Archive2009年10月 1/2
Titus Groan - Titus Groan
陰に隠れた良質なロックアルバム選という感じでシリーズを続けているので、決してメジャーではないバンドやアルバムが続々と登場していますが、ホントに聴いてみると色々な発見が一杯詰め込まれていること間違いなしの秀作ばかりです。名盤というには頭ひとつ足りないんだけど、こんな音世界って…面白いかも、とハマれる音ばかりなのですよ。その中でも今となっては割と知られている…ような気がしているだけかもしれないのだが…...
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Capability Brown - From Scratch
マイナーながらもかなりセンスの良いロックサウンドを繰り広げてくれるバンドやアルバムってのは70年代初頭の英国にはごまんと転がっていて、まぁ、そのヘンをあれやこれやと紹介しているのだが…、自分的には何となく好きだ~ってのから始まって、何でも聴き漁ってみて、結局その類の中でも良いアルバムは良いんだな、というのに気付いたワケで、決して何でもかんでも好みというワケではない。ただ、メジャーになれなかった理由...
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Beggar's Opera - Pathfinder
これだけ英国のロックアルバムがリリースされていると同じようなジャケットの構図ってのも多々出てくる。もちろん意識的に真似しているものもあれば全く意図せずに同じようなモノになってしまった、ってのがあるだろう。まぁ、ギーガーとかだとデザインセンスがどれもこれも同じなので似たような、という次元ではなくなるのだが…(笑)。全く関連のないであろうデザイナーが同じような構図を持ってデザインしてしまったのが今回...
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Paladin - Charge!
アルバムジャケットデザイナーとして英国ロックの世界で名を馳せているのが有名なヒプノシス、キーフ、ロジャー・ディーンと言ったトコロでしょう。彼等のデザインってのはそれだけで本が刊行されるくらいにデザイナー集団としては秀逸なもので、ロックの発展に大きく貢献した切っても切れない関係ってことは誰もが知るところ。ピンク・フロイドとヒプノシス、イエスとロジャー・ディーンなんてのはもうそのイメージ以外は受け入...
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Quicksand - Home Is Where I Belong
今でも語られる名盤ってのはやはりいつ聴いても素晴らしいサウンドが詰め込まれていて、例え好き嫌いはあるにせよ名盤の域という部分では納得できるものが多い。珍盤とか迷盤とか貴重盤とかレア盤ってのは存在価値そのものなので中身についてはあまり期待しない方が良いものが多いんだけどね。それでも入手に苦労したからその価値なりに良いと思って聴くという心理は働くので名盤として位置付けるのだが(笑)。 1973年にあのド...
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Ken Hensley - Proud Words on a Dusty Shelf
ユーライア・ヒープの雄とも言えるケン・ヘンズレー。今でもユーライア・ヒープは生きているのだが、そこはミック・ボックスこそがユーライア・ヒープなのだ、という自負でもあろうが70年代のユーライア・ヒープの花形はやはりケン・ヘンズレーとデヴィッド・バイロンでしょ。それでも元々がバンドメンバーの出入りが激しいバンドだったので許されたのかもしれないケン・ヘンズレーのソロアルバム構想。驚くことにユーライア・ヒ...
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Uriah Heep - Very 'eavy... Very 'umble
しばらく続いた顔面ジャケットシリーズ、一応ここまでにしてまた別のテーマで続いていきますロック好きの行き着く先は…ブログでございます。いや、まぁ、宣言しなくてもいいんだけどね、その終焉を飾るにはあまりにも素晴らしい、素晴らしすぎるアルバムを聴いてしまったので、ほんのちょっとだけメジャーものを聴きたいなぁ~という欲が渦巻いてきたのです(笑)。それでもデビュー時からしばらくは、そしてもしかしたらメジャ...
