってる人は今更?って感じでしょうか、うん、凄い強烈なアルバムだし曲がいっぱい入ってる。

 特に冒頭2曲はもうStevie Salasなんて可愛いんじゃねぇの、ってくらいに強烈なファンキーハードヘヴィーロックで唯一無二の世界。エディ・ヘイゼルっつうのはホント強烈な個性を出してる。この「Standing on Verge of Getting It on」ってほとんどエディ・ヘイゼルの創りだした世界ってことなので、余計にかもしれないけど、凄いんだ、これがまた。Parliamentではやり切れていない宇宙空間に飛び出そうとするくらいのギタープレイを思い切り歪んだギターで舞い上げてくれる凄い世界観。ロックの歴史にもっと登場させるべきだよな。どうしてもP-Funkの流れがあるからロックの歴史には出てこないんだが、これはもう圧倒的なロックです。ブラックというカテゴリに出すものではなくて良いんじゃない?ジミヘンみたいなもんだよ。ロック小僧なギタリスト小僧は絶対に聴いてみて損しないね。白人では出せない圧倒的なリズム感とフレーズがある。

 Funkadelic面白いなぁ。ただ、アルバム全部が凄い~っていうのじゃなくて途中で飽きるってのがちょいと問題なんだが、バリエーションは豊かなハズ。でも何故かね、途中で…(笑)。いやいや、それでもきちんとアルバム聞いていきたいな。これまであまり手を出していない分野だから余計にね。



Bootsy Collins Rubber Band - Bootsy? Player of the Year

Bootsy Collins Rubber Band - Bootsy? Player of the Year (1978)
Player of the Year Ahh the Name Is Bootsy Baby
Bootsy? Player of the Year - Bootsy Collins Bootsy? Player of the Year Ahh... The Name Is Bootsy, Baby! - Bootsy Collins Ahh... The Name Is Bootsy, Baby!

 ちょっとファンクモードに入ってみたので、立て続けに本家本元からちょいと外れた路線を漁ってみました。まぁ、あまり詳しい世界じゃないので適当に聴いてみるしかないんだけどさ、そんな中からP-Funk総帥御大の別バンドによるリリース作品からひとつ。P-Funkってさ、ここでも何回か登場させてるんだが、毎回聴く度に奥の深さを感じる。もっとね、脳天気で単調なファンクが中心かと思ってたらその実結構シリアスに内面に向かった世界ってのもあって、確かにそれもトリップする世界ではあるんだけど、ちょっと意外だったんだな。

 ってなことで1978年にリリースされた御大Bootsy Collinsの作品「Player of the Year」。P-Funk的には結構充実した時期の作品で、ParliamentでもFunkadelicでも傑作が続出している時期のようだ。もちろん自分はそんなに聴いているワケでじゃないのだが、歴史的にそんな感じだ。そしてこの「Player of the Year」を聴いた印象…、すごくSly & Familystoneっぽいつうのかね、気怠いファンクの代表的な作品かも。グイグイと引っ張るノリのファンキーじゃなくてSly & Familystone的なフワァ~って言うかったるさ…言うならばラリってる最中の音とでも表現するのが適当か。何か甘ったるい香りがプ~ンと漂ってるもんなぁ(笑)。なかなか日本人なロック小僧にはわかりにくい世界か。

 さて、それでもエラく心地良く聴けるのは暑い気候の中で聴いているからだろうと。レゲエにしろダブにしろ、こういう甘ったるいファンクってのが何でまたこういう暑い世界では似合うものなのだろうか。全てのやる気を喪失させる魔力を持っている音楽だよ(笑)。そんな聴き方をしてしまっているので真の「Player of the Year」というアルバムの凄さにはまだまだ気づいていないのかもしれない。恐ろしく凝っている世界だとは思うが、そういう側面を感じさせることなくラリらせてくれるんだもんね。心地良いです、の一言♪



Stevie Salas - Bootleg Like A Mug!

Stevie Salas - Bootleg Like A Mug! Live In Japan (1991)
ブートレッグ・ライク・ア・マグ スティーヴィー・サラス・カラーコード
The Sun and the Earth - The Essential Stevie Salas, Vol. 1 - Stevie Salas The Essential Stevie Salas BE WHAT IT IS - Stevie Salas Colorcode BE WHAT IT IS

 ちょいとファンキーなギターロックが聴きたくなった。ジミヘン?う~ん、もっとファンキーなのが良いなぁ…と考えてみるとなかなかそんなギタリストも多くはない…、はて、誰の音を思い出してそう思ったんだろうか?あぁ、そうか、Stevie Salasだ、きっと(笑)。Funkadelicではない、と思うが似たような部分あるからエディ・ヘイゼルかもしれないな。その辺はまた追いかけるとして…。Stevie Salasって鳴り物入りだったのにデビューしてしばらくしてレコード会社とトラブって結構潰された感があって、実際はどんな経緯があったのか知らないけど、いきなり失速させられたみたいな所あったんだよね。そうなる直前に実現していた日本公演があって、しかも日本で人気があったのか売るためか、恒例の日本限定でのライブ盤もリリースされてた。これが結構好きでさ。

 1991年にリリースされた「ブートレッグ・ライク・ア・マグ」で、もちろん日本公演のライブをわずか8曲しか収録していないけど当時は十分に迫力を味わうことの出来たライブ盤。ワイルドだよなぁ…、アルバム「スティーヴィー・サラス・カラーコード」で聴けたファンキーさよりももっとロック色が強くて多分Stevie Salasのスタイルとバンドとの間にやや差があったんじゃないかっつう感じもするが、その辺は後のTMスティーブンスあたりとのジョイントで解消されたことでもよくわかるか。

