Rhapsody - Symphony Of Enchanted Lands Part2
音で表現するドラマ性、すなわちロックオペラと呼ばれたりシアトリカルなロックバンドと呼ばれたりするんだけど、そういう側面を強調して一大絵巻を繰り広げるというバンドもいくつか存在していて、それがまた大衆に受け入れられているというのも珍しいが、あるにはある。ザ・フーのロックオペラ「トミー」やプリティ・シングスの「S.F.ソロウ」なんてのから始まり、それこそ名盤なんてのはいくつもある。フロイドの「The Wall」とかさ。それで時代が進んでいくとDream Theatreを筆頭としたメタルとプログレを合わせたものが出てきてそこに物語的要素をハメることでより一層世界観を広げるという手法を90年代に採り入れて出てきたバンドがラプソディというバンド…かな。

んなこと書いても全然知らなかったので偉そうに書けるもんではない。あれこれ調べていて、「ほう、そうか…」と見ていると最初のアルバム「レジェンダリィ・テイルズ」から「パワー・オブ・ザ・ドラゴンフレイム」までがひとつのストーリーになっていて…なんていく壮大なコンセプトに基づいた芸術集団でして、こりゃすごい、と。ムーディ・ブルースがそんなことをやってたけどね。んで、何故かその中のひとつではなくってその一大絵巻物語が終わって、次に進むのか?みたいな作品でもあるらしい「Symphony Of Enchanted Lands Part2」ってのを聴いたワケです。いや、ストーリー展開がアルバム一枚でしっかり練られていて音の作りも素晴らしいというようなことをどこかで目にしたので、アルバム全部を聴いていくのもまだ大変だから、とりあえずどんなんだろうか、と。
驚いた。ヨーロッパで日本のアニメが定着化しているというのはなんとなく知ってたけど、こういうところに影響が出ているとは知らなかった。歌メロが昔のアニメソングの歌メロなんだよ、これ。クサメタルってそういうもんらしいけど、ここまで仰々しいメロディを歌うんだ、というのに驚いた。バックは壮大なオーケストラとかコーラス隊、美しいピアノや鍵盤による旋律を加えたヘビメタ、しかもかなりスピードのあるもので、メロディアスなラインを次から次へと繰り出してくるくらいよく出来ていて素晴らしい、の一言なんだが。アルバムジャケットにしてももうファンタジックでロールプレイングゲームの要素も入っているんだろうなぁ、こういうのは。アニメっつうかゲームの世界というか、要するに現実逃避の世界でして、見事にファンタジックな世界を展開…。だから最近のこの手のバンドはアニメファンからも人気あるってのはそういうことか、と納得。
でもね、日本人の性なのか…、こんだけ臭いメロディーと起伏に富んだ楽曲構成による展開、更にテクニカルで美しいメタル的なギターソロの旋律と壮大なオーケストラ、そして速いスピードによる圧倒的なパワー、というものは実に好きなのだ(笑)。だから聴きやすいし、ついつい笑いそうになりながらもその世界観を楽しんでます。そのうち全アルバム聴いてみたいもんね。ちなみにイタリアのバンドなので情感たっぷりなのは想像できるかもしれん。更に映画「ロード・オブ・リング」でも使われたみたい。


んなこと書いても全然知らなかったので偉そうに書けるもんではない。あれこれ調べていて、「ほう、そうか…」と見ていると最初のアルバム「レジェンダリィ・テイルズ」から「パワー・オブ・ザ・ドラゴンフレイム」までがひとつのストーリーになっていて…なんていく壮大なコンセプトに基づいた芸術集団でして、こりゃすごい、と。ムーディ・ブルースがそんなことをやってたけどね。んで、何故かその中のひとつではなくってその一大絵巻物語が終わって、次に進むのか?みたいな作品でもあるらしい「Symphony Of Enchanted Lands Part2」ってのを聴いたワケです。いや、ストーリー展開がアルバム一枚でしっかり練られていて音の作りも素晴らしいというようなことをどこかで目にしたので、アルバム全部を聴いていくのもまだ大変だから、とりあえずどんなんだろうか、と。
驚いた。ヨーロッパで日本のアニメが定着化しているというのはなんとなく知ってたけど、こういうところに影響が出ているとは知らなかった。歌メロが昔のアニメソングの歌メロなんだよ、これ。クサメタルってそういうもんらしいけど、ここまで仰々しいメロディを歌うんだ、というのに驚いた。バックは壮大なオーケストラとかコーラス隊、美しいピアノや鍵盤による旋律を加えたヘビメタ、しかもかなりスピードのあるもので、メロディアスなラインを次から次へと繰り出してくるくらいよく出来ていて素晴らしい、の一言なんだが。アルバムジャケットにしてももうファンタジックでロールプレイングゲームの要素も入っているんだろうなぁ、こういうのは。アニメっつうかゲームの世界というか、要するに現実逃避の世界でして、見事にファンタジックな世界を展開…。だから最近のこの手のバンドはアニメファンからも人気あるってのはそういうことか、と納得。
でもね、日本人の性なのか…、こんだけ臭いメロディーと起伏に富んだ楽曲構成による展開、更にテクニカルで美しいメタル的なギターソロの旋律と壮大なオーケストラ、そして速いスピードによる圧倒的なパワー、というものは実に好きなのだ(笑)。だから聴きやすいし、ついつい笑いそうになりながらもその世界観を楽しんでます。そのうち全アルバム聴いてみたいもんね。ちなみにイタリアのバンドなので情感たっぷりなのは想像できるかもしれん。更に映画「ロード・オブ・リング」でも使われたみたい。
Sonata Arctica - Silence
前々から細分化されすぎたヘヴィメタというジャンルのそれぞれには手を出してみようかと思ってはいたんだけど、やっぱり何曲も連続で聴いていられないだろうってのもあって二の足を踏んでまして(笑)。特に滅茶苦茶速いのとか、疲れるし、と思ってたんだけどね、さすがにこんだけ新しいのに手を出して見ると今では割とすんなり聴けるようにはなってきたのだ。なのでちょっとアチコチに手を出して…なんて思ってるけど、いつまで続くか(笑)。

その手のバンドの代表格でもあったソナタ・アークティカ。初期二作の評判が高いってことで二枚目の「サイレンス」をまたまた聴いてみます。
…速い。無茶苦茶なくらいの速さなんだけど、歌がえらくメロディックな旋律で声もつぶれないでしっかりと高音域で歌えているのでさすがにかっこよい。フィンランドのバンドっつうので既にポイントが高いんだけど、凄いな、これ。こんだけのスピードとメロディがマッチしているのもセンスだけど、メランコリックなミドルテンポの曲なんかもしっかりとよろしくて、唸らせるものがあるもん。ギター的にもザクザクとしてメタリックなリフ構成も心地良いが、ソロも上手いねぇ~、もう凄いハイテクをどしどし使ってくるテクニックの向上ってのは時代の流れか。
鍵盤の旋律とギターを掛け合わせるとか、楽曲の主体が鍵盤にあって、メタリックにしているとか、そこにスピードを入れるとか…、何か昔じゃ考えられなかった展開とか組み合わせってのが新世代の強いトコロなんだろうね。代表格として崇められるだけのバンドってのがよくわかる。何回か聴いているとメロディを覚えてしまえるんだもん。スカッとする心地良さは天下一品だな、これは。凄い。


その手のバンドの代表格でもあったソナタ・アークティカ。初期二作の評判が高いってことで二枚目の「サイレンス」をまたまた聴いてみます。
…速い。無茶苦茶なくらいの速さなんだけど、歌がえらくメロディックな旋律で声もつぶれないでしっかりと高音域で歌えているのでさすがにかっこよい。フィンランドのバンドっつうので既にポイントが高いんだけど、凄いな、これ。こんだけのスピードとメロディがマッチしているのもセンスだけど、メランコリックなミドルテンポの曲なんかもしっかりとよろしくて、唸らせるものがあるもん。ギター的にもザクザクとしてメタリックなリフ構成も心地良いが、ソロも上手いねぇ~、もう凄いハイテクをどしどし使ってくるテクニックの向上ってのは時代の流れか。
鍵盤の旋律とギターを掛け合わせるとか、楽曲の主体が鍵盤にあって、メタリックにしているとか、そこにスピードを入れるとか…、何か昔じゃ考えられなかった展開とか組み合わせってのが新世代の強いトコロなんだろうね。代表格として崇められるだけのバンドってのがよくわかる。何回か聴いているとメロディを覚えてしまえるんだもん。スカッとする心地良さは天下一品だな、これは。凄い。
Heavenly - Sign of The Winner
進化するヘヴィメタルというジャンル…追いかけてみると色々あるよなぁ~と感嘆符です。今までは正統派の昔ながらのメタルか、まぁ、ゴシックメタルくらいだったけど、いつの間にかメロディックなのとかパワーメタルと言われるものとかクサメタルっつうのまで手を出していたらしい。そんなことで、それならばどんなもんかその差を聴いてみるか…と手を伸ばす。しかし、いいのか、これで?などと疑問符を感じながら…。

2001年にリリースされたヘヴンリーというバンドのセカンドアルバム「Sign of the Winner」にして最高の作品として書かれていることが多い。しかも全編壮大でシンフォニックで盛り上がりの曲ばかりというテンションの高さってことで…。まぁ、気になった、というかどんなもんかと。
すっかり忘れてたけど、女性ボーカルじゃないと普通にメタルなので、ちょっと疲れたな…。確かによくできたクサいメロディと旋律と圧倒的なコーラス(クワイア)とかシンフォニックに出来上がっているんだけど、まだ昔のメタルらしい部分も感じるので、なるほど…その辺の香りがするワケね、と納得。楽曲はよく出来てるし、さすがに好評なだけあって凄い展開だったりボーカルだって思い切り熱唱して心地良い。バックの音もしっかり速いメタルで、ここにはオタク的な要素はあんまりないけど、ジャケットがやっぱりそういう側面を出しているので、ちょっと…。
でもね、聴いてみて思ったけど、自分的にはあんまり何度も聴くモンじゃないらしい。なんでだろうね。ちょっと一辺倒というかヘヴィメタル的すぎるっつうのかな、こういうメタルってあんまり好まないし、聴かなかったからやっぱりダメなんだろう。その辺の差って何か、ってのはよくわからんけど、まぁ、そういう音があってもいいんじゃない。あ、でも、何曲かは気に入ったのあるので全編じゃないけどね。
ハロウィーンとかガンマ・レイの模倣バンドとも言われているようで、そのヘン二つとも聴いてないのでわかんないけど、多分自分がほとんど好まないカテゴリのバンド群なので、これも多分そういう類に入ってしまうのだろう。ただ、せっかく聴いたのでメモっておく意味でもここに書いておくってのもアリだし♪ちなみにフランスのバンドです。


2001年にリリースされたヘヴンリーというバンドのセカンドアルバム「Sign of the Winner」にして最高の作品として書かれていることが多い。しかも全編壮大でシンフォニックで盛り上がりの曲ばかりというテンションの高さってことで…。まぁ、気になった、というかどんなもんかと。
すっかり忘れてたけど、女性ボーカルじゃないと普通にメタルなので、ちょっと疲れたな…。確かによくできたクサいメロディと旋律と圧倒的なコーラス(クワイア)とかシンフォニックに出来上がっているんだけど、まだ昔のメタルらしい部分も感じるので、なるほど…その辺の香りがするワケね、と納得。楽曲はよく出来てるし、さすがに好評なだけあって凄い展開だったりボーカルだって思い切り熱唱して心地良い。バックの音もしっかり速いメタルで、ここにはオタク的な要素はあんまりないけど、ジャケットがやっぱりそういう側面を出しているので、ちょっと…。
でもね、聴いてみて思ったけど、自分的にはあんまり何度も聴くモンじゃないらしい。なんでだろうね。ちょっと一辺倒というかヘヴィメタル的すぎるっつうのかな、こういうメタルってあんまり好まないし、聴かなかったからやっぱりダメなんだろう。その辺の差って何か、ってのはよくわからんけど、まぁ、そういう音があってもいいんじゃない。あ、でも、何曲かは気に入ったのあるので全編じゃないけどね。
ハロウィーンとかガンマ・レイの模倣バンドとも言われているようで、そのヘン二つとも聴いてないのでわかんないけど、多分自分がほとんど好まないカテゴリのバンド群なので、これも多分そういう類に入ってしまうのだろう。ただ、せっかく聴いたのでメモっておく意味でもここに書いておくってのもアリだし♪ちなみにフランスのバンドです。
U2 - No Line on the Horizon
先日U2の新作が発表前になんとオーストラリアのユニバーサルが誤ってMySpaceで全曲販売?公開?してしまった関係で一気に流出してしまったという事件が起きたらしい。オープンになっていたのは2時間程度とのことだけど、それでもその合間に誰かが見に行って誰かがしっかりとDLして誰かがしっかりネットでバラ捲くワケで…。その二日後にはMySpaceオフィシャルサイトで全曲限定公開したらしい。U2クラスになるとその辺のセキュリティも相当厳重にしていたみたいで、評論用の試聴会でもサンプルは渡さず、音のやりとりもデータでは渡さず、かどうかは知らないが厳重だったらしいので、その分ちょっとしたミスが命取りに…ってとこか。まぁ、あんまり影響ないんだろうとは思うけどさ。
まぁ、そんな事があったって知ったのも流出事件後数日内で自分もネットで転がっているのを発見して聴いてしまったからなんだけどさ。あれ?まだCDリリースされてないよな?ま、でも、最近のことだからあってもおかしくないので、聴いてみよ~という安直なきっかけでした。そんなんでアーティストに印税は入らないだろうからどうなんだろうね。良かったら買うんだろうけど、それでも良いと思わない人は買わないワケで、そうすると…って色々考えてしまうと難しい。日本は音楽=消耗品って感じもあるから全曲先行DLなんてやるところ少ないだろうし、やったら絶対売れなくなるもんな(笑)。まぁ、わかんないけど。

ってなことでU2の新作「ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン」。アルバムジャケットが過去の作品とは一線を画しているのが印象的。日本人カメラマンの杉本博司氏による完全分離を狙った芸術的な写真がアルバムを象徴しているのだが、このアートワークから想像できた音=やはり寒々しくて緊張感と愛に溢れるU2の音、と思ってたんだけど新作「ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン」を聴いたトコロ、もちろんそういう要素はあるんだけどちょっと装いが変わったかな、と。ここの所の作品は80年代の基本に戻ったという感じだったけど、さすがにもうその路線も終演が近いのか、制作している面子は同じで揃えているんだけど、作風が少々、ね。相変わらずU2らしい期待通りの音もいくつか入っているのでそういう意味では裏切られることもないが、いくつかは普通にロックをやっている。いや、普通にってもアレだけどさ。冒頭から二曲くらいはU2はどこに向かうためにこういう音なんだろう?ってのを考えてしまったもん。3、4曲目くらいになると安心するし、相変わらず力強い音を聞けるのでハマれるんだけどさ。更に節々ではロックと新しい音との融合なんかも試しているから期待させる。
でも過去の自分を90年代に全てぶち壊してみて、00年代はもう一度初心に戻ってロックバンドしました…、そして09年、ここから彼等はどこに向かう?マンネリで進むのか?90年代みたいに新たにぶち壊すか?それとも?? ロックの世界にはストーンズという超マンネリでアルバムを垂れ流し続けるバンドがいるし、アメリカにはエアロスミスという同類がいる。しかいU2のように音楽的に変化に挑戦し続けるバンドで長生きしているのは極少だから非常に興味深いね。デヴィッド・ボウイは昔カメレオンと呼ばれるくらい作品に変化を求める人だったが、もちろん今でも現役で作風を変えているのだが、彼の場合は時勢にあったアレンジを採用しているだけで、個人だから出来るワザだし、これからもそのまま時勢に合わせてアレンジしていくだろうマドンナもそういう意味では同じかもしれない。しかしU2は?う~ん、期待したいなぁ…。多分、そんなのとっくに解決しているだろうけどね。
アルバムを最後まで聞き終えて見ると…、作風が云々とかどうのと言う意味もなく、やはりU2の世界は心地良く堪能出来るロックでした。アレンジや音、もちろんギターやベースラインの組み立て、そしてボノのメロディと何よりもハートの伝え方…、とにかく聴いてみれば?ってしか言えないレベルでの素晴らしい作品です。やっぱリークされようがなんだろうがCD買いに行くんじゃないか、これは。
まぁ、そんな事があったって知ったのも流出事件後数日内で自分もネットで転がっているのを発見して聴いてしまったからなんだけどさ。あれ?まだCDリリースされてないよな?ま、でも、最近のことだからあってもおかしくないので、聴いてみよ~という安直なきっかけでした。そんなんでアーティストに印税は入らないだろうからどうなんだろうね。良かったら買うんだろうけど、それでも良いと思わない人は買わないワケで、そうすると…って色々考えてしまうと難しい。日本は音楽=消耗品って感じもあるから全曲先行DLなんてやるところ少ないだろうし、やったら絶対売れなくなるもんな(笑)。まぁ、わかんないけど。

