The Lords of the New Church - The Lords of the New Church

 80年代の音楽ってのは聴く者の耳を曇らせる効果があってさ(笑)。スティーヴ・ベイターからLords of the New Churchのことを思い出したんだけど、そういえば昔聴いたことあるな…と。その時はあんまり好きなバンドじゃなくって、どっちかっつうとニューウェイブ的路線じゃなかったっけ?とか記憶を思い返したんだが…。とすると気になるので、これまた引っ張り出して聴いてみるワケだな(笑)。

The Lords of the New Church The Lords of the New Church

 1982年リリースのファーストアルバム「The Lords of the New Church」だね。よく見ればドクロと十字架なんだからちょっと違うよな…。ただ、この頃ってニューウェイブバンドもえらっくゴシックな世界を紡ぎ出しているのもあったらかそれだけでは何とも言えん…ってなとこでしたな。

 そして聴いてみると、あまり当時の印象って間違ってなかったかも。確かにパンクから流れてきているので全然パンクなんだけど、ギターの音とかがニューウェイブ的なんだよな。それもこれもギタリストのブライアン・ジェームズ…(元ダムド)のギターの音色がニューウェイブ的なんだよ。ん?ダムドもその頃ってこういうギターの音してたか…。う~ん、だからパンク的な感じではなかったんだな。ちなみにベースはシャム69のベーシストから、ドラムはよく知らないけどバラクーダズというどれもパンクバンドから組まれているバンドだったらしい。初期にはトニー・ジェイムズやテリー・チャイムズなんてのもいたとか…、あぁ、この辺でハノイ・ロックスが繋がってくるんだな…、なるほど。そんな英米混合バンドだ、っても今気付いた。

 …とまぁ、そんな音で、アルバム「The Lords of the New Church」を聴いた限りではもちろんサウンドのセンスとかは凄いんだけど音色がちょっと、って感覚はあった。でも、今聴くとこれもパンクだよな…なんて思ってしまうんだから大人になったモノだ。音楽が進化していくことを認められなかったパンク好きな年齢ではないってことだ(笑)。多分後は80年代独特のドラムの音がポップさを増しているのもあるんだろう。

 そっか、あと当時なんか印象が違うと思ったんだけど、アルバムのジャケットが真っ黒だったんだよ。でもオリジナルはメンバー4人の写ってるヤツじゃないか。このルックスだったら聴いてたのになぁ(笑)。



Dead Boys - We Have Come for Your Children

 アメリカのパンクの歴史ってのはちと不思議でして、発祥を問われると大体がヴェルヴェット・アンダーグラウンドにそのルーツの源を求めることが多いのだが、一方ではMC5というガレージバンドに進むこともある。ニューヨークパンクというジャンルが前者で一般的なパンクは後者の血が脈々と根付いているというようなところだろうか?ラモーンズやパティ・スミス、テレビジョンなどはやはりニューヨークパンクの類に属するいわるい知的でアートなパンク。しかしMC5から流れてきた衝動的なバンドという意味では途中が結構抜けているような感じだ。ニューヨークドールズは割と特異な世界を放っていたので、直接的に今のパンクと呼ばれる源流とは切り離した方が良いしね。

We Have Come for Your Children Young Loud and Snotty

 77年にデビューしたオハイオ出身のデッド・ボーイズはジョニー・ラモーンの声掛けがあったことからその流れに属する類に近いので、Bad Religeion以降のハードコアパンクとは音的にはあまりリンクしないが、パンクを語る上では非常に重要な、そして才能のあるバンドだったことをメモっておきたいんだよね。ファーストアルバム「Young Loud and Snotty」は結構ラフに出来上がっていて、時代の流れを感じるパンク的なアルバムなんだけど、翌年にリリースされたセカンドアルバム「We Have Come for Your Children」はそのイメージを一新してくれるくらいにかっこよくて切ない、アメリカとはあまり感じられないシュールな雰囲気を持つ作品だ。後にハノイ・ロックスのマイケル・モンローやガンズのアクセル・ローズが影響を公言していたが、確かに彼等は相当エッセンスを自分達に取り込んでいるね。スティーヴ・ベイダースという奇才が在籍したデッド・ボーイズに注目を。ちなみにこの人、80年代にはThe Lords of the New Churchのフロントマンとして復活しているので知っている人も多いと思うけど、その元のバンドね。

 それで「We Have Come for Your Children」を聴いてみるとだ、基本ロックンロール的でニューヨークドールズらしいかっこよいシャープでソリッドでビートの聴いたロックが次から次へと出てくるし、ストーンズの「Tell Me」なんかもカバーしてるけど、実に自分達らしいアレンジに仕上がっていてかっちょよい。こういうサウンドってなかなかアメリカでは出てこないので、珍しい人だよ、多分。キャッチーさもしっかりと持ち合わせていて、そして最後の「Ain't It Fun」ってのがこれまた泣かせる曲でね。ガンズがカバーしてたけど、それよりももちろん悲愴感があって良い。他の曲と比べるとちょっと浮いている気もするけど(笑)。

 割と後世に与えた影響も大きいバンドだと思うけど、あまり真似できているバンドは見当たらないからやはり売りにくい音なんだろうか?せいぜいハノイ・ロックスくらいかね、こういう音は。



Bad Religion - Against the Grain

 アメリカのパンクレーベルとして今ではかなり名高いエピタフレーベルだが、元々はバッド・レリジョンのメンバーが作ったレーベルで、本人達は移籍しながらもレーベルとしてはしっかりと残って運営されているという珍しいパターン。しかも在籍活動しているのがランシドやら何やらと売れているバンドもあるので、とっても珍しい。オフスプリングやNOFXなんかも出身レーベルとのことで、バッド・レリジョンって…?

Against the Grain Recipe for Hate

Against the Grain

 あぁ…、そうだよな…、昔々に見たことあるレコードのジャケットのあのバンドと同じバンド?え?パンクなのにまだ残って生き残ってたんだ?と失礼な事を思ってしまったくらいに古いバンドなんだな、これ。デビューは1981年頃だって…、そうだよな、それくらいだろ。だからリアルパンクが出てきて、アメリカからハードコアやら何やらのパンクと呼ばれるノイズ的なのが出てきた頃に名前を見たことがあったもん。それが今では超大御所の位置を確立。そりゃそうだ、もう45過ぎてるんじゃないか?

 ってなことで、何故にそこまで生き延びて?なんて思ったのもあるけど、どうやら今のパンクやメロコア的なバンドとかに相当影響を与えたらしく、西海岸での影響力が大きいってあるけど、サーファーとパンクが結びつく時代ってのは想像しなかったが、どうやらそうらしい。アメリカンパンクの初期のってさ、歪んだギターがやたらと鳴りまくっていて、音がぺったんこで速くて叫ぶってなモンだったんだが…、傑作と呼ばれる「Against the Grain」を聴いてみました。

 やっぱり昔のまんまだ(笑)。ハードコアパンクで疾走感たっぷりで、どれもこれも同じようなスピードのリズムで…と、ここまでは普通なんだが、メロディやコーラスがえらくキャッチー。ここが初期のハードコアとは大きく異なっててさ、それこそがメロコアに影響を与えたっていう所なんだろう。意図的にそうなったのかわからんけど、聴きやすいっていう要素が入ってるから面白い。これだと西海岸のサーファーにもウケるってのもありか。そして元来のパンクの流れを知ってるファンでも多分大丈夫な範囲。だから残れたし、売れたし大御所の位置付けなんだろう。フムフム。



Zebrahead - MFZB

 「最近メロコア聴いてるんだ」ってな話を一回りくらい年下のヤツと話してたらリアルタイムの青春時代には結構聴いてた、ってことでアレコレ聞いているとなるほど、自分がここ最近で学習したバンドもやはり良いところを押さえてはいるらしいが、あれもこれもありまっせ~、みたいな事が色々判明してきて、これ以上は続けられんかなぁ~とちょっと弱気な気分(笑)。っつうかメロコアって思ったほどメロディ凝ってるのが多くなくて、そっち行っちゃうと単なるビートロックになっちゃって、そうなるとそんなに好きな感じではないんで困るんだよ。

MFZB WASTE OF MFZB

 そこへミクスチャーも入った…と言うか、ミクスチャーってそもそもパンクの要素も入っているワケだから、当然なんだけど、メロコア的?なバンド…とは言わないらしいけど、まぁ、確かにラップ的な要素…、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの要素っつうのがわかりやすいんだが…、もっとおバカなことが出来てるバンドってのが正しいか…。ゼブラヘッドの「MFZB」っつう三枚目の作品。2003年リリースの今のところ最強のアルバム、ってことらしい。

 いやぁ~初っ端が凄くかっちょよくって、全然おバカじゃなくってマジにストレートで良いじゃないか、と驚いていたら二曲目以降はやっぱりおバカ要素が多分に入ってきて更にラップ的…なるほど、こういうことか。メロコアじゃぁないわな…と思うものの、そもそもパンク好きなのでパンク的エッセンスが形を変えて出てきているだけと割り切るとなかなかイケるんだ、これ。リズムのハネっぷりが心地良いのかもしれない。ギターの音も心地良く歪んでいるのもあるか…。よく出来てる音作りってのがわかるのでちょっと気になるけど、売れてもおかしくないなぁ…。なるほど、ロックはこうやって進化したのか、と妙に納得。

 そんなゼブラヘッドの「MFZB」だが、確かに捨て曲なしで、聴いていると一本調子ではないので聴けるアルバム、即ちよろしい作品なんだと思う。もうちょっとみんなで騒げるのがあっても良い気がするけど、このままライブやっても相当大変だろうな、とは思うレベル。しかしパンクとラップとメロコア…、器用だな、このバンド。ここ一連のバンドとはちょっと異なるのは確かだけど、骨っぽくてよいっす。