 はて、この「ブートレッグ・ライク・ア・マグ」だが、冒頭のBGMから前説…お得意のファンキー系は大体こんな前説が付くんだが、これがまた結構盛り上がる前説。そして強烈な「Stand Up!」でワイルド&ラフなスタイルが炸裂。どんどんとグルーブが加速していく様がありありとわかるのも凄いが、更にこのライブアルバム「ブートレッグ・ライク・ア・マグ」の嬉しいトコロはまだ最初期のライブなのでカバーが多くを占めているってことだ。知った曲のStevie Salasバージョンがいくつも炸裂してくれるので、聴き甲斐があるってもんで、例えば「Hey Joe」なんてね、ここまでジミヘンのバージョンからファンキーに変化しつつ、更にジミヘン的ギターをきっちりと弾いているっつう不思議なアレンジ。初めて聞く人には結構衝撃与えられるんじゃないか?ジミヘンがこんなアレンジしててもおかしくないもんな。かと思えばオリジナルな「The Harder They Come」でジミヘンの迫る宇宙を実践、そしてまたジミヘンの「Little Wing」を忠実にカバー。ここはもう成り切ってるので何ら違和感なく舞い上がれます。そんな感じで白熱させて、最後にはJBの「Sex Machine」…、うわっ、強烈。ここまでファンキーにプレイできる人もいないんじゃない?ギターがここまで跳ねてるってのはないよ。さすがにP-Funkの中で育っただけあるStevie Salas。このへんの味は真似できない。

 こんな路線でもっともっと盛り上がってほしかったよなぁ。Stevie Salasの失速はもったいない。それでももちろんきちんとシーンに今でも残ってるんだから真の実力があることは間違いないんだけどね。最近のアルバムもまた聴いてみようかな。



Van Halen - 5150

Van Halen - 5150 (1986)
5150 1984
5150 - ヴァン・ヘイレン 5150 1984 - ヴァン・ヘイレン 1984

 なんでだろ?急にVan Halenが聴きたくなった。んで、別に気兼ねするもんでもないから普通に聴くんだけどさ、ファースト「Van Halen」とか「1984」ってのはもう散々聴いていたアルバムだし、ちょっと違うのでも…と物色してみてふと思った。「サミー・ヘイガー時代のVan Halenって聴いたことないぞ、自分…」と。リアルタイムで通ってたからそりゃま多少は耳にしていたけどさ、アルバムをじっくりとかきちんと聴いたことはない。Van Halenってバンドにそれほど興味がなくってエディのギターとかに興味あったからだろうけど。ま、それでもやっぱりロック的な香りを発散していたデイブ時代のダークさってのが好きだったからかね。

 1986年にリリースされた新生Van Halenの傑作アルバムと言われている「5150」をようやくちゃんと聴きました。やっぱり超アメリカンな底抜けに明るいバンドになっていて、それでこそ世界を制覇するバンドの貫禄になってるんだけど、個人的な好みで言えばまるで受け付けない…ってか違うバンド。違うバンドとして聴く分には凄いアメリカンハードロックバンドだ~っていう感じ。それでいいのか(笑)。でもさぁ、こんなに底抜けになっちゃって…、でも、確かに思い切りやりたいことをやってるってのはわかる。鍵盤にしても音も凝ってたり音にカネかけてる感じするもん。ギターとかもさ、テクはもちろん変わらないけど、出すところでしか出しませんっていうような曲が多いし…、まぁ、音楽家だからそういう方向になるのもしょうがないが。そしてサミー・ヘイガーの歌…、暗さのカケラもない超アメリカン。上手いし。見事にバンドとマッチしてるってのはわかるなぁ。

 オープニングからこの掛け声かい?う~ん、でした(笑)。ただ、凄い。凄さは圧倒的でVan Halenの歴史の中でも多分「1984」と「5150」は筆頭株に来るだろうね。ただ、問題はAC/DCみたいにそのボーカルの差を感じさせないバンドが良いのかここまでガラリと変わるバンドが良いのか、だな。いや、どっちでも良いんだけど(笑)。しかしエディのギタープレイはホント超人になってきた。テクってこういう風に披露しないと単なるギター小僧で終わっちゃうから、見事だよね。しかし、この鍵盤…、やり過ぎじゃね?それもちょいと自分的に受け付けない部分かな…、いや、どうなんだろ…、どハマりする人はすごくハマるのもわかるが…。







Andrea Corr - Lifelines

Andrea Corr - Lifelines (2011)
 最近情報収集している時間がなくて結構忙しい…。聴いてる時間も以前よりも結構短くなってるのがちょいと難点ではあるんだが、それでも気になる人達の新作が何タイトルかあって、そのヘンも漁っておかないと…とやりたいことは山のようにある。が、なかなかそういう時間が取らせてもらえないのが辛いなぁ。そして誰もそんなことは気にすることなく一人でストレス抱えて生きてるんだ(笑)。ロック聴いてるとそういうのも忘れられて良いんだが、聴く時間がなくなるとかなり悪循環。

 …、いいや、グチは(笑)。

 閑話休題

Lifelines テン・フィート・ハイ
Ten Feet High - Andrea Corr Ten Feet High Champagne from a Straw - Single - Andrea Corr Champagne from a Straw

