Archive2010年01月 1/2

Steel Panther - Feel The Steel

 確信犯的に80年代のメタルシーンを愛するがゆえにオマージュを捧げているバンド…っつうかプロジェクトっつうか、ってのもある。そういうのはやっぱりアメリカが上手くて、フランスにもそんなバンドがあるが、まだ聴けていないのでまずは2009年に多少話題となって日本にも来日したスティール・パンサー。ラウドパークにも来ていたってことなので多分2回も来日公演したんじゃないかな。 全くアメリカらしいお下劣なアプローチと確...

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Åge Sten Nilsen - Glamunition

 そういえば2009年の夏頃にWig Wamのボーカルのグラム…、オーゲ・ステン・ニールセンって単独で来日していたような…ってことを思い出した。Wig Wamがあまり動いていないので啓蒙活動の一環だろう、なんて思ってたら驚くことにWig Wamではなく、自分のソロアルバムを作ってリリースした宣伝活動だったらしい。昔だったらバンドのフロントマンがソロアルバム制作して発表なんつったら必ずバンド解散説が流れて、概ねその通りになる...

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Wig Wam - Non Stop Rock'n Roll

 80年代のメタルシーンをモチーフにしたロックバンドが21世紀になってからいくつも散見されるようになって、古い人間から新しい人間までがそういう音を再現したりしているけど、やっぱりそれなりに魅力があったのが80年代のメタルシーンだったんだろう。70年代のロックはまだまだ創世期でもあって、ビジネスという枠も含めて模索から完成へと進んでいた時代だったけど、それが80年代になるともっとすっきりしたから若い世代にはわ...

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Lordi - Deadache

 早いモノで新年も既に一ヶ月が経とうとしている…。あれもこれもという感じで考えていた事が全然出来ていないのもいつもの事か。何となくここのブログも飽きられてきた感があるのかな…というのも、ちと気になってきた。またガラリと趣向を変えると云うのも手だが、どうしたものか。やっぱりコンテンツの楽しさを中心にしたい所ですな。はて、そんなことを考えつつもやっぱり楽しめるヘビメタの世界♪  怪獣バンドっていう売り方で...

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Heavenly - Carpe Diem

進化し続けるヘヴィメタルというジャンルの中で、デビュー時から自分達のスタイルを変えずに大成しているバンドもあるが、もうこうなってくるとどっちかに進むしかないだろう。90年以降に出てきたバンドってのはそもそもが進化論なので、変化し続けることに抵抗はあまりなさそうだが…。それでもデビュー時からほとんど音楽性を変えずにファンの期待を裏切ることなく成功しているバンドってのも多い。  そんな中のひとつでもあるHe...

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Rammstein - Liebe ist f�r alle da

 ますます進化し続けるロックの世界にありながら、その筆頭で音と世界を引っ張っていくバンドってのはなかなか大変なことだろう。新しいバンドがオリジナリティのある音でデビューしてシーンを活性化していくのは世の常だが、昔から存続しているバンドが自らの音に進化を加えてシーンでの位置を強固なモノにしていくというのができるバンドは多くはない。だから常に音楽シーンってバンドが入れ替わってたり、あの人どこ行ったんだ...

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Paradise Lost - Faith Divides Us Deaths Unites Us

 元々ヘヴィメタルという音楽は悪魔的だったり宗教的なモチーフとしてアイコン化されることも多く、古くはブラック・サバスなんかが代表だよね。その後もメジャーなバンドはそんなにアイコン化されることは多くなかったんだけど、B級路線的なトコロでは結構そういうテーマが用いられていたってのは多い。そんな側面がクローズアップされてそれぞれひとつのカテゴライズとして成熟してきたのがここ最近の流れかもしれない。最近っ...

