Archive2010年05月 1/2

EL&P - Brain Salad Surgery

EL&P : 恐怖の頭脳改革(1973)1. 聖地エルサレム2. トッカータ3. スティル…ユー・ターン・ミー・オン4. 用心棒ベニー5. 悪の教典#9 恐怖の頭脳改革 展覧会の絵 鍵盤系ロックの中では間違いなく最高峰と言われるキース・エマーソン率いるEL&P。プログレバンドという括りの中でも一番だろうし、ロック系という中でも鍵盤系という中では確実に最高の栄誉を受けているバンドだろう。ルネッサンスや他の鍵盤中心のバンドとは大きく異...

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Renaissance - Novella

Renaissance : お伽話(1977)1. Can You Hear Me?2. Sisters3. Midas Man4. Captive Heart5. Touching Once (Is So Hard to Keep) Novella A Song for All Seasons アナログではA面2曲、B面3曲という収録内容。それも1977年…パンク全盛期にリリースされた作品でこの曲数。当時としたら随分時代遅れのバンドと映ったことだろうが、その音楽性の永続性は明らかにパンクなどとは程遠い高尚な世界へと飛翔していて、今でもなお輝き...

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King Crimson - Starless and Bible Black

King Crimson : 暗黒の世界 (1974)1. The Great Deceiver2. Lament3. We'll Let You Know4. The Night Watch5. Trio6. The Mincer7. Starless and Bible Black8. FractureCredit: Robert Fripp, David Cross, John Wetton, Bill Bruford  完成度が高くいつまでもロックの名盤として語り継がれるほどの作品をリリースできるバンドはそうそう多くはない。練りに練って、また時間をかけにかけて「製作」されたアルバムでも歴史に残る...

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Nightwish - Once

 フィンランドの雄と言えば思い出すのは…、自分的にはHanoi Rocksが筆頭だが、それ以来ほとんどフィンランド出身のバンドなんて耳にすることもなかった。メタルが市民権を得るようになってからは徐々にヨーロッパでも盛り上がっていったことで、中でもフィンランドがメタル王国として君臨する事となっと知ったのもそれほど古い話ではない。そう考えるとHanoi Rocksって特殊なバンドだったんだな、と認識を改めるのだった。いやい...

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Unshine - The Enigma of Immortals

 何となくいつものパターンに陥っているが、どこかで軌道修正したいと考えてる今日この頃。いや、ブログの事ですが…、暑い日々にもなってきたのでサラリとまた違ったサウンドの世界にも突入したいとあれこれ聴いている最中です。何が出てくるかはまたお楽しみに…ってとこで、本日は何となく見つけてしまった、多分ちょっとメジャーではない類のゴシックメタルバンド、Unshineです。 2008年にリリースされたらしいUnshineというバ...

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Elysion - Silent Scream

 今やヨーロッパの経済に大打撃を与えているギリシャからもここのところ幾つかのロックバンドを輩出してて、果たしてそういうロックバンドが外で稼いでくるカネはどうなるのだろう?やはりバンド関係者にはカネが入ってくるという自由経済の構図は変わらないのだろうから、取り立てて高額な税金でも回収されない限り外貨を稼いで自力で生きていける人達は今こそ一大奮起するのかもしれない。ただ、祖国を想う気持ちとのバランスも...

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Guilt Machine - On The Perfect Day

 ヨーロッパのメタル系ついでにもうひとつ…、ってかさ、このまま行くとまたゴシックメタル系に入りそうな気配たっぷり。最近そんなにメタルを書いてないから感覚は開いているだろう。自分的にまたかって感じがあって…、多分すぐ抜けてしまうだろうな、という予感。はい、それはそれとしてですね、やはり長々と離れていると多々新作が出てたり旧作でも自分的にはようやく聴けた、とか初めて耳にしたってのが幾つもある。そんなのを...