 The Corrsが活動を休止してから既に5~6年は経過するんだから、お子様たちもそのくらいの年頃になっていて、後10年くらいしたらまた活動を始めてくれるかな。三姉妹はそれぞれ結婚して幸せに暮らしているそうな…、多分。そんな中音楽シーンに早々と返り咲いたのは長女シャロンだったワケだが、二児の子持ちとは思えないスタイルの美しさを披露してくれた新作「Dream of You」をちょっと前にリリース。滑らかなアルバムと音楽で音楽的品位が高い作品だった。そして次女のキャロラインは家庭生活を満喫しているようで、音楽シーンへの復帰は今のところ見られない。そして三女のボーカリスト、アンドレアが「テン・フィート・ハイ」から4年ぶりの新作をリリース。その間に結婚もして子供はどうか知らないけど、アルバムジャケット見る限りはかなり大人びた雰囲気に変貌しているので、やっぱ色々あるんだろうなぁ、なんて見てしまうんだが、あどけなさは無くなったのかも。

 新作「Lifelines」をリリースしたばかりで早速聴いてみましたよ。そもそも音楽性がどんなのとかあまり気にすることもなく、ポップスターの歌い手っていう位置付けだったんで、ロックとか何とかっていう聞き方はしなかったけど、随分と「Lifelines」の中味も大人びたものばかりで、ポップスってのともちょっと違う、いわゆる女性歌モノ的な作品。もちろんプロデュースは相当な布陣だったりバリエーションも豊かだけどさ、どこかBGM的な心地良さって感じだ。それもアダルトな雰囲気でね。だから大変良い作品に仕上がってる。自分的な好みで言えばまるで違うから、やっぱりThe Corrsってのはジム兄ちゃんのセンスが生きてたバンドだったんだと実感。ジョン・レノンの「No.9 Dreams」をやってるのはどんな意味なんだろうか?もっとアイルランド色を出してもらった方が良かったんだけどねぇ。

 それでもやっぱりアンドレアのソロ作で。聴き心地はThe Corrsの歌声なんだから良いんじゃない?と思って何回も流してます(笑)。心地良い~♪





Dread Zeppelin - Un-Led-Ed

Dread Zeppelin - Un-Led-Ed (1990)
Un-Led-Ed Re-Led-Ed the Best of
Re-Led-Ed - Dread Zeppelin Re-Led-Ed Live: Front Yard Bar*B*Que - Dread Zeppelin Live: Front Yard Bar*B*Que

 暑くなってきた所で、何気にレゲエをちまちま聴いていたりするのだがそういえば、ってことで思い出した。一昨年くらいから夏場に取り上げないとな~なんて思ってて、なかなか出すタイミングを逸していたおかげで本ブログ初登場となる有名バンド?まぁ、一過性と思いきや、割と継続的にアルバム出したりしていて実力派だったんじゃないのか?と言う側面がクローズアップされたりしたんだが、なるほど、今聴いてみれば確かに凄い才能だったのかも…。

 Dread Zeppelinの最初のアルバム「Un-Led-Ed」…、1990年のリリースかな。まだまだこういったパロディやコメディ的なことに大して批判的ではあった時代かなぁ。多分Kingdome ComeのクローンによってZeppelinのパクリってのはご法度、っていうムードもあったのかもしれん。ところが、そんなのを一蹴してしまうほどの本格的な敬愛とオリジナリティを込めて作られたのがDread Zeppelinかも。人によって最初に聴いた曲って違うと思うけど、何と言っても「Heartbreaker」がウケた。もちろんZeppelinの「Heartbreaker」が基調のレゲエナンバーだが、そこにプレスリーの「Heartbreak Hotel」が入ってくる始末。一体何事?ってくらいによく出来てた。一躍有名になったものだ。

 それから20数年、改めて聴いてみると、どの曲も見事なテクニックとカバーセンスを出しながらもしっかりとオリジナリティを示した才能が凄い。Zeppelinの曲はもうこれまでにほとんど出尽くしてるんじゃないか?それも見事なもので、意外とZeppelin好きな人が夏にレゲエを聴くと心地良いかも~なんて感じで聴くには丁度良い感じでのバンドかも。知らない曲じゃないし、それでいて重くないし、上手いし。爽やかで快適でした(笑)。こんなZeppelinへの接し方もあるよなぁ、と思わせる部分は見事。時代を経て聴いてみればなかなか高評価なんだよなぁ、Dread Zeppelinって。「Black Mountain Side」とか見事だよ。まぁ、どの曲もしっかりコピーする所はしているし音も凝ってるし、学ぶべきところは意外と多い。うん。ナメちゃいかんかった。

 ちなみにthe WhoやTe Doors、レナードの「Free Bird」やパープルの「Smoke On The Water」なんてのも恒例のアレンジでリリースされていたりするのでロック好きには結構楽しめるレゲエです♪





Stevie Ray Vaughan - In Step

Stevie Ray Vaughan - In Step (1989)

 1980年代後半の会話…

「最近SRVって全然名前出てこなくなったけど知ってる?」
「いや、ドラッグに溺れてそのまま消えてったらしいよ」
「ふ~ん…、ロックだな。」

イン・ステップ S.Ray Vaughan

 何かつい最近の事のように思い出した(笑)。実際にね、そんな会話した記憶があったんですよ。SRVって結構衝撃的でさ、1985年には来日公演してて、自分は行ってないけど、それなりに日本では盛り上がったりしたし、それから何年もアルバムリリースとか音沙汰なくて…、せいぜい日本公演のライブアルバム「Live Alive」が出た程度だけど、その頃も今も「Live Alive」を聴いてスゲェ~って感動するくらいのライブアルバムではなかったんで…、いや、どこか大人しいっつうか迫力がなくてね。そんなこともありつつ、80年代末期になってきてさ、そんな会話したんだな。まだアルバム制作中とかそういう情報もオンタイムで入ってくるワケじゃなく、雑誌を片っぱしから読んでればわかるかもしれない情報源が頼りで…。まぁ、ドラッグ中毒でってのは確かだったワケだが、そのまま消えて行くってことはなかったな。