Good Sharlotte - The Chronicles of Life and Death

 だんだん何がパンクロックなのか分からなくなってきてしまうくらいに多様化したアメリカのパンクシーンと呼ばれる世界。どことなくルックスは悪そうなイメージを出しつつもやってることは結構ポップでキャッチーなものが多くて、やはり売れたいというものなのか、自然にそうしたい音が売れているのか、センスが良くてできちゃってるのか…。そもそも昔のパンク的イデオロギーを期待する方がおかしいのかもしれない。

クロニクル・オヴ・ライフ・アンド・デス ヤング・アンド・ホープレス(リミテッド・エディション)(DVD付)

 グッド・シャーロットというバンドの名盤と呼ばれる「クロニクル・オヴ・ライフ・アンド・デス」を聴いていて思った。音だけ聴いていると別にパンクじゃないし、激しいロックですらない。普通にロックらしい曲が並んでいるもので、その中味は確かにハイレベルな楽曲だったりスタンスが明確に表れていたりして、しっかりしたものなので、そういう側面から入ればなるほど、素晴らしいアルバムだ、となるのかもしれない。まぁ、パンクなんてカテゴライズに拘る必要性はないんでそれでいいか。

 見た目は刺青だらけで、相当ヤバそうではあるがヒラリー・ダフやニコール・リッチーなどのセレブと付き合ってたり結婚したりしていて何故か上流階層に食い込んでいるという不思議。いいのか?まぁ、モトリー・クルーのトミー・リーなんかもそうだから存在としてはありなんだろうが、そういうのに逆らうのもパンクなんじゃないの??っていうのは古いんかね。別に気にしないで音は音として聴けば良いんだろうけど…、クラッシュで育った人間としてはちょっとイデオロギー違うよな、と。なんかね…、音だけで表現できるもんじゃなくってさ、生き方とかそういうのあると思うモン。ま、大して知らないからあまり大口叩けないけどさ。

 さて、アルバム「クロニクル・オヴ・ライフ・アンド・デス」の方は、これはもう聴きやすいしメロディが綺麗に作られていて、しかもバンドとしてはかなり上手いんじゃない?激しさやパンクらしさってのはエッセンス程度にしか感じられないけど、その分今時のロックアルバムとしてはよく出来ているし、キャッチーでウケるハズだ。ただ、一過性のモノに近いとは思うけど、これだけアチコチに旋風を巻き起こせば生き残るか。やはり音だけではない部分での要素が生き残りの秘訣…。そういう策略を考えないバンドが一番ロックらしいけどな。それも古いかな。やっぱロックンロールビジネス、なのか…。



Green Day - Dookie

 90年代のパンク世代には1994年と言うひとつの節目があって、この年にグリーンデイやオフスプリングなどが台頭してメロコアなるブームが巻き起こることとなった。う~ん、日本ではもうちょっと先にブルーハーツやイカ天なんかでそういうのがあったからちょっと違うんだけど…、っつうか日本の方がシーンの先取りが早かったのかもしれん、珍しく。まぁ、日本もそういう点では独自の進化しているからビジュアル系も含めて侮れないところあるもんな、不思議なことだが…。

ドゥーキー アメリカン・イディオット
Green Day - Dookie ドゥーキー

 さてグリーンデイのメジャーデビュー盤にしてパンクアルバムとしての名盤と言われる「ドゥーキー」を耳にする。近年リリースされた「アメリカン・イディオット」が最高傑作と言われているが、もはやパンクバンドではないという辛辣な意見もあるので、ちょっと後回し。もうすぐ新作「21世紀のブレイクダウン」がリリースされるとのことでタイミング的には丁度良いのかな。そういえばパンクスプリング09なるフェスティバルイベントも最近東京と大阪で行われていてダムドなんかも含めて大挙来日公演してたみたい。ん~、ちょっとタイミング遅かったかな(笑)。

 そしてこの「ドゥーキー」というアルバムだが…、正直言ってこれがパンクだと言われてもよくわからん。近年グリーンデイはパンクから逸脱してロックバンドになったとあるが、そもそも最初からそういう傾向にあったんだなってことがこの「ドゥーキー」を聴いていてもわかる。手法論はパンク的だけど、やっぱ違うもん。当時リアルで聴いていても多分それはわかったんじゃないだろうか。かと言ってこの「ドゥーキー」という作品が悪いのかと言われるとそんなことはなくって、しっかりと多彩な曲を聴かせてくれるのでそれはそれで面白いし名盤と呼ばれるのもわかる。ヒット曲「Green Day - Dookie - Basket CaseBasket Case」がやっぱり浮いてるかな。グリーンデイの代名詞でもある曲でよくバンドの方向性を表してるんだが、アルバム的にはちと浮いてる感じがするんだが、狙ったか?

 ルックスやファッション的にはしっかり押さえてて取っ付きやすいのは売りだし、音もそれほど激しいワケじゃないから聴きやすい。そのわかりやすさがウケた理由なんだろうと思うが、ホンモノのロックファンが付くのか?と言われるとちょっと難しいかもなぁ…と。



The Offspring - Smash

 アメリカ出身のメロディックなパンクバンドがいくつか受けているってことで、初めて挑戦する世界に突入。オフスプリングとかグリーンデイってのは名前は知ってるけど、音聴いたことはほとんどないし、興味もなかったからねぇ。ところが、だ、こういう流れになってみるとランシドだってえらくキャッチーで面白い音だったので、もしかしたらその辺のバンドも面白いんかな?という素朴な疑問から手を付けてみました。

スマッシュ アメリカーナ

 まずはオフスプリングの出世作と呼ばれる「スマッシュ」。この後大ヒットを放つ「アメリカーナ」と共に聴いたんだけど、当然こっちの「スマッシュ」の方が三枚目の作品で、しかもインディーズで売りまくったという実績を持つアルバムなので、シャープでソリッドでバンドの本質を見事に出し切っている感じかね。ヒット曲がいくつかあるらしいけど、多分自分で聴いても結構かっこよいかな、ってのがシングルなんだろうと思う。

 アレコレ調べているウチにこの人達今すでに45歳くらいなんだ、ということに気付いた。デビュー時が90年代前半だから20代後半でデビューか…。んで、まだこういう音をやっていかなきゃいけないんだとしたら大変だろうな、と。まぁ、商売だからしょうがないんだろうけど…、そもそもパンクバンドなんて寿命を考えたりするもんじゃないし、実際15年も長寿でいられるなんてのはまずあり得なかったんだが、ここの所90年代に出てきたバンドはもうどれもこれもそういう年齢になってきている…。う~ん、ロックは若者のもののハズなのだが(笑)。ノーダウトにしても40代だし、フー・ファイだって40歳前後だろうし、全く…。

 しかし自分からしてみると90年代のバンドなんてのは新しくて聴いてない、っていうのも事実で、そう考えると自分達の世代のバンドってのはあんまり聴いてないんだなということに気付く。似たような音楽背景だったとしたらこういうパンク的メロディック・ハードコアってのも納得するかな。ただ日本にはパンクやアンダーグラウンドシーンの有象無象さがインディーズの世界で広がっていて、そこでこういう音の試みは既に行われていた感じもあるが、売れなかったのだから早すぎたんだろう。

 そしてこのオフスプリングの「スマッシュ」だが、基本的にはつぶれたディストーションギターで軽快に流れてくるものだが、ヒット曲となった「ホワット・ハプンド・トゥ・ユー?」は単純なスカ調な曲で、どっちかっつうと異質な曲なんだが、売れてしまった以上しょうがないってトコか。これだけクローズアップされたらスペシャルズの再来と思われるよな。本質はハードコアの音に近いメロディをもったバンドで、かと言って早い曲があるわけでもない…。ちょっと軽過ぎるかなぁ…、自分にはね。一般的にはウケるのがよくわかる。



Sum 41 - Does This Look Infected?

 アメリカのパンクの歴史から発展して影響を受けたバンドが出てきたのが21世紀になってからあたり。ようやく世代的に若い連中がメロディックコア的な要素を受け入れて本当の意味で世代交代と新たなパンク的解釈がなされ始めた。まぁ、個人的にはその分軽さが増してしまってメジャーシーンで見られるパンクもどきバンドなんぞ聴くかね?なんて感じでしたが…、まぁ、流れで色々と手を出してます。

Does This Look Infected? All Killer No Filler

 Sum 41っつうバンド。今度は若いね。こういうフレッシュなのが出てこないといかんぜよ、やっぱり。それまでのオールドタイムな雰囲気を自分なりに発展させてパンクの血脈を維持したという鉱石は非常に大きなモノだけど、やはり新たな世代にしっかりと引き継がないと意味がない。ってなことでしっかりと受け継いだ?若い遺伝子SUM 41、カナダのトロント出身のバンド。

 アルバムは三枚目の「Does This Look Infected?」が名盤ってことらしいがもちろん現役バリバリのバンドなのでまだまだ期待できるのかもしれない。そういえばこのバンドのボーカルのデヴィッド君はあのアヴリル・ラヴィーンと結婚しているという驚異。まぁ、可愛らしいんだけどさ(笑)。

 んで、その「Does This Look Infected?」なんだが…、と言うかSum 41っつうバンドの真髄がこのアルバムだとしたらかなり面白い。メロディはしっかりしてるし叫びとかパンク的エッセンスもしっかり入ってるし、何よりも軽快で心地良いという独特の雰囲気は他のバンドとはちょっと違うね。ギターリフに主軸を置いているというか、スラッシュメタルに近い曲なんてのもあって、根深いところを掘り下げている感じもあって、その分生粋のパンクファンにはとことん好かれないかもしれない。ちょっと旋律が綺麗すぎるんじゃね?これをパンクバンドとして定義するのもちょっとどうか?ってのもあるが、表現方法は間違いなくパンクだな…。パンチがあってかなり良いよ。ボーカルの歌い方のテンションが高いからついつい聴いていまうんだよ。

 この辺のバンドになると音の表現方法としてパンク的音楽を使っているという感じがしてね、そもそものパンクというアイデンティティ自体にはあまり拘っていないと思う。やりやすい形で表現してメジャーで出して売れているという感じか。悪くない手段だし、しっかりとそういうファン層を掴めているからニーズもあるんだろう。確かに聴いているとホントわかりやすいもん。何回も聴くか?と言われると、わからんが(笑)。



