Archive2010年08月 1/2

Soft Machine - Noisette

Soft Machine - Noisette (2000) Breda Reactor Somewhere in Soho カンタベリー一派のライブの殿堂でもあったのか、英国クロイドンにあるFairfield Hallでは盛んにライブが行われていた。あとよく見かけるのはDrury Laneだね。この辺はライブ盤っていうとよく出てくる会場。先のCaravanが1974年のライブをリリースしていたりRobert WyattはDrury Laneでの1974年のライブ「Theatre Royal Drury Lane」をリリースしていたりする...

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Caravan - Live at the Fairfield Halls 1974

Caravan - Live at the Fairfield Halls 1974 (2002) Live at the Fairfield Halls, 1974 For Girls Who Grow Plump In the Night  アナログ時代の産物がCD時代になってリマスターどころか再編集して仕切り直しでリリースされるということはボチボチとあることだが、Caravanの「Live at the Fairfield Halls 1974 」という作品についての逸話は割と面白いものでどことなく印象に残っている。もちろんCaravanというバンドのこと...

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Gong - Expresso II

Gong - Expresso 2 (1978)  そもそも英国でSoft Machineを組んでサイケデリックの世界では名を馳せてPink Floydと双璧のバンドとしてUFOクラブの顔となっていた人間のひとりでもあるデヴィッド・アレンがSoft Machineでフランスに行ったら英国に戻してもらえなかったという嘘か真か、ほんとにそんなことあるのか?戦争中じゃないし、国籍がオーストラリア人だったから不法滞在していたが故の英国拒否と言うことだが、ならばフラン...

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Pink Floyd - Atom Heart Mother

Pink Floyd - 原子心母 (1970) 原子心母  おせっかい 夏の日の日中、とてつもなく心地良いサウンドを探してみるが何のことはない、目の前にあるじゃないか…とPink Floydの「原子心母」を手に取る。原題が「Atom Heart Mother」なので「原子心母」。いつもの気の利いた邦題ではなくって直訳タイトルなんだが、「原子心母」と聞くと「ハッ!」とするものがあるのは見かけない日本語だからだろう、それはイコール邦題って言うには相...

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Atlantis - Atlantis

Atlantis - Atlantis (1973)  ドイツ産ながらも英国産とほぼ同等の感覚でヴァーティゴレーベルからアルバムをリリースすることになったAtlantisというバンド、前身はあのFrumpyというバンドだ…って、そんなにマイナーな世界且つ古い時代の事を記憶している人もそうそう多くないはずで、うん、自分でもそんなの何となくの記憶にあっただけで調べ直します、はい。ただ、Atlantisって単語とかさ、凄くネットに向かない言葉で探しにく...

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Anyone's Daughter - Piktors Verwandlungen

Anyone's Daughter - Piktors Verwandlungen (1981) Live 1980-1983 Vol.2 ドイツの叙情派バンドと言われれば、多くの人がAnyone's Daughterと今なら語るんだろうと言われている。うん、自分的には80年代以降のバンドとなるととんと疎くなるワケで、それもユーロ諸国ともなるとほぼ知っているものは一般人と変わらないレベルにしかないと思う。当時から日本でもAnyone's Daughterって知られていたのかな…。そういう機会もあんま...

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Bijelo Dugme - Kad bi' bio bijelo dugme

Bijelo Dugme - Kad bi' bio bijelo dugme (1974) どうしてもアルバムジャケットが気になってユーロ圏ながらも手を出してしまったアルバム「Kad bi' bio bijelo dugme」が本日の主役。ネット時代じゃなければ目にすることもなかったんじゃないだろうかと思うアルバムってのはあるな。アナログで実際にこのジャケットを見たことはないのでちょっと勿体無いかも(笑)。Bijelo Dugmeっていうボスニア・ヘルツェゴビナ出身のバンドら...