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Tarot - Gravity of Light

 ヨーロッパ方面にも話が及んでしまったのでついでながらまだまだ無名だろうと思われるバンドの新作紹介…、ただしキャリアはRattとさほど変わらないくらいの長さを誇るし、フィンランドではヘヴィメタルの草分け的存在としても名高い、らしいバンド、Tarot。知る人ぞ知る、というトコロだが、Nightwishに参加しているベーシスト兼ボーカリストのマルコ・ヒエタラがそもそもシーンに出てきた時のバンドです。この人、その実1966年...

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Scorpions - Sting in the Tail

 引退します、って言ってバンドを解散させるというパターンは自分的にはScorpionsが初めてです。ロックバンドに引退なんて今のところ聞いたことなかったし、The Rolling StonesだってThe Whoだって現役でライブバリバリやってるからだと思うけど、考えてみればそんなバンドはごくごく少数で、普通は人知れず引退しているよな、と。売れているバンドだから余計にやり続けているってのもあるけど、だから逆に引退です、って宣言しな...

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Ratt - Infestation

 年に何回か新作ラッシュに見舞われる時期があって、自分的にも何となく興味のありそうなものをいくつかまとめて聴いてみたりするが、そんな時ってジャンルがバラバラなのでこのブログでまとめていく筋道も無くなって大変。まぁ、そういう時もあり、っていうことで進んでいます。 何はともあれ驚きの新作でして…、いや、新作出すと云う事自体も驚きだし、Rattってバンドがまだ健在だった、ってのも驚いたのと、売る側のプロモー...

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Dio - Holy Diver

 ロニー・ジェイムス・ディオ死去…の報には驚いた。そのちょっと前に亡くなったという噂が流れて…、その後にディオの奥さんがtwitterでまだ死んでない、と呟いて、それはガセネタだった、って事を知った。それで逆に本当にそれは単なる噂か、と思ってしばらく情報漁りしてなくて…。いや、単に忙しかっただけで、ようやくiPhoneでニュース漁りをしていたらアチコチで記事が出てて、ガセなのになぁ~、なんて思いながら見ていたら、...

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Melissa Etheridge - Fearless Love

 ジョス・ストーンと2005年のグラミー賞で共演してジャニス・ジョプリンの「Peace of My Heart」を見事に歌い上げたメリッサ・エサリッジが非常~に気になったのでちょっと突っ込んでみました。いや、活動歴古いんだな…と思って、確かに名前は聞いたことあるなぁ、ってくらいしか知らなくて、どんなのを歌っている人とか全然知らなかったから、いきなりグラミー賞でのあの坊主頭でのパフォーマンスはなんだろう?って思ったんだよ...

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Joss Stone - The Soul Sessions

 ちょっと前から自分でも思っていることなのだが、歳と共に当然ながら趣味が変わってきている?っつうか幅広くなって来ているような気がしていて、それは多分その通りなのだろうけど、昔ならばほとんど気にしなかったソウルなものでも聴いて感動するようになってきた。もちろん歌が上手い黒人による感動ってのは数曲単位ならあったんだけど、アルバム丸ごとで、っていうのはあまりなかったし、あってもそれはオーティス・レディン...

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Imelda May - Love Tattoo

 どこかカリプソ的でロカビリー要素もあって…と最近何かで聴いたような感覚の軽さだな…なんて思ってiTunesをパラパラとめくってみると…、あったあった♪ そうそう、コレだよコレ、と何度か聴いてへぇ~なんて思ってそのうちじっくり聴いてみよう、と思いつつもすっかり埋れていたイメルダ・メイでした。なんせジェフ・ベックと一緒にやってからどんな人なんだろ?って気になって聴いたのでそんなに何十回も聴いているワケではない...

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Havana 3A.M. - Havana 3A.M

 The Clashの要のひとつでもあったポール・シムノンはThe Clash解散後、画家として活動していたとか聞いたんだけど、実際にどんなことしてたのかはよくわからん。そんなに金持ちだったとは思えないので、何かしてたんだろうなとは思うが、あのカッチョ良いイメージを壊さないでいてくれれば良いんだが…、なんてトコロに唐突にポール・シムノンがバンドを組んでアルバムをリリースするらしい、と聞いて驚いた記憶がある。当時パン...

