Green Day - Awesome As Fuck: Live

Green Day - Awesome As Fuck: Live (2011)
Awesome As Fuck: Live/+DVD 21st Century Breakdown

 若いバンド、新しいバンドってことでそんなにきちんと聴いていたことはないけど、ちょっと前からなかなか面白いんじゃないの?って感じで気楽に耳にしていたのがGreen Day。メンバーってもう40歳近くなんだよね。即ち80年代のロックから育っている世代で、そういうものと古いロックを吸収している世代だったんだ。自分と結構近いなぁと思ってみれば割と親近感が沸く。そういう意味ではNo Doubtなんかもそうで、意外と年取ってから出てきているんだなっていうのがアメリカにはあるんだよね。多分今でもそういう年代のバンドとか多いと思う。

 そんなグリーン・デイの集大成ライブアルバムってことで話題の「Awesome As Fuck: Live」。日本公演のライブも収録されているってので結構好意的に迎え入れられているようなのと、自分的にはジャケットの勢いも頼もしかったのでちと聴いてみたかったんです。グリーン・デイのライブなんて生で見たことあるのかな、あるかもしれない。でも、テレビでは何度か目にしている。パンクなファッションだけどメイクもしててオシャレな感じ。あとどこか可愛らしげな面があるのでウケるのかね。ポップさが強い。楽曲の面だとかなりメロディのしっかりしたポップ調のパンクチックな楽曲で日本で言えばビートパンクみたいなもんだろう。そこに往年のロックへのオマージュが入ってきた面白さ。

 「Awesome As Fuck: Live」は正にベスト選曲とも言える曲が並んでいて、近年の歴史が詰め込まれている。アルバム「21st Century Breakdown」のツアーだから「21st Century Breakdown」からの曲が多いんだけど、「21st Century Breakdown」って好きなんだよね。「American Idiot」よりも好みかもしれん。それをライブでプレイしているのがナマナマしくて勢いがあってノリが凄い。ライブバンドです、グリーン・ディって。観客の扱いも上手いし自分たちもしっかりと乗っている感じだし、傑作ライブ盤かも。面白いのアチコチの会場で行われたライブを組み合わせているんだけど、そういう違和感は全然なくって常に全力投球している姿なのだろう、引き締まった演奏で実に良い。



New York Dolls - Dancing Backward in High Heels

New York Dolls - Dancing Backward in High Heels (2011)
Dancing Backward in High Heels Live at the Fillmore East December 28 & 29 2007

 奇しくも2011年にもなってからまさかハノイ・ロックスのマイケル・モンローの新作「センサリー・オーヴァードライヴ」と同じ時期にニューヨーク・ドールズの新作もリリースされるなんてことが起こり得るとは夢にも思わなかった。New York Dollsの後継バンドとも思えるHanoi Rocksという位置付けで、そのHanoi Rocksですら伝説のバンドになっていたのに再結成、そしてNew York Dollsも再結成、そこにはHanoi Rocksのベーシストだったサム・ヤッファが参加していると言う構図も意外性に富んでいて夢馳せたものだった。今回のNew York Dollsの新作「Dancing Backward in High Heels」には残念ながらサム・ヤッファは参加していなくて、Michael Monroeの新作には参加しているという面白い図式。何とも贅沢な掛け持ちだったものだ。

 さて、そのNew York Dollsの「Dancing Backward in High Heels」だが、今回はかなり驚く感じの印象を受けた。どうにもR&R色からアコースティックと言うのかフォークと言うのかアメリカンな印象と言うのか、やや異なった雰囲気に聞こえたんだよね。ただ、アルバムを通して聞いているとやっぱりNew York Dollsの音か…、と言うよりもデヴィッド・ヨハンセンの声だなぁとつくづく思ってしまうのだが、どこかラモーンズと同じような曲調が多くて、ラモーンズ的なポップさとメロディアスさが印象的。だからと言ってR&R色がないワケじゃなくて、しっかりと軽快なR&Rしてる。でもそこはヨハンセン、さすがに毒気があるのだな。

 New York Dollsって…、いいのか。ヨハンセンがDolls的なR&Rを繰り広げているという解釈もできるんだけど、しっかりとDollsの音ではあるな。そのバランスが不思議で、やや中途半端かもしれない。でも、聞いてるとやっぱカッコよい。その辺の良さはなかなか一般的じゃないんだろうな(笑)。ラモーンズに向かいたいのかなぁ…、なんて思ってしまう。ん?いや、凄い良作でパンクだよ、やっぱり。音の系統がどうあれ、New York Dollsってバンドは最高にR&Rでパンクなバンドだもん。ジャケットからしてイカしてるでしょ?




Michael Monroe - Sensory Overdrive

Michael Monroe - Sensory Overdrive(2011)
Sensory Overdrive: +DVD アナザー・ナイト・イン・ザ・サン

再結成ハノイ・ロックス解散から半年でソロバンドライブアルバム「アナザー・ナイト・イン・ザ・サン」をリリースしてくれて意気込みを見せてくれたマイケル・モンローが半年強でスタジオ作品新作「Sensory Overdrive」をリリースしてきた。ハノイ・ロックス時代終盤のフラストレーションが思い切り発散されているのか、自分の大好きなR&Rとオリジナル作品が詰め込まれた作品に仕上がっていて、ジャケットもちょっと面白そうで期待して聴く。

 様々なロックを好んで聴く自分だけど、もちろん主要なバンドってのはオールドタイムなロックバンドが多くて、そんな仲間と会話している時にロック話をしていていつも驚かれるのがハノイ大好きなんだ、っていう側面。どうもオールドタイムな好みとハノイというのがマッチしないらしいんだよね。まぁ、そりゃそうだろうか、とも思うけど…、そう言えば古くからのロック好きの仲間にハノイをはじめとするグラム系を好む友人っていなかったな。自分だけで結構楽しんでた気がする。ま、今の時代はブログやらネットやらがあるので全然気にしていないんだけどね。

ってことでマイケル・モンローの新作「Sensory Overdrive」を楽しむ。楽しむってもこの人の場合オリジナルもカバーも何も全部マイケル・モンロー風になってしまうので独特の毒気のあるR&Rばかりが詰め込まれていてまるで成長しないんで、想像は付くんだな(笑)。それでもかなり楽しめるってのが不思議。もっとも長続きしないんだが…。今回もサム・ヤッファとジンジャーを従えての力作で、もっともっとジンジャーのメロディアス志向が出てくると面白いんだけど、どこかギタリストとして前に出ないようにしているのかな、もっと実力あると思いたいんけどな、ジンジャーって。ところどころの曲には「お。ジンジャー?」ってフレーズやメロディが聴けるんだが、そこはマイケル・モンローの個性で、色を消してしまうんだよね。存在感が圧倒的なんだ。

 レミーが参加してたり話題もいくつかあったりするんだが、どう聴いてもマイケル・モンロー好みの曲が散りばめられた作品で、傑作ってワケじゃない。でも意気込みは毎回よくわかるので出た時には結構な回数を聴く。ただ、以降そんなに聴くことがないのもいつものこと(笑)。今回の「Sensory Overdrive」は自分の中でどんだけの位置を占めるのかな、と自分でも楽しみな作品です。



Whitesnake - Forevermore

Whitesnake - FOREVERMORE (2011)
FOREVERMORE Forevermore: Boxset

新作ラッシュとなっている3月ももう終わりを迎えようとしているのか、早いな、全く。色々あったから余計に早く感じる面もあるけど、寒さがとにかく響いた一冬。日本が、と言うか地球がおかしくなっているという世紀末的側面をも感じながら新たな作品をいくつか立て続けに聴いてみた。聴き込みの時間はなかったのでパッと数回聴いた印象でしかないけど、割と楽しめたんだよね、これ。

 ホワイトスネイクの通産11作目?の作品「FOREVERMORE」。このバンドってかDavid Coverdaleのプロジェクト名でしかないWhitesnakeに成り下がってしまっているので、特に思い入れもないし、その実過去作品も無茶苦茶聴いたという程に聴いてはいないので、新しい作品「FOREVERMORE」を聴いてみても懐かしさも新しさも感じないというのは些か問題か。ただ、ハードロックというカテゴリに属していこうとする心意気を感じて更に還暦を迎えると言うキャリアからしても上手にシーンに合わせた音を作り上げていくというプロのビジネスマンとしてのスタイルはなるほどね、と唸らせる。

 …と皮肉はともかく、音は相変わらずのハードロック、ヘヴィメタ手前の音でよく練られているし、カバデール節炸裂しまくってるので、お得意分野でも言うべきか。ダグ・アルドリッジのギターなんだけど、自分的には音色が好みじゃない。カバデールの歌も昔のようなトーンじゃなくて、Coverdale Pageの時から使っているような歌声になってて、さすがに年のせいかね、なんて。悪くないから、と言うかこの歌い方の方が馴染んでる。実に聴きやすいハードロックが詰め込まれていてミディアムテンポ中心の大人の音。コーラスワークやメロディやギターの見せ所など外さないねぇ、ほんと。あまりにも統制が取れすぎていて飽きてしまうのは今に始まったことではない(笑)。

 結論的にはジャケットもゴージャズで売り出し方も見事で、つかみはバッチリだけど、そこまで。それにハメられて聴いたリスナーは多くを語らないような気がする。そこそこ売れるんだろうから、それで良いのかなとも思うし、これが今のWhitesnakeの姿ということだ。



Joe Bonamassa - Dust Bowl

Joe Bonamassa - Dust Bowl (2011)
ダスト・ボウル (DVD付) (初回受注限定生産盤) Black Country Communion