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Nova - Vimana

Nova - ヴィマーナ (1976)  イタリアの中でも英国との融合作と言っても良い作品がある。今やジェフ・ベックとの邂逅で有名になったNarada Michael Waldenがメジャーと言えばメジャーになったんだが、他にももちろんOsannaやNew Trolls系統から、そしてBrand Xからのメンツも合体した奇跡のアルバムをリリースしたNovaというバンド…っつうかプロジェクトに近いのかもしれないな。結構知られたアルバムとのことだけど自分的には全然...

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Novalis - Sommerabend

Novalis - Sommerabend (1976)  シンフォニック…叙情性…、似たような感じで言葉を使っているので雰囲気的に変わることはないんだけど、アチコチ見ているとロマン派シンフォニックとか出てくる…。日本語の使い方は難しいものだなぁとヘンなところで言葉に敏感になってしまうが、まぁ、ブログってのはその辺が適当でラクなのかもしれない。twitter行くともう適当も適当(笑)。そんなことで、シンフォニックなロマン大作を打ち出し...

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Sagrado Coracao Da Terra - Sagrado Coracao Da Terra

Sagrado Coracao Da Terra - Sagrado Coracao Da Terra (1985)  叙情性の賜物から地球への愛へとテーマが大きく進化してしまうくらいにスケールの大きな音世界を聴かせてくれたSagrado Coracao Da Terraというバンド…、何とブラジル産のバンドでしかも最も有名な作品である「Sagrado Coracao Da Terra」は1985年にリリースされた時代錯誤も甚だしいくらいのリリースだ。もちろん1985年当時こんなのを聴いてはいなかったので後追い...

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Earth & Fire - Atlantis

Earth & Fire - Atlantis (1973) Andromeda Girl  叙情性というキーワードはプログレッシブロック、と言うよりはユーロロックという括りで重要な意味合いを持っているように思う。英国では叙情性と言ってもそこそこに叙情性を持たせているというものが多くて、そればかりを売りにしているバンドってのは実はほとんどいないと思っている。やっぱりそこがひねくれたロックを持っている国なのだろうと奥深さに感心するんだけど、そ...

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Ange - Au Dela Du Delire

Ange - Au Dela Du Delire (1974) Le Cimetière des Arlequins やはりフランスのバンドの中でも異質だと思われるMagmaとBooz…、まぁ、だからこそ世界的に知られるまでに大成したのだろうし、フランスらしい~ってのをやってたら出てこなかっただろうとは思う。そこで一方ではしっかりとおフランス的にフランス語で歌いながらも音は英国的な叙情性をモチーフとして、実はフランスだからこそよりメランコリックに展開できてしまう...

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Magma - Attahk

Magma - Attahk (1978) Attahk Live フランスのイメージってのは結構緩やか華やかのどかな風景でしかなくって、多分それは中世ヨーロッパの印象が強いからだろうけど、70年代のフランスのロックシーンを聴くとそういう印象とは大きく異なるサウンドも多く聴けるんだから、絶対自分のイメージ違いなのだろう(笑)。実際自分でフランス…パリとかその他も含めて行った時には特にロックにゆかりのあるようなトコロには行かないし、...

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Emmanuel Booz - Dans Quel Etat J'Erre

Emmanuel Booz - Dans Quel Etat J'Erre (1979)...

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White Noise - An Electric Storm

White Noise - An Electric Storm (1969) An Electric Storm  別に自分で意図してないけどこのブログの場合は流れに左右されることが多くて、ここのところユーロロックでイタリアから始めてみよう~なんて思って書き進めていたんだけどなぜかアヴァンギャルド傾向になっているじゃないか(笑)。ちょっと軌道修正もしなきゃ…と思いつつ、だってアヴァンギャルド系ってやっぱりスーパーニッチな世界だからここを訪れてくれる人も...