NOFX - Punk in Drublic

 90年代パンクはニルヴァーナの死と共に爆発した、とは言い過ぎか。ニルヴァーナそのものがガレージサウンド=ほぼパンク的表現だったというべきか。まぁ、そのヘンまた近々ってことにするが…。パンクというジャンルに属するバンドはほぼ確実にレゲエなりスカなりっぽい曲をプレイしている。そう考えるとパンクというものにレゲエ・スカを取り込んだザ・クラッシュというバンドは実に凄い革命者だったってことがわかる。そこで融合がなければ今のスカパンクなんてのももっと遅かったかもしれないし、別の路線だったかもしれない。

Punk in Drublic White Trash, Two Heebs and a Bean

 さて、90年代を代表するアメリカのパンクバンドのひとつにNOFXというのがあって、ハードコア的パンクの音色を残したままメロディアスでキャッチーな歌を乗せて叫ぶ、みたいな感じで他のパンクバンドと呼ばれる部類からしてみるともう少しだけホンモノ寄り…。USパンクの進化系だなというのはよくわかる。もちろん英国ハードコアの影響は大きいが。そんなNOFXでもスカを基本とした曲をプレイしているんだから先に書いたザ・クラッシュの偉業がよくわかるというものだ。

 そのNOFXが1994年にリリースした「Punk in Drublic」は90年代パンクロックの名盤と呼ばれる代物で、ガレージバンドのワケ美に影響を受けていたロックファンにもう一発衝撃を与える程度のインパクトを持っているハードコアな側面。それでもしっかり歌はメロディックだしコーラスワークもキャッチーで不思議なものだが、ウケだ。そして名盤と呼ばれる所以はやはり「Don't Call Me White」(白人と呼ぶな!)っつう曲に象徴される。逆差別主義を歌うというのも面白いが、それにも増してキャッチーでさびとリフレインが素晴らしい。

 …取っ付きやすいんだよな、この手のサウンドとメロディって。そんではっきりと意思表明もしているからわかりやすいし。ひとつだけ気になるのはファッションセンスかね(笑)。まぁ、古い感覚からしたらどうしたってちょっと特殊なスタイルであってほしいし、パンクファッションってのは定義としてあるだろうから、そうしたイメージであってほしんだけど、90年代以降のバンドではただカネがないっつうだけのファッションが多くて、そこにスタンスが見られないのがちょっとね。誤解かも知れないけど。まぁ、ピストルズだってあれでオシャレだし、クラッシュなんて凄くオシャレだしさ。ダムドだってジャケットはああだけど、中は凄くオシャレだしさ。

 …ってんことをツラツラと書いたが、「Punk in Drublic」は聴いていると心地良くなってくるし決して邪魔にはならない音で、面白い。確かに名盤で、勢いに乗っているのもしっかり伝わってくる。若い頃に聴いたらちょっと衝撃的だったんじゃないかと。

 それにしてもこのバンドももう既に20年選手…、40は超えてるってことだな。自分も含めただがロックに年齢は関係ないってことがよくわかる(笑)。



Rancid - ...And Out Come the Wolves

 パンクというジャンルも英国では反抗の証みたいなところから始まっているけど、最近ではもちろん流行らないのでそういったスタイルのバンドはほとんど出てこない。英国の場合はもっと形を変えて進化した状態で同じアティテュードを打ち出してシーンに登場するってのが常だ。しかしアメリカの場合はそのアジテーションに影響を受けて音楽的手法と表現手段としてパンクが存在し、そこには否定論などがあるのかよくわかんないけど、多分あるモノだろうとは思う。ただし、それを単純に叫ぶというレベルから逸脱していて、きっちりと聴ける音楽というレベルに再構築している。なるほど、そういうことか、と聴いてみると見事なまでに進化させたパンクの方法論が出来上がっているワケだ。ま、簡単に言えば、メロコアの世界でして、メロディーはキャッチーにビートもそこそこに、ファッションはそれらしく、インパクトもそれなりに、って感じで本人達がパンク好きなのはよくわかるけど、ちゃんと売れるもの、売れる可能性をもたらすものがシーンにでてくる。

・・・アンド・アウト・カム・ジ ランシド V

 難しくアレコレ書いたが…、簡単に言えばラモーンズのインパクトとキャッチーさにクラッシュのシリアスさとスカさを持ち込んだバンド、それがランシドっつうバンドだ。見た目のインパクトはやっぱりあるよ。長いモヒカンに鋲付き革ジャンだからさ。でも出てくる音は凄くキャッチーでポップなパンク的サウンド。これぞアメリカ的解釈、ってなもんだ。

 アルバムでは三枚目となる「・・・アンド・アウト・カム・ジ・ウルブス」が一番良いってことで聞いてみたんだが…、ハマった(笑)。こんな風になっているのか?今時の音は、と驚いたのもあるし、これならイケるわ、と納得もした。素晴らしい程に聴きやすいし、覚えやすいし、それでいて適度なビートが心地良くて、コーラスなんかも凄くわかりやすいので大合唱だろうし、凄い。バンドも上手いしね。ランシドの場合は特にベーシストがなかなか技巧者で、良いラインを弾いているし、目立つ。しかしあの格好でこういう音が出てくるってのは驚いたわ。そういうモンなんだねぇ…。

 そう思うと今時…ってかちょっと前からパンクバンドだと言われて名前だけは聞いたことあるバンドも似たような傾向なんだろうか?と気になって、ここしばらくはそういうのを漁ってみようかな、と。ま、ただ、アメリカのバンドだからそんなにハマるかどうかは疑問だが(笑)。でも、これからの季節はこういう軽快でキャッチーなのがよろしいかもな。フー・ファイターズもこの一貫として聴くとおかしくないのか…。

 しかしランシド、良いぞ。この「・・・アンド・アウト・カム・ジ・ウルブス」でも「Olympia Wa」や「Ruby Soho」は素晴らしいし、「The 11th Hour」のメロディセンスも見事なもので、今の時代のパンクロックの名盤扱いされている理由も納得の一枚。ハードコア的なアルバム「ランシド V」があったりこういうのがあったりするらしいので、色々聴いてみようかな、とね♪



The Ramones - Rocket To Russia

 日本のロックバンドからは一端離れてブルーハーツの直接的パンク的表現の元はと言えばもちろんザ・クラッシュとザ・ラモーンズに尽きる、だろう。そういえば…ってことでニューヨークのラモーンズまでひとっ飛び。ファーストアルバム「ラモーンズの激情」はパンクスのバイブルとして十二分に語られている節があるが、それ以外のアルバムってなると結構まともな解説が少なかったりする。自分自身探してみて思ったけど、ラモーンズって結局きちんと整理して制覇しているファンって少ないのではないだろうか?どうしても似たような音でアルバム作るから、そしてベスト盤さえ手に入れればそれでヨシ、的な側面もあるから、50sのロカビリーなんかもそうだけど、リスナーはアルバム単位で音を考えないってのがあるのかもしれない。

 ところが自分的にはどうしてもアルバム単位でしか物事を考えられない、というかそうしないと収集つかないのでどうしてもアルバム単位で考えるんですな。ってなところからちょこっと調べまして…、いや、ブルーハーツのあの攻撃性とポップでキャッチーなメロディセンスってのをね、どうなんだろ?と。元々のニューヨークパンクってなるとそんなにキャッチーなものでもなかったしさ。んでも、待てよ?と。そしたらやっぱりありました…ってか、自分が深く聞いたことがなかったので知らなかっただけなんだけど、ラモーンズがしっかりとそういうキャッチーでポップなパンクアルバムを出してました。

ロケット・トゥ・ロシア+5 LIVE IN NYC1978

 三枚目となる「ロケット・トゥ・ロシア」って作品で、タイトルでロシアのライブ盤か?なんて思ってた自分が間違いっ!多分ラモーンズ史上で最もポップでキャッチーである意味バラエティに富んだミュージシャンらしいアルバムかもしれない。どれもこれもが3分以内ってのはもちろんポップな要素だけど(笑)、決して速い曲があるワケじゃなくってホントにウケやすいメロディがキャッチーに歌われている。ある意味、これは反抗的なロック、ではない。しかしラモーンズだからなぁ…許されるんだろう。そんなアルバムがこの「ロケット・トゥ・ロシア」という作品。

 …ちょっと驚いた。ラモーンズってもっとストレートなパンクだけかと思ってたから、こういうキャッチーな作品に出会うと思わなかった。ある意味収穫。これで今のアメリカのパンクバンドのルーツというかメロコアの流れってのがわかってきた。しかし、77年にこういう音出してて、それ以降あまり出てこなかったのは単にアングラだったから?最近になってメジャーに出てきたのは何でだろ?面白いのぉ…。そんなことで、新鮮な発見がたっぷりあったラモーンズの「ロケット・トゥ・ロシア」。やはりベスト盤だけではわかりにくいバンドの姿がよく見えました。なんてったってビーチボーイズの「Do You Wanna Dance」までもカバーしていて、しかもそれが全くアルバム内で浮いていないってくらいなもんだ。



ザ・ブルー・ハーツ - ザ・ブルー・ハーツ

 煌びやかな80年代にはロックバンドも彩られ、ソニーグループが圧勝という形で売れるバンドをどんどんとシーンに投入していった…。レベッカ、爆風スランプ、聖飢魔II、渡辺美里、バービーボーイズ、米米クラブ、プリンセスプリンセスなんかもソニーグループだからその勢いの凄さはわかるだろう…って古いか(笑)。いやいや…。ま、それはともかくその派手なロックバンドの大量出荷に逆らうかのように超マイナーなところからライブの叩き上げでシーンに飛び出してきて、ホンモノのロック魂を見せつけてくれたこれほど「愛」という言葉が似合うバンドもないんだろうな、と今にしてみて思う。

