Dragonforce - Ultra Beatdown

 久々にネットでアチコチ徘徊…、世の中色々な音楽が溢れているなぁ…、お?これ面白そう…、などとたっぷり時間を掛けて徘徊するとイソイソとした時には見逃してしまうネタや音のレビューに出逢う。まぁ、レビューってのは自分が聴く気になるかどうかの参考でしかなく、レビュー自体をどうのっていうことはほとんどなくって、やっぱりジャケットとかさ、そういうのがインパクト強い。そして今度は恒例のCD屋での物色♪ これはやっぱり閲覧性の高さで情報収集力が圧倒的に優れているからよろしい。時間があって何度も行ってると普段気にしないモノまで気になってくるのもこれまたよろしい♪

ウルトラ・ビートダウン(期間限定) ヴァレイ・オブ・ザ・ダムド

 唐突にドラゴンフォースっつう英国のバンドの新作「ウルトラ・ビートダウン」…っても8月末にリリースされたものらしいが、気になったので聴いてみる。気になった理由:日本のアニメ風のジャケット。最近ではアニオタとメタルの融合が激しいのだが、理由がよくわからなくて、不思議だなぁ~と思っててね。何となくゴシックメタルとアニオタの融合ってのはロリータっつう概念で理解できるのだが、スピードメタルとかとアニオタの融合って何で?って思ってたが、そうか、海外のバンド側が日本のアニメオタクだったりっして、キャラクターにそういうのが登場するから日本のアニオタ側はそれもコレクションしていかないといけないっつうところから融合されるのか。あとはテーマ曲なんかもあるんだろう、きっと。ダフト・パンクだけが例外ではなかったのか…、ま、そりゃそうだな。世界に誇る日本のアニメだもんな。

 …ってなことでどういうもんなのか気になったのだが…、いや、凄い。超高速メタルでして早さは過去聴いた中で一番だと思う。それでいてメロディはしっかりしていて美しかったりするのでなるほど、アニメと融合するハズだ…。逆に普通のメタルファンはあまり好まないんじゃないだろうか。どこか男臭いメタルというのをすべてスカされていて、音はメタルだけどやっぱ違う、って思うモン。いや、悪くないけど、これも新世界。そして凄いテクニックを持つバンド…ってかテクなかったらこんなのできないだろうからな。ギターにしても超高速だしドラムも然り、とにかく凄いテク。そして曲展開は見事にドラマティックで、正にアニメの30分番組を音で表現しているかの様。なんか…凄いなぁ、この世界。

 初めてこういうメロディスピードメタルの世界を経験したんだけど、聴きやすいね。ただ、何度も聴くか?ってのとどれもこれも同じに聞こえるってのがよくわからん(笑)。英国らしさ、ってのもあるのかどうか…、まぁ、いいか、スカッとするし(笑)。

Slipknot - All Hope Is Gone

 1990年代はヘヴィメタルファンにとってみると正に暗黒の時代とも呼ばれ、カート・コバーンの出現と破壊によって早弾きテクニカルギタリストやHR/HMというジャンルそのものがぶっ飛ばされ、70年代末のパンク出現に近い状況ともなり、グランジとヒップホップという両極端なサウンドが一世を風靡。若者達はそうしたパワーを音楽に求めることで鬱憤を発散していたらしいが、往年のHMサウンドを求めていたファンは物足りなさを実感。水面下では細々とメタルシーンも発展していたり、ヨーロッパで発展していったりしたが、90年代末から2000年代になる頃に再度メタルをシーンに戻したバンドの筆頭でもあるのがスリップノットではないか?化け物仮面集団というどギツイインパクトでアイオワから出てきた9人の集団はその凶暴性のあるスラッシュサウンドにもかかわらずアメリカの音楽シーンで話題となった。

オール・ホープ・イズ・ゴーン~スペシャル・エディション~(DVD付き) アイオワ(紙ジャケット仕様)

 最近リリースされたスリップノットの4枚目のアルバム「オール・ホープ・イズ・ゴーン」を耳にした。音的な好みで言えば別によく聴くサウンドでもないけど、たまにこういう攻撃的で激しいサウンドだけが欲しくなるという時があってね、ファンからは賛否両論のアルバムみたいだけど個人的には全然スリップノットだよ、これ。ちょっとメロディアスになった曲があるのには驚いたけど、毒のある楽曲群と変なタイコと叫び声は相変わらずだし。自分的にはセカンド「アイオワ」で最初に聴いたバンドで、その強烈な印象がこのバンドに対するイメージなのだが、決して本作でも裏切られた気はしないね。確かにパワーでごり押しってのはなくなってきているかもしれないけど、こういうバンドって同じスタイルでやり続けるのも大変だろうしさ。悪くないと思うよ。メタリカの変貌と同じような時期になってきているんじゃないかな。

 それでもアルバムタイトル曲「オール・ホープ・イズ・ゴーン」みたいな超早いツーバスドコドコの曲もあるし、冒頭のイントロから繋がる曲の雰囲気はかっこよいものがあるしね。ま、確かにアルバム全部を通してみるとちょっと大人しいかもしれない。あと、こんなに巧かったっけ?このバンド。あとはいつ仮面を取るかってのが争点になるかねぇ…。昔のキッスみたいだ(笑)。

Michael Schenker Group - Live In Tokyo 2008

The Mad Axeman Live Into the Arena 1972-1995

 そういえば、書こう書こうと思っていてすっかり忘れていた、というかタイミングを逸していたんだが、ようやく手を付けておこう(笑)。去る8月末日、このブログでは結構登場頻度が高いマイケル・シェンカーがまたしても日本に来て公演を行っていたのだ。そしてしっかりと来日公演情報が入ると同時にチケットを入手していて、一人でじっくりと参戦していました。こないだの来日では3曲目で退場という芸人らしからぬことをやってしまっていたのでもう来日はないかなと思っていたらその振り替え公演の来日、そして今回は全盛期でのメンバーを従えての新作プロモーションという意味合いもあったのか、はたまた日本のシェンカー人気を当て込んでかしっかりと来日公演が行われました。めでたしめでたし。

 今回の日本公演でのセットリストは下記

Ride On My Way
Cry for the Nations
Let Sleeping Dogs Lie
Armed and Ready
Ready to Rock
I Want You
A Night to Remember
Into the Arena
Lost Horizons
Rock My Nights Away
On and On
Attack of the Mad Axeman
-encore-
Doctor Doctor
Rock Bottom

 ざっと一時間半くらいだったけどね、いやぁ~、面子が懐かしくて嬉しくて。マイケル・シェンカーはもちろんだけど、ボーカルにはゲイリー・バーデン、ベースにクリス・グレン、そしてドラムにはテッド・マッケンナ!という布陣。ヨーロッパツアーではドラムにはクリス・スレイドが座っていたんだけどアジア公演あたりでは都合が合わなかったらしく急遽テッド・マッケンナの参加。もう一人最近のマイケル・シェンカーをしっかりとサポートしているギター兼鍵盤のウェインという人がいるんだけど、何せ一番凄かった頃の面子が揃ったライブってことで期待してはいけないけど期待しちゃったよなぁ。もう25年前の全盛期の面子だから今更無理に決まってるが…。

 案の定テッド・マッケンナのドラムはかなりバタバタしてて、ま、それでも彼らしいドラミングなのかもしれないな。ベースはかなりイケてたのでよかった。ルックスはかなりヘヴィー級になっていたが。しかしボーカルのゲイリー・バーデンと来たらこれもまたかなりヤバい。声なんてほとんど出てないワケでして、高いパートは大体客に歌わせるとかで誤魔化していて、ちょっと可哀相な感じもしたけどマイケル・シェンカーはそれでもよかったんかな。そして神のギタープレイはそりゃもう素晴らしいプレイでして、一音一音丁寧にしっかりとピッキングして音色を大切に新たなるディーンのフライングVを奏でているというもので、そのトーンのマイルドさはギブソンとはまた異なる味を出していて見惚れてしまった。あとは「Captain Nemo」さえ演奏してくれればもう何も言うことなかったんだが、まぁ、しょうがない。バックの力量不足だろう。

 今回はマイケル・シェンカーもかっこよい衣装を着てキメてくれていたし、神のオーラが出ていたしもちろんプレイも素晴らしくて感動もんだった。もう見れなくてもいいかな、と思うくらい。複雑なのはやっぱりイキの良いメンバーを従えてきたらもっと輝くんだろうか?と。懐かしい面々では力量不足だし、難しいところだ。だがまだまだ活動していてあのテクニックを生で見れるってのは嬉しいね。やっぱり最初期のアルバム群がかっこよいよな~。



Metallica - Death Magnetic

 秋になると新作がいっぱい出てくるみたいでリスナーとしてはやっぱり嬉しいよね。凝り固まった耳で昔のアルバムが良かったとかああだこうだと聴いているのも悪くないし、耳慣れたサウンドを口ずさみながら聴くのも良いが、やっぱりロックファンならば新しい刺激を求めたいと思う。それは新しいバンドでもそうだし、新しいアルバムに対してもそうありたい。まぁ、実際にはなかなかその基準に引っ掛かるモノが多くないというのが現実ではあるんだけどさ。それはもちろんバンド側も同じ理由があるワケで、同じ事を繰り返したくはないが新しいことをやるとファンが減るという難しさ。キャリアが長ければ長いとそうなる。伝説と化してしまったバンドはまだいいが、現役をやり続けているバンドではキツイ。その辺が本当の音楽センスを問われるところだろう。

デス・マグネティック~ストロング・エディション ミッション・メタリカ・プラチナム(PC専用CD)

 こないだリリースされたばかりのメタリカの新作「デス・マグネティック」。リリース前の評判ではどうやら最初期の昔のメタリカに戻った作品らしい、ということで期待していたファンが如何に多かったことか。そして作品が届けられてからの評価はどうだろう?アマゾンの評価を呼んでいる限りではなかなか手厳しい評価が書き連ねられているので、重いが強ければ強いほど許せないアルバムになっているのかもしれない。

 自分的には「凄くかっこよくてメタリカらしいアルバム」なので割と評価高いです。最初期の勢いとかパワーとかじゃなくて25年もメタルをやっていて、今まだこれだけのものが出来るという凄さ。それと自分が聴き慣れているメタルの作風ってのはあるかな。そしてさすがメタリカと云えるのは楽曲の長さ。ほぼ全部の曲が7分程度あって、長いのはインストで10分。いやぁ~、やっぱり単なるメタルバンドじゃないぜ、これは。楽曲を構築するセンスがないと出来ないモンね、やっぱ。

 最初っから凄く期待させる始まりで、リフの引っ掛かったディストーションギターがノリを感じさせるもので、ついついアタマ振っちゃうって感じ(笑)。金属的なギターの音もやはりかっこよくて、それでも程よく重すぎないバンドのミックスってのもメタリカらしい。それと昔とちょっと違うのは短音リフが増えたことかな。ま、昔からあるけど、増えているからそう思うのかも。アルバム全部を制覇したらかなり良い感じになると思うよ、これ。一発では分かりきれないアルバムじゃないかと。

 前作「St. Anger」は割とすぐ飽きたけど、今回は楽しみ。もっともっとギターソロ入れてくれればよかったのになぁ。せっかく早い曲もパワフルな曲も良い曲もいっぱいあるのに。

Lez Zeppelin - Lez Zeppelin

 最近ではあんまりCD屋に出掛けて情報収集ってのをしなくなってきているんだけど、やっぱりどこかに行ってCD屋があれば必ず寄り道するし、ユニオンがあればやっぱり覗いていくっていうのは習慣になっている。やっぱねぇ、ネットであれこれと情報を調べるのはそれなりにディープで便利なんだけど、なかなか漁りきれないんだよね。アマゾンとかで見てても単発の情報は入るけど適当な情報ってのは取るのが難しい。だからショップに行くと瞬時に展示してあるモノとか試聴できるものとか、話題のモノが並べてあるのでわかりやすい。結局ショップの勝利だろうと思う、そういうところは。ま、あとはそれで高い値段で情報量として買うか、ってところだけどさ。それで何気なく見ていて面白そうなの発見♪

