Archive2010年04月 1/1

Kingdom Come - Kingdom Come

 今年は妙な天候が続いていたので春らしい~ってのをあまり実感することもなくいつの間にかゴールデンウィークじゃないですか…とふと気づいた。アメリカンなファンキーの流れで垂れ流してきたけどやっぱりGWってことで多分ここを訪れる人もちょっとは減るのかな?なんて思いながら、恒例の長期連休時に限り登場してくるビッグバンド達っていうのにしようかと思ったんだが、それよりも妙案が浮かんでしまって是非実践したいと思っ...

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Living Colour - Vivid

 黒いレッド・ツェッペリンの異名を取ることとなったLiving Colourこそがブラックロックの代表かもね。当時からその存在は異色で目立ったけどやっぱりルックスであまり良い印象を持たなかったのが最初のイメージ。それ以来ちゃんと聞いていなかったのでこうしてブログでシリーズを書き進めることで再度聴き直すってのは割と面白くてよろしい。当時の印象とはまるで異なるイメージで聴けるからね。  Living Color最初のアルバム19...

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Hardware - Third Eye Open

 ついでにブラック・ロックにおけるナイスなセッションバンドも書いておこう。まぁ、Stevie Salasはブラック・ロックっつうにはちょっと違うんだけどまぁ、似たようなものってことで(笑)。いや、Steview Salasって最初からP-Funkの偉人たちと知り合いだったので、おかしくもないんだけどそこにさらに夢のようなメンツが加わったセッションアルバムがコイツです。  1992年リリースのStevie SalasとBooty CollinsとBuddy Milesと...

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Stevie Salas - Back From The Living

 メジャー路線でウケたレニー・クラヴィッツとは趣きを異にするのだが、その頃に変わったギタリストとしてマニアックに名を馳せた存在にスティーヴィー・サラスがいた。ファーストアルバム「スティーヴィー・サラス・カラーコード」でのファンクなハードロックな路線は結構響いたし独特のものだな…なんて思って割と聴いていたもん。そのへンからかな、黒人系のものもきちんと聴けるようになったのは。来歴も読んでみると、P-Funk...

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Lenny Kravitz - Are You Gonna Go My Way

 そういえば黒人系だけど普通にロックにカテゴライズされている人物ってのにはレニー・クラヴィッツって人もいた。この辺の人ももう20年選手だもんなぁ…。出て来た時の印象とはずいぶんと異なった活動歴を誇っていることだろう、ってのは追いかけていないからよくわかってない自分だからですね、はい。 Are You Gonna Go My Way Greatest Hits 1993年にリリースされた「Are You Gonna Go My Way」。多分レニー・クラヴィッツの...

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Prince - Parade : Under The Cherry Moon

 普段は全く聴くことの無いブラック系ロックっつうかファンクっつうか…、その一連の流れに抵抗なく入れるようになったのも多分プリンスという天才があったからじゃないかと自分なりに思ってみる。かなりロック偏屈だったので他の黒いのとかディスコティックなのとか全然聴かなかったんだよね。革ジャンじゃなきゃロックじゃないだろ、くらいに思ってたからさ(笑)。それでもプリンスの「パープル・レイン」の大ヒットでかなり見...

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Funkadelic - America Eats Its Young

 ブラック・ロックと定義されたジャンルが存在しているならば必ずダントツで入ってくるのがファンカデリック。パーラメントとは同じメンバー編成ながら圧倒的に天才少年エディ・ヘイゼルというギタリストをフューチャーした正しくブラック・ロック。ジミヘンが目指したものもこういう世界だったのかもしれないな、と思うようなアルバムもいくつかあるし、そういえばジミヘンってブラック・ロックの第一人者でもあるので、当然後輩...

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Parliament - Chocolate City

 このブログってさ、書いている時に、あ、次この辺行きたいな、とかあの辺狙って筋道作って書いて行こう、とか色々と考えながら進んでいたりするんだけどさ、どういうワケだか自分が思っているのとまるで違う方向に進んで行ったりすることもしばしば…。事前に準備するんで進みそうな方向の音をいくつもiPodに入れて聴いていたりするんだけどそこに辿り着かないってのもよくある話。今回もなぜかストーリーが全然考えているのと違...