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Patto - Patto
あ、これもだ…、とふと気付いた。 今の時代ってどうなのかわからないけどアルバムジャケットって中身の音を想像するという楽しみを与えてくれるものだ。特にアートワークが秀逸だった70年代はね。だから今でも70年代のロックをジャケットで目にする時はワクワクするもん。 んで、何が?って…、いや、大顔面ジャケットだったのか、これも、って。どことなく黄色に落書きみたいに木霊みたいなのが取り憑いているっていう感じで見...
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Kestrel - Kestrel
しかしまぁここのところ自分のブログに並んだ顔面ジャケットを見ているとまったくまともじゃないセンスの塊だな…などと苦笑いしてしまうくらいに楽しい(笑)。アメリカのSSWなんて書いていたらきっと自ずから顔写真ばかりのジャケットが並ぶんだろうが、英国マイナーもので書き連ねていくとこうなるってのは、ある意味それ自体がヒネてて面白い。やっぱりそうでなきゃいかん。自己紹介の顔面写真なんてのは60年代で終わってるべ...
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Fuchsia - Fuchsia
大顔面アップのアルバムジャケットってのはまぁ、色々あるわな…とつくづく眺めていて思うことだ。メンバー一人が突出していてその一人が写っているってのはやはりなくって、ソロシンガーなんかはそういうモンだけど、バンドでは民主主義が働いているからね。んでも大顔面が多いのは象徴として出てくるってもんだ。ま、クリムゾンのアレが誰かの顔か、と言われてもわからんでしょ。そういえばクリムゾン・キングの宮殿 デビュー40...
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Judas Jump - Scorch
大顔面ジャケットを続けてアレコレと…、と気にしてみると実にいっぱいあるもんだ。そりゃそうなんだけどさ、名盤と言われている作品にも大顔面って結構あるもんなぁ。まぁ、普通に撮ってる分には別にいいんだけど、やっぱどっかヘンじゃないと気にならないっつうか、それくらいヒネてないと英国ロックらしくないっつうか…。あ、そういえば凄いアルバムを思い出したんだけど、それはまた今度書こう…、うん、大顔面で超変態的なア...
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Bram Stoker - Heavy Rock Spectacular
顔面アップの奇抜なアルバムジャケットの中でも最も謎に包まれているバンド…、そういう意味では70年前後の英国のロックバンドの中にはアルバム一枚で消え去ったバンドが数多く存在していたり、メンバーの名前すら不詳というバンドも中にはある。もっとも名前がわかっていたとしてもどうしようもないっていうバンドもあったりして、そんなのを解明するなんてのは全くナンセンスなのだな。まぁ、知りたくなるってなモンだけど、ア...
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Czar - Czar
奇妙なアルバムジャケットという意味ではこのヘンのロックってのは全くネタが尽きないので、もう何でもアリの世界になってきた(笑)。まぁ、それでも一応テーマは決めて行こうじゃないか…、せっかくだし。ってなトコロで、ここのトコロの英国ロック系はまとめてiTunesでジャケットを表示して羅列して見ているのでどうにもジャケットが目に付くようになっているのですよ。だからレコードをパラパラと見ているよりも、どちらかと...
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Luv Machine - Luv Machine
人体の不気味なジャケット&英国B級レアアイテム…的なブログの筋書きになりつつあるのだが…いや、そんなに長くは続かないです(笑)。ただ、ちょっと眺めていて、これも不気味っちゃあ不気味か?ってなことで無理矢理入れてみます…。まぁ、そういう括りになるとさ、フラッシュとかロジャー・ウォーターズの「Body」とかさ、何だかんだで人体をモチーフにアレコレっていうジャケットって結構あるんだもん。マジメに探してないけど...
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Cirkus - One
奇妙な人体裸ジャケットって流れで行くともう一つ思い付いた…っつうかさ、いくらでもあるんだけど、まぁ、それなりに音の流れも一応作ってるだけなんだな。さてさて、そういう意味で、気持ち悪くはないんだけど、何なんだろ、これ?ってな類のジャケットですな、これは。それでも昔に比べて容易に手に入れられる時代ってのが大変微笑ましいですよ、ホントに。なかなか探さないと聴けない音だったしねぇ。 1971年にリリースされ...