 毎年同じなんだろうが、3月ってのは新作リリースが結構ある月でしてね、今年も例外ではなく実に興味深い新作がいくつも出ている、とか出る予定なのが多い。自分の興味の範囲なので当然ジャンルもバラバラなんだけど、どれも古いロックに根付いたものってのは共通項かな(笑)。先日アメリカンなところに遊びに行くと結構日本語でも思い切りロックしたものが流れていて、多分最近のバンドだったりアーティストだったりするんだろうけど、もう全然本場のロックと大差ないレベルなんだな。特に日本の音なんだ、っていう部分もなくって、あれ?これ日本語なんだ、っていうくらいに馴染んだ音に仕上がっているもん。こうなるとそういうバンドとか聞いてみたくなるんだけど、単に流れているだけなのでどんなバンド名なのかもわからないしタイトルももちろんわからないので結局そのまま(笑)。iPhoneで何とかっつうアプリ入れてその曲を聴かせると検索してくれるのとかあるらしいけど、そんなの入れてないしさ、わかんないまま。またいつかどこかで聴くことがあるかもしれない…。

 さて、先日Black Country Communionでジェイソン・ボーナムとグレン・ヒューズって面々と驚異的なサウンドで圧巻してくれたJoe Bonamassaが今度はソロアルバム「ダスト・ボウル」をリリースしてきた。なんと言う変わり身の早さなのだろう(笑)。まずそのリリースの速さとタイミングに驚いたのと、中味を見て驚いた。自分的な目玉はですね、あのFreeの「Heartbreaker」をグレン・ヒューズの歌で収録しているってことだ。まずは最初にコイツを聴いてしまうわけですよ。邪道だけど。そしたらさ、ギターのフレーズももちろん見事に弾きこなしていて明らかにカッコよくなってるワケだけど、ポール・ロジャースに対抗するグレン・ヒューズの歌。う~ん、なるほど、おかしくない。おかしくないけど違和感はもちろんある。でも、さすが。ボナマッサのギターソロなんかも独特のプレイで的確。へぇ~、と楽しんだ一曲。

 それでですね、今回の「ダスト・ボウル」という作品なんだが、ボナマッサ的にはBlack Country Communionでロックに転身したってのも大きかったのか、実に伸び伸びとブルースロックをやり遂げている感じ。冒頭の「Slow Train」なんかでもイントロからして汽車の走り出す音を入れていて、その手法ってあちこちで聞いたことあるけどなかなか面白い。曲は単純な3コードだったりするのもボナマッサらしいが。アルバム収録曲については全体的に伸び伸びとしたギタープレイ、そしてかなり円熟度も高まってきたのもあるし、ロックフィールドでの曲が多いかなぁ。これまでもロック的だったけど、聴く側の意識が弾けたってのかね、速弾きもカマしてくれるけど、カッコよいな~。「Black Lung Heartache」なんてかなりLed Zeppelin的な曲の影響度を感じたボナマッサの回答って感じ。今の時代にこれほどエネルギッシュにアグレッシブにギターに魂込めて弾いてくれるのってそんなに多くないから曲はどうあれ凄く好きだ。Gary MooreとかRory Gallagher好きな人は良いかもしれないよ。





Free - Fire & Water

Free - Fire & Water (1970)
Fire & Water (Dlx) フォーエヴァー(数量限定生産) [DVD]

 さて、真打ちFreeの超名盤として名高い一枚。本ブログでコイツはまだ取り上げていなかったらしいのでここでの登場です。ロック名盤ガイドなんかでも必ず取り上げているだろうし、Freeの中でも多分代表作と言われることが多いはず。アルバムジャケットもFreeの代表写真と言っても良いくらいアチコチで目にするものだし、1970年の作品…すなわち41年前の作品としちゃあ、とんでもなくリアルに著名なアルバムだろうと思う。昨今のリマスター状況や再発などでいくつもの種類がリリースされているのでよくわからんのだが、自分的には圧倒的にA面4曲、B面3曲の計7曲なんですよ「Fire & Water」ってのは。

 もちろんBBCライブや別テイクや別ミックスなんてのも面白いし、その方が楽しめるものもあるけど、それはあくまでもオリジナルの7曲があるからでして…、それだって冒頭の「Fire & Water」は英国ミックスと米国ミックスじゃ録音されて使われているチャンネルが違うんだからそもそもシングルバージョンってのも入れてったら結構なバージョンが存在しててね、ギターソロとか聴いてると顕著にわかるんで、自分が持っているものが米国バージョンなのか英国バージョンなのか知っておく方が賢明ですかね。大ヒットシングルの「Alright Now」だってシングルバージョンは全然違うし、それこそ山のようなバージョンが聴けるのだな、今じゃ。昔もそこそこあったけど、昨今の発掘状況は異常なくらいで、嬉しい悲鳴です。

 「Fire & Water」は1970年にリリースされたFreeの三枚目のアルバムで、大ヒットを記録した一枚。ヒット曲の収録もあるけど、バンドとしてこんなに充実している時期をしっかりと記録しているってのもアルバムの良さに拍車をかけているんじゃない?何てったってPaul Kossoffのギターの艶やかなこと。ギターソロが聴ける曲全てでコソフの最高潮の泣きのギターが聴けるってなもんだ。ビブラートのキレイなこと。そしてなんともエモーショナルなフレーズの嵐で、ついつい引き込まれてしまうギターソロなんだよ。最近のギタリストにはこういう情熱がなかなか聞こえてこない気がする。比べちゃいかんけど。そしてアンディ・フレイザーの後ノリベースもここで絶頂を極める。ここまで音数少なく曲をタイトに保っていくというスタイルは間違いなくアンディ・フレイザーの仕業。サイモン・カークのドッシリドラムも後を押しているけど、このベースあってのリズム隊。その上でまだブルースをモノにしていない、だが自分のエモーションをきっちり歌い上げる技術は出来上がっているので丁度良いオリジナルなバランスでしつこくない熱唱ができるようになっているのだ。

 ヒット曲以外では結構渋い曲が多いのも特徴的で、「Heavy Load」ではピアノがフューチャーされているし、「Oh I Wept」なんかでも渋い旋律が繰り出されている。「Remember」はいわゆるFreeらしい楽曲とも言える作品かな。ギターソロ好きだねぇ、これ。「Don't Say You Love Me」も悲しい盛り上がりを見せるFreeお得意の楽曲だけどいわゆるロックなFreeじゃなくて徐々に白熱していく、それも一人で白熱していく英国的な作品。これこそFree的♪ヒット曲3曲はもう言わずもがなの作品なので様々なバージョンを楽しめるボーナストラック付きってことで良いんじゃないかね。

 ワイト島のライブが「フォーエヴァー [DVD]」に収録されているけど、これがまたとんでもないライブでさ。映像もあるからどんな雰囲気かは分かるけど、無茶苦茶Freeなんだわ、これ(笑)。音なら「Free Live」も同じ年のライブがあるから聴けるし、とにかくFreeと言うバンドの1970年ってのは充実しまくってて、この年の活動こそがFreeとも言えるくらいのアグレッシブな時期。翌1971年序盤くらいまでその勢いは続いて失墜…。ま、こんだけ魂使ってたらしょうがないかもしれないなぁなんて納得しちゃうもんね。



Kossoff,Kirke,Tetsu,Rabbit - Kossoff,Kirke,Tetsu,Rabbit

Kossoff,Kirke,Tetsu,Rabbit - コゾフ~カーク~テツ~ラビット (1972)
コゾフ~カーク~テツ~ラビット(紙ジャケット仕様) Kossoff,Kirke,Tetsu,Rabbit

 フリーの残党として当たり前に語られがちではあるが、実は意外性に富んでいるのが1972年にリリースされたKossoff,Kirke,Tetsu,Rabbitの作品「コゾフ~カーク~テツ~ラビット」なんじゃなかろうか。何が意外って…、Freeと言うバンドの各は今じゃ誰しもが知っていることだけど、Paul RodgersとAndy Fraserであって、プレイヤーという面はともかく作曲家って意味でこの二人が率いていたワケなのだな。だから空中分解したFreeの中でFree音が作れるのはこの二人だろう、という話だったのだ…。

 驚くことに「コゾフ~カーク~テツ~ラビット」という作品は、1971年の秋から冬にかけて録音されていて、メンバーはもちろん今では知られている名前の通り。Free時代の核ではなかった二人が一緒にやってるというだけで、アメリカ人のラビットと日本人のテツを入れた国際バンド。ところが出てきた音はFreeそっくりのサウンド。ベースのテツはAndy Fraserを意識したのか、後ノリのラインベースを弾いているところは見事にFreeらしさを出しているところ。はて、歌の方は誰だ?って話だけど、鍵盤のラビットとドラムのサイモン・カークという驚き。最後の曲は何とコソフ自らという代物だ。キャリアを通じてコソフの歌が聴けるのはこれくらいなんじゃないか?ソロアルバムはギターばっかりだったし。

 時代を考えれば割と話題にはなっただろうし、Freeの音を継承しているっていうのも認められやすい部分だったろうなとは思う。ただ、コソフのギタープレイがね、いや、凄くコソフらしいギタープレイで泣いているんだけど、あの熱気ではない。上手くセッションに参加して個性を出して弾いている、という感じでさ、マイルド過ぎるんかな。悪くないし熱演というレビューもよく見かけるんだけど、どうしても全盛期とは違う。そりゃそうか、と思うけど、半年前まで全盛期だったんだよ、コソフ君はさ。だから余計にちょっともの悲しい。それでも一生懸命弾いているのはわかるので聴くと感動はできる、できるけど…、ってのがこのアルバムの評価。自分では。あとはねぇ、ラビットのカントリー趣味が出過ぎちゃったところはあるかな。それで作品が面白いバランスになっているんなら良いけどね。

 後のFreeではこの中から2曲ほど取り上げているので、見事なPaul Rodgersバージョンにて聴けるのは完成形として嬉しい限りだが…ってかさ、Andy Fraser脱退した後って、結局この面々がFreeになるんだから、それもそうかって(笑)。今聞き直すとね、かなりレイドバックしたアルバム。まだ20歳過ぎたくらいなのにこんなにレイドバックしてていいのか?