LEZ ZEPPELIN

 「LEZ ZEPPELIN」。まぁ、名前の通りだな(笑)。こないだリリースされたばかりのデビューアルバム…、あのエディ・クレイマーによるプロデュースと誇大広告が歌われているし、ルックスもかなりよろしいではないか。あぁ、単純に言えば白人のお姉ちゃん達によるツェッペリンのカバーバンド。ただし、プロデューサーがプロデューサーなのでもうホンモノと同じ音の質感をしっかり出しているし、演奏もかなり重く、ツェッペリンの雰囲気の音をしっかり出していて最近の器材により新たに録音されたツェッペリンサウンド、って感じなのでかなり面白い。

 ボーカルはオーストラリア出身の女性でなかなかの美女。これがまた歌巧いし、プラントらしく歌うんだけどやっぱりオリジナルな歌い方で、太い声質ともちろんハイトーンが出るってのは良い。それと面白いのはこれだけ完全にカバーしているように見せかけておいて、その実かなりオリジナルにギター弾いたりドラム叩いたりベース弾いたりしているところ。完全コピーバンドじゃないんだよ。フレージングとか細かいところは結構違うけど、曲の流れとツェッペリン的雰囲気に合わせたセンスでプレイ。これ、なかなかできないので才能あるんじゃないか?などと思ってしまう。それが「貴方を愛し続けて」では顕著に感じられるので、ちと驚き。

 ボーカル以外のメンバーはアメリカ人ってことらしいが、割とそういう感じを受けない…のはカバーバンドだからだろうか。それでも二曲くらいオリジナル曲が入っていて、「On the Rocks」はツェッペリンらしいリフで作られたインストモノ。歌入れればよかったのになぁ。そして驚いたのは「Winter Sun」という曲で、ツェッペリンのアコースティックな面をクローズアップしたかのようなオリジナル曲。まぁ、「White Summer / Black Mountain Side」みたいな感じの曲なんだが、そういうのってできるもんなんだ?と驚き。

 様々な要素からオリジナルのバンドとして飛翔していったらファンに愛されるバンドになるだろうなぁなんて思うので頑張って貰いたいね。ちなみに10月1日には渋谷クアトロで初来日公演らしい。う~ん、悩む(笑)。





Led Zeppelin - Physical Graffitti

 1980年9月25日明け方、ジョン・ボーナムが嘔吐物を詰まらせてベッドで死んでいるのが発見される。10月からの全米ツアーのリハーサルを着々と始めていた所で、既にツアー日程が組まれていた矢先の出来事だった。そこから数ヶ月、レッド・ツェッペリンは存続か解散かを検討するが、結局誰もボンゾの代わりにはなれない、ということで解散を発表。レッド・ツェッペリンの12年に渡る歴史が閉じられた。

 ん~、こうやって書くと改めてボンゾの代わりが必要だったんだなぁ~と。それで色々やったけど、こないだのアーメット・アーティガン追悼によるロンドンのO2アリーナでのボンゾの息子、ジェイソンを迎えた再結成ライブというものは素晴らしい出来事だったんだと実感するね。早く正式なDVDとかリリースされないだろうか。

 …ってなことでボンゾの命日から28年、レッド・ツェッペリンのアルバムを書き進めよう。


フィジカル・グラフィティ(紙ジャケット) デフィニティヴ・ボックスセット<SHM-CD>(紙ジャケットボックスセット)

 1975年リリースの二枚組アルバム「フィジカル・グラフィティ」。これにてレッド・ツェッペリンは自らの音楽性の深さを確立し、多様性に加えて探求性を提示したんじゃないかな。筆頭に挙げられるのはもちろん「Kashmir」。
この曲の深さは例えようもないほどだ。昔から何かと「Kashmir」のことについてはあちこちで書かれていたけど、どうしてだろうという想いもあったりしたけどね、20年以上も聴いているとわかるんだよ、その深さと広さが(笑)。ま、それは順を追っていこう。

 初っ端の「Custard Pie」からして「おぉ~!、ツェッペリンのリフだ!」という感じのギターとドラムの重さ。ボンゾの音の重さとデカさはこのアルバムが一番なんじゃないだろうか。ドンドンと迫ってくるもんね。そもそもこのリフ、変拍子っぽく聞こえるんだけどこういうマジックがジミー・ペイジのワザなんだよ。んで「The Rover」が始まるんだけど、このリフってかっこよいよな。正にジミー・ペイジならではのリフ作りでもちろん曲も引っ掛かりのある重さを持ってるんだが、ギターソロがもうかっこよい。決してテクニカルではないギタリストなんだけど、この曲にこういうギターソロか、と無理しないで弾けよ、と思うけど実に曲にマッチしたソロでさ、音色も艶やかにしていてちと違う。プラントがね、全編そうなんだけどレコーディングのせいかな、どこか幻想的な空間で歌っているような音で入ってるから、あまり直接的に歌です、っていうんじゃないからさ。これも深み。んでアナログ時代のA面ラスト「死にかけて」。ここまで、というかこの後もどれも曲が長いから片面3曲とか4曲しか入っていないアルバムってのも創作意欲の表れでして、もちろん以前レコーディングした曲も入れているけどね。まぁ、それで「死にかけて」もひとつの金字塔。カバーとかパクリとか色々言われるが、この楽曲の壮大さと底力は並大抵ではない。オープンチューニングにスライドギターを駆使したギター、正にブルースからの発想でこれだけ神懸かった深みを持つリフを仕上げるというのもジミー・ペイジの柔軟な発想。最後のお茶目な「テレテレレ~」というギターと「ボンゾの咳」が有名。で、前作の余り曲「The House of the Holy」。ん、前作から外れるのはよくわかる。アルバム的にそぐわなかったんだろうね。が、こうして聴くと何ら違和感なくヘヴィーなサウンドのツェッペリン流な曲に仕上がっているからさ。さてライブでは圧倒的な迫力を聴かせてくれる「Trampled Underfoot」。ジョンジーのクラヴィネットのリフが躍動感あってね、単調だけどその分高揚感溢れる仕上がり。正にバンド、という音でボンゾの貢献度も滅茶苦茶高いし、いやぁ~、一体となった素晴らしい曲だよ。そのまま「Kashmir」に突入。不思議なチューニングとコード進行、というかリフの音色で単純ではあるけど圧倒的な迫力と貫禄を保っている名曲。最初はボンゾももっとドラムに色々とオカズを入れたりしていたそうだが、なんとかなだめてひたすらシンプルに叩かせたということらしいが、大正解。そのへんのジミー・ペイジのセンスは見事。頭の中で自分の出したい音が鳴っているんだろう。

 そういえばジャケットについても結構凝っていて、上から入れるスリーブ型、そしてビルの窓に色々な人が現れる仕掛けで、レコードの入っているスリーブも同じようにビルの中味が印刷されているのでどの表情をジャケットに出しておくかはリスナー次第という楽しさ。こういう遊び心も英国人ならではの心意気だろうね。紙ジャケCDならこの楽しみも味わえるけど、やっぱアナログですよジャケ遊びは(笑)。

 さて二枚目のディスク。ちと気怠い感じで進められる「In the Light」もこれまでのツェッペリンにはなかった曲調でなかなか馴染みにくい曲だったけど、挑戦としてはありだよな、という感じ。そして印象的なアコーヅティックプレイ…と片付けて良いのか、ギターによる協奏曲と言うのか…「Bron Yr Aur」、「狂熱のライブ」の映画のライブ会場であるMSGに向かうまでに流れている音です。英国のフォークとも違う、クラシックとも違う、かと言ってインド的でもなく、正にジミー・ペイジのオリジナリティ溢れる作品じゃないかと思っているんだけど、こういうのってどっかに似たような音楽あるのかな?ギター一本による素晴らしきテーマ。それが終わると優しくドラムが入って「Down By The Seaside」という何ともプラントの趣味丸出しな歌詞とソフトでキャッチーな曲が始まる。ツェッペリンの幅広さと余裕がこういう曲には溢れているんだけど、それでもしっかりとボンゾの迫力なドラムとツェッペリン風な音になっているからポップには聞こえないわな。C面ラストの「Ten Years Gone」。涙あるのみ、と言わんばかりに組み上げられた楽曲で、12弦ギターを含むギターの多重演奏が素晴らしい。静と動の組み合わせも見事だし、「天国への階段」に匹敵する楽曲として「Ten Years Gone」が挙げられることも多いんだけど、そういう深さと神秘性を持った曲だよね。D面一発目、いやD面って結構好きでね。多分どの面も長くて重くて迫力あるから疲れてしまうんだけどD面は5曲入っていてサクッとした曲が多いからほっとするんだろうと思う。だから割と聴いた。アナログ時代はそういう聴き方ができたからね。だから「Night Flight」のメロディのキャッチーさとボンゾのドコドコ、ジミーのリフのセンス、ジョンジーのオルガン、どれも躍動感溢れてロックしているよね。普通に。その勢いは「The Wanton Song」も同じでいやぁ~昔からのツェッペリンらしいリフじゃないですか。重さは更にハクが付いているけど、素直にかっこよいと誰もが思えるシンプルな良さだね。「Boogie With Stu」はもうお遊びの世界でこういうのをアルバムの中でできてしまうのが凄いよな。昔は好きじゃなかった曲だけど、今はまぁあってもいいか、って思える。ピアノのロールが素晴らしいから。「Black Contry Woman」も同じような印象だったけどライブを聴いてからはやっぱりいいんだ、これ、と(笑)。まぁ、その辺適当な印象だったワケですよ。そして最後の「Sick Again」はもっと違う位置にあってもいいんじゃないかと思えるくらいロック的にナイスな曲。リフも相変わらずなツェッペリン調。重さもさすがボンゾ、だし。

 いやぁ~、マジメに書いていたらキリがないくらい深いアルバムでして、ホントは二回に分けたいくらいだよな(笑)。ボンゾの迫力は多分このアルバムリリース以降に一気に加速した感じ。それにてツェッペリンも幅が広がっていった感じでジミー・ペイジとボンゾのバンドと云えるくらいに力加減が変わってる。まぁ、裏ではプラントの息子が亡くなったりと決して良いことばかりではなかったみたいだけど、少なくともアルバム聞く限りはこの時点でも世界最強のバンドだ。いや、今はもちろんなんだが(笑)。

Bonzo Drum Roll! and Sick Again 1975


Kashmir 1975


Procol Harum - Procol Harum

 残暑らしい暑さはあるもののすっかり秋になって、一番好きな9月という時期が終わりに近づいている。秋って好きなんだよね。短いからあまり気付かないくせにしっかり秋らしいものってたくさんあったりする。食べ物だったりスポーツだったりさ。暑くもなく寒くもなくっていうのが人間として一番自然に動ける季節なんじゃないかと思うのだな。…とまぁ、能書きは付けてみたけど、プロコル・ハルムの「青い影」を聴いていて、ふと秋らしい音だなぁと。こじつけかもしれんけど、夏に聴いてもね、違うじゃない?秋か冬、でしょ。

A Whiter Shade of Pale 青い影+4(K2HD/紙ジャケット仕様)

 自分でも驚いたけど、これまだ書いてなかったんだ。アルバム「Procol Harum」は1968年初頭にリーガル・ゾノフォンからリリース。その時のオリジナル盤ではシングルでヒットした「青い影」は入っていなかったのだ。シングル「青い影」は1967年暮れにデラムからリリースされたシングルなのでもちろん契約上入れられなかったってことらしい。おかげであまり売れなかったアルバムとなったようだ。その後のアメリカ盤リリース時にはもちろん「青い影」が収録されているし、今では日本盤も英国盤ももちろん収録されている。が、どこかのオリジナル盤コレクターに言わせれば今の流通の収録曲がおかしい、ということになる。ジャケットについても同じ事が言えて、オリジナルのリーガル・ゾノフォン盤ではバンドのロゴも絵柄の一部というようなものだが、多くの再発CDものは黒枠内に活字でバンド名が書かれて「A Whiter Shade of Pale」と題されたものになっている。まぁ、プロコル・ハルムと言えば「青い影」なのだからこれはこれでわかる話ではある。