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Big Sleep - Bluebell Wood
人体の体の別の部位をくっつけた絵柄のジャケットでもう一つあった。こちらはかなり地味な存在で仕上げているので不気味さはそれほど漂わないが、実はよく見ると相当ヘンなジャケットでして、アナログだったらやっぱりあまり部屋には飾られないジャケットだろうと思う。今度はまたしても裸の人間の上半身が手の平に化けているという代物だ。背景と意味合いがよくわからないんだけどね…。 Big Sleepというバンドの1971年作品「B...
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Toe Fat - Toe Fat
不気味ジャケットシリーズの中でもダントツに誰もが生理的嫌悪感を表すであろうアルバムをひとつ…。それでもヒプノシスのデザインなんだからやっぱり人の記憶に残る作品を創らせれば天下一品という評価に狂いはない。しかし、やっているバンド側からしてみたらそれもどうなのかなぁ…と思う逸品でもあるのは確か。 1969年リリースのToe Fatによるファーストアルバム「Toe Fat」。見ただけでヤでしょ?何がって言われてもアレだ...
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Web - I Spider
バンドやアーティストにとってアルバムジャケットってのはやはり結構な意味を持っていてほしいものだ。自分のバンドを表現していたり音の世界を表現していたり…、もしくは奇抜で人の記憶に残るようなジャケットとかインパクトを与える何かを付けているとか…変形ジャケットなんてのはそんな類なんだろうけど。まぁ、顔を売りたいって人もいるだろうし、色々あるんだろうけど、そんな中で奇妙~なモノとかちょっとキモイものっての...
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Brainchild - Healing Of The Lunatic Owl
唐突なんだけど、ブラスロックとは何と適当なロック用語だろう(笑)。管楽器が入ってたらブラスロックというカテゴリに属するという意味に近くてさ、まぁ、シカゴが代表とは言うけれど、もちろんそういう効果を流用したバンドも多々あるのだが、ブラスが前面に出ているとそれは簡単にブラスロックというカテゴライズになるみたいだ。例えそのバックの音がしっかりとしたブルースロックだったりハードロックだったりしても、だ。...
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Aquila - Aquila
ロックフィールドへのジャズの持ち込みってのには全く異なったアプローチがあるってもので、シカゴが代表的だけど、ブラスロックというカテゴリを作ってしまうくらいに独自の世界観を知らしめている。ジャズを持ち込んだというよりもビッグバンドによる管楽器隊を持ち込んだだけなんだけど、ロックのドラマ性には見事に当てはまったということで、ウケたようだ。もちろん英国にもそのような試みを実験するバンドもあったワケだが...
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Sun Treader - Zin Zin
ジャズとロックの迎合…70年代中期にもなればジェフ・ベックによる「Blow by Blow」でその完全融合が提示されたものだが、それ以前のロックの世界では英国的ジャズロックという括りでは多々作品が残されているのは有名。ただねぇ、そういうのは大体過去のジャズとの融合というものが多くって未来との融合を考えているのって多くはないのかな、と。当たり前だし、自分でも何を書きたいのかよくわかっていないけど…、何というのか、...
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Back Door - Back Door
ロックによる最小限の可能性ってちょっと前までは3人っていう定義だったんだけど、まぁ、その常識を覆してしまったのがここ最近のホワイト・ストライプス…、まぁ、それはそれで一人ロックに近いからいいんだが…、いや、そういう話ではなくってね、トリオ編成によるロックバンドはもちろんジミヘンのところを代表にポリスやそれこそグラウンドホッグスなんてのもあったりするんだけど、やっぱドラム、ベース、ギターっていう編成...
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The Aynsley Dunbar Retaliation - The Aynsley Dunbar Retaliation
ジャズとブルースとロックの邂逅という切り口は当時のロックシーンでは盛んに行われていただろうし、それがまた多様な文化を生んでしまった。それが故に面白い世界が無限に広がってしまった。これまで書き続けていながらなかなか紹介しきれないの音がある事でもその深さが分かるだろう…と自分に納得。さて、今回は実に素直にクールに静かにブルースとジャズの融合によるロックの可能性を模索したバンドのアルバムです。 エイン...