 1989年にリリースされていて実に前作「Soul to Soul」から4年ぶりってことだからデビューして3年間で3枚のアルバム出して4年休んでのアルバムリリースってワケだ。後になってからSRVのキャリアを紐解いていくとこの頃のSRVが荒れまくってたってのもわかるんだけど、当時は全然わかんないワケ。ま、だから「イン・ステップ」が出た時は嬉しかったよね。知って店に行ってすぐ買ったもん。ところがさ、正直な感想書くと、イマイチだったんだ、「イン・ステップ」。何かかっちりしたリズムの上でSRVが頑張ってるだけでグイグイとドライブするビートとかリズムとかバンドの雰囲気とかじゃなかったんだよ。今聴いてもそれは思うし、だからと言って悪いとかどうかはともかく、自分的に聴いた時にそう思った。極端な話がリズムトラックはギターを聴かずに録音して、その上でSRVが気合入れて弾きまくってるっつう感じでチグハグに聞こえちゃった。実際どうだったのか知らないけど、もっとバンドのドライブ感とかを期待してたんだろうね。ライブのビデオとか見てると同じ曲でもそんなに違和感なくやってるから多分録音時の問題なんだろう。おかげであまり聴かなかったアルバムになってる。やっぱ最初の三作を聴くもん。それかライブ。

 ってな経緯もあったから今またちゃんと聴いてみた。最初の印象はそれほど変わらなかったけどさ、SRVが気合入りまくってるってのはよくわかる作品。でも、どこかこんなもんじゃないだろ~って思う部分はあるなぁ。期待し過ぎなのかなぁ。今本人が存命で「イン・ステップ」を語るとしたらどんな位置なんだろ?そう思って止まない作品ではある気がする。正直、この「イン・ステップ」を聴いてブルースの録音って今の時代じゃ難しくなっちゃったのかな、と思ったのもある。ロバート・クレイとかの音も全然モダンでさ、昔のブルースな雰囲気な音が出てなくて…、多分せ~のって言う一発録音じゃないからなんじゃないかな、と。もちろんそれで可能性を広げることもたくさんあるんだろうけど…。なんて余計なことばかり考えちゃったな。そんなの抜きにして「Leave My Girl ALone」なんていうブルースを聴いてシミジミとしててもいいか…、これぞSRVと言わんばかりの気合のブルース。ドラムとベースも鍵盤もちゃんと同じ感情込めてほしかったなぁ~。

 なんて、聴けば聴くほどに好きなSRVなので文句は出るが、ギターと歌はもう涙なしで聴けないくらいのエモーショナルな作品です。今じゃボーナストラックでライブもいっぱい付けられたお得なアルバムとしてリリースされているので再度聴き直してみるのもいいかな、なんて。



The Police - Outlandos D'Amour

The Police - Outlandos D'Amour (1978)
Outlandos D'Amour (Dig) Synchronicity (Dig)

 車に乗ると勝手にCDかHDDの中の音が流れるのだが、もちろん自分で入れているので何が入ってるかは知らないハズもないけど、何が流れるのかは知らない。そしてiPodと同じく今じゃ大量に音楽が入っているので自分でもその辺の驚きは刺激を楽しむことが多いのだが、今回滅茶苦茶音と環境とイメージと雰囲気が一致してしまって、ちゃんと聴こう~ってことでワザワザ家に戻らずにアルバム聴き終えるまで車を走らせたという珍しい対処をしてしまった。いや、普段それなら言えに帰って聴くんだけどさ、何かさ、他の要因も含めて気持良かったからそのまま楽しんじゃったんだよね。

 The Policeのファーストアルバム「Outlandos D'Amour」です。1978年リリースなんだな。パンクシーンを利用して出てきたっていう通説も確かにあるんだけど、1978年ってそんなにパンクでもないな。ってか、多分The Clashがレゲエやダブに接近したパンクバンドだったから、思い切りレゲエをロックに取り入れたポリスはその流れってことだったんだろう。まぁ、ルックスも結構攻撃的ではあったし、スティングに至っては映画「さらば青春の光」のモッズリーダーってイメージもあったワケだろうし。ところがスティングの自伝とか読んでるとものすごく軽くこの映画出演の話が書かれていて、ポリスの活動の最中に急いで間に合わせて片付けて~みたいな感じだったんだよね。もっと気合を入れてたのかと思ったんでちょっと肩透かしだった。まぁ、それだけポリスの活動に力を入れていたってことだろう。パンクムーブメントなんかもサラリと書いていたような気がしたけどな。一度軽く流し読みしただけだからあまり覚えてないけど(笑)。