 そこで、オリジナルの英国盤を聴いているつもりでこのアルバムを聴いてみると、1968年の作品ではあるが、もの凄く煌びやかでファンタジックな世界が広がります。先日のボウイのファーストアルバムもキラキラしていたけれど、このプロコル・ハルムのファーストアルバムはまた違った形でキラキラしていて宝箱みたいな感じ。オルガンがメインに据えられているバンドだからそういう違いはあるけど、そのオルガンの音が多分おもちゃ箱みたいな印象を与えるんだと思う。ちゃんと聴くとバンドの印象って異なるんじゃない?以降のアルバムでも一貫してこの煌びやかさってのは持っているんだけど、あまり取り沙汰されない。どっちかっつうと「どよ~ん」としたイメージのバンドなんだよね。自分だけかもしれないけど。それは「青い影」のシングルのせい。で、英国のオルガンバンドとして聴くと全然面白くなる。ゲイリー・ブルッカーの抜けきらない声質とキース・リードの世界が多分に占めているけど、この後すぐにレッド・ツェッペリン結成の際にドラマーとして白羽の矢が立ったドラムのB.J.ウィルソンに注目かな。あんまりよくわかんないけどこの手のバンドにしては重いドラムを叩く人なので、ジミー・ペイジのお眼鏡に適ったのだろう。

この後に「青い影」って曲を曲を聴くと、ちょっと異質な感じ。やっぱりこの曲が変わっていて、バンドの本来の音はアルバムに収録されている数々のナンバーが語っている。以降のアルバムも含めて。でもバンドのイメージは「青い影」の曲調。う~ん、最初が肝心とはいうものの、ここまで印象が強いのも珍しい。



David Bowie - David Bowie

 作品毎に豹変していくカメレオンのような音楽性を持った男でもあるデヴィッド・ボウイ。そのデビューというのは実は相当古くて1964年頃のロンドンだった。1966年頃までは本名のデイヴィー・ジョーンズとして活動していたもののザ・モンキーズの同名人と混乱するという理由からボウイと名を変えたとの話は割と有名。ボウイの名を配してリリースを始めたのは1967年から。それまではシングルで曲をリリースしていた程度だったものが1967年になって初めてアルバム「David Bowie」をリリース。ちなみにそれまでの活動をまとめたのが「Early On (1964-1966)」というCD。

David Bowie Early On (1964-1966)

 ジャケットからして時代だよねぇ。でも聴いてみるとボウイのあの声なのでなるほど、と思ってしまう。そして中味については実は個人的にはかなり好き。この前のデイヴィー・ジョーンズ時代の曲も含めてかなり好きでさ、いや、そんなに他の人と差があるのかと言われるとそうでもないんだろうけど、声質っつうか、曲のセンスが好きでさ。この人の場合最初からロックとかそういうのを意識しているんじゃないから自然体のポップスっていう感じでさ。ビートルズとかストーンズみたいに目標とか目的があってミュージシャンやってるっていうんじゃなくて、自然にミュージシャンっつうか…、だから目指すべきものは自分の感性、みたいなのが大きい感じ。だから曲にしてもロックとかそういうのを意識することもないし、ブルースとかロカビリーとかあんまり関係なくって、言い換えれば世界で初めて聴くような曲ばかり生み出している人。だから常に変化していくし、時代を先取りしちゃうんだろう。

 このファーストアルバム「David Bowie」でもどれもこれもキャッチーでちょっとヘンで…、それは多分あまり聴き慣れない楽器の音がいくつも入ってきているからだと思う。どっちかっつうと喜劇的な楽曲が多くてキラキラしてる。やっぱ「Love You Till Tuesday」とか好きだしね。ボウイの原点って今でももちろん変わっていないだろうし、こういう作風がベースにあって、色々なアレンジしているだけなんじゃないかな。アコギ一本でやったら基本的にこの辺の曲も新曲?って言われちゃうくらいの芯の通ったボウイ風ってのがあるもん。いいな、こういうシンプルなの。

 まさかここから5年でジギーのあの派手なステージと煌びやかな衣装とメイクの宇宙人になるとは誰も予想できなかっただろう。もっともその前に有名な女装があるけどね。そういう世の中をナメ切ったスタンスがロックだったのかな。昔はボウイってどこがロックかわかんなかったけど、多分そういう生き方の面では滅茶苦茶ロックだもん。

Jeff Beck - Beck Ola

 ロック好きを自認してからオールドタイムなホンモノのロックを漁りまくるまでは当然時間がかかっていて、後追いならではの苦労なのだが、あちこちの雑誌などでディスコグラフィやら影響を受けたアルバムやら読み漁り、またレコードのライナーノーツに書いてあるわずかな情報を頼りにありとあらゆるレコードショップを探し回るという日々。そもそもレコード屋だって一般的な新品販売のショップじゃ意味ないワケで、その筋の店ってのはどこにあるのかっつうところから探さないとレコードなんて見つからない。おかげで見つけた時の嬉しさとそのレコードに対して聴く意欲というのもハンパじゃなくって、決して悪くは聞こえないというものだ。しかし見つからない場合は見つからないので、そのうち興味が失せてしまうものもある。自分に取ってベックってのはそういう存在に近かった。

ベック・オラ(紙ジャケット仕様) トゥルース(紙ジャケット仕様)

 1969年リリースのセカンドアルバム「ベック・オラ」。何かでこのアルバムを知ってそれこそレコードや屋を探し回っていた頃には全然手に入らない状態で、見かけることがなかったが故に全然聴くことなく時間が過ぎ去っていったレコードのひとつ。CD時代になってから聴いたもんな。ファーストの「トゥルース」はレコード見つけて聴いてたんだけど、イマイチ面白味に欠けるっていう印象だったからセカンドの本作にもそれほど強い欲求を感じなかったんだよね。

 ところがどっこい、この「ベック・オラ」を聴いてみるとファーストよりも全然ハードでギター弾きまくっているじゃないか。トリッキーというか、キュインキュインとヘヴィーなギターが鳴っていて面白い。しかもワイルドなサウンドと歪みまくったギターで相当に気合い入ったプレイ。しかもボーカルはロッド・スチュワートだから圧倒的にロック名歌とサウンドだし、ハードロックを歌うロッド、ってとこか。ベースはロン・ウッド、だよね。ロニーってさ、ベックの所脱退してからベックと一緒にやったのってあったっけ?あの人の良さそうなロニーがロッドとは久々の共演とかやってたけどベックとはやってないってのは相当因縁があるのかな。そしてドラムは、ミック・ウォーラーかエインズレー・ダンバー?トニー・ニューマン?ま、誰にしてもロック界では強烈なドラミングを誇る方々でして、この跡はコージー・パウエルなワケで、ベックはドラマーにうるさいってのがよくわかる。

 さて、この「ベック・オラ」という作品、トリッキーなギタープレイをハードに楽しむというのもひとつの魅力だけど、ロッドの歌はともかく、楽曲のバラエティも豊富。「監獄ロック」のカバーにしても凄いグルーブの曲に変貌しているし、とにかくグルーブとノリと言う意味では凄い迫力をカマしてくれるアルバム。アナログ時代の最後の「Rice Pudding」に至っては即席の強烈なセッションがそのまま聴けるのも迫力もの。

 今CDで聴ける「ベック・オラ」ではライブバージョンがボーナストラックで入っているのでナマナマしいアレンジでプレイされている楽曲が4曲聴けるが、プレイはライブの方が良いものの音質面ではちょっと軽い感じ。かと言ってアルバムの音質もちょっと問題あるのでなかなか難しいが、アルバムそのものの迫力と良さは文句なし。もっと早い段階で聴いておきたかったなぁ…。

The Rolling Stones - Aftermath

 秋の空気も深まってきた今日この頃、英国ロックをじっくりと堪能するのに相応しい時期になり、9月の命日イベント企画シリーズの合間でもある本日、ふと思い出した美少年…とは云えない俗世から離れたイメージを持ち合わせた本当の不良少年で天才ミュージシャンでもあったブライアン・ジョーンズ。もちろんストーンズのブライアン・ジョーンズなのだが、何かマーク・ボランの浮游感を聴いてたらブライアンを思い出して、彼は自分の作品としてのソロアルバムって出してないからさ。「Brian Jones Presents: The Pipes of Pan at Jajouka」はモロッコの音を録音したものでブライアン・ジョーンズの作品じゃないし…。もっとも彼の場合はあまり自分で作曲をするというミュージシャンではなかったからそういう欲もなくって、だからこそストーンズの中でも浮いてしまったんだろう。ある意味悲劇のストーンズ創始者でもある。まぁ、有名な話だけどドラッグ決めてプールに突っ込んで絶命というウワサ…、実は…なんて話はいくつもあるけど、どうなんでしょ。ただ、生き方が完全にロックで、今イメージされているストーンズとは全然異なるイメージを一人で放っていた人。

アフターマス(UKヴァージョン)(紙ジャケット仕様) アフターマス(紙ジャケット仕様)


 最初期はブライアン・ジョーンズがリーダーで、カバー曲も多かったのでミックやキースよりもブライアンだったんだろうけど、徐々にミックとキースが曲を作るようになるとブライアンが浮いてきた。ただしブライアンの場合はミュージシャンとしての才能に恵まれていたので様々な楽器をプレイしたりすることでストーンズの音色に幅を与えていくことでバンドに貢献していた。それがまだまだ輝いていた頃の作品が60年代の傑作アルバム「アフターマス」じゃないかと。改めて聴いてみると、何と今でもライブでやってる曲が多数入っているし、過去にもライブで取り上げられる曲が結構多い。アメリカ盤と英国盤では楽曲が異なるんだけど、もちろん英国盤で聴くべきでしょ。ブライアン活躍のシタールやらダルシマーやらと妙な音があちこちに散りばめられているのはともかく、楽曲も素晴らしい。そしてロックだなんだと叫ばれているけれど、この頃のストーンズのギターの音って歪んでないんだよね。ほとんどアコギだし、せいぜい軽くファズがかかっている程度。それでもロックしてたっていうアルバムで、今のストーンズがプレイしても全然ハマる曲ばかりっつうのも面白い。「Doncha Bother Me」の独特のブルースなんて誰もカバーしてないんだろうか?っつうくらいに白人ブルースとしては面白い。やっぱブライアンのエルモア・ジェイムズ完コピからの影響なんだろうけどよろしいねぇ。

 いい曲入ってるよな。最初から「Mother's Little Helper」でその後、「Stupid Girl」の軽快なロックでしょ、ほろりとする「Lady June」、そして今でも有名な「Under My Thumb」のかっちょよいリフ…がまだまだしょぼくてね。「Flight505」だって今やったら凄くかっちょよいロックに仕上がるんじゃないか?って思うけどねぇ。ストーンズももう新作出さなくて良いからもう一度最初期の録音をやり直したライブ盤でも出してほしいものだ。珠玉のR&Rの数々が堪らない。

 アメリカ盤では「Paint It Black」…これもまたブライアンのシタールがかっちょよくってさ、何かのテレビ番組でブライアンが弾いているのあるじゃない?あれがすげぇインパクト強いんだよね。クールってのはこういう時のためにあるんじゃないかってくらい。そのアメリカ盤の最初は「Paint It Black」が入っているっつうもの。ま、英米の差を楽しむというのもこの時期のストーンズならではか。ちなみに1966年にリリースされた作品なので既に42年前?うわぁ~そりゃ凄いわ。

Queen + Paul Rodgers - The Cosmos Rocks

The Cosmos Rocks Live in Glasgow (Dol Dts)

 クイーンというバンド名のもたらす効果は非常に大きなモノだ。それを本人達もしっかりと知っているところが憎い。ポール・ロジャースを迎えてQueen + Paul Rodgers としてニューアルバムをレコーディングしているというニュースは知っていたものの実際に録音されたアルバムがこうして形に出てくるとどこか複雑な気持ちが生じるのはなぜだろう? このレベルのアルバムならポール・ロジャースのソロ作としても出来上がるだろうし、別にクイーンとのコラボが必要なワケでもない。しかもクイーンというよりもスマイル…、もしくはブライアン・メイ名義でも同じだと思うのだが、そこがクイーン名義の強さか。ポール・ロジャース的にはどちらでも良い話で歌が歌えて稼げればよろしいってことだと思うので、何となく距離感があるのはわかる。ロジャー・テイラーとブライアン・メイ側はやはりこのチャンスを何かモノにしておきたいと思うところだろうか。