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The Clash - Combat Rock

 U2の世界観って元々はパンクの思想から出てきたようで、ロンドンパンクには相当影響を受けたようなことを初期のインタビューなどでは言っている。確かに音楽スタイルとしては独特のものなんだけど、メッセージ性の強さなどはポップスの領域ではないし、アメリカに代表される歌詞の風潮とは大きく異なるワケで、それもそうか、一番近いのはパンクのスタイルだわな、と。なんとなくの流れでアイリッシュ系に進んで行ったんだけど、...

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U2 - October

 アイルランドってどんな国なんだろう?行ったことないから雰囲気すらもわからないのが残念なんだけど、イメージだけは持っている。都市圏じゃなくて田舎の方が知りたいかな、という感じだけどなかなか行くことはままならないだろうね。もっともそこに辿り着く前に英国の田舎とか奥地とかの方に行きたいので、まだまだ先は長いだろうし人生短いし…ってトコか(笑)。それでも音から想像するにきっとこうだろうというイメージ作り...

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Thin Lizzy - Thin Lizzy

 何となくアイルランド…、アイルランドのメロディってどこかもの哀しくて胸に来る旋律なんだよね。気候の問題だろうか?いや、そんな事でアイルランドの伝承音楽から出てきたのでふとThin Lizzyを思い出してしまってさ。それもハードロックギンギンの頃ではなくって、最初期の思い切りアイルランドフォークな…フォークでもないけど、素朴な音世界を出していた頃のThin Lizzyって…、今なら分かりやすいかもしれん、ってことで早速...

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Horslips - Happy to Meet, Sorry to Part

 もちっとロック寄りなところでアイリッシュフォークとの融合を果たしてメジャーに出てきたバンドってことで、Horslipsなんてのがあった。アイルランドの伝承音楽って英国のそれとかなり似ている部分もあってそんなのを思い切りロックの中に持ち込んでくるってのは当時…1972年のデビューだからそれほど多くはなかっただろうし、ましてやアイルランドからってのは余計にね。しかし、思い切り紛争の最中だったんじゃないかなぁ…、U2...

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Hedgehog Pie - The Green Lady

 1990年頃にマーキー社から発売された「ブリティッシュ・ロック集成」というマニアックな本があってですね、当時から結構これって重宝してそれまでも英国ロックを独自で漁っていたりしたんだけど、知らないのも多くってさ、それで結構欲深くなったんですよ(笑)。特に英国フォーク系ってのはまだまだ未着手の領域だったので、この本で結構目安になったし幅が広がった。その後その手の本もいくつか出てきたんだけど、何冊かは持っ...

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Mandy Morton & Spriguns - Magic Lady

 春から夏にかけての季節の中で聴く音楽ってのは人それぞれ色々と感じ方が違うので好みは出るんだろうけど、自分的には結構英国トラッド系を聴くにはちょうど良い季節なんじゃないか、なんて勝手に思ってる部分があってですね…、そもそも英国トラッドって暗い歌詞…、悲惨な家族の結末とか殺人とか恨みとかそういうのを歌っているのなんだけど、オリジナリティを出してきたロック系のトラッドについてはそうでもないので、ご安心を...

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Fairport Convention - Full House

 Jimmy PageにしてもRobert Plantにしても多分ジョンジーも英国のトラッドフォークの世界ってのはかなり好きな部類だったようで、もっともロバート・プラントはどっちかっつうとアメリカのシンガーソングライターのやってるフォーク系も好きだったようだけど、英国人的な部分はしっかりと吸収済みだし、90年代には自らFairport Conventionと一緒にプレイしているし、まぁ、やっぱりルーツでもある訳だ。ジミー・ペイジにしてもそ...