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James Brown - Funk Power

 なんとなく気怠いファンクパワーの雰囲気が気に入ってしまって、それならばと立て続けに聴いてみたいと思ったのがもちろん大御所のジェームス・ブラウン♪ 以前からそうなんだけど、最初期とか70年代以降ってのはまだよくわかってなくって、一番好きなのが60年代末頃から70年頃にかけての時代なんです。他にもちゃんと聴かないといけないな、と思いつつもこの頃の熱い熱いファンクが心地良くって抜けられません。  ってなことで...

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Sly & The Familystone - The Woodstock Experience

 60年代末頃のアメリカと言えばベトナム戦争にフラワームーブメント、ドラッグカルチャー全盛期と並んで出てくるワケで、それでこそ時代がロックを押し上げたとも言える中、ザッパはそういった類いの事から距離を空けていたところが面白い。多くのロックバンドがその真っ只中にいたのにね、音楽家とロックミュージシャンとの違いだな(笑)。さて、そんな文化が生まれている中、もちろんウッドストックでより一層のパワーを知らし...

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Frank Zappa - Weasels Ripped My Flesh

 アンダーグラウンドってのでこれもまた実に久々にトライすべき音があったじゃないか、ってことで思い出したのがザッパ。いや、トライと言ってももちろんどんなのか思い出す、っていう意味なんだけどさ、ザッパはねぇ…深いし広いので大変です。ザッパに詳しい人の知識とアプローチにはホントに敬服しますもん。アルバムならともかく、あの曲がこの曲がっていうのには驚く。でも、それくらいハマっていくと面白いっていうのもわか...

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The Velvet Underground - The Velvet Underground

 ドアーズの音楽性は攻撃的でもあり且つアーティスティックな詩世界でもあり、本来は決してメジャーになるようなものでもなかったのだろうけど、新鮮さと刺激とカリスマ性が彼らをヒーローにした。一方のニューヨークではさらに前衛的でアーティスティックな活動をしていたベルベット・アンダーグラウンド。最初の二作はジョン・ケイルが参加していたことで非常に前衛的且つまさにアングラな世界を突き進んでいたのだが、三枚目の...

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The Doors - Morrison Hotel

 ブルースに根ざしながらも独特の個性があまりにも前面に出てしまい、その後の音楽性に悩み低迷し傷付き息絶えたというのが相応しいバンドなのかもしれない。ザ・ドアーズ。とてもそんな風に思うこともなかったし、やはりキラキラとロックの歴史に燦然と輝いているバンドとジム・モリソンだが、ひとつの流れで見ていくとそんな風にも見えるのかな。かなり好きなバンドで、若い頃から相当熱を入れて漁ってたけどここのトコロは結構...

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Paul Butterfield's Better Days - Live At Winterland Ballroom

 英国の小僧達が黒人ブルースをこぞって取り上げたおかげでブルースメン達は身銭を稼ぎ、音楽で食っていくことができるようになり、更に伝説とまでなっていった、というのは通説だし多分事実。だけど、やっぱりアメリカのシカゴなりミシシッピなりテキサスでなりで変わった小僧達が黒人のブルースを見て食い入るようにハマっていったというのもある。そういう珍しい小僧達がマイク・ブルームフィールドだったりポール・バターフィ...

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Janis Joplin - Farewell Song

 言わずと知れたジャニス・ジョプリンの歌世界。サンフランシスコを中心として活動していた関係もあるし、ドラッグ仲間ってのもあるのかポール・バターフィールド・ブルース・バンドとの関係は割と知られているところ。もっとも一般的?にはジャニスの知名度の方が圧倒的に上回っているのでそんな関係性は知られていないけど。でも、ジミへンとも交流あったり、結構同世代のミュージシャンはそれぞれ交流があったらしく、そんな空...