Andy Fraser - Andy Fraser Band

Andy Fraser - Andy Fraser Band (1975)
Andy Fraser Band Andy Fraser Band / In Your Eyes

フリーと言うバンドを語る時、話題は必ずベーシストのAndy Fraserになることが多いはずだ。フリーと言うバンドの独特のあのノリを出しているのは紛れもなくAndy Fraserでしかなく、今に至るまでこのようなベースプレイを前面に出した人はいないし、こんなベース弾く人もいない。時代の産物なのか、どうにも他では受け入れられないタイプのベースなのか、とにかく稀有な存在である。それでいてフリーという伝説のバンドは今でも聴かれているワケだから奇跡に近い存在だったんじゃなかろうかと思うのだな。

 そんな天才ベーシスト兼ソングライターだったAndy Fraserが自身の名を冠したバンドの最初の作品「Andy Fraser Band」が1975年にギンギラギンのアルバムジャケットでリリースされていたのだ。今じゃCDでも手に入るからありがたいけど、なかなかアナログ時代は見つけるのが大変だったな、こういう中途半端な作品ってのは。いや、存在の中途半端さです。音じゃないです。存在ってのは、こういうソロ作品ってレコード屋のエサ箱になかなかなくて困るんだよ。フリーのコーナー見て「A」のコーナー見て、そしてロックじゃないところも探して…とやらないと出てこない。結局手に入れたけどさ。

 んで、聴く。ん?昨日Paul Rodgers聴いたからかこのAndy Fraserの「Andy Fraser Band」って、モロにPaul Rodgersが歌っているようなもんじゃないか。ってか、それをイメージした作品なんじゃないの?ってくらいに作風が似ている、似ていると言うよりも自ずとそういう作品が出てきて、それをPaul Rodgersが歌っていたからそういう印象になるってことか。単純に「Andy Fraser Band」って作品はフリーにかなり近い曲が揃っているってことだ。Paul RodgersはBad Companyで新しい世界を作り出していた頃で、Paul KossoffはブルースをベースにしたBac Street Crawlerで何とか起死回生を図っている頃、Andy Fraserは一人でこんなにフリーな音を作っていたのだ。

 ただね、録音がチープなのと楽器の音もかなりチープなので、如何せん作品としてのレベルが語られることが少ない。音楽そのものに関係ないことではあるけど、もっときっちりと録音されてればなぁとも思う。しかし、歌の上手さ、ってかこれほんとにPaul Rodgersだよ。ああいう歌の上手さはないけど歌のメロディとか出し方とか全く一緒。ここでベースプレイはほとんど全面に出すことなく、あのノリを出すワケでもなく、割と普通に弾いている印象、だが実際は結構弾いてるかも(笑)。再度聴き直したことでこのソロアルバム「」の価値ってのを何となく理解し始めた。Paul RodgersとAndy Fraserでこのアルバムのセルフカバーを思い切りロックにやってもらいたいと思う次第ですね。



Paul Rodgers - Now

Paul Rodgers - Now (1997)
Now Now/Electric

1993年の「Muddy Water Blues: A Tribute to Muddy Waters」で派手にシーンに返り咲き、以来それまでのフーテン状態から一気にビジネスマンと化してセッションやアルバム制作にライブ活動とここぞとばかりに働いてくれた人、Paul Rodgers。丁度時代はロック壊滅期とも言える90年代だったが、そんなことはなんのそのとばかりに独自の活動を繰り広げてくれました。「Muddy Water Blues: A Tribute to Muddy Waters」が好評だったし、往年の歌声復活ってのもあってファン側もきちんと認識して聞いていたし喜ばしかったもんね。

 そんなPaul Rodgersがカバーアルバムじゃなくてオリジナルアルバムとしては実は二枚目となる「Now」がリリースされたのが1997年。もっともソロアルバムって意味だけどさ。しかもタイトルが「Now」ってのは、この頃最も自分が充実しているってことを自覚していたらしく、今の自分を聞いてくれ、って意味で「Now」としたらしい。それに加えて、自信あふれる証明であるかのように「本作はライブ録音してます」と書かれているんだよ。つまりオーヴァーダビングを重ねたり音を修正したりしたスタジオアルバムではなくて、バンドのメンバーとせ~の、とライブで録音したってこと。もっともある程度被せた音はあるような感じだが、基本はライブ録音。だからものすごく一体感があって勢いも感じられる「Now」って意気込み。

 確かに凄い充実度だもん、聞いてみるとわかるけど、多分売れなかったのは、ってかイマイチ認知されないのは楽曲のインパクトのなさか。もうちょっとフックの効いた曲があるとよかったんだが、概ねPaul Rodgersの曲ってのは英国然とした説得力のある曲が多いので、キャッチーでフックの効いた曲と言うのは多くはないんだよ。それがモロにアルバムにも現れてしまっていて、もともとポップな曲を歌う人じゃないから本気でやると余計にこういうニッチな音になっちゃうのかもしれん。その代わり、歌がもの凄い本気度を聴ける熱唱ぶりなので聴けば驚くし、さすが、と唸る。初めて聴く人ならなんだこりゃ?ってなるのは間違いない。曲そのものは良作が揃ってて、かなりハイクォリティなんだけど、フックの問題だけ。レベルは凄く高いと思うもん。

 そしてバンドメンバーも今でも続けている面々もいるので、実はこっちの方が長いんだな。それくらい信頼できるメンバーになっている最初の頃の音なので興味深い。しかし歌上手いなぁ、ほんとに。BGMにしては聴いてしまうし、本気で聴くにはやや物足りないフック、困った作品だ(笑)。





Queen + Paul Rodgers - Return of the Champions

Queen + Paul Rodgers - Return of the Champions (2005)
Return of the Champions リターン・オブ・ザ・チャンピオンズ [DVD]

Queenのアルバムが様々なボーナストラックを付けてまたしてもリリースされたようだ。デラックス・エディションってことでかなりのボリュームになっているし美味しい楽曲がいっぱい入っているので買い直しのお薦めもしたいんだけどね、どれもこれも集めているというQueenコレクターにはあまり用がないコンテンツらしい。まぁ、コレクターってのはそんなもんだ。自分的にはどうか?う~ん、まぁ聴いてみたいけど結局昔から聴き慣れたものを一番聴くってことに変わりはないので、やっぱりおまけでしかないんだよな。もちろん聴ければ嬉しいし感動するのもあるだろうけどね。はい、素直にどこかで聴いてみますよ。それで面白けりゃまたここに登場するって感じですかね。

 さてさて、そんなことが気になったんだけど、そこからどういうワケかQueen+Paul Rodgersの最初のアルバム「Return of the Champions」を取り上げてみました。思えばこのブログを始めてすぐくらいにQueen+Paul Rodgersの日本公演に行ってて、ライブの感想ってのは取り上げていたんだけどアルバムとしては取り上げていなかったという自分の隙間を見つけてしまったんで(笑)。2005年だから、もう6年近く前になってしまうんだな。丁度本田美奈子さんが亡くなった頃だったような…。時の流れは早いです。

 2005年に話題になりまくりのとってもホットなジョイントで世間を賑わせたし、思いの外このジョイントの完成度の高さに驚いて感動したものだ。最初は一体どんな風になるんだ?と思ったし、Paul Rodgersが歌うQueenなんて想像できなかったしさ。ところが冷静にこの配役を見れば、Paul RodgersとFreddie Mercuryの共通点:ピアノもギターも弾くボーカリストというありそうでない項目があったのだ。なるほど適任かも。そして歌の上手さはもう定評があるし今でも更に上手くなっているんじゃないかっつうくらいのボーカリストだし。

 そんな期待を旨に抱いて聴いたんだな、ってかDVDの「Return of the Champion」を見たんだな。驚いた。最初は静かに始まって、Queenでも往年のスタート曲だった「Tie Your Mother Down」で幕を開ける。思い切りR&Rチューンだから問題なくPaul Rodgersもハマる。この辺からマジックが始まってしまって違和感なくこのジョイントを通して楽しめてしまうんだな。声が出ないとかかすれるとかそういうのはなくって見事に歌い上げているからさ、凄いなあ~ってしか思わなかったもん。どっちかっつうとQueenのカバーを中心にQueenのメンバーを入れたソロプロジェクトじゃないかっつうくらいの均衡を保った作品。

 いいね。賛否両論あるだろうけど、自分は「Return of the Champions」好きだね。Free+Bad Company+Queenなんて嬉しい合体じゃないですか。ブライアン・メイもハードロック大好きだしね。存分に楽しめる奇跡の合体。





David Minasian - Random Acts of Beauty

David Minasian - Random Acts of Beauty (2010)
Random Acts of Beauty

 ブログ仲間としてお世話になっている灰とダイアモンドと月の裏側の世界の風呂井戸さんが先日の自分のCamelのブログにトラバしてくれたために気になった音です。大体人から勧められるものとかってそんなに聴かなくてどっちかっつうと自分で気になったものばかりを追いかける傾向にあるので、その辺微妙なんだけど、あるんだよね、どこか琴線に触れるってのがさ。

David Minasianというマルチプレイヤーのミュージシャンである2010年の作品「Random Acts of Beauty」です。ジャケット見る限りはちょっと路線違うんじゃね?と思うんですけどね、これが中味は凄く、何と言うのかな、確かにCamel風味たっぷりな音世界。それもほとんど一人で演奏して歌っているっていう神業。なんなんだこの人は。出てくる音はですね、Mike Oldfield的とも言っていいかもしれないけど、クールな世界で、淡々と繰り広げてくる感じが多く、ホールズワースとか好きな人は好きなんだろうなぁ…。完成度は滅茶苦茶高くて、作品としては完璧。音楽の傾向もハードなものからもちろんプログレッシブやドラマティックな展開のもの、歌モノ的なのとバリエーションに富んでいる。ギルモア版ピンク・フロイドのような世界でもある。

 あの災害の後だからかな、こういうのが結構落ち着いて自分の耳に入ってきて安心感漂う音世界だった。だから冷たいという音じゃなくてクールな世界を紡ぎ出しているという感じだね。最後には涙出そうになるしさ。そういえば本家Camelのアンディ・ラティマーもギターと歌で参加しているので今の病状からしたらかなり貴重なセッションなんじゃない?