ってなことでU2の新作「ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン」。アルバムジャケットが過去の作品とは一線を画しているのが印象的。日本人カメラマンの杉本博司氏による完全分離を狙った芸術的な写真がアルバムを象徴しているのだが、このアートワークから想像できた音=やはり寒々しくて緊張感と愛に溢れるU2の音、と思ってたんだけど新作「ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン」を聴いたトコロ、もちろんそういう要素はあるんだけどちょっと装いが変わったかな、と。ここの所の作品は80年代の基本に戻ったという感じだったけど、さすがにもうその路線も終演が近いのか、制作している面子は同じで揃えているんだけど、作風が少々、ね。相変わらずU2らしい期待通りの音もいくつか入っているのでそういう意味では裏切られることもないが、いくつかは普通にロックをやっている。いや、普通にってもアレだけどさ。冒頭から二曲くらいはU2はどこに向かうためにこういう音なんだろう?ってのを考えてしまったもん。3、4曲目くらいになると安心するし、相変わらず力強い音を聞けるのでハマれるんだけどさ。更に節々ではロックと新しい音との融合なんかも試しているから期待させる。
でも過去の自分を90年代に全てぶち壊してみて、00年代はもう一度初心に戻ってロックバンドしました…、そして09年、ここから彼等はどこに向かう?マンネリで進むのか?90年代みたいに新たにぶち壊すか?それとも?? ロックの世界にはストーンズという超マンネリでアルバムを垂れ流し続けるバンドがいるし、アメリカにはエアロスミスという同類がいる。しかいU2のように音楽的に変化に挑戦し続けるバンドで長生きしているのは極少だから非常に興味深いね。デヴィッド・ボウイは昔カメレオンと呼ばれるくらい作品に変化を求める人だったが、もちろん今でも現役で作風を変えているのだが、彼の場合は時勢にあったアレンジを採用しているだけで、個人だから出来るワザだし、これからもそのまま時勢に合わせてアレンジしていくだろうマドンナもそういう意味では同じかもしれない。しかしU2は?う~ん、期待したいなぁ…。多分、そんなのとっくに解決しているだろうけどね。
アルバムを最後まで聞き終えて見ると…、作風が云々とかどうのと言う意味もなく、やはりU2の世界は心地良く堪能出来るロックでした。アレンジや音、もちろんギターやベースラインの組み立て、そしてボノのメロディと何よりもハートの伝え方…、とにかく聴いてみれば?ってしか言えないレベルでの素晴らしい作品です。やっぱリークされようがなんだろうがCD買いに行くんじゃないか、これは。
Paradise Lost - In Requiem


耽美的かつゴシックに…って言うとやはり今となっては大御所となったバンド、パラダイス・ロストが浮かんでくる…。このバンドについてはね、やっぱりある意味自分的にも最後の砦的なトコロがあってさ、いや、やっぱり英国のバンドだからあれやこれやと色々な国の素晴らしさや特性なんかを聴いていても、全然違うんだよね。迫力とか重さとか荘厳さとか音色とか雰囲気や世界観などどれもこれも陳腐な点などひとつも見つからない緻密さももちろん、更にヨーロッパを代表するかのような重鎮の貫禄と言ったものまで全てを持ち合わせているから。
何故に英国のロックはこういう世界を創り上げてしまうのだろう?やっぱり国民性というのか大英帝国の成せる業としか思えない世界。今のところの新作は2007年にリリースされた「In Requiem」なのだが、既に8枚目くらいのアルバムなんだけど、独自の世界観を完全に創り上げていながら更に進化する姿を見せてくれるのも素晴らしい。これぞ大英帝国のヘヴィメタルと言わんばかりの重さは他に類を見ない。そういう作品を今の時代に投下してくるのも自信なんだろな。
近いバンドって多分メタリカなんだろうけど、メタリカよりも重いし美しい。だから英米の違いがはっきり出ていて、自分的にもやはり最後の砦的なバンドになっちゃう。大音量で聴いているのにどんどん鬱になっていくっていうメタルってそうそうないぜよ。これまでの作品でも名作は何枚もあったパラダイス・ロストだけど、この「In Requiem」はそれらを更に上回ると言っても良いくらいの迫力を持った作品だと思う。70年代の英国ロックが輝いていた栄光の片鱗をひとりで背負って21世紀を生き延びているのではないかと思うくらいにストイック。こういう美しさはなかなか出そうと思って出せるモンじゃない。
音的に何が凄いんだろう?と思うんだけど、やはりピンク・フロイドで描かれた圧倒的に遅くスキマのあるドラミングの中を超重低音のベースが這いずり回り、ギターの音色も低音とミドルに焦点を当てながらもイコライジング的にミドルを削っているのでその分重低音が強調され、歌にしてもゆったりと悲痛に叫び上げるというものが多い。それをこれもまた荘厳でクラシカルな音色の鍵盤が覆い囲むというものもあり、壮大さを演出。どれもこれもが圧巻の一言。
Sundial - Transition
いつの間にか再びゴシックメタルの世界に入っているが、やっぱ興味深いジャンルなんです。浅いけど…。それでも耽美的な世界観っつうのは面白くて、表現方法が多様なんだなぁ~と。多分自己満足と自己陶酔とネクラが同居してるっつうか、そのままか…。基本ロック好きは明るくはないハズなので、ま、それもよし。アメリカン好きな人はそうでもないか…。う~ん、定義ってのは難しい。

さてと、ジャケットとゴシックメタルっつう文句に釣られて聴いてみたSundialっつうバンド…の「Transition」、なんとロシア産のバンドでした。それだけでどんだけ暗いんかなぁ~って感じだけど、何とも想像以上に深い世界観で、相変わらず細分化されたメタルのジャンルではブラックゴシックメタルっつう感じらしく、まぁ、簡単に言えばデス声と美しきピアノなんかの旋律が同居していてそこにもちろん女性ボーカルも入っているので、ここでは美女と野獣ではなくって絶望と奇跡というような声質の使われ方かな。
世界観は素晴らしくってさ、完璧にアルバム一枚でひとつの世界を構築していてタイトルを見ているだけでもわかるように夢の世界から死の世界、更に深い夢の中から眠りへ…という感じで、しかもそれがしっかりと曲調にも表れていて、ず~っと聴いていると美しい絶望から一筋の光明が救いを差し、そこから希望に向けて世界が広がるという作りで、全く素晴らしい。メタルとかブラックとか色々言われるが、完成度の高さは多分相当のレベルだろうね、これは。まだセカンドアルバムっつうからその力量は恐ろしい。
歌っている女性はそもそも鍵盤奏者ってことらしく、もっともクラシックの影響が大きくバンドへの貢献度が高い、美しさを一人で全て出していると言っても良いくらいで、メタル色だけで攻め込まないのはこういう才能を抱き込んでいるからだろう。耽美的な音、と呼ぶに相応しい作品で、美しさも割とダントツなのでどうでしょ?

さてと、ジャケットとゴシックメタルっつう文句に釣られて聴いてみたSundialっつうバンド…の「Transition」、なんとロシア産のバンドでした。それだけでどんだけ暗いんかなぁ~って感じだけど、何とも想像以上に深い世界観で、相変わらず細分化されたメタルのジャンルではブラックゴシックメタルっつう感じらしく、まぁ、簡単に言えばデス声と美しきピアノなんかの旋律が同居していてそこにもちろん女性ボーカルも入っているので、ここでは美女と野獣ではなくって絶望と奇跡というような声質の使われ方かな。
世界観は素晴らしくってさ、完璧にアルバム一枚でひとつの世界を構築していてタイトルを見ているだけでもわかるように夢の世界から死の世界、更に深い夢の中から眠りへ…という感じで、しかもそれがしっかりと曲調にも表れていて、ず~っと聴いていると美しい絶望から一筋の光明が救いを差し、そこから希望に向けて世界が広がるという作りで、全く素晴らしい。メタルとかブラックとか色々言われるが、完成度の高さは多分相当のレベルだろうね、これは。まだセカンドアルバムっつうからその力量は恐ろしい。
歌っている女性はそもそも鍵盤奏者ってことらしく、もっともクラシックの影響が大きくバンドへの貢献度が高い、美しさを一人で全て出していると言っても良いくらいで、メタル色だけで攻め込まないのはこういう才能を抱き込んでいるからだろう。耽美的な音、と呼ぶに相応しい作品で、美しさも割とダントツなのでどうでしょ?
Tears Of Magdalena - Myths and Legends
これから三月にかけては何故かゴシックメタル系のバンドの新作が続々とリリースされるようで、これもまた楽しみだが、果たして違いがわかるのか?自分(笑)。でも多分全部聴くんだという気がしているんだけど、そろそろこの辺の世界もあれこれと語れるくらいに詳しくなってないといけないよなぁ…。音聴いてバンドの名前がわかんないのも問題でしょ。もっともそこまで個性的なバンドが少ないってのもこのジャンルの哀しい性ではあるんだが…。

2008年にこれもまたメタル王国フィンランドから出てきたTears of Magrarenaっつうバンドの作品「ミスズ・アンド・レジェンズ」。もうねぇ、ここまで来るとジャケット見てもわかるけどメタルなのかファンタジーなのかアニオタの世界なのかよくわからんけど、ちょっとそういう世界観なんだろうね。そういうのもまた新しい出会いってことで良いんだけど、なんか…レコードだったらかなり恥ずかしい気がする(笑)。
…でもね、音は割とシンフォニックでメロディックなのはフィンランドだからかな。一般のレベルは軽くクリアーしている楽曲レベルでキャッチーさもかなりのものだし、聴きやすいメタルってのも出来ている。楽曲も割とバラエティに富んでいて一辺倒じゃないから音楽的には結構なバンドだ、これ。そしてかなりの高音ソプラノボーカルの女性でもあるバンド名の主、マグダレーナ嬢…ルックスはイマイチだが、声は本格的なクラシック声楽のソプラノ。自身でシンセやバイオリンも弾くようで、これもまたさすがにクラシック畑の人。バイオリンでは結構民族的なメロディーを弾いていたりしてちょっと変わった味付けが面白いかな。しかしなんでまたこんなメタルやってるのか…、多分フィンランドでは彼女が生まれた時からメタルが普通に流れている街なのだろう。
よく言われているのがナイトウィッシュフォロワー。うん、わかるんだけど、そこまで楽曲の起伏が激しくないし、キメのテクがちと弱い。あとバンドがもう二皮くらい剥けないと辿り着かない世界じゃないか?もっともファーストでそれを言ってもしょうがないけどね。そしてデス声がアクセント的に入ってくるんだけど、見事にソプラノボイスと明暗をつけているのであまり邪魔にはならないところも良い。相変わらず聴いていると笑ってしまうが…。
しかし既にバンド名の看板でもあったマグダレーナ嬢が脱退してしまったとか…。

2008年にこれもまたメタル王国フィンランドから出てきたTears of Magrarenaっつうバンドの作品「ミスズ・アンド・レジェンズ」。もうねぇ、ここまで来るとジャケット見てもわかるけどメタルなのかファンタジーなのかアニオタの世界なのかよくわからんけど、ちょっとそういう世界観なんだろうね。そういうのもまた新しい出会いってことで良いんだけど、なんか…レコードだったらかなり恥ずかしい気がする(笑)。
…でもね、音は割とシンフォニックでメロディックなのはフィンランドだからかな。一般のレベルは軽くクリアーしている楽曲レベルでキャッチーさもかなりのものだし、聴きやすいメタルってのも出来ている。楽曲も割とバラエティに富んでいて一辺倒じゃないから音楽的には結構なバンドだ、これ。そしてかなりの高音ソプラノボーカルの女性でもあるバンド名の主、マグダレーナ嬢…ルックスはイマイチだが、声は本格的なクラシック声楽のソプラノ。自身でシンセやバイオリンも弾くようで、これもまたさすがにクラシック畑の人。バイオリンでは結構民族的なメロディーを弾いていたりしてちょっと変わった味付けが面白いかな。しかしなんでまたこんなメタルやってるのか…、多分フィンランドでは彼女が生まれた時からメタルが普通に流れている街なのだろう。
よく言われているのがナイトウィッシュフォロワー。うん、わかるんだけど、そこまで楽曲の起伏が激しくないし、キメのテクがちと弱い。あとバンドがもう二皮くらい剥けないと辿り着かない世界じゃないか?もっともファーストでそれを言ってもしょうがないけどね。そしてデス声がアクセント的に入ってくるんだけど、見事にソプラノボイスと明暗をつけているのであまり邪魔にはならないところも良い。相変わらず聴いていると笑ってしまうが…。
しかし既にバンド名の看板でもあったマグダレーナ嬢が脱退してしまったとか…。
Northern Kings - Rethroned
聴きたい音楽が山のようにあって、それでいて時間はなかなかなくて、リリースされるCD群も山のようにあって、一体一枚のCDをどれだけじっくりと聞き込めるというものなのか、そういう買い方聴き方ってのも最近できてないかも。そういう作品も少ないのかもしれないけど、やっぱり頭の中で鳴り続けるくらいにロックってのは聴いていたいものなんだよね、ホントは。昔は買えるレコードも限られてたから何回も何回も聴いて、せっかく買ったんだからと聴きまくったものだが、そういうのも減ったなぁ…。