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Mike Bloomfield Jon Paul Hammond Dr.John - Triumvirate

アメリカンミュージックの伝道師と呼べば良いのか、マイク・ブルームフィールドのギターヒーロー時代以降、久々にシーンで名前を聞くこととなったアルバムがこの「三頭政治」という作品。不思議なくらいにそれまでのギターヒーローの座を降りて無名のミュージシャンとも言うべき方向へと進んでいたマイク・ブルームフィールドだが、その実アメリカンミュージックの伝道師的なことをやりたがっていたようだ。ところが時代は彼をそう...

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Mike Bloomfield - It's Not Killing Me

 先のNick Gravenitesと同じような理由で同じく探して探してなかなか見つからなかったのが本家Mike Bloomfieldの最初のソロアルバムと言われた「マイケル・ブルームフィールドの冒険」という作品。結局どこかでアナログレコードを見つけたんだけどちと高くて買わなかったんだよな。それから中味はあまりギターをアグレッシブに弾いたアルバムじゃない、とかカントリーチックなリラックスした作品で…とかいうような書評を見てから...

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Nick Gravenites - My Labor

 随分昔の話だが、ブルースという世界を意識してレコードを探したり情報を漁ったりしている頃、既にジャニスやジミヘンからバターフィールド・ブルース・バンドへと進み、その周辺を漁っていたりする時に何かでブルースレコード特集みたいなのを見て、黒人ブルースはともかく白人ブルースで初めて聴く名前のレコードが紹介されていた。それがNick Gravenitesのアルバムだ。ジャケットも名前もしっかりと覚えて毎回レコードハント...

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Barry Goldberg - Blowing My Mind

 後にホワイトブルースの世界ではスタンダードな鍵盤奏者として名を挙げることとなるバリー・ゴールドバーグだが、そもそも最初からそれなりの地位を確保して世に出てきたものだ。有名な所ではボブ・ディランのニューポートフォークフェスティバルでのエレキ転向事件時の鍵盤奏者だったようだ。この時のディランのバックはバターフィールドブルースバンドだったのでその辺の人脈も強かったみたい。それで後にブルームフィールドな...

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Hound Dog Taylor & The HouseRockers - Hound Dog Taylor & The HouseRockers

 指が6本あるギタリストとして有名な人って…知られてないか、あんまり(笑)。ブルース界って結構不思議な人ってのがいてさ、ジョニー・ウィンターだってアルビノ人種でしょ、それから随分昔ではブラインド・ウィリー・なんとか、なんていう盲目のギタリストやピアニスト、果てはバイオリニストなんてのも盲目の人でいたりする。本日ご紹介のハウンドドッグ・テイラーは6本指なんです。まぁ、腫瘍に近いと言うか奇形と言うのか…、...

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Albert Collins - Ice Pickin'

 久々に本物の黒人ブルースを聴いてみようかと…、ってもやっぱりロック好きにはこの辺からなんだよ、ってことでアルバート・コリンズです。テキサスのとんでもなくクールなギター弾き。テキサスブルースってブルースの中では一番好きなので、色々発掘したけどアルバート・コリンズが一番好み。後はフレディ・キングとかね。結構アルバート・コリンズのレコードとかCDとかちょこちょこと見かけたら手に入れたりしてたので割とある...

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Johnny Winter - Captured Live!

 新作ラッシュに押されて話がどんどん逸れていってしまったのでちょっと軌道修正(笑)。いや、もともとKGB辺りからはカーマイン・アピス繋がりでジェフ・ベックの新作もありだろう、って感じだったんだけど向かっていた方向は実はブルース系だったんです。ブルームフィールドやバリー・ゴールドバーグ辺りへ行ってから~なんて思ってたんだけどね、いつものことながらどこでどうなるかわからないのも日々聴いている音楽の流れで...

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Fireflight - For Those Who Wait

 新作漁りってたまにするんだが、やっぱり刺激的で面白い。こんだけCDが売れなくなってきた世の中でもやっぱりショップでの散策ってのは一気に情報が入ってくるので止められません。昔に比べたら全然ショップに行く回数なんて減ってるけど、行くとそれなりにやっぱり楽しいから良い。普段気にしてるバンドとかは情報漁るけど、そんなに意識してないバンドとかの情報ってのはやっぱり一見して分かる方が早いもん。そんなことで、ふ...