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Jimmy Page - Death Wish II

 折角のGWの最後なのでわかってはいるけどどこか寂しいというような気持ちをこのアルバムで例えてみよう(笑)。まぁ、なんとも言えない気持ちで、っていうのかね…。Led Zeppelinの主役だったJimmy Pageによるソロアルバム、ってことでそれはそれは相当に話題になった作品でして、それが映画のサントラだろうが何だろうがファンはもう何かを期待しまくっていたんですよ。だからこそ何を言えどもその反発と批判がものすごいものに...

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Robert Plant - The Principle of Moments

 ツェッペリンメンバー関連のソロアルバムって結構聴いたけどどれもなぁ…って印象が強かった。もっともジョンジーとか出る前だからジミー・ペイジとロバート・プラントくらいなモンだが、殊にロバート・プラントのソロってのがねぇ…、結構苦手でした。Led Zeppelinであれだけ歌って叫んでいた人がどうしてなぜにこんなにアダルトでおしゃれな音をバックにソフトに歌うんだろう?って。自分も若かったからアダルトなロバート・プラ...

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John Paul Jones - Zooma

 さらにさらに時代を超越したLed Zeppelinの息吹を伝えていこう…って誰もそんなこと期待してないし考えてもいないのだが、ひらめきひらめきで時代を超越すること30年分、Led Zeppelinでは陰の立役者でもあった寡黙な男、ジョン・ポール・ジョーンズの登場だ。もちろんジョン・ポール・ジョーンズの来歴などは知られているのでその辺はともかく、あまりレビューも見かけることのない作品、それでも実はとんでもない音世界というの...

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The Yardbirds - Live Yardbirds featuring Jimmy Page

 やっぱりZeppelin関係ってのは聴いていると燃えてくるね(笑)。Jimmy Page & Robert Plantだって悪くないが、どこか消化不良でそのままいくつかライブのCDとか聴いててさ、そしたらなんかもっと熱いの聴きたくなってしまって、さらに時代を超越してThe Yardbirds時代まで行き着いてしまってね…。しかもThe Yardbirdsって普通のアルバムはもう結構ブログでも書いてしまっているので、アララ…と思って、まぁ、スタジオテイクなら...

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Jimmy Page & Robert Plant - Walking Into Clarksdale

 今から思えばもう15年以上も前の出来事となってしまったPage & Plantのプロジェクトだけど、そうだな、確かに幻の数年間だったのかもしれないな。1994年末頃からの活動で1998年には終えていたからさ。ただ、喧嘩別れでも何でもなくって単にやってみたいことを二人でやってみた、っていうだけでオリジナルアルバムまでリリースしたのが奇跡だとも言える。最初のMTVのオファーによるアンプラグドものだけで終わる可能性が十分にあ...

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Paris - Paris

 Led Zeppelinフォロワーと呼ぶにはあまりにも個性的すぎたのかもしれないし、また参加メンバーの知名度がそこそこあったが故に「そうです」と認めて良いのかどうか、はたまた来歴を見ていると似たような音世界の創造も不思議ではないという気もするので一概に批判されることもなく、良い意味で英国的な評価をされたバンドなのかもしれない。それはセンスが良かったからかもしれないし、Led Zeppelin現役中のバンドだったからかも...

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The Cult - Sonic Temple

 英国からは不思議なことにツェッペリンのクローンというのはほとんど出て来たことがない。もっともどんなバンドのクローンというようなものも英国ではあまり出てこないのだが、それはひとえに真面目な気質の国民だからなのか、アーティスティックなミュージシャン気質な人が多いからなのか、だからこそ英国ロックはオリジナリティの高い独特のサウンドを生み出すことができるのだろう。だからツェッペリンみたいな、という言い方...

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Fastway - Fastway

 昔何かの雑誌でブリティッシュバンド特集みたいなのがあって、もちろんその頃から英国好きなんだろうという自覚はあったので気にして読んでた。当時は知らないバンドばかり載っていて、気になって気になって、頭の中にはその辺のジャケットが溜め込まれていくワケ。どこかで見かけたら買えるようにさ。その中に結構印象的なジャケットっていくつもあったんだけど、説明文と気になるジャケットが合致するってのは多くなかったんじ...

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