Archive2009年09月 1/1

Gun - Gunsight

 英国ロック史の表にはほぼ登場してこないエイドリアン・ガーヴィッツではあるが、ちょっと深堀するとそこかしこでヒットすることとなる数少ない準A級の位置というのも面白い。そんなエイドリアン・ガーヴィッツとポール・ガーヴィッツが世に出てきたのはこれまた有名なガンの「悪魔天国」ですな。そのヒットのために彼等は英国音楽業界に居続けたのではないかとも思う。そうでなければこれほど色々なバンドに拘わることもなく、...

  •  0
  •  0

Three Man Army - Two

 ガーヴィッツ兄弟が最も輝いていた全盛期の作品じゃないかと思うことのあるThree Man Army時代。それも当然ながらドラムにトニー・ニューマンを迎えた頃のが一番好きに重くハードに展開していた時期なんじゃないかな~とここのところガーヴィッツ兄弟関連を聴いていて思う。この人達も音楽生活豊富だったのでアチコチに参加してクレジットされていたりするので、それを追いかけようとするととんでもないことにはなりそうなので止...

  •  0
  •  0

Baker Gurvitz Army - Elysian Encounter

 ブライアン・パリッシュ氏の歴史の中にガーヴィッツ兄弟の片割れのポール・ガーヴィッツとの共作が二つのアルバムでリリースされている。最初のアルバムはフォーク中心の二人の交友の確認レベルの音だった、と記憶しているんだけど、ポール・ガーヴィッツと言えばハードロックギターの名手でして、ガンからスリー・マン・アーミー、そしてジンジャー・ベイカーと組んだりしたし、なかなかの歴戦を渡り歩いているのだがやっぱりマ...

  •  0
  •  0

Parrish and Gurvitz - Parrish and Gurvitz

 バジャーでハードなブルースギターを弾いていたブライアン・パリッシュだが、もちろんバジャー以前にも様々な活躍をしていたみたいで、一例にThree Man Armyのファーストへのゲスト参加ってのもあった。そのおかげでこのファーストアルバムをリリースした後にエイドリアン・ガーヴィッツがバディ・マイルスと共に行動するためにバンドを解散した後の片割れともなってしまったポール・ガーヴィッツとユニットを組んでリリースした...

  •  0
  •  0

Badger - One Live Badger

 メジャーどころのバンドから離脱して別のバンドを組んでってのはもちろん数多くあるんだけど、どうしても前バンドの系譜やら音楽性やらを期待して聴いてしまうのがリスナー。でも、実はその音楽性のレベルのキープを願っているだけなのかな、と最近は思う。いやぁ、簡単に言うとさ、楽曲やバンドのレベルが高ければ別にバンドが違っても構わないのかな、っていうか。どうしてもソロ作だとパワーが落ちるからダメなのが多いし、別...

  •  8
  •  1

Flash - Flash

 フラッシュのファーストアルバム「フラッシュ」は1972年にリリースされたかなり気合いの入った作品に仕上がっていて…っつうかイエスにかなり近い音だなぁ…ってのが正直なトコロです。歌声もジョン・アンダーソン的なので好みではないけれど、まぁ、いいか。最初の「Small Beginnings」という曲からして9分半の大作なのだが、これがまたギターが大活躍のみならず、ベースもクリス・スクワイアーばりに躍動するラインを弾きまくっ...

  •  0
  •  0

Van Der Graaf Generator - The Least We Can Do Is Wave to Each Other

 初期のプログレッシヴロックってのはサイケデリックから流れてくる感じのものも多くてね、ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレイターってのもそんな感じに流れてきたようだ。そもそもピーター・ハミルという希有な才能の持ち主が見出されてアルバム「The Aerosol Grey Machine」を作ったものだが、まだまだソロで進めるということも考えていたらしい。しかし1969年にリリースされたVDGG名義でのセカンドアルバム「The Least We Can D...

  •  2
  •  0

Jonesy - Keeping Up

 プログレッシブロックの代名詞ともなるメロトロンの大洪水、というキャッチコピーが付けられてそこかしこでレビューを見ていたので、そういう音なんだろう…と先入観を持っていたんだけど、もちろんアナログ時代には全然探せるハズもなく高嶺の花でした。それでもジャケットが印象的で、薔薇の縛り首って良いセンスでしょ?そんでメロトロンの洪水ってんだから聴いてみたくなりますわなぁ。そんで90年代に入って往年のプログレがC...