 それはともかくポリスのデビューアルバムともなった「Outlandos D'Amour」、全く驚くことに今でも、こないだの再結成ライブでも頻繁に演奏されるくらいの名曲群が並んでいる。しかも完成度が高いので後のアルバム群と比べてもポリスの音楽ってのはレベルに差があまりないんだよな。プロ中のプロ的に狙って作っている感じでソリッドでタイト、無駄なしで練られている。だからすごくかっこ良いんだな。ファーストアルバムでここまでの完成度ってなかなか出来ない。そして音楽性の一貫性が高々と貫かれているのでブレないのも大したもんだし、それでいて楽器的には全然凄いことをやってるワケじゃない。一体何なんだ?ってくらいにレベルが高いね。まぁ、そんなこと気にせずに気持よくノレるってのが重要だが、ビート効きまくりっていうんでもないしな、不思議。心地良いんだよね、結局は。「Next To You」でビート利かせて刺激的に迫って「So Lonely」でやんわりしたかと思ったら途中からビート利かせてグイグイ進むし、「Roxanne」は言わずもがなのレゲエ~カリプソ風味なポップソング。更に単調だけどドラムパターンが耳を引く「Hole In My Life」、各人が忙しくスウィングしまくる「Peanuts」はややアメリカンな世界を意識している?そして「Can't Stand Losing You」もお得意のレゲエ乗りからメロディのはっきりしたスタイルと言う黄金のポリスソング。全くよく出来たアルバム。

 ポリスはねぇ…、80sにモロに被ったから良く聴いたな。どちらかっつうと「Synchronicity」から遡ったクチだけど、この「Outlandos D'Amour」でエラくハマった記憶がある。そういう意味じゃジャンルはまるで異なるけどVan Halenと同じで「1984」で出会ってファースト「Van Halen」にハマったっていう…、他の作品は結構後回しだったりするっつう(笑)。ふと流れてきた曲からまたまた一気に聴いて楽しんだアルバムでした♪





Roy Buchanan - Loading Zone

Roy Buchanan - Loading Zone (1977)
Loading Zone When a Guitar Plays the Blues

 割と地味ながらもニッチなファンにウケていて、その数がそれなりだった場合、またミュージシャン的にも非常に才能のある人っていうアーティストも多いし、そういう人はなかなか恵まれた商売にはならないで純粋な音楽人として全うしきれないっていう面もあったりして、ミュージシャンという職業の難しさを垣間見ることもあるのだが…。まぁ、極小的なモノの見方なので実際にはもの凄い人気があったりするのかもしれないし、よくわかんない。ただ、あまり会話に出てくる事の多くない人ではあるよな、と。

 Roy Buchananという稀代のテレキャス使いの牧師さんなブルースギタリスト、それでいてブルースの枠にまるで収まりきらないアグレッシブな音像を打ち出したりすることで聴いている者からはかなり宇宙な世界に走っている感の強かった人。純粋にブルースを弾いているアルバムってのが実はそんなに多くなく、もしかしたら自分の認識がブルースギタリストと思っているだけで、Jeff Beckと同様に最先端の音を追求していくギタリストなのかもしれない。そんなジェフ・ベックはロイ・ブキャナンを同士として崇め、ロイ・ブキャナンに捧ぐ、なんつうタイトルでアルバムに曲を収録したりしているくらいだ。だから、多分ジェフ・ベックと同じベクトルにいた人なのだろう。

 そんなロイ・ブキャナンが1977年にリリースした「Loading Zone」という作品。別にたまたま手に取ったのが「Loading Zone」だっただけで、その実ロイ・ブキャナンに関しては結構なアルバムを持ってて聴いてたりする…。自分的な最初の出会いは「When a Guitar Plays the Blues」だったので、この人はブルースギタリストだけどちょっと透明感のあるギターでエフェクターなんかも用いるけど…っていうギタリストだったんですな。ところがアルバムを色々聴いていく中で、どうにも不可思議な音を出していることも多く、「?」ってな感じだったんですけどね、まぁ、大人になってくるとそういう取り組みもわかるってもんですよ。実際「Loading Zone」というアルバムでも恐ろしくバリエーション豊かなギターの音が散りばめられていてブルースっていうフォーマットに拘った曲なんて大してないし、驚くのはカントリータッチの曲まできちんと収録していて、ロイ・ブキャナンというギタリストの幅広さを出している。もちろん宇宙なトーンによるジミヘンばりの世界もあったりするのだが……。そうだな、ホントこの頃のロイ・ブキャナンってジェフ・ベックに近い感覚かも。ギターだけで世界感を表すというのか…、ギターのトーンだけが固定的な特徴を出しているので、聴き慣れているとロイ・ブキャナンのギターだ、とすぐわかるのも意外な一面。妙に速弾きとかもあるのでホント器用な人です。

 結構コンスタントに活動していた時期だったんだよなぁ、70年代って。一年に一度くらいのアルバムリリースでさ、いつも実験的な面があって。でもロイ・ブキャナンがライブでギター弾いてる姿ってあんまり映像は見たことない。なんかのセッションなんかで弾いてるのとか見たことあるけど多分80年代だから70年代のは全然見てないな。後でYouTube探してみよう~。



Faces - Coast To Coast/Live

Faces - Coast To Coast/Live (1973)

ロッド・スチュワート & フェイセズ / ライヴ 馬の耳に念仏(紙ジャケットCD)

 暑い天気の中、ふとアイスクリーム屋さんに入ってみる。うん、たまにはこういうアイスクリームなんかもよろしいねぇ~、なんて注文して食べているのだが、何やら聞き覚えのあるメロディと声がBGMで流れているではないか…。こういう所で予期せぬ音楽に出会うと結構ご機嫌になるってもんだ。Facesの「Stay With Me」だったんだけどさ、このタメの効いたノリが堪らなくかっこ良くてね、ここのところ聴いてなかったので余計に響いた。シンプルなR&Rってのはやっぱり良いね。