THE BLUE HEARTSYOUNG AND PRETTY
THE BLUE HEARTS - 人にやさしく - Single 人にやさしく

 ブルーハーツ「THE BLUE HEARTS」。1stアルバムにしてこれを超えるアルバムは彼等は作れていない、と思う。もっとも全然聴いていないから全く知らないんで勝手なこと云えないけど、このファーストアルバムは凄いインパクトだし、魂の塊にしか聞こえない。そんな悲痛な叫び声が心の中から聞こえてくる。正直にかっこわるい日本語でここまで赤裸々にビートに乗せて歌うバンドはそうそうなかった。それまでのパンクなりロックなりではやっぱり言葉ですらかっこつけたりしていたから、格好悪い言葉をそのまま使って人に訴えかけたバンドは多分ブルーハーツから認められてきたんではないかと。それまでにもあったけど、なかなかかっこよさにまでは持っていけなかったっていうか…。まぁ、個人的な印象なので別に正しいものじゃないしれんが(笑)。

 昔々…まだブルーハーツがデビューする前、シングル「人にやさしく/ハンマー」をリリースしたばかりの頃のライブハウスツアーの頃にライブを見たことがあって、その時初めてブルーハーツを知ったんだけど、凄かったんだ、これが。パンクとかロックとか言うのよりも体後とぶつかってくるエネルギーのパワーに惹かれたもん。そんでアレコレ聞いてみると(当時はインターネットなんぞないからな…)、まだインディーズでやってるだけのバンドで…、なんてことで、しばらくしたら雑誌にこのファーストアルバムのジャケット共にメジャーデビューの宣伝が載ってて、あぁ、やっぱりメジャーに出てきたんだ…と。

 その時に入手して聞いてたんだけど、ライブで一番気に入っていた曲がこのアルバムには入っていなくて、ちょっと肩透かし。このままリリースされずに終わるのかな…なんてのもあったけど、セカンドアルバム「YOUNG AND PRETTY」に無事収録されました。「THE BLUE HEARTS - THE BLUE HEARTS: SUPER BEST - チェインギャング チェイン・ギャング」ね。デビュー前からマーシーが歌ってて、凄いインパクトだったんだな、これ。もちろんヒロトのインパクトも気が狂ってるんじゃないかってくらいに凄かったけど、ギタリストの歌があそこまでテンション高くて魂伝える歌とはなかなかない話だもん。だからあの二人はずっと一緒にバンドやってるんだろう。あんまりよくしらないんだけど、なんか分かる、っていうのかな。英国人にとってのザ・クラッシュってきっとこうだったんだろう、って思えるバンド。深追いはしないけど、見守っているバンド(笑)。



シーナ&ザ・ロケッツ - 真空パック

真空パック (紙ジャケット仕様) GOLDEN HITS-THE ALFA YEARS

 YMOの所属していたアルファレコードには同じくシーナ&ザ・ロケッツが在籍していたこともこれまた有名でして、それが縁でシーナ&ザ・ロケッツのメジャーデビューアルバム「真空パック」ではYMOとのコラボレーションによる音作りが実践されている。しかし、サンハウスという母体があったものの、いきなりこのようなテクノとポップとロックがくっついたようなサウンドでアルバムデビューを飾ってしまう、しかもYMO付きっていうのはどうなんでしょ?そんなデビュー作で出す度胸のあるバンドってそうそうないんだろうな。だって、最初にこれ聴いた人はこういうバンドなのか、って思ってしまうじゃんね。んで、ファンになるかならないかはあるけど…。もともと生粋のロック小僧達のバンドなのに、なんかヘンな味付けでいいのかな、なんて思う。

 が、そんなことお構いなしの強烈な作品「真空パック」…だから自信があったんかな。収録されているのはどれもこれも思い切りロックチューンなんだけど、音とテンポが無機質でYMO的、そういう意味では上手い融合だったのか。A面はほぼ柴山さん作詞鮎川さん作曲によりサンハウスチームの曲だ。歌詞を見れば一発♪ しかも2曲目の「センチメンタル・フール」って柴山さん、自分のソロアルバムのタイトルにも使ってるくらいだが、そのアルバムにはタイトル曲は入っていないんだな、これがまた。さすがクールだ。そしてヒット曲「You May Dream」が出てしまうのだ…。

 後はねぇ…「オマエガホシイ」はイギー・ポップの「I Feel Alright」の日本語版で、ライブでは有名な作品。しかしまぁ、よくこういう上手い歌詞を乗せるもんだ、と感心するくらいの出来映えですな。B面に入ると更に無機質的要素が強まる…のは英語だからかな。ギターの音色があまりにも金属的だからかもしれないけど、かと言ってつまらないワケじゃないから、やっぱシーナ&ザ・ロケッツというバンドの深さが出てる。もちろん「You Really Got Me」はキンクスのヤツです。この頃ってヴァン。ヘイレンもやってた時期と重なるんじゃないか?もっともまったく異なるアプローチだけど。

 こうして聴くと「真空パック」ってのは、凄く斬新なロックアルバムに仕上げているところに驚いた。ポップでキャッチーでロックで…ってなかなか単純じゃない。最後の「Radio Junk」なんかはモロに鮎川さんって感じだけど、この人の場合存在そのものがロックだから何でも大丈夫なんだろうな、すごいな。テクノとロックの橋渡し、融合点のアルバムで多分世界を見てもこのアルバムしかないかもしれないってくらい珍しい音、に感じました。昔はそんなこと思わなかったけどね。



スネークマン・ショー - 急いで口で吸え!

スネークマンショー(急いで口で吸え!) 死ぬのは嫌だ、恐い。戦争反対!

YMOと来れば…やっぱスネークマン・ショーでしょう…。もう、それだけでアラフォー世代は喜ぶんじゃないかと…(笑)。当時はなんでこういう組み合わせでYMOのアルバム「増殖」で…云々とよく理解できないもので、コラボレーションとかユーモアとかそういうのがまだわかんなかったんだよね。だけど、まぁ、聴いているウチに面白くなってきてしまって、単純に音を聴くというよりもスネークマン・ショーを楽しむってことで、大して深く考えずに聴いていて覚えてしまったものだ。改めて聴くと、くだらねぇ~と思いつつ、非常~に面白くて笑いまくってしまった(笑)。

 CD出てるんだねぇ~って当たり前だけど、別に調べたことないし探し求めたこともないから意識しなかったなぁ…。簡単に手に入るのは「スネークマンショー(急いで口で吸え!)」とか「死ぬのは嫌だ、恐い。戦争反対!」のヘンかな。まぁ、知ったところのネタは割と入っているので楽しめるでしょ。有名なのも多いしね。ラジオ番組がCDで出るってのは凄いことだと思うけどそれもスネークマン・ショーの偉大さか。

 う~ん、やっぱ面白いねぇ~。真に迫った演技でリアルな内容だからかな。みんな好きなネタって分かれると思うけど、そうだなぁ…自分的には、「ホテルニュー越谷」だろうか(笑)。まぁ、「ポール・マッカートニー特別捜査班」とか「警察」とかも面白いし、どれもこれも聴いてみれば笑えるんだけど…「愛の戦場」なんかもブラックだなぁ。伊武雅刀の低い声でのシリアスなジョークがウケるんだ。今はYouTubeで手軽に聴いて楽しめるというのもこれまたよろし。こんな風に残されていく文化の一端って素晴らしい♪



Yellow Magic Orchestra - After Service

アフター・サーヴィス ウィンターライブ’81 [DVD]

 1980年代前半、RCサクセションとYMOってのは割とロック系の中でも相反するバンド、というかどっちかを好きな人はどっちかをあまり聴かないっていう図式だった。狭い世界だったけど(笑)。生々しいロックを産み出すRCサクセションが好きっていうガキとテクノという斬新な音色やファッションというものに惹かれたジャリがいたってことだ(笑)。そんな時にYMO解散…いや散開ってことになってRC好きは大いに盛り上がったものだが…、今やどっちも同じじゃないか、ってことなんだが(笑)。おかげで、RC好きだった自分は仲間内にYMO好きがいるもんだから良く聴いたもんだ。好きではなかったけど、聴いたな。

 中でも一番気に入ったというか、よく耳にして目にしたのは当時NHKで放送したラストライブの模様。ビデオに録ってたヤツのところでみんなタムロしてたもんだからしょっちゅう流れるワケよ。「え~!!」って言いながらも心の中では結構かっこよさを認めていたもんだから、なんだかんだと見て聴いてたかもしれん。脇では女の子とジャレてたり麻雀したりとマセたことしてたもんだが(笑)。

 そうそう、その頃の坂本龍一さんの髪形がすごくて、それで話題だったのもあった…。何でも極端な人達だし、オシャレだったもんな。ライブの時の服装もナチスドイツを思わせる挑戦的なもので、メイクバッチリでニューウェイヴな髪形の坂本さんがあんなに音楽家な人なんてのを知ったのはもうちょっと後の話。YouTubeで見てるとこれまた懐かしいなぁ…。シモンズのドラムセットなんて今知ってる人少ないだろうね。六角形のシンセドラム…、今じゃPCで出せてしまう程度のものだけど当時は革新的な音色だった。…というか全てが斬新なことをしているバンドだったなぁ…。やっぱり世界を取るだけのことはあるバンドだ。その頃からYMOを選んで聴いていたファンは耳が肥えていたのかもしれん…。

 この頃って多分全盛期…だったんじゃないかな。坂本龍一さんは「戦場のメリークリスマス」に出演して音楽も担当、そこのデヴィッド・ボウイとの交流ってのもあるし。キヨシローとは「いけないルージュ・マジック」のシングルで共演してたし、その後「キミに胸キュン」でベストテン登場という快挙もあったし…。あぁ、懐かしき80年代、それも質が高いから許されるのだ、うん。

 ってなことで、この武道館での散開ライブはYouTubeでしか見れないみたいなんだが、アルバムでは「アフター・サーヴィス」っつうのがあって、一応このラストライブツアーの模様から記録されているものなので、近いもの、ではあった。自分的な思い入れとは異なるけど、まぁ、いいや。どっちかっつうとYouTube見て頂戴♪



RCサクセション - BLUE

 フォークからソウル、そしてロックからアイドルや演歌まで全てを巻き込み、自分の血肉にしながら今でも第一線で活躍しているキヨシロー。原点はRCサクセションのフォークにあるが、そこからオーティス・レディングとミック・ジャガーを模倣した最も脂の乗りきった時代のライブアルバムが「 RHAPSODY」であり、スタジオアルバムではやはりこの「BLUE」ではないかい?