 そんな勝手な解釈や思惑というものはともかく、出来上がってきたアルバム「The Cosmos Rocks」を聴いてみよう。まず、全曲三人で演奏してプロデュースしました、と書かれているように本当に三人で創り上げたのだろう。その意気込みは凄い。そして全曲Queen + Paul Rodgers の作詞作曲クレジットとなっているのもこれまた大したモノだ。もう誰がどうとかカネの話はどっちでも良い、っていうことか。5曲目に収録の「Warboys」ってポール・ロジャースの「Live in Glasgow (Dol Dts)」に自らの曲として歌われているんだが、それすらもQueen + Paul Rodgers名義になっているのだ。ま、意気込みの問題だろうな。

 最初から聴くとどことなくスペイシーな効果音からブライアンらしいギターにポール・ロジャースが絡む。ポール・ロジャースはもういつも通りマイペースな歌い方とブルースに根ざしたソウルフルな歌で全く遜色なくいつも通りの歌。やはり彼は何も変わらない。これがクイーン作品と云われても全然ピンと来ないのはこの存在感の大きさだ。しかもブライアンが気を遣っているのかそもそもの趣味なのか、ロックンロールやブルースに根ざしたリズムやコード進行を用いた楽曲が多くを占めていて、かつてのクイーンらしい音ではない。もっともその辺はポール・ロジャース作曲の楽曲かもしれないが。ブライアンの好みで行けば確かにハードなロック、メタルっぽいのも多くなるだろうし、それは顕著に出てきている。クイーンらしいサウンドと言えば、重厚なコーラスワークがそこかしこで聴かれる点で、それはさすがにポール・ロジャースのソロ作品としては出てこないので、クイーンらしい。そして無意識か意識的か不明だけど、往年の楽曲を彷彿させるドラム音やリズム、コーラスなんてのも聴かれる…、例えば3曲目の「Still Burnin'」なんてのはリズムからして「We Will Rock You」だけど途中のドラムパターンなどはそのまま使われているし、コーラスワークもそれを彷彿させるものなので面白い。

 そうだなぁ…、クイーンとしての音をイメージして聴くからおかしくなるワケで、ポール・ロジャースの作品として聴けばかなり幅広いサウンドを用いた作品として聴けるし、ハードな曲からオーソドックスなアコースティック中心の曲、見事に歌唱力を聴かせる曲など面白かったんじゃないか、と。そこに今まで経験することのなかった大掛かりなコーラスワークが入ってくるんだから新鮮な刺激だったろう。楽曲レベル的には突出した曲があるワケじゃないけど、どれもクォリティは当然高いものばかり。ただ、インパクトのあるロックナンバーがちと足りない気がする。ま、それはポール・ロジャースという歌を聴かせるシンガーがいるからかもしれんが。違った意味では「Call Me」っつう曲のコメディさは面白い。冒頭からクイーン節出しまくり、曲は軽快なノリのオールドタイムな歌だしね。

 そういえばブライアン・メイが珍しくワウワウを使ったソロを聴かせるっつうのもあったり、スライドを聴かせるっつうのがあったりと割と色々なことにもチャレンジしているのも新鮮な一面。そして最後の「Small Reprise」はアルバム一枚を終えたことによるエンディングテーマでもあるが、この手法は昔のクイーンでよく使っていたパターンの踏襲か?う~ん、ファンにはその意気込みが評価されるアルバムだが、果たしていかなる評価に落ち着くか見物だね。

 10月にリリースされる限定版「ザ・コスモス・ロックス スペシャル・エディション【初回生産限定盤】」では2005年のさいたまスーパーアリーナ公演から抜粋されたライブディスクが付くらしいが、早く聴きたい人はもう既にCDが出てます♪



Dave Davies - The Album That Never Was

 60年代英国ロックのワルふざけ仲間というかやんちゃな連中っていうとジミヘン、キース・ムーン、ブライアン・ジョーンズ、別口ではロード・サッチなんてのもいたけど、実はその中にあまり知られていないんだが、デイヴ・デイヴィスってのも入ってたらしい。一緒にツルんでたりしたかどうかってのはよくわからないけど、そりゃまぁ、17際くらいでプロになっちゃって売れまくってたワケだからハメ外す人間になるわな、と。ヤクとかどうっていうよりも無茶苦茶やってたっていう事らしいが。そんなことであまり知られていないデイヴ・デイヴィス…、あぁ、ザ・キンクスのギタリストです。


アルバム・ザット・ネヴァー・ワズ デイヴ・デイヴィス(紙ジャケット仕様)

 自身が意識的にアルバムをリリースしようと決めてリリースしたのソロアルバム「デイヴ・デイヴィス」は1980年の作品だが、60年代からザ・キンクスの人気の柱でもあったデイヴ・デイヴィスはレコード会社的にはソロで売りたかったアーティストらしく、いくつかのシングルをリリースされている。しかしデイヴ・デイヴィス的にはそんな面倒な事よりも遊びまくりギターを弾いている方が楽しかったらしく、全然相手にしなかったようだ。しかし何曲もデイヴ・デイヴィスが歌う曲がザ・キンクスのアルバムにも入っていたりデイヴ・デイヴィス自身が作ったナンバーももちろん多い。そんなのをまとめてデイヴ・デイヴィスの作品としてリリースされたのが「アルバム・ザット・ネヴァー・ワズ」という編集盤。

 まぁ、歌は甲高いだけだし、これと言ってもの凄いギターの腕前というワケでもないので非常に特色を感じにくい人なんだけど、その分楽曲のセンスが割と良かったりするのだ。それは兄貴のレイ・デイヴィス然りの環境の成せる業なのかもしれないが、どことなく憎めないメロディセンスの良さはさすが。1990年代終わり頃になって自身のソロバンドを率いてツアーを行ったアルバムが「Rock Bottom: Live at the Bottom Line」としてリリースされているんだけど、やっぱ60年代の頃のこのヘンの曲が多くて、それがまた盛り上がっているんだ。非常に地味でロック史の派手さには出てこないけど、その実結構重要な役割を担っていたザ・キンクスとデイヴ・デイヴィス…とは言い過ぎだが、たまにはこういうのも注目してみると英国の深みにハマれます。

 90年代終わり頃から割とコンスタントにソロ活動していて、今では息子と一緒にアルバムを作ってリリースしているとか。そういう楽しみ方ができるのもやはりプロ中のプロだからだろうか。果たしてどんな音なのかも楽しみなところ。

Jimi Hendrix - Blue Wild Angel (Isle of Wight)

 1970年9月18日ロンドンのホテルにてガールフレンドによりジミ・ヘンドリックスの遺体が発見された。享年27歳という若さでの逝去で多くのロックミュージシャンが影響を受け、また哀しみの弔電を打ったと言う。ロック界の寵児、いや天才ギタリストと呼ばれるジミヘンだが、今なお彼を超えるギタリストは存在しない。多分数百年に一度の素材以上の人物だったのかもしれないとマジに思うくらいにロックを知れば知るほどジミヘンの凄さを知るというもので、聴けば聴くほどにいくつも発見があり、映像を見れば見るほどに感心する紛れもなく天才。

ブルー・ワイルド・エンジェル~ワイト島のジミ・ヘンドリックス ブルー・ワイルド・エンジェル~ワイト島のジミ・ヘンドリックス

 なんて書かなくても有名なジミヘンの命日ですな、本日は。もう38年前の出来事だけど今でもナマナマしくアチコチに登場するジミヘンは到底昔にいなくなったギタリストとは思えない程現代に生きている。それもまたなんとも恐ろしいことではあるけど、今でもCDやDVDが続々とリリースされているし、雑誌にはほぼ定期的に出てくるし、全く影響度の凄さはピカイチ。それだけに情報量も多いけどまだ解明しきれない事実も多い。どうやってギター弾いているんだ?みたいな映像もあるしね。

 さて、ウチのブログでは結構ジミヘンも登場しているので何にしようかなぁ~と思ってたけど、たまたま逝去18日前となったワイト島フェスティバルの様子がオフィシャルDVD「ブルー・ワイルド・エンジェル~ワイト島のジミ・ヘンドリックス」にてリリースされているし、売り文句も一応生前最後のライブと偽った宣伝文句もあることなので、それで(笑)。いや、ワイト島以降ももちろんジミはライブやってるけど正規には映像も音も出てないだけでして、割と死ぬ前までライブはあったりします。まぁ、それでもここまで素晴らしい映像で残されているものはないし、そういう意味では確かに生前最後の勇姿を堪能できる映像なので楽しみたい。

 ジプシーズになってからのジミヘンはちょっとファンクな方向に走っていたのであまり好みではなかったんだけど、ドラマーにミッチ・ミッチェルを戻してからはまた昔のようなロックの輝きを取り戻したライブなので聴きやすくなっているし、やっぱりミッチのドラムは良い。ビリー・コックスのベースはまぁ、どっちゃでも良いが、ミッチのサポートはジミには絶対必要だね。んでこのワイト島のライブはそんな三人でのライブだけど、ジミもかなり調子が良くって、ギターも凄く歪んでいるので初期に戻ったかのようなサウンドでノイジーに攻め立ててくる。裏話ではこの頃は相当ストレスの溜まる出来事やビジネス上の不満やらレコーディングの不満、マネジメントとの確執など色々とあったようだけどステージではそも怒りの矛先として己の感情の赴くままにプレイしているという姿を見れる。決して白熱したというようなライブではなく、内に秘めたプレイに近いけど、そういうのって面白いから好きでね。

 全編そんな感じなんだけど、モロにジミのその時の感情が出ているのは最後の最後、「In From The Storm」での演奏後、観客に挨拶してストラトを引きずってステージに捨ててバックステージに去るシーン。これほど投げやりになるというのもやはり空しさがあったんだろうなぁと。演奏だけ聴いていればそんなことないんだけどね。それとストラトメインなのは相変わらずだけどフライングVでのプレイも見れてなかなか楽しめる。しかしこれだけ無表情にこんなに熱い演奏出来るってのはやっぱ凄い。音だけじゃ物足りないので是非DVDで見てもらいたいよね。





Richard Wright - Wet Dream (R.I.P)

Wet Dream Broken China

 「リチャード・ライト氏 死去」だけだったらどこか「?」って感じだったろう。「ピンク・フロイドの」があったからわかったが。やっぱり「リック・ライト」という呼び方が古くからのファンの親しみある呼び名じゃないか?まぁ、そういったニュースに本名で書かれるのは当たり前だが…。65歳で、ガンだったって?う~ん、ライブ8のピンク・フロイド再結成が最後の勇姿だったか…。いや、ギルモアのツアーに参加したりしたのは知ってたけど、やっぱり残念。故に凄く久々にリック・ライトのソロアルバム「Wet Dream」を引っ張り出して聴いてみた。改めて、というかやっぱり久々に聴いた今も思う。

 「これ、フロイドじゃねぇか」と。

 まぁ、なんつうか、毒気のないピンク・フロイドなんだよね。ホワ~ンとしたイメージの作風で、もちろんソロ作品だからピアノが良いアクセントで弾かれていたり、結構籠もって音を鳴らしたんだろうなぁという感じの作品になってて、全然疲れないアルバム。ちょっと暗い感じはもちろんあるけど、切羽詰まった悲愴感が突出しているもんでもないし、絶望でもない。アルバムリリースが1978年だから多分前年に録音されていると思うんだよね。そうするとピンク・フロイドでロジャー・ウォーターズが絶対権限を握ってしまった頃、もしかしたら既にクビを宣告されつつあったころだと思う。だから凄く生々しい音に聞こえてくるし、決して売れようとかアーティスティックにとかそういうんはなくって、そのままの姿。でもこれって…。