Moody Blues - To Our Children's Children's Children

Moody Blues - To Our Children's Children's Children (1969)
To Our Children's Children's Children (Reis) (Exp) On the Threshold of a Dream

 どこか幻想的で、それでいて牧歌的且つ実験的な精神でロックを奏でていることのできた60年代、ただそれだけで生き延びれたバンドは大して多くはないし、今語り継がれることもそれほどない。でも、中にはそういう時世を超えて聞かれるバンドもあるのも事実。まぁ、一般的にはプログレッシブロックというカテゴライズの中で語られることの多いMoody Bluesだが、全く革新的な取り組みを早期から行っていったバンドで、69年にしてもう5作目のアルバム、しかも2作目から続くコンセプトアルバムの続きをひたすら展開しているという全くプログレッシブな考え方に基づいたリリースとコンセプトなのだ。

 「To Our Children's Children's Children」という作品で、邦題は「子供たちの子供たちの子供たちへ」と言った直訳に近いものだが、それ自体はさほど自分も追及していないので、まぁ、いいかって感じはあるけど、アルバムの中味が凄い。まず、全然プログレッシブロックバンドといわれる部類に入るようなサウンドだけではないということ。Jethro TullやFamilyなどと同様、もしくはそれ以上に英国的でポップで実験的且つ軽やかなサウンドで、Moody Bluesの特徴はメロトロンの大々的な活用とコーラスワークの分厚さだろうと。そこはさすがに他のバンドと比べてはいけないくらいに徹底している。それと、アルバムのコンセプトに基づくために実に重厚な効果音というかBGM的にアルバムの隙間に流れるサウンドも徹底しているので特徴的。実際アルバムTo Our Children's Children's Children」に収録されている曲そのものはそれほど長いものはないし、一曲づつ聴いていれば実に軽快なポップソングとも言えるものばかりだ。

 それもそのはずMoody Bluesの歴史からしてみれば当たり前…、60年代中ごろにビートバンドとして出てきたんだから、根本的にはそういうセンスがあるワケだ。面白いのはそこからクラシカルな取り組みとメンバーの力量の確かさがバンドを高次の次元に昇格させたってことだ。多分。更にそこにアートワークやコンセプトという売るための世界観も加わってこの作品「To Our Children's Children's Children」では初の自主レーベルスレッシュルドからのリリースだったと言うのも見逃せない。アーティストが自分で出すレーベルの中ではかなりデザインセンスの面白いレーベルアートってのが自分が持つスレッショルドの印象でして…、そんなのアナログ人間しか興味ないだろうけどさ(笑)。

 しかし「To Our Children's Children's Children」もメロトロン強烈だなぁ…、更にマイク・ピンダーのギターも美しく刺さってくるし、Moody Blues聴くのも久しぶりだから、この独特の浮遊感もなんか心地良い。ただ、ず~っと聴いてるとちょっと濃厚な重さがあるね、そりゃそうか。



Procol Harum - A Salty Dog

Procol Harum - A Salty Dog (1969)
Salty Dog 月の光 +5(K2HD/紙ジャケット仕様)

Procol Harumと言えば、どうしたって「青い影」ってな話になるんだが、だからと言って一発屋なんかではなくってしっかりとバンドが存続していき、更に名盤も多数出しているという点が見落とされている傾向が強い気がする。時代を経ていけば行くほどにその存在感が一発屋的に見られている感じなんだよな。プログレとかに興味を持つ人はそうでもないだろうけど、普通にロックを漁っていくとどうもその辺しか手に取ることが無いような…。

 1969年にリリースされた三枚目の「A Salty Dog」という作品。黄金のメンバーが揃っていた多分絶頂期のひとつでもあった時代。ゲイリー・ブルッカーは当然のことながらもマシュー・フィッシャーと更にロビン・トロワーという名手がそれぞれの特性を生かしながらアルバム作成に臨んだ傑作。だから楽曲も当然バリエーションに富んでいて、プレイヤーとしての個性もかなり出ているのも面白い。冒頭の「The milk of human kindness」などはメンバーのバランスが見事に調和した作品とも言えるだろうし、以降の曲はプレイヤーこそある程度決まってくるものの、楽曲としては凄いクォリティのものが多く、Procol Harumと言うバンドの深さを物語っている。

 自分的にはこの頃…って言うのか、Procol Harumってバンドはあまりにもどよ~んとしすぎている感じがあって、それほど好んでは聴かなかったものだ。ガツンというロックの迫力じゃないからね。それがロビン・トロワーのギターを聴いていると結構出てきているのが面白くて、更に言えばロビン・トロワーが抜けてからのProcol Harumの方が好きだという傾向もあったりするのでした(笑)。いやいや、話を戻そう…。やはり英国らしいっちゃぁそうなんだけど、ちょっとロックと言うカテゴリには高尚過ぎるっつうかね、ゆったりと優雅に音が鳴りすぎているってのか、重厚な面が出すぎている。それこそがProcol Harumの特性だし、「青い影」から続いている雰囲気の良さ。ここが好き嫌い分かれるところなんじゃないかな。

 ドラムのBJウィルソンがさ、ボンゾに似てるってのと実際Zeppelin結成時に名が挙がったってのもあってちょっと面白い。確かにこのドラム、重くて音がでかい感じだもんね。



Taste - Taste

Taste - Taste (1969)
Taste Taste

 熱いブルースロック、と言えばとにかく浮かぶのがロリー・ギャラガーさん。ライブの熱気がなかなかレコード化できなくて不運なギターヒーローでもあったワケだが、今じゃそんな逸話も含めてロリー・ギャラガーというアーティストは人気のある、人間味のあるミュージシャンとしてしっかり認識されているはずだ。当時売れた売れないってのはもう昔の話として、今、何度も再発されて評価されているんだから見事なもの。芸術家は死後に評価される人も多いんだからさ。

 そんなロリー・ギャラガーが最初にシーンに出てきたのがTasteというトリオバンドでのお話。デビューアルバム「Taste」は1969年にリリースされていて、最初見た時はこのジャケットにおののいたものです。なんでまたこんなムサい瞬間をこんなに強烈な色に仕上げて出したのかね?なんて。ロリー・ギャラガー本人はどう思ってたか知らないけど、インパクトは絶大です。ただ、よく見ると、見事にムサ~い感じだもん(笑)。

 それはともかく、最初からロリー・ギャラガー節は全開でして、まだまだ楽曲がチープで展開も何もなくって勢いで曲を弾いているというような面も大きいので、アルバムとしては相当未完成。多様な取り組みしているので、どこかで方向性は見出したかったのかもしれないけど、どれも中途半端。ただしロリー・ギャラガーのギターのテクニカルさとワイルドさがしっかりと同居していて、やはり目立つ。そもそもロリー・ギャラガーとして、というのとTasteって大して差がないんで、実質のファーストアルバムってことになるんだよな、これ。言うならばバンドとしての主導権までは握っていなかったのかもしれない。アイルランドから皆で出てきたのであれば余計に民主主義だろうし。その辺はゲイリー・ムーアと似たようなところあるんだろうね。

 アイルランドか…、話逸れるけど一度行ってみたいな。あまり寒すぎない時に一週間くらい。ヒマかな(笑)。



Ten Years After - Undead

Ten Years After - Undead (1968)
Undead TYA

 やっぱり熱い魂の入ったロックを聴きたくなったので、70年代にプロコス・ハルムとのジョイントコンサートで日本に来たこともあるTen Years Afterです。ず~っとフォルダーに入れっぱなしにしてあって、出す機会がなかったんだけど、割とよく聴いていてさ、そのたびにかっこえぇ~って唸ってたんだが、無理やりの登場で一気にロックとブルースフィーリングによるこれこそロック!とばかりの名盤をご紹介♪

 1968年にリリースされた「Undead」なんだけどさ、これTen Years Afterの二枚目の作品なんだよね。だからまだファーストアルバム「Ten Years After」をリリースしただけで、あとはカバー曲を中心にライブしてた頃のいきなりのライブ盤なワケ。これはねぇ、なかなかないですよ。デビューアルバムがライブ盤ってのはまだわかるんだけど二枚目でライブ盤って結構ないよ。新鮮。それだけライブの熱気が凄かったんだろうな。そりゃまぁあの「ウッドストック」での「I'm Going Home」見ればわかるけどね。

 ってことで聴く♪ もう冒頭から熱い!熱すぎっ!同じ時代のアメリカのブルースロックなんかにも全然負けてないどころか勝ちまくってる。凄い。Alvin Leeの早弾きが取りざたされること多いけど、バックの面々の演奏力もアクションも凄いんだぞ。あんだけ頭振ってベース弾けるか?くらいだし、しかもオルガンも燃える。とにかく個人的にはCreamよりも熱い演奏で好きなのだ。もちろん全曲じゃないところがTYAなのだが。そしてブルースだけじゃなくて天才的にJazzプレイもバンドに持ち込んでいるし、ギターも見事なので感動的。ホント、かっちょ良いんだよ、「Undead」は。聴いたことない人には絶対勧める白熱ライブ盤。

 な~んてアマゾン見てたらなんとも驚くことにボーナストラック入れて曲を増やしたバージョンの「Undead」がリリースされているじゃないですか。まだ聴いてないけど、長くなるのは嬉しいね。ただ、5曲しか入っていないオリジナルの方が更に熱さが増しているのは確実だけど。ちなみに、5曲入りの曲は下記

1. I May Be Wrong, But I Won't Be Wrong Always
2. At The Woodchoppers' Ball
3. Spider In My Web
4. Summertime/Shantung Cabbage
5. I'm Going Home