BLUE ロックン・ロール・ショウ 80/83 [DVD]
RCサクセション - Blue BLUE

 随分ガキの頃にリリースされてしばらくして聴いた。もちろんロックとかどうのという意識を持つ前に普通に聴いて、それからこの「BLUE」ばかりをず~っと聴いてたから、隅から隅までよく知ってる。ただしカセットテープだったからこんなによく聞こえたかなぁ~という感じでCDを聴き直してるんだけどさ。だから巷で言われるように音が悪いとかどうの、ってのは全然感じないしそういうもん、っていう聴き方だからわかんない。まぁ、今聴けば確かにちょっとモノラルっぽい音の作り方ではあるが、多分狙ってるんだろうな…ってくらいには思うけど。

 しかし充実したアルバムだ。初っ端の「ロックン・ロール・ショー」での「役立たずの神様」って歌詞にはぶっとんだな…。「Johnny Blue」や「ガ・ガ・ガ・ガ・ガ」のファンキー且つロックなサウンドの完成度は凄く高いし、以降のバンドでもなかなかこのファンキーロックさを出したバンドはないもん。RCでもないかもしれんし。そしてRCらしい美しいバラード「多摩蘭坂」は実に壮大なアレンジも可能なスケールの大きい曲…たしか何かのライブ盤ではそういうアレンジで奏でられていて感動した記憶がある。チャボの歌うシャープな「チャンスは今夜」も疾走感あって良いし、捨て曲がないんだよ、この「BLUE」ってアルバムは。

 その後「BEAT POPS」出して武道館やった時のライブがテレビで夜中にやっててさ、それを見てからまた一層RCサクセションのかっこよさに飛びついた…。懐かしい時代だなぁ…。そん時は「気持ちE」の歌詞でぶっ飛んだ(笑)。サウンドとか人となりとかってのは割と無難な線があってスマートだったんだけど、歌詞の皮肉さや活動については結構パンク的ロック的で、ひょうひょうと自分達の意思を表示しているっていうスマートさがかっこよかった。ゴン太2号G2とか梅津和時さんとかもよくって、ヘンだけど面白い、偉大な日本の誇るロックバンド♪

HIS - 日本の人

日本の人 Oh, My Love~ラジオから愛のうた~ [Maxi]

 チャボと蘭丸が思い切りブルースの世界を再現している頃、RCサクセションのフロントマン、忌野清志朗はこれもどういうワケなのか、細野晴臣と坂本冬美と共にHISというトリオ編成を結成してアルバム「日本の人」をリリースしている。坂本冬美って、そう、あの演歌歌手の坂本冬美。リアルタイムで通った人は知ってるだろうけど、そんなことがあったんです。んで、そのCDが割とまた売れた、というか興味を惹いた、というかバブルだし~(笑)、ってのもあって話題になったし、中味も面白かったというワケなのだな。

 簡単に言えば、清志朗が曲を作って細野さんがアレンジして坂本冬美さんが歌うというものなんだけど、個性豊か過ぎて見事なミックス具合。曲はどう聴いても清志朗だよなぁ~としか言えないし、アレンジや音色はやっぱ細野さんか…って具合で、歌はもちろん演歌そのままなんで、細野さんの中継ぎの手腕が見事という見方もある。

 「パープル・ヘイズ音頭」なんてのはもう見事なもので、これこそ細野さんの才能出しまくり。こんな風に出来る人はそうそういないし、しかも全く原曲をバカにすることもなくしっかりと際立たせているし、更に坂本冬美の上手さもがっつりと出ているという代物。そして日本人的には非常~に好ましい音に仕上げてあるのも凄い。そんなのを筆頭に単なる演歌ものでもなくRC的でもなく、上手い具合に配合されたスペシャル企画盤。

 …かと思ったら2005年くらいにもう一回やってるんだね。知らなかった。シングル「Oh, My Love~ラジオから愛のうた~」をリリースしていたみたいで、そっちは聴いてないけど、やっぱりそれなりに価値があったというか面白かったんだろう。日本のロックって奥が深いっ!学ランとセーラー服での出演もナメてて面白いしね。是非YouTube見て欲しいわ~。



麗蘭 - Welcome Home!!

Welcome Home!! [DVD] 麗蘭

 一風変わったジャムセッションからアルバムを数枚リリースしてしまうくらいのユニットになってしまった麗蘭。ご存じRCサクセションの仲井戸麗市と土屋公平「蘭丸」とのジョイント。どこでどういう繋がりでってのはあまり詳しく知らないんだけど、RCサクセションも活動休止中、ストリート・スライダーズも休止中というタイミングもあったには違いないんだけど、ここまで気の合ったギタリスト同士のセッションってのも珍しい。しかもチャボにしても蘭丸にしてもバンドではギターを弾くものの一匹狼的な存在だったから面白い。個性的な二人、という言い方が相応しいでしょう。

 んで、1991年にアルバム「麗蘭」をリリース、その時のライブDVDも「Welcome Home!!」としてリリースされているんだけど、最初聴いた時にはちょっと驚いた…と言うか、チャボの作品が大部分を占めるってのは簡単にわかったんだけど、しっかりと蘭丸らしい味付けがいっぱい振り掛けられていて、基本アコギと歌なんだけど、そこにエレキやら何やらでキラキラと煌びやかに彩られている感じ。だから自然に聴きやすい、っていうサウンドとちょっとキラキラした音が一緒になるから飽きない。よくこういう作品って聴いているとどんどん飽きるんだけど、それがないってのは強いね。リズムや音色にも凝っていけるからそれも面白いし。そもそもライブだけ、っていう発想からやってたユニットらしい。

 ゲスト陣も見事で、蘭丸側というよりはチャボ側の人脈からだと思うけど、ポンタさんや梅津和時。鍵盤にKYONさんとかね。その辺の参加もあってか割と多岐に渡るジャンルの音が入っている。リズム面でも音色面でも。そういう実験的なところは二人で刺激し合ったのかな…なんていうのも想像できて面白い。キヨシローは誰とでもできちゃうことだけど、チャボだからねぇ。

 映像「Welcome Home!! 」の方も面白いらしいので見てみたいものだ。そこまで手を付けてはいないんだけど、ちょっと興味はある。ま、YouTubeでさわりを見てしまえばいい、ってのもあるけど(笑)。調べてみるとまだいくつもリリースされていて、二人の活動は継続してるっぽい。



ザ・ストリート・スライダーズ - History of

History of THE STREET SLIDERS [DVD] Early Sliders LIVE 1983-1987 [DVD]

 昔の日本のロックバンドはとにかく気合いが入っていて恐い印象を受けるものが多くて、ライブハウスに入り浸り…なんてとても度胸がいることだった。そういうのに自然と入れている人は多分普通にロックをやってる人達なのかもしれない。ロックをロックと意識している人ではなくそもそもロックな人。うん、多分みんな昔のライブハウスって恐かったと思うけどな(笑)。中でも福生の米軍基地周辺のライブハウスに出演することでひたすら鍛えられまくったバンドにザ・ストリート・スライダーズってのがあって、一般的には非常にメジャーになってからの印象だと思うので、そういう恐いもの見たさ的な面は割と和らいでいるのかもしれないけど、これがまた筋金入りだったりする、らしい(笑)。

 とにかく無口なバンドのメンバー、らしくあまり語らない。ライブのMCなんかでもあまり語らないようで、とにかく音を聴いてくれ的なトコがあって、妙にかっこよい。もちろん音の方もストーンズが基本になったサウンドなんだけど、ストーンズよりも二本のギターのコンビネーションってのを凄く意識したバンドなので、どれもこれもがギターのリフが絡み合うものばかり。二人のギターが同じ事を掻き鳴らすってことはまずない。世界中を見渡してみても実は常に二つのギターを絡めたリフで構成された楽曲ばかりをやっているバンドってのはもの凄く少ない、っつうか多分ない。ジョージア・サテライツとか近いけど…。

 それでいて気怠いルーズなブギというかロックが基本になってて、動きはあんまりないし、果たして何が良いんだ?って思うんだけどさ、拳振り上げるだけがロックじゃないんだよ。こういうのもアリなんだよ、って言わんばかりにさっきの福生のライブハウスでアメリカ人に鍛えられたグルーブで押しまくる世界。

 この流れで…ってのあるけど、ザ・モッズとスライダーズって割と知り合いらしいし、どちらもエピックソニーだったしさ。んで、ザ・ストリート・スライダーズをアマゾンで探してみるとこれもまた発掘のDVDライブ集なんてのが出ていて、昔の映像が見られるらしい。「History of THE STREET SLIDERS」と「Early Sliders LIVE 1983-1987」あたりだけど「History of THE STREET SLIDERS」なんてもう知った曲ばかりで、懐かしいねぇ~。こんなの映像で見れるんだ~、とばかりに驚く。昔は見れる手段なかったしさ。三枚目「JAG OUT」くらいまでがちょっと燻ってて好きだったな。



ザ・モッズ - This Is The Gang Rocker

THIS IS THE GANG ROCKER 1981-1983 [DVD] HANDS UP(I CROWNS) [DVD]

 古くはThe Mozzと書いたらしいが、結局デビュー時にはThe Modsというスペルに戻したようだ。その後ロンドンに渡り音は良いがバンド名がよくない、と言われたこともあるらしいが結局そのままで一貫している。あまりにもクラッシュ的なバンドとして有名だが、そのポリシーも一貫している所が多くのファンを掴むのだろう。