  •  0
  •  0

Wally - Wally

 久々にプログレらしいプログレってのも聴いてみたいな…と秋の深まった頃に思いまして…うん、B級品も面白いんだけど、その中でも色々とあってさ、割と細分化されるっつうか方向性自体はプログレ的なものとかジャズ的なものとかブルースよりとかあってね、その辺行くとプログレッシブな展開ってのは割と多くはないのかもしれない…っつうか構築美って意味では。アヴァンギャルドなのは多いけどさ(笑)。さてさて、そんな中でもなん...

  •  0
  •  0

Mandalaband - Eye of Wender

 トータルコンセプトアルバムってどんどん進化していて、今ではAyreonなんかが発展系を作っていたり、まぁ、スピードメタルの世界でもコンセプトが当たり前、ゲーム音楽的に展開していく方向に進んでいるのはどうにもちょっと違う気がするが、まぁ、ひとつのコンセプトアルバム。色々な角度があるものの、やっぱり英国ファンタジーをアルバムで表現するってのがスタンダードな構築美♪  マンダラバンドのセカンドアルバム「Eye of...

  •  0
  •  0

Hawkwind - Warrior on the Edge of Time

 シアトリカルでスペーシーでサイケデリックで…なんてバンドは英国には実は割と多く存在していてメジャーシーンでも言われてみれば、ってのはあるだろう。ただ、今のウチのブログではもちろんニッチな英国特集で走っていて、うん、何かねぇ、その辺の作品ってやっぱ面白いんだよ。スピリッツ溢れていてさ、皆が皆思い思いに考えてプレイしてみて…っていうのがさ。60年代末からのバンドは生き残りに必至だからそういうアレンジが出...

  •  4
  •  3

Arthur Brown's Kingdom Come - Galactic Zoo Dossier

 ザ・クレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウンっつうのはご存じだろうか?ヴィンセント・クレインやカール・パーマーってのはそこから輩出されたメンツなのだが、もちろん御大アーサー・ブラウンのシアトリカル且つ時代を超越した大胆なパフォーマンスと音楽世界はいつまでも強烈なインパクトを誇っている。「FIre」のビデオを見たことのある人ならそのインパクトは承知の上だろう…。  そんなアーサー・ブラウンがザ・ク...

  •  3
  •  0

Atomic Rooster - Death Walks Behind You

 EL&Pのドラマーとして有名になったカール・パーマーの来歴ってのも割と有名だとは思うんだけど、そもそもアーサー・ブラウンのトコロにいたんだよね。そこから離脱してかの有名なアトミック・ルースターをヴィンセント・クラインと結成してファーストアルバムを制作…、このファースト・アルバムはその後も名盤として語られることも多い作品で、それ故にEL&Pという看板が付くと皆納得するというものだ。ファーストアルバム「アト...

  •  2
  •  1

The Nice - Nice

 そういえばグリーンスレイドとかレア・バードとか聴いている時に、鍵盤ロックって言えばEL&Pとかナイスだろうなぁ…なんて思っていたんだっけ。すっかりとコロシアム関連の方に流れていってしまい、その楽曲と演奏レベルの高さに熱くなってしまったので、そのまま進んでしまうところだったのだが、ちょっと前に戻ってギターレスの鍵盤ロックの代表格でもあるEL&Pはともかく、その前のザ・ナイスについては取り上げたことがないの...

  •  2
  •  0

Mogul Thrash - Mogul Thrash

 コロシアムの名盤「Valentyne Suite」の後にバンドを脱退し、クレム・クレムソンにその座を明け渡すコトとなったジェームズ・リザーランドはワウペダルを用いたアグレッシヴなギターをプレイすることでコロシアムの核の一端を担っていたのだが、やはりギタリスト的にはワガママ的な部分も多かったのだろうか、今度は自身が中心になったバンド、モーグル・スラッシュを結成して1970年にアルバムをリリース。  邦題は「炸裂!」だ...