ボーナス版:
1. Rock your mama
2. Spoonful
3. I may be wrong but I won't be wrong always
4. Summertime/Shantung cabbage
5. Spider in your web
6. At the woodchoppers' ball
7. Standing at the crossroads
8. I can't keep from crying sometimes/Extension on one chord
9. I'm going home

 う~ん「Spoonful」や「Crossroad」が気になるよね(笑)。



Gong - Shamal

Gong - Shamal (1975)
Shamal Gazeuse

 自分の中で消化し切れていないまま今に至るバンド、と言うのがもちろんたくさんある。ある程度聴いてきてハマったモノや二度と聴かないな、って言うものもそれなりに何回か聴いたり、ブログに取り上げるに当たって聴き直したり、新たな発見をしたりするものも多い。それこそが耳が肥えたと言うのか、年と共に聴き方が変わると言うのか、この変化というのはこだわりをなくしているんじゃない?みたいに思うこともあるが(笑)、いや、実際面白いなぁ~と思う基準が変わっているのは事実ですね。

 Gongと言うバンドが1975年にリリースした「Shamal」という作品。ギター的には一応脱退はしたけれどスティーブ・ヒレッジが弾いていて、その個性を実に見事に際立たせている作品なんだけど、この後のピエール・ムーランの名を冠したGongではひとつの世界観を打ち出してしまうので、その中間の作品として聴くもののようだ。そんな経緯知らずに聴いててさ、何か不思議だよなぁ、このバンドは、としか思わなかったもん(笑)。

 不思議な理由はですね、そもそもSoft Machineの残党となったデビッド・アレンのバンドだったわけだし、サイケでスペーシーな世界を広げていったバンドだったのに、ふらりと辞めてしまってさ、残ったメンバーが作り上げていった世界がこの妙にフュージョンに近いと言うのか試行錯誤した世界だったワケで、それまでの音世界って何だったんだ?とばかりの変化。後世になってこういう音が好きな人は聴いてみるとハマれると思うけど、プログレやロック畑から入ると、う~ん、ま、UKやBradfordとかBrand Xとか似たようなもんか、っていう聴き方もあるからいいのか。まぁ、自分的に好みではないけど、凄いよな、と。

 何かさ、色々な音が入っててどんどん展開していって歌も軽く入ってきて、それでいてバンドの演奏は完璧に凄い。結構人気ある作品になって良いと思うけどな、昔しょっちゅう中古レコードで見かけてて、まるで人気ないんじゃないかと思ってたもん(笑)。



Camel - Moonmadness

Camel - Moonmadness (1976)
Moonmadness - Germany Snow Goose (w/ bonus track)

 プログレっていう定義は実に奥深い。カテゴライズされることにさほど意味はないけど、プログレってあまりにも幅広いから困る。ジャンルがわかりにくいロックは全部プログレ、とでも言わんばかりのカテゴライズだからさ(笑)。よくカテゴリは関係ない、自分が良いと思ったものを聴くのみ、っていう名言を聞くんだが、実際カテゴリ分けってのは必要なんだよな。自分の中でも、音を探すのにも。似た傾向のバンド探すときにも必要だしさ。感性だけで音を選べるほどの環境ってひたすら音楽を垂れ流しにしている番組を聴いてセレクトするってことでしょ?そりゃ無理だ。ある程度カテゴライズした中で進まないとね。ま、その辺は色々あるだろうけど。

 1976年にリリースされたCamelの4枚目の作品「Moonmadness」。そうか、4枚目だったんだ、これ、って思った。ファンに間では最高傑作とも言われているみたいな素晴らしい作品のようだ。自分的には「」でCamel聴こうって思ったからやっぱり「Snow Goose」が一番で、その次がセカンドの「Mirage」なんだよね。だからこの「Moonmadness」ってたくさん聴いてないかも…、って聴いてみて、そんなことなかったことに気づいた(笑)。あまり好みじゃなかったってだけだ。

 好みの話は後ほどとして、4枚目にして既にこのやり尽くした感のある完成度。「Snow Goose」で見せた一つの絵巻物語から音を飛躍させたようなものか。実にドラマティックにメロディが鳴らされて展開していく独特の旋律を奏でるバンド。「Moonmadness」ではジャケットのアートワークの良さも際立っていて、音世界を覗かせてくれるのもウケが良い。ピーター・バーデンスのフワフワしたムーグやシンセ、アンディ・ラティマーの器用なギターの旋律、それらが見事に調和しているのが「Moonmadness」か。

 個人的にはややこじんまりまとまりすぎていて、更にキレイ過ぎる音の流れがひっかからなくてどうも頭から抜けていってしまうのですよ。フュージョンじゃないんだけど、感覚はそれに近いくらいの軽さがある。プログレなのに聴きやすいと言うか、聞き流せてしまうほど上手いと言うべきか。映画やドラマやアニメのサントラ的に聞こえてしまうのでよろしくない。今回改めて聴いていると、やっぱりそのドラマティックさとか音の流れは見事だな~と感心するんですけど、感動はしないんですよ。多分キレイ過ぎちゃうから、かな。それも個性ですね。



東日本巨大地震

 日夜流れる被災地の模様、ところがtwitterなどを見ていると大災害地ではない場所での支援や復興がやや遅れているような状況もあるとか。更に平日になり都心部がほぼ麻痺状態で食料品やガソリンすらままならない状況。被災地のみならず全ての交通機関が麻痺してしまった都心部への影響。ついては中部地区あたりまでその影響は及んでいるようで、一体どうなっていくのだろう?と未知の領域に突入する日本。誰かを非難するとかこうすればよかったとか言うのはともかく、今何ができるのだろうか。

 しかし副次的な影響がものすごく反映された今日一日、計画停電は免れたが決して安心できる状況ではないし、物流面での不安要素も増す一方。そして被災地での作業の模様をちらりと見ると自衛隊員の力強さにやや気を持ち直す。対して民放各社のテレビというメディアの不毛さが顕著。スポンサーなしで自身の性格が色濃く出る特別枠でこんなザマでは情報発信としての存在且つはほぼ皆無だ。

 一方のtwitterでは議論も沸き起こるが、それぞれの角度で専門領域を話す人が多く、また生々しい声も聞ける。ここでは有名人だろうが政府だろうが無名であろうがひとつの意見として平等に見られるところが面白い。そして有志の人間がリツィートしてくれることでどんどんと声が広がる。凄い勢い。自分は今回の件に関してまったくtweetしていない。有益なことでもできれば発言するんだろうけど、なかなかできないし、そういう環境下でもないので黙しているのだが、できることって他にもある。

 そろそろ普通に気が滅入ってきている自分がいて、音楽をふと聴くとほっとすることも多くなってきた。やはりそういうゆとり、日常の瞬間をありがたく感じるようになりたい、そしてなれる状況だし、なるべきだろう、と思うので、ブログ記事を書いた。明日は普通に公開して日常を伝えていきたいな、なんて思うのでした。

東北地方太平洋沖地震 2

 テレビを見て情報取得などと思うものだが、あまりにも同じ映像同じ情報しか流さずにまるで有益ではないことばかりを垂れ流している。一方twitterや各ブログやUstreamなどの最先端メディアではリアルな情報を流し、更に進化していく。この情報の質の違いが見事に現れていて、テレビを見るのも嫌になってきた。もう少し考えられないのだろうかね?なんて思う。まぁ、ターゲットが違いますって意見もあるだろうけどさ。

 この辺の制御が出来るメディアそして企業も含めてモラルの制御がかかるのもやはり底力があるところが違う。古くからある大手企業は対応がさすがだ。某レンタル店やアパレル店などは不謹慎な真似をしてくれているが、このあたりの文化の徹底とポリシーの徹底が出来ている出来ていないってのは、人間的な話だよな。昨晩も外を見てみれば燦然と光り輝く看板も目立った。節電じゃないのか?って。企業トップやメディアトップもきちんと気付けば普通に思いつくことだろうにね。

 などなど様々な粗は目立つものの、やはり日本人と日本の毅然とした態度や取り組みは凄い。そして一刻も早い救助と被災者への対応を願っています。自分の知人関係は今のところ無事な様子でした…。

東北地方太平洋沖地震

 地震のみならず津波による災害の恐怖、更にこの距離で都心部への影響の大きさという面でも相当ショッキングな出来事。テレビで目の前で車が波にさらわれる様子なども見られてしまい、被害の大きさを知る度に衝撃的。携帯電話は不通となり弱さをさらけ出した。ところが一方twitterやfacebookなどはものすごい機能を果たしている。twitterでのSOSを何件も見たが、無事に救われただろうか。繋がらない携帯電話よりも世界中へのSOSが発信できるtwitterやfacebookは強い。テレビの情報よりも拡散されてくるtwitter情報も圧倒的に早い。自分の身近な友人とはtwitterをしていなかったので連絡が取れないまま一日が過ぎた。携帯メールは届いているのだろうか?電話は不通。

 世界で史上5番目の大きさの地震のようだが、まだ地震慣れしている日本なだけに被害は少なかったのだろう。これから色々なことが山積みに出てくるだろうが、まずは身近な友人や身内達よ、無事に一晩過ごせただろうか?自分がそこにいなかったことが心残りではあるが、運が良かったのかもしれない。また連絡を取り合おう。

 そしてこの非常事態にパニックに陥らずに規律正しい行動のできる日本の素晴らしさを実感する。世界に誇る日本人の日本人らしい行動、コレは諸外国人には理解できないだろうが、正に日本人の誇りだ。

Jethro Tull - Stand Up

Jethro Tull - Stand Up (1969)
Stand Up Aqualung

 自分的にはファミリーと同じく摩訶不思議な側面を持つバンドの筆頭格でもあるのがジェスロ・タル。とにかくどこまで本気で何が凄いのかよくわからないけど聴いているとものすごくその面白さを感じるというバンドで、アルバムごとにかなり色合いが異なるのも掴みどころの難しさを増しているとも言えるのか。基本的にはブルースとフォークが底辺にあるはずだと思える音色ではあるんだけど、やっぱりフルートという楽器が妙に軽やかに穏やかに吹かれることもあって、ほのぼのしてしまうこともあるからよくわからん。一方ではそのフルートが狂気のように吹かれることで激しいヒステリックなロックに聞こえる事もあるのだから。そんな色合いのごった煮的英国ロックの代表でもあるジェスロ・タルが1969年にリリースしたセカンドアルバム「Stand Up」をどうぞ。