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Sweet Slag - Tracking With Close-Ups
やっぱり深くて細い英国ロックの森…と実感するばかりの今日この頃。これだけひたすらに英国ロックを一日一枚づつでも書いていけばかなり整理できるものだと思っていたんだけど、やってみると整理できるどころかその派生や人間関係や音の確認などなどで収集つかなくなる一方という気がしてくる…。ある種のファミリトゥリー状態にストーリーが繋がっていっているブログのハズなんだけど、結局一方向しか向かないのでなかなかその派...
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Andromeda - Andromeda
英国B級ハードロックの世界はこれまた非常に人脈が入り乱れている状況がいくつもあって、それぞれがもちろん音楽性に影響を与えているので一大シーンが形成されていくのだが、例えば先のFuzzy DuckってのはTucky BuzzardとAndromedaの融合体だったのだが、Andromedaで行けばジョン・デュ・カンが在籍していたバンドってことで多少知られている。そのジョン・デュ・カンってのはもちろんAtomic Rooster在籍となるワケでして、その...
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Tucky Buzzard - Tucky Buzzard
Fuzzy Duckほどのハードで熱いバンドがふたつの英国ロックの合体バンドとなればその元バンドも気になるものでしょ。…っつうかそうやってロックって聴き漁っていかなかったら面白くないんじゃないかと…、いや、別に気にしなくても良いんだけど、せっかく出会った自分にとって心地良い音だとしたらそれに出会う確立が高いものを聴いて行く方が良いと思うワケですよ。そんなことから深い世界にハマっていってしまうんだろうけど、動...
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Fuzzy Duck - Fuzzy Duck
ブルースロックに鍵盤を加えて更に新たなる領域に突入しようとしたバンド…、もうちょっと言えばブルースギターと鍵盤を組み合わせてと言う言い方になるので、そんなのはゴマンといる…のだろうが?ん?ん?実はあまり見当たらない?意外とそのままくっつけているバンドは多くはないみたいだな…。メジャー級のバンドはそれぞれをくっつけてオリジナルな方向に走っているのばかりだから、なかなかそのままくっつけてるのってのはい...
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Groundhogs - Who Will Save The World?
ロックの派生図は実にユニークだ。いつ聴いてもその派生には驚くばかりだが、何故にそんなことを…と言うとですね、いや、ブルースロックと言えばB級路線の一歩手前にはGroundhogsというバンドがあって、トニー・マクフィーというユニークな人がいたワケですよ。それで、割とブルースロックとプログレッシブロックの中間を行く~みたいなことが書かれてて昔からちょくちょくと聴いていたので、ここらでまた聴いてみるか、と。 1...
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Hackensack - Up The Hardway
ここ最近の英国B級路線はホントにキリがないのだが、その分読み手からも飽きられてきたのだろうか?などと思ったりする…。ん~、ちっと路線変更も考えないといかんかな、と思いつつやっぱり所詮は好きなものを書くのが面白いしねぇ…。まぁ、もうしばらくこのB級なセンスにお付き合い下さい(笑)。 さて、ブルースロックに取り憑かれた若者が1970年代の英国には多数存在していたようだが、時代の経過と共にそれは薄れていき、...
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Little Free Rock - Little Free Rock
ブルースロックと一言で言ってもそれなりに多様ではある。クリームが提示したひとつのロックの方向性は後の…と言うよりも同時代のバンドに多く影響を及ぼしたと云うべきか。シーンの源流はそもそも同時代の若者達が抱えている表現方法が何らかのきっかけで爆発的に加速するものだろうけど、60年末から70年代初頭のブルースロックの波は止めようもないほどに溢れ出てきた手法論だったし、それがまた多種多様に変化していったので...
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