そんな中で結構何度も聴き直して面白さを堪能しているアルバムのひとつでもあったノーザン・キングスの一作目「リボーン」はもちろんカバー作品というのもあって、楽しめた。アレンジの大胆さに驚いたのと曲そのものがかなりかっこよくアレンジされていたからというので、iPodで普通に流れてもわかりやすかったからかな。iPodって適当にシャッフルで流してることが多いからさ(笑)。
そのノーザン・キングスの二枚目「リスローンド」がリリースされたのには驚いた。一時期のプロジェクトだと思ったので、まさかセカンドアルバム「リスローンド」が出るとはね。ところが主役の四人のボーカル達は皆仲が良いんだね。一緒にツアーもやりたい、ってくらいにマジメに取り組んでいるらしくて、もしかしたら実現するかもしれない。フィンランド人って結構堅気な性格なんだろうか。そう考えると確かにそんな気がする…。いい加減の極地だろうと思っていたアンディ・マッコイですらやっぱマジメ…なんだもんな。
さて、その「リスローンド」だが、今回は
1. Training Montage (Vince DiCola; “Rocky IV” soundtrack)
2. Wanted Dead Or Alive (Bon Jovi)
3. Kiss From A Rose (Seal)
4. Nothing Compares 2 U (Sinead O'Connor)
5. A View To A Kill (Duran Duran)
6. My Way (Frank Sinatra)
7. Strangelove (Depeche Mode)
8. Take On Me (A-HA)
9. I Should Be So Lucky (Kylie Minogue)
10. Killer (Adamski feat. Seal)
11. Roisin Dubh (Black Rose): A Rock Legend (Thin Lizzy)
という感じでして、さすがにヨーロッパで売れていたSealの曲とかはあんまり知らないので、笑えないんだけど、その他は相変わらず恐ろしいアレンジによって見事に生まれ変わった楽曲群になっているのが凄い。
ボン・ジョビのなんてバラードじゃないし、デュラン・デュランだって、ここまで気合いの入ったかっこよさなんてあるか?ってくらいかっちょよく疾走してるし、かと思えばシニード・オコナーのはソナタ・アークティカのカッコさんがここまで熱唱するかってくらいのバラードを歌い上げてるし、かと思えばシナトラの「My Way」も何故に入っているのか、情感たっぷりに歌ってます。もちろんバックはメタル(笑)。そしてデペッシュ・モード…意外とこのバンドの曲は重金属アレンジになってもそれほど曲の骨格が変わらないので、ナイスなカバーとして聴ける。うん、だからデペッシュ・モードって好まれるんだろうな。そして恐るべしアレンジの「Take On Me」。何かわからなかった(笑)。4人のボーカルを回しているのでかなり楽しめるけどね。同じくカイリー・ミノーグも何故にこうなる?ってくらい恐ろしいアレンジに変化しまくってる。シールのカバーはよくわからんけどかっこよいなぁ~って。そして最後には最も期待したロックナンバーの「ブラック・ローズ」。いやぁ~、ロック調を思い切り民謡にしてしまっているけどあのギターソロとかは完全にコピーしたさすがの一曲。シン・リジィ以上にかっこよくはできないと踏んだのか、全く別の切り口によるカバーはさすが。
な~んて感じですが、やっぱり個人的にはマルコ・ヒエタラの野獣声が一番好きですな。こういう所でどんどん発散してあの野性味のある声を聴かせて下さいって感じだ。


そんな中で結構何度も聴き直して面白さを堪能しているアルバムのひとつでもあったノーザン・キングスの一作目「リボーン」はもちろんカバー作品というのもあって、楽しめた。アレンジの大胆さに驚いたのと曲そのものがかなりかっこよくアレンジされていたからというので、iPodで普通に流れてもわかりやすかったからかな。iPodって適当にシャッフルで流してることが多いからさ(笑)。
そのノーザン・キングスの二枚目「リスローンド」がリリースされたのには驚いた。一時期のプロジェクトだと思ったので、まさかセカンドアルバム「リスローンド」が出るとはね。ところが主役の四人のボーカル達は皆仲が良いんだね。一緒にツアーもやりたい、ってくらいにマジメに取り組んでいるらしくて、もしかしたら実現するかもしれない。フィンランド人って結構堅気な性格なんだろうか。そう考えると確かにそんな気がする…。いい加減の極地だろうと思っていたアンディ・マッコイですらやっぱマジメ…なんだもんな。
さて、その「リスローンド」だが、今回は
1. Training Montage (Vince DiCola; “Rocky IV” soundtrack)
2. Wanted Dead Or Alive (Bon Jovi)
3. Kiss From A Rose (Seal)
4. Nothing Compares 2 U (Sinead O'Connor)
5. A View To A Kill (Duran Duran)
6. My Way (Frank Sinatra)
7. Strangelove (Depeche Mode)
8. Take On Me (A-HA)
9. I Should Be So Lucky (Kylie Minogue)
10. Killer (Adamski feat. Seal)
11. Roisin Dubh (Black Rose): A Rock Legend (Thin Lizzy)
という感じでして、さすがにヨーロッパで売れていたSealの曲とかはあんまり知らないので、笑えないんだけど、その他は相変わらず恐ろしいアレンジによって見事に生まれ変わった楽曲群になっているのが凄い。
ボン・ジョビのなんてバラードじゃないし、デュラン・デュランだって、ここまで気合いの入ったかっこよさなんてあるか?ってくらいかっちょよく疾走してるし、かと思えばシニード・オコナーのはソナタ・アークティカのカッコさんがここまで熱唱するかってくらいのバラードを歌い上げてるし、かと思えばシナトラの「My Way」も何故に入っているのか、情感たっぷりに歌ってます。もちろんバックはメタル(笑)。そしてデペッシュ・モード…意外とこのバンドの曲は重金属アレンジになってもそれほど曲の骨格が変わらないので、ナイスなカバーとして聴ける。うん、だからデペッシュ・モードって好まれるんだろうな。そして恐るべしアレンジの「Take On Me」。何かわからなかった(笑)。4人のボーカルを回しているのでかなり楽しめるけどね。同じくカイリー・ミノーグも何故にこうなる?ってくらい恐ろしいアレンジに変化しまくってる。シールのカバーはよくわからんけどかっこよいなぁ~って。そして最後には最も期待したロックナンバーの「ブラック・ローズ」。いやぁ~、ロック調を思い切り民謡にしてしまっているけどあのギターソロとかは完全にコピーしたさすがの一曲。シン・リジィ以上にかっこよくはできないと踏んだのか、全く別の切り口によるカバーはさすが。
な~んて感じですが、やっぱり個人的にはマルコ・ヒエタラの野獣声が一番好きですな。こういう所でどんどん発散してあの野性味のある声を聴かせて下さいって感じだ。
Delain - Lucidity
ちょっと前に少しだけマジメに今の時代に於けるヘヴィメタルというカテゴリーを読んでみた。もちろんそんな時はWikipediaが一番まとまっていて簡単に分かるんだけど、あちこちのサイトでもこの深く細分化してしまったジャンルを体系化していたりバンド名を記載してあったりするのでわかりやすく、そして深かった…っつうか細かく分かれすぎ。まぁ、それで色々な呼び名をようやく整理できて、そういうカテゴライズなんだな…と。メロスピやらデス云々とか色々な呼称があって、説明書きを読んでいるとそうかそうか、と。簡単に言えば昔色々な音楽があって、それらのジャンルの全てにヘヴィメタ的ギターリフと重いリズムを重ねたものがなんとかメタルってな具合になっているのだな。故に訳の分からないフォークメタルなんてのもあるのだよ。フォークのメタルって??って感じだけど(笑)。

まぁ、そんなお勉強はともかく、相変わらず漁りまくっているとふと面白いものに出会えた。Delainというオランダ産のバンドなんだけど…、まぁ、純粋なオランダ産ではないのかもしれないが、Within Temptationの元鍵盤奏者が組み上げたバンドで、もうじき新作「エイプリル・レイン」が出るらしいのでそれも楽しみだけど2006年にリリースされた「ルシディティ」というアルバムを…。その鍵盤奏者のプロジェクト的アルバムとしての側面が強かったらしいけど、素晴らしい女性ボーカリストに出会ったために試行錯誤しながらバンドを組んでいったというものアルバムリリース時点ではまだメンバー確定していなかったようだけど。んで、その女性歌手のシャルロット嬢は透明感溢れる上手い人で、割と情感もあるのでしっかりとハマっていてよろしい。曲調はもちろん元Within Temptationなのでそういう音です。だから聴きやすいし、メロディもしっかりしているし、雰囲気もしっかり出ているので文句なし。
そして自分的に一番驚いたのはゲストボーカル陣による共演。Within Temptationのシャロン嬢が参加しているんだけど、なんと共演している男性ボーカリストはナイトウィッシュのマルコ・ヒエタラさん。驚くべき共演じゃないか、これ?こんなところでひっそりと実現していた夢の共演♪ まぁ、あんまりマルコさんは目立たない感じだけど、それにしても凄い…と。その次の曲ではなんと元Theatre of Tragedyのリブ・クリスティーン嬢がシャルロット嬢と共演、どちらも透き通る声なので似合っているけど、やっぱりリブ嬢の方が透明度が高い。そんな面白い共演がいくつか聴けて、更に良質なソフトゴシックメタルで包まれたこの「ルシディティ」はメジャーではないだろうけど、かなり良い。この鍵盤奏者のマタインってWithin Temptationのギタリストのロバート君の実の兄弟らしいので、文字通り兄弟バンド。更にロバート君はシャロン姫の旦那さんなワケで…、いやいや、深いです(笑)。
そしてYouTube見てるとあちこちのライブでシャロン嬢はDelainのライブに飛び入り参加して歌っているらしくて、かなり親密な関係なのも面白いね。


まぁ、そんなお勉強はともかく、相変わらず漁りまくっているとふと面白いものに出会えた。Delainというオランダ産のバンドなんだけど…、まぁ、純粋なオランダ産ではないのかもしれないが、Within Temptationの元鍵盤奏者が組み上げたバンドで、もうじき新作「エイプリル・レイン」が出るらしいのでそれも楽しみだけど2006年にリリースされた「ルシディティ」というアルバムを…。その鍵盤奏者のプロジェクト的アルバムとしての側面が強かったらしいけど、素晴らしい女性ボーカリストに出会ったために試行錯誤しながらバンドを組んでいったというものアルバムリリース時点ではまだメンバー確定していなかったようだけど。んで、その女性歌手のシャルロット嬢は透明感溢れる上手い人で、割と情感もあるのでしっかりとハマっていてよろしい。曲調はもちろん元Within Temptationなのでそういう音です。だから聴きやすいし、メロディもしっかりしているし、雰囲気もしっかり出ているので文句なし。
そして自分的に一番驚いたのはゲストボーカル陣による共演。Within Temptationのシャロン嬢が参加しているんだけど、なんと共演している男性ボーカリストはナイトウィッシュのマルコ・ヒエタラさん。驚くべき共演じゃないか、これ?こんなところでひっそりと実現していた夢の共演♪ まぁ、あんまりマルコさんは目立たない感じだけど、それにしても凄い…と。その次の曲ではなんと元Theatre of Tragedyのリブ・クリスティーン嬢がシャルロット嬢と共演、どちらも透き通る声なので似合っているけど、やっぱりリブ嬢の方が透明度が高い。そんな面白い共演がいくつか聴けて、更に良質なソフトゴシックメタルで包まれたこの「ルシディティ」はメジャーではないだろうけど、かなり良い。この鍵盤奏者のマタインってWithin Temptationのギタリストのロバート君の実の兄弟らしいので、文字通り兄弟バンド。更にロバート君はシャロン姫の旦那さんなワケで…、いやいや、深いです(笑)。
そしてYouTube見てるとあちこちのライブでシャロン嬢はDelainのライブに飛び入り参加して歌っているらしくて、かなり親密な関係なのも面白いね。
Sirenia - The 13th Floor
どれだけの情報を網羅したら満足できる情報収集ができるのか…、いや~、それもまた無理な話なのでやはり興味本位的に漁っている程度でしか情報は収集できないし、やりすぎるとこれもまた困る(笑)。んなことで、新たなる世界の情報はまとめて…ってなことをやってると結構大変で、そこにまだ知らないアルバムなんかも紹介されてくるもんだからまた広がってしまって…。う~ん、とは言っても適度に聴いて楽しめる範囲を楽しむというところに留めておけば良いでしょ。

いつの間にかリリースされていたノルウェー産ゴシックメタルバンド…にシンフォニックさが加わったとされてるシレニアの4枚目の作品「The 13th Floor」。これまでの北欧的なアルバムジャケットから一新されて如何にも、と言ったゴシック的なアルバムジャケットがこれまたよろしいのだが、今度もまたボーカルが変わっていて、かなり美人さんですね。やはり重要な要素です(笑)。そして歌もなかなかのもので、しっかりとファンを捉えて離さないどこか可愛らしい声を持っているので、今作はそういう意味でもかなりマル。更にアルバム収録の楽曲群がですね、これまたシンフォニックな世界をきっちりと広げているんだけど、歌モノにも近い感覚でかなり聴きやすいし、コーラスの使い方やオーケストレーションの攻め方なんてのも洗練されたもので、レベル高いです。相当に。だから初心者からマニアまで取っ付きやすいレベルで、結構求めてた世界かな。ただし、楽曲のインパクトがちょっと弱いのが問題。ま、それでも何回か聴けば十分に解消されるんだけどさ。
なんつうか、正統派なゴシックメタルってこういうモンなんじゃないかなと思うんだよな。みんなあちこちに進んでいるんだけど、やっぱこういう音が正統派であってほしい。ヨーロッパ的な美学をモチーフとした美しさを基調としている、っていうのがあってほしいもん。速く重くなりました、ってんじゃなくってあくまでもストイックに耽美的に且つ取っ付きやすくっていうね。ワガママだけど、そういう世界こそがゴシックメタルじゃないかな、と。んで、このシレニアってバンドはその世界観を示してくれているような気がするんだよね。ここ最近レビューしたバンドもそうだけど、やっぱこんだけ聴いてると好みがうるさくなってくるんだよ、自分の(笑)。
そんなことでリリースされたばかりの新作ながらかなり名盤的な金字塔とも言えるシレニアの「The 13th Floor」はメジャーどころを聴いた後に飛びついてみるのも一興の一枚です。


いつの間にかリリースされていたノルウェー産ゴシックメタルバンド…にシンフォニックさが加わったとされてるシレニアの4枚目の作品「The 13th Floor」。これまでの北欧的なアルバムジャケットから一新されて如何にも、と言ったゴシック的なアルバムジャケットがこれまたよろしいのだが、今度もまたボーカルが変わっていて、かなり美人さんですね。やはり重要な要素です(笑)。そして歌もなかなかのもので、しっかりとファンを捉えて離さないどこか可愛らしい声を持っているので、今作はそういう意味でもかなりマル。更にアルバム収録の楽曲群がですね、これまたシンフォニックな世界をきっちりと広げているんだけど、歌モノにも近い感覚でかなり聴きやすいし、コーラスの使い方やオーケストレーションの攻め方なんてのも洗練されたもので、レベル高いです。相当に。だから初心者からマニアまで取っ付きやすいレベルで、結構求めてた世界かな。ただし、楽曲のインパクトがちょっと弱いのが問題。ま、それでも何回か聴けば十分に解消されるんだけどさ。
なんつうか、正統派なゴシックメタルってこういうモンなんじゃないかなと思うんだよな。みんなあちこちに進んでいるんだけど、やっぱこういう音が正統派であってほしい。ヨーロッパ的な美学をモチーフとした美しさを基調としている、っていうのがあってほしいもん。速く重くなりました、ってんじゃなくってあくまでもストイックに耽美的に且つ取っ付きやすくっていうね。ワガママだけど、そういう世界こそがゴシックメタルじゃないかな、と。んで、このシレニアってバンドはその世界観を示してくれているような気がするんだよね。ここ最近レビューしたバンドもそうだけど、やっぱこんだけ聴いてると好みがうるさくなってくるんだよ、自分の(笑)。
そんなことでリリースされたばかりの新作ながらかなり名盤的な金字塔とも言えるシレニアの「The 13th Floor」はメジャーどころを聴いた後に飛びついてみるのも一興の一枚です。
Operatika - The Calling
新たなる領域への挑戦は常にジャケットのみに近い感じであれこれと聴いてみるのだが、まぁ、もちろんハズレもあれば当たりも出る。しかし北欧系のバンドはそれほどジャケットと中味の差がありすぎるっていうのは少なくて、割と音に忠実なジャケットだったりするので、アートワーク感がしっかりしているんだろうね。そういう意味ではヨーロッパってのはやはり芸術的で面白い。