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Ava Inferi - Blood of Bacchus

 ワールドワイドに展開できるのが面白さのひとつでもある嬢メタル系のサウンド、いつの間にかそういう楽しみ方も覚えてしまったが、やっぱり圧倒的にヨーロッパのサウンドがよろしいと感じるのは好みの話か。さて、そんな事で本日は多分ここでは初登場になると思われるポルトガル産のバンド、Ava Inferiを。歌はもちろんお姫様だが、ちょっとこれまでとは異質なバンドスタイル。  2009年にリリースされた3枚目の作品「Blood of B...

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Echoterra - The Law of One

 ゴシックメタルやシンフォニックメタルの世界ではどうしてもヨーロッパが圧倒的に進んでいてレベルも高いし素晴らしいバンドやシンガーが多数輩出されているのだが、文化的な意味合いからか日本はともかく英国でもそれほど数多くはメジャーシーンに出てきてないし、アメリカではエヴァネッセンスくらいのもので、それほどヨーロッパの底辺に流れている陰鬱さを反映したゴシックメタル、シンフォニックメタルというものを打ち出し...

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Eyes Set To Kill - The World Outside

 これだけ色々なメタルサウンドを聴きながらも未だにその細かいジャンル分けの定義を理解できていない自分…、まぁ、あまり気にしなくて良いのだろうが、ネットなどで見られる細部に渡るジャンル分けは大したものだとつくづく思う。ゴシックだ、いやシンフォニックだ、パワーメタルだクサメロだ、スクリーモだ…ときちんと分類して話されているんだもんな。驚くわ。まだまだ国内での嬢メタル系についての情報って多くは見当たらない...

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Domina Noctis - Second Rose

 相も変わらずヘヴィなメタル…っつうか嬢メタルばっかり聴いていたりするんだが、それというのも2009年にドドドッと色々なバンドが新作を出したりニューカマーが出てきたりして面白くて聴き漁ってしまったってのが原因。残りそうなバンドはそれほど多くないけどみんな独自のカラー出してて楽しめるし、お国柄が見え隠れするのもユニークで各国のバンドを漁ってる。やっぱその国の代表みたいに見えるし、突出するモノがあったワケ...

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Hydria - Mirror of Tears

 あ~あ…、この辺のゴシックメタルの世界に流れ込むとホントにワールドワイドになってしまってきて、世界中の国々の新進バンドがこういう音に取り組んでて、それぞれから世界レベルに飛び出してくるのがあるワケですよ。そういうのってある意味凄いと思うけど、追いかける方もなかなか大変です。昔では考えられないくらいにワールドワイドにバンドが進出できる環境ってのも凄いし、しっかりと世界レベルの演奏や歌が実現できてい...

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For Selena And Sin - Primrose Path

 自分の好きな感じのゴシックメタルってのが段々分かってきたかも。もっとも無茶苦茶たくさん聴いてみないとわからない世界だったので、つまらないものも良さ気なモノも相変わらずひとまとめに聴いてからの話だが…。結論的にやっぱりフィンランドのゴシックはレベルが高い、と。ゴシック度合いが高いと云うのかメランコリックな雰囲気とあくまでもミドルなゴシックと云うのが雰囲気を醸し出しているから好きなんだな。  ってな事...

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Elis - Catharsis

 新年始まってから何となく歌モノ系で女性シンガーものばかりを書き連ねている…、う~ん、意図的ではなかったのだが、まぁいいでしょ。結局そんなことしてるとゴシックメタル色が強まってしまったので、2009年にいくつもリリースされたアルバム類をまとめてブログってる。それぞれのバンドに対する思い入れはそんなに激しいものではないけど、やっぱり個性が出てるし、そこから先どう進むんだろ?っていう興味もある。リアルタイ...

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Elfonia - Elfonia

 Theatre of Tragedyの美しくも儚い叙情性とゴシックなメタルを正しく継承しているのは意外なことにStream of Passionかもしれない。これも昨年メンバーを大幅に替えてセカンドアルバム「The Flame Within」をリリースしている。アルバムは素晴らしい出来映えだが、そもそもプロジェクトで集まっただけのメンツによる作品がファースト「Embrace the Storm」で、よもやセカンド「The Flame Within」がリリースされるとは思わなかっ...