  •  2
  •  0

Dick Heckstall-Smith - A Story Ended

 更に英国ロックの重鎮達は発展する…、コロシアムのメンバーでもあり独特の笛吹奏者として名高いディック・ヘクストール・スミスもジャズメンらしく自身をリーダーに据えた作品を1972年にリリース。こういう風にソロを出すあたりは正にジャズの世界に習って、というところだろう。そして集まるメンツはもちろん勝手知ったる仲間になり、それは英国一流のミュージシャンになるワケだ。 ディック・ヘクストール・スミスの1972年リ...

  •  0
  •  0

Colosseum - Daughter of Time

 英国ロック史の中で目立たないけれど実は重鎮バンド、というかメジャーシーンで活躍しているよりも重要なバンドというものがいくつかある。古くはアレクシス・コーナーやジョン・メイオールのバンドなんてのは正にそんな英国ロックを産み出すメンバーの巣窟だったわけだし、ヤードバーズは言わずもがな、クリムゾンだってそんな類だ。もっともバンドとしてメンバーがコロコロ変わるってのが良いワケではないが、ある種スクール的...

  •  2
  •  0

Rare Bird - Rare Bird

 ギターレス、ツインキーボードという特殊な楽器編成によるバンドはグリーンスレイドである種の完成を見た気がするが、その前に活躍していたレア・バードというバンドがそもそも同じ形態で活動していたのだ。レア・バードは面白いことにそんな編成でありながら…、というかこんなムーディな楽曲を繰り広げながらも70年には「Sympathy」という大ヒット曲を産み出しているのだった。  アルバム「Rare Bird」はその前年1969年にリリ...

  •  0
  •  0

Greenslade - Spyglass Guest

 ある種70年代のロックバンドってのは歪んだギターありきというもので、それこそが王道とも思われたが、EL&Pの成功を機にギターレスによるロックの在り方というものも模索され続けてきた。もちろんEL&Pが最初というワケでもなくって、先のマンフレッド・マン・チャプター・スリーにしたってギターレスによるロックを確立していたし、エマーソンで言えばナイスだってそうだろうし、アトミック・ルースターだってそうだ。個人的に言...

  •  5
  •  0

Manfred Mann Chapter Three - Volume Two

 テクニカル且つ大胆な、そして新鮮な音を展開していったバンドは他にも山のようにあって、メジャーシーンでは元より、元々メジャーだった人達でもアーティスト本能がそうさせるのか、どんどんと実験的に取り組み、意欲的に進んでいくケースも見られた。プリティ・シングスやキンクス、フーなんてのはそんな代表のメジャー格でしょ。60年代のビートバンド達が脱皮した方向性はそれぞれだけど大成した物はあまり多くはない。ムーデ...

  •  4
  •  1

Eyes of Blue - In Fields of Ardath

 60年代末期頃になると英国のロックシーンが活性化してきて、雨後の竹の子のようにバンドを輩出してきたものだが、対するレーベルの方も正に青田刈り状態による契約の嵐。その中にはもちろん本当に才能に長けたバンドや人物によるプロフェッショナルなバンドも存在していて、後のシーンの源流ともなったバンドがいくつか存在する。有名なのはカンタベリーシーンでのワイルド・フラワーズとかですかね。そしてサイケデリックの洗礼...

  •  2
  •  0

Stackridge - The Man In The Bowler Hat

 今日は音楽好きの多くのファンはビートルズのモノステ箱+DVDで大いに盛り上がっていることだろう。もっともあちこちのブログで中味のレビューが書かれたりするのは全部聴き終えた頃だろうからもうちょっとかかるが(笑)。まぁ、今のブログの傾向からすると「買いました~」という報告系が多くを飾り中味についてのお話はあまり出てこないのかなぁという気もするが(笑)。相当に音が変わっているらしいけどどうなんだろね。どっ...