 「ピンク・フロイドの音だよなぁ…」と。

 サックスにはメル・コリンズが参加していて、これがまた強烈な音で音色を響かせてくれる。出しゃばりすぎないギターで程よく心地良く、更にアコースティックでも上手に弾きこなして仮想フロイドの手助けをしてくれているのがスノーウィー・ホワイト。今現在はスノーウィー・ホワイトはロジャー・ウォーターズと一緒に演奏しているし、1977年頃はと言えばピンク・フロイドのセカンドギタリストとして参加していた頃なのだ。後にシン・リジィに加入するという劇的なバンド遍歴を持つことになるが、ソロアルバム「Snowy White」でも聴かせてくれているように職人気質で綺麗な音を奏でる人なので、毒気のないこのアルバムにはピッタリ。ボーカルはリック・ライト自身がとっているが、巧いとかヘタっつう以前に音に溶け込んでいて全くよろしい感じなので問題なし。それでも「Pink Song」という意味深な曲ではその頃の心境を語っている歌詞のようだ。

原子心母 おせっかい ピンク・フロイド - ライブ・アット・ポンペイ - ディレクターズ・カット

 逝去のニュースを聞いて、何か形にしておこうと思ったもののどのアルバムがいいかな…とか色々思ったけどね。ソロアルバムはソロアルバムだけど彼自身からしたらやっぱりピンク・フロイドこそが自分の場所って思っていたのもあるだろうしさ。「原子心母」「おせっかい」などリック・ライトの鍵盤があってこそのアルバムだってあるし、「Live At Ponpei」という素晴らしい映像もある。それに「」というギルモアフロイドの作品だってある。強烈な個性を放つ二人を前にしているだけに目立たない鍵盤奏者ではあったが、その実ピンク・フロイドの音そのものを出していた人。

 昨年ソロアルバムを制作中というウワサが流れたがこれもまた誰かが完成させて世に送り出してくれるのだろうか。ギルモアさんならやってくれるだろう。

 「合掌」







T.Rex - The Slider

 ロックの名盤を語るモノの本には必ずと言って出てくるアルバムがいくつもある。時代は全く進歩してないんかい、とツッコミを入れたくなるくらいに名盤と呼ばれるアルバムジャケットが並ぶ。80年代以降の作品でそういった作品を見ることはそれほど多くはない。そして毎回思うんだが、名盤なのか?と思うようなアルバムも割と多く掲載されていることもあって、やっぱりチョイスは難しいんだろうとも思う。例えばピンク・フロイドの「狂気」って最初から名盤ってわかんないと思うし、いずれはそういう耳を持って聴けるかもしれないけど、最初からそれはキツイんじゃない?って解釈もあるしさ。逆に誰が聴いてもあぁかっこいいなぁってのはだんだん飽きてくるっていうのもある。深みがある名盤とそうでない名盤ってのがあるんだよね。

 また何でそんな話なのか、っていうとだ、今日は名盤のジャケットには必ず出てくるT.Rexのマーク・ボランのどアップジャケットが有名な「The Slider」で行こうと思っているから。うん、1977年9月16日、妻のグロリアの運転する車で大木に激突して助手席に座っていたマーク・ボランは即死、運転手のグロリアは軽傷という不思議な自己でマーク・ボランは自分の予言通り30歳になる二週間前に死去。全く不思議な人生を歩んだ人だった。常に予言や予見があって、しかも思い通りに人を操ることもできたという魔法使いのような人。

The Slider Tanx

 うん、名盤、と呼ばれる。自分的にはイマイチ名盤の度合いがわからなくて、どっちかっつうと英国B級路線での名盤って感じなんだけどそのカリスマ性でスターに祭り上げられているって感じ。このアルバムも凄く良いよいう印象じゃなくて、結構ドロドロしてて英国の暗さというか、どことなく恐い部分を持った作品に聞こえるんだよね。もちろん「Metal Guru」とか「Telegram Sam」なんていうキャッチーな曲は対象外なんだけどアルバムとして聴くとさ、割と影のある曲ばかりだもん。「Mystic Lady」だって「The Slider」だってそうだし、アングラ的要素の究極は「Buick Mackane」なんかじゃないかなぁと。好きだけどね、こういう悪魔がかった楽曲ってね。トニー・ヴィスコンティの絶頂期だったからってのもあるだろうけどさ。このアルバムが出たのは1972年の7月だからその前月にリリースされたボウイの「ジギー・スターダスト」と大して変わらない。しかしこのサウンドの違いはやっぱりアーティストの才能の違いであってプロデューサーの手腕ではなかったと云えるんじゃないか?ま、もちろんなんだけど。

 しかしボランブギと呼ばれる楽曲はほんと独特のものだけどもっと暗黒面に目を向けて聴くと面白いよぉ~、このバンドは。そうすると自然とティラノザウルス・レックス時代の良さもわかってくるし…、そういう意味ではハマれる人なのかなぁ。どこかおもちゃ箱的で深みにハマってないからまだわかんないけど、ロックスターのイメージで聴かなきゃ面白いはず。最初はとっつきやすくて、途中子供だましに聴けて、しまいには実は凄く楽しめるアルバム。やっぱ名盤なのかもしれん。アルバムジャケットの撮影者がリンゴ・スターだとかそうでないとか…。どっちでも良いけど、凄いのはクリーム解散直後のクラプトンにギターを教わり、リンゴと仲良くなり、ボウイとは盟友でもあったというこの人のキャラクター。

 今日もどこかでマーク・ボラン追悼ライブが行われていることだろう。それくらいにカリスマ性を発していた輝けるヒーロー。再度聴き直してみるには良い日かな。びっくりしたのはライノから出ているCD「The Slider」では別テイクを丸ごと収録した二枚組だった、ってことだ。知らなかった…。



Glastonbury Fayre Festival 1971 -

 今や英国のフェスティバルとしては最大級とも呼ばれているグラストンベリー・フェスティバルらしいけど、結構古くから開催していて、それからず~っと続けられていたフェスティバルなのか断続的にやっていたフェスティバルなのかわからん。でもここ最近ボウイが出たりフーやイギー・ポップが出たりとか色々と話題になっているので最近は活発らしい。多分しばらくやってなかったんだと思うけどさ。それで、もちろん最近の模様でも良いんだけど1971年のフェスティバル開催時にリリースされた英国ロック史では非常に有名なアルバムがあるのでここいらで紹介。

Glastonbury Fayre Festival (3pc) (W/CD) Glastonbury Fayre Festival

 1972年リリースの「Glastonbury Fayre Festival」というアルバム2枚組6面開きの傑作。しかもビニール袋に詰められた特殊仕様のジャケットでかなりレア度が高い。数年前にアナログでも再発されたとか聞いたけど、昔オリジナル盤は見ることも少なかったが見ても3万円以上はしてたなぁ。一体どんな音が詰め込まれているのだろうと実に不思議だったんだよ。やっぱりそういうタイトルなんだからライブが収録されているとず~っと思い込んでいたんだが、実はほとんどが別の場所別のセッションで録音されたもので、そんなのが寄せ集められていただけという。しかも出演していないアーティストやバンドの音も入っているという訳の分からないアルバムの構成。ピート・タウンジェンドの「Classfield」ってあるからピートもソロで出たのかと思ったら全くそんなことないし、Mighty Babyだってマーク・ボランだって出演してないじゃないか(笑)。

 多分フェスティバルの主旨が当時の英国のアンダーグラウンドなアーティストを集めまくったイベントということもあって、そういったバンドの音を集めたのかなと思う。まぁ、最初のグレイトフル・デッドだって出演していないワケだし、これが象徴でもあるんだろうからさ。当初は出演予定だったピンク・フロイドやストロブス、サード・イヤー・バンドなんてのも出演キャンセルらしい。う~ん、不思議なものだ。ちなみにこのフェスティバルは5日間に渡って行われた模様。それでも出演バンドはかなり面白くて、マルスピラミとかスキン・アレイ、クインテッセンスなんつうマニアどころからアンクル・ドッグ、ブリンズレー・シュワルツやHelp Yourself、リンダ・ルイスなんてところもいるしアーサー・ブラウンやピンク・フェアリーズというアングラの猛者ももちろん出演、更にゴングやホークウィンド、ヘンリーカウやエドガー・ブロートン・バンド、そしてボウイが出演しているという不思議なフェスティバルだったのだ…。

 さてさて、このアルバムもなかなか手に入らずといったところだったけど今では普通にCDが出に入ります。嬉しいことに。それでも聞いてみると時代を感じる楽曲センスの塊で、やっぱホークウィンドのスペイシー感覚が一番面白いかもしれないなぁ。



Live 8 - Compilation

LIVE 8 (初回出荷限定価格) ライヴ・エイド★初回生産限定スペシャル・プライス★

 2005年7月2日、アフリカ飢饉救済コンサートの続編が行われた。最初はもちろんライヴ・エイドとして有名な1985年の同日に行われたイベントで、最近DVDもリリースされてものだけど、当時は凄い話題だったことを思い出す。結局夜中にやってたから眠りながら見ていたという記憶しかなくて、話題の割に記憶に留めていないものだったな。もちろん後追いで色々見たりしたけど、ま、ひとつの歴史だったワケだ。そして20年後になって続編が行われた。「LIVE 8」という名で催されたこのショウはまたしてもボブ・ゲルドフが仕掛け人となって最先端の器材を用いて全世界で同時放送を行ったものだ。

 イベントの主旨は今更書くまでもないのだが、G8に合わせてLIVE 8ってことだ。数々の感動的なシーンを用意したイベントで、マドンナの出演時に20年前に映し出された少女が美しく成長して観衆の前に表れた時の出来事は感動的。ま、どこまでがホントかどうかは別として少なくともイベントの意義はあった、と思いたいとこだからさ。そのマドンナのライブは相変わらず見事なものでこういった大会場でのステージングに慣れている彼女らしい完璧なパフォーマンスを魅せてくれたと思う。

 ま、それよりも最初から驚いたのはまたしてもポール・マッカートニーがU2と共に出てきて「Sgt.Peppers Lonely Hearts Club Band」を演奏することだ。冒頭からこの組み合わせは凄いインパクト。そのままU2のライブへと繋がる…。凄いなぁ、今回は。インパクト絶大じゃないか。あとはなぁ…若いバンドも気合い入ってたのでそれなりのパフォーマンスだったけどそれで気になったっていうほどのはあんまりいない。っつうか見てなかったってのはある。昔と違って何時何分には誰が出るってのがネットでわかってたからその時間しか見なかったしさ。ま、それでもロビー・ウィリアムスのパフォーマンスは凄いと思ったが。コールドプレイはね、グウィネスが映ったから気になった(笑)。そんな感じで見てて、やっぱりスティングのポリスソングはよかったな。

 そして終盤。やっぱりザ・フーの圧倒的なライブアクトに驚き感動し、いよいよクライマックスを迎えたロジャー・ウォーターズを迎えたピンク・フロイド再結成。もうね、涙出まくりで見てました。ロジャーとギルモアが並んで歌って演奏してるっつうのはね、ライヴ・エイドからLIVE 8までの期間よりも長く見れなかったもので、しかもまた見れるなんて思ってもいなくて、やっぱりこの重みこそがピンク・フロイドだよ、と。名曲ばかりを歌い上げ、やっぱり気寝気でツアーをしているロジャーの方がこなれている感じだが何も言うまい。「シドに捧げる」と言って始まる「Wish You Were Here」。正にその通りだったんだろう…。この二つのロックバンドのパワーがライブエイトの最高潮だったことは間違いない。朝方になって見ていて感動しまくり眠い目が一気に覚めたものだ。最後のポール・マッカートニーはもちろん見ないで爆睡してしまったことは言うまでもない(笑)。

 DVDバージョンでは最後にピンク・フロイドのリハーサル風景が入っているようで、まだ見ていないけどそういうオマケもありか、と。いやぁ~、他にもいっぱい見所あるんだろうけど、やっぱりフロイドに限るな、と。