そういう目線でこの「The Calling」のジャケットを見て聴いたワケだが、ネットで簡単に聴けてしまう今の世の中、初めて見たらとりあえずダウンロードってのが多くてどんなバンドとか気にすることも実は後追いだったり…。聴いてみてネットで評論とか来歴とか覗いてみるっていうのが多い。っつうかほとんどそうだ。結局音楽だから聴かないとわかんないので…。んでYouTubeで一曲とか聴いてもね、ちょっとピンと来ないし、やっぱモノラルであの音質だと迫力も違うからどっちかっつうとルックスを見るためのものだね。ライブシーンとかさ。
んで、このオペラティカっつうバンドの「The Calling」もなかなかそれらしいジャケットでしょ?なのでそういう意味で聴いてみたら、驚く音が出てくるんだもん。パワーメタルと呼ばれるような音らしいが、要するに異常なまでに速いドラムとギターでゴリゴリと迫ってくるメタルサウンドにソプラノな女性の歌がゆったりの乗っかるというもの。しかしベードラの速さは異常だな、こりゃ。ほぼ意味不明なくらい速い(笑)。んでもって凄いのが超速弾きギターが随所に出てきて、ここまでギターを弾きまくっているアルバムっつうのは久々に聴いたかも。イングヴェイとほぼ同じフレージングばかりが乱発されているので凄まじい。女性歌ものだからと言って期待してたら全然違うところで驚いた。いや、バンドそのものの音楽性ってのも別に悪くないんで、まぁ、楽しめるけど、まさかこんなギターに出会うとは。しかも、悪いが…このギタリスト、リズム感悪い(笑)。速弾き君にありがちなただ単に速く弾くだけなのでリズムを忘れてるんだよね。あと音が汚い。難しいんだけど、旋律と音色がマッチしてないんだもん。でもね、面白い。こういう解釈によるバンドの音ってのが面白い。
そして何よりも後で驚いたのはこのオペラティカってバンド、アメリカのニュージャージー出身だそうだ。どこが?ってくらいに欧州をパクってて見事なモノだ。まぁ、ここまでグチャグチャにしてしまうセンスってのはアメリカらしいけど、メンバーの名前を見る限りはどうもニュージャージー在住のヨーロッパ人種の塊って感じなので多分まだ純正アメリカ人に成り切れていない欧州人によるバンドだと思いたい…
いやぁ~、楽しめる。ここまでくるとコミックバンドに近いものを感じてしまうが、アルバム一枚を一気に聴く分には結構さらりとイケるのでよろしい。っつうか、自分がそんな気分なだけだろうか?(笑)

そういう目線でこの「The Calling」のジャケットを見て聴いたワケだが、ネットで簡単に聴けてしまう今の世の中、初めて見たらとりあえずダウンロードってのが多くてどんなバンドとか気にすることも実は後追いだったり…。聴いてみてネットで評論とか来歴とか覗いてみるっていうのが多い。っつうかほとんどそうだ。結局音楽だから聴かないとわかんないので…。んでYouTubeで一曲とか聴いてもね、ちょっとピンと来ないし、やっぱモノラルであの音質だと迫力も違うからどっちかっつうとルックスを見るためのものだね。ライブシーンとかさ。
んで、このオペラティカっつうバンドの「The Calling」もなかなかそれらしいジャケットでしょ?なのでそういう意味で聴いてみたら、驚く音が出てくるんだもん。パワーメタルと呼ばれるような音らしいが、要するに異常なまでに速いドラムとギターでゴリゴリと迫ってくるメタルサウンドにソプラノな女性の歌がゆったりの乗っかるというもの。しかしベードラの速さは異常だな、こりゃ。ほぼ意味不明なくらい速い(笑)。んでもって凄いのが超速弾きギターが随所に出てきて、ここまでギターを弾きまくっているアルバムっつうのは久々に聴いたかも。イングヴェイとほぼ同じフレージングばかりが乱発されているので凄まじい。女性歌ものだからと言って期待してたら全然違うところで驚いた。いや、バンドそのものの音楽性ってのも別に悪くないんで、まぁ、楽しめるけど、まさかこんなギターに出会うとは。しかも、悪いが…このギタリスト、リズム感悪い(笑)。速弾き君にありがちなただ単に速く弾くだけなのでリズムを忘れてるんだよね。あと音が汚い。難しいんだけど、旋律と音色がマッチしてないんだもん。でもね、面白い。こういう解釈によるバンドの音ってのが面白い。
そして何よりも後で驚いたのはこのオペラティカってバンド、アメリカのニュージャージー出身だそうだ。どこが?ってくらいに欧州をパクってて見事なモノだ。まぁ、ここまでグチャグチャにしてしまうセンスってのはアメリカらしいけど、メンバーの名前を見る限りはどうもニュージャージー在住のヨーロッパ人種の塊って感じなので多分まだ純正アメリカ人に成り切れていない欧州人によるバンドだと思いたい…
いやぁ~、楽しめる。ここまでくるとコミックバンドに近いものを感じてしまうが、アルバム一枚を一気に聴く分には結構さらりとイケるのでよろしい。っつうか、自分がそんな気分なだけだろうか?(笑)
Memoira - Memoira
ちと春らしき予兆がする中、女性歌モノを聴いてしまって最近では何が出ているのだろう?なんて気にしたらオシマイ。アマゾンのオススメ辺りをタラタラと辿って片っ端からサンプル聴いたりDLしたりと見ていると新作はどんどん出ているし新人バンドも続々と出ているし、まだまだ売り手市場なんだろうか、それとも短命なのは分かっていてゾクゾクと出してくるのか、はたまた日本のアイドルと同じようなレベルでメタルバンドが出てくるのか…、現地にいないとわからない状況ではあるが結構不思議。北欧ってのはやはりどこか神秘的だ。

そんな中の一枚を発掘。Memoiraっつうフィンランドのバンドのデビューアルバム「Memoira」。リリースは2008年秋頃らしいので知ったのが随分遅いってことになるんだけど、ま、しょうがない。常日頃から追いかけているジャンルでもないので情報不足なんですよね、こういうのって。かと言って人に教えられたら聴くってもんでもないし、結局纏まった時間が取れるかどうか、か(笑)。
それでだ、このMemoiraっつうバンドなんだけど、もちろん恒例の女性ボーカルが歌った美しきメタルなんだな。イントロの美しさから結構一気に聴けるくらいに楽曲レベルが高くてしっかりしている作品なので、これからも期待できるんじゃない?この手のバンドを聴いていてもなかなかここまでレベル高いのって多くはないから良いと思う。歌はメランコリックなメロディはもちろんのこと声質にしても歌にしても割と分かってらっしゃる。バックもかなり重厚な作りで、ギターはちょっとこの手のバンドの音色とは違うんだけどエッジが立っていてよろしいし、ソロも割と弾きまくっているので好感が持てる。鍵盤で全体をくるむ手法なんかもシンフォニック感漂ってて聴きやすいし、印象的なメロディを奏でる曲もいくつかあって面白い。ピアノ主体の曲なんかは凄く綺麗な旋律でポップ感も持ち合わせているので頼もしいよ。
楽曲構成にしてもきっちりと盛り上がりを見せる作りになっていてそのヘンはセンスなんだろうなぁ…。巧いもん。どの曲も割と捨て曲ないし、デビューアルバムとは思えないくらいの音は面白い。まぁ、所詮はゴシックメタルと呼ばれる範疇内ではあるけどね。一曲だけ男の歌声で歌われているけど、それはそれで…。あ、デス声ではないので普通に聴けます。ジャケットの鋭い眼光を持つ女性と現実にはかなりギャップがあるが…。

そんな中の一枚を発掘。Memoiraっつうフィンランドのバンドのデビューアルバム「Memoira」。リリースは2008年秋頃らしいので知ったのが随分遅いってことになるんだけど、ま、しょうがない。常日頃から追いかけているジャンルでもないので情報不足なんですよね、こういうのって。かと言って人に教えられたら聴くってもんでもないし、結局纏まった時間が取れるかどうか、か(笑)。
それでだ、このMemoiraっつうバンドなんだけど、もちろん恒例の女性ボーカルが歌った美しきメタルなんだな。イントロの美しさから結構一気に聴けるくらいに楽曲レベルが高くてしっかりしている作品なので、これからも期待できるんじゃない?この手のバンドを聴いていてもなかなかここまでレベル高いのって多くはないから良いと思う。歌はメランコリックなメロディはもちろんのこと声質にしても歌にしても割と分かってらっしゃる。バックもかなり重厚な作りで、ギターはちょっとこの手のバンドの音色とは違うんだけどエッジが立っていてよろしいし、ソロも割と弾きまくっているので好感が持てる。鍵盤で全体をくるむ手法なんかもシンフォニック感漂ってて聴きやすいし、印象的なメロディを奏でる曲もいくつかあって面白い。ピアノ主体の曲なんかは凄く綺麗な旋律でポップ感も持ち合わせているので頼もしいよ。
楽曲構成にしてもきっちりと盛り上がりを見せる作りになっていてそのヘンはセンスなんだろうなぁ…。巧いもん。どの曲も割と捨て曲ないし、デビューアルバムとは思えないくらいの音は面白い。まぁ、所詮はゴシックメタルと呼ばれる範疇内ではあるけどね。一曲だけ男の歌声で歌われているけど、それはそれで…。あ、デス声ではないので普通に聴けます。ジャケットの鋭い眼光を持つ女性と現実にはかなりギャップがあるが…。
Coronatus - Porta Obscura
アマゾンのオススメCDコーナーにはいつも惹かれてしまう。ああいうリンクを付けるのって結構大変だと思うんだよね。同じ傾向のモノを羅列していくってことだから、多分データベースでキーワード連携して探し出して表示するんだろうけど、そのDBってどうやってるんだろ?ユーザー傾向で勝手に構築されるんだろうか?それってあまりアテにならないだろうから、やっぱりある程度のDB作ってるんだろうな…。いやいや、そんな話はともかく、そのオススメリンクの所にはジャケットを見ただけで気になるアイテムってのが並ぶワケです。最近ではジャケに女性がゴシックに写っているとこれは聴かねば、って思ってしまうのでついついクリック…。

そういえばこないだ出会ってファーストアルバム「Lux Noctis」を聴いたばかりのドイツのゴシックメタルバンド…っつうかシンフォニックメタルバンドって感じかねぇ…、のコロナタスっつうバンド。女性ボーカルが二人いて、一人がオペラティックな歌でもう一人が萌え系…っつうか普通(笑)。いや、この普通のボーカルの方がこのセカンドアルバム「Porta Obscura」ではメンバーチェンジしているらしく、普通のロック声から萌え系になったらしく、最初の曲からしてオペラティックな歌と萌え系が入り混じったコントラストを醸し出していて結構面白いじゃないか、と楽しんでみる。サウンド的にはホントに良くできたシンフォニックメタルでして、ちょっと速いのも入っているので、ゴシックメタルとはちょっと異なる気がする…。
やっぱドイツなのかな、っていう感触はあるけど音的にはかなりナイトウィッシュ的なセンスと曲調が多いね。ただ、サビが弱くて全体的にメロディアスではあるけど肝心のサビがどれ?っていうくらいに流れていってしまうので勿体ない。歌声は悪くないし演奏も良いけど曲があと一歩、って感じ。でも多分期待している人って多いんじゃないだろうか。完璧じゃないからこそ面白いっつうか…。まだ二枚目のアルバムだし、次こそは、って思うもん(笑)。

そういえばこないだ出会ってファーストアルバム「Lux Noctis」を聴いたばかりのドイツのゴシックメタルバンド…っつうかシンフォニックメタルバンドって感じかねぇ…、のコロナタスっつうバンド。女性ボーカルが二人いて、一人がオペラティックな歌でもう一人が萌え系…っつうか普通(笑)。いや、この普通のボーカルの方がこのセカンドアルバム「Porta Obscura」ではメンバーチェンジしているらしく、普通のロック声から萌え系になったらしく、最初の曲からしてオペラティックな歌と萌え系が入り混じったコントラストを醸し出していて結構面白いじゃないか、と楽しんでみる。サウンド的にはホントに良くできたシンフォニックメタルでして、ちょっと速いのも入っているので、ゴシックメタルとはちょっと異なる気がする…。
やっぱドイツなのかな、っていう感触はあるけど音的にはかなりナイトウィッシュ的なセンスと曲調が多いね。ただ、サビが弱くて全体的にメロディアスではあるけど肝心のサビがどれ?っていうくらいに流れていってしまうので勿体ない。歌声は悪くないし演奏も良いけど曲があと一歩、って感じ。でも多分期待している人って多いんじゃないだろうか。完璧じゃないからこそ面白いっつうか…。まだ二枚目のアルバムだし、次こそは、って思うもん(笑)。
Emilie Autumn - Enchant
女性バイオリニストでアヴァンギャルドな…ってことでリリ・ヘイデンもさることながら、更にゴスロリ風味とメランコリック風味をクラシカルな才能と合わせて売りネタにしてしまった天才バイオリニストのエミリー・オータム姫。相変わらず日本ではほぼ無名に近く全然売れる気配もないのですが、いやいや、凄いです、彼女は。

今回は2003年に録音されつつ2007年までメジャーリリースされなかったセカンドアルバム「Enchant」です。うん、エミリー・オータムの場合はホントにアルバム単位で、もしくは曲単位でガラリと音楽性が変わるので全部聴いてみないとなかなかどれが良いと言い切れないのが難しいんだけど、この作品はバイオリニストというよりもメランコリックなゴスロリ世界を醸し出した作品で、バイオリンももちろん要所要所で活躍しているけど、どっちかっつうとアーティスティックな側面を打ち出してるかな。だからピアノと歌だけでアバンギャルドに攻め立てるとか、メロディがえらく素晴らしい旋律だったり、欲情的な歌が入っていたりして面白い。聴いているとあっちの世界で満喫したくなる人なので、ちょっと変わったモン好きな人には聴いて貰いたい部分ある。万人向けじゃないが…
美しい作品です、この「Enchant」は。どれも美しいけど、世界観が綺麗。アメリカのシカゴからこんなのが出てくるってのが信じられないけど、教養の成せる業でしょうか、知性を感じるんだよね。冬の静かな一時に夜一人でゆったりと聴くとハマれる人です。スタイルや格好なんかはぶっ飛んでるけど、しっかりアーティスト♪


今回は2003年に録音されつつ2007年までメジャーリリースされなかったセカンドアルバム「Enchant」です。うん、エミリー・オータムの場合はホントにアルバム単位で、もしくは曲単位でガラリと音楽性が変わるので全部聴いてみないとなかなかどれが良いと言い切れないのが難しいんだけど、この作品はバイオリニストというよりもメランコリックなゴスロリ世界を醸し出した作品で、バイオリンももちろん要所要所で活躍しているけど、どっちかっつうとアーティスティックな側面を打ち出してるかな。だからピアノと歌だけでアバンギャルドに攻め立てるとか、メロディがえらく素晴らしい旋律だったり、欲情的な歌が入っていたりして面白い。聴いているとあっちの世界で満喫したくなる人なので、ちょっと変わったモン好きな人には聴いて貰いたい部分ある。万人向けじゃないが…
美しい作品です、この「Enchant」は。どれも美しいけど、世界観が綺麗。アメリカのシカゴからこんなのが出てくるってのが信じられないけど、教養の成せる業でしょうか、知性を感じるんだよね。冬の静かな一時に夜一人でゆったりと聴くとハマれる人です。スタイルや格好なんかはぶっ飛んでるけど、しっかりアーティスト♪
Lili Haydn - Lili
ピンク・フロイドの頭脳でもあるロジャー・ウォーターズはもう自身のソロツアーを成功させているし、大物の貫禄をたっぷり発揮して堂々たるライブを見せてくれるんだけど、その中でもこないだは美しい女性のバイオリニストがそのラインをエキゾチックになぞっているではないか。そこで、盛り上がるのはともかく、この人誰?ってのがきっかけ。なんてったってバックにP.P.アーノルドさえも入れてしまうロジャー・ウォーターズのこと、きっとメジャーな人に違いないと思って検索検索…。*floydさんとこの「灰とダイアモンドと月の裏側の世界」が一番わかりやすかったですねぇ~、感謝です♪