 オリジナルアルバム的にはもちろん名作三枚目の「馬の耳に念仏(紙ジャケットCD)」に収録されているんだけど、そちらは以前に書いたことあるので、丁度BGMで流れてきたバージョンがライブだったので、ロニー・レイン脱退後、即ち山内テツが加入した後のライブアルバム「ロッド・スチュワート & フェイセズ / ライヴ」を取り上げてみた。何と言ってもですね、自分がFacesと言うバンドを初めてまともにアルバムで聴いたのがこの「ロッド・スチュワート & フェイセズ / ライヴ」だったんですね。ロックに目覚めてFacesの名を知る頃にはもちろんFacesのアルバムなんて全然手に入らない頃でさ、唯一この「ロッド・スチュワート & フェイセズ / ライヴ」だけは割とよく見かけたんで聴けた。その割にはなんかイマイチかな~なんて若気の至りの頃は思ってたけどさ、もちろんしばらく聴いているとフムフムって感じでR&Rを楽しむようになるんだが、どうしてもロッドのソロ曲に違和感あったりしたんだな、多分。今じゃロッドのソロ作も大体聴いて知ってるし、それこそFacesとロッドの境目もなく楽しめるライブアルバムってことで良いんだけどね。

 Facesとロッドのソロからアチコチ散りばめられて好き勝手にライブで演奏してました的なライブが詰め込まれているので、この頃のFacesというバンドがよく分かる。ロッドの勢いとロン・ウッドのギターとイアンのピアノはかなり上機嫌ではあるが、どうしてもドラムのドタバタさと山内テツ氏のベースがやや浮き気味な面は否めない。ライブで生で聴いている分には全然楽しめるライブだったことは間違いないだろうけどね。まぁ、そんな細かいことこだわらずに楽しもう、ってスタンスではホントにこんなにシンプルなくせに唯一無二のR&Rバンドっていうのが凄い。ロッドの歌声とノリなんだろうね。それにしてもジミヘンの「Angel」を全盛期のロッドが歌うっつう奇跡のようなカバーが涙を誘うし、その後の「Stay With Me」のかっこ良いこと…、好きだねぇ、この曲。グイグイと迫るヘタウマギターとロッドの歌声に、このドライブスする曲調。それにアルバム上最後はジョン・レノンの「Jealous Guy」だけど、まぁ、実際の曲順はどうだったか知らないが、ロッドの歌だもんねぇ。やっぱFacesってヘンに器用だった部分あるよな。

 な~んて感じでR&Rと言いつつもロッドの曲が結構入ってるので割と聞かせる曲も多くてさ、期待したほどR&Rばかりじゃないのが良いのか悪いのか…、でもね、良い曲ばかりなのは確かだ。今でもあまり評価されていないアルバムみたいだけど、別に悪くはないし、数少ない音源の中で全盛期にリリースしたライブアルバムなんだしさ。やっぱ時代の空気はパッケージされているもん。



古井戸 - 古井戸の世界

古井戸 - 古井戸の世界 (1971)
古井戸の世界 オレンジ色のスケッチ
古井戸の世界 - 古井戸 古井戸の世界 オレンジ色のスケッチ - 古井戸 オレンジ色のスケッチ

 後に日本のロック界のキース・リチャーズとの異名を取ることにもなる仲井戸麗市が最初にシーンに登場してきたのは1971年頃の事だった。凄い時代だよね。そんな頃に既にロックとは言わないけどギター持って歌ってたって言うのがさ、それでいてず~っとロックシーンを引っ張っていながら今でも何か動けば話題にはなるし、若いギタリスト達にもしっかりとあとに続く路線を描いているし、もう40年もやってるってことだ。

 1971年にリリースされた古井戸のデヴューアルバム「古井戸の世界」。日本のこの時代って学生闘争とか盛んなころで、ギターを持って世間に訴えるみたいなのがあって、それがフォークソングってものだったワケで、フルイドのフォークってのもそういう側面はあったんだろうと思う。何かに反発反抗するならフォークを持って訴えろ、みたいなね。顕著なのは頭脳警察なんだろうけど、まぁ、あまり詳しくないのでそれぞれのバンドやグループの志向って言えないんだけどさ。ただ、音を聴いているとどうしても時代背景を意識せざるを得ない特徴的な歌詞だったり雰囲気だったりするからついつい気になってしまう。単純に音楽を楽しもうという思想で作られていないのがフォークの世界だったりする…。

 えっと、この古井戸はそういう側面がよくわからない。ってのはさ、歌詞にしても凄く日常を描いているから主張を明確にすると言うようなスタンスでもないんだろうな、と聴けるし、それよりも単にフォークバンドじゃないんだぜ、ってのがあって、「あした引越します」とかもの凄くバンド的な音で英国サイケと同様の音色に近い音を醸し出している。ベースもウネウネしてるし、多分チャボのギターも心地良い音色でオブリが刺さってくる。やっぱり単にギター持ってロックだ、と叫んでいる輩とは大きく異なる背景がある人なんだなと感じるよね。どこか英国トラッドの雰囲気すら感じる曲があったり…ってか近いものあるし、同じレベルでの重さってかさ、へぇ~っていう発見多数。「さなえちゃん」がヒットして云々ってあるけど、後追い世代的にはあんまり関係なくて、アルバムを楽しめる。

 以降RCサクセションへと流れていくんだけど、RCだって最初はフォークなワケで、それがどうしてああいうバンドに進んでいったのか…、時代の変化と音楽の変化とその才能がマッチして初めて成功するワケだから化学反応だ。そんな背景を紐解くためにも重要なユニット「古井戸の世界」ですね。