 珍しくクラプトンやストーンズの面々、ディランなんてのが出てこないイベントっつうのも気になるところだけどね。ブライアン・メイとかもだけどさ。







Eric Clapton - Rainbow Concert

 各イベント事にはことごとく参加していることの多いエリック・クラプトン今となっては不動の人気を誇るエレガントなおじさんミュージシャンなんだけど来歴を知っているロックファンからすると、どうなのかなぁ…、ま、別にファンを裏切ることしてるワケじゃないけどその人気度合いには少々困惑気味な部分はあるだろうね。でもそれでやることが変わるワケじゃないから良いか。

 さてさて、そんなエリック・クラプトンではあるが、クリームを解散してデレク&ドミノスの傑作を飛ばした後はかなり悲惨な状態に陥り、全く音楽活動をしていないに等しい時期があった。それでもこないだ書いた「The Concert for Bangladesh」ではジョージのためにライブに参加はしたものの、それ以来全く音沙汰無しという状態。部屋に籠もり10代の少女を家に囲ってヘロイン浸りというなんとまぁ堕落的な生活。カネの心配しなくて良い堕落モノは羨ましいものだ…。ん?ちと違うか(笑)。

Eric Clapton's Rainbow Concert Eric Clapton's Rainbow Concert

 そんな生活を見かねたピート・タウンジェンドが何とかしないといかん、ってことでエリック・クラプトン再起のためのコンサートと題して1973年1月13日14日と二日間に渡りロンドンのレインボウシアターでショウを開催することに決めて、何とかこの一流ミュージシャンをもう一度世間に出そうとしたものだ。その様子を記録したのがLP時代にはあまり評判のよくなかった「Eric Clapton's Rainbow Concert」というアルバム。うん、確かにジメっとしていて覇気もなく、音も籠もった感じであまり聴きたいようなアルバムじゃなかったという印象だったけど、どうやらCDになって、リマスタリングされて曲順もセット通りに近い形で収録されて8曲も多く入れられたものが1995年にリリースされると評価が変わったようだ。

 エリック・クラプトンのギタープレイはまぁ、確かに凄く良いというものでもないけど、バックを支えるピート・タウンジェンドの頑張り具合が分かるプレイとかこういう時には常に明るい性格のロン・ウッドのプレイが光るとか、はたまたスティーヴ・ウィンウッドの天才的な歌声とピアノに救われるとか聴き所は多い。この二日間で行われたショウからの抜粋版ってことでそれなりに優れたライブが入っているんだから悪くないよね。エリック・クラプトンのギターを聴くためというならばちと違うけど、こういうのって背景が重要だし、それぞれの意気込みもそういう時に変わるものだし、ピート・タウンジェンドがこんなに人のために入れ込むなんてことはそうそうないので、珍しい。

 ま、それでもエリック・クラプトンは結局一年くらいはハマっていて…、あ、これはもうパティへの横恋慕も含めてってことになるけど結局翌年1974年に活動再開、その時もピート・タウンジェンドが友情出演するライブが何回かあったらしい。う~ん、ピート・タウンジェンドって結構ヒマだったんかな?



珍しい~、こんなのあったんだ!クラプトンとピートのアコギセッション!

Party At The Palace - Compilation

Party at the Palace パーティー・アット・ザ・パレス~クイーン・エリザベス二世即位50周年記念コンサート~

 2002年6月3日、英国のバッキンガム宮殿ではエリザベス女王即位50周年記念コンサート「Party at the Palace」が開催され、前年のコンサート・フォー・ニューヨークと被る面々も出演したイベントとなった…、それは単にポール・マッカートニーが加わっているからという理由なのかもしれないが、やっぱりイベント事には必ず出てこさせられる人なんだろうな。毎回最後の大円団は見なくてもいいや、って思うのは最後がビートルズソングだからだろう。いや、キライじゃないけど、そして他に何かって云われても難しいのも事実なのでしょうがないんだけど、面白味がないからさ。

 テレビで放送した時にビデオ録画していて、それを見てたので面白かったけどDVDでリリースされる時にはあちこちとカットされていて結局見たかったものが消えているという残念なモノになってしまっていたんだよ、これ。いや、コアーズやレイ・デイヴィスが見たかったんだけど、DVDには入ってないんだもん。他にも色々あるんだろうけど、そういうのって興醒め。結局ビデオを見ざるを得ないのだ。そういうのって結局廃盤になっちゃうんだよな、売れないから。そしていつしか幻のアイテムに…なんてことになる。CDも出てるけどね。

 グチはさておき、クイーン…ブライアン・メイがプロデュースしたのかな、このショウは。冒頭からよく働いていて、クイーンの名を上手く使っている。ある意味凄く英国らしい人だし風格もあるので良いんじゃない?冒頭の「God Save The Queen」は彼等のエンディングテーマだったわけで、バッキンガム宮殿の頂上で風を受けてギターを弾いている姿は様になっていたもん。それと非常~なインパクトだったのがオジーとトニー・アイオミによる「Paranoid」。これを女王に捧げるってどうよ(笑)。

 しかし年寄りばっかりが目立つコンサートだなぁ(笑)。ロッドもいいおじさんだし、もちろん他の面々も昔は反逆的ロッカーだったのが今やバッキンガム宮殿に入ってしまうという…そのうちピストルズも入っていったらもの凄く皮肉なことになるな。ここではツェッペリンやストーンズは絡まなくて…、なんだかんだと結局はブライアン・メイの人脈による出演が多かったみたい。

 そしてフレディのいないクイーンの「We Will Rock You」はこの後に行われたミュージカルの宣伝にもなったようにミュージカル仕様で披露されている。やっぱ売るものは売らないといけないようだ。それと一際浮いていたのが個人的にはブライアン・ウィルソン。ヌボーっと突っ立ってるおじさん、大丈夫かい?ってなもんでさ(笑)。いやいや、最初誰だこれ?って思ったくらいだもん。それでもやっぱり庭園で品のあるイベントは季節も良くさすがに英国と思える雰囲気で好きだな。







The Concert for New York City - Compilation

ザ・コンサート・フォー・ニューヨーク・シティ The Concert for New York City

 2001年9月11日と云えばニューヨークでの例の事件を思い起こす。まだナマナマしく記憶している人も多いだろうけど、既に7年前になっちゃったんだよな。たまたまその直後の年末にニューヨークに行く機会があって行ったんだけど警備が厳しかったのと、実際に現場を見るとその凄さって実感した。三ヶ月以上経過してるのにまだ油の匂いとかしてたし、瓦礫はもちろん山積みだったしそこら中に飛び散ったガラスの破片や泥の跡なんかもそのままだったから凄く生々しかった。ま、このこと自体でアメリカ擁護論っていう風には思わないし、どっちの意向もわかるので敢えて意見を振りかざすことはないけどね。ただ、アメリカ人の考え方と世界の考え方には大きな差があるんだなというのを改めて実感したくらいか。ま、その話は置いといて…、その事件を受けて即座に「ザ・コンサート・フォー・ニューヨーク・シティ」というイベントを具現化したポール・マッカートニーだったが、これはもうアメリカを挙げてのイベントになっていき、凄い豪華な歴史的イベントになったものだ。

 事件後一ヶ月強の10月20日にニューヨークのMSGで開催され、延々と半日イベントやって盛り上がったってなもんで、DVD2枚組「ザ・コンサート・フォー・ニューヨーク・シティ」でリリースされている。ただテレビ放送版が完全版で、DVDではいくつかカットが入っているのがちとよろしくない。それにしても壮大なイベントだなぁ~と当時から思ったけど、ゲスト陣がミュージシャンだけじゃなくて俳優からクリントン、消防士から映画監督まで多岐に渡り揃えられていて、よくもまぁスケジューリングしたもんだと感心。そして一致団結度合いがもの凄いので圧倒的に素晴らしいイベントになっているもんだ。そりゃそうだけどさ。

 で、トップバッターがデヴィッド・ボウイ。しかも一人でオモチャみたいな鍵盤抱えて出てきて、いきなりサイモン&ガーファンクルの「アメリカ」だもん。驚いた。場を読める人なんだな、と。いっぱい凄いシーンがあってさ。クラプトンとバディ・ガイのセッションとかボン・ジョヴィだって気合い入ってたし、何と云ってもザ・フーの気合い満点のパフォーマンスは印象的。それに比べるとミックとキースの二人は気怠すぎ…っつうかそんなに真剣に考えてなかったのかも(笑)。ジェイムズ・テイラーもヒシヒシと想いが伝わってくるパフォーマンスだったなぁ…。後は、まぁ、いいか…。最後は結局ポールの新曲宣伝て一気に興醒めだったので(笑)。

 うん、主旨やそれぞれの想いってのは別として、あくまでも音楽ブログ的に書けばどのアーティストも気合いの入り方が違う一大イベントで本領発揮という感じで良い。見ている方も想い入れ持って見れるからそういう意味では素晴らしいけど、でも敢えて書くと、イスラム圏側から見たらこのイベントってどう映るんだろ?なんてね。世界は難しいなぁ…と、主事主張を持たないいい加減な自分は思うワケだ(笑)。単純に凄い組み合わせが実現したイベントを見れてよかった♪くらいでいいのかもね。





George Harrison - The Concert For Bangladesh

 一体いつからこんなに世の中は忙しくなったのだろうと思うことがある。ネットの普及や携帯電話の普及からそのスピードは増してきたような感じだが、ツールに振り回されるというのか、そういう瞬間も多くて必要だけどなくても何とかなるというレベルに留めておきたいな、と。ま、そんなこと言ってももう必需品なので上手くつきあうしかないが、それにしてももっと時間にゆとりを持って人生生きたいよな、と感じる今日この頃。音楽もまともに聴けてないし、なかなかキツイのぉ…。

 ってなグチはさておき、あまり考えずにブログ記事書いてたらジョン、ポールと続いたのでせっかくなのでジョージも書いておくか、と。いや、ただそんなにビートルズ好きでもないし、ましてやソロ作品になってからなどはあまり詳しくは知らないし、っつうか面白いと思わないからあんまり聴かないし、リンゴなんて全然つまらないし、追いかけるほどでもないかというひねくれ者ではあるので、大したことは書けない。ただ、ジョージで言うと「コンサート・フォー・バングラデシュ」というイベントはなんか凄そうだぞ、と思って割とチェックしたかな、と。

ジョージ・ハリスン & フレンズ コンサート・フォー・バングラデシュ デラックス・パッケージ (通常版) ジョージ・ハリスン & フレンズ コンサート・フォー・バングラデシュ デラックス・パッケージ (初回限定版)

 オリジナルリリースは1972年頃なのかな。ライブそのものは1971年8月1日というから多分それくらいだと思う。60年代末期から70年にかけて様々なロックイベントが開催され、ひとつの文化にもなっていたけど多くは「愛と平和と自由の~」みたいな感じだったんだよね。ところがジョージの「コンサート・フォー・バングラデシュ」は明らかにチャリティという企画で開催されていて、それも一大イベントってのではなく友人を集めて友人のために開催したコンサートっていう位置付けで、ま、言い換えるとローカルにこじんまりとやったワケだ。だから参加できなくてどうの、って人もいないだろうし、参加したから自慢って人もいないんだろうと思う。これもジョージの人格のおかげなんだろうな。

 そもそもはあのシタール奏者のラヴィ・シャンカールの頼み事からスタートした企画らしく、歴史的背景では東パキスタンがバングラデシュという国に独立しようとしている頃に西パキスタンから攻撃され、難民がインドに流れ込んできたことを苦慮した結果のチャリティということだ。まぁ、ユニセフ経由のチャリティなのでほとんどはチャリティ資金に流れてはいないのかもしれないけどね。今はジョージ基金を経由しているらしいので、多少は救済に回されているのかもしれない。この辺は難しいとこだが。そんなことでジョージは相談後に友人に電話して参加を依頼してニューヨークのMSGで開催したという経緯。