リリ・ヘイデンという女性でした。1997年にアルバム「Lili」でデビューしているんだけど、しばし結婚休暇してからシーンに戻ってこないだ4枚目の作品「Place Between Places」をリリースしたバイオリニスト兼ボーカリストというカナダ出身の女性とのこと。まぁ、美貌というか美貌ではあるが、それはともかくソロアルバムが気になったので速攻でいくつか聴いてみる。うん、中でもやっぱりファーストアルバム「Lili」が良いなぁ~。
簡単に言ってしまえばケイト・ブッシュ的でバイオリンがクローズアップされた人。最近ので言えばエミリー・オータムにかなり近い表現方法を持った人だけどそこまでアヴァンギャルドではない、ってとこか。故に割とお腹一杯感があるんだけど折角なので何度か聴く。
このファーストアルバム「Lili」が一番出来が良いような気がするなぁ。そして以降のアルバムではここまでロック色が強くなく、もっと大人になったのかポップス的に歌とバイオリンを使っているのでなんだかイージーリスニングみたいに聞こえてくるのがちょっといかん。だからファーストアルバム「Lili」が一番刺激的です。
バイオリンはもちろん要所要所でクローズアップされるけど、実は歌も普通に巧いし割とアバンギャルドに入ってくるので面白いんだけどね。もう10年以上前だから…。そんなキャリアを積みながらロジャー・ウォーターズとどこかで巡り会って仕事してたんだなぁ。どうやらロジャーの「リービング・ベイルート」っつうシングルでもバイオリンを弾いているらしいし。ロジャーは巧い人好きだからねぇ…。
With Roger Waters


リリ・ヘイデンという女性でした。1997年にアルバム「Lili」でデビューしているんだけど、しばし結婚休暇してからシーンに戻ってこないだ4枚目の作品「Place Between Places」をリリースしたバイオリニスト兼ボーカリストというカナダ出身の女性とのこと。まぁ、美貌というか美貌ではあるが、それはともかくソロアルバムが気になったので速攻でいくつか聴いてみる。うん、中でもやっぱりファーストアルバム「Lili」が良いなぁ~。
簡単に言ってしまえばケイト・ブッシュ的でバイオリンがクローズアップされた人。最近ので言えばエミリー・オータムにかなり近い表現方法を持った人だけどそこまでアヴァンギャルドではない、ってとこか。故に割とお腹一杯感があるんだけど折角なので何度か聴く。
このファーストアルバム「Lili」が一番出来が良いような気がするなぁ。そして以降のアルバムではここまでロック色が強くなく、もっと大人になったのかポップス的に歌とバイオリンを使っているのでなんだかイージーリスニングみたいに聞こえてくるのがちょっといかん。だからファーストアルバム「Lili」が一番刺激的です。
バイオリンはもちろん要所要所でクローズアップされるけど、実は歌も普通に巧いし割とアバンギャルドに入ってくるので面白いんだけどね。もう10年以上前だから…。そんなキャリアを積みながらロジャー・ウォーターズとどこかで巡り会って仕事してたんだなぁ。どうやらロジャーの「リービング・ベイルート」っつうシングルでもバイオリンを弾いているらしいし。ロジャーは巧い人好きだからねぇ…。
With Roger Waters
Roger Waters - Amused To Death
相変わらずジェフ・ベックの来日公演が盛んな今日この頃、全く見に行っていない自分ではあるけど気になってはいるんだよね。まぁ、来週にはどうするか決めておかなければ…。そしてベックのギタープレイが凄く驚異的にハマっているなぁ~と印象深かったアルバムを思い出したので書いておこう。

ロジャー・ウォーターズのまともなソロ作では三枚目となる1992年リリースの「死滅遊戯」。これもリリースされた時に真っ先に買いに行って感動して何回も何回も聴いた作品だね。ロジャーのコンセプトアルバムメイカーとしての才能は今でも枯れることなくその力量を発揮しているけど、その中でもかなり上位に入るコンセプトアルバムではないだろうか。…とは言っても中の歌詞をしっかりと見て読んで理解したワケじゃなくってね、音的に聴いているのでちょっと勿体ない。なので久々に引っ張り出してしっかりと歌詞を見て聴き直しましたが…、やっぱりよくわからない(笑)。それよりも随所随所でのジェフ・ベックのギタープレイのインパクトが凄い。この前の作品「The Pros and Cons of Hitch Hiking」ではエリック・クラプトンをギタリストに迎えて弾かせているし、「死滅遊戯」ではジェフ・ベックだったので、次は…なんて噂も後を絶たなかったんだけど、それよりもこのアルバムではリリースするだけしてツアーの噂もなく、ひたすらアルバムだけを聴くという作業に専念していたが、1999年くらいになってロジャー・ウォーターズがツアーを行うという知らせには驚いたモノだ。日本公演は2002年頃だっけ?面白かったなぁ。「Perfect Sence」とか素晴らしい歌だし、P.P.アーノルドも既に参加してる…。
さて、この「死滅遊戯」だけど、もうさ、迫力と貫禄なんだよ。全てが。音のひとつひとつが重くて意味を持っていて正直凄く疲れる音。でも、何かかっこよくってさ、唯一無二の存在なんだよな、この人。歌が上手いとか演奏がどうとか言うのは関係なくて、存在だけで輝いているというか…。もちろんメロディメイカーとしての才能は長けていてこれだけ重い中にもキャッチーな歌メドがいくつも散りばめられているし、その合間にジェフ・ベックのエキセントリックなプレイが華を添えている。まったく素晴らしい作品で、パンクなんかよりもよっぽどパンクらしいメッセージと強さを打ち出してくれている。これでロジャー・ウォーターズのソロのファンになったっても過言じゃないもん。


ロジャー・ウォーターズのまともなソロ作では三枚目となる1992年リリースの「死滅遊戯」。これもリリースされた時に真っ先に買いに行って感動して何回も何回も聴いた作品だね。ロジャーのコンセプトアルバムメイカーとしての才能は今でも枯れることなくその力量を発揮しているけど、その中でもかなり上位に入るコンセプトアルバムではないだろうか。…とは言っても中の歌詞をしっかりと見て読んで理解したワケじゃなくってね、音的に聴いているのでちょっと勿体ない。なので久々に引っ張り出してしっかりと歌詞を見て聴き直しましたが…、やっぱりよくわからない(笑)。それよりも随所随所でのジェフ・ベックのギタープレイのインパクトが凄い。この前の作品「The Pros and Cons of Hitch Hiking」ではエリック・クラプトンをギタリストに迎えて弾かせているし、「死滅遊戯」ではジェフ・ベックだったので、次は…なんて噂も後を絶たなかったんだけど、それよりもこのアルバムではリリースするだけしてツアーの噂もなく、ひたすらアルバムだけを聴くという作業に専念していたが、1999年くらいになってロジャー・ウォーターズがツアーを行うという知らせには驚いたモノだ。日本公演は2002年頃だっけ?面白かったなぁ。「Perfect Sence」とか素晴らしい歌だし、P.P.アーノルドも既に参加してる…。
さて、この「死滅遊戯」だけど、もうさ、迫力と貫禄なんだよ。全てが。音のひとつひとつが重くて意味を持っていて正直凄く疲れる音。でも、何かかっこよくってさ、唯一無二の存在なんだよな、この人。歌が上手いとか演奏がどうとか言うのは関係なくて、存在だけで輝いているというか…。もちろんメロディメイカーとしての才能は長けていてこれだけ重い中にもキャッチーな歌メドがいくつも散りばめられているし、その合間にジェフ・ベックのエキセントリックなプレイが華を添えている。まったく素晴らしい作品で、パンクなんかよりもよっぽどパンクらしいメッセージと強さを打ち出してくれている。これでロジャー・ウォーターズのソロのファンになったっても過言じゃないもん。
Rod Stewart - An Old Raincoat Won't Ever Let You Down
ジェフ・ベックの人柄ってどんなんだろうね。昔はあまり人を受け付けない性格だったんじゃないかと…。それとあんまりロック的なバカ騒ぎとかを好んでする人とも思えないんだけど、実際の所はよく知らない。あまりそういう部分に言及したのも読んだことないし、まぁ、グループでの活躍じゃないからバンドの伝説ってのにもならないしさ。ヤクでどっぷりってのも聞かないし、結構クリーンなイメージあるんだよな。う~ん、やっぱベックってのは音楽家という側面が先にあるのかもしれない。

そんなジェフ・ベック・グループからジェフ・ベックが抜けて、という言い方は正しくないけど、結果的にはそういう形になっちゃった作品とも言えるのがロッド・スチュワートのファーストアルバム「ロッド・スチュワート・アルバム(アン・オールド・レインコート・ウォント・エヴァー・レット・ユー・ダウン)」。ロン・ウッドはギターとベースで参加していて、ミック・ウォーラーもドラム叩いているし、もちろんロッドが歌ってるワケで、結局ベック無しのベックグループ。これがまた素晴らしい出来映えの作品なんだけど、もちろんロッドのアルバムだからロッドの力です。こういうヒネた書き方もなかなかされないと思うが(笑)。そして名曲として名高いのがマンフレッド・マンのマイケル・ダボが作ったロッド向けのいやらしいバラード「Handbags & Gladrags」ですな。もちろん冒頭の「Street Fighting Man」からしてロッド独特の世界観を表した名盤の予兆ありなんだけど、見事に泣かせてくれる曲が、このバラード。今でも歌ってるんじゃないか?そういえば3月に来日するな…。
しかしこのアルバムで驚くのはギタリストにマーティン・ピューが参加していたってことだ。キース・エマーソンの鍵盤はゲスト扱いで…、いや、これもEL&Pの前だからねぇ…。ロッドって結構人脈広いよ。もちろんショットガン・エクスプレスやスティーム・パケットでの下積みがあるからだろうけど、色々なジャンルの人と結構関わってる。そしてマーティン・ピューかぁ~。この辺が彼の下積みだったんだろうけど、良いところ入ってるじゃないか、と。この人はこの後Steamhammerで活躍(?)して、キース・レルフとアルマゲドン組んで、キャプテン・ビヨンドっていうバンドを渡り歩いていくんだけど、こんな所で発見できるってのは面白い。論ウッドを差し置いて(笑)、ギター弾いてるってのは見事よ。いやいや…。
しかしまぁ、名曲揃いのロッドのファーストアルバム「ロッド・スチュワート・アルバム(アン・オールド・レインコート・ウォント・エヴァー・レット・ユー・ダウン)」だ。ジャケットはレーベルが変わるってことで非常につまらないセンスのないジャケットに変更されてしまってからの再発が多かったがやはりオリジナルのキーフのセンスが光るジャケットがよろしい。ここからロッドのアコースティックロッカー路線が始まるのだった。そしてもうすぐ来日記念ってことで紙ジャケでこの辺結構リリースされるらしい。


そんなジェフ・ベック・グループからジェフ・ベックが抜けて、という言い方は正しくないけど、結果的にはそういう形になっちゃった作品とも言えるのがロッド・スチュワートのファーストアルバム「ロッド・スチュワート・アルバム(アン・オールド・レインコート・ウォント・エヴァー・レット・ユー・ダウン)」。ロン・ウッドはギターとベースで参加していて、ミック・ウォーラーもドラム叩いているし、もちろんロッドが歌ってるワケで、結局ベック無しのベックグループ。これがまた素晴らしい出来映えの作品なんだけど、もちろんロッドのアルバムだからロッドの力です。こういうヒネた書き方もなかなかされないと思うが(笑)。そして名曲として名高いのがマンフレッド・マンのマイケル・ダボが作ったロッド向けのいやらしいバラード「Handbags & Gladrags」ですな。もちろん冒頭の「Street Fighting Man」からしてロッド独特の世界観を表した名盤の予兆ありなんだけど、見事に泣かせてくれる曲が、このバラード。今でも歌ってるんじゃないか?そういえば3月に来日するな…。
しかしこのアルバムで驚くのはギタリストにマーティン・ピューが参加していたってことだ。キース・エマーソンの鍵盤はゲスト扱いで…、いや、これもEL&Pの前だからねぇ…。ロッドって結構人脈広いよ。もちろんショットガン・エクスプレスやスティーム・パケットでの下積みがあるからだろうけど、色々なジャンルの人と結構関わってる。そしてマーティン・ピューかぁ~。この辺が彼の下積みだったんだろうけど、良いところ入ってるじゃないか、と。この人はこの後Steamhammerで活躍(?)して、キース・レルフとアルマゲドン組んで、キャプテン・ビヨンドっていうバンドを渡り歩いていくんだけど、こんな所で発見できるってのは面白い。論ウッドを差し置いて(笑)、ギター弾いてるってのは見事よ。いやいや…。
しかしまぁ、名曲揃いのロッドのファーストアルバム「ロッド・スチュワート・アルバム(アン・オールド・レインコート・ウォント・エヴァー・レット・ユー・ダウン)」だ。ジャケットはレーベルが変わるってことで非常につまらないセンスのないジャケットに変更されてしまってからの再発が多かったがやはりオリジナルのキーフのセンスが光るジャケットがよろしい。ここからロッドのアコースティックロッカー路線が始まるのだった。そしてもうすぐ来日記念ってことで紙ジャケでこの辺結構リリースされるらしい。
The Yardbirds - Having A Rave Up
ジェフ・ベック来日公演中で、既に衝撃的なライブを見た輩もも多いとは思うが、実際ナマで見たタルちゃんはどうだったんでしょ?もちろん問題なくプレイされていたとは思うけどさ。んで、ベックのソロナンバーってもなかなか制覇仕切れていないのもあるなぁ~と思いつつ、それでもやっぱりベックを祭り上げておきたいところなので(笑)、古くに遡って今とは別人のように普通にロックしていた頃、40年以上前のお話で…。
![ザ・ストーリー+ライヴ1967 feat.ジミー・ペイジ【2枚組・プレミアムエディション】 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51V-CCd4KYL._SL160_.jpg)
ヤードバーズってのは結構皆さん制覇仕切れていない人も多いハズで、英国のバンドで3大ギタリストを輩出したバンドってことは有名なんだけど、アルバム何枚出ているのだ?となると割と覚えにくい。多分アメリカ編集盤と英国盤なんかが入り混じっているからだろうね。自分も全然わからなくて見たことのないジャケットのレコードは片っ端から買ってたもん。おかげで同じのが何枚もあるとかあれにもそれにも入っているとか…。
この「ハヴィング・ア・レイヴ・アップ」は1966年にアメリカでリリースされたこの頃のベック時代のシングル盤を纏め上げたもので、余った場所には「ファイヴ・ライヴ・ヤードバーズ」から曲を入れてあるというお粗末なシングルヒット集。それでも紙ジャケCDになったり、アナログ時代もアナログ盤は貴重となったりしたのは、やはり当時リリースされた作品だからだろう。
ジェフ・ベックというギタリストの片鱗を聴くことができる…などとはとても言えないので、単にベックが参加していたバンド…っていう表現の方が良いんじゃないかと。もちろん演奏やパワーと言った面では非常にアグレッシブに貢献されているし、音的にも目立っているけど、やっぱバンド全員のパワー、という感じなんだよね。曲のセンスが良いのもこの頃独特の特徴。「Mr.You're Better Man Than I」なんて凄く好きで、サンハウスもやってるけど、疾走感があって、且つメロディも非常によろしくてね。リッチーもカバーした「Still I'm Sad」もこの時期にしてこれほどの曲、グレゴリオ聖歌とロックの合体という試みも新鮮。そして「Heatfull Of Soul」も独自のヤードバーズ感たっぷりで今のバンドがカバーしたら結構パワフル且つ面白い音になると思うんだよね。ここでのベックのギターソロもまた曲の一部になるくらい印象的で好きな曲。そして当然ながら「The Train Kept A Rollin'」というロックの名曲もこのバンドの功績が非常に大きく、今でもセッション曲となる代表曲。
ホントに色々な編集盤が出ているバンドなんで、あれこれと試行錯誤しながら集めるんだけどさ、決定盤は4CDボックスの「Shapes Of Things」。これにいくつかのBBC セッションズとライブ盤を加えて、最後に「リトル・ゲームス」の2CDエディションを加えれば大体揃う。まぁ、ソニー・ボーイ・ウィリアムスンとのセッション「サニー・ボーイ・ウィリアムソン&ザ・ヤードバーズ」もあるんで、キリがない世界ではあるけど、概ね聴いて楽しめるくらいにはなる。モノステの違いなんかも気にすると割と深い世界を持つバンドなのですが…。