上田正樹とSOUTH TO SOUTH - この熱い魂を伝えたいんや

上田正樹とSOUTH TO SOUTH - この熱い魂を伝えたいんや(1975)
この熱い魂を伝えたいんや
この熱い魂を伝えたいんや - 上田正樹とSOUTH TO SOUTH この熱い魂を伝えたいんや ぼちぼちいこか+6tracks - 上田正樹と有山淳司 ぼちぼちいこか+6tracks

 全く同時代に憂歌団などと同じ大阪で同じ黒人音楽をルーツとした上田正樹と言うこれまた一人の突出した歌い手が出てきている。上田正樹の方は黒人音楽っても圧倒的にR&Bやソウルの流れを汲んでいたもので、東京では清志郎がソウルとロックを目指したのに大阪の上田正樹は圧倒的のディープで真っ黒なソウルとR&Bにハマり込んで行った。当然ながらシーンの周辺として存在していた憂歌団達との絡みも出てくるんだけど、似て非なる黒人音楽への情景ってこともまた面白い。

 ライブでその熱さをヒシヒシと伝えてきてくれるアルバムを最初に出してきたことで自分のやりたい事と路線を明確に示した、更にライブだから生々しい音ってのもウケがよかった上田正樹の1975年リリースの名盤「この熱い魂を伝えたいんや」。昔はあんまり好みの音じゃなかったから熱さを認めつつもそれほど熱を入れて聴くものでもなかったけど、失敗だったね。こういうリズムとか跳ねノリとかグルーブってのは普通の音楽聴いてても出てこないし学べないよ。どうしたらこんなに黒いノリが出せる日本人になるんだ?ってくらいに黒い。真っ黒。音もあまり良い録音じゃないってのがまた雰囲気を黒く近づけていて迫力満点。オープニングの「South To South」というテーマ曲からしてもうグリグリのサウンド。一体何なんだ?ってくらいにグリグリくるから多分ハマり込めます。

 オルガンとかの音が古臭くて良いのかね。それに加えてもちろんだけど上田正樹の声が太くはないけどソウルフルでどこか悲しげっていう響きも面白い。ギターとかも凄い上手いしさ、よくこんなメンツが集まったもんだ。世界の音楽シーンから見てもさ、ボウイがプラスティックソウルに目覚めたのも1974年頃なワケだからほぼ同時代にこのソウルフルなサウンドをここまで出していたっていうのは凄い。あまりにも熱くて濃すぎて疲れてくるってのはあるが、確実に歴史に残る名盤になってます。

1991年に再結成ライブ盤「"シンパイスナ,アンシンスナ~サウス・トゥ・サウス’91ライヴ"」が出てるんだ…、知らなかった。



憂歌団 - 憂歌団

憂歌団 - 憂歌団 (1975)
憂歌団 セカンド・ハンド (紙ジャケット仕様)
憂歌団 - 憂歌団 憂歌団 セカンド・ハンド - 憂歌団 セカンド・ハンド

 日本の代表するラグタイムブルースバンド憂歌団。一般的にはブルースバンド、として語られることが多くて、自分なんかは聴いてみたブルースっつうよりもラグタイムだよなぁとか思うんだけど、日本のブルースバンドってのはこういうもんなのかと思ってる人も多分多いと思う。アコースティックブルースだけど、やっぱりラグタイムな方が音楽的には強い気がするもん。別にジャンルにこだわる気もないけど、エレクトリックでブルースギターを奏でるってのとはちょいと違う、ってことだ。歌詞に重きを置いて…それも地域密着志向で親しみやすい素朴で本能的な歌詞だから良い。大阪ってのもあってユーモア混じりの歌詞とMC、そういうのを自然に取り入れて他の地域の誰も真似できない世界を作ってきたバンド。

 1975年にアルバム「憂歌団」でデビューしたワケだが、これがもう飾り気なしの素のまま。活動休止するまでブレることなくこの路線でバンドが緩やかに流れて行ったのも特徴的で、ユニークな存在。ファーストアルバム「憂歌団」では代表的な「おそうじオバチャン」が入ってるからそこでハマるんだけど(笑)、その前に「ちょいとそこ行くネエチャン」とかね、歌詞の印象ではそんなのが残る。ま、冒頭の「嫌んなった」って曲のイントロはともかく木村さんの歌が入った瞬間に「うわっ」って思うもん、凄いアクの強い歌声でさ、正に歌うためだけに生まれてきたんじゃないかっつう歌声で、しかも心地良くロールするバンドの音。今の時代にはなかなか出てこれない昭和の古臭さをしっかりと引きずったままのバンド、時間を止めているバンド、そんな感じを持ってる。

 やっぱ日本語だからかなぁ…、しっとりと聴いて心に染み入るってのはリラックスするものある。ラグタイムってどういうのがあるんだろ?って気になるんだが、なかなかそういう探し方してなくて同じような系統の音を探しきれていない。もっとも憂歌団のアルバムやライブだって全部見聞き出来てないんで、まずはそこからだろってのはあるが…。ファーストの「憂歌団」、セカンドの「セカンド・ハンド」そしてライブ「生聞59分」、と立て続けに独特の個性を際立たせた一連の作品が面白い。



Albert King - Live Wire/Blues Power

Albert King - Live Wire/Blues Power (1968)
Live Wire/Blues Power Live
Live Wire/Blues Power (Live) [Remastered] - Albert King Live Wire/Blues Power (Live) [Remastered] Albert King: Live - Albert King Live