 ギタリストがミック・エイブラハムからマーティン・ペレに変更した作品で、いずれもブルースに根差したギターを弾くんだけど、やっぱりマーティン・ペレの方がエグくて良い。冒頭の曲からZeppelin顔負けのリフが鳴らされながらベースもドラムもこの時代独特のフリーフォームな迫力満点のプレイってのも良い。そこにフルートだ。これはもう強烈な説得力を持つんで、やっぱり得体が知れない音になる。マーティン・ペレのギターって結構器用なので音が一辺倒にならずにバリエーションに富んでいるのが更にジェスロ・タルを不可思議なものにしている。これさ、ベースとドラムが凄い良いコンビネーションで曲に合わせてがんがん変化していくサウンドなんだよな。そういう生々しさが迫力ってもんだし、今時代特有の凄み。

 よく音楽誌なんかでもジェスロ・タルはZeppelinと並ぶ英国のバンドだと言われることも多くて、いったいどこが?なんて思ってはいたんだけど、この「Stand Up」を聴いてからはなるほど、そう言われるのもわかる気がするわ…、と思った。音の作りも似てるからかね、それでもどちらも真似じゃないってのも明らかで、ジェスロ・タルの方がやや軽めの印象はあるけどそれは曲の持って行き方だけで「Back To Family」なんて聴いてると思い切りカッコよいハードロックに近いもんね。あ、その前の「ブーレー」は当時凄くウケたらしいけど、自分的にはこの面白さはすんなり入ってきてしまって、「Back To Family」とかの方が好きだな。ま、もちろんジェスロ・タルらしい変化球って意味じゃ「ブーレー」に分があるのは当然だが…。

 割と聴かれにくいバンドだろうと思ってて、聞かず嫌いな人も多いんだろうと思う。昔ブログ仲間にはジェスロ・タルが大好きな人がいて、とにかく詳しかったので楽しかった。一方では全く受け付けないわ、っていう人もいて、これもそれなりに筋が通っていて面白かった。さぁ、自分はどうなんだろうか?これから更にハマっていく可能性があるバンドなのかもしれないな、と一応ある程度までアルバムは持ってるので、楽しみはこれからもあります♪



Family - Entertainment

Family - Entertainment (1969)
Entertainment Music in a Doll's House

 意図せずして徐々に英国B級的なバンドが続出している気がするのはいつものことか。結局その辺が一番自分にマッチしている部分なのかもしれないし、割と意識して聴いていたジャンルってのもあるからか。まぁ、それでもメジャーな部類をいくつか立て続けに書いていこうかな、なんて。単にマイナーものはもう一通り書き切ってしまっているので発掘音源系になっちゃうんだよね。それもまた人気なさそうなので、とりあえずこの辺も…。

 ファミリーってバンドはジョン・ウェットンが参加したことがあるバンドとして知られていたりするけど、実際にそれはかなり終盤の話で、そもそもはごった煮英国ロックの時代の始まりでもある1960年代終盤に出てきたバンドなのだ。だから別にハードロックでもブルースロックでもなく、何かのジャンルに属せる音でもない。その辺がなかなか聴きにくいと言うかとっつきにくいバンドのひとつになっている面も否めないんだが、ボーカルのロジャー・チャップマンの名はかなり知られているのではないだろうか?凄い迫力のボーカルだからなぁ。聴いてみると印象は、もしかしたらウッドストックでのジョー・コッカーってな感じかも(笑)。ビブラートって言うのかシャウトってのか、とにかく個性的な歌声で一世を風靡したものだ。

 1969年にリリースされたセカンドアルバム「Entertainment」ではその歌声も満喫できることながら、更にファミリーってバンドの初期のサイケデリックでもあり英国らしい実験的なロックもあり、更に多種多様な楽器をも用いたごった煮ロックが頼もしい。それでいて決してマイナーに甘んじることもなくしっかりとポップな聞かせ方をしているし、特にベースのラインが面白いね。基本チャップマンとホイットニーのバンドなんだけど、目立つのはそうでもなかったりするのも頼もしい。ジャケット見てもさ、何これ?って感じの喜劇的なアート。どんなバンドかってのはともかく、言い方変えると、サーカスを見ているようなバンド。深いよ~♪



Groundhogs - Hogwash

Groundhogs - Hogwash (1972)
Hogwash Thank Christ for the Bomb
U.S. Tour '72 - Groundhogs U.S. Tour '72 The Groundhogs: UK Tour '76 Live - The Groundhogs UK Tour '76 Live

 70年代前半から英国で活躍していたGroundhogsというバンド、多分今じゃそれほど知られる要素もなく、英国B級的なロックバンドのひとつとして語られる程度でしかないのだろうと思うが、その実結構なギターヒーロー…ま、ヒーローって言うんじゃなくってギタリストだったんだな。それがさ、このジャケットで顔のアップを出してきたことで評判が下がったのではないだろうか?なんて勝手な推測をしてしまうのですが…。

 1972年にリリースされたGroundhogsの「Hogwash」という作品で、プログレともブルースとも呼ばれる融合的なロックで、シンプルにトリオ編成的な音がメインなんだけど構成や楽曲がプログレッシブだったりするのでやや不思議な音。その辺がギターのリフとかえらくかっこ良いしね。ストラトの細い線の音でバランスよく畳み掛けてくるサウンドが特徴的。前の頃の作「Thank Christ for the Bomb」ではアコースティックもうまい具合に導入した傑作になっていたんだけど、ここではよく言われているようにプログレッシブブルースロックってとこだ。なるほど、言い得て妙なわかりやすさかも。ルックスとかパフォーマンスとか売り方とかもう少し上手く出来たらかなり後世に残るバンドとして讃えられたんじゃないだろうか、なんて思うんだがどうだろう。

 結構長い間活動していたバンドで、最近でも再結成しているらしいけど、セールス的にはイマイチだったようだ。ライブアルバムとかも今では発掘音源でリリースされていたりしてニッチなファンにはかなりウケている玄人向けのバンドかな。自分もこの辺の世界に入りたての頃には割とよく聴いていたけど、いつしかそれほどでもなくなって、何かの時に聞き直すっていう程度だった。中身は凝ってるし音もしっかりしているんだけどどこか面白みに欠けるのはなんでだろ?華がないっていうだけじゃない何かが足りないんだよなぁ。いや、でも、ほんとかっこ良い音だし、白熱しているい良いのは確かです。





Gun - Race With The Devil

Gun - 悪魔天国 (1968)
悪魔天国(紙ジャケット仕様) ガンサイト(紙ジャケット仕様)

 やっぱハードロックっていいな…と自分の趣味を改めて知るのでしたが、それはBalck Sabbathに触発されて聴いていた同じくフォルダーに眠っていたGunのファーストアルバム「悪魔天国」です。邦題はもちろん「悪魔天国」なワケでしけどね、これがまた久々にちょこっと聴いてみるか、なんて流したらやっぱりかっこ良いんです。こんなチープでゴチャゴチャした曲とかリフなんかでもセンスが光るってのは面白い。

 1968年にリリースされた当時はカーティスと名乗っていた兄弟が中心となったバンド、Gunによる最初のアルバム「悪魔天国」。ジャケットからして魑魅魍魎として悪魔っつうか地獄絵図的な印象なんだが、音の方もそれに負けず何というのかな…、詰め込まれているハードロックで、ギターに依るハードロックだけじゃなくて結構いろいろな楽器が鳴ってるんだよ。この頃わずか18歳だったエイドリアン・カーティスのポップな才能とギタリストとしての才能が開花しまくってて、だから故にCBSも好きなようにレコーディングさせたんじゃないだろうかと。冒頭を飾るヒット曲「悪魔天国」はもう色々なバンドにカバーされているしCMでも使われたりしているようなので知られているんだろうけど、このリフが凄くネチっこく耳に残るんだよ。他の曲でもギターソロとかになると音が前に出てきて凄くネチネチなサウンドで時代を感じるというよりも、これがエイドリアン・カーティスの音なんだな、っつう感じ。フレーズはかなり雑な部分もあるけど、顔と魂でギター弾いてるね、これは。だからどの曲も聴き所があってグイグイと惹き付けされて聴いてしまうんだな。

 エイドリアン・カーティスとポール・カーティスは常にトリオバンドを好んで結成しているんだが、その最初がGunだったワケ。この後Three Man Armyで傑作を何枚かリリースしてクリームのジンジャー・ベイカーとBaker Gurvitz Armyとしても3枚くらいアルバム作ってるし、割とメジャーどころにいてもおかしくなかったんだけど、なかなかそうは行かなかったようだ。そのせいかある時突然にエイドリアン・カーティス(ガービッツ)はAORなソロ作を出して売れてしまったっつう経緯もある。ま、それはいつか機会があったら…(笑)。

 しかしGun、いいな。セカンド「ガンサイト」よりもやっぱりファースト「悪魔天国」の勢いが良い。更にたっぷりとコラージュや楽器が混ぜ合わされた音の波も時代ならではってのあるけど、かっこ良い。こんなセンスって今じゃ出せないでしょ(笑)。



Black Sabbath - Sabotage

Black Sabbath - Sabotage (1976)
Sabotage (Dig) Sabbath Bloody Sabbath (Dig)
Sabotage (Remastered) - Black Sabbath Sabotage (Remastered) Sabbath Bloody Sabbath (Remastered) - Black Sabbath Sabbath Bloody Sabbath (Remastered)