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ヤードバーズってのは結構皆さん制覇仕切れていない人も多いハズで、英国のバンドで3大ギタリストを輩出したバンドってことは有名なんだけど、アルバム何枚出ているのだ?となると割と覚えにくい。多分アメリカ編集盤と英国盤なんかが入り混じっているからだろうね。自分も全然わからなくて見たことのないジャケットのレコードは片っ端から買ってたもん。おかげで同じのが何枚もあるとかあれにもそれにも入っているとか…。
この「ハヴィング・ア・レイヴ・アップ」は1966年にアメリカでリリースされたこの頃のベック時代のシングル盤を纏め上げたもので、余った場所には「ファイヴ・ライヴ・ヤードバーズ」から曲を入れてあるというお粗末なシングルヒット集。それでも紙ジャケCDになったり、アナログ時代もアナログ盤は貴重となったりしたのは、やはり当時リリースされた作品だからだろう。
ジェフ・ベックというギタリストの片鱗を聴くことができる…などとはとても言えないので、単にベックが参加していたバンド…っていう表現の方が良いんじゃないかと。もちろん演奏やパワーと言った面では非常にアグレッシブに貢献されているし、音的にも目立っているけど、やっぱバンド全員のパワー、という感じなんだよね。曲のセンスが良いのもこの頃独特の特徴。「Mr.You're Better Man Than I」なんて凄く好きで、サンハウスもやってるけど、疾走感があって、且つメロディも非常によろしくてね。リッチーもカバーした「Still I'm Sad」もこの時期にしてこれほどの曲、グレゴリオ聖歌とロックの合体という試みも新鮮。そして「Heatfull Of Soul」も独自のヤードバーズ感たっぷりで今のバンドがカバーしたら結構パワフル且つ面白い音になると思うんだよね。ここでのベックのギターソロもまた曲の一部になるくらい印象的で好きな曲。そして当然ながら「The Train Kept A Rollin'」というロックの名曲もこのバンドの功績が非常に大きく、今でもセッション曲となる代表曲。
ホントに色々な編集盤が出ているバンドなんで、あれこれと試行錯誤しながら集めるんだけどさ、決定盤は4CDボックスの「Shapes Of Things」。これにいくつかのBBC セッションズとライブ盤を加えて、最後に「リトル・ゲームス」の2CDエディションを加えれば大体揃う。まぁ、ソニー・ボーイ・ウィリアムスンとのセッション「サニー・ボーイ・ウィリアムソン&ザ・ヤードバーズ」もあるんで、キリがない世界ではあるけど、概ね聴いて楽しめるくらいにはなる。モノステの違いなんかも気にすると割と深い世界を持つバンドなのですが…。
Tal Wilkenfeld - Transformation
思い切り来日公演中のジェフ・ベックが話題となっている今日この頃ではあるが、やっぱり注目はジェフ・ベックのプレイもさることながら可愛らしいテクニシャンベーシストのタル・ウィルケンフェルド嬢のベースプレイ。ベックとの共演によるインタープレイやアドリブの強さなどは目を見張るものがあったので、是非生々しく体験して目撃したいものだが、その彼女が2005年に録音したファーストソロアルバムってのが最近日本盤でリリースされたのでちょいと取り上げておきましょう~。
![ライヴ・アット・ロニー・スコッツ・クラヴ [DVD]](http://ec2.images-amazon.com/images/I/41qmHn79S0L._SL500_AA240_.jpg)
思い切りファーストアルバムの「Transformation」だけど、これ、凄い。いや、特筆すべき個性ってのはそんなに見当たらなく無難に出来ているんだけど、それでも21歳の女の子のベースプレイとだよと言われたら驚くでしょ。音はインストで、フュージョン的ではあるけど、意外とキライではないタイプフュージョンなので聴きやすかった。全くアドリブプレイもあるだろうし、変拍子もあったりで、安定したテクニックとリズム感が凄いな、と。所々ではベースが前に出てくるプレイもあってなかなか心地良く聴けます。
ただ難しいのは自分の場合こういうインストフュージョン系聴いている時に、ギターが入ってたりするとどうしてもいつの間にかギターの音を聴いてしまっているので、いつしかベースプレイヤーが主導のリーダーアルバムということを忘れてしまうのだ(笑)。なので、どんなプレイだっけ?と全般的に後で思い起こしてみてもなかなか残ってないことが多くて困った。聴きやすいのもあって、また軽いのもあって何回もリピートで聴き直したアルバムになってしまってね、ようやくベースに耳が向くようにはなった(笑)。
ベックとのDVD「ライヴ・アット・ロニー・スコッツ・クラヴ」って出たんだっけ?いや、これは見所満載だ~と。ライブも良いけど、結局遠い所から一回しか見れないならDVD買ってじっくり見た方がお得感あるもんな、などとも思う。いずれにしてもジャズ界では天才ベーシスト、ジャコパスを彷彿させる若者として取り上げられているくらいだからどんなのかなと思ったらちょっと聴いてみても間違いなく驚くし、意外と楽しめるのも間違いない作品です。YouTube見てみ~♪

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思い切りファーストアルバムの「Transformation」だけど、これ、凄い。いや、特筆すべき個性ってのはそんなに見当たらなく無難に出来ているんだけど、それでも21歳の女の子のベースプレイとだよと言われたら驚くでしょ。音はインストで、フュージョン的ではあるけど、意外とキライではないタイプフュージョンなので聴きやすかった。全くアドリブプレイもあるだろうし、変拍子もあったりで、安定したテクニックとリズム感が凄いな、と。所々ではベースが前に出てくるプレイもあってなかなか心地良く聴けます。
ただ難しいのは自分の場合こういうインストフュージョン系聴いている時に、ギターが入ってたりするとどうしてもいつの間にかギターの音を聴いてしまっているので、いつしかベースプレイヤーが主導のリーダーアルバムということを忘れてしまうのだ(笑)。なので、どんなプレイだっけ?と全般的に後で思い起こしてみてもなかなか残ってないことが多くて困った。聴きやすいのもあって、また軽いのもあって何回もリピートで聴き直したアルバムになってしまってね、ようやくベースに耳が向くようにはなった(笑)。
ベックとのDVD「ライヴ・アット・ロニー・スコッツ・クラヴ」って出たんだっけ?いや、これは見所満載だ~と。ライブも良いけど、結局遠い所から一回しか見れないならDVD買ってじっくり見た方がお得感あるもんな、などとも思う。いずれにしてもジャズ界では天才ベーシスト、ジャコパスを彷彿させる若者として取り上げられているくらいだからどんなのかなと思ったらちょっと聴いてみても間違いなく驚くし、意外と楽しめるのも間違いない作品です。YouTube見てみ~♪
Doom - Incompetent...


日本のインディーズの黎明期から割と追いかけていたというかたまたま時代的に知っていたというか、まぁタイミング的にその辺がリアルで体験できたんで、割と名前を知っているバンドも多いんだけど、インディーズなんてのはやっぱりキワモノが多くて、音的に一般には受け入れられないだろうと思われるもの、もしくはあまりにもグロかったりヤバかったりしてメジャーには出せないもの、なんてのが多かった。音はパンク系かアヴァンギャルド、ってのが相場だったんだけど、しばらくするとそういう理由だけじゃなくて自分達でアルバムやシングルをリリースして販売するステータスの一部であったり、ファンのためだったりと理由は色々だけど、パンク・アバンギャルド系だけでなくってメタル系のものも出てくる。メタルってのは割とメジャーにも進出していたので、インディーズでの勝負ってのは割と「?」って感じだったんだけど、メタルとパンクの融合という世界が出来上がってきていたので、アプローチがパンク側から、みたいなのもあったんだろう。
そんな中で自分的には今でもそうだけどガスタンクってのが筆頭株でして、まぁ、好きなワケですが、ファーストアルバム「DEAD SONG」なんぞは今でも燦然と輝くアルバムなんです。いや、ホントにすっきりとするんです、これ聴くと(笑)。んで、当時からガスタンクの名が出るとデッド・エンドが双璧のように出てきて、更にドゥームってのも出てくるんです。ガスタンクのドラマーがガスタンク解体後にドゥームのドラムに座ったからってのもあるし、ガスタンクのバキちゃんがその後#9というバンドでドゥームの主役でもあった諸田氏とバンドを組むってのもあって、割と近しい関係だったのだな。まぁ、当時はそんなのわからなかったけど、ドゥームってのも聴いてみたいもんだ、と思ってはいたが、何せアルバムが手に入らない。故に音が全然聞けない状態で、名前だけが自分の中で広がってしまって、果たしてどんなバンドなんだろう?なんてのをずっと思ってた。ルックスはそれこそ変態的キワモノ的で、諸田さんのインパクト絶大だったけど、やっぱ音知らないからさ。んで、一生懸命まで探したか?と言われるとそこまで探してなかったってのもあるんだが、全然聴かないままず~っと過ごしてました。ところがちょっと前に再発されたこともあって、たまたま中古CD屋で普段見ないような日本のメタルコーナーなんぞを覗いてみるとドゥームの「Incompetent...」が置いてあって、何枚目なのかも知らないし、どんなのかも知らないけど、久しく忘れていたドゥームの名前を思い出して、購入♪
いやぁ~、凄いなんてもんじゃない。この「Incompetent...」ってメジャーになってから三枚目くらいの作品らしいけど、それでもこれだけの音かよ、と。ならばその前とかインディーズの頃とかもっと凄かったんだろうな~とマメにCDを探しているところ。あ、アマゾンにあるんだよな(笑)。まぁ、その辺はゆっくり揃えるってことで…。いやいや、一枚ずつじっくりと攻略していきたいバンドなんです、これ。音的には何だろ?モーターヘッドみたいなもんだけど、ベースが凄い。諸田氏のベースプレイが鬼気迫るもので…、それと音の出し方も日本的な部分が全然なくってどこのバンドかわからないくらい個性的。ヨーロッパで受けるはずだ、これ。完成度高いし、インパクトも構成も見事なもので、楽しめる。ようやく聴けたバンドだけど、もっと若かったらそんなにハマれたかどうか疑問。だから丁度良いときに出会ったのだろうという解釈としてじっくりと聴いて楽しみます♪
Dead Or Alive - Mad, Bad & Dangerous to Know
ジャケットの模倣は今に始まった事じゃないけど、なんか、こういう模倣ってあんまりなかったような気がして…。パロディとかパクリとかって結構ユーモアセンスがあればわかるんだけどさ、なんかここまでシリアスにパロディされると笑えるものって言うよりちょっと神々しい部分まであったりするのか…。果たしてどこまで本気なんだろ?ってのが微妙に疑問になるので何とも言えない所だが…。

デッド・オア・アライブの3枚目の作品、かな?1986年のアルバムで「Mad, Bad & Dangerous to Know」ってタイトル。ダムドの「Phantasmagoria」と同じ構図でそのままって感じでしょ?それで笑うべきか否かってのはおいといて…、その世代の人には随分と懐かしいジャケットで、売れに売れたからこっちのが印象深くてダムドの「Phantasmagoria」の方があれ?って感じかもしれない。でも、その差1年程度しかないんだよね。だからもしかしたらパクリじゃないのかもしれないなぁ…なんて思ったり。
音の方は当時は別に単なるユーロビートチューンばかりでキャッチーというよりもビートが効いたダンスサウンドっていう感じなんだけど今改めて聴いてみると結構革新的なサウンドだったようにも聞こえる。ちょっと躍動感があるのでダンスチューンだけどちょっとテンポ落としてハネないようにするとデペッシュ・モードと似てる部分が出てくるかもしれないしさ。楽器構成が正に同じだし、目指す美学は異なれど、多分美学的な部分での視点は同じだったり敏感肌ってのも似てるんじゃなかろうか?などとアーティスティックに穿った聴き方をしてみるのだが…。
まぁ、所詮はユーロビートなイケメンだったっていうだけか(笑)。これまでの作品とは異なり割とキャッチーなフレーズを持った曲が少なくって、デッド・オア・アライブ独特のサウンドは持っているけど、っていうとこか。お?っと思うとのは「SOMETHING IN MY HOUSE」とかね。悪くはないけど何回も聴かないわな(笑)。もちろんその後一気に失速して整形ミスの有名人としてテレビを賑わす程度となってしまったのもつい最近…。


デッド・オア・アライブの3枚目の作品、かな?1986年のアルバムで「Mad, Bad & Dangerous to Know」ってタイトル。ダムドの「Phantasmagoria」と同じ構図でそのままって感じでしょ?それで笑うべきか否かってのはおいといて…、その世代の人には随分と懐かしいジャケットで、売れに売れたからこっちのが印象深くてダムドの「Phantasmagoria」の方があれ?って感じかもしれない。でも、その差1年程度しかないんだよね。だからもしかしたらパクリじゃないのかもしれないなぁ…なんて思ったり。
音の方は当時は別に単なるユーロビートチューンばかりでキャッチーというよりもビートが効いたダンスサウンドっていう感じなんだけど今改めて聴いてみると結構革新的なサウンドだったようにも聞こえる。ちょっと躍動感があるのでダンスチューンだけどちょっとテンポ落としてハネないようにするとデペッシュ・モードと似てる部分が出てくるかもしれないしさ。楽器構成が正に同じだし、目指す美学は異なれど、多分美学的な部分での視点は同じだったり敏感肌ってのも似てるんじゃなかろうか?などとアーティスティックに穿った聴き方をしてみるのだが…。
まぁ、所詮はユーロビートなイケメンだったっていうだけか(笑)。これまでの作品とは異なり割とキャッチーなフレーズを持った曲が少なくって、デッド・オア・アライブ独特のサウンドは持っているけど、っていうとこか。お?っと思うとのは「SOMETHING IN MY HOUSE」とかね。悪くはないけど何回も聴かないわな(笑)。もちろんその後一気に失速して整形ミスの有名人としてテレビを賑わす程度となってしまったのもつい最近…。
Depeche Mode - Violator
時代の波は過酷だ。英国のポストパンクやニューウェイヴを担う連中はそういう空気感を肌で感性で感じて颯爽と身を翻したものだ。そういった動物的本能で察知できないバンドは一瞬で消え去るか、伝説と化してその時代の寵児として残るか。しかし一方では本能的に感性で察知してしまうことで自身の音楽性を常に変化させていくという手法もあった。先日のダムドなんてのは実は趣味に進化したという面も大きいが、結構敏感に空気を察知するセンスを持っていたんだろう。ファンというモノはそれについていけずに非難するものだが…。