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Brainticket - Cottonwoodhill

Brainticket - Cottonwoodhill (1971) Cottonwoodhill  アヴァンギャルドで名作と呼ばれるアルバムはいくつもあるが、中でもかなりの傑作として名高いのがBrainticketの最初の作品「Cottonwoodhill」じゃないかね?Faustとかもあるが、Brainticketの方が更にアングラ的な人気を博しているような気がする。まずはそのアルバムジャケットからして強烈…、これを見て普通のアルバムを想像することはない。せいぜいサイケデリックなロ...

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Opus Avantra - Introspezione

Opus Avantra - Introspezione (1974) Introspezione Lord Cromwell Plays Suite for Seven Vices  どこの国でも超前衛的なアヴァンギャルド集団ってのは必ず存在していて、どういうワケだかそのアングラネットワークはどこか繋がっていることも多くて、更にどこの国からも世界的に知られている前衛的なアヴァンギャルド集団というものがカルト的な人気を博していることがある。日本で言えば灰野敬二や裸のラリーズ、下手したら...

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Banco Del Mutuo Soccorso - Darwin!

Banco Del Mutuo Soccorso - Darwin! (1973)  これぞイタリアンロックと言わんばかりの怒涛の演奏力とアンサンブル、更にはカンツォーネの影響下によるイタリアらしい歌と英国プログレッシブと比べても全く引けを取らないどころか独特のプログレッシブさを持ち合わせた強烈な攻撃性と即興性をも兼ね添えたBanco Del Mutuo Soccorso、通称バンコと呼ばれているバンドだ。今更くどくどと説明することもないんだろうけど、自分的には...

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P.F.M - Premiata Forneria Marconi

PFM - 友よ (1972) Photos of Ghosts  これぞプログレッシブロックと言わんばかりのサウンドを届けてくれるイタリアの代表的なバンドともなっているP.F.Mの1972年のアルバム「友よ」。もともとイタリアで活動していた彼らが世界に進出したのがこの後の有名な「幻の映像」という作品だが、この「友よ」から世界への足掛けを作ったとも言えよう。なぜなら本作「友よ」に収録されている曲の大半が「幻の映像」に英語バージョンとし...

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Area - Arbeit Macht Frei

Area - Arbeit Macht Frei (1973) 1978 Tic & Tac まだまだ続くイタリアンロック…、ってももうそんなに手持ちが残ってないのでそろそろ異国に移る可能性も高いが(笑)、まぁ、基本的にユーロロックという理解であまりお国柄を気にして聴いてはいなかったので、ブログに書き始めるようになってからそういうのをきちんと体系的に意識するようになったのはある。記録するってのは整理するって意味もある。 さてさてイタリアンプ...

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Osanna - Palepoli

Osanna - Palepoli (1973) Palepoli Landscape of Life  イタリアンロックと単に括ってみても、もちろんその方向性は多岐に渡っていることは当然で、それでも遥か彼方の日本ではイタリアンロックと総合して語っていることもしばしば。多分、自分(笑)。それでもまとめて立て続けに聴いているとそれぞれがかけ離れて音楽性を出しているところとどれもこれもが共通している点ってのがある。共通点はもちろん歌が入るとどうしたっ...

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I Pooh - Parsifal

I Pooh - Parsifal (1973)  爽やかなユーロロックの代表的なバンドと言えばもちろんI Poohでしょう。活動歴は1966年のポップスしかなかった時代から始まり、そのポップスの時代を生き抜いて70年代に入っているんだから英国で言えばMoody BluesとかProcol Harumみたいなもんか。だからこそ、この70年代でのプログレッシブな試みに果敢に挑戦できたんだろう。だって、生き抜いた自信も実力もあるワケだからね。 I Poohの5作目とな...

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Locanda Delle Fate - Forse Le Lucciole Non Si amano piu

Locanda Delle Fate - Forse Le Lucciole Non Si amano piu (1977) Homo homini lupus 日本に於いて人気の高いプログレッシブバンド…というかイタリアンロックバンドというのがあって、傾向的にはやはり演歌チックなもの…すなわち叙情的でドラマティックで繊細で綺麗で泣きが入っているような巻き舌ものだ。ムゼオ・ローゼンバッハとかニュー・トロルスとかマクソフォーネとかはこの部類に入ってくるんだろうし、ここ最近取り上...