 ブルースの世界はやっぱりカントリーとほぼ同時代を生きてきた頃に遡るワケで、カントリーほど明確に歴史が判別しないのは時代と属性の違いなのだろうが、50年代にはジャズと共にブルースというシーンもしっかりとあったワケでしてね、それこそ戦前ブルースなんて世界があるくらいだしさ。今を生きるブルースミュージシャンもそんな時代からプレイしている人もまだまだいるのだ。残念ながら1992年頃には亡くなってしまったけど、レスラー顔負けの巨体でフライングVをかき鳴らす偏屈モノの風体を成すAlbert Kingです。

 1968年にリリースされた、多分Albert Kingの作品の中では最高にかっこ良いフィルモアでのライブ盤「Live Wire/Blues Power」です。入ってる曲数は少ないけど、とんでもなくヘヴィで味のあるブルースギターをたっぷりと聴けるのでオススメ。更に言えばあのフィルモア・ウェストでのライブ録音ってことで、しかも1968年でしょ?まんまMike Bloomfieldの名盤「Live at Bill Grahams Fillmore West 1969」と同じ音で録音されていると言っても良いくらいの音色。会場の雰囲気とかはもちろんなんだけど、フレーズも似てるのがいっぱい出てくるからさ、2曲目の「Blues Power」とか聴いてると誰のライブ聴いてるのかわからなくなるくらいに大好きなブルースメンフレーズの嵐。後にSRVもそっくりと言われたけど、そんなフレーズも山のように出てくる。ただねぇ、このトーンはこの人のこの生指弾きじゃないと出てこないだろうなぁ~という音。

 良いなぁ…これぞブルースと言わんばかりのフレーズと音でさ、ソロ中の掛け声も自然に出てきてて、これはもう顔で弾いている部分も多いよなぁと想像できるくらい聴いてても熱くなる。あとはね、バンドを自分の意のままに動かしていて、Albert Kingとバンドの演奏のタイミングがばっちりなんだ。アイコンタクトとか音での感触とか…、見事なまでにライブを味わえる傑作。Albert Kingの他のどんなアルバムを薦められたとしても「Live Wire/Blues Power」を真っ先に聴くことをオススメしたいよね。危うい音のフレージングも含めて最高に痺れるライブアルバム。こんなの聴いてたら自分がいくらブルース弾けますって思っててもなかなか出てこれないだろうよ。しかもさ、音が多分これフェンダーのアンプなんだろうなと思うのだが、リバーブが自然に気持よく掛かってて独特の空気感♪ これも新たなる発見ですよ、うん。こんなの聴いてたら惚れるワケですよね、SRVさんもね♪



Otis Redding - Pain In My Heart

Otis Redding - Pain In My Heart (1964)
Pain in My Heart Dock of the Bay
Pain In My Heart - オーティス・レディング Pain In My Heart ライヴ・イン・ロンドン&パリ 1967 - オーティス・レディング ライヴ・イン・ロンドン&パリ 1967

 60年代ってのはロックがシーンに出てきてビートルズが出てきて、どうしてもそういう見方が中心になってしまう自分の偏った世界観なんだけど、オーティス・レディングの来歴とか見てて、そうだよなぁ、この時代ってほとんど同じ頃にオーティス・レディングやJBなんかも出てきてたんだよな、と。もちろん英米の違いはあれど、そしてどっちが民衆にアピールしていたのかってのは結果論として、また時代的にも反映されていた事実だったとは思うけど、同時代の同じシーンにいたミュージシャン達だったんだ。つくづく才能溢れる豊かな感性のミュージシャンが多かったのだなと実感する。

 1964年にアルバムデビューを果たしたOtis Redding、もちろんその前にシングルなどでシーンには登場していたのだが、アルバム的には「Pain in My Heart」が最初のようだ。亡くなったのが1967年12月なんだから如何に短命に終わった偉大なるシンガーだったことかがわかる。自分的にはオリジナルアルバムをきちんと聴く機会の少ないアーティストの一人で、名前だけは昔から知ってたし「Dock of the Bay」とかのアルバムは聴いてたから凄さは実感してたんだけど、なかなかこの手の音楽をどっぷり聴くことがなかったのだった。そんなこともあってちょっと聴いてみたいな、って思ったのがちょっと前。それでも全然ハマって聴きまくるってほどでもなくって、ちと気楽に…って感じ。せっかくだから…と思ったらさ、アマゾンでは5CDセットで2000円台ですよ。う~ん、この安さって凄い。せっかくだからたくさん一気に聴こうってのもわかるけど、結局こんだけ情報が一気に入ってくるとおろそかになるんだよねぇ。まぁ、欲深い自分ってのは治らないものだろうけど(笑)。

 さて、「Pain in My Heart」というオーティス・レディングのファーストアルバムだが、この後のライブで聴けるほどの熱いぶち切れるような歌い方ほどではないけど、やっぱりオーティスだよ。声の音圧が違うのが一発でわかる。バックはソウルってほどでもなくってロックに近い迫力あるけど、やっぱ全然違うんだな、ロックとは。当たり前だけど、暑苦しい(笑)。機材がしょぼいからこんな迫力なのか、やっぱり今でも稀代の歌手なのか…、今じゃ伝説だから真実はわからないけど、感情表現や迫力も含めて残された音を聴く限りでは稀代の歌手だろうと感じる。感情がねぇ、歌詞なんて全然わかんないのに相通じるムードがあるもん。激しいのなら激しいパワーを感じるし、ロックにないストレートさと言うのか暑苦しさの出し方ってのがあるよなぁ、この手のモノって。

ファイヴ・オリジナル・アルバムズ
オーティス・レディング
ワーナーミュージック・ジャパン (2010-08-04)
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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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