 しかしまぁ映像が暗くてねぇ…、ビデオで見た当時はとにかく暗いイベント~って印象。派手なパフォーマンスがなかったからかもしれないけど。いや、それでも初っ端のラヴィ・シャンカールのシタール技は目を見張るくらいに驚いた。凄い、これ、って。シタールって音色が好きだからさ、こんな風に弾くものなのか~と、感動したもん。あとはディランの渋さかな。クラプトンはなんか野暮ったいしジョージももっさりしてるし、時代なのか、どこか暗いし。ただディランはやっぱ凄いなぁ、と。レオン・ラッセルとかはまぁ、それなりなんだけど趣味じゃなかったからね。

 DVDになってからは見てない。ボーナス映像とかリマスタリングされた音とか結構評判良いみたいだけどどうしても昔の印象があって、というのとそれほど際立った内容という印象もないので特に買ってないし。でもイベント事としては最初期のものだし価値は高かったんだろうな、と。



Paul McCartney - Back In The U.S.S.R

 いつだっけなぁ…、ポール・マッカートニーが再びキャバーン・クラブに戻ってロカビリーのオンパレードのライブをやったってのが話題になったことがあった。割と最近っつうか10年くらい前かな?まぁ、そんなのがあったワケで、そういえばオリンピックの話題についてこのブログサイトでは全く出てこなかったのを割と不思議に思っていた人もいるかもしれない…。いやぁ~、全く興味なくて見てなくて話題にも付いていけなくて、そもそもテレビ見ないしダメだねぇ~、そういうの。なので一切無視してました(笑)。いや、最後の最後にジミー・ペイジがギター弾いて出てきた時にはそんな自分の生活を知っている家族から電話もらって「テレビ付けろ」と。それで生で一応見たんだけどさ、それくらい疎いワケです。それでまたなんでそんな古い話になったかと云うと、大体次がロンドンでの開催だからとかなって、あれだけの規模のイベントだったらポール・マッカートニーあたりを呼ぶのが妥当かなと思うワケさ。それがジミー・ペイジでしょ?世代が変わったってんもあるのかもしれないけど、レジェンド的にはポール・マッカートニーなんじゃないかと。ま、ただ、ポールの場合は中国キライだからっつうのもあるんだろうな。それでジミー・ペイジってことか。いや、驚いた。

バック・イン・ザ・USSR バック・イン・ザ・U.S. ‐ライヴ2002

 そんなポール・マッカートニーもロカビリー大好きな人間ってのは有名でして、キャバーン・クラブでの久々のライブもそんなのばっかで…などと云う前に1988年ロシアのみでリリースされたアルバムがこの「バック・イン・ザ・USSR」ってヤツ。まぁ、別にロシアのみってもすぐに国内で幾らでも手に入ったような気がするけどな。結構見かけたもん。ジャケットのセンスないよなぁ~と思いながらさ。

 う~ん、やっぱりポール・マッカートニーもさすがにプロだよ。上手いしかっこよいし、こなれたモノだと。ま、そのお手軽さが分かってしまうからキライなんだけど、作品的には悪くない。ただ、ジョン・レノンの「ロックン・ロール」と比べてはいけないくらいお手軽。ま、ロックンロールなんてそんなもんだよ、ってのもあるのかもしれないけど、ちと鼻につくかな(笑)。しかし選曲は見事。お得意科目ばかりだしジョン・レノンと被るのも平気で入れてるし、そうだな、もっとメジャーでシンプルな曲が多いのはロシアを相手にしたからでしょ。いいんじゃないかな、こういうの。オリジナル作品よりは聴きやすい、うん。



John Lennon - Rock'n Roll

 キース・ムーンの歌う「In My Life」でふと思い出した。ジョン・レノンも古いロックンロール好きでアルバムを出していたってことを。ポールもそうだけどロックンロールな生き方してたのはやっぱりジョン・レノンだろうし、まぁ、特にビートルズっていう枠を気にすることもないんだけど、初期のビートルズのロックンロールのパワーは白熱してたしね。シルバービートルズ時代は割と好きだけど、かと云って何度も聴くもんじゃない…。いやいや。そしてキース・ムーンのアルバムリリースと同じような時期となった1975年にジョン・レノンは正にオールドタイムなロックンロールをカバーしたアルバム「ロックン・ロール」をリリース。

ロックン・ロール(紙ジャケット仕様) 平和の祈りをこめて~ライヴ・イン・トロント(紙ジャケット仕様)

 今時だともちっと歪んだギターとか入ってたりするんだろうけど、見事にオールドタイム感の漂う雰囲気でカバーされている…どころかジョン・レノン風ロックンロールとも言えるアレンジもさすがと唸らされるし、それは最初の「Be Bop A Lula」からしてそうだ。好きなんだなぁ~としか云えないような雰囲気が良いし、この中で一番好きなのは多分「Stand By Me」だ。自分がジョン・レノンと出逢ったのがこの曲だから。ガキの頃FM聴いててジョンの「Stand By Me」が流れてさ、凄くかっこよくて探し回ったもん。暑い夏の深夜だったかな、衝撃的でね。それまでもちろんビートルズって知ってたけど、あんまり興味なくて、ジョンの名前も知ってたけど全然ピンと来てなくてね。それがいきなりこれで、やっぱり違うんだ~と。その夏はしばらくその辺にハマり込んでたかな。それでもビートルズは好きじゃない、って言い張ってたけど(笑)。

 しかし冷静に聴いてみると良い曲、っつうかポピュラーで良いロックンロールが選ばれてるよね。多分ジョンの本当の好みとなるともっとマニアックになるような気もするけど、割とメジャー所の無難な選曲で、自分らしさを出している感じ。これ聴いてからは50sのオリジナルのロックンロールをひたすら探して聴いてたもんな。それでもそんなにジョンのバージョンが違うこともなくて驚いたっつうか安心したっつうか、その辺やっぱ好きになった。そういう意味で自分的には結構ひとつのきっかけを与えてくれた作品だね。

 昔はもっと曲数少なかったけど、今はボーナストラック付きで出てる様子なのでいっぱい聴けるみたい。もちろん自分的にはアナログだったり昔のCDだったりするのでボーナストラックは聴いてないけど、そんなに長々と聞く必要もないのでいいかな、と思ったりする。だって思い入れあるから、それでいいじゃん、ってね。

Keith Moon - Two Side Of The Moon

 9月ってロック的には結構命日続きだったりするらしい。まぁ、そういうのってあんまり覚えてどうの、ってのはないんだけど、やっぱり知ってるんだよな。意識してから亡くなったミュージシャンの命日ってのはあんまり記憶してないけど、文献として知識として仕入れたものは記憶しているってところかね。今までもブログ書いててたまに気にしたりしてたけど基本的にそういうのはあんまり意識しなくて流れで書いてたけど、今回はたまたまどっちのタイミングもあったので取り上げてみました~。

トゥ・サイズ・オブ・ザ・ムーン(紙ジャケット仕様) Two Sides of the Moon

 キース・ムーンの1975年にリリースされた唯一無二のソロアルバム「トゥ・サイズ・オブ・ザ・ムーン」。まぁ、豪華ゲスト陣っていうか、飲み仲間っつうかロック界の放蕩息子達の集まりっつうか…、ハリー・ニルソンやリンゴ・スターやジョー・ウォルシュなどが有名だけどもちろんそれ以外にもスタジオに遊びに来た人とか入れると相当な人数らしい(笑)。キース・ムーンはこのアルバムではあくまで歌い手として君臨していてバックは誰かに任せっぱなし。徹底して自身のやりたいことをやっている、っつうか全曲カバーなので別に作曲したりしているワケじゃないから単にやっちゃおうか、みたいなノリなんだろうけどさ。

 ところが蓋を開けて聴いてみるとわかるんだけど、実に味のある、そして涙の流れる、そしてほのぼのとした愛すべき作品に仕上がっているワケなんだな、これ。びっくりするくらいソフトで温かく、優しさに包まれた作品でね、それは歌い方もそうだし、コーラスワークやピアノなんという楽器にも表れていて凄く英国的で感動する出来映えです。騙されたと思って聴いてみるとわかると思う。

 特筆モノはやっぱり「In My Life」と「The Kids Are Alright」、そして「Don't Worry Baby」かな。「In My Life」はホントにモノ哀しい…、そうだよな、なんて思ってしまうくらいでビートルズの壮大な素晴らしさとは違ってピアノとコーラスをバックに素朴に歌い上げるキースの思いが凄く伝わってくる感じ。同じく「Don't Worry Baby」もビーチボーイズなんだけど悲愴感というか哀愁がある歌い方とアレンジでしっとりと心に染み入る。キースってハチャメチャに生きてたって感じだけどさ、こういうの聴くとその人の本性が出るのかなぁなんて思うくらいに良い作品。最後の「Together」はタイトル通りにリンゴと二人で酔っぱらっての曲で、記念品として残したかったアルバムなんだろうなぁと。

 しかし今は二枚組のボーナストラック付きで出てるんだねぇ。自分はレコードを探しまくってやっと見つけた時は感動したけどね。それから普通にボーナストラック付きが出て、それでも面白いなと思ったけど二枚組かぁ…。いや、そのうち聴くんだろうけど、こんな作品でもそれだけオマケのトラックが残されていることに驚き。

 しかしキースが亡くなったのが1978年の今日だからもう没後30年になるんだ。それでも未だにキース時代のフーが望まれているワケだからなぁ、うん。

The Honeydrippers - Volume One

 大抵は自分の家でこのブログの更新をするんだけど、先日はちと別の所で記事書いて更新してたらなんか無茶苦茶なレイアウトになってしまって、全くご迷惑をおかけしてました。普段はアップルのマック使いなので問題があってもおかしくないけど、これがまた慣れたものなので普通にできるんだが、ウィンドウズのエディタ(メモ帳)を使って記事書いてコピペしたらなんかレイアウトがガタガタでさ、ソース見ても何が悪いかわかんなくてしゃあないなぁ…と。それならアップしなきゃいいんだけど、とりあえず気付いた時には遅かったので、ま、いっか、とそのまま。だって前日もアップできなかったんだもん。しかしウィンドウズは使いにくい。世の中的にはウィンドウズ向けになっているはずなので、もっと簡単にできそうなものなんだけど何でか自分はマックの方が上手くできるのは慣れの問題か。うん、ま、いいや。

 さてさて、適当な展開で進めていたんだけど、今日はこんな感じでいかが?

ヴォリューム・ワン 11時の肖像

 ハニー・ドリッパーズのミニアルバム「ヴォリューム・ワン」。1984年リリースの第一弾…と云いつつ25年経過しても「Volume.2」はリリースされていないので今のところ唯一のセッションアルバムになる。いやぁ~、しかし歌声聴いたら誰なのか一発でわかってしまうのも面白いっつうかその個性が際立っているっつうか…。はい、ロバート・プラントね。ロカビリー好きな彼がツェッペリンから離れてノスタルジックにロックを楽しみたいっつう意向で集められた面子にはジミー・ペイジやジェフ・ベックも加えられ、プラントの趣味丸出し全開。それでも凄いのはアメリカのチャートで5位内にランクインしたと云われている「Sea Of Love」のヒット。さわやかなプラントが海辺でバラードを歌っているというプロモビデオもこれまた普通に見たって別にファンにはならんだろって感じだけど、売れた。まぁ、ソロよりも話題性はあるし、わかりやすいバラードだし、おかしくはない。

 アルバム全体も5曲ながらノスタルジックでリラックスしタームードで聴けるから悪くないしね。ジミー・ペイジのギターもジェフ・ベックのギターもそんなに目立ったもんじゃないので、素直に歌を楽しめるアルバムになってるね。こんな悠長なアルバム出せたのも例のアトランティックレコードの創始者アーメット・アーティガン氏のプッシュがあったからだと云う。ふと思ったけどこの頃ってブライアン・セッツァーのストレイ・キャッツも売れていた時期だし、そんな融合も面白かったのかもなぁ、と。彼等の成功のおかげでネオロカビリーブームがあって、それでハニ・ドリッパーズもウケたってのも無関係じゃないような。

 自分的には最近かなぁ、これをちょこちょこ流すようになったの。前はなんかかったるくてそんなに聴かなくてさ。もっとハードなの好みだったし、こういうムードのだったらそれこそオリジナルのもの探してたしね。しかし今は楽しめるな、これ。結局ロバート・プラントもこういうのがず~っと好きなんだろう。