 何となく…「B」で始まるバンドが続いたのでついでに(笑)。いや、フォルダーに入っててそのままになってるのがいくつもあってですね…、その中のひとつがこのBlack Sabbathの「Sabotage」だったんです。なんで於いてあったのかはよくわかんないんだけどさ、多分紙ジャケか何かがリリースされる時に入れて聴き直そう~って思ってたんだろうな。でも、タイミングを逸したままになっちゃったっていうパターンか。そういうのがいくつもフォルダーに残ってたりするけど(笑)。

 1975年にリリースされたBlack Sabbathの「Sabotage」、もちろんオジー・オズボーン時代の6作目、かな?割と無視されがちな面もあるけどさ、やっぱりBlack Sabbathって今聴いても凄くヘヴィなワケで、決して駄作があったワケではないんだな。駄作と当時言われていた作品でも時間が経った今聴いているとしっかりとした作品だったりするんだもん。ただ、当時のイメージというものから外れていたりしたから駄作と切り捨てられていたというような風潮はあったハズ。それはもちろんファン側にもあって割と評価が低い作品と思われていたものだ。ところがさ、よくよく聴いてみると、これがまた実にBlack Sabbathらしい作品が粒揃いに揃ってるじゃないですか。オジー・オズボーンだって若いから思い切りハイトーンであの歌唱だからどこからどう斬ってもBlack Sabbathだしねぇ。人気の高いA面なんてホントに見事に暗黒なメタルですよ、これ。そしてかなりドラマティックな方向性も取り入れたような節もある進化系、そんな実験的な曲も聴けるし、メタリカとかはこの辺からの影響強いよな、とかありありと見えるのも面白い。「Symptom Of The Universe」の展開とか凄いもん。続いての「Meglomania」なんてのもそりゃ当時賛否両論になっただろうよと言うのがわかるくらいに静と動のコントラストが珍しい。

 「Sabotage」ってジャケットが悪評と言うのかイマイチ好評を得ないのはアイディアはともかく絵がチープ過ぎたためだろうか?よく見ると面白いんだけどさ。オジー・オズボーンがしっかりと帝王の風貌になってきているのも思い切り他のメンバーとの違いが目立ってしまうが(笑)。しかしトニー・アイオミのこの曲作りのセンスとギターフレーズと音の粒の粗さは独特のもので、さすがだな~とつくづく感心してしまう。そりゃBlack Sabbathは凄いバンドとしていつも語られるハズです。最近のお茶目なオジー・オズボーンだけじゃなく、このヘンの作品もしっかりと聴き直して凄さを広めたいですね。





Beady Eye - Different Gear Still Speeding

Beady Eye - Different Gear Still Speeding (2011)
Different Gear Still Speeding
Different Gear Still Speeding - Beady Eye Different Gear Still Speeding

 ちょっと前にアマゾンとかアチコチの音楽系サイトでやたらと見かけるので何だろな~なんて思ってたんだけど、何かでこのバンドはオアシスの残党が組んだ新しいバンド、ってことを知って、へぇ~、そういうことですか…と気になったのでこないだリリースされたようなので早速聴いてみたワケです。

 2011年リリースノBeady Eyeというバンド名での最初のアルバム「Different Gear Still Speeding」。メンバーはオアシスの残党達、のようだ。歌はリアム君なワケですね。他のメンバーってオアシスの中では存在感薄かったからあまりよく覚えてないけど、リアム君は相変わらずかな。それでですね、アルバム「Different Gear Still Speeding」を聴いてみて思うのが、とことんバランス感覚に優れた連中によるロックアルバムなんだな、と。ポップとロックの中間を見事に走り抜けている音。オアシスの気怠さが抜けてもっとシンプルにロックンロールしているような感じですかね。良質なアルバムです。

 4曲目にね、「Beatles and Stones」って曲があって、タイトルはそのままだけど曲はThe WhoのMy Generationでさ、全くユーモアに富んだ連中だと。リアム君ってオアシスの他のメンバーと上手くやってたんだな…なんてちょっと不思議に思った。ノエルくんがバンドを率いているのかと思ってたから、メンバーはノエルくんには付いていくだろうけどリアム君には到底付いていかないんじゃないかなんて勝手の思ってたし。ところが結果的には残党は皆リアムに付いていったワケだから面白い。それでこんだけロックな作品をリリースしてくれるんだから見事。

 まぁ、普通に「Different Gear Still Speeding」を聴いて、前情報なくても結構良い作品だっていうのはあるけど、今後どういう路線で進めていくのかな。このままだと割とすぐ飽きられる気がするので、何か進歩を見せる可能性があるのかどうか…。もっともそれはオアシスの頃からも同じだったけどさ。バンドメンバーが結構均等な力で成り立っているみたいなのでしばらくは持つだろうと思われるけどね。ジャケットもふざけてるし久々に英国らしくヒネたアルバムの面白さが良い感じ。





Back Street Crawler - 2nd Street

Back Street Crawler - 2nd Street (1976)
2nd Street Band Plays on
2nd Street - Back Street Crawler 2nd Street The Band Plays On - Back Street Crawler The Band Plays On

 さてさて、この所関係者周辺の作品がいくつか登場していたんだけど、それもこれもこの真打となるBack Street Crawlerの登場の予兆だったワケです♪いや、別にそういう意識をしたワケじゃないけど何となく方向性と流れがBack Street Crawlerに行き着きそうだったのであれやこれやと…。広げようと思ったらまだ多方向に進めたんだけどね、やっぱりポール・コソフのギターが聴きたいなぁ~ってことで久々に引っ張り出して聴いたんだよ、このBack Street Crawlerのセカンドアルバム「2nd Street」をさ。

 フリーの時代のポール・コソフはレスポールがメインで太く悲しい音をキメまくっていたんだけど、後期くらいから、そしてこのBack Street Crawler辺りでは多分ストラトもメインになってきている感じでレコード聴いていてもレスポールじゃない音が鳴っている感じなんだよ。それがまたどうやっても明るくならないポール・コソフのギターとして妙に説得力があるんだな。

 1976年のポール・コソフ本人没後にリリースされたBack Street Crawlerのセカンドアルバム「2nd Street」。録音そのものは前年のアメリカツアー辺りから行われていたようで、もちろん本人のギターが中心ではあるけど、バンドとしてはやはりややソウル感のある歌モノに近い感じでエグく攻めこんでくるようなものでもないが、メロウで大人な雰囲気の作風。そしてさほど気にしなかったけどこの時点でGeoff Whitehornがサポートしているんだな…ってかよくよく調べてみると前年のライブを記録した「Live at Fairfield Halls」でもギタリストとしてクレジットされているので、既にバンドとは絡んでいて、ポール・コソフとも一緒にやっていた人だったんだ…。凄い。それはもうラビットと同じような歩みなんだろうな、ってか一緒にラビットもここにいるし(笑)。この辺の人脈を辿るとFreeとThe Whoがもの凄い近いバンドに感じてしまうのが不思議。

 そして「2nd Street」。どこかマイク・ブルームフィールドのようにギターヒーローになるのを拒んでいたような節のあるポール・コソフがバンドの一員としてギターを弾いているけど、やっぱり目立つ。曲の中でのオブリガードのギターだけでも一聴して分かるくらい粘っこいギターで、ロングトーンをカマしながら歌メロよりも全然歌っているギターを聴かせてくれるもんな。だから「2nd Street」もファーストの「Band Plays on」もアルバムとして聴くと言うよりはポール・コソフのギターの入れ方を堪能するっていう聴き方しちゃうんだよね。正直言ってTerry Wilson-Slesserだろうがラビットだろうが、歌なんでほとんど聴くことないもん(笑)。やっぱ曲とギターのオブリとかソロ。ソロと言ってもあんまり派手に弾きまくるソロってのがないのが寂しいけどなぁ…。でもポール・コソフ最後の遺作なのだからやっぱり心して聴いておくものだ。



Beckett - Beckett

Beckett - Beckett (1974)
Beckett

 Crawlerのボーカリスト=Back Street Crawlerのボーカリストなんだが、そのTerry Wilson-Slesserっつう人がポール・コソフに出会う前に自分で組んでいたバンドの作品が多分全く知られてはいないんだろうけど、Beckettってバンドなんですな。まぁ、ジャケットを見ながら色々な想像をしてしまう人もいるのだろうが、さすがに70年代の英国ロックでして、まるで掴み所のない、Terry Wilson-SlesserににしてもCrawlerで聞かせるようなソウルフルな歌がまだまだ出し切れていない歌でね、そもそもバンドの音が方向性がよくわからないって所で個性も何も出し切れていないんだが…。

 1974年にリリースされた唯一のアルバム「Beckett」であのファミリーのロジャー・チャップマンがプロデュースした作品のひとつ。そもそもファミリーが設立したラフトっつうレーベルからのリリースだったみたいで、そういう辛味で出てきたバンド。しかし、こんなにB級感の漂うバンドもなかなかいないよな(笑)。普通のバンド形態からストリングスが出てきたりハードロックだったり…、調べているとそもそもJudy GrindとかSnuffという正に英国B級バンドの出身者達が集まっているってことで妙に納得感が高まった(笑)。正直言って普通に聴いていたら全然面白みは見出せないと思うけど、好きな人はハマるんだろうよ、このワケの分からなさは(笑)。

 そしてこのBeckettというバンドを一躍有名にしているのは他でもないアイアン・メイデンによるカバーだ。6曲目に収録している「A Rainbow's Gold」って曲をですね、全盛期のアイアン・メイデンがシングルのB面でカバーして収録しているんだな。実際今は何かのCDで聴けるのかどうか知らないけど、多分聴けるんだろう。その元ネタの音が聴けるのがBeckettの唯一のアルバムの「Beckett」なのだ。そう書くとちょっと気になる人は気になる?これがまたカバーしたのがよくわかるくらいに最高にかっこ良い出来映えってのが見事。よく見つけてきたもんだ。カッチョ良い。そんなことでBeckettの作品を聴いてみてこのB級感覚を楽しんでほしいなぁ。結構メロディもしっかりしているし曲のリフなんかも確かにHR的によく出来ている部分多いし。





