1972年、メロウキャンドルとしてもデビューアルバムが制作リリースされることとなるが、同時期に同じく同郷のスター、後のスターバンドであるシン・リジィがアルバム「Shades of a Blue Orphanage」をリリースしている。驚くことにその「Shades of a Blue Orphanage」というアルバムのメロトロンとハープシコード担当としてクロダー・シモンズがクレジットされているのだ。メロウキャンドルでツアーを行っている最中に当時まだハードロックではなくアイルランドの音楽にロックを被せたような最初期のシン・リジィとはどこかで知り合っている可能性はもちろんあるわけで、それほど不思議ではないのかもしれないが、それにしても今となってはシン・リジィの作品にメロウキャンドルのクロダー・シモンズが参加している、なんて言ったらやっぱ結構なキャッチコピーじゃない?なんて思って資料を紐解いて驚き楽しんでいるところ。あ、それとレーベルがデラムだからかな…。う〜ん、深い。
久々にじっくりとシン・リジィの「Shades of a Blue Orphanage」を聴いてみることに。元々このアルバムは好きで聴いていたんだけど、クレジットなんて大して気にしなかったってのと、そんなにメロトロンらしい音とかハープシコードなんて音入ってたかなぁ〜と、にわかに疑問を持ちながら聴いてみたんだな。
そんな感じで、久々だったので二回も立て続けに聴いちゃいました。この「Shades of a Blue Orphanage」という作品は割と酷評されることが多くてその要因はまだまだスタイルが確立されてなくて、多用な音楽が消化不良のままぐちゃっと収録されているっていうところらしいけど、そういうところが好きなんだよね。だから名盤じゃないんだけどさ、凄くナマナマしいシン・リジィっていうかな、フィル・リノットの剥き出しの歌そのまま。まぁ、プロ的な意味で良いアルバムじゃない。でも、気持ち的によく分かる作品。