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Theatre of Tragedy - Forever Is the World

 あぁ…またゴシックメタルの波に呑まれて多数のアルバムレビューをひたすら書き連ねていく事になるが、何がどうしてこのジャンルに自分が惹き込まれていくのか…、いや、多分うつらうつらと英国ロックの波に揺られるのと同じく、心地良い音世界がありそうなジャンルで、実際にあるんだけど、そいつを追い求めて浮遊しているような気がするんだよ。それで、多少道を誤りながらも多数のバンドを聴いて進んでいるが…、Leaves' Eyesの...

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Pythia - Beneath the Veiled Embrace

 ゴシックメタルやシンフォニックメタルという如何にもヨーロッパテイスト溢れる仰々しいサウンドを武器にしたバンドはやっぱりヨーロッパのそれぞれの国から出てくることが多く、フィンランドやオランダなんてのは顕著なところだ。そしてロックの本拠地と言えば英国、英国出身のこの手の女性ボーカルによるメタルサウンドのヒロインは実はほぼ皆無だった。普通のバンドで言えばParadise Lostがそもそもの発端という意味で大英帝...

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Leaves' Eyes - Njord

 ヨーロッパでのゴシックメタル…、というかフィメールボイスメタルバンドの人気ってのはかなり加熱してきているようで、日本に飛び火することがどこまであるのか…、それとも既にシーンでは起きていることなのかよくわからんが、最近何となく少々過剰気味かなと思う事がある。エピカが昨年にライブCDとスタジオ盤を出したというのもあったが、そういえばもっと凄かったのはリーヴス・アイズ。昨年ライブCD&DVD「We Came with the N...

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Epica - Design Your Universe

 ここ最近の北欧ゴシックメタル勢のリリースラッシュはもの凄いものがあって、息つく間もなく新鋭バンドも大御所も怒濤の如くCDやDVDをリリースしていた。それなりにチェックして聴いてたけどブログの流れ上あまり出番がなく、ズルズルと年を越してしまった。まぁ、焦るモノでもないしどこかでまとめて一気にやろうかな、と思ってたので流れも良いしここらでアレコレ出しておくか、と。  オランダのもう一つの大御所ゴシックメタ...

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Within Temptation - An Acoustic Night at the Theatre

 歌の上手い女性が歌い上げるメタル…、それに歌の上手いメタルシンガーが歌うポップス…、まぁ、どっちにしても歌ってのは上手い人が歌えば何でも上手く聞こえるのは当たり前か。中でもゴシックメタル界を牽引しているバンドのひとつであるキャリアの長いウィズイン・テンプテーションのシャロン嬢…嬢っつうかもう女王だろうな。年齢的には(笑)。そんなキャリアを誇るウィズイン・テンプテーションも2009年にまたしてもライブア...

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Katherine Jenkins - Believe

 音楽の幅は実に広いものだと日々実感する今日この頃…、いくつかのブログサイトやコメントで刺激を受けながら面白そうなものは片っ端から聴いてみるようになって早数年…以上か(笑)。その時の気分気分で聴く傾向が異なるのは当然なんだけど新たなる刺激に取り組む時はやっぱり心構えするのとサラッと聴くのとあるね。んで、軽そうなものに興味が沸く時は多分疲れてる時(笑)。サラッと聴くにはゴージャスすぎたこの人。 Believe...

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Melody Gardot - My One and Only Thrill

 歌モノ凄いな…って改めて気付かされるのはロック以外のものを聴く時が多くて…、多分それはアプローチが異なるってのとそもそも歌を聴かせるために作られているからということが大きいんじゃないかと。普段ロック聴く時って割と歌とか聴かなかったりするしさ(笑)。だから歌だけをクローズアップして聴くってのはロック以外の方が多いのはそういう理由だと思う。うん、何か間違ってるかもしれん…。 My One and Only Thrill Wor...