Crawler - Crawler

Crawler - 毒牙 (1970)
毒牙(紙ジャケット仕様) Snake Rattle & Roll
Best of Live and Burning - Crawler Best of Live and Burning Snake Rattle & Roll - Crawler Snake Rattle & Roll

 知る人ぞ知る…とまでは言わないけど、結構ニッチなギタリストがいてね、しかも玄人ミュージシャン的にメジャーなところを渡り歩いているのにそんなに知られてないし名も上がってこないというような人がGeoff Whitehornという人だ。何故にここでの登場かと言うとですね、先のIfと言うバンドの後期にギタリストで参加していて、その後今回のテーマのCrawlerにも参加するんですが、ちなみにその後にはProcol Harumに参加したりThe Whoの四重人格ツアーに参加したりしていて、その他もBad CompanyやKevin AyersやRoger Waters、Paul Rodgersなどなど、大物メジャー級ばっかでしょ?それも面白いのはバンドが終わりかけたような頃に参加していたり、地味になってからの参加だったりするから職人芸なんだろう、ってことで目立たないギタリストなんだ。

 今回のCrawlerについても知られているようにBack Street Crawlerというポール・コソフのバンドでコソフ没後に残ったメンバーがかろうじて継続したバンドがCrawlerで、そのギタリストの座に収まったのがGeoff Whitehornってワケです。アルバムは1977年に「毒牙」をリリースして続いて1978年にセカンドアルバム「Snake Rattle & Roll」が出てる。正直言って何もピンと来るものがないくらいに平凡なロックアルバムで、なかなか特筆点が見い出せないのが苦しい(笑)。Geoff Whitehornのギターはさすがにマルチに対応するかのように器用な側面が聴けるけど、バンドの中核を成すサウンドでもないし、曲に合わせた巧いギタリストのプレイ。それよりも多分ボーカルのTerry Wilson-Slesserが頑張っているんかな、と。音的にはハードロック的なイメージを持たれつつも実は結構黒っぽいノリを重視した側面もあったりややレイドバックしたアメリカな雰囲気を持ち込んでるってトコか。結構好み分かれる所だな、こういう音は。

 「毒牙」でもポール・コソフが弾いていたら…どの曲にももっと哀愁やソウルが詰め込まれたんじゃなかろうか?なんて勝手に想像してしまうけど、曲自体は悪くない。悪くないけどインパクトが弱いからどうしてもB級的な印象が強まってしまう。更に時代は1977年っていう旧来然としたハードロックに準ずる音なんて一切がぶち壊されてきた頃なのでどうしてもパワー不足は否めないか。でもね、一曲目とか結構かっこ良く決まってるよ♪

Crawler/Snake Rattle and Roll

 しかしジャケット見るとホワイトスネイクみたいな誤解を受けるんだろうなぁ…。こっちのが先なのに。ちなみに聴くだけなら2 in 1の「Crawler/Snake Rattle and Roll」がお得♪



If - If

If - If (1970)
If If

 英国ジャズロックの系譜と言っても自分自身それほど詳しく追求しまくってはいないなぁ…とこういう流れを考えた時に思う。やっぱり好みが微妙に分かれてくるのも事実。それでもですね、自分のブログを見直してみると「あれ?こんなの書いてないんだ?」ってのも結構あってさ…、その中のひとつに英国で1970年にデビューしたブラスジャズロックバンドとして割と名を馳せたIfというバンドがある。

 1970年ファーストアルバム「If」でデビューして、その後立て続けに5枚くらいアルバムをリリースしていくバンドなんだけどメンバーチェンジも激しくて、結構多彩なメンバーが名を連ねている。そんなイフのファーストアルバム「If」だけど…、いや、これまた何とも形容しがたいロックな音ですねぇ。簡単にジャズロックとかブラスロックとか言うレベルは完全に超えてまして、何とも言えないマイルドな英国の田園風景が見えるかのようなサウンド。シカゴとかBS&Tのようなブラスジャズロックと言われるけど、自分的には曲によってはGnidrologのようなイメージ…いや、フルートが暴れてたりするからさ、管楽器奏者は結局二人くらいでブラスしてるんだけど、インパクト強いんだな、使い方が。でも、実際は繊細な作り込みをした上でのインパクトなのでその実バックの楽器の音とかが凄く美しい。ギターにしてもベースにしても。こういうバンドにアラン・ホールズワースが入っててもおかしくないなぁ…。

 同じ英国ジャズロック的サウンドでここまで温かみを持てるのはどういう違いなのだろうか?Nucleusほど冷淡には聴こえないんで、まぁ、人間らしいっつうのか、ロック寄りってことなのか、親しみ持ちやすいなぁ、このIfってバンドは。なかなか評価されにくいバンドってのととにかくWebでは検索できないに等しいバンド名がよろしくない(笑)。今ではどれだけこのバンドって語られることがあるんだろう?なんて不思議に思ってしまう、そんなバンドだけど、音は多分気持ち良いので好む人多いはず。ちなみに半分くらいがインストなので歌モノ好きな人は難しいかな。でも、かと言ってインストが強烈に突っ走るってほどでもないのが中途半端な立場なんだ(笑)。その歌もかなり暑苦しい感じの男歌声なのだが…。



 | HOME |  »

プロフィール

フレ

Author:フレ
物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


ロック好きの…別館リンク


ブログ検索


最新記事


カテゴリー


最新コメント


最近のトラックバック


カレンダー

02 | 2011/03 | 04
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

過去ログ+

2017年 07月 【26件】
2017年 06月 【30件】
2017年 05月 【31件】
2017年 04月 【30件】
2017年 03月 【31件】
2017年 02月 【28件】
2017年 01月 【32件】
2016年 12月 【32件】
2016年 11月 【30件】
2016年 10月 【31件】
2016年 09月 【30件】
2016年 08月 【31件】
2016年 07月 【31件】
2016年 06月 【30件】
2016年 05月 【31件】
2016年 04月 【30件】
2016年 03月 【31件】
2016年 02月 【29件】
2016年 01月 【32件】
2015年 12月 【32件】
2015年 11月 【30件】
2015年 10月 【31件】
2015年 09月 【30件】
2015年 08月 【31件】
2015年 07月 【31件】
2015年 06月 【30件】
2015年 05月 【31件】
2015年 04月 【30件】
2015年 03月 【31件】
2015年 02月 【28件】
2015年 01月 【32件】
2014年 12月 【31件】
2014年 11月 【30件】
2014年 10月 【31件】
2014年 09月 【30件】
2014年 08月 【31件】
2014年 07月 【31件】
2014年 06月 【30件】
2014年 05月 【31件】
2014年 04月 【30件】
2014年 03月 【31件】
2014年 02月 【28件】
2014年 01月 【32件】
2013年 12月 【32件】
2013年 11月 【30件】
2013年 10月 【32件】
2013年 09月 【30件】
2013年 08月 【31件】
2013年 07月 【31件】
2013年 06月 【30件】
2013年 05月 【31件】
2013年 04月 【30件】
2013年 03月 【31件】
2013年 02月 【28件】
2013年 01月 【32件】
2012年 12月 【32件】
2012年 11月 【30件】
2012年 10月 【31件】
2012年 09月 【30件】
2012年 08月 【31件】
2012年 07月 【31件】
2012年 06月 【30件】
2012年 05月 【31件】
2012年 04月 【30件】
2012年 03月 【31件】
2012年 02月 【29件】
2012年 01月 【32件】
2011年 12月 【31件】
2011年 11月 【30件】
2011年 10月 【31件】
2011年 09月 【30件】
2011年 08月 【31件】
2011年 07月 【31件】
2011年 06月 【30件】
2011年 05月 【31件】
2011年 04月 【30件】
2011年 03月 【31件】
2011年 02月 【28件】
2011年 01月 【32件】
2010年 12月 【32件】
2010年 11月 【30件】
2010年 10月 【31件】
2010年 09月 【30件】
2010年 08月 【31件】
2010年 07月 【31件】
2010年 06月 【30件】
2010年 05月 【31件】
2010年 04月 【30件】
2010年 03月 【31件】
2010年 02月 【28件】
2010年 01月 【32件】
2009年 12月 【32件】
2009年 11月 【30件】
2009年 10月 【31件】
2009年 09月 【30件】
2009年 08月 【31件】
2009年 07月 【31件】
2009年 06月 【30件】
2009年 05月 【31件】
2009年 04月 【30件】
2009年 03月 【31件】
2009年 02月 【28件】
2009年 01月 【32件】
2008年 12月 【32件】
2008年 11月 【30件】
2008年 10月 【31件】
2008年 09月 【29件】
2008年 08月 【30件】
2008年 07月 【30件】
2008年 06月 【30件】
2008年 05月 【31件】
2008年 04月 【30件】
2008年 03月 【31件】
2008年 02月 【29件】
2008年 01月 【31件】
2007年 12月 【29件】
2007年 11月 【30件】
2007年 10月 【29件】
2007年 09月 【28件】
2007年 08月 【31件】
2007年 07月 【30件】
2007年 06月 【29件】
2007年 05月 【30件】
2007年 04月 【30件】
2007年 03月 【26件】
2007年 02月 【27件】
2007年 01月 【20件】
2006年 12月 【31件】
2006年 11月 【30件】
2006年 10月 【31件】
2006年 09月 【30件】
2006年 08月 【31件】
2006年 07月 【31件】
2006年 06月 【30件】
2006年 05月 【31件】
2006年 04月 【30件】
2006年 03月 【31件】
2006年 02月 【28件】
2006年 01月 【31件】
2005年 12月 【31件】
2005年 11月 【30件】
2005年 10月 【20件】


リンク


RSSフィード


全記事表示リンク

全ての記事を表示する


QRコード

QR

Click! Click!


楽天市場
HMVジャパン

Amazon