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Wolfmother - Cosmic Egg

 書こう書こうと思いつつなかなかタイミングが合わずにここまで引っ張ってしまったアルバムが一枚…、ウルフマザーと言うバンドの新作が2009年秋頃にはリリースされていて、出てすぐ入手して聴いていた。折角の流れなのでここで紹介しておこうと…。ウルフマザーってのはオーストラリアのバンドでファーストアルバム「Wolfmother」で衝撃のデビューを飾ったけど、その後メンバー二人が脱退してしまってほぼ解散状態だったのを主役の...

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The White Stripes - Under Great White Northern Lights

 自分的には結構強烈なアルバムが続々とリリースされていて、追いかけるのも楽しいしもちろん聴いてみたり観てみたりするのも楽しい。いつまで経ってもこういう楽しさというか気持ちってのは良いね。ジャンル的には結構跨ぐのかもしれないけど、魂の叫びという意味では今のロックシーンに於いて実にストレートに表現できている人達、ホワイト・ストライプスの10周年記念ツアーの集大成をアルバム化したものがリリースされました。...

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Joe Bonamassa - Black Rock

 そういえばジェフ・ベックも4月に来日公演を行うし、本日紹介しようとしているジョー・ボナマッサも4月に来日する…、まさか共演なんてのはないとは思うけどわからんな…。あり得る?いやいや、そんなことも楽しみのひとつですが、ベック、ジミヘンと濃い~のが来たので、丁度良いところについ先日リリースされたジョー・ボナマッサです。昨年だったか来日公演を行ってからすこぶる評判の高いニューヨーク出身の骨太ブルースギタリ...

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Jimi Hendrix - Valleys of Neptune

 そしてギタリストアルバムリリースの真骨頂でもあったのが最先端の音とは正反対の40年以上前の音を引っ張り出して、よりオリジナルに忠実な形にしてリリースしてきたジミヘンの未発表曲集。これまでもジミヘンの未発表曲集は山のようにリリースされていて、そのどれもが酷評を浴びながらもしっかりそれなりにセールスを記録したと思うが、ここ20年の間にそれは親族による愛情のかけられたリリース形態へと変化していくことで、フ...

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Jeff Beck - Emotion & Commotion

 ここの所割と気になる音がリリースされていて、どれもこれもがギタリスト的に興味津々ってのばかりで嬉しい。別に今やそれほどギタリストというワケでもないのだが、やっぱり聴いていて心地良いんだよね。速弾き系でスッキリする音ってのもあるけど、やっぱり基本はブルースだろ、ってのもある。まぁ、オリアンティなんて凄いのを見ちゃうとどっちも境目なしで出来る人もいるんだな、と時代の変化を感じるものだが。 Emotion & ...

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KGB - KGB

 土臭いアメリカン・ミュージックという定義の中ではあまり認める人も多くはないと思うけど、マイク・ブルームフィールドこそがど真ん中を歩んでいたのではないだろうかと思うのだな。もちろん他にも先人達がいっぱいいて、色々な音を出しているから全てってワケではないが、この人のギターが好きであれこれと追いかけていた頃に知ったKGBと言うバンド。実はかなりのスーパーバンドでしたがなかなか手に入らなかったんだよな、こ...

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Little Feat - Waiting For Columbus

 早いモノでもう4月になってしまった…。コレと言った変化や目的も持たないままに勝手に月日だけが過ぎ去る…、いや、困ったモノだ。毎年こうして時が過ぎていくのだが多分聴いているものだけは進化があって、べらぼうに増えているのだろうと思う。問題はそれを全部ある程度記憶していられるかどうかというものだ…。何かの時にふとした会話でアルバムやバンド名が出てこなくなったりさ、出てきてもどんなんだっけ?とか(笑)。昔は...

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