The Who - My Generation (Collector's Box)

 先日発表されて既にチケット発売中のザ・フーの11月の来日公演。やっぱり英国ロックファンとしては確実に気になるし、もちろんチケットも取って後は待つのみ、って感じなんだけどもう少しすると多分またあちこちの雑誌ではザ・フー特集ってなるのかな。とは言っても新しい情報があるわけでもないだろうし、結局また昔話が多いんじゃないかとは思うが。それでも今正に絶好調って感じのザ・フーなので楽しみだね。それでまたユニバーサルが上手く商売していて、デラックスエディションを超えてスペシャルエディションみたいな感じでアルバムをリリースしまくっていくらしい。もちろんターゲットが大人なので高単価でも良いんだろうけど、一体この手のものは何回買わないといけないのかねぇ…。

マイ・ジェネレイション~コレクターズ・ボックス Amazing Journey: The Story of the Who (Ws Sub)

 先日リリースされたファーストアルバムの「マイ・ジェネレイション~コレクターズ・ボックス」なんだけど大人を対象としているのか一万円っつう定価でマニアをくすぐるアイテムとしてリリース。通常盤として「マイ・ジェネレイション」という英国バージョンモノラル仕様のCD化ってのことが売りだし、おまけ曲もモノラル盤なので初登場モノも多数・・・。

 やっぱ迫力っつうか音の塊感が違っていて、音圧っつのかな、ガツーンって来るよね。モノラル盤って他のアーティストもそうだけど、ミックスが違うとか聞こえない音があったりとか、そもそも曲の長さが異なるとか色々とマニアックな部分が多いので60年代の音は更に深くなる。その辺ツェッペリンってのはそういうのがなくてラクなんだけど、ビートルズとかフーは多いねぇ。アウトテイク的なものまでモノラルとステレオがあるのでそりゃもう大変さ。でもこれでやっとザ・フーがデビューした頃の音がそのまま聴けるというもので、これだけメジャーでこれだけ時間がかかったバンドも他にはないし、聴いてみるとその迫力とロックさにおののく。うん、やっぱうるさいんだよ。

 ジャケットがなぁ、ちょっとザ・フーらしくないセンスなのでイマイチだけど中味は濃い。ただ各国のアルバムジャケとかおまけで入ってるくらいだけどそれこそコレクター的にくすぐられるところだね。ま、盤面だけがシンプルすぎてつまらんが。日本限定の発売ってことで普通に手に入るわが国は素晴らしい。この勢いは次の「ア・クイック・ワン~コレクターズ・ボックス」「セルアウト」と続くらしい。

 そういえば「Amazing Journey: The Story of the Who」のドキュメンタリーDVDって国内盤リリースされないのかなぁ。待ってるんだけどアナウンスないし、外盤で手に入れても細かい部分がわかんないのももったいないし、と悩むところ。

The Small Faces - Small Faces

 英国の若者達はR&Bに根ざしたサウンドを目指して自ら楽器を持つようになるんだが、声質というモノはやはり黒人のそれに敵う人間というのが限られているワケで、そりゃしょうがない。それでもそういう人間が何人か出てきているのが英国ロックの面白いところで、代表的なのはスティーヴ・ウィンウッドとスティーヴ・マリオットだね。ポール・ロジャースはちょっと違った上手さだし、ロッドも然り。てなことで、ここのところ黒いの聴いていたのでちょっとそんな系統のを…なんて思ったのでスモール・フェイセスで。

Small Faces From the Beginning

 1966年リリースのデビューアルバム「Small Faces」。この前にシングルは出ていたけどアルバム的にはコイツが最初。もっとも最近のCDでは全部一気に入っているのお得に手に入るんだけどさ。う~ん、1966年でしょ?かなり早い段階でこのサウンドだよね。バンドのコンセプトも当然モッズそのもので、顔役=フェイセスっつうバンド名もそのままだし、小綺麗な所もロッカーとは違う。そして出てくるサウンドが何といっても圧倒的に黒い。バックの音は黒いの好きなんだなぁ~って感じのコピー音なんだけど歌がもう凄くてさ、何だこのソウルフルな声は、と思うくらいのもの。そういうのがミックスされてサウンドとして出てくるから余計に魅力的なんだな。スモール・フェイセスを黒人達でカバーしたアルバムとか出たらそのまんまになって面白いと思うけどな。

 ファーストアルバムっても、結局デッカ時代は二枚しかアルバムリリースしてなかったのでいわゆるベスト盤にも大体の曲が入っている。冒頭の「Shake」からしてもうオーティスって感じだし、ホントに歌とコーラスを上手く使っていて、R&Bの影響力絶大ってのはよくわかる。そして歌モノなんかもしっとりと聴かせてくれるし、ドラムの音とかも結構スタックス的なリバーブで面白いわ。クオリティ高いのは「It's Too Late」とか「What'cha Gonna Do About It」辺りとやっぱり外せない「You Need Loving」。うん、正に「胸いっぱいの愛を」だ(笑)。あ、「Sha La La La Lee」もいいね。

 ザ・フーほどコピーバンドを見ることはないし、そこそこ人気があるって云われていてもホントにど真ん中で好きって人は見たことないし、どうなんだろ?それなりに人気はあるし、ファンもいるけどとことん、っていう人少ないんじゃないかな。その辺がスモール・フェイセスの良いとこか。メンバー全員著名になっていっているのもこのバンドの凄いところ。ロニー・レイン、ケニー・ジョーンズ、スティーヴ・マリオット、イアン・マクレガンだもんね。

Zeppelin Classics - Compilation


 クラシックシリーズ中、個人的には最も感動したのがもちろんなんだが「ツェッペリン・クラシックス」。残念ながら今のところアマゾンでは見つからないので、あんまり入手できないんだろうな。1992年にもちろんP-VineからリリースされたCDで、ユニークなのはツェッペリンがカバーしていた曲はともかくパクリの元ネタを収録していてさ、それは曲そのものもあったり歌詞のパクリ元までも入っているんだな。それと編集者が相当マニアックなようで、ツェッペリンがライブでしかやってなかったような所まで言及して収録しているのも凄い。まぁ「狂熱のライヴ」での「胸いっぱいの愛を」なんかで挟まれているロックンロールのメドレーなんつうのは有名だけど、それ以前のライブとかでやってたのとかね、マニアックだよ、これは。面白いのはもの凄く幅広いサウンドが網羅されていて、黒人ブルースからサイケ調のモノ、バート・ヤンシュでお馴染みのトラディショナルフォークからロカビリー、更にはジョーン・バエズとかなんかも入ってくるっつう多様さ。これこそがツェッペリンの多様な音楽性の根拠でもあるってワケで、随分と楽しめる一枚になってる。

 オープニングの「The Train Kept A Rollin'」からして全然違うリフで始まるワケで、そういう意味ではやっぱり原曲からのアレンジ力がハンパじゃなく卓越していたのがジミー・ペイジなんだよな、と。パクリとか云われるが、リフメイカーとしてはやっぱ凄い。原曲にないものをバンバンと入れて引き立たせているんだもん。「As Long As I have You」なんてツェッペリンだともうまったく違うんじゃないかっつうくらいかっこよいアレンジになってるし。ガーネット・ミムズって結構色々な人にカバーされているけど今はあまり名前聞かないので、今度ちと研究してみようかという気になるなぁ。いや、しかし正にツェッペリンの原点漁りしてるみたいで楽しい。

Train Kept a-Rollin' / Johnny Burnette
Dazed And Confused / Jake Holmes
As Long As I Have You / Garnet Mimms
Babe, I'm Gonna Leave You / Joan Baez
You Shook Me / Muddy Waters
Stones In My Passway / Robert Johnson
Black Water Side / Bert Jansch
I Can't Quit You Baby / Otis Rush
How Many More Years / Howlin' Wolf
The Hunter / Albert King
You Need Love / Muddy Waters
Killing Floor / Howlin' Wolf
Travelling Riverside Blues / Robert Johnson
Bring It On Home / Sonny Boy Williamson (II)
Boogie Chillun / John Lee Hooker
That's All Right / Elvis Presley
Somethin' Else / Eddie Cochran
For What It's Worth / Buffalo Springfield
The Gallis Pole / Leadbelly
Keep A Knockin' / Little Richard
When The Levee Breaks / Memphis Minnie
Shake 'em On Down / Bukka White
Jesus Make Up My Dying Bed / Blind Willie Johnson
Chicken Strut / The Meters
Nobody's Fault But Mine / Blind Willie Johnson



The Rolling Stone Classics - Compilation

 P-Vineレーベルって昔からニッチな世界を展開していてくれて、ブルース系なんかでも結構お世話になった。多分メジャーレーベルではどこもリリースしないだろうってのをいくつもリリースしてくれて、自分的にはやっぱり黒人系、特にブルース系列に滅茶苦茶強いレーベルというイメージだね。まぁ、調べたことないけどそんなに違ってないと思う。先日のブリティッシュビート・クラッシクスなんてのもそうだけど、そういう土壌があるから企画モノとして面白いのが出来たワケなんだな。んでもってその企画シリーズって細々と続いてて、「ジャニス・ジョプリン・クラシックス」とかツェッペリンとかストーンズとかライ・クーダーとかあるんで、まぁ、面白そうなのをいくつか…、ってなんでそんなに持ってるんだ、って話だが(笑)。いや、原曲探しって好きなんだもん。



 1988年に、多分この手のシリーズで一番最初にリリースされたのがこの「ローリング・ストーン・クラシックス」だと思う。当時まだCDでブルースなんて全然出てなかったからこの原曲集は喜んだものだ。しかしまぁ、こうして原曲集を聴くと改めてストーンズって渋い黒人路線のアーティスト好きだったんだなぁと感心する。最初期のストーンズと、このクラシック集との差はほとんど見つからないくらいに似てる、っつうかカバー曲が多いから当たり前だけどよくカバーしてるもん。そしてまたかっこよい曲ばかりをカバーしてたんだなと思う。おかげでこのCD聴いてても全然古い感じしなくて、どれもこれも知った曲ばかりだからだけど、原曲もストーンズもあまり派手にアレンジ変わらなかったからな。そういう意味では彼等は忠実な伝道者なのだ。

 「ローリング・ストーン・クラシックス」の第二弾「ローリング・ストーン・クラシックス 2」ってのもリリースされているんだけど、そっちはまだ手に入れてない。っつうか知らないウチに出てていつの間にか廃盤だったのでしょうがないんだけど、ま、それもいづれは面白そうなので聴いてみたいね。ヘンなロック聴くよりも全然かっちょよいんだもん、このヘン。この辺手に入れてアーティスト毎にアルバム入手していくともの凄く幅が広がるだろうし、楽しめると思う。昔はそうやって幅を広げてアチコチのバンドに広がっていったものだ。ただ、単一アーティストを聴いているとどうしても飽きてくるので、こういうオムニバスっつうのはありがたい。しかもナイスなコンピレーションだからよろしい。

Come On / Chuck Berry
I Want To Be Loved / Muddy Waters
Fortune Telle / Benny Spellman
You Better Move On / Arthur Alexander
I Just Want To Make Love To You / Muddy Waters
Down Home Girl /Alvin Robinson
Mona / Bo Diddley
I'm A King Bee / Slim Harpo
You Can Make It If You Try / Gene Allison
Around And Around / Chuck Berry
Confessin' The Blues / Little Walter
It's All Over Now / The Valentinos
The Red Rooster / Howlin' Wolf
I'm Alright / Bo Diddley
Time Is On My Side / Irma Thomas
Down The Road A Piece / Amos Milburn
Susie Q / Dale Hawkins
Prodigal Son(That's No Way To Get Along) / Robert Wilkins
Love In Vain / Robert Johnson
Little Queenie / Chuck Berry
Stop Breaking Down / Baby Boy Warren
Bye Bye Johnny / Chuck Berry
Mannish Boy / Muddy Waters
Crackin' Up / Bo Diddley
Harlem Shuffle / Bob & Earl
Rollin' Stone / Muddy Waters

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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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2006年 05月 【31件】
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2006年 02月 【28件】
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