デペッシュ・モード。1980年代にシーンに登場し紆余曲折ありながらも現在ではヨーロッパ全土を制する大物バンドとして君臨しており、その実ありとあらゆるバンドがカバー曲をアルバムで演じていたりするほどだ。しかもそれが通り一遍のアレンジではなくみなそれぞれのアレンジによってカバーされているがどこを切ってもデペッシュ・モード独特の雰囲気が曲全編に溢れているのが凄い。完全な個性を曲で表現しているバンドなのだ。意外や意外、そしてあまり知られていない事実…。
1990年リリースのデペッシュ・モードの出世作「Violator」。こういう音楽に触れたことのない人はさっさと切るか、興味を持ってハマるか。デヴィッド・ボウイの「ロウ」を初めて聴いた時の反応と同じ衝撃を受けるかもしれない。またはこの得も知れぬ深さを理解したいために何度も何度もアルバムを流すのかもしれない。ただ、何か引っ掛かることは間違いないだろう。ゴシックやらインダストリアルやら色々な新たなジャンルに用いられる単語は生まれてくるものの、どれもこれもデペッシュ・モードに既にやられている音世界である、などという言い方も過言ではないのかもしれない。
ロックとは元来チープにギターを掻き鳴らし歌うものだ、という概念は正しいが、こういうバンドを聴いてしまうとロックって一体どういう世界なのだろう?と考え直す領域に踏み込むこととなると思う。それほどまでにインパクトと衝撃が詰め込まれたサウンドで、一言二言では言い表せないが、やはいまだ見ぬバンドへの挑戦ということで少しだけ書いておこう…。久々にマジメに書いて言葉を失ったアルバムなんだよね、これ。
基本デジタルビート的サウンドで、ハードなギターなどはほぼ皆無。鍵盤とビートが主体のクールで正にインダストリアル(無機質)なサウンド、そこに低音を強調したデカダンな歌声が正にロマネスクに響く。そう…色は正に銀色。赤も黒も青もない。それでいて不思議なことにもの凄く人間味を感じる音の温かさを感じたりするのはなぜだろう?
単なるエレクトリックポップバンドとして聴いた80年代のヒットチャートでの音からは大きく逸脱して独自の進化を遂げ、更に全ヨーロッパを制覇してしまったサウンド、しかし彼等は進化を恐れず無碍にチャレンジしていった単なる結果として受け止めていることだろう。これこそ音楽家の姿ではないか?
いや~、びっくりした~、これ。凄い。最近のバンドでデペッシュ・モードのカバーしてるの多いからちょっと聴いてみたらこれだもんなぁ…。マジ、驚きました。凄い。センスの塊。


デペッシュ・モード。1980年代にシーンに登場し紆余曲折ありながらも現在ではヨーロッパ全土を制する大物バンドとして君臨しており、その実ありとあらゆるバンドがカバー曲をアルバムで演じていたりするほどだ。しかもそれが通り一遍のアレンジではなくみなそれぞれのアレンジによってカバーされているがどこを切ってもデペッシュ・モード独特の雰囲気が曲全編に溢れているのが凄い。完全な個性を曲で表現しているバンドなのだ。意外や意外、そしてあまり知られていない事実…。
1990年リリースのデペッシュ・モードの出世作「Violator」。こういう音楽に触れたことのない人はさっさと切るか、興味を持ってハマるか。デヴィッド・ボウイの「ロウ」を初めて聴いた時の反応と同じ衝撃を受けるかもしれない。またはこの得も知れぬ深さを理解したいために何度も何度もアルバムを流すのかもしれない。ただ、何か引っ掛かることは間違いないだろう。ゴシックやらインダストリアルやら色々な新たなジャンルに用いられる単語は生まれてくるものの、どれもこれもデペッシュ・モードに既にやられている音世界である、などという言い方も過言ではないのかもしれない。
ロックとは元来チープにギターを掻き鳴らし歌うものだ、という概念は正しいが、こういうバンドを聴いてしまうとロックって一体どういう世界なのだろう?と考え直す領域に踏み込むこととなると思う。それほどまでにインパクトと衝撃が詰め込まれたサウンドで、一言二言では言い表せないが、やはいまだ見ぬバンドへの挑戦ということで少しだけ書いておこう…。久々にマジメに書いて言葉を失ったアルバムなんだよね、これ。
基本デジタルビート的サウンドで、ハードなギターなどはほぼ皆無。鍵盤とビートが主体のクールで正にインダストリアル(無機質)なサウンド、そこに低音を強調したデカダンな歌声が正にロマネスクに響く。そう…色は正に銀色。赤も黒も青もない。それでいて不思議なことにもの凄く人間味を感じる音の温かさを感じたりするのはなぜだろう?
単なるエレクトリックポップバンドとして聴いた80年代のヒットチャートでの音からは大きく逸脱して独自の進化を遂げ、更に全ヨーロッパを制覇してしまったサウンド、しかし彼等は進化を恐れず無碍にチャレンジしていった単なる結果として受け止めていることだろう。これこそ音楽家の姿ではないか?
いや~、びっくりした~、これ。凄い。最近のバンドでデペッシュ・モードのカバーしてるの多いからちょっと聴いてみたらこれだもんなぁ…。マジ、驚きました。凄い。センスの塊。
The Damned - Phantasmagoria
数多くあるロックバンドの中でもここまで変化の激しいバンドというのはそうそうないんじゃないかと。変化するというにも程があるだろうし、ましては出始めがパンクなんていう世界だったりしたらそうそう変化もしないだろう、という感じもするのだが、見事に世界観を変えてバンドを存続させているところが凄い。解散再結成の繰り返しだとしても見事なもんだ。

いや~、ダムドって不思議。歌はデイヴ・ヴァニヤンのまま変わらない訳だから、声質もバンドの顔としての役割もしっかり務めたまま、自身の趣味に走っていっただけでこれほどまでに音が変化するか、と。最初期はもちろんビートの効いたパンクバンドだったんだけど、徐々にヴァニヤンのゴシック趣味というかナルシスト趣味というのが台頭してきて、見事にドラキュラ的なルックスに変貌し、且つ音楽感もゴシック的な嗜好に走ることとなった。そそれを最初に感じるのは名盤「ブラック・アルバム」なんだけど、以降発展させていく中で重要なアルバムが1985年リリースの「Phantasmagoria」。
バンド結成以来の相棒であったキャプテン・センシブルが脱退して姿を消したことによりヴァニヤンの趣味丸出しによって制作されたおかげで、良いのか悪いのか、新境地を切り開いてしまったダムドの作品。このアルバムに辿り着くのに20年以上かかった~(笑)。もっと前にももちろん通ってるけど、こんなの許せんって感じで聴かなかったしね。パンクだろう、ってのもあったから余計聞かなかった。でも、今これ聞くと凄く良い。だから最近ダムドにハマってる(笑)。中に「Eloise」って曲があって、素晴らしいなぁ~って思って聴いてたんだけど、1968年頃の曲のカバーらしくて、びっくり。カバーだったとは…。それでもこんなにハマっているダムドって凄い、と素直に思ったね。
ジャケットからしてもう趣味違うでしょ?センス良いし。音も同じく暗黒のドラキュラ伯爵が棺桶から出てきて歌う、みたいな世界で、音も美しく空間を広がるように散りばめられたサウンドにベースもラインが美しく歌のメロディもセンス良く、正にニューウェイヴ世界のダムド、それでも勢いがあって素晴らしく面白い作品に仕上がっている。ここから入った人は初期を聴かないだろうし、初期からの人はこれで見放したかもしれない(笑)。でもさ、こんだけ異なる音を出してても見事なものってのが凄い。良いわぁ~、ダムド。最近ファーストから全部聴きまくってるもん。んで、「ブラック・アルバム」とこの「Phantasmagoria」が良い。サードの「Machine Gun Etiquette」もいいか…。
結局ロックが好きなんです♪ あ、デッド・オア・アライブの「ブランド・ニュー・ラヴァー」はこいつのパクリだね。こういう人間になりたかったんだろうなぁ…彼は。んで、整形失敗って可哀相。


いや~、ダムドって不思議。歌はデイヴ・ヴァニヤンのまま変わらない訳だから、声質もバンドの顔としての役割もしっかり務めたまま、自身の趣味に走っていっただけでこれほどまでに音が変化するか、と。最初期はもちろんビートの効いたパンクバンドだったんだけど、徐々にヴァニヤンのゴシック趣味というかナルシスト趣味というのが台頭してきて、見事にドラキュラ的なルックスに変貌し、且つ音楽感もゴシック的な嗜好に走ることとなった。そそれを最初に感じるのは名盤「ブラック・アルバム」なんだけど、以降発展させていく中で重要なアルバムが1985年リリースの「Phantasmagoria」。
バンド結成以来の相棒であったキャプテン・センシブルが脱退して姿を消したことによりヴァニヤンの趣味丸出しによって制作されたおかげで、良いのか悪いのか、新境地を切り開いてしまったダムドの作品。このアルバムに辿り着くのに20年以上かかった~(笑)。もっと前にももちろん通ってるけど、こんなの許せんって感じで聴かなかったしね。パンクだろう、ってのもあったから余計聞かなかった。でも、今これ聞くと凄く良い。だから最近ダムドにハマってる(笑)。中に「Eloise」って曲があって、素晴らしいなぁ~って思って聴いてたんだけど、1968年頃の曲のカバーらしくて、びっくり。カバーだったとは…。それでもこんなにハマっているダムドって凄い、と素直に思ったね。
ジャケットからしてもう趣味違うでしょ?センス良いし。音も同じく暗黒のドラキュラ伯爵が棺桶から出てきて歌う、みたいな世界で、音も美しく空間を広がるように散りばめられたサウンドにベースもラインが美しく歌のメロディもセンス良く、正にニューウェイヴ世界のダムド、それでも勢いがあって素晴らしく面白い作品に仕上がっている。ここから入った人は初期を聴かないだろうし、初期からの人はこれで見放したかもしれない(笑)。でもさ、こんだけ異なる音を出してても見事なものってのが凄い。良いわぁ~、ダムド。最近ファーストから全部聴きまくってるもん。んで、「ブラック・アルバム」とこの「Phantasmagoria」が良い。サードの「Machine Gun Etiquette」もいいか…。
結局ロックが好きなんです♪ あ、デッド・オア・アライブの「ブランド・ニュー・ラヴァー」はこいつのパクリだね。こういう人間になりたかったんだろうなぁ…彼は。んで、整形失敗って可哀相。
Lacuna Coil - Visual Karma: Body Mind & Soul
そういえばここのところ2007年のラウドパークのライブをオフィシャル収録してリリースしたバンドが二つばかり出てきて、ちょっと気になったので…。イタリアのラクーナ・コイルとスウェーデンのアーク・エネミー。そんなに日本でのライブがよかったんだろうか?ラクーナ・コイルは初来日で、満足度が高かったってのはあるのかもしれないな。アーク・エネミーは何だろう?ファンの勢いが凄かったんだろうか?それとも良い映像が撮れたからかもしれないな。あ、それはあるか。機材に関しては多分日本って世界一だろうし、しかもあんだけのフェス用だから自ずと良い機材で良い映像で、しかもバンド側の出費が少ないワケだから(笑)。いやいや、ショウビジネスの中味は知りませんので何とも言えません…。
![タイランツ・オブ・ザ・ライジング・サン [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41Bk1boyxqL._SL160_.jpg)
んなことで、ラクーナ・コイルの新作DVD「ヴィジュアル・カーマ」なんぞはいかが?最近こういうのって限定盤とか通常盤とかナントカ盤ってのがあって非常にややこしい。ニッチなコレクターがいたらさぞや大変だろうと思うくらいに色々な種類が出ているので、全くの素人が普通に買いたいと思ってもこれまた大変。別にオマケとかなんにもいらないから本編だけよこせ、ってのあるじゃん。DVD二枚もいらんよ、見るの大変だし…みたいなさ。ステージフッテージのドキュメンタリーとかバンドの内情を見るにはよいんだろうけど二回も見ないでしょ?な~んてのもあって、色々なバージョンが出ているんだろう。
…と言いながら、やっぱり一番豪華なDVD二枚+CD二枚っつう初回限定盤が一番満足してしまうのかもしれん。輸入盤で手軽なのが良ければDVD二枚組で2000円程度、初回限定だと8000円くらい…。う~ん、商売ってのは色々な手があるモンだ(笑)。
さて、中味。ドイツで行われているメタル系では最大のフェスティバルでもあるWACKEN OPEN AIR 2007でのステージでは快晴の天気の中、真っ黒と赤で彩られたバンドが出てきて重いサウンドを聴かせるというアンバランス感ながらもステージそのものは非常に気合いの入った演奏だね、これ。ボーカルのクリスティーナ嬢が真っ黒に日焼けしているのもフェスティバル続きな証拠だろうか?あまり健康的な人でもないんじゃないかと思っていたけど、こうしてみると割とヘルシー(笑)。しかしこういう青空の下で演奏されるゴシックメタルって、ちょっと違和感…っつうか暑苦しい。イタリアのバンドだからだろうか(笑)?
そして日本のラウドパークでのライブ…、やはり屋内でのステージは照明もあるから迫力が違うよね。衣装もこっちのが可愛らしいし。心なしか気合いも違う感じだが…、いつもこんなライブなんだろうか?確かに相当凄まじいライブを繰り広げているってのがよくわかるライブで、持ち時間が短いから一気に突っ走っていられるのかもしれん。しかしまぁ、ナマで見た時も思ったけど7弦ギター二人と5弦ベースで真っ黒っつうのは重い。凄くヘヴィー。そして男女ボーカルってのも個性的で、今年新作出すらしいけど、結構楽しみだな。
おまけのDVDは適当に楽しむとして、それぞれのライブCDもやっぱ映像がある方を楽しんでしまうので結局DVD一枚しか楽しまないんだなとやっぱり思った。ま、いいさ。記念品としての価値もたっぷりあるし♪
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んなことで、ラクーナ・コイルの新作DVD「ヴィジュアル・カーマ」なんぞはいかが?最近こういうのって限定盤とか通常盤とかナントカ盤ってのがあって非常にややこしい。ニッチなコレクターがいたらさぞや大変だろうと思うくらいに色々な種類が出ているので、全くの素人が普通に買いたいと思ってもこれまた大変。別にオマケとかなんにもいらないから本編だけよこせ、ってのあるじゃん。DVD二枚もいらんよ、見るの大変だし…みたいなさ。ステージフッテージのドキュメンタリーとかバンドの内情を見るにはよいんだろうけど二回も見ないでしょ?な~んてのもあって、色々なバージョンが出ているんだろう。
…と言いながら、やっぱり一番豪華なDVD二枚+CD二枚っつう初回限定盤が一番満足してしまうのかもしれん。輸入盤で手軽なのが良ければDVD二枚組で2000円程度、初回限定だと8000円くらい…。う~ん、商売ってのは色々な手があるモンだ(笑)。
さて、中味。ドイツで行われているメタル系では最大のフェスティバルでもあるWACKEN OPEN AIR 2007でのステージでは快晴の天気の中、真っ黒と赤で彩られたバンドが出てきて重いサウンドを聴かせるというアンバランス感ながらもステージそのものは非常に気合いの入った演奏だね、これ。ボーカルのクリスティーナ嬢が真っ黒に日焼けしているのもフェスティバル続きな証拠だろうか?あまり健康的な人でもないんじゃないかと思っていたけど、こうしてみると割とヘルシー(笑)。しかしこういう青空の下で演奏されるゴシックメタルって、ちょっと違和感…っつうか暑苦しい。イタリアのバンドだからだろうか(笑)?
そして日本のラウドパークでのライブ…、やはり屋内でのステージは照明もあるから迫力が違うよね。衣装もこっちのが可愛らしいし。心なしか気合いも違う感じだが…、いつもこんなライブなんだろうか?確かに相当凄まじいライブを繰り広げているってのがよくわかるライブで、持ち時間が短いから一気に突っ走っていられるのかもしれん。しかしまぁ、ナマで見た時も思ったけど7弦ギター二人と5弦ベースで真っ黒っつうのは重い。凄くヘヴィー。そして男女ボーカルってのも個性的で、今年新作出すらしいけど、結構楽しみだな。
おまけのDVDは適当に楽しむとして、それぞれのライブCDもやっぱ映像がある方を楽しんでしまうので結局DVD一枚しか楽しまないんだなとやっぱり思った。ま、いいさ。記念品としての価値もたっぷりあるし♪
Ayreon - Into The Castle
シアトリカルな楽曲をシンフォニックに展開する作品と云えば必ず挙げられるのがアイレオンだね。壮大さにかけても天下一品だし、何と言ってもそういったロックオペラを展開するためだけのプロジェクトなワケだから、その充実度は凄い。あらゆるシンガーに役割を振り当てて、ストーリーに従って歌わせてしまうのだから。コンセプトメーカーならば誰もが夢見る仕立てのこういった作品を着々と実現しているのが、それほど有名でもないルカッセンというオランダ人なワケだからこれもまた不思議。それでもゲスト陣には古い名前の人から最新の人まで出揃っているのだ。