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Sarah Brightman - Symphony

 歌い手の使い方という意味で最も上手くアーティストの潜在能力を引き出し、更に商売にもきちんと繋げられる度量を持っているのはやっぱりアメリカなんだよな。重さは一切ないんだが、売ると言うことと作ると言うことについてはやはりうまい。その辺が戦略の弱さと言うのか洗練されすぎていないのが日本や欧州でして、それがまた個性を出しているのはあるので否定すべきモノではないんだけどね。でもアメリカの商売の巧さには舌を...

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Whyzdom - From the Brink of Infinity

 新人バンドの楽曲レベルがこれほどまでに差が出るというのはもしかしたらメタルくらいなのかもしれない。普通のロックやポップスでもそれはあるけど、メジャーになる時には当然その辺が洗練されてくるので世界と比較してもそんなに差があるようには思わないもん。もっともこの論理は作り手=プロデュース側に差が出ることはあるが、それでも今の時代そんなに大差はつかないですよ。ところが先日のLiv Moonの「DOUBLE MOON」とい...

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Liv Moon - Double Moon

 昨年の秋頃だったか突如としてニュース欄を賑やかした「元タカラジェンヌがヘヴィメタルシンガーに転身」という記事を見て、はて、何の事やら?とそれなりに興味を持ってニュースに接した。するとそのままの通りで元宝塚の女優さんがナイトウィッシュに触発されて宝塚引退後にゴシックメタルのバンドを組み、そのシンガーとなって近々シングルをリリース、って事だった。シングル「オペラ座の怪人」はネットで適当に聴いた程度だ...

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陰陽座 - 臥龍點睛

 何がきっかけだったのか覚えていないんだけど、今の自分のiTunesとiPodの中には陰陽座の全てのアルバムが入っている…。陰陽座って知ってる人ってここではあまり多くはないんじゃないかと思うんだが、今の日本のメタルシーンの中でかなり長生きしている男女ボーカルを配した徹底的に古語に拘る…っつうか妖怪チックに拘るバンドで、キワモノと言えばキワモノだけどその日本へのこだわりぶりが逆に海外でも評価されていて純和風バン...

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Mara Aranda & Solatge - Deria

 あ~、んと…、ここの所某ブログで激推薦していたものばかりを取り上げていたんだけどね、まぁ、そこまではまだ自分でも素直に「おぉ~、なるほど、これは素晴らしい!」って感じでわかる世界だったんだけど、今回はちょっと困った。2009年の最後のブログ記事で取り上げていて「完璧に素晴らしい!」と意味のわからない日本語で絶賛していたので、そこまで言うのならきっと凄いのだろう、と思ってさ、気軽に…、いや、気軽に、って...

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Claudia Acuna - Luna

 新年に入ってから唐突に聴かせる女性達を続けているんだけど、別に理由はいつもの如くありません(笑)。Amy Winehouseを初っ端に取り上げたいな…と思ってて、その後はそういえば…とあちこち引っ張ってきているだけなんだけどね、やっぱりどこか一貫性を持たせておきたがるらしい→自分。んなことで、せっかくなのでこれもまたpapini嬢のトコロで紹介されてて気になった作品…且つブログ盟友のCottonwoodhillさんも偶然聴いて刺激...

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Caecilie Norby - My Corner of the Sky

 魂に響く歌声って人それぞれだけど、結構色々なものに魂響かされてしまう自分って一体? まぁ、それはともかく、女性の歌声にはもともと弱いので何でも聴いてあげます~ってなとこなんだけどね、こないだ某ブログを見てた時に唐突に出てきたのが最初の出会いです…故に聴いてまた一ヶ月程度しか経ってないんだけどさ、とにかくジャケットでノックアウトだったんです。とんでもなくジャケットだけだったんです。もちろんその後に...

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謹賀新年!

新年あけましておめでとうございます。本年も「ロック好きの行き着く先は…」ブログをよろしくお願いします。 2010年元旦    フレ...

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