 うん、自分的にはやっぱり「激しい雨が」の頃に知ったバンドなので最初のイメージはそんなもんだけど、徐々に聴いていったバンドでして、やっぱライブ盤が好きだった。ナマナマしくてね。んで、最近では古い頃のライブDVDも割とリリースされているみたいなので、もしかして結構楽しめるんじゃない?なんて思うんだけど、どうだろ?まだ見てないんだよね。どっか青臭く見えてしまう部分はもちろんあるんだろうけど、それでもハマり込めるといいな…。

 「THIS IS THE GANG ROCKER 1981-1983」と「HANDS UP(I CROWNS) 」っつうのがあるけど、どっちも良い時期のを入れてるねぇ~。「Two Punks」がないのが残念だが、それ以外は良い選曲じゃない?っつっても何年も聴いてないから曲も覚えてないっての多いんだが、多分聴けば一発で思い出すくらいには聴いていたことのあるバンド。やっぱりメッセージ色が強かったバンドだけど、ストレートすぎないところが良かったのか、メジャーレーベルの思惑だったのか、ちょっとひねってる当たりが心地良かったんだろう。そういうオブラートがないインディーズのバンドも良いかもしれないけど、メジャーで出てくる以上はしょうがない…。そういうジレンマはあったのではないだろうか?なんて今更ながらにして思うけど、結果オーライ、かな。

 今でもアルバムを出し続けていてライブもこなしている。もう30年やってるんだがなかなか一般認知が高まりきらないのも残念だけど、やってる側からしてみればそれこそ力なりっていうモンだろうし、固定的なファンは絶対ついてくる魅力はある。今からでも聴けばかなり惹かれるサウンドだと良いんだが…。YouTubeで聴いてみるかねぇ。



ルースターズ - Live 1982

LEGENDARY LIVE LIVE 1982

 ドラマー池畑潤二氏の名前は柴山さん関連を漁っているといつも出てくるし、もちろんルースターズというバンドのドラマーだったことも有名。っつうかルースターズの方が一般的に有名だよな…ってことは自分の認識が間違っているのかもしれん。柴山氏を中心に考えてるからそうなるんだが…、まぁいいでしょ。めんたいロックの元祖なんだからやっぱ中心にいてもらわないとね。

 ってことで池畑さんの在籍していたルースターズ…、今でも、か。最初期の大江慎也さんがいた頃の骨っぽいロックバンド時代から花田さんになり、ガラリとニューウェイヴ色の強くなったルースターズ。自分はその華やかな方からリアルで聴いたのでイマイチ印象がよろしくなかったバンドだったんだよね。そのうち色々と知るようになってから聴き始めたバンドなので、ちょっと感覚が違った。最初期を聴いてしまうと、そりゃもう好きなので「え?」ってなくらい驚いてよく聴いてたけど。

 んで、ここのところ昔のライブとかボックスセットとかが結構頻発されているので、全部集めて聴くワケじゃないけど、やっぱりかっこよい時期なので聴くんだよ。すると、やっぱりスゲェ~ってなことになるんだけど、見事に柴山さんの世界と曲作りを受け継いでいて、めんたいだから、っていうだけでなくってもう完全にモノにしてる。「恋をしようよ」なんてのもそうだしさ。これ柴山さん絡んでたと思うけど、見事なまでにルースターズ節だもん。

 だから「LEGENDARY LIVE」とか「LIVE 1982」とか聴いてると何か血が熱くなるんだよ(笑)。それほどどのライブに違いがあるワケじゃないんだけど、やっぱ気になってしまう。ロックンロールいいなぁ~と単純に思うしさ。再結成してフジロックでやったのとか凄い評判良かったみたいだし、ボックスもそれで売り切れとか聴いたし、やっぱ伝説的なバンドなんだろうと思う。こういう人達ってオリジナリティあるバンドだな、って気がするし…。



アナーキー - アナーキー

 日本にパンクムーヴメントが起きたのはロンドンに遅れること数年はかかったんじゃないだろうか?もちろん情報に敏感な人間達はもっと速かったかもしれないが、多分それくらいはかかったと思う。ロンドンでパンクが終わる頃に日本でパンクが知名度を高めてきたって感じ。だから日本にはピストルズ好きよりもクラッシュ好きな奴の方が多い。だって、パンクに目覚めた時にまだリアルパンクで生きてて、しかも数年後には来日公演したくらいだし。だから日本のライブハウスで叫んでいたバンドの多くはピストルズの影響よりもクラッシュの影響を受けていることの方が多い。多分。

アナーキー(紙ジャケット仕様) 80維新(紙ジャケット仕様)

 今ではギタリスト的になんとなく知られている藤沼伸一さんは元々アナーキーというバンドで出てきた人だ。ちなみにこのバンド、思い切りパンクなバンドで最初から放送禁止な歌詞があったりする。ただ、カリスマ的なメンバーがいないので誰が、というよりもアナーキーというバンドという単位で見られるので、まぁ、ある意味では正しいんだけど、バラけると難しいね。もうひとりのギタリストのマリさんはパーソンズのボーカルのジルさんと結婚していた事もある人…、って痴話喧嘩で刺して傷害罪逮捕っていう前歴もあるらしいけど…、なんか凄い。

 それはともかく、アナーキーというバンドも勢いで出てきたは良いが、時代はすぐに煌びやかな80年代となる1980年にデビューしている。おかげでどこか取り残された感じで常にアウトローな位置付けでもあったが、結構人気あったバンド。最初のアルバム「アナーキー」ではチャック・ベリーの「ジョニー・B・グッド」やクラッシュの「ロンドンは燃えている」のカバー「東京イズバーニング(検閲不可曲)」があったりする…。あ、「ホワイト・ライオット」もあるか。まぁ、以降はスカやレゲエにも接近するので見事にクラッシュの真似ではあるが、音楽スタイルはともかく歌詞による直接的な反抗・抵抗はあまりにも強烈で、不安を溜め込んでいる時代の若者には大ブレイクした。自分はそこまでハマらなかったけど、インパクトはあったかなぁ。ただ、あまりにも恐さが出てしまったバンドで取っつけなかった面もある。

 だから聴くのは凄く久々で、こんなんだっけ?と思うけど、やっぱ強烈なインパクトは変わらない。なんか左翼みたいに見えるのでヤバイんじゃね?みたいなのもあるけど。コレ、鉄道員の制服をトレードマークにしてたんだね。だからちょっと恐いのかな。ん~、この手の日本のバンドは好きなんだけど、アナーキーは苦手だなぁ…。今から一生懸命聴くってのでもないので、多分そのままだろうけど、どっちかっつうと寄り付けないってトコです。



Ruby - Radio Active

Radio-Active(紙ジャケット仕様) Fall-Out(紙ジャケット仕様)

 元祖グラム野郎とも云える柴山俊之さん。元々は英語でしか歌を歌ったことがなくって、日本語で歌うとか歌詞を書くなんてのは全然考えたことがなかったという…。サンハウスでオリジナル曲をやるにあたって初めて日本語で歌詞を書いたらしいが、そのセンスは明らかに才能としか云えない。恐らく古いブルースナンバーなどの歌詞を英語のまま解釈して歌っていたことで、歌詞の作りからとかダブルミーニングなんてのを自然に学習していたが故の結果として日本語で歌詞を書くにしても同じ作り方をしているんだと思う。だからこの人の歌詞はまずつまらないものがない。どれもこれもユーモアに溢れたものばかりでね。自分的には歌詞を聴く、という人は多くない中で数少ない歌詞に興味を持ってしまう人です。

 そんな柴山俊之氏も既に60歳を超える長いキャリアを誇る人になっている。先の本田恭章なんかにも歌詞を提供したりしているが、実に様々な人に歌詞の提供や楽曲の提供をしているところが面白く、その交流の広さは見事なもの。それだえを羅列してくれたら凄いことになるだろうなぁ…とも思うけど、どうだろ?オフィシャルサイトにあるのかな?

 …ってなことで柴山俊之さんなんだけど、去年にソロ活動時のアルバム二枚とルビーというバンドでのアルバム、更にルビーでの未発表ライブが2タイトルまとめて紙ジャケットでリリースされている。多分ほとんど売れなかったんじゃないかと思うけど、しっかりと全部入手してしまった自分…。書こう書こうと思いつつも一気に5タイトルだったのでじっくり聴いてから…なんて思っていたのをすっかり忘れてた(笑)。中でも一番気になったのはルビーでの91年の2枚組ライブ。このルビーってバンドの面子がこれまた凄くてね…。ギターに元アナーキーの藤沼さん、ドラムも池畑さん、ベースはもちろん奈良さんで、後は鍵盤に野島さんという布陣なので文句なしに王道日本のロックなワケです。アルバム「黒い地球儀」だって思い切り柴山さんのロックンロールがぎっしり詰め込まれているので、その拡大ライブ盤でサンハウスのナンバーも多数入っているとなれば気になるでしょ。

 んで、そのライブアルバム「Radio-Active」が凄い白熱しているんで安心した、っつうかハマり込んだ…。ロックってこういうもんだよな、と毎回のように思う。ちょっとパクリが多いんだけど、それこそツェッペリンだってそうだったワケで、日本でここまで上手くパクれる人も多くはないし、何をしても許される世界観持ってるしさ。んなことで発掘ライブ音源ではあるけど、しっかりと聴ける台頭。もう一つの未発表ライブは99年にライブやる時にルビー名義にした「Fall-Out」というもので、こっちも面白いけどね。



本田 恭章 - It's No Fashion Game


 ビジュアル系の元祖…今のバンドの原型ってのは多分ボウイとかバクチクだったんだろうけど、その前に美少年系ってのもあったような気がするんだよな。それこそ今をときめく中川翔子の父親である中川勝彦とか本田恭章とかさ。まぁ、単なるビジュアルの話だとサンハウスの柴山俊之なんかも思いきりグラムロックなワケで、そこまで行くとどうなの?って話になるんで、ちょっと止めておくことにするが(笑)。