  •  2
  •  0

Gnidrolog - In Spite Of Harry's Toe-Nail

 フルートという楽器は時には凶暴になり、もちろん俗世では優しく憂いのある笛の一種なのだが、前者の凶暴性ってのはロックの世界でしか使えないだろう。もちろん両面とも使えるので実は幅広い音色の楽器のひとつなのだが…。そんなことであまりにも大人しいフルートを聴いていると凶暴性の高いフルートを聴きたくなるものだ。そんなことで、名高いイアン・アンダーソンはちょっと後回しにして、マイナーなニドロローグ。セカンド...

  •  4
  •  2

Harold McNair - Flute & Nut

 ちょっと変わり種をひとつ…っつうかもうこのヘンって変わり種ばかりなんだろうけど、ミュージシャン的に非常に類い希なる人を思い出したので…。いや、ここのところフルートが絡むものを多く聴いてたもんだから、フルートってこんなにポピュラーに登場する楽器だっけ?なんて思いながらあれこれ調べててさ。メジャーなのはもちろんジェスロ・タルのイアン・アンダーソンだけど、まぁ、ニドロローグとかあるなぁ…なんてくらいで、...

  •  2
  •  0

Bread Love And Dreams - Amaryllis

 1970年代のアルバムってのは大体ジャケットが何となく中味の音を表していたという感じもあり、特に英国ロックではアートワークにも気を配るというバンドやアーティストが多かったので、自分のカンと実際の音の印象っていうのもひとつの楽しみなのだ。意外性のあるものもあるし、なるほど、ってのもあるし、何で?ってのもあれば単に楽しめるというものもあるが、どれもこれも面白い。そして今回のBread Love And Dreamsなんつう...

  •  0
  •  0

Accolade - Accolade

 ゴードン・ギルトラップという英国のギタリストをご存じだろうか?日本では知名度がほぼ皆無に近い人なんだけど英国では相当の知名度を誇る、らしい。リチャード・トンプソンなんかも似たような部類なんだけど、ゴードン・ギルトラップも同じ類の人だ。そしてゴードン・ギルトラップの場合はバンドに恵まれなかったがためにロックシーンでもそこまでメジャーになることがなかったってことだ。バート・ヤンシュに憧れを抱いたギタ...

  •  1
  •  0

Frankie Armstrong - Lovely in the Water

 随分昔に一度だけジャケットを見たことがあって…、その時は妙~に艶めかしいジャケットだなぁ…、どんな音なんだろ?と疑問に思ったものの何の情報もなかったし全く何も知らなかったので買い控えたのだが、それ以来見たことはない。いくらだったんだろうなぁ…あんまり記憶にないんだけど、その内何かの本でこのアルバムが紹介されていて、見たことある気がするジャケットだ…と思い当たるのに時間はかからなかった。インパクト強い...

  •  0
  •  0

Amazing Blondel - England

 アコースティック中心に、それでもロック的側面を多分に持ったバンドが続いているが、その流れで~なんてコレクション漁りしていて、あぁ、これもどうだっけなぁ…、なんかお上品だったような気がするけど、別のアルバムにはポール・コソフが参加していた経緯もあるし、もう一度ちゃんと聴いてみますかねぇ…って感じでチョイスしてみました。  アメイジング・ブロンデルの4枚目の作品「England」でして1972年リリースのアイテム...

  •  0
  •  0

Hedgehog Pie - Hedgehog Pie

 トラッドフォークの世界とロックフィールドのトラッドフォークとは割と近似しているけどなんとなく線引きがあるように自分の中で分けている気がする…。フェアポートやスティーライってのはもちろんロックフィールドのトラッドバンドなんだけど、やっぱ純然たるフォークギターが中心になっているとトラッドフォークの源流に近いルーツバンドなんだろう、っていう感覚。ロックは進化すべきものだから純然たるトラッドに敬意を払い...

  •  0
  •  0

Fresh Maggots - Fresh Maggots

 一年の中で一番好きな9月が始まってちと嬉しい気がするんだけど実際はそんなこと一切関係なくてあまり楽しいことがここのところ多くない。まぁ、単純につまらないことばかりと言っても良いくらいに面白くない。幸せなのはロック聴いてる時と見ている時と何も考えずに自然と戯れている時くらいで、アルコールも最近は減っている…、いや、単に楽しく飲む相手が減ったと言うだけなのだが(笑)。一人で飲んだくれるほどヒマではない...

  •  2
  •  1