1999年リリースの出世作として知られている三枚目の作品「Into the Electric Castle」。ウィズィン・テンプテーションからはシャロン嬢とギターでダンナのロバート氏、因果の深い元ギャザリングのアネク嬢、メインボーカルはマリリオンのフィッシュが務めてて、他にも何人も参加。驚くのはピーター・ダルトレーの参加。うん、あの70年代の英国バンド、カレイドスコープで有名なあの人です。こういうサプライズが作品に華を添えているんですな。
そして中味は言わずもがな、二枚組の大作ながらももちろんメタルなんていう狭いカテゴリーに属さない作品に仕上がっていて、きちんとストーリー展開に合わせた多様なドラマが展開されるというプロフェッショナルで完璧な出来映え。楽曲それぞれはハードなモノからプログレッシヴなモノ、アコースティックなものやジェネシス風クイーン風フロイド風ってのがあれやこれやと出てくる。完全に吸収した上でこういうの作ってるってのがよくわかるので面白い。長いけど集中してると一気に聴けるのもレベルが高い証拠で、かなり名作の域に入っているんじゃない?
どことなくStream of Passion「Embrace the Storm」に流用された作品群と似ているのは丁度そのヘンを意識していた時期だからかな。あっちでもこの作品からの曲をライブで展開していたりするので、当たり前かもしれないけど、兄弟作品的にも聞こえるアルバム。ドラマ仕立てのアルバムが好きな人にはハマるだろうな。


1999年リリースの出世作として知られている三枚目の作品「Into the Electric Castle」。ウィズィン・テンプテーションからはシャロン嬢とギターでダンナのロバート氏、因果の深い元ギャザリングのアネク嬢、メインボーカルはマリリオンのフィッシュが務めてて、他にも何人も参加。驚くのはピーター・ダルトレーの参加。うん、あの70年代の英国バンド、カレイドスコープで有名なあの人です。こういうサプライズが作品に華を添えているんですな。
そして中味は言わずもがな、二枚組の大作ながらももちろんメタルなんていう狭いカテゴリーに属さない作品に仕上がっていて、きちんとストーリー展開に合わせた多様なドラマが展開されるというプロフェッショナルで完璧な出来映え。楽曲それぞれはハードなモノからプログレッシヴなモノ、アコースティックなものやジェネシス風クイーン風フロイド風ってのがあれやこれやと出てくる。完全に吸収した上でこういうの作ってるってのがよくわかるので面白い。長いけど集中してると一気に聴けるのもレベルが高い証拠で、かなり名作の域に入っているんじゃない?
どことなくStream of Passion「Embrace the Storm」に流用された作品群と似ているのは丁度そのヘンを意識していた時期だからかな。あっちでもこの作品からの曲をライブで展開していたりするので、当たり前かもしれないけど、兄弟作品的にも聞こえるアルバム。ドラマ仕立てのアルバムが好きな人にはハマるだろうな。
Angizia - Die Kemenatten Scharlachroter
いやぁ~、意外なモンに出会った時って面白い。想像していたのと全然違う音だったり映像だったりルックスだったりすると嬉しくなっちゃうもん。昔だったらアレコレと評判聞いたり探したり誰かに訊いたりしてレコードやCD買うまでに情報収集したけど、こういう時代になってからはネットでサンプル的に聴いて気に入ったらとにかくDLしてみる、もしくはそのままアマゾンクリック、っていう進み方でどんどんと手軽になっていく。その分忘れるのも早いが(笑)。

オーストリアのバンドでAngiziaというバンドが1997年にリリースしたファーストアルバム「Die Kemenatten Scharlachroter」なんだけどね。あちこちの情報ではシアトリカルな世界みたいに書かれていたので、またメタル中心の展開かなぁ~なんて想像してたんだけど、これがまた全然違っててさ、どっちかっつうとスラップハッピーなんです。男女ボーカルでドイツ語っつうのもあるけど、アヴァンギャルドポップなシアトリカルさで演劇的な作品というものだな。コケティッシュという言い方の方が相応しいんじゃないかと思うが、面白い。確かに喜劇的に面白い。忙しいってのもあるが、こういう展開ってのはヨーロッパじゃなきゃ出てこないわ。
音的にはなんだろ?別にメタルじゃないから、ピアノと旋律がバックで鳴っていて、もちろんドラムもあるけど、ミックスは小さめ。圧倒的にアヴァンギャルドな歌をメインにしてひとつの物語を構成している。どんな容姿なんだろ?と気になってYouTubeで探すものの、なかなか動いているライブ映像はないな…。プロモみたいなのはいっぱいあるんだが…。


オーストリアのバンドでAngiziaというバンドが1997年にリリースしたファーストアルバム「Die Kemenatten Scharlachroter」なんだけどね。あちこちの情報ではシアトリカルな世界みたいに書かれていたので、またメタル中心の展開かなぁ~なんて想像してたんだけど、これがまた全然違っててさ、どっちかっつうとスラップハッピーなんです。男女ボーカルでドイツ語っつうのもあるけど、アヴァンギャルドポップなシアトリカルさで演劇的な作品というものだな。コケティッシュという言い方の方が相応しいんじゃないかと思うが、面白い。確かに喜劇的に面白い。忙しいってのもあるが、こういう展開ってのはヨーロッパじゃなきゃ出てこないわ。
音的にはなんだろ?別にメタルじゃないから、ピアノと旋律がバックで鳴っていて、もちろんドラムもあるけど、ミックスは小さめ。圧倒的にアヴァンギャルドな歌をメインにしてひとつの物語を構成している。どんな容姿なんだろ?と気になってYouTubeで探すものの、なかなか動いているライブ映像はないな…。プロモみたいなのはいっぱいあるんだが…。
Septic Flesh - A Fallen Temple
もう二月になってしまい、どんどんと月日の経つのが早く感じるようになってきた…。トシかもしれん(笑)。いやいや…。また忙しくなる時期になってきたけど一方ではまったく社会経済が潤っていないっていうのも問題ありき。まぁ、このブログ的にはそんなのあんまり関係なくて、触発される感覚と自分の理性をバランス良く保てるかどうかだけなので、適当に楽しんでもらって、且つ自分ではアレコレと感覚を磨いて完成を豊かにするのみ、と。
さて、それでオペラティックなロックからズルズルと来たらこんなところに来てしまったのが自分でも驚きなんだが、Septic Fleshっつうギリシャ出身のバンドを知っている人は果たしてこのサイトに来る人の中のどれだけいるのだろう?自分はたまたまゴシックメタルを漁っている時にも出会ったし、今回も出会ったので挑戦したけど、普通はなかなか出会わないだろうなぁ…。

「Fallen Temple」。うん、これね、ジャケットのインパクトが強くて覚えてたんだよ。1998年リリースの4枚目のアルバムにして今のところ最高傑作と言われることの多いアルバム「Fallen Temple」とのことらしい。最初聴いてビックリでさ。綺麗な雰囲気でいいかもなぁ~なんて浸ってるとデス声が始まって、ん????と思いながら聴いていたんだけど、メタリックになり普通に低音ボイス中心のメタル…メタルっつってもゆったりとした雰囲気を醸し出すもので、そこから演劇的にシアトリカルな世界を広げていくともうメタルとかでは括れないサウンドに入っていく。何聴いていたんだっけ?と思うくらいに耽美な世界を楽しませてくれるのが良い。かなり驚いた。やっぱりギリシャから出てくるとかなり独特の個性を持っているな、と。
するとまたデスなものや早いものや思い切りメタルなものが入ってきたりして、もう雰囲気に合わせた曲が優先的にあって、音がそこについていくという展開はお手の物というとこだ。浸れたら凄くハマれる世界だろうな…。古い音を追求していた自分的にはこういう新たなる展開のものって言葉じゃやっぱわかんない、と思った。やっぱ色々聴いてみると面白いのあるわ。好みの問題はちょっと後回しとしてね。
さて、それでオペラティックなロックからズルズルと来たらこんなところに来てしまったのが自分でも驚きなんだが、Septic Fleshっつうギリシャ出身のバンドを知っている人は果たしてこのサイトに来る人の中のどれだけいるのだろう?自分はたまたまゴシックメタルを漁っている時にも出会ったし、今回も出会ったので挑戦したけど、普通はなかなか出会わないだろうなぁ…。


「Fallen Temple」。うん、これね、ジャケットのインパクトが強くて覚えてたんだよ。1998年リリースの4枚目のアルバムにして今のところ最高傑作と言われることの多いアルバム「Fallen Temple」とのことらしい。最初聴いてビックリでさ。綺麗な雰囲気でいいかもなぁ~なんて浸ってるとデス声が始まって、ん????と思いながら聴いていたんだけど、メタリックになり普通に低音ボイス中心のメタル…メタルっつってもゆったりとした雰囲気を醸し出すもので、そこから演劇的にシアトリカルな世界を広げていくともうメタルとかでは括れないサウンドに入っていく。何聴いていたんだっけ?と思うくらいに耽美な世界を楽しませてくれるのが良い。かなり驚いた。やっぱりギリシャから出てくるとかなり独特の個性を持っているな、と。
するとまたデスなものや早いものや思い切りメタルなものが入ってきたりして、もう雰囲気に合わせた曲が優先的にあって、音がそこについていくという展開はお手の物というとこだ。浸れたら凄くハマれる世界だろうな…。古い音を追求していた自分的にはこういう新たなる展開のものって言葉じゃやっぱわかんない、と思った。やっぱ色々聴いてみると面白いのあるわ。好みの問題はちょっと後回しとしてね。
Devil Doll - The Girl Who Was...Death
梅の花がちらつく季節になってきて、寒いけどどこか春がやって来てる~っていう時期です。この冬は結局凄く寒いというシーズンはあまり多くなかったような気が…。あまり外で遊び歩いていないから寒さを実感していなかっただけだろうか?いやいや…。なんか未来を信じられる季節の今時分ってのは良いね。春を見据えていられるし。こんな経済状況の中でそんな悠長なこと言ってられないんだろうけど、ま、リアルな世界を忘れて…(笑)。

一気に時代を超えて、オペラティックな面も飛び出してくるけどもっとシアトリカルな音世界を構築しているここ最近のジャンル分け仕切れない音楽分野。やっぱりヨーロッパに多いんだろうけど、ナルシスト的な世界で、見事に世界を表現してしまうという演劇的な分野という意味で先日のイーノと同じアプローチではあるのだ。もっとも出てくる音は全然異なるのだが…。
スロヴェニアのグループっつうかアーティスト集団というか…、デヴィル・ドールという集団。まぁロックバンドの類に含まれるし、圧倒的にメタル要素も強いんだけど、基本的に演劇から出てきている音楽のハズで、演劇と同じくドラマティックにストーリーに合わせて楽曲の雰囲気が変化していくもの。故に曲は一曲で通されるBGMみたいなもの。喜劇的…いや悲劇的な展開かな。ハードな部分はもちろん思い切りメタルだけど、ピアノで世界観を表していたり、歌声で変化したりと、よくわかんない展開や音が鳴っているので、ホントドラマ展開。オペラティックさもあるしクラシカル要素もあるけど、まぁ、劇場を見たことある人はあれがそのままバックに音楽で表現されているサウンド、と思って下さい。
とりあえずファースト「Girl Who Was...Death」。まったく驚きます、こういう新たな世界を創り上げている人達に出会うってのは。それももう10年前の話なんだけどさ。今から音楽に取り憑かれる人はこういうのに最初から出会えるチャンスがあるってのは良いかも。しかしまぁ、ジャケットを見事に表している音世界で、聞いているとしっかりハマれるんだけど軽々しく聞けないという意味では本来の音楽を楽しむというものではないな。創り上げられた芸術作品をしっかりと鑑賞する、というサウンドだ。3rdアルバムの「Sacrilegium」っつうのも相当の名盤として語られているようで、次回はそのヘンにもチャレンジしてみよう~。


一気に時代を超えて、オペラティックな面も飛び出してくるけどもっとシアトリカルな音世界を構築しているここ最近のジャンル分け仕切れない音楽分野。やっぱりヨーロッパに多いんだろうけど、ナルシスト的な世界で、見事に世界を表現してしまうという演劇的な分野という意味で先日のイーノと同じアプローチではあるのだ。もっとも出てくる音は全然異なるのだが…。
スロヴェニアのグループっつうかアーティスト集団というか…、デヴィル・ドールという集団。まぁロックバンドの類に含まれるし、圧倒的にメタル要素も強いんだけど、基本的に演劇から出てきている音楽のハズで、演劇と同じくドラマティックにストーリーに合わせて楽曲の雰囲気が変化していくもの。故に曲は一曲で通されるBGMみたいなもの。喜劇的…いや悲劇的な展開かな。ハードな部分はもちろん思い切りメタルだけど、ピアノで世界観を表していたり、歌声で変化したりと、よくわかんない展開や音が鳴っているので、ホントドラマ展開。オペラティックさもあるしクラシカル要素もあるけど、まぁ、劇場を見たことある人はあれがそのままバックに音楽で表現されているサウンド、と思って下さい。
とりあえずファースト「Girl Who Was...Death」。まったく驚きます、こういう新たな世界を創り上げている人達に出会うってのは。それももう10年前の話なんだけどさ。今から音楽に取り憑かれる人はこういうのに最初から出会えるチャンスがあるってのは良いかも。しかしまぁ、ジャケットを見事に表している音世界で、聞いているとしっかりハマれるんだけど軽々しく聞けないという意味では本来の音楽を楽しむというものではないな。創り上げられた芸術作品をしっかりと鑑賞する、というサウンドだ。3rdアルバムの「Sacrilegium」っつうのも相当の名盤として語られているようで、次回はそのヘンにもチャレンジしてみよう~。