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Paolo Rustichelli & Carlo Bordini - Opera Prima

Paolo Rustichelli & Carlo Bordini - Opera Prima (1973) ホントに70年代初頭のイタリアンロックの層の厚さには毎回聴く度に驚かされる。それも10代の鍵盤プレイヤーが率いたバンド、とかでとんでもなくイタリアンな音を出しているのだから。もっとも自然環境下で聴いていた音楽をロックの刺激によって組み合わせたら皆そうなった、という代物なのかもしれないけど、それにしてはどれもこれもイタリアンの統一感があるとこ...

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Latte E Miele - Passio Secundum Mattheum

Lette E Miele - Passio Secundum Mattheum (1972) 受難劇 パピヨン イタリアンプログレの名盤っていい加減ジャケットで覚えてしまっていて、何となく邦題じゃないと覚えられないから邦題も覚えてしまっていて…、だから持ってなくても買う時には結構わかりやすかった。それはユーロを集めてる時のメリットだったな…。ただ、中味だけ聴いていると何か聴いたことのあるような楽曲が多くて、まだまだ未熟者の自分を思い知ることは...

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Le Orme - Felona E Sorona

Le Orme - Felona E Sorona (1973)  イタリアという国はもちろん縦長に広い国で、北部と南部では多分文化もかなり異なるだろうし、それは音楽的な面でもかなり影響があるような気がする。こんなこと書いておいて今回の主役であるレ・オルメがどちら側の出身のバンドなのか、まで調べきっていないところが甘いのだが…、多分南の方(笑)。いや、何となく…。音がさ、すごく地中海的というかおおらかな流れに乗って進められていく感...

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Coheed & Cambria - Year of the Black Rainbow

Coheed & Cambria - Year of the Black Rainbow (2010) Year of the Black Rainbow サマーソニックやフジロックというイベントにはあまり参加することがないのだけど、世間的にはもちろん話題になっていて、定着しているイベントなのであちこちで盛り上がっている状況を聞いたりすることも多くて、もちろん出演者のチェックなんかはチョコチョコとしているので誰が来るとかってのは把握してるんだけどさ、今年はイマイチだねぇ...

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Nuova Era - Io e il Tempo

Nuova Era / Io e il Tempo (1992) Nuova Era 70年代のイタリアンロックをオマージュとして80年代中盤から同様のサウンドを模倣することでシーンに軌跡を残したバンドというのは英米日本に限ったことではなく、イタリア本土の中でも行われていたことのようで、あまりにも70年代風だったことからどうしても本物的に認められ切れなかったと言うようなバンドがいた。日本においてはこのようなバンドですら情報がそれほどスピーディ...

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Biglietto Per L'inferno - Biglietto Per L'inferno

Biglietto Per L'inferno - Biglietto Per L'inferno (1974)  1974年にリリースされたたった一枚のアルバム「Biglietto Per L'inferno」。それでも20年近くアンダーグラウンドイタリアンロックの名盤として語り継がれてきて、その名評価はMaxphoneやMuseo RosenbachやIl Balletto Di Bronzoをも凌ぐと言われていたようだ。自分はそのアルバムをどこかのブログで初めて目にしたので情報自体はかなり遅いハズ。まぁ、ユーロロック...

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Alberto Radius - Che Cosa Sei

Alberto Radius - Che Cosa Sei (1976) Carta straccia イタリアンロックってのはこういうモンだろう、っていう極めて標準的…、標準的って言うか、イタリアンロック的な期待を裏切らない作品だなぁ~っていうのが第一印象だったAlberto Radius = Formula 3 のボーカリストのソロ作品二作目「ケ・コザ・セイ」。1976年にリリースされたもので、もちろんFormula 3 解散後の作品なんだけど、系統的には極めてFormula 3 に近い傾向の...

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