 もっともその辺追求しても何も面白いことはなくって、ふ~んってな話になるので多分単なる思い出話になる気がするんで、ど~でも良いんだけど、昔ハノイ・ロックスを見た衝撃からハノイ・ロックス好きで、そしたら本田恭章がハノイ・ロックスのアンディ・マッコイから「Keep Our Fire Burning」という楽曲提供を受けてアルバムに収録!なんてのを知ってから本田恭章ってそういうロックな人なワケ?と思って探しましたもん。んで、これがまたかなり美しくもアンディらしい旋律の曲で素晴らしく、近年ハノイ・ロックスとしてレコーディングされたものを聴くとやはりこれこそ本家という感じの名曲。本田恭章バージョンはどうしてもボーカルはそれほど…というかあまり聴きたい声質ではなかったんで、楽曲を聴くようにしていた気がするけど、それでもまぁ、ルックスの良い人がやっているってのは女の子には人気だろう。男的には「え~??」ってなモンだが、本田恭章の場合は仙八先生での「ナイフを持った少年」ってのがあるから何か得体の知れないモンがあったかも(笑)。

 そんなことでちょろっと興味を持ったこともあっていくつかアルバムを聴いたこともあったが、アイドル的なデビュー曲「0909させてよ」ってのはともかく以降はかなりエッジの立ったロック路線を歩んでいて、後に渡辺美里のバックでギターを弾くことになる人をギタリストに据えてライブをやっていたとか…なんかそんな記憶がある…。アルバム「It's No Fashion Game」はジャケットからしてちょっと普通ではなくって、かなりロックしてるアルバムじゃないか、と見直した作品だったかな。まぁ、それもこれも一瞬のことでさっさと興味の対象は次に移っていくのだが…。

 中川勝彦についてはねぇ…アルバム何枚か家にあって…いや、姉がいるとそういうのがあるんだよ。んで、カネのないガキは姉の持ち物を聴くワケでして、それで色々と変わったものを聴いてたかもしれん。んで、アルバムあったけど、全くよく分からない世界でした。ま、そもそも美少年系ってのがよくわからんかったが(笑)。そしてやっぱ女の子のアイドルが良い、ってなことに走るのだな(笑)。

バクチク - Hurry Up Mode

HURRY UP MODE(紙ジャケット仕様) SEXUAL XXXXX!(紙ジャケット仕様)

 ボウイの歴史から新宿ロフトの世界に進むかな…と思いつつ、そういえば群馬ってこの後バクチクも出てきてロックの街と勘違いされたような…と。まぁ、だからと言ってバクチクなんてのもほとんど聴いたこともないし、特に興味を持っていたワケじゃないんだけど、インパクトは凄かった。今見ると単なるギャグでしかないんだが(笑)、それも含めて80年代か。

 自分が知ったのはもちろんメジャーデビュー時の宣伝からで、ビクターのラジカセのCMか何かで出てきていたのかな?雑誌なんかでもあのとんでもない長髪の逆毛立ちはインパクトあったよ。そして当時から思っていたのが、ボーカル以外の人のあの髪形はやはり誰も似合っていなかった…っつうか無理がありすぎたんじゃね?って感じ。それでもねぇ、やっぱビジュアル系と呼ばれる…今や世界を制するビジュアル系の元祖でもあるバンドだし、音も実はかなりおしゃれな英国・欧州的ゴシック・ロマネスクサウンドを踏襲していたんだな、と今にして理解。当時もちょっと違った雰囲気を出していたけど、底辺がそういう所にあったワケか、と。ニューウェイブっつうよりももっと極端な方向性、だよね。もっとも売れてる時にはそういう路線は出しつつも、やはり歌メロ重視のポップなロック調な楽曲でキャッチーにちょっと妖しくって路線でしたが。

 このバンド、面白いのはインディーズでアルバム「HURRY UP MODE」一枚出してて、その後「SEXUAL XXXXX!」でメジャーデビューしてるんだよね。何となく狙ってインディーズで出したような気がするけど、どうなんだろ?80年代後期だからもうインディーズの青田刈りをメジャーレーベルが始めていた頃なので即座に引っ掛かったっていうタイミングなのかもしれないけど、中でも成功した方のバンドだろう。今でも現役で活動しているワケだし、しっかりとミュージシャンな人達だったんです。インダストリアルサウンドなんかも展開しているようで、下手な新人がそういうの出すよりもバクチクが出してくる方が受け入れやすいでしょう、そういうニッチな世界は。似合ってるし。つってももう20年前の人達だからいい年だよね…。

 しかし最初期しか知らないからYouTubeで眺めてみるが…、見ている方が恥ずかしくなるような音色と曲調ってのはなぜだろう?バクチクに限ったことではないかもしれないけどあまりにも古めかしく見ててしまって…。やっぱりチープなブラウン管の中の出来事だから…ということにしておこう。しかしそんなのが簡単にチェックできてしまう今の世の中って素晴らしい…。

ボウイ - Boowy

 デヴィッド・ボウイからそのままバンド名を拝借したバンドが日本のボウイ。1996年のデヴィッド・ボウイ来日公演では前座に布袋寅泰が配され、本人も信じられない気持ちでライブを演奏していたらしい。ちなみにその時の布袋さんのセットの最後はデヴィッド・ボウイの「Starman」でして、これでデヴィッド・ボウイがこの日のステージでは「Starman」をやることはないんだ…とわかってしまったのが残念。個人的には全く布袋さんに興味がなかったので途中からしか見てないが。

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 そんな逸話はともかく、ボウイと言えば80年代を駆け抜けた代表バンドだしカリスマ的存在でもある。ある世代には非常に懐かしいだろうし、今の世代でも割と伝説化されているらしい。バンドのキーマンは布袋さんと氷室さんだろうけど、布袋さんはボウイが売れる前からあちこちのバンドに参加していて、セカンドアルバム「INSTANT LOVE」をリリースした後くらいまでオート・モッドとペッツというバンドに参加していたんじゃないかな。その後のオート・モッドを見るととても布袋さんがいたバンドとは思えないけど、そういうもんか。

 さっきネットでちょこっと、ボウイって…なんて調べてみるとデビューが1982年で解散が1987年、翌88年の4月にできたばかりの東京ドームでこけら落としライブを兼ねて解散ライブをやったんだが、ってことは活動期間6年?そんなに短かったんだ…。それで伝説だったり、今でも語り草になるってくらいなモンで、70年代の英国ロックバンドでもそうだけど寿命が短くてもしっかり根付くものもある。日本でも80年代ってのはまだまだそんな時代で、どのバンドもそれくらいの寿命だったよな、と言われてみると思うんだけど、それってマーケットの需要と共にバンドの寿命がある程度決まってくるってことかも。因果応報ではあるな。

 ん~っと、日本のロックの歴史ってもちろん60年代のGSから70年代の世界を経て、70年代末から出てきたパンクムーヴメントから80年代のインディーズとメジャーなバンドブームみたいになっていくんだけど、メジャーなのはあんまり追求しなくても勝手に音も情報も流れてきたから大して興味なかった。ボウイだって初期はインディーズみたいなもんだったから聴いたけど結局三枚目「BOφWY」からちょっとスターダムに登り、次の「JUST A HERO」で完全にメジャー。この頃にはもう聴かなかったかな。それでももちろん耳に入ってくるもんだったが。凄い人気だったもんな。本人達のパンクつっぱりロック路線があんなにウケるもんか?と思うが楽曲は確かにキャッチーでビート感が心地良い曲が多くて新鮮な刺激だったんだろうと。

 ん~、もう20年前の話なんだな、とつくづく実感。アルバム語るハズだったけどなんか思い出話ばかりになってしまった(笑)。ま、そういう路線でも良いか。ちと新しい切り方でストーリーを綴ってみますかね。



David Bowie - Scary Monsters

 クイーンとボウイがコラボで制作したスマッシュヒットソング「Under Pressure」については有名な所で、フレディ・マーキュリーが存命中はクイーンのライブで歌われていたものだが、没後はボウイがライブで取り上げている。これによってこの曲の可能性が広がり認知度も高まっている…。その「Under Pressure」はクイーンがスタジオに入っている時に同じスタジオを利用していたボウイがいた事で実現したコラボとのこと。ボウイが録音していたのは多分映画のサントラか何かだと思うが、まぁ、偶然にしても凄い作品を作ったものだ。ものの半日で二曲できたらしいからな…。

スケアリー・モンスターズ ロジャー(紙ジャケット仕様)
David Bowie - Scary Monsters Scary Monsters

 そのちょっと前にボウイがリリースした名盤がこの「スケアリー・モンスターズ」。ボウイカタログの中で最も中途半端な位置に属するとも云える作品で1980年リリース。それにしても割と疾走感のある、そして多彩なゲスト陣を迎えていてもっと話題になってもおかしくない作品なのだが、割と名前が出てこない。あのロバート・フリップがほぼ全編に渡ってエキセントリックなギターを弾いてくれているのと、「David Bowie - Scary Monsters - Because You're Young Because You're Young」では何とピート・タウンジェンドがギターを弾いているんだな。あんまりそれらしい弾き方ではないので見過ごされがちではあるけど、この頃のザ・フーっつったらケニー・ジョーンズを迎えたちょっとモダンな曲が多かった時期なので、おかしくないね。フリップ卿の方はヘンなことしてるってのもあるけど、やっぱりエグいギターが入ってくるの一発でわかるでしょ。そのせいあってか結構シャープでエッジの立った作品なんだけど、そこがボウイのマイルドさなのか、歌によってなのか他の音色によってなのか、上手く包み込んで聴きやすい作品に仕立てている。ボウイの歌声とメロディが大きいかな。

 さて、もうひとつふたつ…。まずは冒頭を聴いていて日本語のナレーションに驚く。この辺の使い方もクイーンと似たところか(笑)。ここでのナレーションをボウイは自分で話すには日本語は難し過ぎたらしいのでヒロタ・ミチさんによるものになっているが、何か、この日本語もヘン(笑)。それと、やっぱり目玉…と言うか楽曲の良さとプロモの新鮮さと衝撃的という意味で「Ashes To Ashes」だろうなぁ…。「Space Oddity」で登場したトム少佐がただのジャンキーだったんだよ、っていう決別…。ストーリーテラーです、ほんとに。それとフリップ卿のギターの凄さと妙なポップさ加減の名曲「Teenage Wildlife」も聴き応えたっぷりで、全然名作の域に入ってくるアルバムなんだけどな…。この後の「レッツ・ダンス」とは比較にならないけど、前の「ロジャー」に比べりゃ全然傑作でしょ。んでもって80年代に入った音作りをきちんとしていたってのもボウイらしい。

 この頃って「クリスタル・ジャパン」によるCM曲も有名になってるし、割と活躍してるもんな。もちろん現役の人なんだから当たり前だけど(笑)。自分のCDは90年にリリースされたボーナストラック付きのだから色々な曲が入ってて久々に楽しんだ…。けど、これ、今はもうアチコチに収録されているんだろうな。「Space Oddity」の1979年録音バージョンとかさ。う~ん、面白いっつうか音と楽曲アレンジのチープさはちょっと引っ掛かるかもな…。



Queen - Live At Wembley '86

 1986年のクイーンと言えば、当時は誰も気付かなかったが最後のライブツアーを行っていた年だ。アルバム「カインド・オブ・マジック」のリリースに合わせたワールドツアーを敢行して、しかも東欧や南アフリカなど普通のロックバンドとはちょっと違う地域での人気が高かったバンドってのもあって、そっちの方まで進出。おかげでアメリカ以外の国ではクイーンってのは相当知名度の高いロックバンドになったワケだ。そんなクイーンのライブ盤はと言えば当時は「Live Killers」くらいなもので、このワールドツアーの様子を収めたライブ盤ってことで「ライヴ・マジック」ってのがリリースされた。しかしだ、コレ、一枚物のライブアルバムで、しかも何となくダイジェスト的にしか聞こえないライブアルバムだったのであんまり聴かなかったな。ちょこっと調べてみるとブダペストと最後のライブとなった英国のネブワースとウェンブレースタジアムでのライブから収録されているらしい。う~ん、今ここで「ライヴ・マジック」ってのもなぁ…。

クイーン・ライヴ!!ウエンブリー1986(紙ジャケット仕様) Live at Wembley Stadium (2pc) (Rmst Dol Dts Mul) [DVD] [Import]
Queen - Live At Wembley '86 Live At Wembley 1986

 なので、こっち♪「クイーン・ライヴ!!ウエンブリー1986」。1992年にリリースされたラス前のロンドン・ウェンブレーの二日間のライブから抜粋した完全ライブ盤に聴かせる真骨頂の二枚組。ついでにDVD盤「Live at Wembley Stadium (2pc)」もリリースされているので映像でも楽しめるのが良い。この黄色いジャケットとか有名だよね。そんでもってまた相当に気合いの入ったライブステージの収録ってのもこれまた凄い。フレディ・マーキュリーだけでなくってバンド全体がとんでもなくテンション高いライブでさ。楽曲的には往年のロックからかけ離れた時期だったハズなんだけど、こんな凄いライブを演じていたっつうのがクイーンの底力。ってか、フレディ・マーキュリーの歌唱力に磨きが掛かりまくってるし、バンドのパワーもとんでもない。そして楽曲の良さも手伝って観客大合唱ってのも恒例ではあったけど、改めて聴くと凄い。映像見てても完全なるパフォーマーとして君臨しているフレディ・マーキュリー。自信に満ち溢れた勇姿は唯一無二。

 さすがにCD二枚組だと新旧入り混じった曲が詰め込まれているし、実際のライブもそんな感じだっただろうから聴きたい曲が大体聴けるってなモンだ。最初期の「In The Lap...」とか「輝ける七つの海」から新作あたりまで…。コレ聴いてちょっとびっくりしたのは黄金の最後のメドレーの途中に新曲「Friends Will Be Friends」が挟み込まれていたことかな。最初は何だコレ?って思ったけど、確かに良い曲だし、ここに入れたがったのも判る気がする。

 クイーンが最も世界にアピールしていた黄金時代のパフォーマンスを見るなら多分どのライブよりもこのDVD「Live at Wembley Stadium (2pc)」だろうと思う。それぞれに色々な良さがあるけど、コイツが完璧ではあるね。絶頂期で姿を消してしまったクイーンの伝説は今でも生き続けているのだった…。そしてポール・ロジャースに戻る(笑)。



Brian May - Back To The Light

Back to the Light ETERNAL HARMONY(DVD付)

 ヘソ出しクイーンの異名を取った本田美奈子の1987年のシングルで作詞作曲とも手がけて提供したことのあるクィーンのブライアン・メイだが、そもそも本田美奈子がライブの最後にちょっと前に売れたフレディ・マーキュリーの「I Was Born To Love You」を歌っていて、そのライブテープとアルバムを英国EMI経由でブライアン・メイに送ったことからブライアン・メイが興味を持ち、曲の贈呈となったようだ。元々人が良いブライアン・メイらしい逸話。その後本田美奈子が亡くなった時には丁度日本にポール・ロジャースと共にクイーンで来日しており、速報を聞いた後自身のHPで追悼の意を表していたことも人柄の良さを物語る。更にその後の追悼盤「心を込めて...」では「Golden Days」のリマスターを行い、「ETERNAL HARMONY」では「Amzing Grace」も作り直したという気の入れよう。

 そんなブライアン・メイもエディ・ヴァン・ヘイレンなんかと遊びで作ったアルバム「Star Fleet Project」はあったが、クイーン活動中はソロアルバムを作ることもなくひたすらクイーンに捧げていたのも、これまた人柄の良さ。フロントマンのフレディ・マーキュリーはさっさとソロアルバム「Mr.Bad Guy」をリリースし、更に「バルセロナ」という傑作まで作り出したことを考えると、欲がないというのか、そもそもソロ活動には熱心ではなく、仲間内とのセッションを楽しむ方だったのかもしれない。

 そんなブライアン・メイがフレディ亡き後、追悼コンサートを仕切ったのもあるが、自身のソロアルバム「Back to the Light」をようやくリリース。古くからブライアン・メイがクイーンで作った曲や歌などが好きだった人には嬉しい内容だっただろう。また、ブライアン・メイのハードロック好きな側面を期待した人や美しいソングライティングを期待した人もいるんだろうけど…。そうだね、自分的にはあまり好みでなかったから大して期待しなかったんだけど、やっぱり「Brian May - Brian May: Live At the Brixton Academy - Too Much Love Will Kill You Too Much Love Will Kill You」のメロディはさすがだと思った。他はそんなに目立つ曲もないし、飽きてくるんでまともに何回も聴いてないけどさ。やっぱクイーンのソングライティングはフレディありき、って思ってたしね。ブライアン・メイや他のメンバーの曲はやっぱりアクセント的だからこそ良かったっつうかさ。もちろんギタリスト的な聴き方はでいるんだけど…、ちょっとそこまででもない。やっぱクィーンが偉大過ぎたのか。



本田 美奈子 - ザ・クロス~愛の十字架

ゴールデン☆ベスト 本田美奈子.クラシカル・ベスト~天に響く歌~(DVD付)
本田美奈子 - ゴールデン☆ベスト 本田美奈子 ゴールデン☆ベスト

 エイプリル・フール♪ってなこともあって、ちょっとお茶目に…、コレです(笑)。うん、1986年の本田美奈子と言えば「本田美奈子 - ゴールデン☆ベスト 本田美奈子 - 1986年のマリリンマリリ~ン♪」なんだけどね(笑)、その後秋頃にはしっとりと「本田美奈子 - ゴールデン☆ベスト 本田美奈子 - The Cross (愛の十字架) Cross In The Shadow~♪」なんて歌ってまして…。有名な話だけど、ゲイリー・ムーアが作曲した…、作詞もかな…、シングル曲で、誰が何をどうしてゲイリー・ムーアがここで登場したのかよくわからないのだが…、多分この頃の本田美奈子って結構ロック色に染まりたがっていたようなことがきっかけなんだろうか。当時ゲイリー・ムーアは日本では相当売れていたしね。わからんけど。

 いや、それでちょっと思い出したので、どんなんだっけ?と正に何十年ぶりに聴きましたよ、本田美奈子の「本田美奈子 - ゴールデン☆ベスト 本田美奈子 - The Cross (愛の十字架) ザ・クロス~愛の十字架」。お~、こうして聴くと、全くゲイリー・ムーアそのまんまのメロディとギターじゃないか。アイルランドの寒さがそのまま出ているし、日本語で歌われるとやはり演歌チックになるもんなのだ…と。本田美奈子って歌巧いけど、結構難しいのかな、この曲。歌い慣れてないのかちとミスも目立ったりするけど、まぁ、アイドルだったから良いんだろう。へぇ~、こんなんだっけ…。冷静に聴くとギターも頑張ってるんだ~とか、歌も一生懸命情感込めて歌ってる…とか色々考えちゃうけどさ、亡くなってるんだよね彼女。若くて可愛かったのに。

 …。デビューしてしばらくした頃のアイドルって昔はサイン会とか握手会とかあって、たまたま他の用事があって出掛けた時の屋上で握手会か何かやってる時に遭遇したので興味半分で見に行ったことあるんだけど(笑)、小さかった~、身長が。んで、細いしさ、こんなんなの?ってくらい普通よりも小さいサイズの女の子で、へぇ~って思った記憶がある。うん、可愛かったのは実物の方が可愛かった、と記憶してるけど。音楽的に意識して聴いたことはなかったけどなぁ…、ただ、最初の「本田美奈子 - ゴールデン☆ベスト 本田美奈子 - Temptation (誘惑) Temptation」は流行ってたし好きな曲だったね。あ、「マリリン」も、ですが(笑)。この後ミュージカルやったり色々やってて結構本格派の歌手として活動していたらしいけど、その辺は全然知らない…。んでも、好きなことで努力していたんだな、と後で思ったかな。

 うん、ゲイリー・ムーア、いい仕事してます。 自分でも名盤「Gary Moore - Wild Frontier Wild Frontier」でやってるくらいだからね。

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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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